1999年
5月18日
さらに思い出した反省点。
「気合い注入は、ある程度やって臨界点に達したら同じ」
マンガを描いていて、いい作品に出会うと本当に気合いが入るものですが、
気合いばかり注入していても原稿はちっとも進まない、
という衝撃の事実が明るみになったということでした。
さて、ぼちぼち本当にこの日記はおしまい。
FCOMICREの同人誌ができたら、その中の自分の作品のデキについて
コメントすることもあろうかと思いますが、
それは5月の日記
の方に書かしていただきたいと思います。
つまり普通の「日記」と合体するということです。
合体ロボで言うと、「光速電神アルベガス」です。
すいません、通ぶってよく見ていないアニメのタイトルを書いてしまいました。
てへ。
いちおういちだんらくしたんですが、この日記はまだもう少し、続きます。
なんてすばらしいんでしょうか。思い出すのは、P.D.ジェイムズの小説「女には向かない職業」と、ディック・フランシスの小説「興奮」が、事件が終わった後もまだ物語が続いていたことです。
ホントにただ思い出しただけだネ! やったねマリコ。
さて、今回のFCOMICREの同人誌についての反省点。
1カ月、ということだったけど、コミティア用の原稿がはさまっていたこと、それと仕事が1年に一度の繁忙期であったことが敗因です。
(そう書くと「そんなに働かせてない!」と言われそうで、ホントにそうなんだけど)
昨日書き忘れたこと。
「24ページを仕上げるのは、1カ月では、お気楽なペースではムリ」
「1カ月では」が抜けていました。
気になることもいちだんらくして、ダラダラ生活をエンジョイしてますよ。
さあ、いつまた「ダメダメ病」が再発するか、見物ですね。
「もうダメだ」とか言いつつ、まだダラダラと続くところがこの日記、新しいでしょ。
しかも、昨日の日記は出色のデキだったね。
今日読んですでにイライラするもん、なんか。
さて、FCOMICREの同人誌用の原稿、やっと今日「途中まで」ということで郵送してきました。
一時は間に合わないことがわかって異常にダークな気持ちになりましたが、でもいろいろ勉強になりました。ここまででも。
まず、4月9日にネームができているのに間に合わなかったと言うことは、
「24ページを仕上げるのは、お気楽なペースではムリ」
ということですね。非常によくわかった……。
現在の感触では、完成させるのにあと2週間はかかると思う。
それともうひとつは、私は、
「納期を守れないと気が済まない病」
であるということです。
締め切りは、何でもそうだけどギリギリッのギリギリッ、ってのがあって、今日はそのギリギリの日ではないんだけど(普通の締め切りとギリギリの中間の日?)、それでもなんか罪悪感があって。
それは「他人が決めたから」というより、「自分で設定して自分で守れないことがイヤだ」ということなんですよね。
じゃあ私が目標達成意識のある、辛抱強い、忍耐強い人間かというと違っていて、
「納期に間に合わない自分に厳しいが、間に合わないものは間に合わない」
ということなんだよね。
なんか、自分で不幸のタネをつくって育ててるみたい。
ここも反省しよう。
あと、コミティアがまにあったからだいじょうぶかな、という甘い読みもあったんだけど、「B5とB4は違う」、「資料を必要とする絵は時間がかかる」ということも教訓でした。
まあいーかげんなアマ坊ですから、追い立てられてマンガを描く、という機会がない(というかイヤだからつくって来なかった)だけに、いろいろ勉強になりましたホントに。
もうあれだ、私は、
「世界一飽きっぽい人間」
に決定。
(まあつきあいの長い人には有名な話ですが(笑))
ふつうの人ってすごい集中力だよね。
「何でこんなに集中できんの?」って感じだもん。
「集中王」ってやつ?
とにかく、30分描いては飽きて、30分描いては飽きて。
あと、すごいめんどくさがり屋ってことね。
息吸うのもめんどくさいもん。
でも止めるのもめんどくさいから生きてる、みたいな。
おお、哲学ですな。
哲学堂公園ですな。
小さい頃、公園の砂場にミニカー埋めたら取られた。
親には怒られるし、悔しいしでなんだか今腹立ってきましたよ。
今生きてりゃ、そいつも結婚して家庭持って、そろそろ「近頃の若いもんは……」と
か言ってる年齢だな。
くそう。
このおれさまが今、
「呪い電波」
を食らわす!
どうだ!
まいったか!
ハアハア。
軍曹! 敵軍はァ、わがほうの呪い電波を食らい、撤退のもようであります!
そうか。では逃がしてやれ。追いつめるとかえって死にものぐるいで反撃してくる場合もあるからな。
さすが軍曹! 知将であります!
そうかそうか……フフフ、ではウインクの片方が最近出した写真集をやろう。
ありがたき幸せ!
幸せ芝居!
夢芝居!
とうとうこの日記も終わりに近づいてきた。
……というか、もう終わりです。何もかも。
すでに日記を書いてどうこうというレベルは越えてしまったし、
自分のいいかげんぶりにすっかりイヤ気がさしました。
もうダメです。みなさんさようなら。
さよなら岸壁先生。
あ、原稿はある程度まで仕上げます。為念。
コミティアが終わったのもつかのま、C同の原稿に集中。
で、編集長からは「描きかけでもいい」というふうに言われており、また意図的に下描き部分を残す、ということもすでに決めてあるのですが(FCOMCIREでの、マンガを描くことについての話題のいろいろなネタふりのため、ってコトで)、腹をくくったものの、やはり締め切りが近づいてくれば「できるだけ完成形を目指そう」と思うのは人情。
っていうか、みなさんその流れになってて、しかもプロ作家の人が完成原稿出してダメヒマ人間の私が24ページもの「描きかけ」を出すというのはいかにも気がひける。
しかも、私個人は元来「人をびっくりさせる、呆れさせる」ことがスキでマンガを描いておりますので、本来「描きかけ」というのは舞台裏を見せる手品師のようでこれも気がひける。
……でもけっきょくそうするしかナイんですけどね。
……なんか壊れてきちゃいました私。
「試験勉強の前ほど本が読みたくなる症候群」みたいなもんですわ。
だって間に合わねんだもん〜!!
まあ楽しみでやってんだからいいですけどね。
でも壊れてきたことに間違いなし。
そもそも、「アルテミッシュNIGHT」と「蘇る金狼」と「少年頭脳カトリ」を録画しなかっただけでも、自分のコワレっぷりが自分でもわかるね。
「蘇る金狼」、松田優作のイメージの強い人はみんな見たがらないけど、香取慎吾だからこその日テレ土曜9時ドラマなんだし、やっぱしなんか小賢しいこまこました設定の作品が多い中、
「憎み潰す!」
って歯の間から絞り出すセリフが聞ける、ってのは現代人に必要だと思うね。うんうん。
午前中、2時間くらいかけて「できれば描いて」という手紙の来ていた、私が所属している創作マンガ同人サークルの本の表紙を描く。
ぢつはC同のことを考えたら、こんなことしているヒマなかったのだが……。
あとは「C同の原稿を描く」、「男・天を突く」を読む、「C同の原稿を描く」、
「男・天を突く」を読む、の繰り返しであった。
奇跡的に「くまブーム」が完成(4ページだけど)、5月4日のコミティアをむかえることができた。
C同の原稿の方は、1日休む。なんだか疲れたから……。
非常によい天気の日。
まあ、天気のことを書くなんてめずらしい(笑)。
また早めに眠って夜中に起きて、と作業をやるが、
いかんせん「ぶっとびマンガ」でつまずき、「くまブーム」まで進まない。
「出すと宣言してておちる」なんて、同人誌やってて初めてなんだが(汗)。
昨日、電話で吉田等をつかまえそこなったが(まあGW前だから忙しいんだろうな……)、やっと職場に電話をして、つかまえることができた。
締め切りのしきりなおしと、2、3の連絡事項を伝える。
「楽しい午後の過ごし方」に関しては、後は彼がどのくらいまでやるか、だ。
マンガに関しては、某古書店で数千円近く買い物してしまい、嬉しくて
買ってきたマンガ読み過ぎてぜんぜん描けなかった(泣)。
「楽しい午後の過ごし方」の原稿を、片おこしか見開きかを
間違えていたことが発覚(よくやるんだよこういう間違いをよ私はよ)。
というわけで、手が止まってしまった。
部屋中にトーンが散らばり、うんざりとする。
コミティア合わせのニセ情報コピー誌「楽しい午後の過ごし方」の中の、「埋もれたぶっとびマンガ発掘道場!」の原稿を書く。
一度、電車の中に作品のコピーごと忘れてきてしまったイワクつきの原稿である。
これともう1作、2ページほどで「埋もれた……」を書きたいと考えている。
今日中に終わると思ったら、終わらなかった。
C同用のマンガに関しては、枠線をひいたり、枠線からはみ出しそうな書き文字を描いたり、主人公がトーンを貼った状態がどうなるか試したりしている。……ってーかそんなことしてたらカンペキ間に合わないじゃん(汗)。
どうすんだよ「クマブーム」はよ(汗)
コミティア合わせのコピー誌「くまブーム」に関しては、現在何も考えられない状態である。
ちょっと人に言えない時間に眠り、電話で起こされる。それからC同の原稿を描き始める。
細々とした打ち合わせのために吉田等と話したかったが、連絡つかず。
ダメだ、C同の方の原稿、完璧間に合わない。
こんなこと書いているヒマないんだけど、間に合わない。
焦ってくるとわけがわからなくなり、思わずスニーカーを頭に乗せてシゴトに行こうとして
しまった。
それにしても、あんなにかけずり回って買った当時流行のスニーカーも、
今じゃ最高のボロボロぐつさ……。
ああ、パニックだ。「クレヨンしんちゃん」の昔の主題歌だ。
(終劇)
「楽しい午後の過ごし方」内のマンガ、「ファイナルファンタジーVIIIをつくった男たち」を描く。
もちろんファイナルファンタジーVIIIの資料ゼロで。
やったことないし(ひでー)。
「男たち」なので、女の子がいた方がいいと思い、冒頭に女の子のアップを持ってきた。
しかし、「現在30歳くらいの人が見ればカワイイと思うんじゃない? 今目がやたらでっかくてアゴがとんがってるようなアニメ絵が主流でしょ。そういう絵じゃないから、若い人が見たら古いと思うかもしれない」と言われて悩んでしまった。
同時に、「現在ある絵がだれでも『アゴとんがってる系』ではないように、いろいろな絵柄があるのであって、何もトレンドを追いかける必要はない。だからそのままでいい」とも言われたのだが。
どちらにしろ、「うたたねひろゆき」な絵で大ウケする私の計画は頓挫することになる(笑)。
いろいろ話していくと、私が描く女の子の服装の古さ、コンサバさと絵柄の「古さ」の話がこんぐらがってきた。
男が女の子の絵を見て「かわいい」と思う場合、極端な話、服装はかなり流行遅れでもどうでもいいことはいい。
キャッチーかどうかのポイントは、別にある。
たとえば「ポニーテール」は現在まったく流行っていないと思うが、男の子でこの髪型の子が好きなヤツは多いだろう。
だから、「ポニーテールをしたイマ風の絵柄の女の子」は私の中ではアリでも、
「イマ風のファッションをした古い絵柄の女の子」というのは、なんだかイヤなのだ。
そして、何にしろ読者に「こいつ、まったく女の子のファッションわかってねーなー」と思われるのも業腹である。
そこで最初はアンミラ風ウェイトレスを描いたのだが、描き直すことにした。
「絵柄」そのものについては、自分でもわからん。しかし、現在の巷に溢れるテカテカしたようなアニメ絵には描くぶんにはどうにも抵抗があり、またその模倣もムリのような気がするので、ここらでなんとかしていくしかない。
しかしどうすればいいのかわからない。
原稿の端を、間違えて少し折ってしまう。失点1。
コミティアのカタログを買ってきたら、毎度のことながらみんな絵がうまいので急速にやる気がなくなってきた。
しかもダメダメ宇宙電気動物磁気が私を襲い、「アルテミッシュNIGHT」すら頭に入らない状態だ。
ピンチだ新田。
深夜から早朝にかけて、がんばって下描きおよびワク線ひき(C同の原稿)。
久しぶりに使うロットリングは、めがつまっておる。
しばらくマンガを描かずにいると、慣れるまでに必ず通る最初の関門、
「なぜかインクがポタおちして、それを紙でズッてしまう」
が発生。紙のオモテは無事だったが裏が汚れた。仕方ない……後でホワイトで消すことにする。
(汚い生原稿と思われるのがイヤ)
もうひとつ、
「かわかすために、部屋に散らばせておいた原稿をあやまってふんでしまう」
も実行してしまう。1枚だけだったので、描き直す。
今後もこうしたケアレス・ミスと戦う意気込みであ〜る。
ある意味、開眼。
今まで、「人にウケなきゃ、ウケなきゃ」という強迫観念というか病的な思考ループにとらわれていた。
とらわれていて面白い作品が描けるなら話は別だが、単なる思考ループなので自分が疲弊していくだけだ。
「まず自分が楽しめるものを描こう」
あらためて思った。それは、「執筆すること」それ自体の「楽しさ」も含まれていなければならない。
ムリをして不愉快な思いをするのは、アマ坊には似合わない。
アマ道を、そこにかすかに見つけたり。
「ボクはここにいていいんだ!」
なんてな、なんてな(笑)。まあいちおうお約束で(爆)。
早朝、下描きなどするも体調を崩し、昼間はへろへろ。
飲みに誘われたのに(私自身は飲めないんだけどね)行けず。
誘ってくれた人スマン。
なんと24ページのつもりだったネームが25ページであったことが発覚。
(要するに私が間違えていたってコトね)
同人誌への寄稿なので、あらかじめ編集サイドに連絡しておけば
なんとかなると思うが、
こういう小さな間違いの積み重ねが腹立たしいので後半部分を詰めて
なんとか24ページにする。
下描きの段階で、自分のマンガに出てきた似たようなシーンを
また描いていることに気づきガクゼンとするも、
もう後戻りできないのでこのまま突っ走る
ことにする。
やっと下描きにとりかかる(注:ニフのFCOMICREの方)。
下描きのうちは、まだ夢も希望もある。
「こんな完成品になるんだ〜」とかニャンとか想像できるからね。
そしてだんだん「現実パンチ」が襲ってくる。
吾妻ひでおの「不条理日記」だったか、違ってたか、
「私はその頃ときどき現実に負けていた」
というくだりがあったが、
私はいつも現実に負けている。
同人誌「楽しい午後の過ごし方」の打ち合わせで、「たの午後」にも
マンガを描くことになりそうだ。
たの午後内でも、じょじょに創作マンガにシフトしていきたいなどと
バクゼンと考えている私としては、ここは何とかがんばりたい
ところではある。が……どうなることやら。
「顔が古くさく見えるのは、下まつげがないからでは……?」と思っていたら、
朝「おはスタ」内でやっていた「ビーダマン」のアニメを見ていたら
「ビーダマン」には下まつげがナイ。
でも「古くさい絵」という感じではない。
むしろスッキリしてていい感じ。
……などとうじうじと悩んでいたが、
「男・天を突く」(原作:川辺優、作画:郷力也)を読んだら、何もかもぶっとんでしまった。
女の子の上まつげだの下まつげだのを描いた方がいいかもとかなんとか、なんと細かいことで悩んでいたのかと自分を叱咤する。
しかし、この「男・天を突く」のすごさは、川辺・郷両先生の天才性・職人性によるものであろうし、やはり私は「女の子の上まつげ、下まつげ」で悩むべきなのだろうかと、冷静になってもう一度考えたりした。
自分の描く女の子のデザインが気にくわないので、イロイロ研究してみる。
むかーし「絵が古い」って言われたこともあるしな……。
でもなんかイマイチ。自分の中でぴりっとしねー。
たとえばイマ風のアニメ絵(「イマ風の」を強調)の顔を直接マネしたとしても、
それはそのまま「イマ風のアニメ絵」というコードにのっとったにすぎない。まあよっぽど切実ならともかく、そこまでする必要もないだろ、と思う。
あと「瞳の中」の描き方が違うんじゃないかと思い、既存のマンガを見てみる。
確かにみんなそれぞれ違うが、それが絵柄そのものを劇的に変えているとも思えない。
たとえばすべての既存のマンガの瞳が白くヌカれていたとしても、その人のマンガだということはすぐにわかるし、逆に「瞳の中」の描き方を変えたとしても、「絵全体」の劇的な変化になりはしないだろう。
カンケイないが、どうもアニメ絵特有の「黒目がデカすぎる瞳」が、見るのはキライじゃないんだけど描くのに抵抗ある、ってーか自分で描く場合、黒目が小さい方が比較的好きだったりとかして。
だいたい、自分の「絵全体がキタナイ」というのとはまた別問題だしね……。
コミティア合わせの「くまブーム」の方は何もできていない。
今からだと4ページで10円とか、そういうことになりそう。
しかしアイディアはちゃくちゃくと温めているんだ!!
ほんとです。
……というワケで、適当にらくがきしまくった段階で爆睡。
マンガについては何もしなかった。
最近、私は疲れ気味。
気合いからまわり。
ってーか、締め切りが近づいたらこんなこと書いてられねーんだろうなあ、
……っていうか、「ナイロン100℃」の芝居「薔薇と大砲」を見に行き、
また気合いだけ注入する日を送ってしまった。
……まあ注入されないだけいいけど。
「薔薇……」には「たま」が出て、役者も演奏もしたのだけれど、やっぱりすごいと思う。
と思う。
マンガについては何もしなかった。
気合いだけは注入しまくる。
マンガについては何もしなかった。
あまりにも寒暖の差が激しく(私にとっては)、仕事場で気分が悪くなって
なんだかよく覚えていないが、とにかく非難される夢だった。
「他人の気持ちが気になって仕方がない病」かも。
家に帰ってソッコーマッハ(注:「アニメの突撃!! パッパラ隊」用語)で寝た。
そしたら選挙の電話で起こされ、友人に電話しなければならず
その後も2、3度寝ては起きるということを繰り返していたら
(しかもだれもつかまらず)、声をあげるほどの悪夢に見舞われた。
週刊少年チャンピオンの「フジケン」が面白かったので
モチベーション向上。
石野卓球のニューアルバム聞いて
モチベーション向上。
仕事休みだったので、落ち着いてダラダラとマンガについて考えることができた。
あとコミティアと重なるのよ。そこをどうするか。
……キャラクターを一度ペン入れしてみた。
「メンドクサイ」と思っていた主人公のデザインは、キメウチでキメ。
「かっこわるい」とか言われても受け付けん。
あ、でも微調整するかもしんない。
あと脇役のデザインがまだ。
ファミレスでネームをやっつける(という幻想にひたる。やっつけるとかいうとカッコいいけど、こんなのもし実際の仕事だったら、ダメ出されたらひとたまりもないもんな。でも俺は俺の判断でしかダメを出さない。当然だが)。
16ページのつもりが24ページになった。しかもプロットがむかし描いたマンガと酷似している。自分で自分の盗作やってんのか(爆)。しかし脳内の知識プールも思考システムも同じなのだから、論理的に言えば同じ人間に違う作品が描ける方がおかしい。
きっとみんなムリしてんだよ。中国の纏足みたいなモンなんだ現代人の思考ってなあ。
いやいや、ただの言いったくれですははは……。
これで1日くらいネームを「寝かし」、ヘンだと思ったところは直すことにする。
今回はネーム段階では他人には見せません。
以前、ネームを全否定されて(非常に論理的で良心的な批評ではありましたが)、核となるアイディアに疑問を持たれたため、どう直していいかまったくわからなくなってしまったことがあるからだ。
そもそも、マンガとか同人誌やってると、私の場合「他人の気持ちが気になって仕方がない病」になる。
この「仕方がない病」と、「的確な改善」の区別がいまだにつかない。30過ぎて言うことじゃないですな。へへへっ。
資料はだいたい揃えた。
うぐぐ、自分の絵のヘタさにやっぱりイヤになる。
どこかどうかって? す・べ・て。
ムリに具体的に言うと、線が汚くて全体的にモッサリしているところ。
「うたたねひろゆきか介錯みたいな絵を描いて大ウケ」という野望は、2秒で崩れた。
簡単に済むと思っていたマンガの主人公のデザインが決まらず、またもや
モチベーションが低下した。
2、3日前からのここの日記を読み返したら、失敗続きじゃん、俺。
モチベーションが低下した。
レンタルビデオ屋に行っても貸し出し中。だれだよ、テレビでやったのに借りたやつは! 仕方ないのでやくざ映画2本とアニメ「空手バカ一代」第3巻を借りて帰る。
……って、よく考えたらこんなこと書くヒマがあったら原稿書いた方がイイよね。
精神面では、やはりダークなままである。いまだにコミニュケーションによって、ある程度は意志の疎通ができるはず、それが論理的なことならなおさら……と思っているにもかかわらず、プライベートでなかなかコトがうまく運ばないのだ。