◆ 1997年俺的漫画総括・作品編 ◆
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●作品
1997年、俺的に面白かった作品をダラダラと列挙してみた。あと、読切でも面白い作品はいっぱいあったが、とりあえず連載&単行本が出たものを中心に。
あんまり意味がないことだとは思うが、ベストを1作品挙げるとしたらやっぱり「ピンポン」。上半期で連載が終了してしまったが、こんなに毎週楽しみにドキドキしながら読んだ漫画は俺としては今までほとんどなかった。
コンスタントに毎週面白かったなと思うのは「ブル田さん」。1年間通してとなると、総合ポイントでは一番かも。
そのほかの作品についてはいちいち書かないけど、まだ書き忘れているものがあるかもしれないので、思い出したら追加する予定。
あと、ここには書いてないけど、あえて1本挙げるってわけではないのだけど全般的にどの漫画も面白かった人として、さそうあきら、やまだないと、南Q太あたりも挙げておきたい。
タイトル | 作者 |
「ピンポン」 | 松本大洋 |
「フラグメンツ」 | 山本直樹 |
「ザ・ワールド・イズ・マイン」 | 新井英樹 |
「ARMS」 | 皆川亮二 |
「the 山田家」 | 阿部潤 |
「よいこの星!」 | 柏木ハルコ |
「歓びの日々」 | 六田登 |
「D-ASH」 | 作:北沢未也+画:秋重学 |
「マイナス」 | 沖さやか |
「今日のだいちゃん」 | 太陽星太郎 |
「変體累ヶ淵NAKED」 | 作:杉元伶一+画:米餅昭彦 |
「ストッパー毒島」 | ハロルド作石 |
「ブル田さん」 | 作:高橋三千綱+画:きくち正太 |
「チューリップティーズ」 | 地下沢中也 |
「ヨリが跳ぶ」 | ヒラマツ・ミノル |
「日直番長」 | タイム涼介 |
「菫画報」 | 小原愼司 |
「わんぱくTRIPPER」 | サガノヘルマー |
「大日本天狗党絵詞」 | 黒田硫黄 |
「反町くんには彼女がいない」 | 有川祐 |
「地雷震」 | 高橋ツトム |
「学園委員シリーズ」 | 新谷明弘 |
「電波オデッセイ」 | 永野のりこ |
「魔術っ子!海堂くん!!」 | すがわらくにゆき |
「ワガランナァー」 | 羽生生純 |
「ロマンス」 | 高見まこ |
「孤独のグルメ」 | 作:久住昌之+画:谷口ジロー |
「真夜中の弥次さん喜多さん | しりあがり寿 |
「SEASON」 | 田沼雄一郎 |
「ABILITY」 | MARO |
●新人
目に付いた人は以下の通り。
カイトモアキ 比古地朔弥 金平守人 島袋光年
村上かつら 博内和代 茶谷明茂 OKAMA
カイトモアキはヤングサンデー大漫王でイカれた作品、「裸のふたり」を連載している人。恐ろしくテンションが高い。比古地朔弥はBiNGOで「神様ゆるして」を連載中。金平守人はコミックビームでいろいろと。島袋光年は「世紀末リーダー伝たけし!」を少年ジャンプで連載中。
上段に書いた4人がとくに俺的には気に入っている。質と量の総合点で行くと島袋光年かな、と思うが、ほかの3人も負けず劣らずうまい。
下段4人のうち、博内和代はものすごくうまくて上段4人に負けないのだけど、実際は新人じゃない。茶谷明茂は絵は素晴らしい。でもビームで2本くらい描いただけ。98年はもっと作品を描いてほしい。OKAMAは快楽天で売り出し中。ちょっとまだ得体のしれないところがあるけど、面白いことはたしか。村上かつらはスピリッツで「はるの、よるの、ようだ」とか「天使の噛み傷」とかけっこう面白い作品を発表していた。98年はもうちょっと長期の連載を描きそうな気がする。
全般的に見ると、新人はコミックビーム、講談社系、エロ系に見るべき人が多かったと思う。たぶん、これは98年も同様だろう。