OHP日記 用語解説


#ごはん系

 ひとことでいえば「中堅レベルの漫画」ということになる。要するに常に安定した面白さをキープしているものの、大ヒットはしない。でもマイナーというわけでもない。100点満点でいえば常に70点くらいをコンスタントに叩き出す作品群である。このような作品はオタク受けすることもなければ熱狂的なファンがつくわけでもない。ある人にとって「最も好きな作品」とはなりえないタイプだ。しかし単行本を買うほどではないものの、雑誌を読めば誰しもが目を通す。それだけにこのようなポジションにある作品が面白いかどうかは、雑誌全体の出来を実は大きく左右しているのである。このようなポジションを果たせる作品というのは雑誌にとって重要なはずなのだが、あまり意識されることはない。そこでOHPでは、これをお弁当に例え「ごはん系」と名付けることにした。
(2002/06/08)

#TM-Revolution

 近年のエロ漫画において最大の変化といえば、ちんこまんこを消しなし、あるいは消し微小で掲載するようになったことであろう。これにより従来の「消されることを前提としたぞんざいな描き方」をすることが許されなくなったのに伴って、作家のちんこまんこ描写力も飛躍的に向上した。このちんこまんこ描写力の向上の遠因としてインターネットの普及が考えられる。御存知のとおり、インターネットには無修正のエロ画像、動画が無数に存在している。つまり現在、世界中のあらゆる人があらゆる人種のあらゆるちんこまんこを、あらゆる角度から動画であれ静止画であれ簡単に入手することが可能となったわけだ。エロ漫画家にとっても、これまで日本ではなかなか見ることのできなかった無修正の資料が容易に手に入る時代となったといえる。IT革命はちんこまんこ描写にも革命を起こした。これを称して「ちんこまんこ革命」、すなわち「TM-Revolution」と呼んでいる。
(2002/06/08)

#デスエロス

 その作品全体のバランスを崩しかねないような、強引かつおざなりに挿入されるエロ描写のこと。最近のベテランクラスの作家の漫画によく見られるが、物語の流れ的にまったく必然性のないところで、とにかくエロを入れることだけを目的に挿入されるエロシーンがある。これらは得てしてあ然とするほどに不自然で強引だ。そして裸が描かれているにも関わらず、読んでもなんだかあんまりうれしくない。おやじくささというよりは、いかにも仕事で入れていますというイキの悪さ、このような雰囲気をまとったエロをOHPでは「デスエロス」と称している。
(2002/06/08)

#パンチラ感

 漫画などの中において、パンチラではない表現である関わらず、それがパンチラと同等の効果を果たしている度合い。例えばレオタードの描写で股間のラインがやけにはっきりとしていて、その部位がアップなどで強調されている……といった場合に「パンチラ感が高い」などとOHP内では表現することが時折ある。
(2002/11/08)


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