July

やさしさや、さみしさへの鈍感が、
どれくらい人間をいためつけてきただろうか。




2005.07.30 この世界から消されたアカツキの爽快
先日結婚式に出席させていただいたあきちゃん夫妻よりうれしい贈り物。ありがとう。さっそく玄関に飾ってみたよ。

宇治川(京都)から瀬田川(滋賀)のドライブコース。宇治に行くなら平等院へ行こう、ということで中学の修学旅行以来の平等院再訪。中学生のときに見たときよりも、はるかに美しく、厳かに見えた。この世ではなく浄土の世界を再現した、という言葉に納得。併設されている平等院ミュージアム鳳翔館はおどろくほどモダンなつくり。茶そばを食べて再出発。

そもそも行きたかったドライブコースは平等院を出たあとで、でもここからは家人の運転。すばらしい景色をはしゃいで見ていたのは私だけで家人は山道をよそ見することもできず一生懸命運転。すいません。

滋賀・大津の人気カフェ「メゾン・ド・フルール」でお茶をしてから(地元雑誌でスイーツ・ナンバーワンをとったらしいフルーツのタルトを食べて)、同じく大津にある「レストラン&ベーカリー ガストロノーム」でパンを調達。ガストロノームはよくお取り寄せパンで通販に登場するパン屋さん。郊外にあるパン屋さんて感じのお店で、お店は意外と閑散としていた。滋賀なら「なおきのぱん工房 ぶぅらんじぇ」本店のほうがよっぽどこんでた気がする。夜ゴハン用にも買って食べたけれど、正直断然メゾンカイザーのほうがおいしい。



家人は最近アニメっ子。安野モヨコ原作「シュガシュガルーン」の録画をいっしょに見る。オープニングは作詞・安野モヨコ、作曲・小西康陽、絵コンテ・庵野秀明というところに魅かれたらしい。「シュガシュガルーン」は正統派魔女っ娘マンガという感じ。なんていうか、オープニングもエンディングも小西康陽節が全開。エンディングの曲、なんて覚えづらい曲!


2005.07.29 変身の内容を得るための動機付け
中之島にある国立国際美術館で「転換期の作法-ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」という展覧会が8月2日-10月10日まで開催という情報をゆらゆら大陸さんのところで知る。時々国立国際美術館の前を通るのに知らなかった・・・。そこでヤン・シュヴァンクマイエル、イジ−・トルンカ、ブジェチスラフ・ポヤル、ズデネック・ミレルらのチェコアニメを上映するらしく、たぶん見たことあるけど美術館で見るのもなんだか感じが違いそうで行ってみたい。展覧会自体も面白そう。

映画『修羅雪姫 怨み恋歌』(藤田敏八/1974)。修羅雪姫シリーズ第二作目。明治の革命の渦に巻き込まれる雪。母親の怨念をはらした後は反体制側として公安に因果応報。藤田敏八の意図なのか、一作目より描写がエグイ気がする。拷問の挙句ペスト菌を注射し、高熱と寒気と皮膚の変色で死にゆく様を長々と映す。そのペストで死んでしまった男の妻は気がふれて仇の目に小刀を突き刺す。突き刺しながらわめくシーンがまた長い。面白くないわけではないけれど圧倒的に一作目のほうが面白い。


2005.07.24 人と花は生きているちょっとの間、
名前を呼びあって愛しあうのである。

家人と宝塚大劇場へ。雪組公演「ミュージカル・ロマン『霧のミラノ』&ショー『ワンダーランド』」。愛しているのは祐飛だれどたまには雪組も。とか思っていたけれど、朝海さん、貴城さん、水さんの3人が揃うと、わわわ、かっこいい〜とときめく。流し目とかヤバイ。私を見て。トップの朝海さんをはじめて見たのだけど、いつの間にかものすごく男らしくスマートになっていて驚く。貴城さんは王子様か貴族様姿がよく似合う。マンガの世界からやってきたよう。水さんはあいかわらず派手でいいなあ。



映画『修羅雪姫』(藤田敏八/1973)。因果応報。雪の降る夜、女囚監房で生まれた一人の女の子。母から託された怨念をはらすために娘・雪は修羅のごとく復讐にもえる。透き通るような白い肌。その顔や白い着物に飛び散る大量の血しぶき。下半身が飛び、手が飛ぶ。女はとうに捨てました、涙はとうに枯れました、とにかく梶芽衣子のかっこよさにつきる。さらにテンポのよさと少女時代の修行シーン。面白い。


2005.07.23 答よりも問の方が退廃には距離がある。
ダイビルの1階にある大阪名品喫茶「大大阪(だいおおさか)」でお茶。このダイビルは大正時代に西日本最大のビルとして建てられた中之島の名建築のひとつ(このダイビルのなかの郵便局にときどき行くのはあまりにひっそり奥まった場所にあって空いてるから)。店内は大阪に関する書籍やモノにあふれて黒のモダンな色調で落ち着いていて予想以上にすてきな喫茶店。そのうえ土曜だからか行ったときにはお客さんがひとりもいなくて貸切みたい。「大阪名品」コーナーに置いてあるポストカードを買って帰宅。4年後に解体される予定のダイビル。それまでにいっぱい行こう。

大大阪で知ったこと。サクラクレパスが大阪市中央区に本社があることをはじめて知った。クレパスとかクーピーとか昔そのままのパッケージ(に見える)でなつかしい。大阪の老舗「あみだ池大黒」(大阪市北堀江)。大阪名物「粟おこし」「岩おこし」を作り続けて200年らしい。今度実家に買っていこう。藤山直美主演の阪本順治『』。ロケ地は西九条から弁天町のあたりらしい。知らなかった。もう一回見てみたい。

クロエのガーゼのようなコットンのフレンチスリーブのブラウスとスカートに一目ぼれ。なんて愛らしい!宝くじが当たったら欲しい、と思う庶民派。そういえばバナナ・リパブリックの東京進出先がすごい。プランタン銀座と六本木ヒルズ。カジュアルウェアの王道GAPの兄弟ブランドの行く末は。


2005.07.22 無為を忘れたヒトは無為にさえ意味を求める。
中之島のダイビルにあるペイン料理"CABO d'EL PONIENTE(カボ・デル・ポニエンテ)"で初ランチ。スペインのおふくろの味(知らないけどイメージ)て感じ。行った日はなぜか外国の方が多く、本場ぽい味なのかなあと勝手に妄想。

映画『恋(The Go-Between)』(ジョセフ・ロージー/1971/イギリス)。友人のきれいなおねえさんに恋する少年のお話。展開が読める王道コイバナ。ミシェル・ルグランの音楽がやりすぎ。パルムドールをとった作品にしてはいまいち。

家人が東京へ出張ということで、お土産に頼んだのは「メゾンカイザー高輪本店」のパン。あんぱんの木村屋の息子のパン屋ということでテレビではよく見かけるけど東京と福岡にしか店舗がないので未体験。大きな紙袋いっぱいに買ってきてくれてうれしい。私はパンにあわせて赤ワインを用意。おかずパンはどれもとってもおいしくて、パンにワインの夕食は最高だと感動(そのうえものすごいラクチン)。




2005.07.18 ヒトはむきだしのままで生きるのがこわいから、
きれいなものを着て、いい匂いの液体をふりかけるのだ。ああ、この世は夢でないのが残念だ。

そういえば先日家人がテレビの前でごそごそしていたので「なにやってるの?」と声をかけると「なんでもないよー」といいつつ録画予約をしている様子。「なに録画するのー?」と聞くと「なんでもないってばー」と教えてくれない。面白がって追求すると『交響詩篇 エウレカセブン』の予約をしたかったらしい。バレたらバレたでこのアニメがなぜ見たいかを熱っぽく語ってくれた。電車男のオープニング→ダイコンフィルム→ミサイル→板野サーカス、とかそんな感じの繋がりらしい。電車男の1話目で「エルメスのララァ」という言葉が出てきて即座に「エルメスて使っていいの?たしかエルメスてすごく厳しいはずだよ。それにララァのエルメスていうのはほんとは違って正式名称はララァ専用モビルアーマーて言うんだよ」と教えてくれたときはさすがに私も思わずかける言葉がなかった。どきどきした。

隣で少しだけ『交響詩篇 エウレカセブン』を見たんだけど、なんかいろんなアニメの融合みたいででも下地はエヴァンゲリオンみたいだった。話分からないまま見てたからかな。家人には「アートアニメばかりじゃなく普通のアニメも見なさい」と言われた。カントク君が家にいる!

実家からおばあちゃんの家のスイカを大玉1コ届けてもらう。わーい。うれしい。スイカ大好き!

心斎橋の御堂筋沿いにある SOLVIVA にパンを買いに。カフェ併設のここの店舗ははじめて行く。しかしここは店員のおねえさんたちが SOLVIVA 史上かつてない態度の悪さ。SOLVIVA のイメージは悪くないのにもったいない。食パンはお持ち帰り、おやつパンはおいしくいただいて帰宅。


2005.07.17 女が全身で声をあげるために、ひとりの男が必要であった。
佐々木さんとあきちゃんの結婚式。チェブもプレイモービルもとてもかわいらしくてふたりらしい。席辞表にはプレイモービルを模した出席者の似顔絵。なんか、式から何度も泣きそうになってしまった。結婚式ていいなあ。すてき。あきちゃんキレイでかわいかったー。



夜、youskullzee さんから電話があり、家人と一緒に会う。相変わらず相手をたてる丁寧な営業マンでヒップホップ大好きラメルジー大好きなのに好青年。また遊びましょう。


2005.07.16 はねとばされる虚構とともにはねとばされる
最近知った Derek Lam の服が好き。普段着られて愛されるスイートなかわいい服という、いろんな点でポイントの高い服。ワンピースとかとてもよい。でも高いのよねー。結局いつもと同じパターン。

蜷川実香て2,3年前にギャラリーで展示を見たことがあったなーと思いつつ、雑誌の蜷川実香フィーバーをぱらぱら見る。初めて顔写真を見たとき蜷川幸雄とものすごいそっくりで驚いた。写真見ながら、わ、とか言った気がする。

京町堀のオージーレストラン"Aのテーブル"にもう一度行きたくなってランチしにいく。相変わらずのボリューム。大阪近辺ではあまりない感じのパンがやっぱりおいしくておかわり。メインのハンバーグも大きかった(お皿が大きいのであんまり大きく見えないけど)。



午後、家人が行きたいと行っていたアメ村のレコード屋さん"VOXMUSIC"へ。「ジム・ファセットという人の本物の鳥の声でつくられた交響曲のCDが欲しい」と言う。いつからそんな実験音楽好きに、と驚く。カエルの声の収集家兼芸術家フェリックス・ヘスを思い出す。私はそこで Sun Ra の DVD『Space Is The Place』を購入。Sun Ra が人生相談を受けていたりするDVDらしい。移転した AMS にも寄る。字や絵を描くランダムなペンの音のみで構成されたCDなど2枚ほど試聴させてもらったけどあまり面白くない。Company 91 だけ買う。

夜、ワインを飲みながら家人と Sun Ra の DVD 鑑賞会。土星から宇宙船で Sun Ra 登場。ジャズマンに扮した Sun Ra の暴走。面白いけど(海外版のため)フランクな英語が聞き取りづらい、というか聞き取れない。聞き取れても Sun Ra の発言意味分からず。人生相談ではあまり相談を聞いている様子はなかった。

映画『ピアニストを撃て(Tirez sur le pianiste)』(フランソワ・トリュフォー/1960/フランス)。トリュフォー得意のひきこもり型ダメ男に愛を感じる人向けの映画。雪景色の中で恋人が銃で撃たれるシーンが多分一番有名なところなんだろうけれど、どうにもピンとこない退屈な映画だった。

映画『モンパルナスの灯(Montparnasse 19)』(ジャック・ベッケル/1958/フランス)。夭逝の画家モディリアニの伝記映画。モノクロ画面で見る空ろな姿のジェラール・フィリップ、女パトロン リリー・パルマー、清純可憐なアヌーク・エーメの美形ぶりに目を見張る。海辺で愛を誓うジェラール・フィリップとアヌーク・エーメがうっとりするほど美しい。

映画『子猫をお願い(Take Care of My Cat)』(チョン・ジェウン/2004/韓国)。成長や友情、そういう感覚的な話。ささいな日常を丁寧に描く美しさ。


2005.07.09 人間の生きる知恵は、
人間は植物と同じようなものだという平等に至る、自然のなかの、ごくひそやかなアキラメではない人間の意志である。

愛・地球博へ。家人とふたりで事前に仕入れていたモリゾー&キッコロTシャツを着込んでやる気十分。自宅を5時30分に出発してシャトルバスの待ち時間等、すべてを合わせて会場に入れたのは10時30分。総計5時間。でも駐車場までは最近免許をとった家人がほとんど運転してくれてものすごくラクチンさせてもらえた。

会場は予想以上の人ごみで(駅からリニモで行く人のゲートがすごい!)万博気分が盛り上がる。会場全体を把握していないので遠回り遠回りで歩く歩く。インターネット事前予約もとれなかった企業館は14:00の整理券配布待ちのために朝から長蛇の列(インターネット事前予約だけでなくハガキ予約すら当たらなかった・・・)。さっぱりあきらめてグローバル・コモンをまわる。入ってみるとそれなりにどこも面白くて楽しむ。中でもチェコ館はそこ自体もとても面白かったし、愛知万博のために製作したアニメーションビデオはイジー・バルダ、パヴェル・コウツキー、ミハエラ・パヴラートヴァー、ヤン・フジェベイクらの名前が並んでいて興奮。ものすごく面白くてビデオの前に陣取りながらこのビデオかDVDが欲しい!と家人といっしょに興奮。でも売られていないので万博でしか見れない様子。万博に行ってもアニメっ子。

しかしとても1日ではまわれない。企業館以外にも見てないところがたくさん。近ければ何回も行くのに。万博楽しかったー。



2005.07.07 恋愛は、破滅に向かっている時、もっとも恋愛的である。
栃木県にある「なまけもののパン屋」さんでパン通販。対応はすばやくて丁寧。"ヒクイナ1917"というバター使用・油脂無使用の2種類の食パンと、"麦ばたけの波おと"というナッツ入りのライ麦パン、"秋祭り"という雑穀パンの4種類。夜到着にしてあったのでとりあえず全部スライスして、ついでにちょっとだけ試食。しっかりした味でとてもおいしい。"麦ばたけの波おと"や"秋祭り"は「なまけもののパン屋」さんに教えてもらったみたく、サンドイッチやクリームチーズをのせたらほんとにおいしそう。夢が広がる・・・。



graf media gm にて『Visions on the move vol.2』というイベントへ。「移動」と「記録」のスライドショー、というコンセプトで8日間だけ一日一作家の上映イベント。本日は後藤繁雄がナビゲーター。たくさんのポラロイドのスライドショーを見ながら後藤さんの朗読を聞く。後藤さんの文章はやわらかいけれどやわらかすぎず、鋭かったりするけれど追及するのではなく、好みの美しい文章。初めてお目にかかった後藤さんは黒のスーツに赤い靴下。写真で見ている以上にいやらしくてダンディーでいい店知ってそうなステキな方。サインまでもらってちょっとお話までして浮かれていた私は、山本精一でいうところの山ギャル・菊地成孔でいうところの菊地ギャル、つまり後藤ギャルなことに気づいた日。後藤さんにだまされたい。


2005.07.02 疑う女の人より、だます女の人のほうがまだましであり、
そこには罪をひきうける明解さがあるからである。

パン好きサイト「この世にパンがある限り。」。すごい・・・、すごすぎるパン屋巡り・・・尊敬します。東京から吹田のル・シュクレクールに行くとかすごい(行きづらそうなのに)。そして一見さんではないところに敬服。で、関連していろいろパン好きサイトを見ていたらみんな結構パン遠征してることに気付く。もっといろんなパン屋さんに行きたくなってきた。

梅田の楽器屋さんでフラットマンドリンを購入。家に楽器がやってきた。小さくてかわいい外見。だけど弦がものすごく堅くて指先がじんじん痛い。一弦目とか指が切れそうな勢い。昔ギターを持っていたにもかかわらず何も身についていないのでイチから練習。家人と泣きながら練習。Eとか無理。

夜は入籍ほやほや挙式間近のあきちゃん夫妻と夜ご飯。堂山のバナナホールの近所の大衆居酒屋。ここまで大衆居酒屋らしい大衆居酒屋に入るのもなかなか新鮮でチューハイ(350円)とかむちゃくちゃ薄い。ポテトサラダください、とこっそり言うと「ポテサラいっちょう!」「ポテサラいっちょう!」「ポテサラいっちょう!」と三度くらい連呼され、5秒くらいで出てくる。面白い。堂山の夜の感じは活気があって夜遊びて感じでなんだか楽しい。

映画『ディナーラッシュ(Dinner Rush)』(ボブ・ジラルディ/2001/アメリカ)。ニューヨークの人気レストランを舞台にしたたった一晩の群像劇。ダニー・アイエロの存在感。豪華でおいそうなイタリア料理の数々。戦争のような厨房から生まれる料理シーン。登場するレストラン「ジジーノ」は実在する監督のお店。行ってみたい。

映画『死の棘』(小栗康平/1990)。夫の浮気をきっかけに精神的に壊れていく妻と向き合う夫。演じる松坂慶子と岸部一徳の淡々としながらの緊張感と葛藤、そして錯乱ぶりがものすごい。妻が夫に「もう私の名前で呼ばないでください。(私を呼ぶときは)あいつの(浮気相手の)名前で呼んでください」というセリフ。手におえない異常な執着。そういう女の気持ちは分からなくもなく、泣いて叫んで、でも許しを請う。その一点のみを描き続ける重さ。追い詰めて追い詰めてその先にあるものは。1990年カンヌ映画祭グランプリ作品。

映画『タイタンの戦い(Clash of the Titans)』(デズモンド・デイヴィス/1981/アメリカ)。ギリシャ神話を軸にした英雄ペルセウスの恋と冒険の物語。「シンドバッド」シリーズの製作者チャールズ・H・シニアとレイ・ハリーハウゼンの黄金コンビ。そして本作品がハリーハウゼンの遺作。ファンタジーらしく物語はとんとん拍子に進み、英雄ペルセウスは男前、王女様はかわいらしく、テンポも抜群で飽きさせない。ハリーハウゼンのダイナメーションも冒頭から楽しめ、メドゥーサとの戦いのシーンでは興奮する。ハリーハウゼンの特撮技術、ストップモーションアニメはなんて面白くて愛らしいのだろう。

映画『恐竜100万年(One Million Years B.C.)』(ドン・チャフィ/1966/イギリス、アメリカ)。普通の小さなトカゲを巨大恐竜に見せる特撮技術にキュンとする(思い出したのはカレル・ゼマンのインタヴュー映画)。ハリーハウゼンもいいけれど、原始人の設定であるラクエル・ウェルチの(原始人役なのに)とても補正してないとは思えない丸い形のおっぱいはとてもきれいでかわいくてセクシー。男性でなくとも注目。キレイなおねえさんたちの豊満な胸や太ももをふんだんに見せる衣装、この無駄なお色気もすき。ストーリーはものすごくどうでもいいのにこんなに楽しめる映画てあまりないような気がする。