September

弱さにではなく熱狂に従うこと。
羽目をはずすこと。




2005.09.28 その高揚の泉とすること。
家人に教えてもらった『大阪ヨーロッパ映画祭2005』。そのなかの梅田のスカイビルで上映される『ドイツアニメーションフィルム』(2005.11.5-2005.11.28)は見てみたい。どうしよう、『フィンランドキッズフィルム』も『世界のCMフェスティバル in 大阪'05』も面白そう・・・。歴代の普通の長編作品を見ているとなかなか面白そう。何が来るのかな。過去の上映作品を見ていたらわくわくしてきた。関連した CLUB NOON でのオール・ナイト・パーティーて何やるんだろう。

大阪モノとしていろいろサイトを見ていたら『大阪現代芸術祭2005』というのを発見(10月にもあるみたい)。なかを見てみると"遊びながらアニメーションのしくみが学べるワークショップ"と称して子ども向けながら「ねんどしりとり」や「色紙とドローイング」や「ストップモーションアニメ」をするという。すごーい、面白そうー。

とか興奮してたら私もにわかに大阪市の外郭団体削減というニュースについて考えた。上記の『大阪現代芸術祭2005』も蓮實重彦先生とか呼んだおおさかシネマフェスティバル実行委員会ももしかしたら変わってしまうのかな。だとしたらなんだか悲しいことだと思う。こういう文化事業や外郭団体は残るといいのに。


2005.09.25 はるかな道のりを遠望しながら、
虚栄のために見ることを拒んでいたいちばん近い障害につまづいてしまう。

天神橋筋商店街の南のはしっこにあるフジワラビルへ。大正建築の外観が見ていて楽しい。中に入るとアートな作品がたくさん並んでいる。そのまま少し移動して家人の古本屋さん巡りに同行。天5から天3くらいまでぶらぶらする。先日の中崎町カフェは失敗だったので中崎町リベンジ。今度は「カフェ・リラン・カハヴィラ」へ。落ち着いて雰囲気のあるお店でいい。深夜まで営業しているせいか中途半端な昼間の時間帯では貸切状態だった。夜は混んでるのかな。

リラン・カハヴィラではお茶しただけだったので何か食べよう、ということで思いついたのは大阪城の北側にあると聞いた「BAGEL☆K」。場所がいまいち分からなかったにも関わらず偶然発見。大阪城の北側というよりここは京橋?みたいな場所。イートインできる店内は好みかどうかはさておいてすばらしくきれいで混んでないしゆったりスペース。しかし今日もテイクアウト。マンハッタンビーフパストラミサンド(家人用)とごぼう&チーズ(わたし用)。デパ地下の試食しかしたことなかったBAGEL☆K、もらったサンドのでかさに驚く。アメリカンサイズ。大阪城公園に行って食べる。ベーグルはハードで大味だけどこういうのもアリ。おいしくておなかいっぱい。




2005.09.24 動かない姿、悲しそうな美しいまなざし
コウノトリの放鳥に家人と盛り上がる。

カフェでなんとなくぱらぱら雑誌をめくっていると、東京・京都カフェ事情みたいな記事があって、どれか知ってるとこまだあるかなーと思ったけどほぼ知らなかった。京都は足しげく通ってカフェはしごしていたときもあったのにな。今はほんとに大阪しか分からない。そしていまや名古屋カフェ事情もまったく分からなくなってしまった。

映画『ディボース・ショウ(Intolerable Cruelty)』(ジョエル・コーエン/2004/アメリカ)。キャサリン・ゼタ・ジョーンズを見たくて見てみたんだけど思ったよりキツい役でなかった。話はなかなか面白かった。

梅田のOS劇場C・A・Pにて映画『ふたりの5つの分かれ路(5x2)』(フランソワ・オゾン/2004/フランス)を観賞。離婚に至ったフランス人夫婦の別れから出会いまでをさかのぼった5つのエピソードからなる物語。オゾンの映画の色彩には心理の底まで見つめるような怖さがあり、その怖さはこっそり覗き見をするような怖さ。相変わらず水辺でのシーンが多く、浮気をしてしまうのも湖畔のそば。すべてをさらけ出すマリオンの肉体は決して美しいとはいえないけれど、下がりはじめた乳房、揺れる脂肪というセックス中に見せる迫力の肉体は見ているこちらが圧倒される。クローズアップした肌の変化のいやらしさ、美しく終わらせてしまいがちの単なるセックスにしない。オゾンの音楽の使い方はとても上手で、ベタベタなポップスやラブソング、チープなテクノ、しかしそれぞれが印象に残り、それぞれがオゾンの作品にふさわしい。

前にも書いたけれど、新作が上映するって聞いて見に行きたいなと思う若手監督は思い浮かぶのはオゾンくらい。たぶん、昔なんの知識もなく大きなスクリーンで見た『海を見る』の後味が鮮烈だったんだと自己分析。『ふたりの5つの分かれ路』のなかにホームパーティをしているシーンがあるんだけれど、妻はドレスアップしてみんなはワイン片手に談義をしていたりして、こういう大人のホームパーティいいなあとまた夢を見る。




2005.09.23 もっとも隠れたスイッチを見つけること
岸和田城へ。岸和田はだんじり後だからか静かな街に見える。初めて目の前で見る岸和田城はちいさくてかわいらしいお城。貸し切りみたいで、天守閣へも上ってみる。いいなーお城。とても和む。お決まりのお城の前で写真も撮る。

南海の蛸地蔵駅の駅舎は大正時代に南欧風に建てられた歴史ある建築。そこには蛸地蔵伝説(岸和田合戦の際、大蛸に乗った僧と数千の蛸に城を救われたという伝説)に出てくる白法師の活躍などが描かれたステンドグラスがあって、とてもいい雰囲気。こんな渋いステンドグラス見たことない。いいステンドグラス。

少し足を伸ばして貝塚市の名物「たこぼうずもなか」を創業明治39年の老舗・林宝泉堂に買いに行く。車の中で家人ととりあえずはんぶんこ。あんこの控えめな甘さがおいしーい。岸和田のおしゃれカフェで休憩して帰宅。



夜は近くのおでんダイニング。(これはおでんじゃないけど)さんまのお造りがものすごくおいしい。はじめて行くとこだったけれどなかなかよいのでまた利用したい。


2005.09.22 堤遠く 水光ほのかなり
ベーグルのことを考えるようになってから知った全国のベーグル好きたちをうならせる大阪のお店「4th Street Bagel(フォースストリートベーグル)」。マザームーンカフェとかにも卸しているベーグル屋さん。営業時間が短かかったりするのでなかなか行けなかったとこ。新町にあるということでお店へ向かうと閉まっている。なんでー楽しみにしてたのにーとがっかりするも気を取り直して大正の店舗に行く。おお、うつほさんの言ってたとおりベーグル屋さんというか仕出しの弁当屋。厨房にはパートのおばちゃんたちがせっせと仕出し弁当を作っている。イートインできるはずのカウンターの前にはどっかり弁当が山積みでとてもイートインはできない・・・。肝心のベーグルは6種類くらいあって、プレーン・クルミ・チョコチップを購入。それとテイクアウトでベーグルのハム&チーズ(家人用)とB.L.T.(わたし用)。お店の人に聞いたところ、新町のお店のあるビルはマンションが建設されるそうで閉めて、いまは大正の店舗だけなんだそう。

スタバで飲み物をゲットして中之島公園でフォースストリートのベーグルを食べる。たしかにおいしい。もっちり加減としっとり加減と歯ごたえがじつに絶妙。サンドの中身は普通だけれどベーグル自体がとてもおいしい。少し涼しくなってきてこうして外でベーグルを食べるのって爽快。中之島公園に来たのはサンドを食べるためのほかに、三好達治(1900-1964)に詩碑を見たかったから。でも残念ながら中之島新線の工事で隔離されていたため詩碑は見られず。

中崎町のカフェ某Pはスタバとかで接客を習って出直したほうがいいと思う。

家人が「どうしてもうどんが食べたい」と言うので久しぶりに船場の(「松葉家本舗」改め)「うさみ亭マツバヤ」に行く。おいしい。大阪に来て初めて知った"おじやうどん"はやっぱりおいしい。



映画『堕天使のパスポート(Dirty Pretty Things)』(スティーヴン・フリアーズ/2002/イギリス)。英語で話すオドレイ・トトゥ。ロンドンに住む不法滞在者というテーマは重くそれを差し引いても惹かれない作品。


2005.09.20 誇りも、禍いのもたらす高揚も、死を恐れない気持も、
偉大さも与えてはくれない絶望、食べ過ぎた心の絶望。

「BAGEL&BAGEL」に行ったときに道をはさんだ正面に今秋 ZARA の梅田店がオープンすることを知った。オープンしたらちょっと見に行きたいな。

この間 instinct by MIDWEST に寄ったときに、aozorafactoryさんおすすめの MACOU'S BAGEL CAFE があったので(何度も通りがかっていたはずなのにはじめて目についた)2種ほど買ってみた。で、今日は家人が遅いようなので晩ゴハンとしてよもぎベーグルを解凍して食べてみる。ほんのり甘くておいしい。あごが疲れるも完食。そういえば今日は朝はアンデルセン、昼はブーランジェリー タカギ、夜はマコーズというパン生活。ベーグルのほかに夢中なのはレーズンパン(こちらも突如目覚める。昔は苦手。主にお昼ゴハンとして食べる)。いろんなお店で買ってみたけどポール・ポキューズのパン・オ・レザンがただいまのベスト。

映画『パリ・ルーヴル美術館の秘密(La Ville Louvre)』(ニコラ・フィリベール/1990/フランス)。世界最大規模を誇るルーヴル美術館の舞台裏で働くスタッフに密着したドキュメンタリー。調理人や消防士などを含め1200人ものスタッフがいることや、地下道が15kmにも及ぶこと、インタヴューなどはなく、働く彼らを淡々と映すことでルーヴル美術館自体に興味を持った。


2005.09.19 恥じたということを恥じに思うこと。
あきちゃんの日記に書いてあった阪急三番街にあるベーグル専門店「BAGEL&BAGEL」へ。突如ベーグルに目覚めたのでベーグル屋さんが街のどこにあるのかまったく記憶にない。大繁盛の店内。私はクランベリーのベーグルのB.L.T.。家人はボルケーノのベーグルのスモークサーモン&クリームチーズ。おいしい。いいなあベーグル。いままで苦手だったことを忘れる。そしてむしゃむしゃ食べたあとにさっそく胃がもたれる。ただのベーグルか、メープルウォルナッツかなにかのクリームチーズ系にしておけばよかった・・・と後悔(おいしかったんだけど)。

子どもの頃から張り切って注文したりして食べられなくなったり残したり「おとーさーん」と父に食べてもらったりどうもそういうのは大人になっても変わらない。いま私が食べられなくて食べてもらう係は家人。

ベーグルをネットで調べている時間が楽しい。ベーグル、ベーグル・・・。大阪にある有名ベーグル屋さんをまわったら京都あたりに遠征してみたい(夢見ごこち)。「人が何かにハマっていく瞬間に立ち会っている」と家人に言われた。

アップルストア心斎橋で iPod nano ではなく 普通の iPod を検討。

D&D でお茶をしているときにぱらぱら見ていた STUDIO VOICE にマペットの産みの親、ジム・ヘンソンの記事が載っていて、ビデオ『Emmet Otter's Jug-Band Christmas』(1977)がいいなと思った。日本のアマゾンでないかなーと思って見てみたら IMPORT モノ3種類抱き合わせで¥5,920。Emmet Otter だけ欲しいのだけど・・・。



映画『少女の髪どめ(Baran)』(マジッド・マジディ/2001/イラン)。お金を苦心したり労働している姿をうっとり眺めたりストーカー行為すれすれ。しかしすごい過酷な労働条件。


2005.09.18 幸福とは沈黙のおかげで、
耳をふさいではじめて手にはいるものだ。

原宿にある「サロンブティック」(渋谷区神宮前2-19-7)に行ってみたい。東京の洋服屋さんに行ってみたいと思ったのはひさしぶり。ビューロー・デ・ファンテジストとか山のようにあるみたい。酒井さんがインテリアを手がけたショップ自体も見てみたい。

で、土日はサロンの商品を扱っている(いそうな)梅田のショップをまわってみる。サロンはあってもビューロー・デ・ファンテジストまで揃えているショップはなくて残念だったけど、ひさしぶりに好みのショップに巡りあって目を輝かせる。サロンじゃないけど、アンティパスト(Antipast)のグリーンの愛らしいストールを買う。ソックスやカーディガンも欲しかったけど手持ちがなかったので次回にしよう。ナタリー・レテ(Nathalie iete)のイラストのショップバッグもかわいい。いいお店を発見してうれしい。

VIA BUS STOP や instinct by MIDWEST やマルタン・マルジェラにも寄ったりしていたのだけど、欲しいけど高い。マルニのジャケットとか見ていると金銭感覚がおかしくなる。庶民。勢いで買わないときっといつまでたっても見てるだけなんだろうと思う。家人が「おしゃれじゃないと男がマルタン・マルジェラって着れないよねー」と言う。たしかに男の人のほうがハードルが高いかも。マルタン・マルジェラいいなーと思ってもマルタン・マルジェラ着てる男の人はあんまり好きじゃないのは自分でも不思議。

家人も私も先週はいそがしくてお疲れ気味だったので家人のリクエストでマルビルのステーキ屋さんに肉を食べに行く。肉を食べてちょっと元気になった気がする。

中秋の名月にはススキとお供えのお団子が必要だと思い、ススキは淀川河川敷で、喜八洲総本舗でお月見団子。淀川河川敷は梅田のすぐ近くなのに空が広い。肝心のススキはススキらしいものはなくて青々していたけれど、とりあえず3本くらいいただく。今日は雲も出ていなくてきれいなお月さま。家人と「LOHASて感じだねー」と言いあう。

寝る前本として最近購入した、猪本典子『イノモト和菓子帖』。和菓子ていいな、きれい。紹介されている大阪のお店にも行ってみたい。



2005.09.11 私の人生にはどれほどたくさんの駅があることだろう
選挙に行ったあと、マンションギャラリーへひやかしでいってみる。福島区に建つ某高層マンション。駐車場は30階以上の住人は1-2台確保されているけれど、30階以下の住人は抽選。エレベーターも30階以上の住人でないと景色が見えるエレベーターに乗れない。30階以上は「社長か医者か」しか住めないらしい。差別マンションだけどモデルルームはいたって普通。

今日もうつほさんの日記で見たお店へ。靱公園の近くにできた「ピアノピアーノ」でお茶とケーキ。中はみんなでお茶(お酒)というより、ひとりもしくはふたりで入る感じの席。ホイップクリーム付きのカプチーノおいしかった!ブレンドコーヒーが300円てとても安いので再利用確実。



週末映画はしばらく成瀬巳喜男。映画『めし』(成瀬巳喜男/1951)。大阪が舞台ということで見てみたかった作品。原節子主演。結婚5年目の夫婦の倦怠期。昭和26年、男も女も、夫婦はいつの時代も変わらない。品があってうつくてとても庶民には見えない原節子が普通の主婦を演じる"究極の生活感"。その生活感はディテールに至るまでリアルに作った美術の中古智によるもの。単調な毎日から生まれる妻の不満や不安、夫への嫉妬をこんなに上手に表現する監督を知らない。



2005.09.10 本当に感ずることのできる唯一の出発
うつほさんの日記にあったサンドイッチの店「BALTHAZAR−sandwich et bar−」へ行く。13時をまわっていたのでどうしよう、サンドイッチないかも、人がいっぱいかも、と焦って行くと誰もいなかった。あれ? サンドイッチプレートランチは飲み物なしで700円から。サンドイッチはとてもおいしいけれど、"サンドイッチ"にしては少し高めに思える。もう少し安くしてもいいのになー。店員さんは男の人2人だったけれど、なんとなくこういうお店にはかわいい女の子とかいたほうが入りやすそうなのにな、と思った。でもサンドイッチはおいしいし、夜遅くまでバールとして開いてるし意外と重宝するかも。

家人の古本屋さんめぐりにお付き合い。千林商店街にはちょっと行きたいと思っていたのでうれしかった。家人が熱心に古本を物色している間、3個100円の豆乳ドーナツを食べながら商店街をうろうろ。何も調べていかなかったのでいまいち面白さに触れられなかったのが残念。



谷町4丁目の古本屋さんは定休日。次に難波の古本屋さんに行く。私もサンリオSF文庫から出ているアンナ・カヴァンとかないのかなーと少し探したけれど見つからず。いつか見つかるかな。

そごう心斎橋の Cafe Madu のケーキ&ドリンク券があったので休憩。家人曰く「Maduはケーキはおいしいけれどコーヒーはものすごいまずい」らしい。大丸のグランドオープンした地下に寄ってお惣菜とワインを買って帰る。そごうの地下もいいけどやっぱ大丸のほうがいいかも(きれいにもなってるし)・・・と少し思った。イグレックプリュスも入ったのね。コーイチ高すぎ。

ところでデパートの地下のパン屋さんで食パンをスライスしてくれるところというと限定される。ポール・ボキューズも PAUL もダメだったので今日はアンデルセンにしてみる。アンデルセンのスライス超上手で感動。ものすごくきれいなスライス。スライスてへたくそなお店が多いなか、大丸心斎橋のアンデルセンは完璧。

映画『季節の中で(Three Seasons)』(トニー・ブイ/1999/アメリカ)。ベトナムが舞台でサンダンス映画祭審査員グランプリてことから、トラン・アン・ユンみたいな映画を想像していたらがっかり。トラン・アン・ユンに失礼。すごーくおもしろくない。


2005.09.08 自然さ、注意の柔軟さ、感動しやすさの統御、イメージの明確
お料理バトンを *向日葵のマグカップ* のaozorafactoryさんからいただいたので書いてみました。得意料理とか難しいので思いついたものを。

■ 料理暦

結婚してから。ということで3年と半年弱くらい。実家では「結婚したらいやでも毎日作らなければいけないから家にいる間はしなくていい」という母の方針のもと、お手伝い程度しかしなかった。家人には結婚するまで手料理を食べさせたことがなかった。なので結婚してお互いの好みをはじめて知った(家人が豆腐好きとか私の芋好きとか)。

■ 得意料理

比較的よく作るのはトマトソース煮込み系。たとえば大豆と豚ロースをみじん切りのにんにくと炒めて、つぶしたホールトマトと調味料を加えて煮込んだものとか。ファルファーレと鶏肉のサラダ、3時間くらいかけて完成する意外と手の込んだポテトサラダ(でも基本は時間のかからないものが多い)。あと毎朝作るホットサンドとか。和食だとひじきの煮物やのっぺい汁、炊き込みごはん(タケノコやきのこ類を使用するものが多い)。中華は麻婆豆腐、青椒肉絲など大皿系。

■ 苦手料理

何が苦手かな・・・。苦手なものは作らないし・・・。

■ よく使う(好きな)調味料

醤油、みりん、酒、砂糖、酢、ごま油、鶏がらスープ、豆板醤、甜面醤のかわりの「献立いろいろみそ」もしくは「つけてみそかけてみそ」。ダイレクトに赤味噌。

■ よく使う(好きな)調理器具

クリステルの鍋。サイズの違うもの3種類は大活躍。東海さんに結婚祝いとしていただいたグローバルの包丁。あと工房アイザワのレードル2つとサービススプーン。竹のターナー(ていうのかな)。パイレックスのボウル。ダルトンのキッチンタイマー。

■ 料理にまつわる想い出

一人暮らしをしていた頃、そうめんと食パンで生活していた気がする。ひもじいわけではなく作れなかった。そして作ろうと思わなかった。

■ 一言で『料理』とは

家人に喜んでもらうもの。

■ 回す人5人

割愛。


いま朝ゴハンは JUNOESQUE BAGEL(ジュノエスク ベーグル)のベーグルを食べているのだけど1個がでっかいので家人とはんぶんこ。そもそもベーグルてなんだろうと思って調べてみると、ベーグルて空気を入れずに練った生地をお湯で茹でてから(蒸す場合もあるらしい)焼くんだと知った。茹でるんだ、知らなかった。"卵やバターなど油を使わず添加物も一切入ってないベーグルは、低カロリー、低脂肪、ノーコレステロール"てことだけど、もちもちして密度が高いのでとても腹持ちがいい。とても低カロリーとは思えない。

『ギター弾きの恋(Sweet And Lowdown)』(ウディ・アレン/1999/アメリカ)。架空の天才ギタリスト・エメックのドキュメタリータッチの作品。コミカルさもありひねりすぎないウディ・アレンぽい作品。

『鞄を持った女(La ragazza con la valigia)』(ヴァレリオ・ズルリーニ/1961/イタリア)。がさつでうるさい系の貧しく品のない素直な庶民をやらせたらピカイチの主演のクラウディア・カルディナーレ。ヴィスコンティやフェリーニの映画にも出演しているし、もちろんイタリアを代表する女優さんなのできれいなんだけど・・・(強烈で個性的?)。そういう庶民派キャラクターは見る前からおなかいっぱい。いまはイタリアメロドラマ気分じゃなかったのかも。そして『鞄を持った女』という思わせぶりな邦題の意味がよく分からない。


2005.09.04 意志の人は祈りの人である
あきちゃん夫妻を招いてお昼にホームパーティー(初体験)。ホームパーティーて何を作ればいいのかよく分からなかったけれど、本日のメニューは"サラダ菜と水菜とくるみとスモークチーズのサラダ"と"ラタトゥユ"と"鮭とほうれん草と人参と玉ネギのキッシュ風"と昨日買ったMOiSAN(モアザン)のパン3種。それとあきちゃん夫妻が持参してくれたシャンパンと北欧スーパーよりザリガニの缶詰、そしてデザートに北海道物産展よりヨーグルトとプリン。これだけ書くといっぱいだけれど、たしかにいっぱいだった。シャンパンも缶詰もデザートもおいしくて感謝。そして作った料理もいただいてもらえて感謝。来月くらいにあきちゃん夫妻のお家でホームパーティーを希望(わくわく)。

あきちゃんに近所の雑貨屋を紹介したかったけれど、堀江や船場と違い、日曜定休が多いのでいいトコ紹介できなくて残念。次回リベンジしたい。

ホームパーティー、楽しかったーと思いつつインターネットを見ていると「2チャンネルキダン板「嫁のメシがまずい」まとめサイト」というのに遭遇。「嫁さんホームパーティー張りきってる。orz」「新居で手作りホームパーティーって、女の夢らしいよ。」数々のコメントが自分に向かっているよう。人参攻めはいつかの私のじゃがいも攻めだ。いろいろ思い当たるエピソードが盛りだくさん。少しブルーになる。

映画『スパニッシュ・アパートメント(L'auberge Espagnole)』(セドリック・クラピッシュ/2002/フランス、スペイン)。バルセロナへ留学するヨーロッパ各国からやってくる学生たちの同居生活。文化が入り混じる共同生活を上手に描いてゆくセドリック・クラピッシュのセンスが好き。スタイリッシュでもなく野暮ったくもなくセドリック・クラピッシュ オリジナル。バルセロナの街は絵画のように美しく空が青い。きっぱりした風景に混沌と悩む主人公や登場人物の姿が面白い。よい映画。

そういえばこの映画を見ている最中に家人が「これってなあに?」と聞くので「セドリック・クラピッシュの映画」と言うとププと笑われた。「なんで笑うの?」と聞くと「セドリック・クラピッシュて誰?普通"セドリック・クラピッシュの映画"て言って分かる人が何人いると思う?」と言われた。「えと、『百貨店大百科』とか・・・(このときそれしか出てこなかった)」「知らないよーオタクだなー」と一笑。いま思うと『猫が行方不明』とか『パリの確率』とかあった。でもセドリック・クラピッシュの映画てオタクじゃないもん。


2005.09.03 全力を上げて、私は狂気を呼ぶ。
2週間薬をきっちり飲んだにもかかわらず胃の具合があまりよくないので前に行ったことのある別の内科に行ってみる。エコーをとってもらったりした結果、どうも胃も胆のうも小腸も大腸も炎症をおこしているとか。「前の病院で胃炎としか言われへんかったんかー?そらあかんわ、だいぶ胃のへん気持ち悪いやろ、いい薬出しといたるからな」と頼もしい先生にお薬を出してもらって飲んだらなんだかいまいい調子。さすがにまだ気のせい?

9/7にオープンするそごう心斎橋本店でのプレオープンイベント(一応招待券を持っていないと入れないみたい)。地下食料品でいろいろ見てみようよーと家人を誘って行ってきた。

そごうに到着すると人がわーと並んでいた。列に並んで店内に入るとお土産をくれた(あとで品物を見ておかあさんにあげようと思った)。とりあえず地下の食品売り場でスイーツ、お惣菜をたくさん試食する。プレイベントだけあってものすごい試食の数々。おばちゃんたちに負けまいとがんばる。食料品売り場はものすごくきれいなうえに天井が高くて広々。目的のパン売り場で日本初登場「MOiSAN(モアザン)」で人ごみにもまれつつ焼きたてフリュート(バゲット)をゲット。家人が「焼きたてだよ、食べてみようよ、食べてみようよ」と言うので(何度もパン道楽につきあわせているけれどこんなにパンに興奮した家人を見るのははじめて)ちょっとだけ食べてみる。おいしい。かなりおいしい。なぜ3本くらい買わなかったのか悔やまれるほどおいしい。ヴィロン並みにおいしい。前はベーグル苦手だったのに最近ベーグルにふと目覚めて「JUNOESQUE BAGEL(ジュノエスクベーグル)」でベーグルとクリームチーズ2種も買う。テンションもあがって次々と食料を購入。

1階のエルメスやティファニーやグッチはスルー。クロエだけのぞいて上のファッションのフロアへ。だいたい"団塊の世代向け"ということらしく、シューズやバッグ、小物もそんな感じ。ちょっと若めのフロアのズッカで欲しかったブーツを買う。わーい。でもブーツを買うとほかもいろいろ欲しくなる。この秋はズッカに惹かれ中。

順番に上にいって最後に丸善に行く。さすがにこんなときに本を見るひとはなかなかいなくてガラガラ。心斎橋にこうして大きなフロアの本屋さんができるのはうれしい。なんだかんだで3時間くらいいたみたい。手荷物いっぱいだったのにものすごい楽しんじゃった。



2005.09.02 "汝の行いの実が汝の動機たることなかれ"
addexのピクニックセットがすてき。実用的で本気のピクニック。これ持ってピクニックへ行けたら楽しそう。



水曜日は新大阪のメルパルクホールで試写会があったので行ってみる。行きがてら寄ったのは大阪では梅田の第一ビルに店舗がある、うわさの佐世保バーガー「ログキット」。うわさでは毎日3時くらいには売り切れるとか1時間待ちとか、おそろしい人気らしいけれど、今日はお天気があまりよくなかったせいか18時前くらいに行って10分弱待ちで買えた。私のあとからわーと並んで30分待ちです、とか言われていたので私はラッキーだったのかも。初めてだったのでRサイズとSサイズあるうちの小さいほうSサイズ(560円)。会場についてから食べてみたけれど、おいしい!具も豪華でおなかいっぱい。今度はでっかいRサイズを食べてみたい。



試写会で見たのは『Be Cool/ビー・クール』(F・ゲイリー・グレイ/2005/アメリカ)。なんというか、どこが見所なのかわかりにくかった。唯一ユマ・サーマンが見たかったけれど魅力ある役どころではなく、ジョン・トラボルタは太った羽賀研二のようだと思った。今日の試写会はおみやげもなくちょっとがっかり(目当てはそれだったのに)。

靱公園の近くに「BALTHAZAR」というサンドイッチのお店ができるんだとうつほ日記さんのとこで知る。9/5て月曜日かー、行ってみようかな。イート・インだけかな、テイクアウトもできるのかな。「BALTHAZAR」という名前で思い出したのは(そのままだけど)ロベール・ブレッソンの映画『バルタザールどこへ行く(Au Hasard Balthazar)』。いま私のあたまの中には悲しい目をしたロバが幾度も幾度も単純農作業をしている風景が浮かんでいる。「BALTHAZAR」でロバが待っているような気がする。