May

自分自身への嗜好、愛し、旅し、
生を即興したいという気持。




2006.05.30 悲しみを圧し殺す時と同じつつましやかな優しさ
なんだかどうしても大橋歩『おいしいパンノート』が欲しくなって、でも絶対売ってる大型書店に行くのがどうにもおっくうで近所のちいさな本屋さんを3件ほどハシゴして見つけて買う。まだ途中までしか読んでないけれど、いいなあ、すてきなパン生活、なんていやされる本だろう。そういえば家人の母が大橋歩さんと若い頃知り合いだったそうで、髪型のアレンジとか伝授してもらったとかいう話を聞いた。へー。



映画『おもちゃの王国(Babes in Toyland)』(ジャック・ドノヒュー/1961/アメリカ)。ディズニーの子供向けミュージカル・ファンタジー。カラフルなおとぎの世界での冒頭のダンスシーンが楽しい。多くの特撮が取り入れられ、おもちゃの軍隊が特撮で動くのはわくわくする。おとぎ話やミュージカルは基本的に好きなのでストーリーの弱さは気にならないけど、途中がどうにも停滞気味。子供と一緒に見るときっとハッピーな映画。



2006.05.28 ながめるべき空などがこんなにあるのに。
週末は再び奈良へ。



奈良中心部に向かいがてら、行ってみたかったパン屋さん「MIA'S BREAD」(奈良市佐紀町2406-1)へ。平城京跡の北側にあるかなり分かりづらい道を行く。11:00オープン前には着いたのだけど、駐車場はすでに満車。別の場所に駐車したあと行くとお店の前にまばらに何人かの人が待っている。どういうシステムなのか分からなかったので、とりあえずお店の中に入ろうとすると「番号札とってくださいね」と言われた(あとから思うに常連のお客さんだった)。よく分からず木の札にマジックで「20」と書かれた番号札をとって庭先?の椅子で待つ。いっこうに動く気配がないので近くにいるお姉さんに「どのくらい待ったら買えるんでしょうか」と聞いたら「ひとりづつお店に入るんですよ、いまから待つなら・・・2時間以上は待つと思いますよ」と衝撃の回答。2時間以上!「私2番なんですけど、9時に来たんです。いま1番の人が買ってるけど時間かかってますねえ」「私も一番最初は21番だったんですが、もうパンほとんど残ってなかったです」「でもすっごく美味しいですよ、がんばってください」等々、励ましもうけたけれど、そんなに待てないのでヨロヨロと駐車場へ帰る。なんてカリスマパン屋だ・・・。食べてみたいけど、そんなにがんばれない・・・。

持ち帰ったフリーペーパーに『くるみの木の石村由起子さんセレクトの阪急のお中元に出店(カタログに)します。 限定100コ 3800yen(送料、税込)』と書かれていたので、きゃーと思って阪急のHPを見たらとっくに売り切れだった。なんかもうパン買うのにみんなおかしいくらいの情熱を注いでるけど、渦中にいると(MIA'S BREADで並んでた人のなかにいると)私もがんばらなくちゃとかいう妙な気分になる。食べてみたかったな・・・。

というわけでパンを買わないのも悔しいので奈良市右京にあるパン屋さん「COLMAR」で各種いろいろ買う。

猿沢池の近くのうどん屋さんで水茄子とうどんを食べ修学旅行生にまじって東大寺の大仏にご対面したりして帰る。そしてちょっと食べすぎたら、胃が炎症を起こしたぽくてウンウンうなってもどしたりしてたいへんなことに。食べすぎは禁物だと猛省。でもお薬飲んで復活。

家人に「アヴァンミュージック好きとパン好き主婦てかぶらないよ」と言われたけど、私はきっとどこかにアヴァン好きかつパン好き主婦がいると思う。シュトックハウゼンやファウストや聞きつつ狂ったようにパン情報に敏感な主婦がどこかにいると思う。友達になりたい。


2006.05.26 幸福とは沈黙のおかげで、耳をふさいで始めて手にはいる。
日記を書いてなかった間の日記。

映画『火曜日ならベルギーよ(If It's Tuesday, This Must Be Belgium)』(メル・スチュアート/1969/アメリカ)。タイトルを見てもっとイっちゃってる作品かと思っていたけれど、意外と普通の恋愛映画。

ハービスで所用をすませたついでに目の保養。AFヴァンデヴォルストのピンクのトップス、マルニのカットソー、ギャスパー・ユルケビッチのハーフパンツがいいなーとぽわんと眺める。アンヴァレリーアッシュのバルーンスカートが3万円(セール品)て安いかも、と心が揺れる。ところで Optitude の LyricisM が大阪のどこで扱ってるのか知りたい。現物が見たいなー。誰か知ってる方いたら教えてください。

シェ・ワダ高麗橋本店で初ランチ。本町のCニュースにいた巨大(しかもよく吠える)なグレートピレネー犬・ブラちゃんが入り口付近にのっそり座っていた。ここにいたんだねー。平日にもかかわらずほぼ満席。



ところで大阪のちょっといいフレンチは総じてどうも味が濃い。本格的なフレンチは味がしっかり濃い目なのかなあ。と家人と話す。というわけで、とってもおいしいのだけど、すべての味付けが濃い目で途中でもういいです、という気分になり家人におすそ分け(弱い)。2品目のスープを飲んで「とんこつラーメンの汁みたいだね」とこっそり言い合う私たちはシェ・ワダに行く資格がなかったかもしれない(でもほんとにとんこつラーメンのようだった)。

映画『ロシアン・ドールズ(The Russian Dolls)』(セドリック・クラピッシュ/2004/フランス)を三番街シネマで鑑賞。パチ屋の大騒音を抜けて薄暗い古いフロアにある三番街シネマの劇場。中は改装されていてきれいだけど、小学生の頃行ってた地元の映画館を思い出す感じ。『スパニッシュ・アパートメント』をわりと鮮明に覚えているのでなんだか続編の楽しさ倍増。溺れて振り回されて傷ついて気持ちが高鳴って浮気せずにはいられなくてケンカして、でもl'amour なしでは生きていけなーい!こういう話を絶対つまんなくさせないセドリック・クラピッシュが好き。


2006.05.21 甘美な胸苦しさに近づいている
世間はダ・ヴィンチの秘密に夢中みたいだけど、私は連日の新聞の小さな記事やニュース番組の特集でのキトラ古墳の壁画の白虎に夢中。読んでたり見てたるするとものすごいワクワクする。全国から明日香村に古代ファンがやってきてるのに大阪から行かないわけはない、と思い、無事家人を白虎に夢中にさせることに成功し(朝は家人の方が先に新聞を読むのだけど白虎情報を逐一読み上げてくれる)、二人で興奮して明日香村へ。だって壁画保存のために17日間しか見れない白虎!

白虎を展示してある飛鳥資料館に9時の開館前着いたけれど駐車場はすでに満車。指示された大学の無料駐車場に停めてシャトルバスで飛鳥資料館へ。待ち時間90分ということだったけれど、1時間と少しで見れた。実際の白虎はもうそれはすごいキレイで7世紀末から8世紀初頭に描かれた絵とは思えない線。ていうか7世紀末から8世紀初頭の絵がこんな鮮明に見えることがすばらしい。その他キトラ古墳の壁画の写真はどれも面白かった!資料館を出てくるとさらに待ち時間がのびていて2時間待ちに。早く来てよかった。お土産に白虎のマグネットとピンバッヂを買う(自分用)。



白虎を見に来ただけだけど、ついでに蘇我馬子の墓と伝えられる石舞台古墳へ。石舞台の隣にある棚田になっている芝生広場で持ってきたおにぎりを食べてお昼ご飯。石舞台は教科書でしか見たことなかったのでちょっと感激。そもそも蘇我馬子て誰の息子で誰のお父さんだっけと考えるほど知識が不鮮明。蘇我稲目-馬子-蝦夷-入鹿だったと復習。家人も山岸凉子の「日出処天子」で復習していたので私も読みたくなる。



夜、BS日テレの『トラベリックス〜世界体感旅行〜』をぼんやり見る。オランダのユトレヒト特集。いいなあ、BSの世界紀行は好き。行くアテがあるわけではないけれど、スローでおだやかですてきな外国の生活を見るのはいい。料理本もほんとはエル・ア・ターブルみたいな見てるだけで楽しい料理本がいい。実用ばかりでは気持ちの余裕て生まれない。

5月27日よりOS劇場にて公開されるフランソワ・オゾン『ぼくを葬る』が見たい。オゾンが撮るメルヴィル・プポーを見てみたい。セドリック・クラピッシュの『ロシアン・ドールズ』もいいなあ、 ロマン・デュリスもオドレイ・トトゥも特に好きなわけではないけれど、『スパニッシュ・アパートメント』の続きらしいので見てみたい。これは三番街シネマにて。三番街シネマて行ったことない。

映画『カナリア』(塩田明彦/2004/シネカノン)。オウムのようなカルト教団"ニルヴァーナ"崩壊後、保護された子供を主人公にした映画。はっきりしたことは分からないけど何か重大なことが起こったのだと感じる教団の子供の心理のあらわれから、物語のはっきりとした説明はなく、見ている人はオウム事件のようなテロがあったのだと感じながら物語を見ていく。心に傷を負った寡黙な少年と少女の演技が光る。



映画『666号室(CHAMBRE 666)』(ヴィム・ヴェンダース/1982/フランス、西ドイツ)。ミケランジェロ・アントニオーニ、ジャン=リュック・ゴダール、ヴェルナー・ヘルツォーク、スティーヴン・スピルバーグなど14人の有名監督がホテルの一室で映画の将来について語るという短い記録映画。真摯に語るゴダールが印象深い。


2006.05.14 もっと多くの光を受け、そしてたぶんその後で介入すること
母の日のプレゼントは無事届いた様子。

阪急百貨店の北海道物産展。午前中だったけれどものすごい人と熱気。あらゆるお店で行列行列行列・・・。早々に完売してる商品も。ほんとはウニとかイクラとか鮭の切り身とかお弁当とか買おうかなーと思っていたけれど、「牧家」の飲むヨーグルト、「小樽ベーグル工房」のベーグル各種と店頭に出ていたブルーベリークリームチーズのベーグルサンド、「フラノデリス」のふらの牛乳プリンをゲットして、もー並ばなーい、と思って脱出。お昼ごはんでいろいろ食べてみたけれどどれもおいしかった。



家人にお付き合いして心斎橋の MILLET のショップへ。でっかいリュックを選ぶ家人にコメントしつつ私も店内をうろうろしていたら MILLET の小さなポーチ(あとでトラベルケースだと判明)に夢中になり購入。ショップに行って現物いろいろ見たら MILLET てなかなかいいなーと思わず見直した。

アメ村タワー。ボサノヴァ・ロック方面を見に行った家人と離れてニューウェイブ方面へ。60年代から70年代にかけて活躍したブルース・ハーク(Bruce Haack)の『Electric Record For Children』。ニューヨークで子どものバレエ教室をしていたエスター・ネルソンが音楽のお兄さん募集をかけたところ、ジュリアード音楽院を出たブルース・ハークがやってきて、そのブルース・ハークが作り出す音楽が子どもたちに大ウケ。そんな経緯がかかれたライナーノーツが久しぶりにわくわくする。様々な自作電子楽器を使った音楽は単なる子ども向けの範囲を超えて面白い。あと、フィル・ニブロックの3枚組CD『Touch Three』を試聴してなかなかよかったけど、デヴィッド・ローゼンブーム(David Rosenboom)の『Brainwave Music 脳波の音楽(2006年エディション)』を買ってみる。これがなかなか大真面目に情熱的にアホぽくて、こういうのが好きです、て告白したくなるようなCD。

夜、シネ・ヌーヴォで「Edge in Osaka―スタジオ・マラパルテによる映画史」。このイベントの目当ては、関西初上映『リュック・フェラーリ―ある抽象的リアリストの肖像(LUC FERRARI - portrait d'un realiste abstrait)』と『ほとんど何もない―リュック・フェラーリと共に(Presque Rien avec Luc Ferrari)』。上目遣いが北大路欣也ぽいリュック・フェラーリはやっぱり巨匠で友人同士の間ではおどけてみせるようなこともして、70歳にしてエリックMとDJ対決をするという(しかもかっこいい)、楽しい上映会だった。詳細は気が向いたら後ほど。

映画『彼女を見ればわかること(Things You Can Tell Just by Looking at Her)』(ロドリゴ・ガルシア/1999/アメリカ)。有名女優がこぞって出演を望んだ女性ドラマオムニバスのインディペンデント作品。作品自体が地味なのも、観客の想像にゆだねるような根底にある感情の広がりも、面白くて好み。抑圧や自制の下に隠れた大きな欲望や感情が見え隠れする女性たち。グレン・クロースの話も、ホリー・ハンターの話も、キャメロン・ディアスの話も良い。

映画『東京画(TOKYO-GA)』(ヴィム・ヴェンダース/1985/西ドイツ、アメリカ)。敬愛する小津安二郎『東京物語』(1953)の聖地・東京へヴィム・ヴェンダースが降り立つ。笠智衆と小津安二郎の北鎌倉のお墓へ行ってみたり、1980年代のネオンの東京の路地を50ミリのローアングル、つまり小津組みたいなカメラで撮ってみたよ、というかわいい小津ファンの足跡映画。さらに厚田雄春から『秋刀魚の味』(1962)の書き込まれた当時の台本をお願いしてかりてみたけれど、一語も読めないよ・・・と寂しそうなヴェンダースが愛らしい。


2006.05.11 自分のまなざしを劇的なものにすること
連休明けからなんだかとても忙しい日々。

所用で京都・今出川のあたりへ行く。行く途中、JR大阪駅に通じる地下(あんまり地下を利用しないため地下の名前は分からない)にいい感じのパン屋さんを発見(JR大阪駅に近め)。白基調のきれいな感じでパンはショーケースに並んで選ぶ方式。Pからはじまる店名だった気がする・・・。時間がなかったので買わなかったけど今度再訪しよう。昼間お得切符330円で京都に到着。大阪に暮らしてから京都はほとんど車で行くので、電車で行く京都は久しぶりで京都タワーの北口にある地下街とか通りすがるだけでなんかすごい懐かしい気分。今出川でちょっとだけ京都ぽい雰囲気の街並みを歩く。

映画『さよなら、さよならハリウッド(Hollywood Ending)』(ウディ・アレン/2002/アメリカ)。映画界の内幕モノ、軽いノリの恋愛ドタバタコメディ、で、ウディ・アレンときたらなんだかもう想像がつく。私はこの作品いまいちなんだけど、ウディ・アレンのファンていつもの調子のウディ・アレンを見て安心して面白いと思うのかな。かるーいハッピーさがウケてる?


2006.05.06 多くの意志と多くの偶然が必要であろう
連休最後は大雨。朝寝坊したあと graf media gm のGW特別企画『tenants フリーマーケット&THEATRE PRODUCTSの青空市』へ行く。あんまり内容を知らずに行ったので、フリーマーケットの趣旨がいまいち分からなかった。THEATRE PRODUCTSの青空市は洋服やアクセサリーやバッグが半額とか30%オフとか前回来たときとあんまり変わってないような気がした。THEATRE PRODUCTSのTシャツ関係とかかわいいけれどそれなりに高いので眺めるだけで終了。家具の方のフロアに行ってUさんと少しだけ話す。

教えていただいたCD。前衛チェロ奏者で作曲家でディスコ・ミュージックもしてしまうArthur Russell(アーサー・ラッセル)の『WORLD OF ECHO』を聞き中。前衛とポップとディスコと音響を組み合わせたようななんともどっか飛んでいきそうな浮遊感。こういう音に巻き込まれていると(聞いてると)ぽわんとしてなんだか安心する。もっとよく聞こう。ところで初回限定盤はフィル・ニブロック撮影のラッセルのパフォーマンス風景が収録されたDVDがついていたそうで、私が買ったのは限定盤ではないのでとても残念。フィル・ニブロックDVD見たかった・・・。



映画『少年』(大島渚/1969/ATG)。当たり屋をしながら全国を放浪して生きていく家族4人の実在の事件を下敷きにした作品。10歳の少年の心の葛藤、寂しさからの一人芝居、死んだ少女に対する良心の呵責と涙。モノクロとカラーの多用が少年の心の暗雲を暗示する。10歳という少年が生きていくこと、両親の逮捕後に嘘をついたり黙秘をすること。「宇宙人になりたいけど僕は普通の人間の子どもや」弟に宇宙人や怪獣の話を聞かせ、雪で作った悪者を正義の味方になってやっつける姿。精一杯の家族の絆を保とうとするいたいけな努力。


2006.05.06 思い出からもぎ取ったいくつかの幸福の断片
家人と行こうと約束していた近江八幡へ。名神の京都通過はやばいかも、ということで京滋バイパスを通ってスイスイ。目指すは日牟禮八幡宮に隣接する(和菓子の)たねや帝国・近江八幡日牟禮ヴィレッジ。到着すると駐車場にも入りきれないくらいの各地方からたくさんの車で大賑わい。とりあえず日牟禮八幡宮で参拝。境内には鯉のぼりがたくさんつるしてあった。



(私個人の)第一の目的はたねやの洋菓子版・クラブハリエ日牟禮館本店でウワサの出来立てバームクーヘンを食べること。1Fは洋菓子全般とパン(!)をショーケースに並べて売っている販売メインとケーキなど食べられるカフェ。2Fはバームクーヘンが食べられるサロン。できたてバームクーヘン(化粧箱に入っているバームクーヘンとは違う)を買うのに2時間弱待ち、という長蛇の列はエスコヤマを彷彿(ハリエのほうがだいぶ規模が大きいけど)。その列を横目に2Fのサロンでバームクーヘン3切れと紅茶のセットを頼んで食べる。(サロンでも)列を作って待っているお客がいるのにゆったりした給仕は正しいのか不明だけど非常にのんびりした雰囲気。丸太のようなバームクーヘンを目の前で切ってカットしてくれる形式。こんなにふわふわしたシフォンケーキのようなバームクーヘンは初めて。おいしかった。



1Fにあるハリエのパンのショーケース。食パン1斤420円とちょっと高級。



次は向かいにある、たねや日牟禮の舎でぜんざい。怒涛の甘味大作戦。待ち時間おそらく1時間以上。その間に近所の八幡堀あたりを散歩。私が頼んだのはおすすめ品のよもぎぜんざい。おいしいのだけどさっきのバームクーヘンがきいて半分くらい食べて少しづつ甘味に萎えてくる。なんとか食べ終わったころにはもうしばらく甘味はいりませんという心境。隣で家人はかるーく食べていた。なぜ?特別甘味好きでもない家人のほうがどっちもおいしく味わったみたい。



たねや帝国を満喫したので今度は家人が行きたかった西の湖周辺ドライブ。のどかな風景でのんびり。



帰ってきてから買ってきたハリエのパンを撮ってみた。明日の朝はキッシュとフォカッチャ。おいしいかなー。ところでクラブハリエは大阪でも阪神百貨店の(たねやの向かい側)地下にあるらしい。記憶にない・・・。もしかしてできたてバームクーヘンはそこでも食べられるのかな。



2006.05.05 未来を愛し、全身全霊をつくしてそれが浄く完全であるよう望む
3日間ほど実家方面にひとり帰省。静岡の兄家族宅へ訪問して3歳の甥に「あげる」と(素手の上の)幼虫を渡されそうになったり(あとで聞くとカナブンの幼虫だった)、友達の赤ちゃん2人に会ったり、動物園に行ったり博物館に行ったり美術館に行ったり、川に行ったり。今日の夕方家人に駅で買ったトンカツをお土産に大阪へ帰宅。家人に久しぶりに会ったようでちょっと新鮮(毎日顔をあわせていたので)。



ミナペルホネンの展覧会があるみたい。行ってみたい。でも全身ミナガール(ミナ信奉者)が多そうでちょっと躊躇したりして。

■ ミナ ペルホネンの展覧会
会期:2006年5月27日 (土) 〜 6月16日 (金) 12:00〜18:30(土曜日/〜17:00)(日曜日:休)
会場:大阪成蹊大学芸術学部 ギャラリー
※入場無料
協力:ミナ ペルホネン
企画:室田泉(大阪成蹊大学芸術学部環境デザイン学科教員)
主催:大阪成蹊大学芸術学部 総合教育研究支援センター ギャラリー

【関連企画】公開講座「ファッションとテキスタイルについて(仮) 」
日時:2005年5月27日(土)14:30〜16:00
会場:大阪成蹊大学芸術学部 111A教室
講師:皆川 明


2006.05.01 期待の、途中で止まった事件の、間近に迫った幸福の
家人はお仕事、私はお休み。というわけでなんとなく堀江に行く。最近オープンした堀江の新しいランドマーク・間宮吉彦設計の商業施設『kNot』へ偵察。1Fはカバンドズッカ、スナオクワハラ、ツモリチサト、芦屋タカトラのカフェ。タカトラのカフェはたくさん人がいたけど、案外ズッカもツモリも閑散としてた。周りにいろいろお店があるからかな。2Fはその他いろいろ。その後ちょっと行ってみたかった古着屋さんに寄る。なかなか面白くて長居。ふらふらぶらぶらして帰る。堀江ボーイや堀江ガールたちの平均年齢でどのくらいだろう、とふと考える。

友人から「シュシュの6月号がシェフ&パティシエ特集だよー」とメール。はーい、見てみまーす。ところで今出てるあまから手帖はパン&新進イタリアン特集でなかなか面白い。

映画『地上より永遠に(From Here to Eternity)』(フレッド・ジンネマン/1953/アメリカ)。 第二次世界大戦直前の1941年のハワイ・スコフィールド兵営。軍隊での過酷な厳しさ、個人と階級制度、友情、そして恋。兵営の中でギターを片手にさりげなく始まるブルースや兵士のトランペットの即興がいい。『地上より永遠に』は初めて見たのだけど、もっと恋愛至上主義映画だと思ってた。良くも悪くもアメリカンな映画。



映画『スミス都へ行く(Mr.Smith Goes to Washington)』(フランク・キャプラ/1939/アメリカ)。 アメリカの腐敗した政治の世界に正義感あふれるひとりの青年が立ち向かう。単なる政治風刺映画にとどまらず、ウィットにとんだ楽しく軽い会話で政治批判だけの話ではない。こういう明るく軽妙なテンポのいい作風がフランク・キャプラなのかなと想像。