June

汽車が山道をゆくとき
みずいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ



2006.06.30 この世で書かず、この世のことを書かないこと、
見えるままのこの世に生きるのではなくて、何か他のものを書き、他で、彼方で生きること。

Usagi pour toi H.P.FRANCE(ウサギ・プゥ・トヮ アッシュ・ペー・フランス)に行く。ひとりで勇んで行ったので思わず LUCKY のいい感じのクラッシュ加工ジーンズと Kei Macdonald(ケイ・マクドナルド) のサマーニットを購入。かわいい・・・。やっぱり胸を射抜かれるくらいの服を買わねばと痛感。LUCKY のジーンズは外国製だけど小柄な日本人がはいてへんな場所にひざが出たりしない優秀なユーズド加工のジーンズ。23-25インチくらいが小柄な日本人女の子サイズ。いつだか気に入った GO WEST をずいぶん愛用していて、やっぱりパンツ(やジーンズ)は国産なのかなーと思い込んでいた私を見事にぶち壊してくれる、こういう出会いが好き。Kei Macdonald はありそでないデザインが好き。これもサイズ的に小柄さんに優秀。

とかお昼ごはんも食べずに買い物に夢中で、おなかがすいたので軽く何か食べに行こうと思ってゆっくりできそうなトコ、と考えてたのは靱公園近くのBALTHAZAR(バルタザール)。時間も時間だったので貸しきり状態、ラッキーだったのは480円くらいのサンドイッチがオール300円だったこと(そういう売り方をしてるのを初めて知った)。BALTHAZAR(バルタザール) はちょっと狭いけどなかなかのんびりできていい。



家人と私の一週間お疲れ様会。お気に入りのフレンチとお気に入りのバーで、なんだか今日はいい一日。


2006.06.28 いっそうやさしく結びつくこと。
「学校へ行こう!MAX」をぼんやり見ていたら"エアボーカル(略してエアボ)"企画に注目。番組の中で、ネット配信されているという中国人学生のバックストリートボーイズのエアボの映像が面白かったので、ネットで探してみるとものすごい数の世界のエアボ映像が。すごい。このくだらなすぎる熱いピュアな情熱に感動。なんか世界てつながってるんだなあて。中でも私はカリフォルニアに住む男の子の『Pokemon Theme Music Video』を一押し。ポケモン!Gotta catch 'em all!

『Pokemon Theme Music Video』
http://www.youtube.com/watch?v=0XxI-hvPRRA

映画『清作の妻』(増村保造/1965/大映)。日露戦争という時代を舞台にした、男と女のどろどろ純愛物語。狂気に満ち、思わず目をそらしたくなる恐怖すら覚えるこの憎愛劇はおそらく増村保造の真骨頂? 色気もすごいけど、徹底的に天涯孤独のお兼になりきった若尾文子がすごい。愛する人を肉体的に傷つける若尾文子の気の狂い方は同じ女として悲しくなる感情の表面化。テンポもよく時折シーンが外国映画のようで、1965年製作にもかかわらず映像的な古さはまったく感じない。愛するが故の葛藤、壮絶な愛情と憎悪から生まれる許しや受容。愛欲。男と女の極限の愛。これを美しいと言わずに何を美しいと思うか。



2006.06.25 自分を見出した者が世界を見出すのだ
家人がまたも Patisserie La Plage(ラ・プラージュ)で買ってきてくれた。今日は噂のエクレア。すばらしくおいしい。

NHK『トップランナー』のゲストに mina perhonen の皆川明。観覧希望もしてみたけれど抽選にもれてしまった(どういう基準で選んでるのかな)。あんなに長いこと話して動いてる皆川明をはじめて見たのだけど、mina perhonen のイメージを崩さないというか、むしろイメージアップさせるデザイナーさんは私のなかでめずらしくて、くすぶっていた mina perhonen 熱が上昇中。司会の本上まなみが着てた mina perhonen のワンピースが超かわいかった。欲しーい。

映画『バッド・エデュケーション(La Mala Educacion)』(ペドロ・アルモドバル/2004/スペイン)。1980年、マドリッド。フランコ政権下の神学校で親友でもあり初恋の相手でもあった映画監督エンリケを訪ねるイグナシオと名乗る青年。アルモドバルの半自伝作品であり、露骨な同性愛シーンが多数。ストーリーが入り組んでいて一瞬理解が遅れるような感覚、様々な緊張感、場面場面で印象に残る色使い、アルモドバルの緻密で完成度の高いこういう展開はとても面白い。

主演のガエル・ガルシア・ベルナルはもう当然大好きだけど、エンリケ役のフェレ・マルティネスもすごいいいー(画像がフェレ・マルティネス)。最近私はラテン系男前が好きみたい。ラテン系映画のすばらしいところはわりと半裸が見られること(暑い国だから?たまたま見てる作品が露出度が高いだけ?)。なぜかガエル君の肉付きのいいお尻とかよく見るような気がしてならない。ガエル君とフェレ・マルティネスの絡みにエヘエヘしてしまう私はたぶんアホ(けどしあわせ)。



2006.06.24 あじさいの褪せた青、青くまた白い空の下のブルターニュの道
家人とアバンザのジュンクへ買い物とお茶(手軽に3Fで)。エルマガの最新号「買い食いブギウギ」特集のトップは靱公園のVADE MECVM.(ヴェイディミーカン)。わーなんかうれしい。靱界隈でかなりハイブローなおしゃれ空間なのにあまりにいつも閑散としてるのでこれを機会にぐっと人が集まるとより入りやすい。たまたま手にとった関西ガールズスタイルとかいう雑誌をぱらぱら見ていたら行ってる南船場の美容室のおもしろお姉さん(とか言って年下)がデカデカおしゃれ人として掲載されていたのでちょっと驚く。ところで関西おしゃれスナップというと必ず堀江の URBAN RESEARCH 前の写真があるけど、雑誌の人ももっと探したらいいのにね、とかいらんお世話なことを思う。

購入した森薫『エマ』の最終巻と、鈴木志保『ちびっき』をお茶しながら読む。鈴木志保好きだなー久しぶりに『船を建てる』読み直したいなーと思った。ゴダールやボリス・ヴィアンなんだなー。

またゴダーユに行こうと勇んで行ったものの、今日の夜は予約でいっぱい。がっかりしてどこに行こうか家人と検討しながら歩いていると偶然近くのお店でお誕生日ディナーをしていたあきちゃん夫妻と遭遇。おめでとー。で、私たちが向かったのはうつほさんの日記を見て行ってみたいなーと思っていたカジュアルなドイツ料理『GASTHAUS VIERUNDVIERZIG(ガストハウス44)』。シュペーツレという名のドイツのショートパスタがおいしかった。

ビールをたくさん飲んだ家人は家に帰って歯もみがかないまま和室で寝てしまった。(家人を)ベッドに持っていけないのでまくらと布団を与えておいて、そのまま寝かしておこう(いい気分で寝てるところを起こすとしかられる)。


2006.06.23 蒼ざめた黄色に、巨大な稲妻の色のパリの空
最近ずっと思っているのは自宅のダイニングテーブルの椅子の座り心地の悪さ。座り心地の悪さ、というか、高さ調節のできない椅子はたいがい私には高すぎて、足が床にしっかりつかずにぶらぶらするので姿勢が悪くなって自然に疲れやすい。最近といっても買ったのは約2年くらい前で、デザインは好きなのでだましだまし使っていたけれど、やっぱり私には高い。だいたい30cmくらい身長の違う家人にちょうどいい椅子が私に座りやすいわけはなくて、いまさら何か対策を考えねばと強く思う。足置きかなー。みんな椅子とか家具関係でこういう問題で困ったりしてないのかな。

映画『望郷(Pepe Le Moko)』(ジュリアン・デュヴィヴィエ/1937/フランス)。ドラマ性の高い作品。迷宮のような街カスバの街並みが面白い。そこに逃げ込んだ強盗犯ペペ・ル・モコ。カスバに住む女たちの歌。美しい女に見たパリへの郷愁。望郷。早歩きに港に向うぺぺの効果。汽笛。叫び声。海を渡ることが難しかった時代だからこその強い想い。ジャン・ギャバンの男前ぶりもさることながら、ミレーユ・バランの繊細で線の細い美しさがあまりに可憐。



2006.06.22 すべては美しくあれかし。清い心と、きれいな傷。
ブランジュリ タケウチは雨だと開いてる可能性が高い。今日は開いてそうだったので行ってみると見事的中。明日の朝ゴハン用とお昼ゴハン用。



以前行った丹波篠山の兵庫陶芸美術館。そこでアンケートを書いたら懸賞の商品が当たったみたい。黒豆豆腐、青豆豆腐の二種類が入った有機農法で栽培された丹波産青大豆と天然にがり100%で作られる豆乃屋のお豆腐。お豆腐大好きな家人が喜んでいたので家人に全部あげよう。



その家人がお土産に谷町にある Patisserie La Plage(ラ・プラージュ)でケーキを買ってきてくれた。最近家人と私の中で注目の超おいしいケーキ屋さん。ここのシェフは有名な東京・タイユバン・ロブシェン出身なんだとか(東京のお店は今はシャトーレストラン ジョエル ロブションになっているらしい)。今日はいろいろなものが家にやってくる日。



映画『さよならをもう一度(Goodbye Agein)』(アナトール・リトヴァク/1961/アメリカ)。フランソワーズ・サガンの小説『ブラームスはお好き』の映画化。ブラームスの交響曲第三番がメロドラマをメロドラマらしく盛り上げる。イングリッド・バーグマンは「カサブランカ」期にくらべると当然少々むっちり。イングリッド・バーグマンへのアンソニー・パーキンスの恋のアタックはほぼストーカー行為。モテモテのイヴ・モンタンを見て外国ではこういう男の人が絶大にモテるのを再確認。

映画『男と女(Un Homme et Une Femme)』(クロード・ルルーシュ/1966/フランス)。男と女の恋に落ちる過程。カラーやモノクロ、セピア色を効果的に取り入れた映像(経費節約のためだったと言われるけれど確信的に思える)。フランシス・レイの気の抜けるような音楽。ダバダバダ。アヌーク・エーメの亡き夫役ピエール・バルーが非常においしい役どころで出演。「ボサ・ノヴァ・サラヴァ」を陽気に歌うピエール・バルーを思い出すアヌーク・エーメの気持ちは分からなくもない。フランスの港町ドービル、木製の桟橋、赤いマスタング、冷たい空気や雨や風と対比する恋心、サン・ラザール駅。すべてがずるいほど雰囲気勝ち。

と、たまたま私は『男と女』を見ていたのでちょっとリンクしたような気分になってうれしかったりしたよ。<ニョッキ



2006.06.18 「すべてがあなたの中で歌い出します」
家人が買ってきたプライマル・スクリームの新譜『RIOT CITY BLUES』(SICP-1085)。久しぶりのプライマルはもう元気いっぱいハツラツで楽しいアルバムだった。ふと10年前くらいのジョンスペぽい(最近を知らない)曲やロニー・レインのアルバムにありそうな曲とか、なんか聞くとわーっとタイムスリップする感じ。でも楽しいからいい感じ。ボビーが健全ないい人になったような気がした。

大阪に来て思ったのは「大阪人は歩くのが早い」伝説はウソであるということ。ていうか、その人の立場によるのかも。学生さんは一般的に超のろい気がするし、サラリーマンだって概して普通。主婦ぽい人はは早めかも。でも全国どこもかしこも歩く早さなんて変わらないような。あれ?でも私は早足なのかなあ。とか考えてながら茶屋町付近を家人と歩いていると「日本人の身長て止まったのかな、いまの若い子て身長低い子多いよねえ」と家人が前を歩いている学生であろうと思われる男の子ふたりを見ながら言った。そうかもーなんか160cmくらいのちんまい男の子て多い気がする。

マクドナルドでハッピーセットを買うと、土日限定でワールドカップグッズが当たる。そのB賞とC賞のGOLEOぬいぐるみ(MサイズとSサイズ)欲しさにお昼ごはんは(家人にも協力してもらい)ハッピーセット2個。パンツなしのTシャツだけ着用しているゴレオ6世君はなんともマヌケな感じで「パンツをはいていないのはいかがわしい」と物議をかもしたり、製造・販売するニキ社があまりの売上不振で裁判所に破産申請したり、でもぬいぐるみはジム・ヘンソン社デザインらしいかわいいものもあり、このマクドナルドの景品のゴレオ君はかわいいー。・・・でも当たらなかった・・・くやしい・・・。欲しい・・・。

日本 vs クロアチア観戦のために10時までに全部片付けねば。


2006.06.17 感動しやすさの統御、イメージの明確
昨日は友達と梅田でごはん会。久しぶりに会えたのでうれしい。またごはんしようね。

そして今日も午前中梅田に。そしたら梅田芸術劇場付近にたくさんの女性。あ!と思ったは、そういえばいま宝塚星組公演をしているはず!これは入り待ちだーと思って整然と並んでいるファンクラブの方の邪魔にならないようちょっと離れた場所で待っていると、帽子にサングラスの(おそらく)安蘭けいさん登場。ファンクラブの方ひとりひとりから手紙やプレゼントを受け取ってにこやかに劇場に入っていった。わー!すごい、わりと近くで見てしまった!次に同じくサングラスの(おそらく)湖月わたるさん登場。同じように丁寧にファンクラブの方から品物を受け取っていく。すらっと長身でかっこよくってマンガみたい、まさに宝塚・・・。わーん、偶然の出来事にうれしい。

ブルータスのアイスクリーム特集に影響されて「土佐 天日塩ジェラート」というアイスを買ってみる。フタを開けてみるとほのかに水色。アイスに塩、だけど、塩が甘さを引き立てていて、不思議にとてもおいしかった。塩は海水を濾過してつくった自然派の塩ということで、海ぽいアイス。



いただいたポワンタージュのパンは風味豊かでとってもおいしかった。どれもおいしかったけれど、バゲットは口に広がる風味がとてもよくて、おいしいパンていいなあとしあわせに思った。


2006.06.15 私はそこに私の光と私の心を全力で捧げよう。
emimiさんから麻布十番にあるポワンタージュの各種パンが届いて、ものすごいうれしい。わあい。すごい、いま家にはポワンタージュのパンがある!どれもカタチやサイズに品があって美味しそうでわくわくする。夢の世界が広がる。噂の長時間発酵させたバゲットに、イチジクのパンなんてもうすごい美味しそう。人形のカタチをしたパン(これはパン?)もなんて愛らしい・・・。受け取ったのが夜だったので明日の朝食べる予定。楽しみ。



パンと一緒に入れてくださった「東京メトロニュース」というフリーペーパー。この4月号には「来栖けいの"メトロで行くおすすめおやつ"」特集があってポワンタージュも紹介されてるという内容。ぼんやり見てると東京へ行きたくなってきた。メトロでおやつやパンを買い求めに! 大人気の来栖けいさんはブルータスの「日本一のアイスクリーム、夏スイーツはどれだ!?」特集にもやっぱり登場してるし、おやつとパンで来栖けいさんが出ないものはないような気がする最近。でも来栖さんがおいしい、て紹介してるものはほんとにおいしそうで食べてみたくなる。

emimiさんのおかげでぱあっとしあわせになれた日。どうもありがとうございました。


2006.06.11 内的独白のいやになるような安易さ
6/9にオープンした genten 心斎橋店へ家人とのぞきに行く(「2Fにメンズラインもあるよ」とそそのかして)。大丸の南、コーチとナイキの間の道沿いにある、思っていたよりも小さな路面店。でも阪急のバッグ売り場にある genten よりは品物が多い。白の手さげ革バッグがかわいいなあと思った。

映画『天国の口、終わりの楽園。(Y Tu Mama Tambien)』(アルフォンソ・キュアロン/2001/メキシコ)。ガエル・ガルシア・ベルナルを堪能したくて見はじめた映画。単なるイケメン俳優にとどまらない体当たり演技に加え自然体の演技に感動。『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』(2004)より相当好き。セックスのことしか頭にない少年2人と人妻。セックスした人数を聞きあうとか車の中の下ネタトーク、そういうセックスに関する世界が少年2人のすべての世界で、でもリアルな若者像なような気がする。若さと情熱に身をまかせた奔放さの青春の終わりと人生の終わりの交差。メキシコ的空気だけを見ても楽しい。

あーやっぱりガエル・ガルシア・ベルナルがいい。好き(画像の一番左)。と言っていたら家人に「chim(仮名)が好きそう」と言われた。なんで私の好み知ってるの?!



映画『白くまになりたかった子ども(L'enfant Qui Voulait Etre Un Ours)』(ヤニック・ハストラップ/2002/フランス、デンマーク)。イヌイットに伝わる神話をベースにしたアニメーション。ヤニック・ハストラップはデンマークでは有名なアニメーター。子ども向けというにはレベルの高い作品で、ぼんやりしたハッピーな物語ではなく、子ども自身がの自らのアイデンティティに葛藤する、切ない映画。

映画『ステップフォード・ワイフ(The Stepford Wives)』(フランク・オズ/2004/アメリカ)。ニコール・キッドマンはほんとにお人形さんのようにきれい。


2006.06.10 幸福のすべての秘密はそこにある
ほぼ靭公園周辺で過ごした日。

大学時代の友人と久しぶりに会う。お土産に持ってきてもらったビアンシュールのケーキを食べながら自宅でおしゃべり。すごく久しぶりなのでなんだかうれしくてものすごいしょーもない話を延々と話す。ひとしきり話した後、 ふたりで靭公園の南側の雑貨屋を巡ることに。うつほさんの日記で紹介されていた「ビオショップ ヴィタビーン」。行ってみたかったけれどなかなか土曜日に行けなくてこの機会に。オーガニックはちみつとロウソクだけではなくドイツ製のおもちゃや絵本や紅茶も売っていたりして面白い。ドイツの人気キャラクターらしいものすごいかわいくないマウスくんのグッズもたくさんあって、あまりにかわいくないのが妙に愛しくてピンバッジを購入。そしてビオの紅茶も買ってみる。次はこのあたりのカリスマ的雑貨屋「シャトーダベイユ」。その前にある本日オープンしたインテリアとリフォームのお店(名前を失念。「G.I.・・・」?)。赤ちゃんのいる若夫婦が何組かいて店内は大賑わい。子供用の家具やおもちゃもあっていい感じのカトラリーや照明や家具を見たり触ったり楽しむ。あまり時間もなかったので最後は「SIMPLE WISH」で終了。靭公園をつきぬけて「the earth cafe」で休憩。すっごい楽しかった!




夜は家人と江戸堀にあるフレンチ「ゴダーユ」へ。もーたまらないくらい美味しい。どのお料理もすばらしい。ものすごい好み。ワインを1本あけて気をよくしたので、近くのスタンディングバー「arare」へ。京町堀のあたりでこういう店はめずらしい。スタンディングバーといっても椅子もある。今日はワールドカップのイギリスvsパラグアイ戦をプロジェクターで壁に映しだしていたので、お酒を飲みながら観戦。楽しい土曜日だった。


2006.06.09 恵みはそれを聞くところから来る
近くを通りがかったので出入橋のきんつば屋できんつばを購入。小さめのきんつばは薄皮だけどもっちりした皮の中に大粒のあずきがぎっしり。和菓子屋さんのあんこて感じでおいしい。大阪では有名なのに一度も食べたことがなかったので初めて食べて満足。




夜、地元の友人トーカイさんから立派な和菓子が届く。すごーい。私は知らなかったけれど、東海地方の老舗和菓子屋さんらしい。涼しげで見た目もきれいなお菓子が甘いモノ好きの心をぎゅうとつかむ。どうもありがとう。

映画『ラスト・ショー(The Last Picture Show)』(ピーター・ボグダノヴィッチ/1971/アメリカ)。ジェフ・ブリッジスが若い。何もないテキサスの田舎町。夢のような日々を一生胸にとどめる男。前半は若干だれるけれど、後半の心情的な切なさに青春の終わり、夢の国アメリカの行く先を重ねる。閉館される映画館の最後の上映は西部劇『赤い河』(ハワード・ホークス/1948/アメリカ)。『赤い河』の内容を詳しく知っていたらもっとよかっただろうと思う。


2006.06.05 何事でも目で挑発せよ
帰りの遅いときにおいしいお惣菜かなんかがテイクアウトできるようなお店があるといいなあとずっと思っていて(スーパーのお惣菜を買う気にはあまりなれない)、この間行ったビオのお店のお姉さんがテイクアウトできるようなことを言っていたので今日はビオに決定。西天満にある大谷豆腐店のお豆腐、カラーピーマンのマリネ、黒ゴマとナスの和え物、ズッキーニとエビのカレー風味。いいなーわくわくするようなテイクアウトできるお店てすごくいい。そのうえビオ。つぶれませんように。




横浜にあるパン屋さん『パン ド コナ(PAIN de DONA)』ておいしいのかなあ。

映画『青い車(A BLUE AUTOMOBLE)』(奥原浩志/2004)。宮崎あおいちゃんが出てなかったら見ないような作品。さくらちゃん(『純情きらり』の宮崎あおいちゃんの役名)が「セックスしよう」なんて!とか ARATA とのベッドシーンとかそういう見方をする作品かと。


2006.06.04 絶望的な、たしかに利己的な優しさ
そういえば先日ジューシークチュール(Juicy Couture)のストレートジーンズを見かけて色落ち具合とかフィット具合(想像で)とかちょっといいかもと思って24インチを試着してみたらとりあえず入ったもののそもそも骨盤が大きいからかお尻が大きいからかまったくファスナーが閉まらなかった。ていうか閉まらないのは明白だったにもかかわらずちょっと悪戦苦闘してみた。パンツのサイズとかメーカーによっていろいろでさらにジーンズはあまりはかないのでサイズがいまいちよく分からない。ジューシークチュールの24インチてスタンダードなサイズなのかな・・・はけなかったな・・・。

南堀江の A.P.C. の入ってるビルの3F、"Madrigal"というセレクトショップへ。西天満の前にアムスが入っていた大江ビルヂングにも姉妹店があって、Jessica Ogden、antipast、eb.a.gos 等を置くなかなかかわいい品揃え。雰囲気的には西天満のお店のほうがいい感じ。今日は眺めて終了。

映画『微笑みに出逢う街角(Between Strangers)』(エドアルド・ポンティ/2002/カナダ、イタリア)。ソフィア・ローレン出演作の記念すべき100作目。長編監督デビューとなるエドアルド・ボンティは実の息子。天使的役割の小さな女の子の登場など微妙にメルヘンチックで好みの路線とはちょっとずれる。ソフィア・ローレンの大物オーラもすごいけど、そのソフィア・ローレンをデビュー作で起用したエドアルド・ポンティは超役得。


2006.06.01 ダイアモンドに走る、目に見えない一筋のひび割れ
時々通る道を今日たまたま通りがかったら前のお店と違うナチュラル系雑貨屋さんになっていたので入ってみる。特別趣味ではないけどナチュラル系とかなんかスローな気分になれるかと。オーガニック、コットン、リネン、みたいな単語があふれたナチュラル系色で統一されたお店(決して安くはない)。ぶらぶら見てたら白いコットンシャツがかわいかったので購入。ボーダーシャツを着たお店のお姉さんに「ざぶざぶ洗濯してもだいじょうぶですからね」と言われ、なんかすごいクウネルの世界にいるようでひとりで面白かった。

家人がめずらしく早く帰ってきたので近所のビオワインとお惣菜のお店で夜ごはん。胃がいまいち完全復活しないのでなるべくおなかにやさしいものを。

映画『シャンプー(Shampoo)』(ハル・アシュビー/1975/アメリカ)。ビバリー・ヒルズの有閑マダムとの情事に忙しい日々を送るカリスマ美容師ウォーレン・ベイティ。若いゴールディ・ホーンがバービー人形のよう。若輩モノなのでハル・アシュビーの面白さがいまいち分からず。