July

今日の楽しみに対していつも明日の誇りを選ぶこと。



2006.07.30 そこここに接吻の音。空は、はた、暮れかかる夏のわななき。
阪急のクロエジュースへ。2回目。2時くらいに行ったのだけど、通常の関連グッズはかなり完売状態。当然 Weekly Color Set も完売。昨日発売開始された携帯ストラップとキーホルダー、ちょっといいなーと思っていたけどすっかり完売。"しそアップルジンジャー"と"クランベリーアップル黒酢"を家人と半分こしてみたけど、今日のジュースはどちらもちょっと・・・。この間飲んだやつのほうがおいしかったな・・・。

阪急へ来たわけはクロエジュースのためでなく、家人が「市野茂良作陶展」を見たいと行ったため(じゃあついでにクロエジュースに寄ろうと私もついて行った)。丹波焼の市野茂良さんという方を私は知らなかったのだけど、バーナード・リーチのもとで学んだ、つまり弟子だった方のよう。大皿からコーヒーカップからいろいろ並んでいるのだけど、スリップウェアも多数。なかなかステキ。家人がうんうん考えて購入を決めたカップ。飾るのではなく使うカップを2個購入。いい色合い。割らないように気をつけなければ。


2006.07.29 水の底には ひとつの魚が 身をくねらせて 日に光る
ちょっと久しぶりの京都。今月はじめにオープンした恵文社一乗寺店の生活館に行ってみる。思ってたより広々とした空間で雑誌や関連本などを置いている。使いベタなので買わないけどこまごました雑貨は眺めていると楽しい。食に関する本を一冊購入。



雨がざあっと降ってすぐに上がってなんとなく涼しくなる。恵文社を出て東風で少しパンを購入。お昼ごはんは超久しぶりのル・プチ・メック。4-5年ぶりくらい?大阪に住む前、家人と時々行ってた場所。行ってた時よりかなり大繁盛しててお客さんはひっきりなし。カフェオレとともに頼んだバゲットのサンドイッチ等、ものすごいおいしい。東風も好きだけど京都でいちばんおいしいパン屋さんはやっぱりル・プチ・メックかなーと家人と言い合う。ほんとにすごいおいしい。そういえば隣に座っていたフランス人のフランス語会話を聞き取ってみようと耳をそばだててみたけれど、早口すぎて聞き取れず。うーんナマの会話の聞き取りはむずかしい・・・。



「ねえねえ進々堂て知ってる?」とあきらかに関西弁ではない観光らしき女の子2人組。「恵文社てねー」聞いてるわけじゃないけど近くにいたので耳に入ってくる話題と単語。なんか私も京都に来ると観光客と同じところをめぐってるんだなーと思っておかしかった。でも毎回観光といえば観光かも。

家人が行ってみたい!という東福寺の庭園ふたつ。芬陀院(雪舟寺)と光明院の庭園へ。ここが思いがけずすばらしく美しい庭園で、ふたり別々にぼんやり癒されタイム。一見あらゆる無駄をそぎ落としたかに見える、でも実は混沌としたカオスを内包するミニマルでアヴァンギャルドな美しい庭園。今さらながら庭園ていいなあと実感。正直お寺を見るより癒され度が高く、全身でリラックスできる感じがした。



錦市場へ。あれもこれも迷って楽しいお買い物。そうそう、今日は私は錦市場へ来たかったのだった。帰り道にまたも久しぶりの五条のエフィッシュで休憩しようということに。昔家人が「接客もいい感じだしゆっくりできるカフェ」と褒めていたカフェだけれど、当時とはたぶん店員も総入替わりしてて、相当トロい接客態度にがっかり。オーダーしたコーヒーもホットティーもかなりいまいち。エフィッシュはどうしちゃったのかなあ・・・。

今日はいちにち京都を満喫。


2006.07.28 ソーダー水の雨が上がって レモン色した たそがれの時
茶屋町のアーバンテラス茶屋町に「Cafe La Boheme(カフェ ラ・ボエム)」「Monsoon Cafe(モンスーンカフェ)」という飲食店が明日オープン。今日はオープニングパーティーということで、招待券さえあれば無料で飲み放題で食べ放題(立食)。とはいってもあんまり食べられないかなーと思いつつ家人を誘って行く。お店に入るとすごい人。ものすごい勢いで食べ物は消化されていくのだけど、パスタやらケーキやら次から次へといろいろ出てくるのでたくさん食べられておなかいっぱい。しかもどれも結構おいしい。飲み物もワイン、カクテルといろいろ。バイクで行ったのでお酒は飲まなかったけどなかなか豪華。今日は夕食タダデー。

映画『オペレッタ狸御殿』(鈴木清順/2004)。豪華絢爛で楽しいオリジナルミュージカル時代劇。チャン・ツィイーにどうやって出演OKさせたんだろう。1940-50年代、オペレッタ喜劇と呼ばれる「狸御殿」シリーズを見てみたくなった。舞台を見ているようで色鮮やかで能天気でわりとキテて楽しい映画。



2006.07.26 私の探しているものがどこに見つかるだろう
昨日25日、日本の三大祭の一つ、天神祭の本宮の夜に打ち上げる花火を見に行く。天神祭は7月24日の宵宮・25日本宮の2日間にわたって行なわれるお祭り。鐘や太鼓を鳴らすどんどこ船?と呼ばれる船が昼間に土佐堀川を渡ってる風景を見てちょっとお祭り気分が盛り上がった。はじめて見に行くんだからちょっとがんばってみよう、ということで人ごみの中、銀橋(桜の宮橋)まで行く。花火自体はかわいらしい感じ。でも大阪に来てはじめて天神祭の雰囲気をナマで体験できたので満足(去年とかはテレビ中継を見てた気がする)。

スイカばかり食べているのでスイカがやっと終わりそう。なくなると思うとちょっと寂しい。

映画『Jam Films』(北村龍平、篠原哲雄、飯田譲治、望月六郎、堤幸彦、行定勲、岩井俊二/2002)。『the messenger -弔いは夜の果てで-』『けん玉』『Cold Sleep』『Pandora -Hong Kong Leg-』『HIJIKI』『JUSTICE』『ARITA』の『Jam Films S』より以前の7つのショートストーリー。山崎まさよし&篠原涼子の『けん玉』だけいい感じ。

映画『Jam Films 2』(小島淳二、高橋栄樹、井上秀憲、丹下絋希/2003)。『机上の空論』『CLEAN ROOM』『HOOPS MEN SOUL』『FASTENER』、4つのショートストーリー。面白くない。

『Jam Films』シリーズを3作見ても面白さがいまひとつ分からない。半分以上はどうでもよくて一握りの佳作品のなかで『すべり台』(『Jam Films S』より)がいちばんだと思った。


2006.07.23 知性は、また同時に愚昧さでもあった。創造とは、消滅だった。
船場アートカフェでのリュック・フェラーリ・フェスティバルに行く予定だったのだけどお昼すぎから雨。なんか車出して見に行くのもちょっと面倒になって(駐車場探したりするのが・・・)、「リュック・フェラーリ−ある抽象的リアリストの肖像」は見てるし他の作品も別段期待する以上だとは思わないし、まーいいかーという気分になってあっさり辞め。その代わりに最近どうしてもダイニングテーブルの椅子の高さが気になるので graf へ相談しに行ってみる。graf media gm のカフェでカフェラテを頼んだら、マイケルが描いてあってちょっと感動。




大好評だった去年のは逃しているけど、今年の阪急での「あまから手帖 夏はうまい!まつり」に行ってみたい。期間は8月9日-8月15日まで。去年はシェ・ワダのカレーやイグレックプリュスやパンセのパンなどが出店した模様。今年は京都のえびすやのパンも出店するみたい。食べてみたい(パンだけじゃなくいろいろと)。

映画『NANA』(大谷健太郎/2005)。原作を読んでないので原作の面白さは未確認だけど、宮崎あおいちゃんが出てなかったら見てない。宮崎あおいちゃんかわいいなあ。高岡蒼甫にはもったいない。



2006.07.22 最小の瞬間の悲劇的な感覚を見出してこれに耐えること。
私は百人一首好きで切手好き(地味?)。今年のふみの日切手は百人一首切手ということで、50円切手シートと80円切手シートを購入。春夏秋冬と恋をテーマにした5首、80円切手シートは取り札と読み札が対になっている。「いにしえの」の伊勢大輔、「ほととぎす」の後徳大寺左大臣、「心あてに」の凡河内躬恒、「田子の浦に」の山部赤人、「春の夜の」の 周防内侍。わーなんかうれしい、手に入れてかなり満足。



新聞に「イタリアンの精進料理が大人気」とあったので読んでみるとイル・ギオットーネの笹島保弘シェフの著書が人気なんだそうで、へーと思った。どんな精進料理かというと"あったか京野菜たっぷりのミネストローネ白味噌風味""トリュフまんじゅう""焼なすとみょうがのスパゲティ梅肉風味""おいしいトマトとおぼろ豆腐のカプレーゼ"。おいしそうー。京都・八坂の塔のそばにあるイル・ギオットーネは超有名店で予約はかなり先までとれないというハードルの高いお店なので行ったことないのだけど、名前だけはいろんなトコで聞くような気がする。ていうか東京・丸の内にも店舗があるのを最近知った。イタリアンの精進料理興味ある、食べてみたい。本も見てみたい。

今日ははじめての料理にチャレンジ。黒鯛のローズマリー風味焼き、カニ入りライスのスフレ。いまいちそれぞれの分量の要領を得ないので最終的に4人分くらいの分量にふくれあがってしまった(とくにスフレがオーブンのなかでやたら膨らんだのが誤算)。おなかが重い・・・。

映画『Jam Films S』(薗田賢次、高津隆一、石川均、手島領、阿部雄一、原田大三郎、浜本正機/2004)。『Tuesday』『HEAVEN SENT』『ブラウス』『NEW HORIZON』『すべり台』『α』『スーツ-suit-』7つのショートストーリー集。『すべり台』でデビューした柄本時生は柄本明の息子。写った瞬間あまりのそっくりぶりにウケた。


2006.07.20 力と愛との不可解な結合の秘密
北新地のア・キャトルが8周年で7/19-20の2日間のみ、ケーキ全種類20-50%OFF!ということで、雨がざあざあ降りしきる中、ケーキを買いに行ってきた。夕方だったので小さな店先は会社帰りとみられる女性でたくさん。ショーケースに並んでいるケーキを売るのではなくショーケースにはお皿にのった各種見本で、現物は冷蔵庫から持ってきてくれる形式。4つほどゲットしてふたたび雨のざあざあ降る中家路へ。びしょぬれ。

画像がうまく撮れなかったけど上段左から1・2つめは生クリームとフランボワーズソース。全部食べきれてないけどおいしかったー。



静岡の兄家族からお茶を送ってもらったのでお礼の電話をする。3歳の甥が会話のキャッチボールができて驚く。「そっちも雨すごい?」「すごいよーカミナリなってるよー」「カリナリこわいねえ」「ううん、カミナリこわくないよ」というすばらしいキャッチボール。一方的な会話しかできなかった気がするのに成長するんだなー。

映画『パッチギ!』(井筒和幸/2004)。日本人と在日朝鮮人のちょっと重めのテーマなはずなのに、想像以上に面白かった。塩谷瞬がかわいくて、オダギリジョーはやっぱり何でもやる役者だった。じーんとしてしまった。




2006.07.18 顔にはばら色の光が満ち、目はいつも凍ったようで、
彼女はじつに美しかった。

おばあちゃんのスイカが実家から送られてきた。わーい。直径30cm弱、8kgほどもある大きなスイカ。どう考えても冷蔵庫に入らないのでとりあえず半分に。ついでに少し切って食べてみると超甘くておいしい。冷えてないのに甘み十分。私の夏の好物はスイカとトマト。ついでにレタスも大好きなのだけど狂ったように毎日ばりばり食べている。普通のゴハン作ったけど、私の今日の夕食はスイカとレタスで終了。ゴハン、家人は全部食べてくれるかな・・・(2人分あるけど)。




映画『ハーフ・ア・チャンス(1 chance sur de 2)』(パトリス・ルコント/1998/フランス)。アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンド、バネッサ・パラディ主演のコメディアクション映画。パトリス・ルコントがなんでこんな映画を撮るのか意味不明。あまりに中途半端でカッコ悪い。唯一出演陣だけはナイス。アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンド、ふたりのおじいちゃんは渋くてカッコよかった。ていうか、なんか見たことあるような、と思っていたらやっぱり二度目だった・・・。


2006.07.17 「僕たちは錯覚でできているのかもしれない」
朝から雨。昨日から京都へ行きたいなーと思っていたのだけど、テレビをつけると『完全生中継 祇園祭 山鉾巡行』とかやってて家人に「今日は無理だね」と言われ断念。そのテレビ中継をしばらく見ていたのだけど、鉾て面白い。ナマで見たことないから来年くらいに行ってみたいな。

予定がなくなったのでタケウチでパンを買ってから、靱本町の Porta Nuova(ポルタヌオーヴァ)へランチ。美味しいと評判のピザ・マルゲリータとパスタはカルボナーラ。アツアツでとっても美味しかったけど、少し割高感。全部で3300円なのだけど、ピザを頼むとナントカチャージがかかるらしく3300円のうち600円はおそらくそのナントカチャージ代。なんだろう、ピザにチャージて普通なのかなー。

8月9月10月とシネ・ヌーヴォで面白そうな上映をたくさんやるけど、さすがに網羅はできそうなので、厳選して見に行ってみよう。

昨日のマシュー・バーニーを思い出していたのだけど、方向性は違うけど例えばビル・ヴィオラの抑制されたストイックな映像の方が好みだし、世界遺産みたいな壮大な風景だったらフィル・ニブロックの音を背景にした彼の風景映像のほうが好みだなーと思った。なにがどうと説明しづらいんだけど多くを詰め込んだものよりも私はミニマリズムが好きなんだろうと分析。

映画『日本の夜と霧』(大島渚/1960/松竹)。左翼運動、内部闘争、全学連と学生運動。結婚式を舞台に繰り広げられるディスカッション。新郎新婦もヤリ玉にあがり非難糾弾され過去の女性関係まで問いただされ、こんなに結婚式を台無しにする映画をはじめて見た。ものすごい長まわしに途切れることのない熱いディベート、俳優陣噛みまくりの一発撮りみたいな面白さ。セリフまわしに見てるこちらがハラハラする。安保闘争とかゲバとかよく分からないところも多いけどこの作品はヤバい。情熱的だけど暗すぎる。会社勤め人なのにこの過激さ。ちなみに大島渚はこの作品で松竹と衝突し退社(解雇?)。



2006.07.16 未知のものにしか自分をまかせないこと。
大阪市立鶴見区民センター・大ホールででマシュー・バーニー『クレマスター・サイクル』ノンストップ上映。上映作品は『クレマスター1』『クレマスター2』『クレマスター3』『クレマスター4』『クレマスター5』。午前11時30分から午後8時までという長丁場のマシュー・バーニーデイ。マシュー・バーニーて実は見逃しに見逃していて初めて体験。会場は専門学校生みたいな子達が多かった。学校推薦映画?

で、マシュー・バーニーの作品は、豪華絢爛、お金のかけ方は半端じゃない大作アート映画。セクシャリティや歴史、神話など様々な分野の要素を取り入れた物語は大半は理解しにくい。正直『クレマスター1』が一番まとまりのある面白い作品。アメリカンなアートて感じが全体を包んでいる気がした。世界各地を駆け巡り、世界遺産紀行を彷彿とさせるすばらしい絶景(景色はすごいけど・・・)、昆虫の生態を映し出すCCD拡大カメラを彷彿とさせるマシュー・バーニーの脱出劇など、なんか不思議な映像も多々。ゲイリー・ギルモアもハリー・フーディニーもよく知らないためオマージュといわれてもピンとこない。ところでマシュー・バーニーはフット・ボールの特待生だっただけあってロッククライミングですいすいのぼっていったり、元モデルなだけあって男前。

大好き!て感じの映画ではないけれどそれなりにそれぞれ楽しんだ。でも腰がいたい・・・。



2006.07.15 多くの意志と多くの偶然
家人を引き連れてうめだ阪急本店でのフレッシュジュースバー「クロエ ジュース」へ。ちょっと並んで手に入れたのはキュートでカラフルでヘルシーなフレッシュジュース。おいしい。家人に2個持ってもらって撮影。週替わりで6色の限定ジュースとビーチバッグのセットも発売。ミラーやステッカーやキーホルダーなど限定商品も販売。あーこういうのなんか好きー。ジュースを制覇したくなる。グリーンのビーチバッグも欲しくなってきた。




車の中ではラジオを聴くことが多い。今日はヘンなラップ調の音楽で「オレはー家庭的な女が好み〜」みたいな信じられないダサ歌詞の曲があって、『家庭的な女』てなんだろうと言う話に。料理が作れたら家庭的?じゃあズボラ主婦代表・奥薗壽子さんの節約兼料理ていうのはかなり家庭的じゃない?それは行きすぎ?じゃあ好みが"家庭的な女"という範囲はどこからどこまでだろう。アバウトすぎて分からない。女が『仕事のできる男の人が好み』という感覚と一緒かな。

少し前に中央区で火事があったのは知ってたけど、今日家人から「あの火事でコンテンツレーベルが全焼したらしいよ」と聞いてびっくり。近くに行ったついでに見に行ってみるとコンテンツレーベルカフェのある雑居ビル全体が焼け落ちていた・・・。たまたまお店の人がいて、笑顔で話しかけてきてくれたのだけど逆に心が痛む。コンテンツレーベルカフェといえば大阪カフェの老舗的存在。再開のめども当然なく、雑居ビルは取壊しだそうで、壊れたシャッターが風になびく音と、入り口にある紐の切れたコンテンツレーベルカフェのロゴ入りテントがなんだかとてもさみしかった。

なみちゃんの日記に触発されウチも餃子パーティー(家人とふたりで)。40個くらい作ったのに二人でペロリ。おいしーい。



映画『王は踊る(Le Roi Danse)』(ジェラール・コルビオ/2000/ベルギー、フランス、ドイツ)。ふつうにヘンな映画。ちょっとイってそうな想像をしていたのでふつうすぎてぜんぜん物足りない。

映画『歴史は夜作られる(History Is Made at Night)』(フランク・ボーゼージ/1937/アメリカ)。有名なメロドラマ映画はたいていどれもテンポがよくて粒揃い。ポールの腹話術ココの可笑しさ、裸足で踊るジーン・アーサーの綺麗さ(ジーン・アーサーは声が愛らしい)。人妻の大恋愛もの有名映画て多いなあ。



2006.07.13 私は毎日空を驚愕して見つめる
夏祭り。たくさんの夜店と大勢の人たち。イカ焼きとビール。じっとりした空気もなんだか許せる感じがする。



そういえば昨日梅田で中国人と思われる女性から英語で全日空ホテルの場所を尋ねられた。全日空ホテルて北新地・・・。そもそも新地の中なんてものすごく説明しづらくて私もアバウトにしか地図がうかばないので「あっちのほう」とかいい加減に答えてしまった(梅田で全日空ホテルの場所を聞かれたらなんて答えてあげる?)。連れて行ってあげたらよかったのかもしれないけど、ちょっと遠かったし、行けたかな、ごめんなさい。

阪急百貨店 大阪・うめだ本店に7月14日-8月27日まで期間限定・関西限定で「クロエ ジュース」バーが登場。「Chloe」のクロエ。ジュースの何がクロエなのか分からないけどちょっと行ってみたい。

Short Shorts Film Festival に関連して、BSジャパンで過去作品を放送中。今日は『la Promenade』(2000)、『Die Uberraschung(The Surprise)』(Lancelot von Naso/ドイツ/2004)の2本を見てみる。『Die Uberraschung』のほうはビデオクリップかCMのようなテンポのよい作品。

貧血だ!と思って病院に行ったら貧血ではなく夏バテだろうという診断だった。夏バテかあ・・・。


2006.07.11 狂ったような実現性のない憧れ
土屋アンナがフランスで大人気、というニュース。なんで?と思ってたら、どうも第59回カンヌ国際映画祭と同時進行で行われてた若者向け映画を対象にしたカンヌJr.フェスティバルで「下妻物語」(中島哲也)がグランプリを受賞していた。知らなかった・・・。「下妻物語」面白かったけど、フランスでも受け入れられるのね・・・。6月中あたりにフランスの約70館で上映されていた模様。

この2日間くらい貧血症状。なぜか夕方くらいがピークでくらくらして吐き気(いわゆる一般的な貧血の症状だと思うんだけどみんな貧血時はこうなるのかな)。視界が暗くなって倒れそうなので小一時間くらいごろごろうめいて若干おさまってから家事。ていうかそこまでしてゴハン作ったり洗濯したりしなくていいんじゃないかとこの真面目ぶりに反省。

映画『ベルエポック(Belle Epoque)』(フェルナンド・トルエバ/1992/スペイン、フランス、ポルトガル)。美人4人姉妹とふらりと現れた青年の物語。中途半端な官能映画。というか官能ではなくスペイン人の純愛?

映画『女』(木下恵介/1948/松竹大船)。主要キャストが男(小沢栄太郎)と女(水戸光子)のみ、ほぼオールロケという実験的中篇サスペンス作品。善良な木下恵介のイメージとは違った趣向で意外だけれど面白い。殴ったりひどいことをしたりするどうしようもない男と縁を切れない女。いつの時代もずるずるした関係の男女は存在する。小沢栄太郎が嫌悪感すら覚える小狡賢いいやな男。こういう関係に全く共感するところはないのにクライマックスの絶叫の別れはそれまでの男女の葛藤の末路かと思うと人間の性、女の性を強く感じる。


2006.07.09 自らを堅固にする毎日の機会を逸しないこと
昨日買った"Boulangerie le feuillage(ル フィアージュ)"のパンは・・・。最近食べてたパンはきっとものすごく美味しかったんだと思った。

ゴディバの最高級フローズン・チョコレートドリンク「CHOCOlixir(ショコリキサー)」(360ml/税込600円)を求めて心斎橋のそごうへ行ったのだけど、なんと機械停止中。残念・・・。無念を胸に近くのハーゲンダッツでアイスを食べる。残念・・・。ちなみに大阪でショコリキサーが食べられるのは心斎橋のそごうと阪急三番街のみらしい。




メイド喫茶でバイトしてみたい。ていうか正しくはメイド服を着てメイドごっこをしてみたい。ただアートアニメではなくいわゆるアニメには疎いのでなんかこう、得意分野を活かせるメイド喫茶とかないのかな。映画オタクさんと話せるほどの映画好きではないけれど映画とか、ぺらぺら話せるほど知らないけど現代音楽とか。きっとメイド喫茶に行きたいけどアニメに疎くて行きづらい映画オタクや現代音楽オタクがいるはず。メイド占いやメイドマッサージがあるくらいだから何でもアリぽいのにそういう需要はないかしら。立候補するのに。

金刀比羅宮の応挙の障壁画などパリで特別展 07年開催
「香川県琴平町の金刀比羅(ことひら)宮は8日、同宮所蔵で国の重要文化財に指定されている円山応挙の障壁画など約70点を集めた特別展「こんぴらさんの応挙 初めてのパリ」(同宮、朝日新聞社など主催)を、フランス・パリの国立ギメ東洋美術館で開くことを発表した。日程などを調整中で、07年中の開催を目指す。「こんぴらふねふね」でおなじみの同宮の至宝が、初めて海外に渡ることになる。出品されるのは、江戸時代に活躍した応挙が同宮表書院に描いたふすま絵「遊虎図」「稚松丹頂図」「竹林七賢図」(いずれも重文)のほか、奥書院にある伊藤若冲の「花丸図」など。」

新聞に掲載されていた円山応挙のふすま絵が美しくて、これがフランスに行くのかーとか思ったらなんだかすごいことだなあとじーんとした。

映画『コーラス(Les Choristes)』(クリストフ・バラティエ/2004/フランス)。悪ガキが合唱によって更正していくというストーリー。フランス国内で「アメリ」を抜き記録的な数字を出した大ヒット映画だそう。大人が子どもに抱く理想。子どもてそんなに素直か?とかそういう話はどうでもよくて、3000倍の競争を勝ち抜いた美声の少年役ジャン=バティスト・モニエの歌声は思わずボーイソプラノてきれいだなーとぼんやりする。監督のクリストフ・バラティエはこの作品の製作・出演もしているジャック・ペランの実の甥。しかも息子のマクサンス・ペランも出演している家族ぐるみの映画。マクサンス・ペランがねーかわいいのねー。



2006.07.08 深い唯一の可能性をそれらに与えること。
あまから手帖で知った内平野町の"Boulangerie le feuillage(ル フィアージュ)"。デニッシュ系が得意?なパン屋さん。朝行ったからか、パンの種類自体はそれほど多くなく、オリジナルな組み合わせやアイディア商品は少ない気がした。昼間に行ったらもっとあるのかな。スタンダードに角食とデニッシュ系とお惣菜系を購入。明日の朝ごはん。




家人はカレー大好き。でも私が特別大好きなわけじゃないので、ブームに乗りおくれていまだに食べたことのなかったスープカレー(なんかカレーのわりに割高だし)。でも偶然トッピングサービスのクーポンを入手したので思い立って札幌に本店のある『心』の本町店 へ。家人は大麦豚と揚げナスのスープカレー(1100円)、私は14種の野菜のスープカレー(1050円)。これがなかなかおいしかったのでスープカレーをちょっと見直した。




ネットでジョン・ケージの「4分33秒」のコンサート模様を見る。大きなホールでなんとフルオーケストラ!世界初の「4分33秒」テレビ中継の映像なんだそう。なんかすごいー感動した。


2006.07.07 理解しないこと、理解する必要がないということ
graf media gm での「tenants」展。なんとなく寄ってみた上田博文+竹田直樹(庭師アーティスト/造園家)"「竹の庭」と「ひまわりの部屋」"での七夕企画「竹の庭に短冊を飾ろう!」。今日は七夕なので短冊にお願い事を書いてきてみた。短冊にお願い事なんて何年ぶりかなあ。

映画『ベルリン、僕らの革命(Die fetten Jahre sind vorbei)』(ハンス・ワインガルトナー/2004/ドイツ、オーストリア)。『グッバイ、レーニン!』を撮った監督。権力や抑圧、体制への抵抗、お粗末な手口と情熱。はっきりしたメッセージを残しながら正直なところ何も意味していないという点で(と個人的に思った)、現代ドイツの上手な青春恋愛ムービーだという気がした。




映画『グロリア(Gloria)』(ジョン・カサヴェテス/1980/アメリカ)。ヴェネチア国際映画で金獅子賞受賞作。オープニングから粋なカサヴェテスのハードボイルド映画。ニューヨークの街並みの空気感と雑然とした雰囲気の中で、マフィアに拳銃をブッ放つ、ド迫力の熟女ジーナ・ローランズがしびれるほどかっこいい。シンプルなストーリーで大女優ジーナ・ローランズがやるからこそかっこよさが引き立つ。ジーナ・ローランズが演じたのは単なるタフで機転の利く女でなく、もっと根本的な「グロリアという女」。後半単調なのが残念。

この映画をちらと見た家人が「あれは女装したオッサン?」と暴言。



2006.07.02 「答え」を「問い」の「帰結」の地位にまで高めること
友人の結婚式へ出席するため名古屋へ。立派で由緒正しい伝統的な神前挙式と100人以上の出席者で3時間以上にもわたる披露宴。和装3回、洋装1回。(この日のために作ったもらったという)和装を3回というのははじめてでとてもゴージャスに感じた。唯一の洋装のドレスもすごーくかわいかった。しあわせになってね。



ミッドウエストのセールのお知らせ。なんというか、ミッドウエストのセールのハガキていつもいまいちなんだけど、これは狙ってるのか考えてないのか微妙なところ。店舗の大きさが違うけれど、大阪店よりやっぱり本家の名古屋店のほうがよかったなあとか思う。