November

生れ変わり、
一歩一歩自分の心を再発見すること。




2006.11.22 魔法のランプの巨大な力
松本俊夫の実験映画 『つぶれかかった右眼のために』(13分/1968年)、『モナ・リザ』(3分/1973年)、『ファントム 幻妄』(l0分/1975年)を見る。解体とコラージュ、再構築。でも私としてはちょっとドキドキ感が薄い(理由はまた考えることにする)。劇映画の『薔薇の葬列』(1969年)てこの松本俊夫だったのねー。こっちはかなり見てみたい。

『Scotch Tape』(1963)。だいすきな Jack Smith だけど期待感があるだけにちょっと消化不良(この理由もまた考えることにする)。

地元からトーカイさんがやってきた!大荷物を下げたトーカイさんと梅田で待ち合わせをしてゴハン。HEP の観覧車も見えるプチ大阪夜景。安産といえばワンコ、ということでキュートな犬のぬいぐるみをいただく。地元のだいすきなお菓子屋さんのお菓子もいただく。メガネに凝ってるトーカイさんの今日のシャネルのメガネが非常にナイスデザインで好みだったよ。たくさんお話して楽しかったー。



2006.11.21 「美しいものを見たら、追いかけて抱きしめろ」
前傾姿勢がつらくなってきた。靴下・タイツ・ブーツとか履くのが案外たいへん。いま気に入って履いてるのが金具のボタンのついたワンストラップの靴で、このボタンがちょっとやっかい。シャンプーももっとお腹が出てくるともっとしにくくなると思う。立ってシャンプーしたらいいのかな。

よく行くスタバでテイスティングパーティをやってたのでちょっと立ち寄る。春夏秋冬をイメージした4種類のコーヒーとそれにあわせたお菓子の試食会。一度にいろいろ飲むとコーヒーの違いもちょっと分かる(香ばしいとかその程度)。それぞれ少しづつだけどなんかお腹いっぱいになってタダ食いのみしてスタバを出る。時々スタバで(テイスティングパーティというカタチじゃなくても)試飲すると、コーヒーて2口くらい飲んだらなんだか満足してしまうことが多くて試飲=購入に至らない。コーヒーは好きなんだけどなー(自分で買うときはブラックじゃないけど)。

南堀江にもニットカフェがあることを知って調べてみたらちょっとステキなので行きたくなる。"sept mignon"というお店で、1Fがアンティークやインポートの手芸材料のお店、2Fがニットカフェも楽しめるカフェ、3Fがギャラリーとワークショップを楽しむフロア。毛糸とか布地とか見てみたい。どんなの売ってるのかな。ニットカフェで編み物しながらお茶飲んだりていうのはぼんやり憧れるけど、私は一心不乱に手を休めることなく疲れるまで編むタイプ(せっかち)なのであまりお茶飲みながらていうのは向かないかも。

NHKでやっていたドキュメンタリー『ルキノ・ビスコンティ』。やりはじめの編み物をしながら見る。マルチェロ・マストロヤンニやアラン・ドロン、バート・ランカスターらがビスコンティについて語ったり、幼い頃から芸術的素養のある一流貴族出身ビスコンティのココ・シャネルやジャン・ルノワール、ジャン・コクトー、ダリ、ピカソなどの超豪華な交友関係を紹介したりしてなかなか面白かった。ビスコンティ入門編。しかしビスコンティの映画てぜんぜん見れてない。高貴で能的かつ退廃的雰囲気の『ベニスに死す』なんてすごく好きなのに私のなかではいつでも見れる感の漂う監督なのだと思う。でもとりあえず録りっぱなしの『山猫』は見てみたくなった。

映画『洲崎パラダイス 赤信号』(川島雄三/1956/日活)。東京の遊郭「洲崎パラダイス」の入り口となる橋の手前の飲み屋が主な舞台。洲崎や神田のいわゆる絵に描いたような砂埃の昭和の風景。川の流れのようにふらりふらりと渡り歩く情けない男と女の人生模様。単なるダメ人生を描いているわけではなく、もっと本質的・根本的な人生の無常ついてを自然に物語るのがすごい。パラダイス手前にいながら橋の向こうのパラダイスの中は一切見せないのも面白い。



2006.11.18 感覚も、知性も、心も、幸福も。
砂ずりを鍋に入れるレシピがあって"砂ずり"て"砂ぎも"とどう違うんだろうと鳥博士の家人に聞くと"砂ぎも"と同じらしい。どこの部位が聞くと「鶏は歯がないから丸呑みして砂ぎもていう器官を使って消化するんだけど、そこ」と回答が返ってきた。すごーい。ちなみに"砂ずり"て関西系の呼び方らしい。そういえば"ずり"て略すような気がする。

欲望にまかせた買い物。来月の乗り切り方を今から考える小心者。

私より1ヶ月ほど予定日の早い妊婦友達に会う。165cmほどの彼女に「私の1ヶ月前よりおなか大きいよ」と言われる。やっぱり・・・。いまでもあまりアクティヴに動かない私と違ってなんと彼女は先日海外旅行に行っていた模様。しかもタイとカンボジア。アクティヴにいろいろ動いているけれど体重は妊娠前より6kg増という、なんだかいろんな意味で励まされる先輩妊婦だった。

そんな友達と家人と3人で平野町のうどんすきの老舗・美々卯へ。自家製手打ちうどんと特製の出汁と各種具材、ちゃんとしたうどんすきてはじめて食べた。おいしーい。


2006.11.17 直線の強迫は人を堕落させる。
スタバが商品をちょっと値上げしてるのを知る(11/8から)。普段スターバックスラテのショートを頼むことがたぶん一番多いんだけど290円だったのに310円になってた。この価格で20円値上がりするとなんだか高くなった気がする。あれーそうなんだーと思いつつ、期間限定のトフィーナッツラテを注文。こういうのってかなり甘めなのを知りつつなんか頼んでしまう心理(甘さ控えめでとかあえてカスタマイズしない)。でもなかなかおいしかった。




とか、太りやすい妊婦の自覚なくこういうものを飲んだりするのでぷくぷく太ってきた。毎朝体重計に乗るのが憂鬱なのに・・・。しかし妊婦てほんとに食べるものが血となり肉となりものすごい勢いで栄養を吸収している気がする。産んだらやせなくてもせめて元に戻りますように。

11/3にオープンしたグッチ銀座にはグッチカフェがあってグッチチョコなんかも買えたりするらしい。どんなカフェなのかちょっと気になる。

ヴィトンならダミエが好きなんだけど、そのダミエがクリームとブルーになったダミエ・アズールがかわいい。

映画『ティム・バートンのコープスブライド(Tim Burton's Corpse Bride)』(ティム・バートン/2005/イギリス)。声優にはジョニー・デップ、 ヘレナ・ボナム=カーター。CGようななめらかなストップモーション・アニメ。もう少し人の手を感じるほうが好き。


2006.11.13 夢の数々から生れ出ずるべき器量
はじめてスタイを作成。雰囲気で作ってよがんでるのも愛嬌。なんの変哲も工夫もないスタイなので大いに汚してオーケー。そういえば妊娠してからよだれかけのことをスタイと呼ぶのをはじめて知った。




谷崎潤一郎『春琴抄』は面白かったけれど、最後までうっとりした状態に陥らなかったのはたぶん私がとても普通のひとだからで、盲目の美しい女師匠の悲惨な顔の傷を見まいとするために自らの黒目を針でつき至極の喜びを得るような、恍惚として陶酔する愛の世界、つまり私にはSの要素もMの要素も薄いんだなーと思った。また別の谷崎を読まなくては。

区の母親教室に行く。同じような時期に出産する人たちばかりで集まったのは20数名くらい。みょうにオシャレ妊婦率高し。見た感じやっぱり身長の大きなひとはそれほどお腹が目だってないように思えた。なんか私お腹すごい出てるような気がする・・・。2回目、3回目の母親教室にも行きたいけど、平日なので時間のやりくりを考えると微妙。

道修町にある cafe pub ami でお茶。お店に置いてある"cototokoパーラー"のお菓子を食べてみたかったのと(ほかのお菓子も食べてみたい!)、北欧好き店主の趣味の北欧テイストな店内を見てみたかった。バトンクッキーおいしかったし、無造作に置かれたリサ・ラーソンの置き物とか地味な北欧ぶりが面白かった。食べてないけどライス大盛り無料!と書いたランチのカツカレーもおいしそうだった。


2006.11.12 離れて見るすべを知らねばならぬ。離れること。
朝ごはんは昨日買ったシェ・ワダ・ブティックのパン。




ベビーベスト以来編み物休憩状態だったので再びおくるみでも作ろうと思って、なんば・ユザワヤでハマナカのオーガニックコットンの糸を物色。広くていろいろあるけど店内のことをよく知っている店員が少なくて3回目でつかまえたお姉さんにやっと在庫を出してもらう。手芸屋さんの店員て普通もっと心強い気がする・・・こんな頼りないユザワヤの店員て・・・。ほとんど値段を考えず16玉購入したら結構いいお値段でびっくり(1玉定価473円の10%引きくらい)。手作りは自己満足なのね。

中津に移転した PLANET studyo plus one で大阪ヨーロッパ映画祭の一環、1960年代からのチェコ映画のチェコ回顧上映展へ。ミロス・フォアマンの『火事だよ!カワイ子ちゃん』という作品の何一つ知ってるわけじゃなかったけれど、タイトルが面白そうだねーお客さんいるかなーとか家人と言い合って行くと結構人がいて意外。といってもたぶん30人くらいだけど、でもここで30人も集まるなんてすごい。満員御礼。きっと「チェコ」と「ヌーヴェルヴァーグ」のキーワードに惹かれた人々。

映画『火事だよ!カワイ子ちゃん(Hori,Ma Panenko)』(ミロス・フォアマン/1967/チェコスロバキア、イタリア)。チェコ在住の映画人たちがフランスのヌーヴェルヴァーグに影響されたのがチェコヌーヴェルヴァーグ。『猫に裁かれる人たち(Az Prijde Kocour)』(ヴォイチェフ・ヤスニー/1964/チェコスロヴァキア)に続く意味不明度の高いチェコヌーヴェルヴァーグ作品。無駄に力んでいて楽しい映画。おしゃれと言われればおしゃれなような気がしてくる不思議な魅力。

今日はもうダメだと確信するのは喉から異臭というかいやな匂いを感じたり、喉元に異物感を感じるとき。これはいったいなんだろう?私なりの身体から発する信号?相変わらずお腹はハリやすく腰痛もきついけれど、吐かなくなったのはものすごく前進。お休みにゆっくりならいろいろ行動できるようになったのはうれしい。


2006.11.11 顔色と身体の温もりを 心と眼の光を パンの塩と律動を
家人と心斎橋で用事をすませたあと、そごうの地下1Fにある住吉団子本舗でみたらし団子を2本買ってベンチで休憩。できたての買い食いっておいしい。そごうの地下はすいててのんびりできて休憩しやすい。ついでに地下2Fのシェ・ワダ・ブティックでパン・ド・ミー他パンを購入。そういえばシェ・ワダで食パンを買うのははじめてな気がする。

「きりたんぽてどんなんか知ってる?」という家人との会話から突如今日の晩ゴハンは初・きりたんぽ鍋に決定。ハンズの隣にある「青森・岩手・秋田 きた東北発見ぷらざ jengo(ジェンゴ)」で、きりたんぽ、だまこ餅、比内地鶏スープのきりたんぽ鍋セットを購入。はじめてのきりたんぽ。ちくわみたいな練り物系か餅ぽいのかと思ってたらかなりご飯だった。食感としては五平餅。比内地鶏スープ、濃厚ー。




映画『GO! GO! L.A.(L.A. Without a Map)』(ミカ・カウリスマキ/1998/イギリス、フィンランド、フランス)。ずっとヴィンセント・ギャロ主演の映画だと思ってた。脇役がジュリー・デルピー、ジョニー・デップと豪華。と、それだけの作品。

映画『ハッピー・フライト(View From the Top)』(ブルーノ・バレット/2003/アメリカ)。アメリカンドリームのノー天気映画。主演のグウィネス・パルトロウが見たくて見たけれど、彼女が出演するにはもったいない。ていうかグウィネス・パルトロウもうちょっと選べばいいのに・・・


2006.11.09 私の空気、熱烈と悲しみの混じり合った劇的な匂い
ここ2・3日、昼間でもお腹のなかがモニョモニョするので胎動だと確信。くすぐったい。でも家人がお腹をさわるとシーン。ごめんね・・・

PAUL&JOE のプライマーとクリーミィコンパクトファンデーションのサンプルを使ってみて、伸びのいいプライマーはいい感じ。クリーミィコンパクトファンデーションは数時間はいいと思うけど、私の場合その数時間後なんだかやっぱり浮いてくる感じがする。キメも細かいしお化粧直しにはいいと思うけど、やっぱり PAUL&JOE のファンデーションとは相性よくないかなーというのが正直な感想。クリスマスコフレのプレストパウダーはちょっと欲しい。

8月くらいから体調の悪いのをいいことにほとんど作っていなかった晩ご飯。でも今週はがんばり週間(簡単なものしか作ってないけど)。今日はふとピザが食べたくなって、でも頼むのも面倒だしとか思って晩ご飯はピザに決定。適当な生地のレシピでこねこねして、冷蔵庫にある適当なものでトッピング。ピザソースとかないのでケチャップとマヨネーズを混ぜてみた。案外生地も味も大丈夫だったことに作った私がちょっと感動した。1/4を食べて3/4は家人用。ピザって適当でできるんだー。




映画『ヴァンダの部屋(No Quarto da Vanda)』(ペドロ・コスタ/2000/ポルトガル、ドイツ、フランス)。ポルトガルの移民街。取壊しの進むスラム街に暮らす人々をとらえたドキュメンタリー。同情的な視線で見てしまう私はおそらくこの映画を見るにあたって失格。ただそれは絶望的ともいえる極貧状態の彼らの生活を本当には目にしたこともないしそのスラム街の匂いも肌がべとべとになっても身体を洗えない彼ら自身と対峙したこともなく事実無知であることに起因しているのであって、麻薬をやりながら過ごす日々の辛さは到底分からない。この作品の映像の美しさなんていうのはきっと微々たる魅力ではないかと思った。


2006.11.07 "けふもまた衣えらびに日は暮れぬ嫁ぎゆく身のそゞろ悲しき"
谷崎潤一郎『細雪』上中下を相当のんびり読んでいたのだけど読み終わってしまった。読み終わってしまったのがすごく残念。魅力ある細雪の世界は、昭和初頭の本家が大阪船場にある旧家・蒔岡家の四姉妹を中心とした物語。実は映画『細雪』(市川崑/1983)のほうを先に見ていたので、きあんちゃんは吉永小百合でこいさんは古手川祐子、貞之助は石坂浩二とすでにイメージができあがっていて映画の配役そのままの人物が頭の中を動いていた(たぶん小説から先に読んでいてもイメージはわりとぴったりなんじゃないかと思う)。関西を舞台にしているため土地の名前やたとえば老舗料亭の名前だったり船場言葉と呼ばれる美しい関西の言葉だったり、そういう部分も含めて楽しい物語。というか物語というよりとりとめのない日々の記録のような小説で、つらつらと出来事を綴っていく様はいつまでも続くようでとても心地いい。来年の春のお花見には平安神宮に行きたくなる。忘れた頃にまた読みたい。

船場言葉のような言葉をいま街で聞くのはなかなか難しいけど、例えば瓦町にある平岡珈琲店に行ったりすると常連のお客さんが話す言葉はそれに近い気がする。船場言葉のようなやわらかい関西弁はいいなーと思う。

で、いま読んでいるのは再び大阪・道修町が舞台の谷崎潤一郎『春琴抄』。冒頭の墓地のある描写から地図が浮かび風景も想像できて瞬時に物語のなかへ。

「知っての通り下寺町の東側のうしろには生国魂神社のある高台が聳えているので今いう急な坂路は寺の境内からその高台へつづく斜面なのであるが、そこは大阪にはちょっと珍しい樹木の繁った場所であって琴女の墓はその斜面の中腹を平らにしたささやかな空地に建っていた。」

読みかけだけれど異様にある注釈もほとんど句読点のない文体も楽しい。


2006.11.05 この無頓着さ、このつつましさ、この優しさ
昨日は妊婦検診で、そろそろもしかして性別が分かるかも、とドキドキして聞くと慎重な病院みたいであっさり「25週くらいにならないと分からない」と言われちょっとガッカリ。25週て7ヶ月目・・・。そういえば最近夜寝てるとお腹のなかがモニョモニョする。胎動?とか思うけど私はもともとお腹がコポコポ(食べるとき一緒に空気も飲んでしまう)しやすいひとなので微妙。でもやたらモニョモニョピクピクするのでやっぱり胎動なのかなー。

妊娠5ヶ月目のお祝い・戌の日のお参りをするために住吉大社へ。七五三のお参りやお宮参りのひとで大賑わい。最近は腹帯と腰痛ガードルをしていて(してると腰痛が少しラク)ひとまわりくらいお腹が大きいので相当妊婦ぽい私。七五三の衣装かわいいなーと思いつつ、とりあえず参考までにお宮参りの赤ちゃんの衣装に注目。お参りをすませて安産のお守りも買う。安産でありますように。




ランチは北浜のラ・トォルトゥーガの2Fにあるカフェ『Le BOIS(ル・ボア)』へ(ボアは営業してるけどトォルトゥーガは日曜休み)。内装は普通のカフェ。日曜の北浜の飲食店ということで他がほぼ壊滅状態でクローズしているせいか?トォルトゥーガのカフェだから?分かりにくい場所にあるにもかかわらずちいさなお店はそれなりに混んでた。アラカルトのみのメニューで頼んだのは"ベーコンサラダリヨネイズ""田舎風お肉のパテと田舎パン""本日の煮込み"。よくネットや雑誌で紹介されてる"岩手短角牛のハンバーガー"も食べてみたかったけどふたりでは分けづらそうなのでパス。ハンバーガーのパンはブランジュリ・タケウチのものらしいけど、パテについてくるパンはタケウチだったのか不明。どれもおいしかったけど脂身の多いパテが良かった。分かりづらいメニューが多いのは別にいいとして(リヨネイズ?)、女性店員の接客が非常にイマイチ。せっかくおいしいのにねー。




近くの『五感 北浜本館』のティールームでお茶しようとしたらかなり混んでいたので今日は残念ながらパス。北浜本館のある新井ビルは大正11年竣工の旧報徳銀行大阪支店ということでかなり素敵なレトロな外観。またいつかお茶せねば。

食べ物とハリでお腹ぱんぱん&へとへとになって帰宅後夕寝。夜はきっちりおいしいお赤飯を食べて戌の日は無事終了。


2006.11.03 すべての存在が透明なスクリーン
ちょっと久しぶりに PAUL&JOE で口紅を買う。プライマーとクリーミィコンパクトファンデーションのサンプルを貰ったので試してみよう。ファンデーションは以前使っていたのだけど、なぜか冬場にものすごいノリが悪かったのでやめてしまった経緯が。今回のはどうかな。外観は相変わらずかわいいので良ければ移行してもいいのにな。

クロエのジャンパースカートとかチュニックみたいなドレスとか、マルニのパフスリーブのワンピースとか、アンダーカバーのからし色ドレスとか、高くて買わないけど、雑誌を見ているとおなかが大きくなるにつれておなかが大きくても着れるような服に目がいくようになる。買わないけど・・・かわいいな・・・。

家人がとても行きたがっていた砥部焼き専門店のセール。見てるとなんだかどれも良くて欲しくなってくる。あれこれ悩んで写真の器を2組づつ、あと木製のスプーンとフォークを購入。お買い得だったのでうれしい。




四ツ橋筋沿いの靱公園の前。"ほんまもん屋"というオムライスの移動販売のお店(赤いROVER)でオムライスをテイクアウト。私はトマトソースのオムライス500円、家人はホワイトソース系のなんとかオムライス650円にして、靱公園でのんびりランチ。テイクアウトぽくない本格的なオムライスでトマトソースのほうはふわふわ卵にたっぷりのトマトソース。案外ボリュームがあって1/3くらいは家人に食べてもらう。外で食べるていうピクニック気分の相乗効果もあっておいしかったー。


2006.11.02 無限の空間の沈黙が私を夢中にさせる。
家人の福岡出張お土産の明太子が超おいしい。口のまわりがヒリヒリしてるのに食べ続ける。でもちょっと食べ過ぎたようで顔ににきびが・・・。

"ヨーグレッラで温泉卵が作れるか実験"は失敗。白身もできないくらいでそんなに温度が高くはならないらしい。ヨーグルト以外に何かできるものあるかな。案があれば誰か教えてください。

BRUTUS のワイン特集をぼんやり見ていたらビオワインが飲みたくなった。ビオワインを知ってはじめて飲んでから結局あまり飲まないままたぶんあと1年半くらいは飲めないのかー。仕方ないけど飲めないと思うとたまーに飲みたくなる。ところでこの号に東京・台東区にある"ステーキ懐石のお店 定谷"の超ゴージャスすきやきの写真が載っているのだけどスゴイ。贅沢三昧の具材は、岩手産松茸に栃木産の立派な椎茸、白舞茸、ボリュームのある厚切り牛肉等々。16800円、21000円、25000円の3つのコース料理のみ。こんな立派なすきやき、食べることないだろうな・・・。

芸能人の出演する夢を見てその人のことを急に気になりだす恋に恋する小中学生状態。私の夢に玉木宏が出て以来ちょっぴり夢中。系列的にオダギリジョーや成宮寛貴ではなく玉木宏。私のPCの壁紙はあっという間に玉木くん。かっこいいなー。はいえCDを買うわけでもなく映画を見に行くわけでもなくとりあえずドラマ『のだめカンタービレ』を見て満足。

映画『反撥(Repulsion)』(ロマン・ポランスキー/1964/イギリス)。若くてウブで感じやすい少女を演じる美しいカトリーヌ・ドヌーブ。精神的に破壊されていくひとりの少女の様子を当時22歳のカトリーヌ・ドヌーブが演じることで幻想がさらに幻想を生み一層混乱をきたすような感覚に陥る。殺人のあとに赤い口紅をべったり塗って薄笑いを浮かべてベットに横たわるシーンがいい。腐ったウサギの肉や壁の亀裂、ゆがんだ部屋、性的な嫌悪、狂気が部屋中に充満する。説明のないストイックな演出はとても好み。