|
にごりえ
監督 / 今井正
原作 / 樋口一葉
脚本 / 水木洋子、井手俊郎
撮影 / 中尾駿一郎
出演 / 淡島千景、久我美子、丹阿弥谷津子、山村聡、芥川比呂志、仲谷昇、田村秋 他
1953年 / 松竹
当時「東京物語」(2位)「雨月物語」(3位)を抑えて、キネ旬のベストテン1位になった作品。1953年てすごい日本映画豊作の年。樋口一葉の短編小説「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」3編からなるオムニバス映画。成瀬巳喜男もそうだけど、女性主観で女性視線の映画をなぜこんなにも男性監督が上手に撮るのか本当に不思議。今井正は美人好みなのか、3編それぞれの主役をはる丹阿弥谷津子、淡島千景、久我美子みんながきれいどころで、はずしがひとりもいない。明治女性のやむにやまれない押し殺した感情や葛藤を上手に演出ししてること、当時の女性の地位や扱いなんかを見てるのも面白いし、樋口一葉の原作自体が面白いんだろうけどそれを丁寧に描く今井正がやっぱり上手で、映画ていいなーと改めて思うほどいい作品だった。
|