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第一志望の高校に落ち、三流高校で3年間を過ごす羽目になった主人公・鮎川。 「こんなはずではなかった」とばかり思っていた彼。そんな彼が、夜遊びしたり、酔っ払って喧嘩したり、恋愛したりといった些細な事件をくぐりぬけていくうち、それまで絶望一色に見えた高校生活が実はそんな平板なものではない、豊かなものになりうることに気づいていくという話。 若者の無力さ、不器用さと、その裏返しの純粋さを真っ正面から描いており、ちょっと恥ずかしいくらい貴重な青春マンガ。 ※2巻には第39回週刊少年マガジン新人漫画賞特別入選作品・週刊少年マガジン1988年7号掲載の「卒業アルバム」も収録。 講談社 シリーズ:少年マガジンコミックス 判型:新書判
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退屈な高校生活に倦み、たまたまチャンスがあったので芸能高校に入学した主人公・杉田慎平と、人気アイドル戸田恵美里とのラヴストーリーを主軸に話は進む。 ギャグもそれなりに盛り込み、ラブコメのように見えるのだが、徐々に物語は重苦しくなる。慎平は優秀な頭脳の持ち主だが、自らの力で行く手を切り開いていけるほどではない。敷かれたレールの上を歩んでいくだけに過ぎない。一方、恵美里も友人たちも輝くばかりの才能で若くして成功を遂げていく。 同じ時間を過ごしても、どうしても二人の間には埋められない溝が横たわり続ける。つきあってはいるものの二人の絆は固いものではない。恵美里は昔の男と再会し、波乱万丈の末ついには処女まで捧げてしまう。 その後慎平と恵美里はヨリを戻し、ラストシーンでも愛を確認しあう。が、ハッピーエンドには程遠い。印象に残るのは女の子を夢中で好きになる熱さや一緒に時間を過ごした友人との友情などではなく「自分が自分でしかない限界、すべてを手に入れることはできないこと」だったりする。 題名が皮肉に思える、ダーク安達哲ワールドの始まりを密かに宣言する作品。 なお、スコラから全6巻の新装版も出ている。 講談社 シリーズ:少年マガジンコミックス 判型:新書判
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主人公の高校生・市ノ瀬は画家になりたいと夢み、やはり絵の道を志す同級生の女の子・仲村真里に恋心を抱いていた。そんな内気で自意識過剰の市ノ瀬の繊細な内面を緻密に描くマイナー調の青春マンガだと最初は思った。 ありふれた高校生活の風景に「ああ、こういうことってあるよな」とうなづきながら読んでいたところが、その感情移入を担保にとんでもない展開につきあうことを余儀なくされた。 愛する彼女と一緒に好きなことして暮らしたい。そんな平凡な夢を圧し、現実的かつダーティな経済活動を業とするところの地上げ屋を継がせようとする叔父が登場し、物語は意外な方向へ進んでいく。 ヤンマガKCスペシャル版の3巻(最終巻)が時節柄成年コミック指定されてしまったほどの強烈なセックス描写だけでなく醜い支配欲、利己心、暴力をはじめとした人間のネガティヴな側面が執拗に描かれ、連載時は「もうやめてくれ」と毎週思ったが、目を離すことはできなかった。 『さくらの唄』には随所に主人公の想像した状況を描いたコマと主人公の直面する現実のコマを連続して描く手法が見られる。 それは嘘のような都合のいいハッピーエンドの真偽をますます曖昧にするためではないか、と思えてならない。意図してか否かはわからないし、作者の意図の存否自体は読者には全くどうでもいいことなのだが、それまで作中で何度も繰り返されてきたように、ハッピーエンドの後にそれ以外の結末がありえるような気がしてくるのだ。果たして爆弾は本当に爆発したのか、市ノ瀬は本当に成功を納めたのか。そのあたり考えすぎかもしれないが、どうしても疑いなく信じることができない。 つまるところ、有り得る可能性のどれを現実にするか、その鍵は「斯く在るべし」という力にかかっている、というのが座りの悪いラストシーンに託されたメッセージなのだと思っている。 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
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さくらの唄(新装豪華装丁版) 講談社
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お天気キャスター・仲代桂子がその美貌と腕力、経済力を背景にやりたい放題の限りを尽くす、というお話。 これまでの鬱屈した路線の名残は彼女を見つめる浪人生・山岸の視線に残されているものの、ほとんど感じられない。エンターテインメントに撤した仕上がりとなっている。 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
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両親の不仲のとばっちりをうけて田舎の小学校に転校してきた少年・丸藤竜二。彼を待ち受けていたのは素朴な級友たち。都会者の彼はなかなかその流儀になじめず……。 とかいう以前にそのクラスは変だった。担任の美人教師・西條美津子は生徒たちの上に君臨し、大人の智慧と暴力で思いのままに彼等を支配していた。スカートめくりをした男子生徒にはフルチンを強要、いじめっ子にはゴミ箱を頭からかぶせてさらし者にする、等々。 ある日、丸藤は出来心で美津子のスカートの中を覗いてしまう。美津子はそれをいいことになかなかの美少年の丸藤を性の玩具として扱うようになる。何が美津子をしてそうさせるのか?そして丸藤の運命は? 美津子が小学生を支配する様子、丸藤のナイーブさの描写、小学生の生活のリアリティなど見どころは随所にあり。 細かいギャグも健在。物語の終盤、美津子が丸藤に「笛の練習をしながらきいて」といいながら語り出すところには笑った。 掲載誌ヤンマガEXACTAが休刊になったため最後の展開が強引なのが残念だけれども、複雑な後味わいの残るしめくくりではある。 講談社 シリーズ:ヤンマガKCエグザクタ 判型:B6
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| とんび | 史村翔原作。 ヤングマガジン15周年記念作品集『米』に収録。 (講談社KCデラックス,ISBN4-06-319683-6 C9979 P600E,初版発行1996/03/06) |
| Hey!チャウチャウドッグ Rockin'on掲載 | 2頁連載。力の抜けたエッセイ風漫画。 |
| 子供たちをよろしく ヤングマガジン掲載 | 「幸せのひこうき雲」の原型ともいうべき読み切り短篇 |
| 山内一清の妻 COMIC CUE vol.3掲載 | 財閥の御曹司と結婚した令嬢が、夫に心も体も捧げ尽くす、という男にとって非常に都合のいいお話。 上流階級の俗物根性の描写や、山内グループの新事業「巨乳くつみがき」などディテールのしょうもなさが見どころといえば見どころ。 |
| 青春の犠牲 赤BUTA NO.6掲載 | 4P。チーマー少年が自らの恥ずかしい失敗を糊塗しようとして犯す馬鹿馬鹿しい犯罪。 |
| バカ姉弟 赤BUTA ヤングマガジン掲載 | 親にほったらかしにされている鍵っ子姉弟のほのぼのとした日常を描いた、かなりやる気なさげな4P。 |
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