澤田賢二


鍍乱綺羅威挫婀

(とらんきらいざあ)
鍍乱綺羅威挫婀  暴走族(レディース)マンガ。
 シンナー吸ったりやたらと暴力をふるったりしていた金沢の一匹オオカミ不良娘・幸が伝説のレディース「鍍乱綺羅威挫婀」のメンツとの交流や対立する暴走族との確執のなかで人間的な成長をとげる、というお話。
 「一生、馬鹿で、ありたい。」とか「一生悪足掻き」と単行本見返しに記されたコメントも、いかにも不良な作者のルックスも、ホンモノだけがもつ純粋さを漂わせている。このひとは本気だ。志が高い。
 その本気が反映されたような壮絶な画面が、この作品の売り。スクリーントーンなしのカケアミ地獄。おまけに普通の画面でもかなり怖いのに、1頁つかってシンナー中毒の少年が涅槃をさまよう表情を描いていたりしてなお怖い。
 題材には興味はないのだが、真摯な訴えはやはり心に響く。一読の価値あり。

講談社
全2巻
シリーズ:アフタヌーンKC
判型:B6
ISBN初版発行本体価格
4-06-314070-9 C0379 P500E1993/09/22\485
4-06-314086-5 C9979 P500E1994/07/22\485

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