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中型バイクを買って喜んでいる高校生森マサオの前にあらわれた、兜をかぶったバイク乗り、「サムライダー」。マサオのバイクをオシャカにしたばかりでなく、あちこちで暴走族をからかって遊んでいたサムライダーの正体はマサオのクラスに転入してきた沢村哲郎。 バイクの恨み、彼女の由美子ちゃんにちょっかい出される恨み、勉強でもスポーツでもかなわないねたみもあってことあるごとに沢村につっかかるマサオ。 沢村もマサオをからかってよろこんでいたのだが、ある夜暴走族相手にマサオの名をついカタってしまったことからまずいことになる。由美子はヘルメット軍団に拉致されあわや輪姦される、という羽目に陥る。 その場は沢村のおかげでなんとか助かったが、彼女の前でいい格好できなかったマサオは復讐を決意する。 口八丁手八丁で学友を集め、「サムライダーズ」を結成し悪逆非道のヘルメット軍団に挑む。その抗争に地元の暴走族「津地乃呼」も絡み、決戦の戦場になってしまった高校はめちゃくちゃに。 と、あらすじだけ書いていると学園ヴァイオレンスもののようだが全編ギャグ。読み始めたらやめられないスピーディな展開。お得意の映画ネタも満載。 ヴィジュアル的にも扉をはじめとして凝りに凝っているので見ているだけでも楽しい。 短絡的で勢いにまかせて行動し、かつそれを後悔など微塵もせず、とんでもない状況にあっても無理矢理なんとかしようとするマサオのパワフルなキャラクターも実に爽快。他の登場人物も性格付けがはっきりしていてキャラが立っている。 長い間入手困難だったが、1999年6月、めでたく新装判が上梓された。3巻には「サムライダー外伝」を単行本初収録。判型も大きくなった。 全3巻 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
新装判 全3巻 講談社 シリーズ:講談社コミックス 判型:A5
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すぎむらしんいちに原作をつけてどうするんだ、という気もするが、できあがったものはすぎむら度100%。史村翔の名前は忘れてもOK。 怖い兄貴分の女に手を出してしまい、その代償として金を貢ぐためやむなく自衛隊に入隊することになった不良少年ミツオ。給料はすべて兄貴に巻き上げられて遊ぶ金もなし。いい加減な性格ゆえに上司には睨まれる。しかし彼には真面目にやろうなどという気持ちはこれっぽっちもなく、隙を見ては楽したりいい思いをしようとする。そんな彼とオカマやミリタリーマニア、筋肉バカやウスノロ大食漢等の仲間たちの落ちこぼれ自衛官コメディ。 マンガ文庫にもなっている。 原作:史村翔 全8巻 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
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バブル経済の崩壊が始まった頃、北海道の山奥に完成した高級リゾートホテル。イーグルスの曲にちなんで名付けられたそのホテルは看板の綴りからして間違っていた。 オープンを間近に控えて、ホテルの社長は社員もろとも失踪。ホテルに通じる唯一の道路は崖崩れで不通。 ホテルに残ったボーイとメイドはどいつもこいつもロクデナシ揃い。そこへもってきてクマは出る、ヤクザが借金取りにやってくる。あげくに山奥の温泉で楽園を築こうとしていた老人たちまでがホテルにつめかける。 それぞれの思惑で敵になったり味方になったりしながら、閉ざされた空間の中でのドタバタは続く。そして、怒濤のクライマックスに雪崩れ込む。 週刊誌連載とはにわかに信じられないほどの統一感。読み始めたら止まらない。 読者を離さないテンポの良さの理由はコマ割りや構図の取り方もあろうが、何よりも無駄がないからだろう。 それは例えば、ヤクザが持ち込んだたった一丁の拳銃や、モト子のコスプレ衣装などの小道具を何度も何度もしゃぶりつくすように利用する姿勢に現れている。無駄なものが出てこないから余計な説明はいらない。見れば分かる。そしてキャラクターの性格も至極わかりやすい。頁を繰ればいい。 映画ネタをいっぱい使っていることから作者の映画好きは容易に知れる。 しかしそれ以上に、こうした演出方法に、絶対的な時間の流れに支配されるメディア、映画への愛が感じられる。 映画の好きなあなたにも。マンガの好きなあなたにも。 全2巻 KKベストセラーズ シリーズ:ベストセラーズコミックス 判型:A5
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![]() | 全5巻 捜索中。 現在、当ページ読者の方等のご厚意にあまえまして4巻までは蒐集。 切に求む、第5巻。 |
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若くして結婚し、守りに入ってしまった元ヤンキー・カマロの信也。女房はそんな所帯じみた信也に愛想を尽かして東京へと出奔してしまう。傷心の信也はその後を追いかけて東京へ。手がかりもなく、無意味にさすらうばかりでたどりついたゴールデン商店街。金もなくなり、食い逃げをしたところで信也は酒屋のトラックにはねられ記憶喪失。 以下、いきなり謎の人物と化してしまった信也をめぐって商店街スケールの野望渦巻くプー太郎レベルの間抜けアクションとロマンス。落ちのあるギャグではなく、描写に笑えるタイプ。ドタバタドタバタとせわしなく、かつ最後はハッピー。アメリカ〜ンにスカッと爽やか。すぎむらしんいち版『ワイルド・アット・ハート』。 全5巻 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
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父親が破産して夜逃げ、一人残されてボンボンから一気に極貧生活を余儀なくされた映画少年コキジ。彼は同級生であこがれの美少女・榊原絵里香を追いかけて芸能人養成高校・スタア學園に入学する。偶然のきっかけで彼はアイドルグループ・スニャップの一員としてデビュー全国的アイドルに。 行方不明だった両親の消息とか、コキジの夢である映画制作などをかすかな縦糸に、魅力あふれまくりのキャラクターのエピソードを横糸に物語は進行中。ギャグ中心ではあるが昔に比べると、ロマンスあり、泣かせあり、と振幅のある展開になってきており、ますます味わい深い。 アイドル、お笑い、アクション映画のシビアな批評としても十分楽しめる。 絵里香を狙うストーカー「肛門野郎」篇でのオタクの部屋の執拗な描き込み、スケバンちひろの復讐のために対決した凶悪ハードコア・バンドのライブハウスの描写は必見。 もちろん、扉や背景に覗くいつもながらのマニアックかつおちゃめなグラフィックもお楽しみだ。 かなりの長篇となったが、最後の最後まで意外な展開の連続で全く飽きのこない、ジェットコースターコミック。 全21巻 講談社 シリーズ:ヤンマガKCスペシャル 判型:B6
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短篇集。 必ず全裸の女性が出てくる、というコンセプトで描かれた表題作「ALL NUDE」は、洋ピン風巨乳姉ちゃんのわかりやすい色っぽさと、ワン・アイデアのみで勝負の掌編シリーズ。 映画ファン丸出し、その名もズバリの「TAXI DRIVER」や伏線がラストシーンに向かって一気に集束する「OLDK 築25年」あたりは無駄のない構成に技巧を感じさせる。 初期短篇「BUN BUN BUN」を含め、すべての作品が気持ちよく読める出来だが、イチ押しは「少女カメラ」。 普段は感情を表に出さない少女が、父のカメラのシャッターを切ることで、心動かされた瞬間を綴っていくという作品。いかにも短篇マンガ!というラストシーンが小気味よい。 講談社 シリーズ:KCDX 判型:A5
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