宮崎美子ちゃんにZokkon命(ラブ)



浜辺で、辺りに誰も人が居ない事を確認しながら、ズボンを脱いでそそくさと水着に着替える女の子。
着替え終わってふとこちらに目をやると、その一部始終をカメラに撮られていた事に気が付き、
困った様な、はにかんだ様な、何とも言えない表情を見せる。
この、一瞬を映し出すカメラのCMとしてこれ以上の傑作は無いと思える、
1980年〜81年まで放映されたミノルタカメラ「X−7」のCMを観た時から、
僕は彼女ひとすじです。あれから30年が経ち、その間に様々なアイドルやタレントが
星の数ほど出てきたけれど自分は微塵もブレることなく彼女にZokkon命(ラブ)、
ナンバーワン・オンリーワンのLove You美子であります。

当時僕は小学6年か中学1年生でしたが、この斎藤哲夫の歌う『いまの君はピカピカに光って』の
曲がテレビで流れると、テレビの前でじっと見入ってました。暫くして「2年B組・仙八先生」で
「安子先生(ニックネームは"アンコ先生")」の役として出てきた時にはそのあまりに圧倒的な
健康的美貌に加え、丁度この番組が放送されていた時に僕は同じ中学2年生だったので
オーバーラップも激しく、もう毎週アンコ先生役の彼女にメロメロでした。

そして何よりも重要なのは、僕はあの頃の美子ちゃんも好きですが現在の美子ちゃんも
大好きだということ。・・・誰ですか、「おばさん」などと言っているのは。
現在の彼女こそ最高に素敵なんですよ。若い頃も勿論可愛くて綺麗ですけど、
歳を重ねる度にますます可愛らしいお姉さんになっていると思います。
大人の気品を備えながらもどこか子供っぽい仕草やはにかんだ笑顔を見せる
あの絶妙なバランスは、むしろ歳を重ねた現在の方がより素敵に感じます。

ここに載せた画像は、音楽関連方面で知り合った方からの御好意で戴いた物も含め
僕自身がコツコツ集めたもの。ここにあるのはその中のほんの一部ですが、
懐かしい品と一緒に彼女の素敵な姿も愉しんで戴けたらと思います。

yoshiko-83c.jpg(413006 byte)
















下の画像をクリックすると、あの「ピカピカに光って」の1980年放映時のCMを聴く事が出来ます。
当時、テレビの前にラジカセを置いてカセットテープで録音したものです。
♪♪音源を愉しむ為には、RealPlayerが必要です♪♪



1980年放映時のテレビCM音源


RealPlayerの無料ダウンロードサイト


美子ちゃんグッズ・LP/EPレコードいろいろ
美子ちゃんグッズ
『ミノルタ X-7 / 箱付き付属品フルセット』

発売当時の箱や付属品が全て揃った完品。
写真機本体だけならジャンク品扱いでよく観掛けますが、こうして発売当時の品が
フルセットで揃っているのは珍しいんじゃないでしょうか。かなり長い期間、気長に
中古カメラ屋とかオークションで状態の良い完全品を探し続けていたのですが、
北海道の廃業した写真屋さんが或る日ネットでこれを御出品されていたのを
偶然見付けて即買いしました。取引時に伺った話では中古で買い取った時の品だそうです。

中古品なので本体は若干使用感があるのですが、動作は異常無く完璧に動きます。
シャッターの動作も快調で、プリズムの腐食も無いのが嬉しいです。また
箱やその他の付属品に至ってはほぼ未使用状態で、殆どデッドストックと言っても
良いくらいの保存状態を保っているのも嬉しいところでした。そのうえ
←の画像にも載せましたが販売当時の組み立て式のプライスカード(値札)が
未組み立ての状態で残っていてビックリ。これは出品者の方が「倉庫に残っていたから」と
オマケで付けてくれたのだけど、なんと言うか写真屋さんならではの保存品だと思います。
その他、当時の商品アンケート葉書(なんと20円切手がプリントされてる!!)も残っていて、
眺めているだけで愉しいセットです。
『ミノルタX-7 / 購入特典アクリルガラス製フォトスタンド+ポートレイト 非売品』

X-7を購入すると付いてきた特典品。
詳しく数字は憶えていないんだけど、確か配布数に限りがあった筈です。

ポートレイトは2枚あり、一つはCMの有名なショット、
もう一つは主にポスターで使われていたレオタードのもの。
どちらも可愛いですねぇ。(^^)

それにしてもこのフォトスタンド+ポートレイト、僕の下手な
写真では伝わりませんが実物はとても高級感があって良い出来です。
美子ちゃんのポートレイトもエンボス加工された特殊紙で出来ており、
大変素晴らしい仕上がりです。
『雑誌GORO / 電車内吊り広告ポスター』

メンズ雑誌「GORO」の、電車内の吊り広告。
たぶん1980年頃のものだと思います。
当然ですが非売品・・というよりは、僅か数日で捨てられる"消耗品"と
言った方がより正確でしょうか。(^_^;)オークションで手に入れたんだけど、
よくこんなモノが残っていたなぁと思います。ちなみに大きさは縦約30センチ、
横が約1メートルくらい。結構大きいです。

それにしてもこの美子ちゃん、とっても可愛い。
物憂げな淡い吐息と、流れてゆく風の音まで聞こえてくるようで
当時の彼女の魅力を捉えたベストショットのひとつだと思います。
『宮崎美子 ピカピカのこんがりマット』

ミノルタの懸賞品。日焼け用のビーチマットです。
たぶんミノルタ製品を買うとくれた品=販促品の
ひとつではないかと思います。ビーチマットだけあって
広げると結構大きくて、1メートル×1メートルの大きさは
あると思います。撮影し辛い・・。

それはともかく、大きくプリントされた美子ちゃんが嬉しい一品。
生涯使わないと思うけど、傍に彼女の大きなビキニ姿があるというのは
ちょっと嬉しいですね。(^^;)
7インチ・シングルEP盤
『今のキミはピカピカに光って』

ミノルタX−7のCMでも使われた、斎藤哲夫さんの80年代を代表する名曲。
ただこの曲、不思議な事に現在出ている斎藤哲夫さんのCDベスト他には
何故か未収録なんですね。

フォークシンガーの、なぎら健壱さんが書かれた名著
『日本フォーク私的大全 (筑摩書房 刊)』の中の斎藤哲夫さんに関する章で
これに関した事が少し書かれているんですが、斉藤さんは当時御自分の
フォークや音楽に関する事で悩まれていたそうで、この曲に関しては他人が書いた曲
(作詞:糸井重里、作曲・編曲:鈴木慶一)を自分が歌った事でヒットした事があまり
心地良くはなかったそうです。本の中でも「こんなの歌っちゃって・・」と自戒している
コメント(を、なぎらさんに漏らしたことがあるらしい)が書かれているのだけど、
でもそうだとしても斉藤さんが歌ったからこそこの曲はその魅力が最大限発揮された訳で、
現在もあの時代を象徴する曲として不滅の輝きを放っていると思います。
『ピカピカ / 10インチ盤ミニレコード』

1980年10月リリースされた企画盤ミニレコード。
10インチという特殊な大きさ(LPは通常12インチ=30センチ盤)でプレス
されていて、ジャケットも縦に少し長い長方形となっているのが特徴です。
「今のキミはピカピカに光って」は勿論、当時の斉藤さんの名曲が各面に
2曲ずつ、計4曲収録されています。

通常盤も当然持っているのですが、そちらはシュリンク未開封のデッドストック
なので、手軽に触れる開封済みのサンプル盤で撮影しました。
仕様は全く同じです。

それにしてもジャケと特殊形状の帯が素晴らしい出来ですよね。
飾って眺めるのに最高のジャケだと思います。(^^)
『ピカピカ / カセットテープ版』

ピカピカ / 10インチミニレコード盤に先駆けてリリースされたカセットテープ版。
こちらは合計10曲収録されていて、より深く斉藤ワールドが堪能出来るのが特徴。
選曲も素晴らしいです。

当時かなり聴き込んだのでボロくなってますが、
現在もMDにダビングしたものを時折聴く愛聴盤です。
『君のプリズナー』

ミノルタX−7のイメージソング集。
あまりCMでは流れていなかったと思いますが、
僕はよく覚えています。
糸井重里さんが作詞、鈴木慶一さん作曲です。
80'sヒットメーカーの黄金コンビですね。隠れた名曲です。

※美子ちゃんはジャケのみの出演です。
『NO RETURN』
VICTOR EP:SV-7159 / 1981年10月21日発売

A面「NO RETURN」---八神純子・阿里そのみ/八神純子/船山基紀
B面「Beautiful Dreamer」 ---田中弥生/田中弥生/田中弥生

美子ちゃんの代表曲。
「パープル・タウン」でお馴染みの、八神純子節の効いたとても爽やかな曲です。
『NO RETURN / レコード仕切り板』

当時のレコード屋によくあったレコード仕切り板。
レコードが刺さっている棚からその盤を目立たせる為の品ですね。
これは7インチ・シングル用。

他のシングルの仕切り板やアルバム用のも恐らくあると思うのだけど、
もともと非売品だし期間が過ぎれば捨ててゆくものだから、たぶんもう
入手不可能だろうなぁ・・。これは知り合いのレコード屋さんの
倉庫にたまたま眠っていたものを譲って戴いたものです。
NOW
PRINTING
『わたしの気分はサングリア』

持っていないので繊細が分かりません。(^^;)
『黒髪メイド・イン・LOVE』
VICTOR EP:SV-7260 / 1982年12月11日発売

A面「黒髪メイド・イン・LOVE」---橋本淳/筒美京平/戸塚修
B面「冬の鏡」---竜真知子/筒美京平/戸塚修

これもまた、なかなかの曲です。
筒美京平さんの持ち味が前面に出ている様に思います。
B面の「冬の鏡」は、隠れた名曲です。
美子ちゃんの声がまた可愛いんだなぁ。
NOW
PRINTING
『だからDESIRE』

持っていないので、繊細が分かりません。
どうも「タカラ本みりん」のCMソングらしいです。
12インチ・アルバムLP盤

『メロウ』
VICTOR LP:SJX-30121/CT:VCH-10125 / 1981年12月21日発売

A面
1.夕闇をひとり---松任谷由実/松任谷由実/新川博
2.Johnny---田中弥生/田中弥生/田中弥生
3.オルゴールの恋唄---渡辺真知子/渡辺真知子/船山基紀
4.NO RETURN---八神純子・阿里そのみ/八神純子/船山基紀
5.Beautiful Dreamer ---田中弥生/田中弥生/田中弥生
B面
1.今は平気よ---矢野顕子/坂本龍一/坂本龍一
2.嫌いですか---喜多条忠/吉田拓郎/鈴木茂
3.ためらい---松任谷由実/松任谷由実/新川博
4.明日は痛くない---糸井重里/鈴木慶一/鈴木慶一
5.ワイルド・ハネムーン ---来生えつこ/南佳孝/後藤次利

美子ちゃんの1stアルバム。
坂本龍一、吉田拓郎、矢野顕子、後藤次利、南佳孝、松任谷由実、
渡辺真知子、田中弥生、八神純子など、国内を代表する強烈な作曲家の
オンパレードだけに、この布陣を見るだけでも当時どれだけ美子ちゃんが
センセーショナルな存在だったかが窺い知れると思います。
珠玉の名曲揃いです。

『わたしの気分はサングリア』
VICTOR LP:SJX30159/CT:VCH-10162 / 1982年9月21日発売

A1.愛のアンブレラ---大貫妙子/大貫妙子/大村憲司
2.ペパーミントの風---田中弥生/田中弥生/新川博
3.はるかなめぐりあい---大貫妙子/大貫妙子/清水信之
4.ハート哀しく---宮崎美子/田中弥生/新川博
5.今夜はふたり ---宮崎美子/田中弥生/新川博
B面
1.わたしのメモリー ---安井かずみ/加藤和彦/井上鑑
2.土曜日のパーティー ---安井かずみ/加藤和彦/大村憲司
3.マリコ ---宮崎美子/宮崎美子/新川博
4.ひとりぼっちのビューティフル・デイ ---安井かずみ/加藤和彦/大村憲司
5.わたしの気分はサングリア ---安井かずみ/加藤和彦/井上鑑


このアルバムから美子ちゃんが幾つかの作詞を担当しています。
作詞というのは、その人の人生観とか経験が水面下に潜んでいるので、
この美子ちゃんの作詞の内容もなかなか興味深いです。
アルバム全体に大貫妙子さんのフレーバーが効いていて、
なかなかしっとりした曲が多いです。
僕のお気に入りはB−3の『マリコ』。
これが『マリカ』だったら、もう言う事なしですが・・・(^_^;)
ウラジャケの美子ちゃんは、お人形さんみたいでとても可愛いです。


『美子』
VICTOR LP:SJX-30204/CT:VCH-10214 / 1983年5月21日発売

A面
1.長い夜---三浦徳子/林哲司/林哲司
2.考えさせてDandy---篠塚満由美/後藤次利/新川博
3.PAPER DOLL---谷山浩子/谷山浩子/新川博
4.心はCloudy Sky---竜真知子/井上堯之/井上堯之
5.そんなヒロシに騙されて---桑田佳祐/桑田佳祐/井上堯之
6.琥珀---三浦徳子/井上堯之/井上堯之
B面
1.寒い恋人---竜真知子/林哲司/林哲司
2.私の心はハンバーグ ---谷山浩子/谷山浩子/新川博
3.さよならの向う側---竜真知子/井上堯之/井上堯之
4.ロストラブ357---篠塚満由美/後藤次利/新川博
5.私のそばで---三浦徳子/林哲司/林哲司


『美子』というタイトルだけに、美子ちゃんの素の表情が素直に収録されている
感じがしますが、音楽的には、なかなか当時の音楽背景を反映したアルバムです。
個人的には、僕が大好きな谷山浩子さんの起用が嬉しいです。
A−5の「そんなヒロシに騙されて」は、サザンオールスターズ('83『綺麗』収録)の
リメイクです。
やはりこのアルバムは谷山浩子さんのフレーバーが効いている
A−3「PAPER DOLL」と、B−2「私の心はハンバーグ」で決まりしょう。
特に「私の心はハンバーグ」は、谷山浩子さん独特の、女の子の不思議な心情と
美子ちゃんのお茶目な一面がマッチしたベストテイクだと思います。

『黒髪メイド・イン・Love / 宮崎美子ベスト』
VICTOR LP:GX-5504/CT:VCH-695 / 1983年3月21日発売

A面
1.黒髪メイド・イン・Love
2.わたしの気分はサングリア
3.No Return
B面
1.冬の鏡
2.今夜はふたり
3.Beautiful Dreamer

ベスト盤です。
発売は3rdアルバムよりも一足早く、先行リリースされました。
なかなかの選曲ですが、何故か3rdアルバムからの曲が未収録なのが
ちょと残念ですよね。
B−1に「冬の鏡」を持ってくる辺りは、なかなか渋いですよね。