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#29
00/11/21〜
【単行本・漫画】(漫画)
SABE「串やきP」1巻 / 鬼頭莫宏「なるたる」6巻 / 福島聡「DAY DREAM BELIEVER」1〜2巻(完結) / 植芝理一「ディスコミュニケーション精霊編」3巻(完結)
/ 柏屋コッコ「柏屋コッコの人生万漫才」8巻(完結)
/ 桑田乃梨子「真夜中猫王子」1巻 / 雑君保プ「そして船は行く」1巻 / 金田一蓮十郎「ジャングルはいつもハレのちグゥ」7巻
/ 柴田ヨクサル「谷仮面」全12巻(絶版)![]()
【単行本・漫画】(小説)
D.E.ウエストレイク (訳:木村仁良)「最高の悪運」
/ 倉阪鬼一郎「文字禍の館」 / 森奈津子「あんただけ死なない」 / 近藤史恵「この島でいちばん高いところ」
【雑誌】
OURsLITE 1月号/ ヤングマガジンUppers No.23/ モーニング No.52/ ヤングサンデー
No.52/ 漫画アクション No.49/ アフタヌーン 1月号/ ヤングアニマル No.23/ 近代麻雀ゴールド
1月号 / エクストラビージャン 1/5/ コミックバウンド No.5(休刊号)/ スピリッツ増刊IKKI イッキ No.1![]()
【同人誌】
【etc.】
CD「10TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION」
00/11/30(THU)
いや、こっちのはなし。
【雑誌】 スピリッツ増刊IKKI イッキ No.1 小学館
コンビニでふつーに売ってた。
ところで装丁見るに一言、カッコ悪すぎ、という気がしてならない。どーだろー?表紙CG担当、富岡聡という人なのだが、この人の色使いのセンス、どうにも疑問を感じてしまう。そのおかげでこの人のCGだってことぱっと見でわかるんでたしかに作風だとも言えるんだけど………。うーむ。しかもなんでかアラーキーに題字依頼してるし。そんなトコに予算使うのか?素直に岡崎武士あたりに表紙イラスト描いてもらえば〜という気が強く強くします。「ボツマン宣言」「追跡者――失われた漫画史への旅」あたりの企画記事のレイアウトセンスも読みにくくて安っぽい気がします。ちゃんとやりたまえ。え―――!祖父江慎デザインでこれ?
松本大洋「ナンバーファイブ」 巻頭カラー。そういえば久しぶりの連載です。―――遥か未来。世界は「虹組」と呼ばれる組織に自治を委ねている。遡ること2ヶ月、「虹組」の幹部であるNo.吾(5)は女を一人さらって逃げた。マトリョーシカと名づけられた彼女とNo.吾の逃避行は続き、彼の元へは「虹組」幹部が次々刺客としてやってくる………といった話だと思う。と、いうのは今の段階では物語の断片が与えられているだけで、しかもぜんぶ組み立ててみても必要な情報は完全ではなく、いわば穴明きジグゾーパズルから全体像を想像してる状態。幹部たちの造形、思わせぶりな台詞、物語の演出、作品を構成する要素すべてがどうしようもなくカッコいいのだがキチンと読まないとわからないだろう物語。No.王(1)の顔に王の字、そのまま描いてあったり、No.死(4)、双子だったりとか素晴らしか〜。このフードパーカー欲し〜「ピンポン」スマイルっぽいクールなNo.仁(2)とか、気になります。楽しみです。
山本直樹「安住の地」 動かない風景、切り取られた山、建ち並ぶプレハブ住宅。砂漠の「あっち」から来た女はそこに日本人町を見つける。西の番人「西」、東の番人「東」、そして「敵」、「戦争」。なんとなく始まった街での3人の生活と街の外側で起こっている何か。静かな狂気描かせたらこのヒト、やっぱりすごいなああ、と。「東」とミナミちゃんがしてる間に「西」の感情の失われた顔がカットインされるあたりがいいんですよ〜。最後にちょろっと出てきた人のTシャツ、「ビリーバーズ」のだな。
日本橋ヨヲコ「G線上ヘヴンズドア」 またこのヒトらしいお話だな。漫画を嫌う転校生、堺田と、漫画を愛する男、長谷川。堺田の漫画に対する嫌悪にはそれなりなわけがあって…えーとまた「学校」を舞台にした「自分の居場所造り」のお話ですね。本当に言いたいコトなのだなあ。楽しく描いてそうな作品です。堺田、長谷川、そして謎の女、久美子、3人ものすごくキャラが立っていて期待できます。うん、楽しみ。そういえばポンチ絵って言葉、素敵だよネ〜。
相原コージ「もにもに」 「なにがオモロイの?」でやってたやつですね。正直、相原コージにこういうのやらせるんなら新人を試しに起用してみたほうが…。
比古地朔弥「まひるの海」 扉アオリ、「男心を知り尽くす才女、鮮烈に登場!」って比古地朔弥、男性だと思ってたんですが。あれ〜何で?俺の勘違いかな。勘違いでした。誰と思い違いしたんだろうか?つきあってたと思い込んでた女の子にふられ(?)傷心のままマリンショップで住み込みバイト始めた17歳の少年、歩。彼はバイト中に出会った、まひるという地元の少女になんとなく心惹かれていくのだが…やっぱ後半の展開。野性的、自由奔放、そして無口で謎めいている彼女は「けだもののように」ヨリ子とばっちし重なる。いわば得意分野。自分の武器、出してきたな―――という印象。他誌でのちょっとヌルい感じの短編とかだと満足できなかった人もこれならいけるんではないでしょうか。マル。
黒田硫黄「セクシーボイスアンドロボ」 面白いの連発だなオイ。これもまたこの人しか描かないようなお話。「違うの。わたし将来スパイか占い師になりたいの」 つーことでテレクラサクラやりながら人間観察に精を出す少女、林二湖(ハヤシニコ)14歳。彼女は喫茶で隣り合った老人からある依頼を受ける。「コードネームはセクシーボイスね!!」うおー面白れ〜テレクラダメ青年のキャラがえらいええです。駐禁切られてるし、勝手にロボプレゼントされてるし。
唐沢なをき「漫画家超残酷物語」 最低だな(笑)かなり大間違いなトキワ荘物語ですネ!
本秀康「話すリス」 話すリス。
平凡&陳淑芬+坂元裕二「Blue Note 藍―調」 どーせいっつーのか。
永田綾「永田のすず」 TBS「ウンナンのホントコ」のなんかトキワ荘っぽい企画でデビューしてた人。個人的には数字なヒト嫌いな方々から即攻撃対象にされかねない作風だと思います。微妙にキケンだ。
しりあがり寿+EVA「カリスマアシスタントB&W」 また漫画家ネタか―――B&WなのかBJなのかJなのかはっきりしろ!タイトル通りなしりあがり寿作品。
伊藤潤二「阿彌殻断層の怪」 これは読みきり。やはり異様過ぎる話だ。何を考えているのだいったい。巨大地震によって出現した何キロもの岩盤地層のズレ。そこで発見されたのは無数の人型をしたトンネル。その穴に引き寄せられるように断層にやってきた人々はやがて…いつもながらどーかしてる話だな〜。来年3月から本誌連載スタートらしい。
小野塚カホリ「SHIMIー凍みー」 久しぶりに会った姉、昔は眼鏡デブだった姉。それまではフツウな男だった千早、しかし数年ぶりに再会した姉、榛名と同居するようになってから彼の心に微妙な変化が訪れる。実の「姉」に対する自身の奇妙な感情に戸惑う「弟」。実はこの人的にけっこう気合入ってる作品なのでは、という気がしてるのだが。
さそうあきら「富士山」 この本ではわりに珍しい気がする連作短編作品。タイトルの意味は遥か高みから鳥瞰的に人々の営みを見下ろす存在としての”霊峰”富士山を意味してるのではないかな、たぶん。今回のお話は事故死した弟に対する罪悪感に悩む洋服寸法直し業の女性、そして「人身クラブ」入会したての中央線運転手の話。2人が出会うのはプラットホーム、線路ギリギリのラインなわけで…狂気まではいかないまでも、心に抱いた哀しみによってちょっとずつ軌道がズレた人々の姿を描かせたらやはりウマい。地味に最近いい仕事連発してる気がするんだけどな、この人。
森田信吾「追儺伝 SEIJI」 大江戸エクソシスト!といった感じの作品。星次の身体に浮かんだ魔物の掌状の痣、そしって式神、提婆王子の造形など、こーゆーギミック使わせたら上手いなこの人。ところで最近憑き物払いマンガ多くなったね。1ジャンルとして定着か?
片桐利博(原案&監修:信沢あつし)「BEETLES」 スマン、個人的にこういうのってピンとこないのです。エンスーものっていうのかな?あくまで俺の都合によって、です。
滝沢聖峰「ガンズ&ブレイズ」 函館、旧幕府軍の本陣である五稜郭。戊辰戦争終結まじか、旧幕府軍圧倒的不利な状況のもと、遊撃隊所属の佐々木、砲兵早川の2人が出会った。官軍の下に下るのを良しとしない2人は新政府軍の追っ手を振り切り、五稜郭脱出を計ることに。頼りになるのは銃と刀。クール&ハードボイルドな展開がカッコいい。
林田球「ドロヘドロ」 異形、SF、そしてパンク。こういうの描かせたらこの人のセンス冴えるな〜「ドア」「口の中の男」「ホール」「魔法」、謎なターム連発ですね。カッコいいね。
茶屋町勝呂「あざ」 メジャーデビューか〜そうなのかな。あいかわらず白と黒のコントラストが印象的。よく考えると時代漫画多いなあ。坂本龍馬、おりょう、そして中岡慎太郎と彼らのもとに差し向けられた刺客の少年。4人の姿を描いた幕末群像みたいな感じかな。
稲光伸二「フランケンシュタイナー」 天上天下唯我独尊!爆弾女王サマ女子高生、美矢と政治家である美矢父親の秘書、彼女のお目付役的存在な桜庭の闘争の日々、なのかな?まだちょっと展開読めないですが。登場人物全員ヒトクセありそうで楽しい。満たされない愛情の暴走、って感じ。久しぶりにこの人の作品読んだけどやっぱ画、上手いなあと思う。
英時世「アイアイ」 コレでデビュー。
石川賢「ユーラシア1274」 また時代物だな。今度は蒙古襲来。タイトル通りな話ですね。SFにはなってない、でも史実に忠実に漫画化してる気もしない、な石川賢的ハッタリセンス炸裂漫画。
見ル野栄司「東京ソレノイド」 ウンコ禁止はつらいのでは…
松永豊和「エンゼルマーク」 「バクネヤング」の人。ほぼサイレントな連作読みきりらしいです。これCG使ってないですよね、どうやってるのかな?コピー&切り張りでしょうか?
やはりメンツがメンツなんで当然だけどかなり強力な内容です。時代漫画の比率が比較的高いような気がしたのと、隔月刊なのにふつーな連載作品が多いのが印象に残りました。連作短編シリーズみたいなのが多いのかな、と予想していたんですけど。企画記事については常盤響の女の子写真は日常エロで良い。竹谷隆之のクリーチャーフィギアはそんなにインパクト強くない。いとうせいこう・川崎ぶらと竹熊健太郎の記事はそんなに興味もてないな〜もうこの人たちは企画屋としてちょっとセンス古くなってしまっているのではないか、とちょっと思った。しかし、この装丁、誰に向けてるんだろうか?どう考えても漫画マニアしか買わない雑誌だと思うけどな〜。
そういえば次号に諸星大二郎と米倉けんごが描くみたいだな。
00/11/29(WED)
しばたさんに送ってもらったの読んでたら朝更新できなかったよ〜。夜にでも。
■ボコスカウォーズ(Java) これのオリジナル(X1だっけ)作った人っていまイタチョコシステムやってる人だよね。
【単行本・漫画】 柴田ヨクサル「谷仮面」全12巻(絶版) 白泉社ジェッツコミック

おお、次のヤングアニマルにまにあった。というわけで「谷仮面」全12巻一気読み。このページでとりあげるもの、基本的に今現在の段階で入手可能なものにしたいなあ、そうしとかないと紹介しても意味ないし…とは思うんだけど、「谷仮面」にはかなり衝撃を受けたので例外的にレビュ。よく考えてみると第0話掲載、1992年のヤングアニマルNo.9だからそれほど昔の作品というわけでもないのだが、時代を超えた独特な味わいが堪能できる作品。
主人公は高校生、谷。フツーに学校に行って、フツーに恋愛したりする彼だが、唯一フツーでないところは彼は常に仮面をかぶっているのだった…というお話。どー考えても異様な存在であるはずの谷、しかし彼を見た瞬間、誰もが瞬間感じるような「何で仮面つけてるの?」という疑問は登場人物の誰の口からも語られることはない。そもそもその仮面についてすら、「おまえ仮面つけてて表情わからないから…」など、たまに思いついたかのようにコメントされるくらい。この「異様なことがおこっているのにそれについて何も説明されないまま進行する物語」こそが柴田ヨクサル作品の魅力なのではないかと思っていて、考えてみると現在ヤングアニマルで連載中の「エアマスター」だってあらすじ説明しろ、というとむつかしい。やってることについては説明できるけど「何で?」といわれると困る。
柴田ヨクサル、初連載作品ということもあって途中で内容、かなり変化しています。連載開始当初は謎の存在である谷の、不良に目をつけられたり追試を受けたりの日常生活漫画。ただ、絡んできた不良を校舎の屋上まで放り投げたり、ぜんぜん平気な顔してコンクリート蹴破ってみたりなど、谷の持つ圧倒的なパワーについて何の説明もなかったり、ハイテンション極まりなしな内容ながら、主人公、谷の表情が読者にはまったく見えないという状況が醸し出す、一種独特で異様な味わいが楽しい作品でした。谷とタイマンはった田島が千葉まで蹴り飛ばされたりとか(笑)しかし、格闘双子姉妹、そして中岡の登場からしだいに物語は「不良校統一」といった目的に向かって動き始め、今の「エアマスター」ライクなハイパー不良バトルな内容になっていきます。でも途中なぜか「アマレス編」になったりとか、アマレス部キャプテンの久坂がシズナマン(コスプレ)に変身したり(笑)とか異様な展開であることには変わりないのですが。
しかし、この作品が本当にスゴイところ。それはただでさえ異様なシチュエーションの格闘漫画でありながら、あくまで谷と島さんの恋愛が物語の主軸に据えられているあたりでしょう。11巻、校舎屋上で新撰校の戦闘員たちに囲まれた絶体絶命の状況での島さんの谷への告白シーン、そして最終話、谷の仮面が割れるときのカタルシス。えんえんやってきた不良校統一一大バトルすら2人の恋愛のトッピングにすぎないというハイパーな展開、これくらいハイテンションな恋愛漫画ってないな、と思います。ラストもびっくりするくらいにキレイに大団円むかえてるし、まったく、素晴らしい作品でした。
00/11/28(TUE)
なんとなく今週と来週は更新少なめになる予感が。あらかじめご報告。
スピリッツの吉野朔実は青年誌で何やればいいのかピンとこないままに連載はじめてなんとなく終了、という印象なのだがどーですか?この人くらいキャリア長くて今ごろわかりやすく迷走する作家さんも珍しい。基本的にずっとモラトリアムな人だし、あまりに頭で作品作る人だからいけないなのかなあ、などと考えてみる。「瞳子」って単行本化するんだろうか?(するそうだ)
【雑誌】 コミックバウンド No.5(休刊号) エニックス
―――メーテル またひとつ 星が消えるよ…♪
ささきいさお「青い地球」が頭の中でリフレインしとります。駆け抜けて、そして散った!という印象のコミックバウンド、めずらしく全作品レビュしたろ。ところで巻頭グラビアが池脇千鶴、巻中グラビアが飯窪五月、そして巻末グラビア×2が岡あゆみと樹里。とりあえずてんこ盛りといった印象だ!在庫処分!ファイテングワールドとか三沢のお悩み相談みたいなのもそこらじゅうに載ってるぞ!お得!
作:森高夕次 画:藤代健「トンネル抜けたら三宅坂」 巻頭カラーでバター犬編、完結。ところで超人気AV女優なのになんでバター犬プレイなんかしてるの?汚れじゃん。とか思ったりする。そら父親来たらビビるわな〜今回のポイントはシュシュシュでした〜。この連載は惜しいなあ…(それなり)
作:ピエール瀧+画:漫★画太郎「虐殺!ハートフルカンパニー」 正直いつ終わっても問題なし、といった物語だったと思うんですが、続いてたら続いてたでずっと面白かったんじゃコノヤロ―――ッ!!ところで最終話、漫★画太郎がいっぱい描いてたから逆にダメかも〜とか思いました。第1話から4話のコピーでやっちゃえば良かったのに。単行本出るかわかんないし〜(え、これで終わり?)
土田世紀「吉祥寺モホ面」 一挙2話掲載。おかしい、体臭漫画だったはずがどうしてこんなコトに…今までの話で用意した伏線、設定すべてを放棄して暴走する土田世紀の心意気が見えます、というかヤケクソだなこれ。ラストページ、なにこれ〜〜〜(崩壊 土田世紀もうエニックスの仕事受けないだろうきっと)
ほりのぶゆき「独立お小言連隊」 最終回、あの数字の奴に天誅を!殺せ!!えーと、作戦は決行されたそうです。いいのかこれ。(描き逃げ感バリバリ)
とみさわ千夏「ナイトメアハウス」 基本的にオムニバスものはキレイに終われますね。すごく淡々ときちんと仕事しています。大人だなあ…(立つ鳥あとを濁さず)
くぼたまこと「気象戦隊ウェザースリー」 これもまあ別に。今までのエピソードと同じ感じで終わりです。(たぶん最終回のつもりで描いた話じゃないんだろう)
太田垣康男「東方鬼神伝承譚ボロブドゥール」 最終回までの展開、作者的にコントロールできた唯一の作品。なぜかというと第1話の段階で最終話まで入稿完了されてたから。奉納機神死闘祭がついに始まった。薬によって正気を失った凶者たちの機神は互いに殺し合いを始め、ついにアロン、ティタらの乗る2体の機神が残った。2人は刺し違え、非業の最期を遂げたように見えた。しかしその時、アロンの頭の中に何者かの声が響く………いやあ、この人は本当に達者だなあと思います。なんというのか伏線の完璧な消化といい、登場人物全員がきちんと物語の中で機能してて、しかもそれぞれが納得できるラストを迎えていて。いやあ、いい仕事です。(完璧)
作:南智子 画:きょん「フェチ研」 これすごくきれいにまとめてますね。ビックリ。うまいよこの最終回。(大人の仕事)
作:山崎かな女 画:日高トモキチ「PEACE ON LINE」 今までの連載でやりたかったことはいったいなんだったのか?ネット麻雀してたのはなぜ?と思わざるをえません。やっぱり麻雀は楽しいのが一番!ってハシラのコピーが不思議です。(今までの展開はなかったことに)
極山裕「ギャングオーオー」 これも「気象戦隊ウェザースリー」と同じ感じ。(終わりという事になりました)
笠原倫「サカマン」 え〜やっぱり「サカマン」ってSOCCERMANの事だったんだ…と最終話ではじめてわかりました。なんか10倍速!って感じです。(早送りモードか)
立沢直也「グシャポン!」 (そのまま終わり)
作:山上たつひこ 画:泉晴紀「バッキンガム」 目次ページ山上たつひこのコメント。「こんな別れがくるのなら、最初から会わなきゃよかった。」まったく。(そのまま終わり。2人ともかなり怒ってそう)
今回掲載されなかった 作:中村嘉宏
画:福井晴敏「亡国のイージス」、みやすのんき「もうひとつの世界」はなかったことになったみたいです。これにて終了!あ、金田一蓮十郎「アストロベリー」忘れてた。
それにしてもこのメンツで始めたんだからもうちょっと持たせるだけの会社的体力用意してから始めないとダメですよエニックス。そもそもどう考えたって爆発的に売れる作家ラインナップじゃないでしょう。目次ページコメントでみんなすごくわかりやすく怒ってます。見とけ。堂々完結!!ってのがボロブドゥールだけだしなあ。そういえばラストページ、川田の「そんなに世の中甘くないっての!」というコメントが別な意味に聞こえますね。
―――赤く赤く燃えて 銀河を流れるように 銀河を流れるように♪(フェードアウト)
注:( )内のコメントは各作家が最終話、どうまとめたかについての印象です。僕の憶測も入ってます。
00/11/27(MON)
昨日の日記は
自分で書いてて鬱になった。驚くべき事にじつは某日記からのコピペがほとんどなのであるが。お、おそろしや〜
■あきおのホームページ、あきおの愛の詩集 「二世議員」「はさみ将棋」「ジャガイモの気持ち」には負けました。
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【単行本・漫画】 雑君保プ「そして船は行く」1巻 メディアファクトリー

【単行本・漫画】 金田一蓮十郎「ジャングルはいつもハレのちグゥ」7巻 エニックス

コミックバウンドでの「アストロベリー」はどーなるんじゃ?という疑問爆発な金田一蓮十郎、彼女の代表作「ジャングルはいつもハレのちグゥ」の最新巻です。
「アストロベリー」でも出てきてない乳首、こっちだと1ページから出てきてるよ、ウエダのが。どうしたことだコレはいったい(驚愕)な1冊。そんなたいしたもんでもないんですけど、はは。
謎の存在、グゥと性格全員めちゃめちゃな村の連中。ツッコミ不在なままに(生命にかかわる)ボケ連発で純粋だったハレ少年の精神がしだいに歪んでいく様を描いた作品です。あ、でもそんな感じですよね。
都会編(コンクリート・ジャングル編?)はいったいなんだったんだ?なジャングル戻っての相変わらずな日々ですが、この巻のメインは爆発激情型な性格でおお暴れな代任女教師ユミ先生登場とか、妊娠(?)発覚によって急きょ結婚することになったウエダのウェデイングストーリーとか。父親としては絶対認めたくない保険医にも母親であるウエダにも身に覚えありまくりってのがその子供であるハレにはディープな現実です。ははは。あげくその結婚式にベル、アシオ、ロバート呼んでみたりしてよりによって。保険医の頭上にドクロマーク大点滅〜。そんな感じ。
どーやって終わらせたらいいのか、もうすでに作品的には見失ってるかもしれないんですが、まだまだイケる印象です。じつはけっこう意外でした。
オマケ漫画は「キャンディ少女スイートラヴェンナ」。「はずかしー」とか言ってますけどこうでもしないと彼女、主役はれません。
【雑誌】エクストラビージャン 1/5 集英社
原作:恩田陸
画:菅野あつし「常野物語 -大きな引出し-」。普通の人間にはない能力を有した「常野」の地からきた人々。今はひっそりと暮らす彼らの姿を描いた「光の帝国」(集英社文庫)のコミック化。第1話「大きな引出し」を原作としたこのエピソード、よく出来てるんじゃないかなあと思うんですが、やはり恩田陸の作風をそのまま漫画にするのむつかしい、というのも同時に感じました。菅野あつしの問題とかそういうんじゃなくって恩田陸テイストをそのまま画にできる作風の作家、そういないんじゃないか、という問題なんですが。まず恩田陸原作で集中線使ったらダメでしょう。「イエスタディをうたって」と「羊のうた」中間くらいな感じで冬目景に描いてもらうのがいいかな、といまちょっと頭に。どーかな?そうそう、これって珍しく原作の内容にプラスアルファさせてますね。演奏会のエピソードまるまるオリジナル。ほんとうはもっと淡々とした話です。30枚くらいだし。菅野あつし、けっこう大変だったのかも。町田ひらく「めすいぬのむすめ」はタイトルに似合わないやっぱ叙情的なお話。童話作家とその挿絵画家、その2人の、ある体験をフィルターにして、変化したりまたそのままに残っていたりする内面部分を描く。壁越しだったり、コマの外だったり、見せないことでエロチシズムを描くその手腕は確かかなあ、と。短いけど印象的な物語。第178回一旗新人賞佳作、小津二郎「衛生観念のブッこわれた女」はタイトルそのまんまなお話なんですが、リリー・フランキー著「誰も知らない名言集」のエピソードそのまま使ってるのはどーかな、と。もうちょっとアレンジしてから使ったほうがよかった気がします。山田ゴメス原案のはちょっと浅いかな〜。
00/11/26(SUN)
でも出かけるのめんどくさいから今日も引き篭り(´Д`) フゥ
昨日買ってきた本とかもくもくと消化してるうちになんか夜になっちゃった!Σ( ̄口 ̄;;
けっきょく何にもしないうちに時間だけが過ぎちゃったよぉぉぉ〜〜〜!!o(><)O O(><)o
バタバタ
それにしても腰が痛いし…(ノ_<。)うっうっうっ
年齢のせいじゃないよぉぉぉ〜〜〜〜・・・( ̄△ ̄#) ウラー
それにしても、お腹空いた・・・┳┳ ヽ(^▽^ゞ) ゴハンゴハン♪
・・・でもひきこもってるから近くのオリジン弁当とセブンイレブンへ買出し( ̄д ̄)
お財布忘れたぁぁ〜〜〜〜!!┐('〜`;)┌
・・・取りに帰りましたよ(´Д`) フゥ
運動した気になった・・・かも(謎)
!Σ( ̄口 ̄;;キングサーモン弁当品切れなのぉぉぉ〜〜〜〜(
p_q) シクシク
しかたないからデラックスハンバーグ弁当にしたの・・・・・・(・
~ ・)ノ ブー
最近ちょっとダイエットしようかな、って思ってるのにハンバーグ弁当・・・しかもデラックスって・・・
^−^
でも、お腹も空いたしそんなこと言ってられない(爆)
食ってやるぅぅぅ〜〜〜〜( ̄〜; ̄)ムシャムシャ
美味しかった♪
お風呂に入って気がつけばバタンキュ〜ゞ(_。_)ゞ
パタリッ
こんなんで大丈夫なんやろか?・・・でも、まあいいか(・∀・)9
今日は久々に人並みな時間に寝れるわぁぁ〜〜〜Zzz ( ̄〜 ̄) ムニャムニャ
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( / ⌒ヽ
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【単行本・漫画】 植芝理一 「ディスコミュニケーション精霊編」3巻(完結) 講談社

精霊編完結。ふと思うに、精霊の話ではぜんぜんなかった。世界と、その世界と同調している存在、つまりミクロなレベルで起こったことがそのままマクロな対象に反映する、いわゆるシンクロニシティをめぐる物語。よくよく考えてみると、「妖怪城」とかで三島塔子、燐子の「夢使い」姉妹が戦ってる存在がイドの怪物なんだか黄泉の存在なんだか不明だったり(さすがに違うのでは)またその怪物を倒すのに女の子2人がまんま超合金に変形したりと、やりたい放題な内容。三島塔子の饒舌体に京極夏彦の影響が感じられるけど言ってるコトはそうとうに強引極まりなし(^^;;
この3巻使って作者がやりたかった事。それはこのシリーズ通して解答を求めつづけたキーワード「どうして人は誰かを好きになるのか」という疑問に「そんなんに答えなんかあるかい」っていう至極当たり前の答えをぶつける、という事だったと思います。もちろん、13巻+学園編の14冊も使ってえんえんと模索しつづけてきた松笛、戸川コンビが突然、そんな身も蓋もない結論に至ってしまっては興ざめ甚だしく、作者的には急きょ別の存在、謎を解き明かす事が出来そうなコンビを用意しなくてはならなかった。その存在がこのシリーズでの実質的主役、三島塔子、燐子の「夢使い」姉妹だったというわけ。そしてそれは主人公コンビのバトンタッチのみならず、答えの出ない命題周辺を周回し続けていたような今までのシリーズから、明確に答えを出してそのエピソードを終えるといった次のシリーズへの物語形態的な変化でもあるのでしょう。
単純にそういうふうにしたほうが物語的に動きが出るし、読んでる人間のカタルシスも満足させられるしで読者人気的にプラスに働いた気がします。植芝理一、そもそもこの人ぐらい自分の好きなものをありったけ作品にぶち込むタイプの作家さんっていない気がするのですが、その過剰さが今までのシリーズでの動かない物語の中では五月蝿く感じる時ありました。でもこの形のお話だとその過剰さが違和感なくおさまる感じ。ここにきて読者うけがぐーっと上がって人気盛り返したのはきっとそのへんに理由があるんじゃないかなあと。結局あるていどわかりやすいストーリーじゃないと読者にはうけないんだろうな、やっぱり。
初期のころのディスコミお好きな方にはぜんぜん別な作品になってしまったシリーズかもしれないんですが(たぶん)、これはこれとしていい形での変化だと思います。何より「描いてて楽しい」ってのが伝わってくるし。幼女ラブ!超合金!そして不思議、という感じ。巻末、参考資料見た瞬間にやりたいことがわかります(笑)
しかし「ディスコミ」「なるたる」「ミルクロ」って「アフタヌーン自分の描きたい事にリミッターかけない3人衆」ですね。ふつーもうちょっと抑えるもんです。
松笛とバトンタッチだから仕方ないとはいえ、塔子ちゃんは色気のない娘に育ってしまったのう(;д
;) スカートの下にジャージかい。
【単行本・漫画】 柏屋コッコ
「柏屋コッコの人生万漫才」8巻(完結) 集英社

よくでたなあ。
つー感じの最終巻。なんせ最終話が今は亡き「ぶーけ」誌に掲載されてから2年も経ってるんで、てっきり出ないものかと思いこんでいたのですが。個人的に最終話あたりのでたらめさが編集長の逆鱗に触れてこの連載自体なかったことになったのかと思い込んでました。前巻である7巻収録のお話から3話ぽっち余りの状態で突然終了、なために原稿的に足りなかった、というのが真相みたいです。
いくらなんでも、もうちょっと切りいいところで終わらせるだろ…というお話なんですが、まあそれはこの人なんで。実録エッセイ漫画としてのこの作品の無軌道っぷりはほかの作品を遥かに凌駕してるのでは、と思ってます。西原理恵子あたりとはまた違ったベクトル方向でのブットビ。参考までに全8巻、終了までに描かれた作者、柏屋コッコの無軌道人生についてちょっと書いてみましょう。(ネタバレなんで消しておく。でも正味な話、単行本買う人いる?)
ハラショー広告社在籍時代(このころは兼業漫画家)社長の事を面白おかしく漫画にしたことがばれてクビ。ちなみに同僚である鶯さん、花竹さんも巻き添えくってクビ(T.T)
↓
鶯さんといっしょにトレビアンホテルに就職。ここでも兼業中。「なんとなく上京しようかな〜」と思ってたら、いつのまにか「地元を舞台にエッセイ漫画を連載していた柏屋コッコさんが漫画家として一旗挙げるために上京する」ということになって、いまさら引っ込みつかなくなって上京。ちなみに地元のTV局まで取材にきた。(このときの同僚である酢さんは別のホテルで売上持ち逃げして指名手配される)
↓
単行本2巻発売!「印税でバイク買うぞ〜」と喜びのイラスト。→即事故って大怪我。運ばれた病院でいい加減な処置されて悪化。入退院の繰り返し、そしてリハビリの日々。ちなみに3巻3話目でその状況がすぐ漫画化される。はや!
↓
編集部からご褒美に台湾旅行に連れて行ってもらう。取材漫画描くというのがその条件だったのだが前日徹夜だったとかで、「観光名所についてはまったく憶えてません、コンビニの店員の人が怖かった」などという前代未聞のレポ漫画が掲載される。
↓
このころからだんだんネタが尽きてくる。
↓
結婚!貧乏すぎて式が挙げられないため、おもいっきり顔出しで「ぶ〜け」企画記事参加。マリッジリング製作。本人も解説で書いているが、非常にさむさむな記事だった。
この人についてはまったく言いたい事が山ほどあります。まず、「オチがつかなかったからといって、オチてないところに集中線、そして「すて―――ん」でむりやりオチっぽく見せるの禁止」 「思ったより面白くなかったからといってストーリー途中でそのネタ打ち切るの禁止」 「雑誌ではシリアスものとして掲載された短編を単行本収録の際、終わりに3ページ付け足してギャグ漫画に変えるの禁止」などなど。ぜんぶやったよ、この人。ちなみにこの8巻と前巻である7巻収録の「柏屋コッコの人生万漫才」ほど「もうこれ以上描けましぇ〜ん、勘弁して!」っていう心の叫びが聞こえてきたものはなかった。新井理恵「X−ペケー」最終巻にも匹敵。でもこっちは「さらにわたし離婚しました!」とか言ってる。ちょっと前「ぶ〜け」誌で結婚企画記事までやってもらったのに(;д
;)その最終話、(この形容、使いたくないけど)エヴァTV版最後2話くらいの描き逃げ感があります。「もうギブ!」
同時収録:
「DAX−DAX」 いじめられっ子の田中くんみてるうちに自分の中に眠るサディストの血が目覚めた女の子の話。え〜これオチですか〜的短編。面白いんだけどさ。
「柏屋コッコの人生万漫才 −特別編−」 あれほど描けないといって強引に終わらせた舌の根も乾かぬうちに〜(`ヘ´)
「DEAR MY FRIEND」 自分のことを「MARILYN」と呼ぶ勘違いぶりぶり女、秋山真里につきまとわれた女子高生のお話。平成5年の作品。絵柄は今と違って純粋少女漫画フォーマットながら「どっしぇ―――」「どっひゃ―――」とか平気で使ってあったり、ラスト、どう考えても落とすべきタイミングを外しまくっていたりと、今の作風を既に予見させている(笑)。面白いけど、なんかヘン(それがこの人の全てだ)。「穴埋め用として実家にあったのを送ってもらったけど中見るの怖くてチェックせずにそのまま入稿した」と解説に書いてある。そんな感じだ。
「フェフェグラパ」 フェネックとフェレットの2匹を登場人物にした動物4コマ、のはずだが何気にボケかけてる爺さん(グラパ)をペットと同列に笑いの対象として扱ってるあたりヒドい作品(;д;
)
フェネックが「ガシャーン」と檻に入れられるコマでオトすのをこれでもかと連発させる工夫のなさは必見。この人らしい。
困ったもんです。いや、面白いんですよ。面白いんだけどさあ………
【単行本・漫画】 桑田乃梨子「真夜中猫王子」1巻 白泉社

いつもな感じ。安定〜おもしろ〜い。
別冊花とゆめ掲載の「真夜中猫王子」1話〜4話と短編「俎上の恋」「鬼籍の人」収録。
考えてみると、桑田乃梨子作品に出てくる人ってむくわれない恋(設定的に無理とか)してる人間ばっかしだな、ってことで主人公である女子高生、駒音澄(こまねすみ)ちゃんは1ページ目で早くもふられます。告白のお相手は同級生の日向。そんな傷心っ娘、駒音ちゃんはあげく数学追試だったり、気まずい状態の日向と席替えで隣になったり、「あしたは絶対に
日向
に告白!!スル」とか書いた日記、ふった張本人の日向に見られたり、ドブにはまったり、イヌに噛まれたり。不幸です。「そういえばフラれたあと拾ったこの猫のぬいぐるみ、呪われてるのかも…」と思ってたらそのぬいぐるみ、真夜中にどろんと猫になって猫は着ぐるみで中には猫サイズの人間。
「僕は一応さる国の王子で父が病に倒れた際に異母弟を後継者に推す大臣一派がクーデターを起こし、僕と側近はちょっとその罠にはまってこんな姿にされて異世界へと追放されたのです」
傷心のダメージもちょっとは気が紛れるってことで王子に協力していっしょに飛ばされた仲間を探す事になった駒音ちゃんなんだけど(くれるっていう「幸せの小袋」50袋もちょっと目当て)年齢のわりには妙に老成してる王子の淡々とした口調に逆に見てられなくなったりして妙にやる気に。怪しまれないようにチャックをあげてぴぴぴと仲間の気配をヒゲで感じる王子連れて夜の街へとお仲間探しに。つーわけでだんだんそろっていく仲間なんですが、やっぱりこの人戦隊もの好きなのか〜「卓球戦隊ぴんぽん5」ではなくって今回は「無力戦隊ネコネコ5(+1)」であります。
しっかし、とりあえずこの可愛さは凶悪ですね。昼間はそこらへんに無造作に転がってるぬいぐるみ。夜になったらどろんぱで猫状態、中身は人間だけど思考もちょっと猫化してて、目を離すと猫っぽくケンカしてたりとか。駒音は駒音で「自分のいた世界へ帰りたい」って王子の願いと「ふられる前にもどりた〜い」って願いを同列に語って王子に「迷惑です」とか言われたりとか。日常と非日常の境界がなくってどこかのんきなあたりはこの人の過去作品「おそろしくて言えない」「1+1=0」あたりの幽霊ものほうふつとさせる感じです。今はただのんきで可愛らしい展開だけどやっぱラストになったらほろっとさせるのかなあ。前作「男の華園」でも観覧車のシーンとかラストとか、凶悪に泣きポイントだったみたいに。うーむ、楽しみなような困るような。
「俎上の恋」は家族をいっぺんに事故で亡くして天涯孤独の身、厭世観漂う人間になってしまった高校生竜次と、彼の家を尋ねてきた謎の男秋翠、そして竜次の幼なじみ初美のお話。タイトルはダジャレだけど(笑)ええお話。「鬼籍の人」はこの人らしい報われない恋話。タイトルそのまま〜。
ところで「青春は薔薇色だ」「人生は薔薇色だ」「ひみつの犬神くん」「おそろしくて言えない」「卓球戦隊ぴんぽん5」「君の瞳に三日月」って絶版?既作品リストに載ってないんですが。
00/11/25(SAT)
政治、経済、時事、地球環境、民族問題、そして自らの将来的プラン、自己のレーゾンデートル、夜ごと繰り返し訪れる悪夢の原因、冴えないものしか想像できないかつ現実化する確率異様に高そうな俺将来ビジョン、たまりにたまった洗濯物、荒廃しきったこの部屋の惨状などなど、マクロなレベルからミクロなレベルまで全てのファクターから目を背けつつ、見ざる言わざる聞かざるの精神で引き篭り部屋周辺半径2mの情報を今日もお送りするメビウスひみつきち。ただ僕が言いたいことは「谷仮面」読みたいなあ、ということだけであります。
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【雑誌】アフタヌーン 1月号 講談社
新世紀が続々と。なんかカラフル&楽しげな表紙見てると、ミルククローゼットがニコニコ小学生漫画みたいに見えますね。実際はバラバラ小学生漫画なんですけど、な、富沢ひとし「ミルククローゼット」。ああ、先月の予想けっこう当たってますね。でもたろうの内部がそうなのかな、と漠然と思ってた。ここでも少女解体しますか>富沢ひとし。子供が虫の手足をちぎって遊ぶ感覚で漫画描いてるんですね。もちろん、それをどーしてもやりたいのなら、ぜんぜん問題ないことです。そしてカールビンソン中断したまま新連載、なあさりよしとお「細腕三畳紀」。何のパロディなのか、わかる?伊豆熱川の伝統だけの貧乏旅館に嫁いだ加代が、周囲の誤解や陰湿なイジメと闘いながらご当地名物、三葉虫をウリに旅館を再建しようと努力する根性物語。もちろん嘘じゃボケ。というかコレ、ネタバレできんな、的作品。なんでこれを急にやろうと思ったのか?そして注目、ひぐちアサの新連載「ヤサシイワタシ」。年齢に似合わぬ落ち着き、どこか人生に対して醒めきっているような男とハイテンションでどこか抜けてるように思える女が大学の部室、水漏れでびしょびしょな写真部暗室前で出会う。テニスプレイヤーになる夢を志半ばにして体の故障により諦めた2年男子芹生と写真家になるという自分の夢に向かってどこまでも真っ直ぐに邁進しているかのような3年女子唐須。2人はいつしか付き合い始めるが、唐須はよく言えば子供、悪く言えばどこまでも自分中心で他者の感情はそんなに顧みない暴走娘。はじまったばかりの2人の交際にもちょっと暗い影が………。いやあ、唐須さんの人物造形、いいですね―――「タカハシくん優柔不断」のマイルド風味、といってもいいかも。いいトコとやなトコがこう、交互にくるあたり、一筋縄ではいかない感じであります。かわいい雰囲気のキャラがどこか業を感じさせる行動を取るところがいいのかな。鬼頭莫宏「なるたる」はもう1回間奏曲といった印象。黒の子供会リーダー、須藤の語る未来ビジョン。須藤さん、まだ高校生だったんですね(゚o゚;)常識で考えてはなはだ無理、というかvs.自衛隊程度で苦労してる戦力ではどーしようもないと思うんですがどーなのかな。そしてもう1本は鶴丸くんのお仕事。ドタバタ「いやあ〜」ドタ「ああう」でしょ、やっぱり。リスク負う「覚悟」はしとかんとね。しかし、中立サイド(?)な鶴丸とあと1人、名前なんだっけ、あ、古賀くんか、のポジションはいまいち掴めない。遠藤浩樹「EDEN」も痛々しい展開。そして黒田硫黄「茄子」。屋上、茄子のプランター。そこで遊ぶサバゲマニアな中学生2人組の前に突如現われた謎の女生徒。中高一貫教育、腐ってる先輩たちを尻目に焦ってる横島軍曹はなんかいろいろと苛立ってみたり、謎の女生徒、本名高橋にもいろいろ気苦労あったり。そんな2人の屋上の一時。って全部書いちゃったなスミマセン。なんかこう、大人な話描いたかと思えば中学生の阿呆行動うまーく描いてみたり。自由自在ですね、もう。沙村広明「無限の住人」。なんというのか、そこまで奇矯な服装で集わなくてもいいんでは?という気がしますです>逸刀流の連中。そしてあの人はやっぱり虫の息。なんかラヴラヴだなあ。木尾士目「五年生」最終話はサブタイトルがポイントかな。四季賞2000年秋、池上遼一特別賞、マナベウミ「ニューレインボー」はオチが普通すぎる気がします。もうちょっと意外なものを出さないとありきたりなファンタジー色強い作品で終わってしまうような気がします。同じく秋のコンテスト入選作、田中雄一「思い出は冷たい鉄の中に」は画力的にはまだぜんぜんだけどストーリーテラーとしての実力はありそう。小田ひで次「クーの世界2」完結。ところで「セラフィックフェザー」のタイトル画ヤケクソになってきたなあ。
【単行本・小説】 近藤史恵「この島でいちばん高いところ」 祥伝社文庫

5人で出かけた海。狭くて、ごたごたしてて、最低だった海。「少し離れた小島、そこには遠浅の綺麗な海岸があるから」旅館のおかみさんのそんな言葉でその島に渡った17歳の少女たち、葛葉、里美、潤子(ユンジャ)、聖、桃子。そこはまるで楽園だった。美しい砂浜、どこまでも青い海、ほぼ貸しきり状態の海岸。太陽。5人は夢中になって遊んだ。夢のようにきらきらとした時間。疲れてうたたねした彼女たちは帰りの船に乗り遅れた。それが全ての始まり。島で惨劇が始まる。
まず、この作品を「推理小説」もしくは「ミステリー」と銘打って売るのはどうかと思います。もちろん作者である近藤史恵に責任がある気はしない、祥伝社400円文庫全体を通して的外れなジャンル分けがなされてることについて言っているわけですが。どう考えてもこれは「パニック小説」もしくは「サスペンス小説」でしょう。「叙述トリックとか仕掛けられてるのかも…」とか勘ぐって読んだのが馬鹿みたいです。普通に読めばよかった。こういうアバウトな分類で読者にいらない先入観持たせるならば、いっそ何も書かない方が100倍マシな気がするのですが。
文章は読みやすいです。タイプの異なった5人の少女たちの行動もきちんと書き分けられていて、ちゃんと物語の中で機能しています。ボリューム的にはやはりぜんぜん物足りない祥伝社400円文庫的分量なんですが、そのなかできちんと仕事してるのはやはり近藤史恵、力量ある…と思わされます。流石に最初のほうで退場してしまうキャラの印象が薄くなるのはどうしようもないのかなあ。しかしこの話、女の子がみんないい娘さんなだけに、読んでて辛いですね。希望がない内容。こんな体験で大人にならなくていいよ(;д;)
ただ(これから内容に触れます)男の目的が目撃者の口封じだけでないのなら、いきなり殺すということはせず、一人一人犯してから殺す、くらいの事はするのではと感じます。最初のほうの男の有無を言わせぬ殺戮と後半の隙だらけの行動はちょっと一致しない気が。エピローグも急いでまとめて、はい終わり、という印象なんで、わざわざ10年後に時代設定するならば忌まわしい事件の回想自体にもう少しページ数割いてみたほうが良かった気がします。ユンジャの凛々しさについての描写についてはかなり良かったかな。
やはり祥伝社400円文庫、全体的にボリュームいくらなんでも足りなすぎ、この倍くらいあってもいいんじゃないか作品は多いですねえ。もうちょっと何とか。
【雑誌】ヤングアニマル No.23 白泉社
柴田ヨクサル「エアマスター」は坂本ジュリエッタvs.屋敷戦決着。男を見せたね>屋敷。ファンが増えそう。しかし、屋敷そのままで行きますか。マキパパ佐伯とジュリエッタ、なんか仲良しね。それにつけても「谷仮面」読みたい。二宮ひかる「ハネムーンサラダ」。二宮ひかる、はっ、と気づくシーンの描写って上手いよね。関崎俊三「キルケーの豚」連載再開。三浦建太郎「ベルセルク」は怨念によって塔が埋め尽くされ、人々はそれに飲み込まれていく。やっぱ描写力は凄まじいですね。
【雑誌】近代麻雀ゴールド 1月号 竹書房
安達哲(原作:有元美保)「ギャル雀」はストーカー対策漫画になった。あとはやはり、スペシャルゲスト、秋重学「リーダー」でしょう。4人組バンド「bis」と彼らのファンでギターのジンにお熱な雀荘の娘さん、チエ。ジコチューでバカに見えるリーダー、それでもそんな彼に皆がついていくのには理由があって…青春バンドものでなんだか合間に麻雀してる感じ。作品としてみると特筆すべき点ないんですけど、のびのび描いてて好感持てます。
00/11/24(FRI)
はげしく読みたい。いまだ読んでないのです。「エアマスター」で今度「深道ランキング」参入するらしい久坂って「谷仮面」キャラなんでしょ?
■「はわわー」
【単行本・漫画】 福島聡「DAY DREAM BELIEVER」1〜2巻(完結) 講談社

博物館に持ち込まれた土偶、そのうなじには他には無いような文様、まるで三日月と太陽を模したようなシンボルが刻まれていた。その文様と同じ形のあざを同じくうなじに持つ女、日下部霞。昼間は博物館の学芸員、夜は出張ホテトル嬢、2つの顔を持つカスミ、そんな彼女に奇妙な2人が接近してくる。下品な中年男、依田、そして無表情で何を考えているのか不明な青年、比留間、カスミを同じあざを身体に持ち、奇妙な常人に無い能力を有する2人。2人との接触によって自らの内側に秘めた能力を発言させたカスミは2人と手を組んで全国縦断犯罪ツアーの旅に出たのだった…。
物語冒頭からただごとではないことが起こっている、というのがわかります。どこともわからない大地に一人全裸でたたずむカスミ、そしてその眼前に広がるのはガラクタ、塵、そして死屍累々の山。そしてそれに重なるように醒めた、どこまでも醒めきったカスミの意識。絶望の果ての諦観。ここまででたったの3ページ。それから先も物語はハイテンションに進んでいくのです。謎、また謎を呼びながら。霞の夜の生活、謎の男、目を見開いたままベッドに横たわるカスミの母親、そしてファーストフード店の中、唐突に首を落とした男。物語はカスミ、そして依田、久留間、3人の能力者、それぞれを中心にしててんでんばらばらに進行していきます。その流れはぎこちなく、読者にはその流れがどこを目指しているのか、皆目検討がつきません。はっきりいってこの3人の行動、でたらめです。なんとか頼りになりそうな能力の持ち主である久留間はカスミとの対峙以来使い物にならず、カスミの能力は現実世界に直接働きかける類のものではない。3人のブレイン役を自称する依田の計画も緻密とは程遠い、場当たり的なもの。そんな向かってる先のヒントすらも与えられないような物語にのめりこまされてしまうというのはやはり卓越した作者の力量でありましょう。印象的な構図、登場人物たちのポーズ、そして表情。説明的には決してなることなく、印象的なフレーズを散りばめた台詞回し。個人的に言わせてもらえれば、このセリフのセンスはそこらへんにころがってる作品らからは頭1つどころではなく飛びぬけているのではないでしょうか。
ところで誰もが思うだろうこと。個人的なこの作品についての評は、こころざし、実力、ともに充実してたんだけど、物理的な理由によって予定していた着陸点遥か手前で叩き落とされ不時着〜という印象で、まあぶっちゃけた話、打ち切りによっていろいろなエピソード消化されず、様々な謎は説明されないままに終わったんだろうな、と思います。作品の性質、見せ方として一見さんお断りすぎたんだよね、きっと。途中からは読めない内容だったからダメだったんでしょう。うーむ、むつかしい。
(以下、作品の内容に触れます)
たぶん、最初の予定では新聞記者の2人からしてこういう役どころじゃ無かったんじゃないかな、という気がします。#18くらいから話の向かってる方向、変わったんじゃないかな、と。フェリーに降った雪のようなもの、そして霞に包まれているように見える世界。巨大な月。その全てはカスミの能力、世界と悪夢の境界を浸食させる力によって引き起こされたものだったのでしょう。第2話、52ページでもその兆候はすでに現われているように感じるんですが、ここらへんについてはちょっと判断できません。ただカスミの真の能力がここに結びついていた、ってのは当初からの予定だったんじゃないかな。常に醒めきった目で世界を認識していたカスミがじつは「世界を悪夢として見ていた張本人」だったってオチはありそうですし。
00/11/23(THU)
珍しく書いてます。普段は効率落ちるからあんましやんないんだけど。ちびちび追加していく予定。ちなみにもうすぐTVチャンピオンが始まります。(PM
7:29) 始まった。ラーメン食べたい。食べいくか。
ひょっとすると、「雑君保プ」が「ちゃっくんぽっぷ」からきてるネーミングだってこと気付いていないヒト、いるのかも?とか思ってみた。
【単行本・漫画】 鬼頭莫宏「なるたる」6巻 講談社

第29話「わたしの目は被害者の目 わたしの手は加害者の手」を収録。
やはり単行本で読むとまた違うなあ、な苛めをテーマにしたエピソードです。(以下、この巻の内容にふれます)
ここで描かれているのは2つの苛め。
1つは佐倉明、アキラちゃんに対する学校での苛め。ここでアキラちゃんを苛めてる紫村には小学校の時自分が苛められていたという過去があります。つまり、苛められていた側が今度は苛めに回るという構造、そしてアキラちゃんの両親は、現在の自分の娘のことが理解できないままに過去の、まだ彼女を理解できた頃の思い出に逃避している状態。
そしてもう1つはこの巻の主役、シーナの友人である貝塚ひろ子、通称ひろちゃんへの苛め。ここで描かれているのは彼女を苛めるグループの構造です。グループの中の一人、市東美代子のいるポジションは微妙です。貝塚への苛めに加わらないければ、つまり苛める側に回らなければ間違いなく自分は苛められる側としてグループの標的にされることは間違いないから。良心の呵責には苛まれるのですが、それでも苛められるよりはマシ。ひろにミミズジュースを飲ませる時の「く………薬なんだって」という言葉は彼女の心の葛藤を表していて、夜の校舎で試験管祭り!で水嶋に助けられ、ひろが事なきを得た翌日、市東が怪我してるってのはグループの矛先が彼女へとスライドしたってことだと解釈したのですが、どーでしょう?あ、水嶋呼んだのは彼女だったのか!
そんな同じような境遇にいるひろ、アキラの2人がシーナの部屋の前でたまたま出会い、そこで交わされる会話、共感、決断。ここは見た目よりずっとずっと、作品の中でも重要なシーンなのかもしれません。
ラストシーン近く、「鬼」を追ってシーナが家にやってきたときのひろの台詞、「わたし我慢するのやめたんだ わたしが我慢して 誰かの犠牲になるとか そういうの」と同時刻、まるでシンクロしているかのように父親を刺したアキラ。そこにはやはり「竜骸」の意識の介在があるんでしょう。彼女の手に握られているナイフが「プッシュ・ダガー」小森くんから贈られたものであることを考えると、彼女が「黒の子供会」の側の人間になることを決意したのは間違いないのでは、と思います。そして「竜骸」とのシンクロについてはやはり初潮が来てる・来てないに関係がある気がするな、と。新たなる世代をその身に宿す能力の有無と、彼女、彼らの親殺しとはつながっている気がするんですよね。
シーナはきっとまだ、なんでしょう。
鬼頭莫宏って必要最小限のパーツで構成されたエピソードしか組み立てられない人だなあ、というのは感じます。今回の巻だって、「黒の子供会」の連中、何か絡めようと思えばいくらでもできそうなものなのに。考えてみると「ヴァンデミエールの翼」だって単発エピソードな連作でしたし、展開が二転三転するようなストーリー組み立てができない性格なんじゃないかなあ、たぶん。
次号(25日発売)のアフタヌーンではどーなってるんでしょうか?ぜんぜん間違った解釈してるのかも。
【単行本・小説】 倉阪鬼一郎「文字禍の館」 祥伝社文庫

【うーむ、こういうキテレツ極まりなしな本
書くのって今この人くらいしかいないだろ当
然、な1冊。筒井康隆が使いそうなネタでは
あるけどホラーにするのはこの人だけ。
「文字禍の館」。取材に訪れた人間がつぎ
つぎ消息を絶つと言われている謎の館。きゃ
!招待状を受け取った月刊オカルト雑誌「ぐ
ノーシス」編集部員達がその館で体験するホ
ラーな体験を描いた中編。編集部員、カメラ
マンの選別条件として与えられた漢字画数ー
文字15画以上、などは何故なのか?
「文字の霊がこの讒謗者をただで置く筈がな
い。」中島敦「文字禍」 恐怖の対象はなん
と文字そのもの。どういうことかとは各自で
読んでもらえば瞬間的にわかるだろ作品です
。タイポグラフィーホラーか。中編というよ
りは短編規模のボリュームなのがちと痛い!】
ああ、ふつーに書けるって素晴らしい!つーわけで祥伝社400円文庫、倉阪鬼一郎の作品であります。やってることに関してはほんと、今この人しかこんなこと考えつかないだろう、な独自の作風。厳密には違うけど、筒井康隆が「虚構船団」のなかでホッチキスに「コココココ」とかさせたようなアイデアでホラーやってます。漢字そのものの形、成り立ち、意味を題材にホラー作品として仕上げたもの。ただ、文字の恐怖っていってもピンと来る人間やはりそんなにいないので、恐ろしい作品かっていうとそれほどでも無いはず。400円で実験短編を1篇買ったと思えばいいのかもしれません。
あくまで個人的な感想なんですが、もっと文章自体のリーダビリティを落としたほうが逆にいいかも、と思います。この作品、平易な文体によってものすごく読みやすいものに仕上がってるんですけど、逆に普段使わない言い回し、文体実験などをここで使われてるアイデアと同時並行的に行って、表現の難易度上げたほうが作品自体の内容にきっと合っている気がするんです。読者に対するハードルの高さ設定をもっと高めに、というか。はっきりいってこの小説、「吉四六とんちばなし」みたいな感じなので謎々話だったら問題むずかしめなほうが得した気分になるのでは、ということです。あとは無闇に気合いいれて同じアイデアで1200枚くらいのハードカバー作品仕上げてみるとか。でも、そんな小説、きっとぜんぜん売れないんだよな………。
あ、あと泡坂妻夫ぽくもありますね。
【単行本・小説】 森奈津子「あんただけ死なない」 ハルキホラー文庫

いや、ぜんぜん気のせいじゃなく、ヘンテコホラーだと思います。(作者あとがきへの返答)
つー感じで森奈津子、なぜかハルキホラーからの長編作品。
「あんた、死ぬよ」
自分では忠告のつもりだった。少なくとも緋紗子自身は真剣だったその恋愛。しかし恋人(のつもりだった)誠一にとってはほんの遊び、火遊びの1つに過ぎなかったのだ。数日後、誠一は公園の滑り台にぶら下がっているのを発見された。今までの恋人たちもみんなそう。彼女を裏切った男も女も、全員が不慮の死を遂げているのだ。しかし、ただ1人生き残ってる人間がいる。今の恋人、小雪だ。4年前、彼女の浮気を咎めた緋紗子は他の人間同様、彼女を激しく憎んだ。でも彼女だけは死ななかった。なぜ………?
ぜんぜん怖くないっす。でも面白い。この人ってやっぱりいい話しか書けない人なんだよな―――と。作家としてジャンルにあわせて書く内容可変できる人とそうでない人いると思うんですが、この人は間違いなく後者。やっぱりセクシャル・マイノリティについての物語になってしまうんですよね。でもそれは同じ事しかかけないのではなくって、書くべきテーマが確実にあるということなんでしょう。お話に出てくる主要な登場人物、死んでしまう人間も生き残る人間も、それぞれが自分自身の問題にきちんと向かいあっていて、好感が持てるのもいい感じです。
物語の中でホラー的部分、読んでてぞくりとした感触がある部分はたぶん全体の10%くらい、その他は緋紗子、小雪、彼女らの行為のほんのトッピング的役割のはずだった少年、秋也、そしてオカルトライターと名のる謎の男、鉄郎、それぞれの関係をめぐるお話です。ホラー的描写は期待しちゃダメ。オカルト要素をトッピングとして使用したちょっと変わった形の恋愛小説、といった印象です。
そういえばちょっとレイプっぽいシーンありますが(っぽくじゃなくてレイプか)単純に加害者、被害者、つまり犯る側、犯られる側にわけて描いてないあたりがこの人っぽいかも、と思いました。ラスト→エピローグでのほのぼの感も独特。ホラーなのにね。
【雑誌】漫画アクション No.49 双葉社
倉上淳士「ぎゃるかん」。この人の作品って毎回同じなんだけど毎回悪くないな―――と思いつつ読む。きのー声優漫画「C.V」読み返してみたりしたし。ぐれいすのはあと1回あると勘違いしたのだろうか?ところでやはり「ぷるるんゼミナール」は凄まじい、というのは前作「爆射!!弓道MEN」でもそーなんだけど、ながしま超助のストーリー強引力ってかなりスゴイ、と思う俺なんでした。”天然レイプマン”大暴走ってどこが弓道部漫画なんだ!5連ピンクローターのどこがミスコンなんだ!有無を言わせない展開がアッパーですよね。めでたいなあ。山本よし文「オッパイファンド」はたぶん登場人物の表情バリエーションほとんどないあたりがプラスに働いてるんではないか、と。ギャグマンガ的落としが存在しないままに淡々と繰り広げられるスカシ系なギャグは「神聖モテモテ王国」オンナスキーの無表情さにつながってる、と思ったり。エロシーン、逆にオマケだよね。これも「ぷるるんゼミナール」と正反対。高橋のぼる「キラリが捕るッ」。ラフプレー連発させる相手球団より味方であるはずのジャッカルス外人軍団の発想のほうがじつは恐ろしい。自らを犠牲にして1点もぎ取ったキラリに「パンツを脱がそう」「脱がそう脱がそう」って…紺条夏生「欲シガリーノネダリーナ」は別に話としてはどーでもええのだがキャラが激しく好みなので書いておこう。このページやってるうちに自分がそそる顔の基準が明確に見えてきた。恥ずかしいからいわないけど。この岡村ちゃんなタイトルセンスがまた微妙だね〜「あの娘ボクが正常位でハメたらどんな顔するだろう」ヽ(´ー`)ノやっぱり1冊通してめでたいなあ。
00/11/22(WED)
浦島はぜんぜんいらなかった、という結論に達してしまいそうな今日この頃。
いろいろ買ったので明日以降に追加していきたいな、と。森奈津子「あんただけ死なない」も読了。予定としては福島聡「DAY
DREAM BELIEVER」全2巻、鬼頭莫宏「なるたる」6巻、あと小説では中井紀夫「遺響の門
-silent gate-」とか。中澤一登イラストか〜楽しみ。
富士見ミステリー文庫というのはどーなのか。ちょっと手を出すのが躊躇われるラインナップなのだが。ナポレオン文庫から出てた新本格(笑)、しんかいちさとみの「ヒ・ミ・ツの処女探偵日記」よりミステリじゃなかったらどーしよう。
【単行本・小説】 D.E.ウエストレイク (訳:木村仁良)「最高の悪運」 ハヤカワ文庫 ミステリアス・ブレス

ドートマンダーシリーズ長編第9作。邦訳されているものとしては7冊目。ちなみに「ホット・ロック」「強盗プロフェッショナル」「ジミー・ザ・キッド」「悪党たちのジャムセッション」(以上、角川海外文庫から)「天から降ってきた泥棒」「逃げ出した秘宝」そして、この「最高の悪運」(以上、ハヤカワ文庫ミステリアス・プレスから)となってます。
ドートマンダーはとてもとてもとても怒っていた。なぜって?空き巣に入った家、今は裁判所に差し押さえ処分がされてるはずの別荘に忍び込んだら、そのにいるはずのないオーナーに捕まったからだ。ただ逮捕されるならしかたない。この仕事してるなら当然のリスクだ。でもその男はこの俺から指輪を奪った。億万長者で何でも持ってるはずの男が面白半分に俺から大事な指輪を取り上げたのだ。メイからプレゼントされた大事な指輪を。プロの泥棒としての誇りを傷つけられたドートマンダーが怒りに燃える。億万長者フェアバンクスを相手に、仲間たちを総動員、全米をまたにかけた指輪奪還大作戦が展開する!
1996年に発表されたドートマンダーシリーズ最新作「WHAT'S
THE WORST COULD HAPPEN?」の邦訳。ドートマンダーシリーズものとしては珍しいくらいにボリュームある作品なのですがそれもそのはず、いつもは最大5人、少数精鋭(?)主義で仕事をこなすドートマンダーですが、今回の仕事では今まで登場した仲間たち、「疫病神」ケルプ、「怪物」タイニー、「運転手」スタンあたりのレギュラー陣のみならず、「鍵師」ウォリー・ホイスラー、フレッド&セルマ、そして中央アフリカの小国で副大統領にちゃっかりなってたはずの「運動家」ハーマン・Xまでが本業(?)復帰、この計画に加わります。総勢20人、まさに一大計画です。でも取り戻すさなければいけないものはちっぽけな指輪1つ。しかも価値的には10$くらいのもの。しかし、問題は値段ではなく、泥棒としての誇りなのです。自分に対する理不尽な行い、しかも権力をバックに人を小馬鹿にするような振る舞いだけは許せない!ケルプが持ってきた計画にしぶしぶだったり、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれてやっと重い腰をあげる彼にしては珍しく燃えてます!なんせ逮捕されてパトカーの中。連行中なもはやこれまで状況から脱走までしてるんですから。ドートマンダーじゃないみたいだ!
何回忍び込んでもすれ違い、フェアバンクスから指輪を奪い返す機会は訪れず、行きがけの駄賃に盗んできたお宝の山を目に腹を立てるドートマンダーの描写には腹を抱えて笑います。いつもの仕事とは逆、本当に求めてるものはいつだってなかなか手に入らないんです。物語ラスト、罠が仕掛けられていると知りつつもフェアバンクスが宿泊するラスベガスカジノホテルに乗り込むドートマンダー一味。ここでの繰り広げられる一大計画はまさに奇想天外大胆不敵。このシリーズの面目躍如といった感じです。だって、安指輪取り返すための陽動作戦がそれでしょ、すげ―――!
女性ゲストとしてはケルプと計画途中で知り合ってなぜか意気投合、ドートマンダーの仲間として加わる事となったバツイチ人妻、アン・マリー。彼女もかっこええです。
【単行本・漫画】 SABE「串やきP」1巻 メディアファクトリー

こんなにわけがわからない話になるとは誰が想像したでしょうか?あ、するかも。SABEだし。
タイトル、単行本表紙見るかぎりじゃぜったい内容わからないでしょう漫画です。
故郷である北極を捨て、一族のため、安住の地探しの旅に出た大海ガラス、ドズル。彼の希望は突然現われたシャチに、そして九死に一生を得た漂着先の海岸で出会った変な女によってすべて打ち砕かれた。絶滅種である彼が動物学者の研究材料とならないように、彼女はドズルを烏体改造し、ペンギンの身体へと作り変えたのだ。もはや大海ガラスとしての自分は存在せず、見た目変なペンギンがそこにいるだけ。自らの背負ったあまりに過酷な運命によって、行き場を失ったドズルの自我。言葉に出来ないほどの絶望、それによって彼の精神はしだいに歪み、崩壊が進行していく。そしてその歪みは、彼自身を理由無き破壊・殺戮衝動へと狩りたてていくのだった………。
うーむ。自分で書いていてもよくわからない。未読の人で理解できた人いるのだろうか?
一見かわいいペット漫画、のように見えなくもないけど、その実歪みきったいつものSABEワールド。いわれなき迫害、そしてそれに続く肉体改造によって家族、自己のアイデンティティ、そして未来への希望全てを失った「串P」(もとドズル)の心が向かっていく先を描いた作品。こんなの、この人以外には描かない(描けない)だろう漫画。人間でやったらフラッパーじゃ無理、でも動物に置きかえれば大丈夫でしょ?どーだ!ってSABEがほくそ笑んでるのが見えるよう。海を見た瞬間「串P」の心にフラッシュバックする過去の忌まわしい記憶、それによる感情の混乱描写とか。やっぱり「串P」とかカンガルーとか、人間より一段低い虐げられてる存在、奴隷階級のそれと重ね合わせて読むと面白いのかもしれません。
「串P」以外の登場人物、見た目爽やかな飼い主兄、春野晴間はシスコンで他人を好きになること=ペットを可愛がる事と勘違いしてる少年。つまりは一方通行で過剰な愛情表現しか出来ない人間。そしてその妹、春流ちゃんは兄の他者への干渉、そのうっとうしさをぼんやりと自覚している。そしてなぜドズルを「串P」へと改造したのか、その動機、目的全てが謎の女、田中よしえ。これら微妙にだったり過剰にだったり、とにかく歪んだ精神を内側に秘めた登場人物たちがおりなす謎なストーリーです。オモシロ。
最後にびっくり、ネタバレを。これって実は格闘漫画なんですよ!
【雑誌】 モーニング No.52 講談社
かわぐちかいじ「ジパング」、原作:田島隆+漫画:東風孝広+監修:青木雄二「カバチタレ!」、高橋ツトム「鉄腕ガール」、木葉功一「ルビー・ザ・キッド」はここんとこずっとハイテンション維持。よし。「ジパング」は角松&草加の占領地2人旅。日本の勝利を確信してるような口ぶりで会話する草加の白々しさがよい。「カバチタレ!」。漫画担当の東風孝広って人、きっと青木雄二よりは漫画上手くなるだろうな、という気がしてます。少なくとも人物の表情ではもう師を超えてしまったような。正式依頼を奥さんから受けたことで本気になった重森のプロとしての手腕が冴える!みたいな内容。栄田さんは見た目よりやはりずっと若かった。若さゆえの空回り〜みたいなエピソードなんでしょうか。それにしても奥さん、子供の表情!「ルビー・ザ・キッド」はたまに休んでもいいからこれぐらいのクオリティは保ったほうがいいな、という結論に個人的に達しました。ところでミカリよりぜんぜんバカOLリーダーの女の子のが萌えるんですが、どう?そして決断の記者会見、「鉄腕ガール」。姉と嫁、2人の覚悟の表情が心を打つ。ところで、うまくアメリカサイドのプライドを刺激すれば克巳救い出させることもできそーなのになーとか思います。山下和美「天才柳沢教授の生活」は教授の奥さん話。家族旅行をかねて教授夫妻の仲人をしてくださったご夫婦を雲仙まで尋ねる事になった柳沢夫妻+世津子だが…なんか教授奥さん、つまりおばさんの描写がいいんだわ〜内面に少女の部分も残ってるんだけどやってることはおばさんで、みたいな感じで。ほのぼの、いいエピソードであります。ところで、あんまし関係ないけど「第一村人発見!」ってフレーズ、けっこう失礼じゃない?読みきり、諸星大二郎「本牟智和気(ほんむたわけ)」。日本古代史奇譚話、62ページ。鳥の物語の第2回。そして来週から王欣太「蒼天航路」連載再開。
【雑誌】 ヤングサンデー No.52 小学館
うーむ。今号は「殺し屋イチ」「The World Is Mine」ともに休載だからおとなしい印象だな―――なんとなくプッシュする作品微妙にズレてるような気がしないでもないような。長尾謙一郎「おしゃれ手帖」からスタートか〜。学園一のうっかりもの、うっかり十兵衛くんのお話。全コマ素晴らしいぞ、どうしたんだ?「出た!社会風刺………」そして北崎拓「なんてっ探偵アイドル」は露天風呂レポ。うーん、いつかやると思った。しかし、連載開始当初からプッシュし続けてきたこの漫画、個人的にはヤンサン、そして推理漫画のあだばなとしてタイトルのインパクトのみを残してすぐ終了、その前にプッシュ、という予定だったのだが、予想に反して人気爆発してるのか、これ?世の中ってわしの想像以上じゃぜ〜〜そしてやはり、遊人には注目したい今日この頃。なぜだ、疲れてるからだろうか?脳みそをそんなに使いたくないのだろうか?とりあえず英会話教室で斎藤法師お勉強、の巻。なんかブツブツいながらもしっかり講義してる眼鏡な女社長、桜井さんとか。にゃんの講義だ。「世の中不思議なことばかりだス………スケッチしておこう!」あ、頭悪!あくまで想像なんですけど遊人、別にエロいもの極めようとかそういう発想ってぜんぜんない人な気がします。自動書記状態でこういうのが生産されるような身体になってるんじゃないかな、という気が。最近の遊人作品、ストーリー展開とかに作者の思考の欠片すらも見当たらないよ!ただ空虚にエロの記号がそこにある、というか。ところで「攻略してもらう最初のお客様よ!」って猫耳少女の写真見せられてもねえ。………だわ、そりゃ。山田芳裕「度胸星」は時間巻いてるって印象だなあ。どーなってるかは読んでみてください。太陽星太郎「がんばれよ!西城君。」は演劇部でがんばる。
00/11/21(TUE)
北原武志「ACTRESS」読んで妙に感動。なぜだ?なんでこの雑誌のこの人の作品で感動してるんだろう?俺だけ?とか不思議に思ってたら、えろまんがざっし
11/19の日記でも「本当に面白かった」と書いてあって、「あ、俺だけじゃないんだ」と再確認。ラスト3ページくらい、かなりじーんときます。困ったもんです。ところで風船クラブの次の単行本はぜったい買いたいです。
■ギャルゲーマー刃牙
【CD】 「10TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION」 moving shadow

moving shadow10周年記念のスペシャルCD。2枚組み、Disc1は10年間の歴史を振り返る感じの名曲31トラックノンストップミックス、Disc2はCD
MagazineのインタラクティブCD−ROM。で、1,200円くらいだった。なんでか安かったな〜。あ、moving
shadowについてはここらへんを参考に。でも実はそんなに積極的に聞いてた感じではなくって、アルバムとかずっとチェックしてるのはOMNI
TRIOくらいです。よわよわ〜だからこういうの買うんですけど。
参加アーティストとしてはrob & goldie / 2 bad mice / cosmo & dibs /
kaotic chemietry / bleme / omni trio / foul play / cloud 9 / hyper-on experience /
renegate / deep blue / dead dred / e-z rollers / aquasky / flytronix / dom & roland /
technical itch / known unknown / 60 minute man 、deep blue ,e-z rollers
がすごいよかった。
2枚目はWindows2000だとなんか動かなかったんでちょっと良くわからないんですが、とりあえずジャケットアートワークの画像ファイルなんかはカッコ良かったです。トップページでパクろっかな〜と思います。そういえば「ele-king」誌休刊か〜。でも最後のも買わなかったな〜。
【雑誌】OURsLITE 1月号 少年画報社
もう1月号か!!新世紀ですよ、だんなさん。石田敦子、待望の新連載!「放課後マニア倶楽部」「純粋!デート倶楽部」。タイトルそのままの話だな。この雑誌でこれをやるのか。読んでると複雑な気分になる話。水原賢治「紺碧の国」。けっこうこの漫画すごい、と思ってるのは俺だけですか。なんといってもこの台詞回しが、シーンごとのタイトルが。痛々しい漫画俺ランキングNo.1でございます。そしてあびゅうきょ「晴れた日に絶望が見える」。なんてコストパフォーマンスが悪い芸風作風なんだ!女の子にこんな服着せるな!モノレールの中、黒いベールに包まれた男と少女。男はどうしようもない自己の存在を恥じ、世界に自らをさらけ出す事ができない。少女に誘われるがままに其処に向かう男。そこで男が目にしたものは…石田敦子と同じく、この雑誌でこれ載せるか〜という印象。トーンをいっさい使わずに背景から少女の着るレースの上着の細かい網目まで偏執的なまでに丹念に描き込まれた画面にまず圧倒され、そして現われるもの、意表をつく展開にやられた気分。なんだこの終わりかたは………俺的に作品にこめられた絶望感とか悪意は最高に心地いいんだけど、ほかの人的にはどーかな?という印象。「まっ、…おそらく」「たぶん。」てのは気のない言葉だよきっと。小野寺浩二「妄想戦士ヤマモト」。これもか!なんで高橋さんそんなことしてるの?などじなメイドさんおしおき話。そこまで了承しといて泣くなよ!なんというか、この雑誌でそんなこと言うか〜な作品が目立った号でありました。別な意味でのアメとムチ?伊藤伸平「素敵なラブリーボーイ」は相変わらずよい。これもまた扉絵があれだな―――。芦田豊雄「暴流愚ーぼるぐー」は連載するとなると、また評価が変わるような。作品がどーのというのじゃなくてこの雑誌じゃないほうがいいな。
【雑誌】ヤングマガジンUppers No.23 講談社
やっと復帰、な巻頭カラー、一色まこと「ピアノの森」。カイの影響によってミスしないピアノ、でなく自分自身のピアノを弾けるようになった誉子お嬢様。その音に自分のピアノにはないものを見つける雨宮、そしてピアノの森でカイは………という話。はればれとした誉子の表情が印象的。意外と審査員の佐賀先生、いい役?原作:夢枕獏 作画:板垣恵介「餓狼伝」。なんか新しいキャラどんどんでてきてる気がするんですが、これってオリジナルですよねきっと。こっちも俺モードに入っちゃったんでしょうか板垣先生。そして読みきり、遊人「VAN3」。ゆ、遊人先生〜。33ページも使って結論、それですか?20文字で書けるよほら。クレスタバンではナンパ無理。あ、頭悪すぎです〜なんというのかイメクラとかの捨て看板にそのまま載っててもおかしくない作風。じっさい使われてるけど。はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」。お、ちょっと陸上漫画っぽい。でも全員やってることはむちゃくちゃだ。次号、巻頭カラーだって。桑原真也「0リー打越くん!!」。次回、最終回。下手したらスケールおっきくならないままに終わるかも。逆にすごい!ラーメンズ小林賢太郎「鼻兎」は人気なのか3ページ。でもこの人、はっきりいってそこらの4コマ誌だったら余裕で連載持てるレベルの才能はぜったいあると思う。えーと、余裕でしょう。
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