メビウスひみつきちミレニアム |
#33
01/01/01〜
【単行本・漫画】(漫画)
ながしま超助「爆射!!弓道MEN」2巻
/ 古事記王子「フリージア」![]()
【単行本・漫画】(小説)
平山夢明「メルキオールの惨劇」 /
黒田研二「ペルソナ探偵」 / ドナルド・E・ウエストレイク「逃げ出した秘宝」
/ 戸梶圭太 「the TWELVE FORCES 〜海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしっぷりに嫉妬しろ!〜」
/ 皆川博子「薔薇忌」 / 大塚英志「物語の体操
みるみる小説がかける6つのレッスン」![]()
【雑誌】
ヤングサンデー No.5-6 / ドルフィン 2月号 / コミックメガストア
1月号 / ビッグコミックスペリオール
2/6増刊 / YOUNG YOU 2月号
/ 近代麻雀オリジナル
2月号![]()
【etc.】
01/01/09(TUE)
灯学園高校でしたね>藤次くんの母校。
【単行本・漫画】 大塚英志「物語の体操 みるみる小説がかける6つのレッスン」 朝日出版社

たとえば日本語の文章力向上についての参考書といえば、川端康成版、三島由紀夫版、丸谷才一版の「文章読本」あたりの名前が挙げられるような気がします。しかし、「多重人格探偵サイコ」「木島日記」「魍魎戦記摩陀羅」原作者である大塚英志が書いたこの本は<おはなし>を作ることができるようになるためのマニュアル本です。しかも、凄まじいまでに見も蓋もない感じの。
本書はサブタイトル通り6つの章からなり、「自分が世の中に訴えたいテーマ」「小説家としての才能」「斬新なプロット」など、従来小説を書くために必要であるとされてきたものが一切ない状態から小説を1本仕上げるためのテクニックが紹介されます。第1講
本当は誰にでも小説は書けるということ
では、大塚自身が「聖痕のジョカ」ストーリー作成で使ったというタロットにも似た24種類のカードを使った占いによって自動的に次回のプロットを決定させる方法が取り上げられています。具体的な内容については実際にタロットを使って試されてる方がいましたので→こちらのページを参考に。
ちなみに第2講以降は
・第2講 とりあえず「盗作」してみよう
・第3講 方程式でプロットがみるみる作れる
・第4講 村上龍になりきって小説を書く
・第5講 「生きて帰りし物語」に身を委ね「主題」の訪れを待つ
・第6講 つげ義春をノベライズして、日本の近代文学史を追体験する
です。だいたいどんな事やってるのか、講義タイトルからだけでもある程度見当つくのではないでしょうか。先ほど「身も蓋もない」という言葉を使いましたが、たしかにそうだという事がわかると思います。しかし、その「身も蓋もなさ」はきわめて有効です。つまり、この6講の課題をきちんとこなすことによって我々の身につく能力は
・第1講 異なったいくつかの要素を瞬時に物語として再構築する能力
・第2講 「物語の表層」を取り去ってその「構造」を浮かび上がらせる能力
・第3講 「物語」を「機能」の段階まで解体、それを一定の法則に従って再構成する能力
・第4講 既存の「世界観」の上に新たな「物語」を作る能力
・第5講 「成長の物語」を自然に構成する能力
・第6講 「物語」の中の「私」の位置を可変させ、様々な形の「小説」として再構成する能力
だろうという(僕の)解釈なのですが、たぶんそんなに間違ってないでしょう。あとがきにおいて大塚英志はこの本の内容を「物語を作るという能力を身につけるための基礎トレーニングを示したもの」、としていますが、これはまったくそのとおりだと思います。そしてそのようなトレーニングを積むことで少なくとも「何を書けばいいのかわからないまま筆、もしくはキーをタイプする手が動かない」という事態に陥ることはなくなるのではないでしょうか。頭の中で唯唯ぐるぐるさせてるよりは1文でもいいから書いたほうがましなんだろ―――な―――と思います。とにかく手を動かせ!という感じでしょうか?
【雑誌】 YOUNG YOU 2月号 集英社
今号は読みきり作品が印象に残った号でした。
岩舘真理子「サヨナラの約束」は10年ぶりに再会してともに一緒に過ごした街を訪ねた姉妹の物語。姉妹とは言ってもじつはお互いの事をあまり知らなくて、血も繋がっていない2人。そんな2人、姉・さやかと妹・あゆ子の会話がとにかく素晴らしいです。相変わらずの変化球的ノリでお話はどこに向かっていくのかわからないままに進行していきます。例えるならば拡散していく物語とでもいいましょうか、はっきりとした決定がなされないままにラストを迎えていくお話にはひょっとしたら強力な部分はないのかもしれない、でも、それでもここには綺麗で読む人間の心をたしかに惹きつけるものがあるように思います。架月弥「キスまでの距離」は村山由佳の同名小説を原作にした2号連続前後編80ページの作品。両親どうしの転勤によって従兄2人と共同生活をすることになった高校2年生の男子・勝利。しばらく見ないうちに美人になっていた年上の従兄・かれんへの彼の恋心を描いたお話。よく考えてみるとヤングユーで男の子視点の物語というのはたいへんにめずらしいような気が。そもそも架月弥作品の魅力というのは描いてる本人にすらたぶん制御不能なはらはらとばらけるようなストーリー展開にあると思うのですが、今回は原作つきなんでけっこう窮屈そうです。ひょっとして小説原作って初めてなのかも。「泣かせやがってこのやろう」は師匠、高口里純原作だったし。できるだけいろいろ詰めこもうと試行錯誤してるのがうかがえるあたり、読んでてたいへん微笑ましいのですが、やっぱゴチャゴチャになってる―――。わかりやすいお話この人に描かせたら、逆にダメになる気がしますね。でもそうしないとウケないのかな………アンビバレンツな思い。あとは何かな〜月並みだけど逢坂みえこ「ベル・エポック」の直球勝負はやはり強力だな〜と。ラストのページ、小坂の表情描かないで空だけでやってるとことか、やはりベテランの上手さ。なんで石井まゆみ「使い捨てドラゴン」は復活してるの?とか最近の秋元尚美の漫画は読んだあとなんかモヤモヤした思いが残るな、いいのかコレ?とかそんな感じ。
【雑誌】 近代麻雀オリジナル 2月号 竹書房
若林健次の読みきり、「天使の賭け」が意外と良かった。ビックリ。寂れた雪国の漁村、娘と2人旅をしている初老の男が立ち寄った宿ではポーカー麻雀なるそれはそれはヤクザなルールの場が開かれていて、地元の旦那衆が大金を張って勝負していた。その卓に軽い気分で参加した男は青天井ギャンブルの泥沼に足をとられ、いつしか身動き取れなくなっていく……みたいなお話。ラストのページのオチがたいへんに素晴らしい。木村直巳「ムーンダスト」。5感を極限まで研ぎ澄まし、相手の手牌までが透けて見えるようになるというドラッグ、ムーンダストを巡る物語。このひとの麻雀漫画らしく、もうヤバい感じになってきている。トンデモ指数MAXになると単行本が出なくなるので抑えたほうがいいと個人的に思う。もう、ダメ。
01/01/08(MON)
スペシャルは「そして誰もいなくなった」だった。しかし、犯行の動機と財宝のありか、ともに凄まじかった……。誰か気づけよ>隠し場所。
□月下工房書評系PrefaceZ
2001.1.6.をうけて。
なぜマンガ系にはSF系、ミステリ系とくらべ、コンベンション文化がないのか?(なおこの場合のコンベンション文化とはDASACON,MYSCON,SF大会などのマニア参加型イベントの事だと解釈。)
(思考中………30秒経過。)
結論:コミケがあるから。
=====================終了=======================
なお、ここに書くことは漫研、ミステリ研、SF研などの団体に今まで一度も属した事がない人間がした考察である事をあらかじめ明記しておきます。
前述したDASACON、MYSCONなどのイベントがミステリ研、SF研の活動の延長線上にあるものだとするに、漫研の延長線上にあるのはやっぱ、コミケかなあ、と。お気に入りの作家さんの講演とかは聞けないけどサークル参加してる作家さんのなら同人が入手できるし。これ書くにあたって昨年の10月に行われたDASACON4レポートをいくつか(お豆のカレー・番外編DASACON4/のだなのだ日記
etc..)と同じく昨年12月に行われたプレMYSCON2のレポート(雪樹さんのレポート/INOさんのレポート
etc..)読んでてひたすら驚きなのはこんな全体企画ができる!というあたりであった。たとえばDASACON4の全体企画が「出版と書店について」でアドバイザーが永江朗、議題が再販制度、取次について、ブックオフについて、オンライン出版の今後についてだったりして、こういうテーマで議論を交わすことが企画として成立するというのはなんだか傍から見ると不思議であります。DASACON、プレMYSCON、ともにどれくらいの下地があったら楽しめるのであろうか?基礎教養として必要なラインはどれくらい?ちと話がそれたか。仮にマンガ系でコンベンション開くとしてもSF系、ミステリ系と同じような形でそのイベントが行われる気がしない、というかもっとくだらないものになりそうな気がしてならないのは単に俺の人間としての限界なんだろうか?なぜか落ち込む。この落胆にはまるで意味がない気もするがしかしそれでも。そもそも漫画についてオールジャンルふつーにマニア会話することすら至難な技のように思われる。そこそこ読んでるつもりの俺でも自信まるでない。いったいどれくらい読んだら自分が自信満々に漫画読みだなんて宣言できるようになるんだろうか?別に宣言したいわけではぜんぜんないんですけど。だからココは漫画系サイトとは名のってないのだ。「僕はコウモリだっ!!」(
(C)島本和彦「炎の転校生」 )と開き直ってヘロヘロ飛んでいきまする。すべて甘えといいわけ。ところで灯高校学園の生徒会長ってなんて名前だっけ?
【雑誌】ビッグコミックスペリオール 2/6増刊 小学館
オール読みきり、特集「SEX BOOK 2001」と銘打たれたスペリオール増刊。 はっきりいってしまうと、これたいへんにキツイ本だと思うのだがどうか。執筆陣は星里もちる、高田靖彦、東陽片岡、吉田まゆみ、松田洋子、浦川いさお、井浦秀夫、人見茜、池上花英、トクノー史子、成田学、小林大介、伊藤理沙で、手堅い作家50%に新人50%くらいの割合、もちろん書いてる作家陣のラインナップがレベル的に厳しいというわけではないんですが、しかし……。たとえば、前々からキッツイ連載として俺が取り上げてる逃げ場なし・デッドエンドな恋愛モノ、星里もちる「本気のしるし」の主人公・辻の過去話、「本気のしるし外伝〜理想の彼女の理想〜」。かなりネタバレで書いてしまうが、辻がコンパで出会った初心そうな女の子・相子ちゃんの話。しかしながら辻と関係を持った事をきっかけに彼女は変わっていく。すさまじいまでの彼女の豹変を魂のこもらない瞳でただ傍観している辻は本編と同じく読者の分身で、ラストに辻が求めた「変化を望まない恋愛」の反動が「本気のしるし」だったりするのです。いごこちわる〜〜。気がついたらお湯が熱くなっていたとか、知らない間に周りには何もない、といった作品だと思います。ほかにも妻が浮気相手の子供を宿しそして中絶、一度は破壊されたかに見えた夫婦間の絆の再生を描く高田靖彦「がんばってね。」、セックスレス主婦の思いを描く吉田まゆみ「せめて七夕」など、作品としては問題ないのだが連発されると精神的に堪える。ホントに。スペリオール大賞入選作家である新人成田学「愛シテル?」の中で、絵本作家志望の(…)サラリーマンが呼んだ出張ヘルス穣・サトミが「現実を忘れたいからよ。」って言うんだけど、読んでる俺こそ現実を忘れたいんだけどな―――とか思います。足元を確認させるような作品ばかり載せるな〜わかってるんだそんなこと。たぶん漫画界の傾向としてジャンル:等身大のSEXなる作品は今後ますます増えていくような気がするんですが、猫耳でメイド服を着たドジっ娘巨乳魔法少女がモニタからにゅうっと現われて僕をやたらに気持ちよくさせてくれないかなあなどと夢想する自分にとってはますます世界に居場所がなくなるな―――などと思う今日この頃であります。もっとハッちゃけてくれ!!あ、コラムに関しては松浦理英子以外、けっきょく自分語りしてるだけな気がしてなりません。
01/01/07(SUN)
夜くらいからはらはらと雪が降り始めてたいへんに寒い。そういえば朝方もあまりの寒さに目が覚めたのだった。この冷え込みはさすがにキツい、でも電気毛布しかないし、どうしようかと考えたらエアコンあった事にふと気づいてスイッチ入れてみたらなんと暖かい。夏以来その存在を忘れてた。そんなこんなでそれなりに快適に部屋の中でぬくぬく過ごしているとしみじみ仕事したくなくなる。昔から驚くほどにノットポジティブな自分はほおっておくと病人の生活にどんどん近づいていって、つまりはごろごろしながら本読むだけ。寒い。相変わらず白くて冷たいものが窓の外を舞っていて、それが溶けて雨どいがしとしとと単調なビートを刻む。眠い。
改造人間工房にふらりと。以下、結果。
| 改造人間お見積もり スズキトモユさんの改造計画を下記のようにお見積もりしました。 新しいもの好きで、OSマニアの怪人のスズキトモユさんの頭部には、vvindows2000はいかがでしょうか これは、怪人向けの最先端OS。すべての機能がパワーアップすると思われたが63000個のバグとドライバの不具合で植物状態に。攻撃力に-100、防御力に-100されます この改造には20万円ほどかかります 寒がりなスズキトモユさんの胴部には、新iM●cはいかがでしょうか これは、筐体背中のまるまるからあったか〜い空気が漏れ出し、周囲をぽかぽかにしてくれます。ただし夏でもぽかぽかです。攻撃力に+10、防御力に+30されます この改造には20万円ほどかかります 己が手で芸術を創り出したいスズキトモユさんの手指には、指レーザー光線はいかがでしょうか これは、指から光線が出ます。ちょっと熱いです。でも、殺傷力はありません。綺麗なので、結婚式のアトラクションなどに重宝されるでしょう。攻撃力に+10、防御力に0されます この改造には150万円ほどかかります 電球をつけたいスズキトモユさんの腹には、ソケットはいかがでしょうか これは、ソケットです。電球は別売です。攻撃力に0、防御力に0されます この改造には10万円ほどかかります この改造には総額200万円ほどかかります。この改造で、今のスズキトモユさんより攻撃力が-80、防御力が-70されます この改造後はスズキトモユザクと名乗るとよいでしょう どうですか、お気に召したでしょうか? |
前より弱っちくなってるな(藁 しかもザクかい。旧ザク?(;´Д`)
01/01/06(SAT)
タブブラウザ使ってみたんですが、シンプルさとお気に入りの順番がそのまま反映されるということで
TaBrowser
か、わりに高機能な気がするDonut R
かなあと思ってます。IEだと知らない間にいっぱい増えてデスクトップがうっとおしくなるんだよね。
【単行本・小説】 戸梶圭太 「the TWELVE FORCES 〜海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしっぷりに嫉妬しろ!〜」 角川書店

とにかくキテレツ極まりないお話。出てくる登場人物1人1人がそれぞれ個性的に壊れてていい感じのあたりはカート・ヴォネガットのそれを彷彿とさせるんだけどヴォネガット作品の根底を貫くシニシズム、人生への諦念みたいなものはぜんぜん感じられない。スラップスティックな冒険ギャグSFだと考えるとルーディ・ラッカーの諸作品から理系SFネタすっぱり取り除いた感じかも。
世界に唯たる大企業グループ会長、ネイサン・チャールズ・ランドルフの元に各分野のプロフェッショナルが次々と集められる。もともとネイサン・ランドルフは金にはならなそうな研究から冒険、芸術・文化のフィールドまで、自分が興味を持った事には気前良く資金提供をする人物で、そんなランドルフが今回はじめたのはなんと、「地球を守る仕事」。
溺れるものは藁をもつかむということで、プロジェクト参加OKした現在文無しのパートタイム冒険家、本業は救急救命士であるハリーこと鶉山晴男が連れて行かれたのは、南米はブラジル、ジャングルの奥地。ここに集められたプロフェッショナルたちが研究してるのは緑色した巨大なぷよぷよゼリー。調査してるうちに、これは古代文明が二酸化炭素を浄化するために開発した生体マシーンだということが判明したんだけど、いかんせんスイッチをONにする術がわからない。いろいろやってるうちに判明したのはどうやらドラッグと独特のビートにこの”オルキーディア”なる物体が反応するらしいこと。ドラッグ獲得するためにマフィア相手に戦争はじめたり、唯一オルキーディアが反応した音楽の作曲家はSMの女王様でブラジル来るのに奴隷2人連れてきたりとか、とにかく先の展開がまるで読めない無軌道っぷりが素晴らしいです。いいなあ。
ええ?これで終わり?って印象のぶっとびラストについては、全部読んだ今になって考えると、やりたいことわかるなあ、という感じ。カオス&トランスですかね。前述したルーディ・ラッカーの作品でいうなら「時空の支配者」的なエンディングなんだけど、ラッカーはヒッピー世代で戸梶圭太はテクノ世代。こっちはサイケデリック&トランスなテクノビートにのってハイ、サヨナラって終わりですね。オプティミズムにあふれてて、読んでて非常に心地良いです。
そういえば人物紹介ページでの脱力イラスト、なかなかいいな〜と思ったら著者である戸梶圭太本人が描いてたんですね。いい味でてます。
【単行本・小説】 皆川博子「薔薇忌」 集英社文庫

自分でないものを演ずるという事、たとえ一時であるとはいえ、自分自身の中に別の魂の存在を棲まわせるという行為にはどこか幻想と闇がつきまとうのではないでしょうか。
古くは古代アテナイの大ディオニュシア祭の中で行われた悲劇喜劇の競演、中世ヨーロッパの聖史劇、修道院の中で聖人の祝日のみ開かれた市の見世物、そして江戸時代の日本においても芝居町が遊郭同様、都市の周縁部に囲い込まれていたという現実。このように社会の中で演劇というものが暦、そして場所に縛られて機能していた時期が長かったという事実はやはり演劇というものがいわゆる<ハレ>の存在であり、人々の日常の生活からは切り離されたものであった事を意味しているのではないかと思われます。
この短編集「薔薇忌」の各話に登場するのはいずれも演劇、そして舞台という魔の焔に魂を焼かれた人々ばかり。しかしそこにあるのは熱狂のみならず、焔によって焼け落ちた跡、くろぐろとした闇がどこまでも広がっていたりして……ぶるぶる。たとえばある劇団の制作女性である主人公・苳子と手伝いとしてやってきたらしい下級生の男子との会話で進行する表題作「薔薇忌」。「薔薇忌」のタイトル通り、かつて苳子が才能を認め、そして、死んだ同級生脚本家、薔薇の花弁に埋もれて窒息する事を夢見ていた彼の思い出を語るという物語なのですが、ラスト数行であらわれる真実にはやはり誰もがぞっとさせられるのではないでしょうか。どんでん返しと書くと単純に過ぎますが、これほど見事なものはなかなか見ることができないと思います。例えるならばオセロゲーム。ただしそれは、黒をひっくり返したら白くなるかと思いきや、黒より暗い闇がそこに口を開けて待ってるようなものなのですが。「夢」の中でのみ絶頂の恍惚感を味わう事が出来る不感症の女を主人公にした「紅地獄」も印象的です。これも実は舞台にまつわるお話だったりして、最後怖いなあ。あとはかつて創作舞踊をしていた自分の知らない母親の姿を知る3人のパトロンと出逢った娘の話「桔梗合戦」とか。これは「桔梗合戦」なる舞踊の持つ意味がわかった瞬間、背筋に走る衝撃、それでも美しいこのラストシーン、こんなのなかなか思いつけないシチュエーションだと思われます。打ちのめされるなあ……。
一読したかぎりだときっとそうは思えないと思うんですが大抵のホラー小説よりずっとずっと読者の体温を下げる作品集なので、体調が比較的良い時に手にとって読むのが無難であると思われます。幻想短編集として、文句なし。
01/01/05(FRI)
「アンパンマン」見た。オープニングに3DCGが大胆に導入されててビックリした。本編でもジャムおじさんの家外見のカット背景って3Dをセルシェードしたものじゃ?という気がする。マーガレットひめってやなせたかしキャラっぽくぜんぜんないんだけど無菌状態って感じがなかなか萌えた(笑)そういえば「哲也」のアニメもさっき観たけどチーしてから回想シーンに入るな印南!さっさと中切れよ!などと思った。長いよ。
【単行本・小説】ドナルド・E・ウエストレイク「逃げ出した秘宝」 ハヤカワミステリアス・プレス

不運な天才犯罪者ドートマンダーシリーズ第5作。
邦訳としては角川書店から発売されている「ホット・ロック」、「強盗プロフェッショナル」、「ジミー・ザ・キッド」、「悪党たちのジャムセッション」そしてハヤカワミステリアスプレスから発売されている「天から降ってきた泥棒」に続く第6作となっているが、これは前述の「天から降ってきた泥棒」と本作の邦訳順番が入れ替わっているため。「天から……」のラスト近く、捜査にやってきたフランシス・X・マローニー警視正が以前の事件で犯したヘマというのは本作でドートマンダーを取り逃がした事なのです。
で、今回のお話。基本的にドートマンダーシリーズというのは計画だけはばっちし、でも不幸な星の元に産まれついた天才ドートマンダーがいらない苦労をしまくるという展開のものが多いのですが、本作もそんな感じ。
お気楽な小物仕事として休業中の宝石店に空き巣に入ったドートマンダー。真夜中なのにいきなり戻ってきた店主をなんとかやり過ごしてやれやれ、なんとか無事に成功なはずだったのですが……実はこの店の主人その人もドートマンダーと同業者、宝石店主人という肩書きを利用して国外に盗品である宝石を持ち出す一味の一員だったわけで、そこからドートマンダーは盗み出したのはズバリいわくつきの品だったというわけ。<ビサンチンの炎>と名づけられた大粒のルビーの指輪、そもそもアメリカ国家がトルコに返却を予定していたもので、その歴史的な価値は国家的レベルにも達する一品。そんな故買屋も引き取らないようなブツ、いくら間抜けな泥棒だってわざわざ盗もうと思わないだろうという判断からニューヨーク市警はこの事件を外国人ゲリラ、諜報員グループ、国家主義者グループの仕業だと判断、FBIとも組んで一大捜査を開始します。一方ドートマンダーはドートマンダーで自分がそんな厄介なブツを盗んだ事など露ほども知らず、周囲の仲間たちが警察に事情聴取に次々しょっぴかれている現状を「どこの間抜けの仕業だ……」とか思ってるわけです。自分のせいなんだけど。新聞くらい読め!
そんなこんなで警察、FBIの両方から追われ、仕事がしにくくなった彼の仲間たちがその元凶となった間抜けを警察に突き出すために結成した私的捜査グループにも追われ、この苦境をドートマンダーがいかに抜け出すか、というお話です。盗んでからが大問題ばなし。
当然のことながら今回の話はドートマンダーがほとんど単独で逃げ回る話なんで、いつものような奇想天外な犯罪計画実行ストーリー期待するとちょっと違うかも。面白さでいうと相変わらず超安定なんですが。しかし、タイニーに追われる身分って警察から追われるよりFBIから追われるより辛いかも。
【雑誌】 ドルフィン 2月号 司書房
いまさらクリスマスネタが載ってる雑誌レビュするのもどーかと思うんですが、ちょっと思うところがありまして〜。天崎かんな「静かなるX's mas」はクラスメイト女子3人衆のパーティーに肉体労働担当として駆りだされた男子がそのうちの一人とツリーの飾り付けの影でアレコレ、というもの。なぜか意味なくくい込んでボディラインくっきりなトナカイ衣装が不思議だな〜。料理担当の女の子に気づかれないように…ってのが緊張感を誘っていい演出でしかも途中のスープの味見がさらに、その。このとき口の中には口内発射されたアレがまだ残ってたりして。★みやびつづる「むしとぼく。」 グロテスクな外見で人をやらしい気分にさせられる、自分にしか見えない虫、「むーちゃん」を自由に操ることができる小学生の男の子のお話。子供の残酷性、みたいな方向に向かいがちなストーリーだけどなんだか明るめな感じでのんきなままにあっさり終わってるところがいいかも。
【雑誌】 コミックメガストア 1月号 コアマガジン
初めて買ったんだけどなかなか充実してるかもしれない。表紙イラストにエロエピソードわざわざつけてるトコとかエロゲーレビュの文章とかなかなかスゴイなあと感心。ヲ妄想ここにあり!巻頭カラー、いずみきょうた「Ribbon
X」。禁止されているはずの部活内交際してるのをネタに好き放題に輪姦されちゃってる(そんなにバレたらマズイの?)新体操部アイドル真奈ちゃんが新体操部に伝わる呪いのリボンで解決、のはずが、なんにも事態は好転しないままラスト〜というか事態悪化〜。まあいいか。レオタードくい込みネタとしては完璧。のぞみ侑海「誘いの月(後編)」。いわゆる調教ものなんですが精神的な責めかたが異様にやーらしいというかヒドイよね。主人公の女の子がこんな状況にあるとは露ほども知らない海外にいる彼氏からの思い出のプレゼントのキーホルダー使って乳首やラビアにピアッシング、それから彼氏からの思い出のエアメール敷き詰めた床の上での浣腸とか。知り合いの男子相手に公園でオークションにかけられたり、その時にも身体競り落とされた後に目隠し外しが交渉にあがるトコとか、やーらしー。でも狂っちゃたらつまんないからポイだなきっと。わお鬼畜!そして祭丘ヒデユキ「放尿新世紀父子(パピこ)
天国」は別れ話の後3時間後にネーム切り出したそうです(笑)。内容は相変わらず超シュール!なんだけどハートブレイク、ロンリネス&テンダネスなエロ漫画家・祭犯プデユキが高一の春休みにした包茎手術の代金を取り立てにきた父(パピー)がついでに持ってきた見合い写真の娘ッ子とアレコレというもの。なんせメガネっ娘で細身で巨乳で黒のロングを一部結んでてうつむき加減で頬を赤らめつつ上目使いをしている精液まみれの女の子で、実際に会ってみても精液まみれだった(;´Д`)
。そんな話。古賀亮一「忠犬ディディー」。初めて読んだけどこの人のマンガって何も変わらんな……。
01/01/04(THU)
うだうだ。出かけるほど元気なく、突発的にページデザイン変えたり寝たり起きたりごろごろしたりした。新年会参加してるうちに風邪は完全に治った気がするんだけどね。
【単行本・小説】 平山夢明「メルキオールの惨劇」 ハルキ・ホラー文庫

他人の不幸をコレクションする男オギーの依頼を受けた俺「12(トゥエルブ)」は6歳になる自分の三男・澪を殺害した後その首を切断、その遺体を山に埋めた女の調査をはじめる。懲役を終えた後、施設に引き取られていた長男・朔太郎と次男・礫(さざれ)ともに暮らす彼女・美和に接触した俺は、ひっそりと人目を避けるように暮らす彼ら家族の異様さに慄然とする。鬼交の血に潜む呪いとは何か、謎の小説「メルキオールの善根」と俺の体験した異様極まりない出来事の関連性とは何か。山合いの何も無い、腐ったような町を舞台に、惨劇が幕を開ける。
デルモンテ平山名義でクズビデオ評やってた作者が平山夢明名義で発表した書き下ろしホラー長編。この人のジャンクっぽい文体はかなり好き。たぶん実際のそれの持つ異常性を激しくインフレーションさせたかのような精神異常者の描写はやはりこの人のウリで、例えば美和の長男である朔太郎がペットの犬をヘリコプターのプロペラのようにぶるんぶるん振り回しながら登場したりするトコなんかはズバリそう。恐怖と爆笑の狭間、ギリギリの所で文章を書く人ではないかと思います。サム・ライミ、ピーター・ジャクソンあたりの撮る映画の持つやりすぎ感覚に近い、といったらわかりやすいかも。鬼交家の忌まわしき血の呪いを巡る、朔太郎、礫の兄弟の争いの物語なんですが、じつはドリフ大爆笑でやってるバカ兄弟コントっぽくもあるあたりが楽しいです。スキンヘッドで怪力、二十歳越えてるけど知能は幼児並みキャラ、前述の犬ぶん回し男、朔太郎が愛すべき存在に思えてきたりして、読んでるこっちがビックリです。
最後のほうでかなりいろいろ辻褄が合わなくなったり、物語全体に関わりそうな伏線すべてが全く無かった事にしてそのままラストに雪崩れこんじゃってるんで、エレガントできちんと構築された作品を期待して読むと大間違い、ガッカリかもしれません。もっとおおざっぱに読んで楽しむべき作品です。しかしそれでも、ラストシーンの大崩壊、そしてエピローグにわたって描かれるなんとも不思議な叙情性は味わう価値ありだと思います。
【単行本・漫画】 ながしま超助「爆射!!弓道MEN」2巻 双葉社

1巻ラストにおいてなぜか主人公である石田準一が失踪、そのまま中退してしまったので仕方なく残りただ1人の男子部員である中森明が繰上げで主人公になる、という驚愕の展開を見せる第2巻。
そもそもこの作品、初代主人公である石田準一の目的は「何をやっても駄目だった自分が唯一輝ける可能性がある弓道を極める」ことであり、弓道部新顧問である藤崎真理子先生の目的は「弓道部を夢のセックス・パラダイスとして生まれ変わらせる(?)こと」だったりして、全員が全員何をやってるのかさっぱりなところが素晴らしい。たとえば石田は不思議な理由で誰かれなくヤリまくってるわけで、普通なB級エロ漫画主人公としてはこの上なく文句なしな展開のはず。だけど石田的にはそのセックスさえも「マンコー射法」なる秘技を極めるための過程に過ぎないわけで、それによって精神的に満たされるわけではない。事実、彼が中退した理由も勃起しっぱなしで「マンコー射法」が使えなくなり、インターハイ出場が夢と消えたからで、ここらへんの展開のちぐはぐ感、噛み合わなさ加減がこの作品の味といえるかも。
そして2巻、「究極のセックスマシーン」石田からバトンタッチされた中森は実は地味キャラどころか「天然のレイプマン」として立派に石田の遺志を継ぐことになる。死んでないけど。そしてレイプマンとして覚醒した中森は「最近こんなことばっかりだ……気がついたら女子を犯してて……」という状態にまで真理子先生に調教されるが、そんなヤバげな状況も「それならオレはかなり弓道が上達してるはずだ……!!」と本人あまりに無自覚、夢の中気分という感じです。驚愕!!そんな中森もじつは2巻途中で主人公降板してしまい、なぜか前部長である水野由香の弟、水野ハルオ(笑)が3代目主人公に。ヘタレで将来(ただしセックスマシーンとして)が危ぶまれた彼も「底無しの超絶倫男」だというのが判明、石田が陥った欠点を改良した「マンコー射法2」の完成、そして最強の淫乱女子高生軍団、フェリチオ女学院弓道部の出現など、心底どーでもええ展開が我々の頭を直撃する!!とにかくおめでたい1冊。こいつは春から縁起がいいねえ。
脳みそ取り外してから読んどけ!!
【単行本・小説】 黒田研二「ペルソナ探偵」 講談社ノベルス

第16回メフィスト賞受賞作家の第2弾。とはいっても時期的にはこっちのが先に書いてたらしいです。まあ、くろけんさんですね。
<星の海☆チャットルーム>に集う6人の男女、それぞれに小説家を志す彼らは互いのプライベートを詮索しないことを約束事としていた。彼らのハンドルネームはそれぞれ星の名称にちなんでカストル、ポルックス、アンタレス、スピカ、カペラ、ベガと名づけられた。身の回りで起きた不思議な事件についてチャットで話し合う彼ら、しかし事件の真相を見抜くのはいつもチャットルーム主催者であるカストルだった……。
互いの素性がわからないというネットの特性を導入したアシモフ「黒後家蜘蛛の会」シリーズみたいな内容プラス連作短編に潜む伏線のひとつひとつがラストに向けて収束し、新たに隠された謎が浮かび上がるといった若竹七海「僕のミステリな日常」などの東京創元社パターン。ひどく大ざっぱな分類ですけど。いわゆるチャットルームというサロンを舞台にした安楽椅子探偵ものとも読めるんですが、ラップトップと携帯併用で事件現場からも参加できるあたり最新型のそれと言ってもいいと思います。なかなか感心。しかも各章それぞれが事件を体験した当人が書いた小説であるという設定によって、それぞれのキャラクタが反映された文体による遊びが楽しめたりして、見た目はわりとジミなんですけど作品構造としては見るべきところが多いと思います。しかしながら文章はもうちょっとかな、という印象を受けます。平易な文章で読みやすいんですがあまり表現にバリエーションの幅がないので前述した文体遊びも同一人物の筆によるものに見えてしまいます。文章によって惹きこまれる部分がもうちょっとあっても良いかな、という気がしてなりません。
最終話「五人プラスひとり ポルックスの事件簿」における伏線の収束、そしてそこにあらわれる真実はミステリずれしている読者にとっては予想範囲内のものだと感じますが、それでも丁寧に作られていて好感が持てます。こうなるとやはり文章力かな。ミステリ作家的にはきちんとした仕事を続けていきそうなタイプの作家さんだと思うので、そこらへんは筆を重ねれば問題なくなるかな、という予想です。
【単行本・漫画】 古事記王子「フリージア」 ティーアイネット

フリル、リボンでぶりぶりな娘さんが涙目でうるうる見上げたり、そんなシーンではバックに花が咲き乱れたりしてるのに、ヤルことヤッてる率無限大な1冊。そこらへんのギャップがダメなひとびとのハートを刺激する!
「学級ペット雛子ちゃん」から始まるシュール極まりない学園恋愛シリーズがいいかも。「学級ペット雛子ちゃん」は性保健委員なる役職が当たり前のように存在する学園で任命された眼鏡っ娘処女雛子ちゃんがけなげにその役職を務める……というもの。自分が「許容」できる行為を黒板に「ふぇら」「顔射」とか板書するシーンとかいいかも。その学級会(?)に当たり前のように女子が参加してたりとか、委員としての活動に精出してる雛子と男子をわいわい言いながら観てたりとかもシュール可愛くてよい。あとは毎朝張って仕方ない巨乳を弟に毎朝絞ってもらってあまつさえその母乳をビンに詰めて校内で売ったりする「みるく人形みこちゃん」に注目したい。なんじゃこりゃ―――!!スゴイよね。
【雑誌】 ヤングサンデー No.5-6 小学館
なんといっても山本英夫「殺し屋イチ」でしょう。イチと垣原の純愛漫画だったということで、もうあっさり終わっちゃったほうが美しいと思うな。あの見開きで衝撃を受けない人間はいないはずだ(笑)!!あとの連載ははっきりいって地味地味なんですけど、北崎拓「なんてっ探偵
アイドル」はなんで風呂・シャワーシーンなくなっちゃったんだ?これじゃ普通なミステリ漫画だヨ!遊人「PEACH!」の女社長さんみたいにエロシーンない場合には自主的に受話器にパイズリとかしやがれ。いや、やっぱりそこまでしなくてよい。遊人は間違いなくデス漫画作家のうちの一人だ。ジャンル問わずデス作家は確実に何%か存在する。この場合のデスは……ずばり、脳死かなあ。
さて、年末年始にかけていろいろなことがあったわけですが、どれもまんべんなくどうでもいい感じで、正月っぽくってなんだかよかった。日本全体が弛緩したかのようなお正月の雰囲気はだいすき。実家には大晦日から2日の朝までいたんだけど出歩くこともなくずっと篭もりっぱなしで、何をしていたかと言えば、BSデジタルで連続放映してた「ケイゾク」全13話+特別編をたまたま遊びにきていた妹の婚約者のヒトと一緒にえんえんと観てたりで、つまりは不毛なり、わが人生。あとは楽しくトランプで大富豪したりした(笑)。
2日の朝に実家出て新幹線で東京へ。昼にはこっち着いて、某シミツのML新年会に出席。会場となる本田健ハウスに開始時刻に30分くらい遅れて到着したら既に20人近く参加メンバーいたりして吃驚。とにかくやたらに人がいっぱいいて、しかもお子様がきゃーきゃーと乱舞するその光景は、いつものオタク宴会とは一線を画したなごやか新年会といった風情でした。計りしれないトリプルコドモパワアによるなごやかアッパー状態。ちなみに、「とにかくヒゲが生えてるヒトは大人気」といった感じで俺はぜんぜん人気なかったです(笑)。小さいのが3つとにかく大暴れなのと、はじめビールスタートのアルコホル摂取も次第に度数&ペースぐんぐんドライブしていって、大人サイド子供サイドどっちもなかなかいい感じに。ホスト(?)なしばた兄弟はじめとして、新田五郎さん・南研一さん・コーノコーイチさん・山名沢湖さん・三五千波さん・スズキトモユさんとか(コピペ)参加メンツもこれ以上ないほどに(犬上すくねさんともそういえばはじめてお話できた)濃くって、するととーぜん話題も濃くなるんで真夜中くらいにはけっこうわけわからない状態でした。濃い話題。高岡早紀そして、秋山実希。しばたさんの女性観、マンガを読んでモテるという不可能命題についてなどなど。個人的にはじつは長丁場でお話したことなかったムネカタさんのミスターインターネットっぷり(でも端末なかったけど)そしてモテ文体講義にひどく感銘をうけたりしました。メモれ〜。あとはフロック南井を2ちゃんにチクったのは誓って俺ではないという釈明とか。死ぬほどどーでもよいこれらの話題がひとしきりなされたあとの真夜中、午後1時のスタートから約12時間くらい経ったあたりで急に浮上してきたのはピクニック漫画賞なるもの。朝近くまでの間でとりあえず原案みたいなものは一通り決まったような感じなんですが、さてどうなることやら。言うなら無料だしやってみよ、という感じのアバウトスタートになりそうです。さすがに疲れて朝までゴロゴロして勝手に朝ご飯のうどん作ったりして、そうしてる間にしだいに人数も減っていったんだけど、なぜかドッカリ腰据えて残ってた料理材料を減らすべくいろいろ食べてた。貧乏性。そんなわけで最後まで残ってたしばた兄弟(当然)と俺+すわたかさんでお開きになったのは結局3日の昼3時過ぎだったりして26時間強の最長不倒オフになったのでした。あまりに最後のほうマターリしてたせいか、すわたかさんと2人意味なく町田→新宿まで普通で帰ったりして、もうだらだら。帰って寝た。
ダメだ〜モテ文体、俺にはぜったい使えない〜真実ムネカタさんは偉大だ……。
今世紀最初の読書。
漫画:新年会になぜかあったメンズヤングとアクションピザッツとか。いい感じに腐臭を発してて読んでて心地良し。もう、脳みそは使わない。
小説:平山夢明「メルキオールの惨劇」。ドリフ大爆笑のバカ兄弟コントといった風情のスプラッタ・ジャンク・ホラー。でもそんなんでもラストシーンではじーんとしてきてしまって自分でもあかんなあと思う。
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