■2001/05

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  #45
01/05/01〜

QUICK REFERENCE


【単行本・漫画】(漫画)
 よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」 2巻 / 岩舘真理子「まだ八月の美術館」 / 古賀亮一「ゲノム3」 / TONO「カルバニア物語」 6巻
【単行本・漫画】(小説・ノンフィクション)
 池上永一「レキオス」 / イアン・バンクス「蜂工場」 / 田中啓文「禍記(マガツフミ)」
【雑誌】
 近代麻雀 6/1 / 阿ウン 6月号 / 快楽天 6月号 / 近代麻雀オリジナル 6月号
【etc.】
 石野卓球 「KARAOKEJACK」(CD)

01/05/01(TUE)

とりあえず


 ずっとほったらかしだった about this site を「みさげはてた……」モードに書き直しました。
 またあとで何か足します。

【CD】 石野卓球 「KARAOKEJACK」 Ki/oon Records



 わりとえかった。というか、かなりよい。

 そもそも作ってる人の性格が性格なんでしかたないんだけど、卓球ソロは音楽へのこだわり全面に出したものばかりでずっと聴いてられるタイプではなかったです。これはあくまで個人的趣味なんですが、家庭で聴くにはちとストイックに過ぎるというか。
 もちろん、これはダルなのはいくらでも大丈夫だけど、ハードなのはぜんぜんダメという俺の音楽的嗜好のせいでもあります。

 でも今回の「KARAOKEJACK」は卓球の音楽的なルーツそのままわかりやすく詰めこんだ楽曲多い分、聴きやすいのかも。たとえば「flight to Shang-hai」なんかタイトルだけみてもわかるけど、「YMO未発表曲のダークミニマルリミックスですか?」なアジアンテイスト全開さで聴いてて笑ってしまいます。ニューウェーブ好きがそのままテクノに流れたのがもろわかりな音作り。
 気にいった曲でいうと「turn over」、「flight to Shang-hai」、「gimme some energy」、「creatures of the night」、「stereo nights」。これだけあれば十分です。「creatures of the night」のダークな感触がたまらないでしょう。これは比較的ハードな曲で、さっき言ってたことといきなり違うんですが、これくらいの匙加減だったらオッケー。
 逆に、「chieko's acid experience」はぜんぜんだめ。苦手です。
 ネタの使い方が派手なんで(「じゃんじゃかじゃーん」とか)これ1曲だけとってみると印象に残る曲だと思うんだけど、アルバムの中では浮いてる気がするし、すぐ飽きそうだし。もうちょっと抑えないとあかんがな。しかし、同時に「ひょっとすると卓球が世間に求められてる曲ってじつはこういうのなのかな?」とも思うので、いろいろ複雑な気分にもなるのです(;д ;)
 「stereo nights」もアルバム的バランス考えると今の倍、8分くらいのロングバージョンがよかったかなあ。

 はじめ聴いたときは地味に思えるんですが、何回も聴いてると味が出るタイプのアルバム。

01/05/02(WED)

こまごまとした


 ことをちょこちょことやった。
 具体的には日記過去ログリンクページ作ったり、テキスト収録のわけわからん話を1つ1つ分離したりとかしました。過去ログは今までもプルダウンメニューで選択できたんですが、それだとどのページが未読なのかがわからなかったりとか、ちょっとした不都合がありそうなんで作ってみました。
 リンク間違ってるところがないかの確認ついでに日記過去ログざっと目を通してみたんですが、まったく読みにくい日本語になってない文章書いてるな〜昔の自分、とか思ってがっかりでした。俺だったらこのページは毎日巡回しないな……。読んでくれてた皆さんには感謝の言葉しかありません。

 

【単行本・漫画】 よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」 2巻 新書館

よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」 2巻



 洋菓子店を舞台にしたお菓子コメディ。とだけ書くとぜんぜんちがうような、でもあってるような。

 「アンティーク」オーナーである無精ヒゲのムサ男、橘と、天才なれど「魔性のゲイ」、ほうぼうの店で(男性)問題を起こしては辞めてのくりかえしだったパティシエ小野にボクサー崩れのお菓子大好きパティシエ見習い神田。洋菓子店を舞台に、この3人が繰り広げるなんだかちょっとズレた日常を描いたヘンテコ話です。

 よく考えるとWings連載作ではよしながふみ、ホモテイスト抑え目だったと思うんですが、この作品ではギャグとしてわりと全開にしてますね。してるカットは直接描いてないんだけどそれっぽい笑えるシチュエーションはいっぱいあります。たとえば、ケーキをたらふく食べて帰ってくる神田の匂いをかいでジムのボクサーたちが「ああ 神田さん 食っちまいてえ……っ!!」っていうとことか。
 この巻では第4の男、橘を「若」と呼んで慕う男前、千影が登場。彼のキャラがまた素晴らしかったりして、そんな彼を見て「魔性のゲイ」スイッチの入った小野が降りしきる雨の中、ポージング決めて彼を誘うシーンなんか、阿呆か!!とか思ってしまいましたヽ(´ー`)ノ 最高。

 じつは僕、この人の商業作品はほとんど読んでるのではないかと思うのですが、よしながふみ作品の持つ独特ななごみ感覚というのは、どこかずれたところにある笑いのセンス、そしてそれと同時に交錯するヘヴィーな現実、その2つを絶妙にブレンドする匙加減によるものではないのかなあと思います。それぞれ心に何かを抱えている登場人物たちがおりなすコメディ。千影はひょっとすると唯一そういうのが何もないキャラなのかもしれないですが、そのかわり立派なボンクラだし。

【雑誌】 近代麻雀 6/1 竹書房

 普通だな。しかし、新連載が「麻雀放浪記」というのも正直どうかと思う。もう21世紀ですぜ。巻頭カラー、原作:阿佐田哲也 作画:原恵一郎「麻雀放浪記 凌ぎの哲」。ま、原恵一郎なんでしかたないけど、坊や哲のツラが異様に濃くって驚き。ドサ健もパンチパーマにもみあげですぜ。すごいことだ。神原則夫「西校ジャンバカ列伝 かほりさん」。なんか最近シドイ展開ばっかり。そして最終回、原作:伊集院静 作画:津田ひろみ「ピンの一」。「なんて綺麗なんだ」やはりでたかこの台詞。予想通りだったけど綺麗な大団円。正直言ってしまうと。前回の真砂との死闘で物語完結でも良かったんですが。そういえば、これも単行本にならない感じだな(;д ;) 天獅子悦也「むこうぶち」はあいかわらず面白いですね。このホストは最終的に田舎者の娘、かなことくっついて終わりな気がします。これも死なないエピソードなのだと思いたい……。この作品、傀視点で物語を描かないところがいいのかな。役どころを狂言回しに徹底させて、しかも謎の存在にしたままで話を進行させていってるあたり。
 この前の飲み会でもちょっと話題に出たんだけど、近代麻雀関連3誌の内容、最近とみに特化が進んでいるような感じで、つまりこの近代麻雀って麻雀好きじゃないとぜんぜん面白くないような作品が目白押しになってきてると思います。作品ほとんどがマニアックで地味で、そしてオールドスタイル。前述の今さら新連載が「麻雀放浪記」というのもそうだし。だから麻雀オタクなひとにしか用なしな雑誌になってるし、漫画好きな人ならむしろゲスト読みきり充実のオリジナルのほうが面白いでしょう。むつかしいなあ……。というのは漫画オタクな人の支持はそのまま単行本の売れ行きに直結するけど、麻雀オタクな人は単行本買う感じじゃないんですよね。だから超マニアックな片山まさゆき作品より「御無礼」のセリフ1つでわかりやすい「むこうぶち」のほうがたぶん部数出てるし、ひょっとすると「むこうぶち」より麻雀ほとんど関係ない押川雲太郎「ダイナマイトダンディ」のほうが売れてるのかもしれません。近代麻雀の看板連載でありながら、「牌賊!オカルティ」はぜんぜん売れてない、という不思議な事態が起きてるんであります。人気が売れ行きにそのまま結びつかない状況。どうすればいいんでしょうね。
 たまに掲載、大滝鉄也「無敗王(ムテキング)」は阿呆らしくて好きだな。ここだけ雑誌が違う、ゴラク系だ(;´Д`)

【雑誌】阿ウン 6月号 ヒット出版社

 しばたさんお薦め、師走の翁「Olive」 目当てで久しぶりに購入。その「Olive」、なるほどたしかにものすごく贅沢な作り。国民的超人気アイドルグループ「シャイニング娘」を襲った激動の10日間の記録ってことで、矢内鞠(18)、匣アイ(12)、壱岐鞘華(17)、二翻巻(15)、椎田香檻(19)といった5人のメンバーに迫る魔の手……といったお話になる。ひらたくいうとアイドル陵辱ものでメンバーの名前なんかもたいへんにわかりやすい。ちなみに二翻巻はゴットーマキと読む。麻雀知らん人にはわからんなヽ(´ー`)ノ  はっきりいって「。」つけるか否かで喧喧諤諤のディスカッションが行われたことが予想される内容だけでも充分勝負できそうなのに、それだけにとどまらない盛り沢山さがたいへん素晴らしい。ホラー、サスペンス、そしてミステリアスな展開と、とにかくゴージャス。エロ方面においてもそれはおんなじで(コッチのが重要か)媚薬、レズキス、友達の彼氏に……巻頭カラーページ、ステージで大喝采を浴びる彼女たちの姿→お尻ホーダイになるとこなんかもうエロエロ(^.^)ノ3部作なんであと2回、次回タイトルは「Celery(セロリ)」だそうです。高岡基文、摩訶不思議のいい仕事ぶりとか、かたみこいみずえも嫌いじゃないしな〜。はらざきたくま「黄金色舞台」も気がつかないうちに終わってたな〜。この雑誌、描いてる作家さんのほとんどがかっこよすぎず微妙にダサい作風の人ばかりなのが良いと思います。それが絶妙ななごみ空間を発生させてるというか。ますだ直紀「LADYリンクス」が巻末長期連載になってるだけのことはあるな〜。

01/05/03(THU)

今日は



 身の回り30cmくらいのことを書きます。狭いぞ!

 そもそもテレビぜんぜん見ない人間なんですけど、今日は珍しくつけっぱなし。
 なんだかよくわからない日テレの全国高校生クイズに関する特番までだらだらと見てしまいました。この番組、要は高校生クイズの司会者が福沢アナから名前忘れた濃い新人のアナに交代する、という内容で、いわゆる業務の引継ぎ。福沢アナの「ファイアー!」というかけ声の代わりに自分なら何叫ぶか、ふたりして西武球場マウンドかどっかでディスカッションしてたりして、つまりはショックを受けるほどにくだらない番組でした。でも見ちゃった。

 コラムだとか特集目当てで、テレビ見ないにもかかわらずTVBrosはかかさず買ってたんですが、リニューアルしてからは驚くほどにダメダメです(;д ;)   おおひなたごうの連載、すごい場所(目次横)でやってるし。ずっと気づかなかったよ。

 それにしても新連載、キリンジの人の「あの世で罰を受けるほど」というコラムのつまらなさはどうしたもんでしょうか。まあリニューアル前の真心ブラザースの人の連載も同じようなレベルだったんですが、なまじ本業のほうで才能を感じてる人だけにこの文章のつまらなさには衝撃です。なんか寂しい。だって、ウェブ日記でこのレベルだったら、わざわざ見に行かないもんな……ロマンポルシェの人、松尾スズキ、浅草キッドときてこれなんで、きびしいなあ、とか思ってしまいます。俺の中ではレベルが10倍くらい違ってみえるので。

●あの世で罰を受けるほど
 バンドをやってる若者様のページです。普通につまらない文章がありました。読みやすいんですが、読んで面白いようなことはあまり書いてありません。

 という感じ。読んでてたまらない気分になるんで、下手したらこのコラム読みたくないだけの理由でTVBros買わなくなるかもなあ……。

 「ネット探偵団」というネット関係レビュページで「侍魂」が取り上げられてたのにもかなりガッカリしました。しかも取り上げてたの一瀬大志だし。正直ネット関係のライターでここをネタとしてとりあげるのには勇気いると思うのですが。川崎和哉のコラムについては毎回すごくいいと思うんだけど。

 「侍魂」のアクセス数爆発は、はじめて見たテキスト系サイトが「侍魂」だったというひとが6万人いたということなんだろうか。その6万人が誰か、というのもちょっとわからない。900万部の「ふたりエッチ」単行本をいったい誰が持っているのか、というくらい不思議。

 とうとうTVチャンピオンまでだらだら見ちゃった。とほほほ。今回は「横浜味覚王選手権」とかで、なんだか「ガーデニング王選手権」、「モデラー王選手権」みたいな職人系と大食い系の2本柱って感じだなあと思いました。

 あいかわらず痛い感じの出演者が多くて、また、げんなり。唯一まともそうだった角川書店でヨコハマウォーカーの編集してるたしか亀山さんとかいう人もわりに淡白に脱落しちゃってた。そういえばプレアイドル(?)な鈴木まどかという人も出てたんすが、職業:アイドルなわりには妙に恰幅が良くて、最初は女子プロかなにかの新人な人かと思った。

 ゴールデンウィークまっただなかにこんな普通な日記を書いてるのは、ほら、時差だとか通信速度の関係なんでしょう。きっと。

【単行本・漫画】 岩舘真理子「まだ八月の美術館」 集英社クイーンズコミックス

岩舘真理子「まだ八月の美術館」



 ここ10年くらいに発表された短編をまとめたもの。

 「まだ八月の美術館」、「天気図」、「春の国」、「ホロホロ鳥」、「美代子さんの日記」、「ピーチとシナモン」、「サヨナラの約束」の7短編を収録。これらは、たぶん「うちのママが言うことには」から「アリスにお願い」を経て、「キララのキ」そして現在、不定期連載中の「アマリリス」にいたる時期に描かれた作品たちです。

 考えてみると、キャリア的にはやたらにベテランなんですが(デビューたしか1974年とかじゃなかったか)いまだに作風をここまで変化させつづけてる作家さんも珍しいんではと思います。

 そもそも紡ぎだされる物語の中心部分が安定することなく、常に揺らぎ、揺蕩っているのがこの人の作風なんだと思うんですが、その表層部分、つまり話をどう見せるかについても同時に刻々と変化しているので、このひとの作品の持ち味が何なのかを他人に説明するのは非常にむつかしい。しかし読む側としてはずっと刺激的な作家さんです。

 たとえば、高校生男女ふたりの日記をモチーフにした「天気図」は収録された中ではびっくりするほどにストレートなお話で、これは前述の「うちのママが言うことには」あたりの感じ。
 この作品と、単行本ラストに収録された今年2月に発表の最新短編「サヨナラの季節」とくらべてみるとずいぶん違うのがわかります。岩舘真理子の今の作風は「へんてこなエピソードを交えつつ、ちょっと奇妙な人間関係を軸をぶらして描く」というものだと思ってるのですが、「サヨナラの季節」もそんな感じのお話です。ストーリーを乱暴に要約すると姉と妹が10年ぶりに会う、それだけの話なんですけど、なぜここまで静かで繊細で奇妙な味わいのお話になるのか。まったく不思議な作家さんです。
 そういえば「キララのキ」のころの作風そのままな幻想譚「ピーチとシナモン」と「サヨナラの季節」くらべてみると彼女の最近の作風変化がわかりやすいかも。

 正直、全部の作品に感想書きたいくらいの素晴らしい短篇集なんですが、最後に1つだけ。

 表題作である「まだ八月の美術館」の展開そしてオチ、本当に素晴らしいです。明日には北海道に引っ越してしまう彼氏と最後のデートをする女の子の話。2人でコンサートに行く予定が電車に乗り遅れ、しかたなくふたりは駅前の美術館に入るのですが……。詩的でセンシティブで少し幻想が入ってて、しかも……。僕がこの人に求めてるのはこういう話なのかもしれません。わかりにくくもないし。

 まったくオススメの作品集なんですが、この本に限ったことではなくクイーンズコミックスぜんぶ装丁はダメダメだと思います。もうちょっと手に取ろうという気になるデザインにしようよ。こんなに地味〜にセンスわるいのってめずらしい。

【雑誌】 快楽天 6月号 ワニマガジン社

 陽気婢「内向エロス」。サブタイトルは「ViRGiNOiL2/2」ということで先月の続きです。知恵遅れな兄(あーちゃん)とその妹(K)、この兄妹2人がひそかに続けていた禁じられた遊戯、その遊戯に参加するようになったKの友人であるさわちんはいつしか無垢で純粋なあーちゃんに惹かれていく自分に気づきはじめた……みたいな話。兄と自分の奇妙な関係に終焉が訪れたことに複雑な思いを抱くKの側に視点が置かれているのがよいですね。前半の二元中継→回想シーン、そしてラストの観覧車待ちのとこ。もっとインパクトある構成にもできそうだし、いろいろ地味なんだだけど、それらぜんぶひっくるめていい感じです。朔ユキ蔵「少女、ギターを弾く」。思春期のわけわからない衝動をさらに増幅させて描いてる感じです。個人的に「また あいつの夢……… 心が すさむなあ」って台詞が心に残りました。この娘にはどっちかっていうと「うはははははは」と笑ってほしい感じ。米倉けんご「エヴァーグリーン」はもっとねちっこく、つらい感じで終わらせるかと思ってたんですが、意外に淡白なラストでしたね。スケジュールの関係かなあ。かるま龍狼「人妻姫」は死んだり生き返ったり喰われたりヽ(´ー`)ノ ドラゴンボールかいな、思いました。なんか似てる〜。ポヨ=ナマステ「スーパー忍者村」。連載第2回にしてはやくも企画終了(;´Д`)  

01/05/05(SAT)

「なるほど、こりゃ凡夫だ……」



 今日も身の回り20cmくらいのことを書こう―――だんだん息苦しくなってきたよ、酸素が、足りないよう。

コリン・デクスター「ウッドストック行最終バス」  コリン・デクスター「ウッドストック行最終バス」読んでみたけど、結局はよくわからなかったりします。
 なんでわからなかったかというと、作品自体の構造のせいなわけで、僕の許容量を越えて、作品全体を通しての描写が曖昧にすぎる気がするのです。
 ものすごく乱暴に内容を要約すると、ヒッチハイク中の2人の娘がいて、そのうち1人が死体で発見され、残りの1人はそのまま姿を消してしまう……というもの。この一見地味な事件を探偵役のモース主任警部とワトソン役、ルイス部長刑事が担当するのですが、たぶんこのモースの推理方法自体がデクスターの作風なんでしょう。一般のミステリ作品において、探偵役に与えられるチャンスはラスト、解決篇における1回だけというのが基本なのだと思います。というか、探偵役が真相に到達した瞬間が物語のラストになります。
 ところが、この作品では全編がモースの解決篇です。つまり間違ってはもう1回新しい仮説を組み立てて、もう1回間違ってはしょんぼり、という感じ。つまりは観客なしのひとり推理合戦をえんえんとくりひろげてるわけで、「データ集めをもっと徹底してから仮説立てようよ……」と、なんども思ってしまいます。ていうか、ふつーみんなそう考えると思うんですが。
 毎回の推理において「私はこう考える……」みたいなわかりやすいかたちで自分の考えをモースが開陳しないというのも、逆に新鮮に感じました。もちろん、これしてくれれば読者的にはものすごく楽なんですが、そのぶん普通なミステリになってしまうのかな。この作品、地味な見た目とはうらはらに、ずっと変態的です。こういうのが人気あるのかイギリス。1つ1つのパーツはたしかに論理によってできているんですけど、その組みたて方が奇妙きわまりなし。

 なんでこれレビューにしないかっていうと、つまらなすぎるとか論理に致命的な破綻がみられるとかの理由(そんなのめったないけど)以外で、内容把握できないままにミステリ読みおわってしまったというのが、かなりショックだったりするから。「俺って日本語苦手?」 なんだかミステリ界からの強烈な疎外感を感じた。あと、人間界からも。

 あしたからやまにこもる。

そういえばトップにJavaなんか


 使ってた時期あったな……なんで使ってたんだろう?昨日の夕食のオカズも憶えてない自分に、わかるはずが、ない。

 米田淳一さん、うちの日記、読んでて楽しい……?というのが↑の文章のあれなんです。SF系日記更新時刻からうちのページ読んでる方もいるんだなあ、とちょっと驚き。SFな人が求めてるものはここには何もない、とか思ってた。アナライザでも日に1桁来訪だし。「日記ページにJavaは全くいりませんです。テキストで勝負!」というのはまったくそのとおり。なんでJava使ってたんだろう?新しいデザイン決めてるうちにひっこみがつかなくなって、そうなったような気がします。たとえば文章とかなら自分基準に達しないものは自主的にボツにしたりしてるんですが、サイトデザインとかだと費やした時間勿体無いとか思ってしまう。別にトップのデザインなんか変更しなくてもいいんだけど。

 人類全体がもっとひっこみガンガンつければ、世界はもっと平和になると思うんですけどね。諍いだとか、犯罪だとか、戦争だとかの原因ってけっこう、こういうのじゃないの?

 トップページ、ゴテゴテしたの飽きたんで、これからどんどん質素になっていくと思います。最終的には掲示板1コだけ置いておわり。しかもTeaCupのFree(;´Д`)

こないだの日記


 ちょっとフォローしておくと、真心ブラザースの人に才能感じてないわけじゃないのです。芸風の問題。真心ブラザースの人が脱力な文章書くのには抵抗を感じないけど、キリンジの人だったらやっぱりそうでないほうがありがたいかな。詞から受けるイメージと一貫性があったほうが戸惑わないですむ……という感じ。
 「読んでてたまらない気分になるんで、下手したらこのコラム読みたくないだけの理由でTVBros買わなくなるかもなあ……」と書いたけど、実際の話そこまでいやなわけでもないです。全般的につまらないんで買わなくなるかも、なだけ。要素の中の1つにすぎません。

だらだら書いてたら


 本当、きりがない。長くなってどうもすみません。これ最後。

 池上永一インタビュー@SFセミナー2001ニムの木かげの家)がものすごく面白かったので積読だった(たびたびすみません) 「レキオス」、読んでみました。とにかくすごかったです。

 以上、ミステリ系とSF系な話題でした(俺なりの)。

 

【単行本・小説】   池上永一「レキオス」 文藝春秋

池上永一「レキオス」



 ≪ケイオス・ヘキサ≫シリーズの第4作かと思いました(^.^)ノ

 つまり、 古橋秀之「ブライトライツ・ホーリーランド」と読後感がほぼ同じ。目眩くカオスの奔流が文章になって襲いくる!という感じです。

 夜の那覇市、天久開放地。大地を割って足から出現するのは鼻の無い女。闇を浮遊する逆さ吊りの異形の女はタンクローリーを爆破し、空へと浮上する。勃発する偵察ヘリとのハイパーバトル。アパッチのミサイルを躱し、たなびく長い黒髪をそのローターに絡ませ、振り回し、引き摺り落とし、破壊する。あまりにあっけない戦いの終焉ののち、闇の中に揺らめくのは巨大な炎の五芒星。
 それを目撃したのは黒人と日本人の混血少女、デニス。その日から彼女の夢の中には逆さ吊りの女が出現する。叫ぶ。
「おのれええ!友庵ッ!どこへいったああッ!」
 デニスは、憑りつかれた。

 世紀末の沖縄を舞台に、米軍、「GAOTU」なる秘密結社、CIA、そして世界的天才(変態)科学者(;´Д`) が入り乱れての時空を超えた大混戦大乱戦。とにかく強烈なキャラたち目白押しで、物語の主人公、黒い肌と沖縄人の精神、日本とアメリカ、2つのアイデンティティを持ち、アメレジアンと呼ばれる存在である少女、デニスがほとんど唯一のまっとうな登場人物であるありさまです。とにかくパワフルな作品です。 
 少女デニスは、たしかにこの物語で主役をはってはいるんですが、どちらかというと物語の牽引力としての役割を担ってる感じではなく、むしろ物語の暴走をセーブするために機能しているように感じました。物語の良心的存在(笑)。

 脇役というものが存在せず、魑魅魍魎にも等しい怪物キャラが自分勝手に跳梁跋扈するさまが、前述の「ブライトライツ……」を彷彿とさせたのかもしれません。
 たとえば、秘密結社「GAOTU」の黒幕であるキャラダイン中佐。「プロジェクトL」なる世界全土を揺るがす陰謀を企てる彼は、身も蓋も無い例えをすると「帝都物語」の加藤なんですが、彼のようなキャラが存在すること、彼が企てる計画の内容、そしてポルトガル語で[Lequios]、つまり琉球人の意味を持つ言葉から派生し、”Keystone of the Pacific"、つまり、『太平洋の要石』なる意味へと転じた「レキオス」なるタイトルが示すように都市(土地)が物語の中心に据えられているという構成も、積層都市≪ケイオス・ヘキサ≫を舞台にしている「ブラックロッド」「ブラッドジャケット」「ブライトライツ・ホーリーランド」と共通しています。

 ただ違うところはといえば、舞台が現実の沖縄である点でしょう。
 非常識な出来事が次々と巻き起こり、現実と非現実の境界が曖昧になるあたり、または世界像の拡張と再構築が行われること、超越的な存在によって物語全体が鳥瞰されているといった点で共通な部分は多いと思うのですが、完全な異世界を舞台とした≪ケイオス・ヘキサ≫シリーズとは異なり、沖縄が現実にある、ということ、沖縄をそう変容させる必然性が作家池上永一にはあったということなのかな、と思います。
 つまりジャンル分類するとしたら(意味があるのかはしりません)≪ケイオス・ヘキサ≫3部作はファンタジー寄り、「レキオス」はマジック・リアリズム小説だといえるのではないかと思います。

 マジックリアリズムに関して「虚実ないまぜな」としてしまうとひどく乱暴で、幻想小説とどう違うの?となってしまうけど、これは現実の部分を実際に体験しているか否か、もしくはその現実を作家自身が必要としているかどうか、という定義でいいのだろうか。なんとなく、こんな感じだと思うんだけど。

 そうそう忘れてた。といっても忘れるはずない奇天烈強烈キャラ、変態天才科学者のサマンサ・オルレンショー博士はすごすぎでしょう(^.^)ノ ナース、シスター、ドラァグ・クイーン。超美人、世界の頭脳にしてど変態な彼女は登場するたびコスプレしまくりだし、してないときは着てないときだしヽ(´ー`)ノ ろみひー作るし(笑)。まったくすごい。このキャラ出てきた瞬間に直木賞あきらめた、ってのはよくわかります。あとはユタとか「お祝いだからね――お祝いだからね―――」とか。とにかく強烈キャラばっかし。

 クライマックスの炸裂ぶりも最高。すげ――思いました。ビックリしたよ。

01/05/06(SUN)

昨日の


「レキオス」レビューもちょっと直しました。文章、あまりに変すぎたので。

【単行本・小説】 イアン・バンクス「蜂工場」 集英社文庫

イアン・バンクス「蜂工場」



 スコットランドの孤島で父親とふたりひっそりと暮らす16歳フランク。戸籍もなく、正式な教育を受けることも無いままに、小動物や昆虫の虐待に日々あけくれるフランクには精神病院に入院中の兄エリックがいた。ある日フランクは父親から、エリックが病院から脱走し、この家を目指しているとの知らせを聞く。そして、エリックからの電話のベルが鳴り響く。

 なんとも説明がむつかしいタイプのお話であります。

 たとえば、上に書いた粗筋についてもそうなんですが、作品に対してどれくらい配慮しているのか、この作品のレビューひとつ読めばわかってしまうような非常に語りにくい内容です。だから、こんなへだらな文章でも見た目よりずっと苦労しています。とほほ。

 <生贄の柱>、<工場>、<爆弾の環>、<蛇公園>、<髑髏塚>、<老サウル>。

 奇怪な単語は当たり前のように連発され、説明されないままに物語は進行していきます。
 歪んだ一人称によって語られるフランクの日常は一言で説明するならば、サイコそのものなのですが、そこには同時に、奇妙な爽やかさも感じさせる何かがあるのです。ひどく歪んだエフェクトがかかった青春小説。僕はそう考えたんですが、他の人はきっとそう思わないでしょう。

 たとえば驚愕の結末から受ける衝撃や、表紙タイトル下に書かれた「結末は誰にも話さないでください」という言葉をもって、この作品をラストのオチだけ小説と断ずるのは早計にすぎると思います。
 むしろ、この作品の中で注目すべきポイントは、静かに、そして詩的に描写されたフランクやその周辺の人々、そしてグロテスクな想像力によって産み出された数々のギミックなのではないでしょうか。<蜂工場>なる奇妙なタイトルをとってみても、その意味はかなり後にならないとわからないんですが、それが何かを知った時、きっと忘れられないほどのインパクトを受けるはずです。

 「ジョジョの奇妙な冒険」第4部杜王町編において、吉良吉影が切った爪をビンに入れて保存しているみたいな描写がありましたが、それをもっと徹底して描いた感じ。人を殺したりする瞬間だけ、人間はサイコになるのではなく、異常な日常はずっと連続していて、その振幅が最大に振れた時に人殺しというかたちでたまたまあらわれる、たぶん、そういうことなんでしょう。

 サイコ、ときどきスプラッタな内容が、それでも気持ち悪くなりすぎず、ある種の美意識に彩られているように感じるあたりにこの人の作風の特色があるのかな、と思います。日本の作家でいうと平山夢明の文章なんかこれに近いかも。ハルキホラー文庫から出てる「メルキオールの惨劇」と読後感が似てるなあ、と思いました。平山夢明、ひょっとして好きなのかも。

 牧野修の短編、「<非−知>工場」って、このタイトルからとった駄洒落だったんですね……く、くだらねヽ(´ー`)ノ 

【単行本・漫画】 古賀亮一「ゲノム3」 ビブロス

古賀亮一「ゲノム3」



 3巻じゃないんだよねコレ。ずっとレビュ書こうと思って、忘れてた。

 ふときづくと、緑色のチカンとレズ娘しかいない全員ボケ漫画。

 考えてみるに「ゲノム」「ゲノム2」は、エルフのエルエルに虫スーツを無理矢理着せてその恥ずかし顔を楽しむといった、いうならば羞恥プレイ漫画だった気がするんですが、この「ゲノム3」ではぜんぜん抵抗なしに着ちゃってます(;д ;) 慣れたとか、あきらめたとか、そんな感じでしょうか。

 新キャラとしてエルエルの幼馴染みダクエルが登場。
 自称いじめっ子でエルエルがいないといじめる相手がいなくて欲求不満になるから……との理由で人間界にやってきたらしいんですが、実のところ可愛い子はついついいじめてしまう小学生男子とまるで同じ。つまりはまたレズっ娘がひとり増えた話だったりします。

 個人的にこの巻ヒットは、泳げないダクエルに水は友達だとアピールしようとしたエルエルのセリフ、「水色きれい 水あめおいしい 水谷豊 熱中時代」ですね。もう、異次元すぎるボケヽ(´ー`)ノ 

 幼女な正義の味方チロルちゃんを主人公にした「チョコんとチロルちゃん」を収録。とーぜんのように巨乳な悪魔っ娘とのレズコメディ(;´Д`)

 コミックメガストア連載の「忠犬ディディー」(異雉子獄、サイコー!!)もそうなんですが、この人の作品、なごみ度がどんどん上がってる気がします。ダメ人間パラダイス描かせたら今いちばんな作家さんなんではないでしょうか。

【単行本 TONO「カルバニア物語」 6巻 徳間書店

TONO「カルバニア物語」 6巻



 ふつーな巻ですね。ちょっと安定かな。

 全体的に、コメディ色の強い巻。
 たとえば「これ、どー考えても、とのこさんの分身でしょ?」ってキャラ、プラプープ・カッチャン(あまりにも適当すぎる名前だ……)出てきたり、タニア、エキュー、ライアン、コンラッド王子入り乱れての(進展しなさすぎな)恋話など、軽い気分で楽しめるエピソードが多いです。
 それでも「無敵のシェリル」だの、「チェルキーキャンディーストア」みたいな題材でお話つくるところはあいかわらず上手いですね。さすがです。

01/05/07(MON)

なんか、暑いね―――。


 エアコンのリモコンに表示された「30」のデジタル文字見てうんざりしてみたりした。

 ぶらり途中下車の旅という感じで渋谷に出かけた。といっても歩いてってたんだけど。
 巷の天下は炎天下。「夏を先取り!」だけど、なんか間違えてパジャマがわりに着てる長袖Tシャツの上にそのままパーカー羽織って出かけてしまった。中身思いっきり寝起きの格好だな……。
 暑い暑い。されど、あまりに小汚すぎる身の上ゆえ、うかつにパーカーを脱ぐわけにもいかぬ。渋谷は若者のメッカ、トンガリキッズの街だから。おかげでたいへん汗かいた。

 普通に本とか買って帰った。ひどくかわりばえしない日々。

田中啓文「禍記(マガツフミ)」 徳間書店
 じつは今ごろ買ってる。
榎戸洋司「少年王」 角川書店 
 ↑と↓の2冊はぶっとび学園ものが読みたくて購入。
新城カズマ「屍天使学院は水没せり」 富士見ミステリー文庫 
 ヤングアダルト乱歩?
円山夢久「リングテイル 勝ち戦の君」 / 「リングテイル2 凶運のチャズ」 / 「リングテイル3 グードゥー狩り」 すべて電撃文庫
 なんとなく。4って出てたっけ?
吉野朔実「LA MASCHERA」 集英社ぶ〜けコミックスワイド版
 古本。持ってなかった。これでとりあえずコンプリートかな?
秋山完「ペリペティアの福音 上 聖墓編」 朝日ソノラマ
 これも古本。いったいいつ読むのか。続きはどうしよう。わからない。

 帰ってきてアイス食べてビール飲んでコナンのパラパラ踊ろうと思ったらOP変わってた。いつの間に!!

【単行本・小説】 田中啓文「禍記(マガツフミ)」 徳間書店

田中啓文「禍記(マガツフミ)」



 きちんと、伝奇小説です。

 駄洒落なんかでは(たぶん)ないっ!

 「伝奇原理主義宣言 ―――あとがきにかえて」という文章が巻末に掲載されていて、この中で作者田中啓文による伝奇小説の定義づけがなされているわけですなのが、もちろんこの本に収録されている短編5作、「取りかえっ子」「天使蝶」「怖い目」「妄執の獣」「黄泉津鳥舟(よもつとりふね)」、どれも、この定義にのっとられて書かれた、「立派な伝奇小説」であります。

1.作者自ら考案したトンデモネタが根幹にあること
2.オカルトやスーパーナチュラル、SF的要素があること
3.ストーリーが謎解き的に展開していくこと
4.全体に古代史、民俗学、神話、オカルトなどのモチーフがちりばめられていること

 たとえば、幸せな結婚生活を送っているはずの若妻が「自分の赤ちゃんは何か人外のものによって別の赤ん坊と取りかえられたのではないか……」との妄想に囚われる物語、「取りかえっ子」は伝承ネタ、見せ方はホラー、解決はミステリ、と構成が見事にきまった作品でありますし、SFミーツ伝奇ホラーといった味わいを持つ「黄泉津鳥舟(よもつとりふね)」などは、乗員全員がいったん死ぬことでワープ航行を可能にするというトンデモアイデアによる傑作です。
 また、「異形家の食卓」収録の「オヤジノウミ」などで見せたグログルメホラーが好みだというたいへん少数派な悪食大好きっ子には「怖い目」をオススメ。「ひゃくめさま」なる神を祀る盲人たちが奇妙なコミュニティを形成する<めんやみ島>なる孤島を舞台にしたこの話、田中啓文節炸裂!といった内容です。この人以外、こんなの書けない(書けても書かない)。

 前述の「黄泉津鳥舟(よもつとりふね)」、そして、「ヨハネの黙示録」、天使の姿をした蝶、そして閉ざされた寒村の奇妙な風習がラストで1点に収束する奇怪譚、「天使蝶」の2本が良かったです。とくに外宇宙SFがなぜか「黒の舟唄」で終わるトンデモ作品、「黄泉津鳥舟(よもつとりふね)」はこの人にしか書けないんじゃないかなあ。

01/05/09(WED)

めがまわる


 このあいだは暑かった。昨日は一日中雨。今日は曇り。
 春はまったくめまぐるしい。ぐるぐるしてきます。

 ダイドー「MIU」の深海生物ボトルキャップを集めはじめました。いまごろ。いままで近くのコンビニに入ってなかったんですよ。やっと入荷したみたい。あっさり無くなる可能性が大なんで大人買いしとくのが正しい気がしますが、俺にはそこまでの執着心はないみたい。いろいろうすあじだ〜。
 今日はミツクリサメがでました。センジュナマコとオウムガイは欲しいです。曲線美!

 OVA「エイリアン9」のデモムービー見ました。第9小学校エイリアン対策室
 とにかくBGMの安っぽさにげんなり。コレは狙ってるのかどーなのか。
 担当者出て来い!!とか思ってたら、D島邦明(ハイシマクニアキ)だった。あれ?この人の評判って悪くないような気がするんですが、気のせいなんでしょうか。
 関連グッズ、マキシシングルCD 3タイトル同時発売ってのもすげーなと思ったんですが ( 「エイリアン9」ってそもそもキャラ作品な気がしないよな―――いうならば、世界観萌え? )、あの体操服&スパッツが3種類発売されるってのもスゴイ。誰がどう使うのか?サイズ、XLとかあったらどうしよう。ボウグの帽子ならすこし欲しい、などなど。

だいたい


 飲み屋の席でもWebでもそうなんですが、自分が見た夢についてえんえん喋ったり書いたりするのってどうかな、と。だいたいそんなつまらん話誰も聞きたくない読みたくない。とも思うんだけど……

 インドを舞台に、とるにたらない小犯罪に手を染めた中年夫婦とそれを追うインド警察(いいかげんな名称だ)超能力犯罪捜査課の面々の姿を描いたユーモアピカレスクムービー(な夢)。
 登場人物は全員インド人じゃなかったような気がするんだけど、舞台がなぜインドだったのかは自分でもわからない。伏線で「ヒンズー教の教義がうんぬん……」というのがあった気もするけど、とりあえず意味は不明、よく憶えていない。しかも自分はまったく出演しない。見てる本人置いてけぼり。

 こういうのって他の人にもよくあることなんだろうか。

 全編カットバックを多用した演出が多用されていて、傍から見ていてもたいへん感心する。とくにラスト、追いつめられた夫婦の目の前に、唐突に強盗が登場し、(なぜか)その凶弾に旦那さんが倒れてしまう。そのあとに続く、虫の息で言葉にならないご主人の今際の際の思考をテレパスのインド人刑事が、奥さんに(わりかしテキトーに)伝えるラストシーンの泣きの演出には感動して涙した、いや、本当に泣きながら目覚めたのであった(;´Д`)

 感動なんて感情はさして高尚なものでもないな、と感じた。

今日買った本


竹内薫「ペンローズのねじれた四次元」 講談社ブルーバックス
ヴァージニア・ウルフ(編訳:西崎憲)「ヴァージニア・ウルフ短篇集」 ちくま文庫

 わけわからないセレクトになってきた。

 榎戸洋司「少年王」もうじき読み終わる。
「少年革命ウテナ」だろうな、と思ってたら本当にそんな感じヽ(´ー`)ノ 

【雑誌】 近代麻雀オリジナル 6月号 竹書房

 バラエティ色だけははげしく強いので面白い気がします。巻頭カラー読みきり、山崎さやか「しょぼテン」。ワンルームマンションの一室、自分が高熱だして寝込んでる横で彼氏は男友達ともくもくと麻雀したりして私の立場ってないじゃんないじゃん、とか本当にそれだけのお話。ま、ええんでない。オリジナルは麻雀関係ない麻雀漫画載せればええと思った。押川雲太郎「ダイナマイト・ダンディ」。これも(いい意味で)どーでもええ漫画。まさかタイトル通りダイナマイト炸裂しまくる漫画になるとは押川雲太郎自身思ってなかったんだろうな、きっと。不死身キャラ、陽子の出現がすべてか。原作:宮本輝(!) 作画:北村永吾「地獄の数」。北村永吾ってひとは新人な作家さんなんですけど、一言でいうと土田世紀+張慶二郎の絵です(;´Д`) 内容はフツー。沖田龍児「極道パパ」はきれいに最終回。でも、まだ「無限」は終わらないだろうから(桜井章一ブランドだし)この人の作品は竹でずっと読めそうなんでした。そういえば渋谷のパンチももうすぐ閉めるか人手にわたることになるみたい。イガリンの「ツルカメ堂」の時もやってたけど、閉店寸前の店のマスターにコラム書かせるってのはひで――なあ。あ、村田光陽「うすバカげろう日記」のことです。落ち着いてて悪い店じゃなかったんだけど、とにかく地味すぎたのがダメだったのかな。
 「何を切る!?2001」   ドラ:
 俺は 切りかな。混一色、小三元、ドラの受け入れを残す。ドラ表示牌に1枚使われてるからここが暗刻になる可能性は低いし、中途半端に索子を手にかけるのはしたくない。一見 引けないと苦しい形になりそうな手牌だけど、ここから 引いて索子の対子系に変化する事だって良くある形。 下手に切ってかぶったら(まず精神的に)よろしくないし、相手になめられる。多少スピード係数犠牲にしても高得点狙うべき手牌だと思います。

01/05/10(THU)

大人買い


 しないって書いたはずだが、けっこう買った。
 なぜだかはしらないが、生活圏内のコンビニに一斉入荷しはじめたんでちょこちょこ買ってたら今日だけで3本消費してしまったのであった。
 あ、MIUの話。とくに美味しいわけでもないんだけど。
 とりあえずチョウチンアンコウフクロウナギ、そしてコウモリダコ(蛍光カラー)が出ました。
 オウムガイとセンジュナマコはいまだ出ず。

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