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01/09/21(FRI)
ミウ
深海生物フィギュアコレクション2、魚系が欲しいのにぜんぜんでません。テンガイハタ(幼魚)はどこにいるのだ……。 シーラカンスは出たんだけど、あとはテンガンムネエソが3匹ダブったりとかですよ。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第3話「アステロイドの拾い物炒めヴァニラ風味」
OPで踏まれたりシカトされたりする謎のピンクの物体の正体判明。なんで気軽にドクロマークのボタン押すかな――?
3話目にしてやっと宇宙のシーン出てきた(藁 なぜかアステロイド帯でゴミ拾いしてるミルフィーユ、蘭花、ヴァニラの3人。「ロスト・テクノロジー」とかいうキーワード出てきたけどなんじゃらほい。なんでかミサイル拾ってきた(なぜかはぜんぜんわからない)と思ったらそのミサイルが喋りだしたからさあ驚き。爆発して終わりといったレーゾンデートルに悩み、愚痴りはじめたノーマッド(ミサイル名)に困り果てるエンジェル隊ご一行。なんかしらんけど命かけた赤切る青切るイベント発動〜。ミントの性格悪さちょっとずつ露呈〜なのかも。あいかわらずわけわからん脚本なれど作画が安定してるんでよし。ノーマッドのCVってかないみかでヴァニラと二役やってるのね。



【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第4話「産地直送エンジェルの盛り合わせ」
なんというのか、ヘボいとしか表現しようがない話なんでキャプチャも適当〜。
何者かに命を狙われてるというリゾート王の依頼を受けて彼の身辺警護業務についたエンジェル隊だったが……という話。作画も脚本もぐだぐだ。エンジェル隊を狙う盗撮カメラの映像がなぜか蘭花のだけ胸アップというのがポイントか? そういえばOP以外ではじめて3DCGパートがあったけど、ジャストCG専門学校生が課題として仕上げた感じの出来映えでした。総じてだめだめ。


【雑誌】イブニング 10月号 講談社
創刊号はけっきょく買えなかった。やはりモーニングの続き、といった読後感の作品が多く、個人的にはそうでない一風変わった作品のほうが印象に残りました。吉田基已「恋風」。この人はムサいヒゲ男が可愛らしげな少女に惹かれるというパターンにこだわりがあるのだろうか。これで本人ヒゲ面だったら「お前、そのまんまやろ!」とツッコミいれるところだ。ひょっとしたらセンシティブな作風の人だと思われてるのかもしれないけど、実はこの人、ダメ萌え漫画資質の作家さんなんでは、と思ってます。けっこう正反対。しかし、ヒゲ面男が体育座りすんなよな―――!! はっきりいって「水と銀」、けっこう苦手な作品だったんですが、これはスゴイかも。恐ろしい漫画だ。読者を一体どうしたいのだろうか。正木秀尚「ガンダルヴァ」もあいかわらず得体が知れなくて素晴らしい。なんで、思わず弾くんだ? 三宅乱丈「北極警備隊」。なんだこりゃ? 正気なのか? ぜんぜんわからないんですが、なんか気になります。木葉功一「クリオの男」もぜんぜんわかりません。けっこうわからない作品多いですが、損した気はしないからええかな。しかし、吉田基已がこれほど強力に成長してるとは思わなかった。ビックリです。「きらきらひかる2」はなんで「MAKOTO」と合体したんだ? そのままやればいいのに。
【雑誌】近代麻雀オリジナル増刊 ウイニング
No.2 竹書房
前にも書いたけど、近代麻雀本誌のほうはどうにも漢臭くていけません。オリジナルとかオリジナル増刊であるこのウイニングくらいのキャラ男女比でちょうどいいと思われ。
伊藤誠「兎 −野生の闘牌−」を定期的に載せるための季刊誌(月間連載も無理そうな人なんで)とはいえ、周囲を埋めるほかの読切のレベルもかなり充実してるんでふだん近代麻雀読まないだろう人でもじゅうぶん読める雑誌になってます。巻頭カラー、原作:青山広美 作画:せきやてつじ「ラスベガス・キング」なんかブラックジャック勝負の話だしね。
その「ラスベガス・キング」。カウンティングの達人である富豪と無敗伝説を誇る東洋人ディーラーの大勝負の話。どの段階でステイしても勝負の決着は変わらなくカードが組んであるところに注目。それはともかくとして、カウンティングの達人であるという前情報あるならどうやってその隙を付くのかを理詰めで見せたほうがよかった気がします。伊藤誠「兎 −野生の闘牌−」。もう、何がなんだか……ZOO(いつのまにか死語っぽくなってるし)っていったい何だったのよ? と聞きたくなるような衝撃の展開の続き。敵城だろうがなんだろうがみんな意味なく風呂入ったり着替えたりするところがこの作品のポイントだ! まじでまじで。中山昌亮「にわたま」。長年付き合ってきた彼女に陽性反応。出来ちゃったし、じゃ結婚でもすっか〜みたいな気軽な感じで両親に報告にいったら仁王化しちゃってさてどうする、といった男の一念発起を描いた作品。いやあ、途中で麻雀勝負になるのかと思ってドキドキした(笑) やっぱアホって遺伝するんだね……なんですが、なかなかにかっこいいアホですな。ええです。このほかにも犬上すくね、小坂俊史、大武ユキ、重野なおきなんかが描いてます。ほかにもいるけど個人的にここらの人に注目。西原理恵子のコラム漫画で「こちとらこないだ2,300万の重加算税払ってんだこんな子供だましの小銭勝負やる気なんざねえよ」みたいなことかいてあって、そりゃそうだな、と思いました。蛭子さんの競艇漫画は脳が死んでるね!
01/09/22(SAT)
こっこつくってるんかなぁ? こっこつくってる…? こっこできちゃう…
すごいセリフ。うお――!!
今日は中休みなので淡白更新なのだ。
・ IE6入れたらページの見え方変わっちゃったよ。ガ―――ン。アンインストールして見なかったことにしてもいいんだけど、やっぱスタイルシート調整しなおさなければならんのでしょうな。あーあ。なんだろう、border
と margin のあたりいじればいいんでしょうか。
・ 買った
冨沢ひとし「プロペラ天国」 / 氷川へきる「ぱにぽに」 今ごろ。いらないかなあと思ってたんだけどなんとなく買った。しかもさっきまで「ぽにぽに」だと勘違いしてた。ヒドイ。
/ SABE「串やきP」2巻 / 竹本泉「よみきり(はーと)もの」1巻 / スティーブン・ミルハウザー「三つの小さな王国」
/ 小林恭二「したたるものにつけられて」 / 平山夢明「呪われた街の怖い話」 厭話ショートショート。特筆すべきものでもない。
/ 阿部謹也「ハーメルンの笛吹き男」 / 巽孝之「メタフィクションの思想」 / マーヴィン・ピーク「死の舞踏」 / ニール・ゲイマン「ネバーウェア」 なんとなく。気まぐれでハードカバー買うのってそんなにないことなんだけど、心惹かれるものがあった。
/ ナイキのスニーカー / 雑誌は省略。
しまった!三家本礼「ゾンビ屋れい子」6巻買うの忘れた!明日買ってこよう。
01/09/23(SUN)
深海ミウミウ
ホソミクジラウオが出たよ。
なんだか部屋が寒いなあ。1週間前までまだ冷房入れていた気がするのですが……。暖房入れちゃおうかな。
なんとなくレスを返してみる行動。このレスにレス返しは不必要であるという要望。
・ すっかり忘れてましたが、しかくの「爺さんと僕の事件帖」はショタ漫画なのでした――。しまった、感想で書いておくべきだったか。なんと不思議なことに、たいていの女性向けミステリー漫画にはもれなくそういった属性がついてくるのでいっぱい読んでるうちに失念してしまっていたのでした。たいていやおい属性なんだけど(例:神谷悠「京&一平シリーズ」、ASUKA ミステリーDXコミックのほとんど)。探偵役とワトソン役のカップリングでそうなる感じ。ひょっとするとそうでないの「パズルゲーム☆はいすくーる」シリーズくらいなのでは。
・ ビクトリー麻雀がつぶれないのはナイタイマガジンのほうで会社が十分潤ってるからです。(→ナイタイネット) 麻雀雑誌部門では多少赤出ても目をつぶる、そのかわりコミック出したりとかはしない、そんな感じなのではないでしょうか。あとスタッフも最小限でやってるのではないかなあ。ビクトリー麻雀の編集長、取材してるところを何回も見かけたことあるんですが(上松ゆうきち「たそがれの勝負師」のモデルがこの人だと思う)、ほかの編集の人見たことない。ひょっとして一人でやってるのかも。
ひさしぶりにいっぱい書いた気がします。
【単行本・漫画】富沢ひとし「プロペラ天国」 講談社

私たち、恋愛探偵組! 思春期の中学生のみんなのお悩み、全力で解決しちゃうぞ! がんばりま―す! 男子も来てね!
2年2組 桜田小糸 1年2組 桜田小鐘
ネタバレしないでこの作品のことを書くのはとてもむつかしいことなんだけれど、上に書いたような内容です、っていったら「嘘だい」って思うのかなきっと。でも本当にそんな内容だったりして、書いてるこっちも驚いた。
ウルトラジャンプ連載中はぜんぜんわからなかったんですが単行本にまとまったの読んでみたらものすごくわかりやすい。ひどく切ない、姉妹のお話であります。
「エイリアン9」、「ミルククローゼット」、そしてこの「プロペラ天国」で冨沢ひとしがくり返し使っているモチーフとして「世界創生」というのがあると思っていて、物語の舞台はすべて新たなる世界を組み立てる前の実験場となっている。「エイリアン9」でいうところの第9小学校とか「ミルククローゼット」では宇宙全体がそうだった。この「プロペラ天国」もそう。
一見普通に見える世界がじつはそうではないへと変貌していく(もちろんとっくにそうなってるのだけれど、読者の視点からはそう見える)、日常がべりべりと音をたてて剥がれていく感覚が冨沢作品の特色で、その世界を描くことが作品の主眼である以上、とっつきにくさが出るのは仕方ないことだろう。ぶっちゃけた話、SFがとっつきにくいってことなんだと思うのだけれど。
だからこの作品も夏休みの自由研究で虫かごの中の昆虫を観察するような感覚にあふれていて、キャラ的な要素は薄く、驚いたことに、お得意の幼女陵辱メタファー表現もない。これはひょっとすると中学生だからもはや守備範囲外、ということなのだろうか。ずいぶんと失礼な物言いである(反省)。
ラストはしみじみと泣けます。カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」などでも使われたSF的モチーフではあるんだけど…。
―――ぴらっと表紙をめくったところ。そこにあるほんの短い文章がこの作品のすべてなのかもしれません。
【単行本・漫画】樋口橘「MとNの肖像」3巻 白泉社
素晴らしい。
もう3巻なんで書いちゃうけど、タイトルの「M」ってのはマゾヒストのことで、これはつまり主人公の1人、安部みつるちゃんのこと。「N」ってのはナルシストのことで、これはもう1人の主人公、甘草夏彦くんのこと。つまりこの物語はマゾな女の子とナルシスな男の子の微笑ましい(?)恋愛話なんであります。
この巻のメインは春休みスキー合宿で、かなりとんでもない事件が起こったりしてとても楽しい。だいたい痛み全てを快楽として受け入れる女、安部さんと少しでも自分の姿を反射するものがあれば即自分の世界突入な男、甘草くんの2人をそこらへんに放しとくだけで面白そうな事態になるのは見えてるんだけど。設定の勝利ですな。
樋口橘がすごいところは2人の親族を中心に(笑)変態ばかり登場するストーリーでありながら、物語をとても初々しい恋愛話に仕立て上げているところで、たぶんこの人まだすごく若い作家さんなんだと思うのですが、その若さと作家としてまだ拙いところとが渾然一体となって、とても不思議なコメディにこの作品を昇華しています。へたにキャリアつんだらこれと同じものは描けない気がするんですよね。期間限定作品、というか。今読んでおくのがいいと思われます。
この巻の中で安部さんの兄さんが登場してるんですが、母フェチってマザコンのことなんじゃないのかなあ。すごい変態だと思いました。妹のことを着せ替え人形にしてるしな、当の妹は喜んでるけど。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第5話「廃校のテリーヌ思い出仕込み海賊風」
あ、一応ギャラクシーっぽい(藁
返しそびれた生徒カードを小学校に届けるというパシリっぽい仕事するエンジェル隊。キミたちの仕事はいったいなんなのだ? 安請け合いしたミスフィーユと情にほだされた蘭花のふたりがミッション参加。しかし、廃校か否かくらい調べてから出かけないのか……。という感じで海賊のいる宙域に侵入したミルフィーユ・蘭花組。モビルアーマーと素手でやりあう蘭花スゲ――。個人的に萌えてる蘭花メインでアクションしてる回なんだけど、作画だめだめなんでう――む。可もなし不可もなしされど面白くもなしという回でありました。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第6話「フォルテの遺跡煮込みトラブル漬け」
あ、今回もギャラクシーっぽい(藁
タイトル通り、フォルテ、ミルフィーユそしてノーマッドの3人中心エピソード。ロストテクノロジーの手がかり探しで遺跡発掘、ってツルハシとスコップでなんとかする気かこいつら、という話だな……。とてつもない悪運でいろんなもの発掘しまくりのミルフィーユが見つけたのがヘンな卵。その卵から産まれたのがピンクと白のネズミ。卵生哺乳類か!誰もツッコまないのか――!! ふとしたことからノーマッドに弱み握られたフォルテが怯えまくって、そして……という話だが、「よかった――!チビ太ったらとっても楽しそうです」 そうかあ? 前回と同じく作画だめだめなのとフォルテはんに興味なしなので、これといってべつになにもない回であります。だいたい第1話途中まで男だと思ってたしな、あんな爆乳晒してんのに。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第7話「遊園地名物にわとりコンポート添え」
順番により今回はミントたん話。
パトロールと称してシャトルルプりまくるミルフィーユ&(無表情に)ヴァニラ。今回の仕事はアミューズメントパークで発生してる誘拐未遂事件のパトロール。ほんと、この人たちいったい何者なんだろ? 遊び呆けてるミルフィーユに説教しつつも、マスコット、クックちゃんに耳飾りピクピク、ほわわわぁ〜なミントたん。立て板に水でとうとうとしゃべくりながらあくまで自分のみ!のために、蘭花とフォルテまで死んだことにして係員説得、クックちゃんの着ぐるみ着こんでるんるん(死語)なミントたん。す、素晴らしい――!! このくだらなストーリー!! これこそ俺がガラクシーに求めてるものなのだよ! も、もう何の意味もない……。ちなみに作画もすごくよい。どこキャプってもぜんぜんオッケーだもんなあ。いやあ、ええもの観させていただきました。




【雑誌】ウルトラジャンプ
10月号 集英社
やはり米村孝一郎の新連載に触れないわけにはいかないだろう。巻頭カラーで新連載「STREGA !」。よく考えてみると、スターシップが飛びまくるSF漫画って意外とないのかも、と思いながら読みました。洗練されたレトロ・フューチャーといった感じです。ソノラマ文庫テイスト? あ、秋山完と世界観共通してる部分あるのかも。「ファイアストーム」とか。魔女つながり。竹下堅次朗「Happy World !」。あれ? 唐突&驚愕展開。エルが子供産んでるよ! いくら単体生殖とはいえ、急だなあ。七瀬葵「ぷちモン」と介錯「魔法少女猫たると」のなぜだか邪悪に思える展開を眺めつつ、なんだこの「天上天下」のエロカラーピンナップは……と思いを馳せる今日この頃なのでありました。昭和初期、クーデターを巡る人間模様の悲しき決着を描く、伊藤悠の読み切り作品「黒白(こくびゃく)」のアクションの見せ方はさすがだなあ、と思いました。
【雑誌】別冊ヤングマガジン
No.24 講談社
新連載、藤枝奈己絵「超能力者 鈴木文子」。だめだめ〜な女子高生が1日1回超能力を使えるようになったものの、何やっていいのかわからなくて、まったくどうにもならない様子をだらだらと描いた漫画。癒し系ビジュアルだの、とにかく発想が貧困なところが微笑ましい作品。神への報告係であるはずの安倍くんがなんか淡白で冷たいところも素晴らしい。イダタツヒコ「ゴルディアス」はマーリオンとの争奪戦決着。原作:筒井康隆 作画:山崎さやか「NANASE」は原作をかなりうまくスピーディーにまとめてる気がします。これはなかなか上手いんじゃないかな。松浦まどか「ウッハハーレム学生寮」。とにかくスゴイタイトルだよね……。いきなり最後のページでこれまでのことすべてオジャンになるような展開ですが、どーすんでしょうね。やったら退学ってどう見つけるんだろう? 兄妹愛4コマ(;´Д`) 氏家ト全「妹は思春期」、なんかけっこう好き(藁 唯登詩樹「YUI SHOP」。もはや狂気の世界だよね!怖いよ、コレ。
【雑誌】「花とゆめ」 No.20 白泉社
羅川真里茂「しゃにむにGO」。フレディがフレディじゃない! というわけでウチくんとフレディのダブルス試合決着なんですが、なんというのか、泣かせますな。キャラ使い捨てにしないできちんとこういう見せ場を作ってあげるところがええなあと思います。あと、新しいところでは連載2回目、日高万里「ひつじの涙」がちょっと気になります。
そのほか。
・ 原作:さいふうめい 漫画:星野泰視「哲也」22巻
上野の権利を賭けた坊や哲vs.ドサ健の最終決戦開始。毎回毎回麻雀的にはサパーリな作品なんですがこの巻で二人がやってることもいやはや、という感じであります。せっかく3対1の勝負になってるのになんで実質サシの闘いになってるんだ? ドサ健がオープンリーチかけた局面でもダンチが差し込めばいいじゃん、コンビ打ちさんざやってきただろが、と思ったりするんですが。ハテナ〜。やっぱ限りなく雰囲気漫画だな……。一見筋が通ってるようでもじつは穴だらけなミステリ漫画に似ています。まあ、自分が何書いてるのかわかってないさいふうめい原作なんでしかたないんですけどね。
・ 原作:来賀友志 劇画:嶺岸信明「天牌」10巻
黒沢vs.入船の頂上決戦ついに決着。しかし来賀友志のクレイジーっぷりにはほとほと呆れ返りました。なんせ決着のつけ方が天和と地和の同時発生でしかもサイコロの目によって変化する取り出しのかたちから天和・地和が5通り発生する牌山を作って見せるのだからもう驚愕です。そんなの宇宙開闢以来ずっと麻雀打っててもきっと起きません。オカルトマンセ――!ぶりについては前述の「哲也」とあんまり変わらないと思うのですが、なんだろう、この狂いっぷりとこの濃さは……。一般誌漫画じゃないよね。
・ 寺沢大介「喰わせモン!」1巻 /2巻
びっくりするぐらいにいただけない漫画だと思うのですが、いかがか。料理人として修行することの必要性を否定
/ ただがむしゃらに働くだけで頭使わない店主 /
経営を度外視したメニューとか、ダメ料理漫画の要素がふんだんに盛り込まれてるよ! そもそも料理勝負やらコンテストやらの一発勝負ならともかく、これからずっと営業していくってのにあんな建て直しかたでいいの? と思ったりします。他人の好意に依存しすぎだし、それがまたうまくいったりする、このご都合主義展開!(怒) そもそも阪神大震災をたんなる泣きどころネタとして扱ってるしなあ。神戸の人はこの漫画読んでどう思うのだろうか? 「安っぽい偽善」という言葉が頭に浮かびます。
・ 佐久間智代「少年☆周波数 王様の棋譜」5巻
よく考えてみると「ヒカルの碁」とか「月下の棋士」とかより先にはじまってる漫画なんではなかろうか。時代を先取り!したわりにはまだ5巻だな……という高校生棋士漫画。ここでいう棋士とは将棋のほうであります。で、なんで話題にならないかというと、このタイトルじゃあ将棋漫画とはわからない、そしてそもそもぜんぜん将棋を指さない将棋漫画だからですな。女子高生がプロ野球の監督に就任する「ラフ・ダイヤモンド」もぜんぜん野球漫画じゃないしな―――表紙見りゃわかるけど。で、この「少年☆周波数」どんな漫画かっていうと、ボーイズライフ漫画。可愛らしい男子がむじゃきにじゃれあう姿見て楽しむ作品であると思います。でもその5巻では主人公である入江4段の出生の秘密ネタになっててかなりにダークな展開です。うーん、この作品ほどどこに向かってるのかわからない作品も珍しい。どうやったら終わるんだ? この話。
01/09/24(MON)
じぶんでも
いささか不便になってきたため、サイト内全文検索を設置しました。うーん、なかなか便利(藁
【単行本・漫画】 竹本泉「よみきり(はーと)もの」 1巻 エンターブレイン
「よみきり(はーと)もの」ってタイトルつけて、読み切り連載という形とれば、次回予告にタイトル載せなくてオッケーだし、しばりがないぶん思いついたことなんでもかける――ってあとがきで竹本泉本人書いてるんですが、やっぱり好き放題にのびのび描いてる作品集だと思います。
外見そっくりな眼鏡っ娘双子、美夏と美冬のアイデンティを巡る物語、「おんなじかんじW」のほのぼのトンデモなさもさることながら、なんか踏んだら「あう」といったからといって教室で「あうっあうっあうっ〜♪」って歌う(なんだそりゃ)、踏む女の子の話、「まんほ〜るのあう」、誰ともわからない相手と校舎のてっぺんから手を振り合う女の子の話、「あっちの屋根 こっちの屋根」、とにかくのびのびシュ−ルなお話ばっかし。いいなあ。あまりにタイトル通りの話、「みちのまんなかに岩」ってのにも驚きました。すごいね。うじゃうじゃ。
【単行本・漫画】 SABE「串やきP」 2巻 メディアファクトリー
考えてみるに、これくらいわけがわからないストーリーの漫画もそうそうなくって、はじめてのひとに説明するのはたいへんむつかしい。1巻のレビュ読んでもらえればひょっとしてわかってもらえる……? と思って読み返してみたら、あれ? 昔の俺、きちんと書いてるな、わかりやすい(藁
ペンギン虐殺女(?)こと、田中よしえ(本名:不二子)が、ヤクザの事務所襲って手に入れた大アリクイを刺客として鍛え上げ、串Pに挑む……ってのがこの2巻のメインなんですが、なんで田中よしえがそんなことしなきゃいけないのかってのは物語の中でぜんぜん説明されないんですよね。何考えてるのかさっぱりわからない人間ばかりが登場するってのはSABE作品の主な特徴なのですが、やはりこの作品でもそれはいえるのでした。
まだマトモといえそうなもう一方の主人公、春野晴間にしてもペット狂いのシスコン少年であり、彼の寵愛を一手に受けて育った妹の春流ちゃんもその歪んだ兄妹愛の弊害でクラスメイト男子とうまくいってなかったりします。なんかこう、まっとうじゃないんだよね。
かな―りゆがんだ青春漫画と「拳闘暗黒伝セスタス」
にも似た奴隷格闘漫画を強引に1つにまとめたような作品です。なんでこんなものを描こうと思うのか、SABEのメンタリティはまったく理解できないものなんですが、とにかくこういうのはここにしかないですね。すさまじいと思います。
【単行本・漫画】 氷川へきる「ぱにぽに」 1巻 ENIX
僕の中で、この作品にいちばん近い作品って、「あずまんが大王」じゃなくて「がんばれ酢めし疑獄!」なんですが、それは僕の頭がおかしいのかな?
【ANIME】コメットさん☆ 第26話「星力をください」 東宝・日本アニメーション
かなりのトホホエピソードとみた。
「スキっとなんにもない感じ」 どうやって暮らしてきたんだこの姉弟は……。ほんとは家出してきたんじゃないだろうか。タンバリン星国の議会の命令で派遣されたんじゃないの? カロンの目は死んでいる。
引越し屋のバイト始めてるケースケ。1人暮しなのか……学校行ってないのだろうか? 生い立ちやらなにやら謎なキャラが多い作品ではあるなあ。ふだんメテオさん★とか何してるんだろうか? 「星力でおもちゃいっぱいつくるんだ、友達みんな持ってるんだ」 ちょっと優しくされたらどこまでもつけあがるミラカロン。 「甘々だわったら、甘々よ!」 メテオさん★が一番の常識人になってしまってるこの状況、いったいなんなのだろう……? 不思議やねえ。 星力大暴走でマンションの中、大津波にしてるこのバカ姉弟。なんとかしてくれ! おいしいところコメットさん☆にさらわれメイドで登場(なぜだ?)のメテオたん★。とほほほほ――。「ケースケ、ライフガードとして海外に行っちゃう?」 ラストの引きのほうが本編より重要かも……。なんか姉弟の株下げただけのような気がしないでもないエピソードでありました。



【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第8話「天然ミルフィーユの査察あんかけ」
もう、何がなんだかさっぱりです……。
トランスバール皇国軍本部から査察官がやってきて、「さっさとロストテクノロジーを探しやがれ!」とかハッパかけまくる話なんですが、ミルフィーユ曰く 「どんなものなんかぜんぜん知らないんです――基地内を探してみましょう」 え! 基地の中にあるの? 「ロスト」って、ここでなくしたってことなの? とにかくサパーリな内容でやたら居丈高な査察官と完璧天然ボケミルフィーユの組み合わせで見せるシナリオだと思うんだけど、ロストテクノロジー探索がなんで、エンジェル隊お部屋訪問! の巻、になるのかぜんぜんわからねえ! とにかくいろいろサパーリだ。 ProjectG.A のHOTLINEとか見ても回答になってないような回答多いし。「次第に明らかに……」、「これもそのうち……」、「ひみつです」 アバウトとしかいいようないな――。今回出てきた使い捨てキャラも査察官なんだか社長なんだかぜんぜんわかんねえよ! 異様なノリに脱力。ガラクシー的には点が高い作品な気がするけど一般的にはどーかな、という回でありました。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第9話「ロストテクノロジーのローストビーフ」
第9話にしてやっとロストテクノロジー探索に向かうエンジェル隊ご一行。ミルフィーユだけは専用紋章機がまだ届いてないのとダイエットのため(?)基地居残り。巨大宇宙船に閉じ込められオバケ軍団に追いかけられてあっさり錯乱のフォルテはん、小型爆弾にぎりしめて「これでオバケもイチコロ〜」 「それじゃ全員イチコロ〜」 紋章機届いて4人(+α)の捜索にミルフィーユ向かってもとーぜんのように焼け石に水でどーにもならん。とにかく錯乱中のフォルテはんとヤケ起こしてる蘭花のドタバタコンビ、そしてミント、ヴァニラのクールコンビ、両者の溝を遅れてやってきた天然ボケ、ミルフィーユが埋めるといったキャラ配置で見せる回ではあるんだけど、少々がちゃがちゃしすぎなのかも。作画も悪くはないんだけどくねくねした動きするのがちょっと気になる。涼しい顔してシドイことするミントたんの極悪ぶりがだんだん見えてきていい感じではあるんだけど。



【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第10話「恋の小龍包ルージュ風味」
蘭花中心エピソード。つーか、蘭花萌え対象の話だな……。
アイドルに失恋して部屋閉じこもり(オイオイ)な蘭花の元に謎の小包が届いて、開けたら全裸の美形人造人間ご登場、顔真っ赤にしてうろたえる純情っぷりになかなか萌えたりする。詮索しまくりな暇人4人をなんとか追っ払って製造会社に返品しにいくもしだいになんかデートみたくなってきて……という話。しかしなんで爆発&絶叫オチにするかな(;´Д`)
途中ちょっとダレてるカットもあるけど、サービスの水着カットやら最近ギャグキャラだった蘭花が久々に可愛く描いてあってなかなか満足したりした。よいよい。



01/09/25(TUE)
深海ミウミウふたたび
2本買ったらテンガイハタ(幼魚)とボウエンギョでなんか嬉しい。こんなちっちゃな幸せだいじに拾う毎日。
最近集中力ぜんぜんなくって、30分のTV番組すら満足に見られない。だからギャラクシーエンジェル観まくってるのか(藁
そういったわけで、やはり小説も短編集くらいしか読めなくって、今読んでるのは金井美恵子「ピクニック、その他の短篇」。講談社学芸文庫、高いけど好きなんだよ。装丁も美しいし。
この中から1篇読んで、ギャラクシーエンジェル1話観てを交互に繰り返してると頭がおかしくなりそうでたいへん楽しいです。どっちもシュールなんだけど、あきらかに対極であります。わはは。
【雑誌】 アフタヌーン 11月号 講談社
講談社文庫のカラー広告入ってるってちょっと違和感あるなあ。
どうでもいいことはともかく、感想だ。新連載、おっと久々、ヒロモト森一「STONE」。クジラ捕りの少女ジジを主人公にした海洋アクション、なんだけど登場するクジラやジョーズは完全異形化してるし海域には海獣や海賊が跳梁跋扈してるしそもそも人類はいちど滅亡して魔法文明と機械文明が融合してるっぽいしということでヒロモトフィルターかかった歪んだ世界って感じです。異形コレクション「水妖」の中でこの人が描いてた短編もそうなんですが、海に潜む「魔」のものにこだわりがある人な気がするんでその点でちょっと注目。実際、沙クジラの造形なんかスゴイし。沙村広明「無限の住人」。なんでいまさら剣技の鍛錬なんかしてんのかよくわかんない凛なんだけど、まあ、お話としてはぜんぜん進んでません。偽一と万次が闘ったとしたらまず間違いなく偽一勝つな(藁 だって万次弱いし。原案:GAINAX 漫画:鶴田謙二「アベノ橋魔法☆商店街」。うーん、短い。ここらで限界なのか(早すぎ)、いやもうちょっとは、なんとか……。知らない間にアベノ橋商店街全体がパラレルワールドにスライドしてって展開なんだと思うんだけど、頼むから、続け! ギャグパラ入選、近藤有史「Tonkathu
Hazard」。この綴りでいいんだろうか。あらすじで「本気で………果てた」は蛇足。真右衛門「G組のG」。毎回いい出来だと思う。鬼頭莫宏「なるたる」。「秕」って名前、たしかにひどい。「スカ」って感じ。鶴丸がどんどんいいキャラになってる気がするのは単なる気のせいなんだろうか。ギャグパラ大賞受賞作、遠藤圭介「大変そうな機械とか。」 「……そうな」ときて「……とか。」でしめるのは語感的に気になる。ダメじゃないか? 機械ネタで通す4コマってのはなかなか着眼点がいいと思うけど、あとは「一生懸命機械」をいかに超えるか、あさりよしとお風味をどう消すか、かな。桜玉吉「なぁゲームをやろうじゃないか!」。もはや駄洒落にもなんにもなってないけど、内容は素晴らしい。いかに作家としての魂を安売りするか、の物語(藁 黒田硫黄「茄子」。若年寄カップル再び登場。なんでこんな見開き使うかな……感情移入してる(;´Д`)
コッチとしては一抹の寂しさをおぼえる終わりかたなんだけど、この淡白な感じがええのかな。もう1回くらいキャッチボールしてもらいたいものであります。あんまし言及してないけど、じつは大西巷一「女女渦 JOKER」も結構好き。植芝理一「夢使い」はじつは小説化したら普通の伝奇ものになる気がしてるんだけど、なんでこんなふうに描くかな、という感じです。メテオさんはちょっとイイネ(はーと)とか言ってる。予想通り(藁 岡崎二郎「緑の黙示録」第2話。ネイチャーサイエンス? あまりに正当な内容なのでじつは言及がむつかしい作品なのであります。
【雑誌】 近代麻雀ゴールド 11月号 竹書房
なんかレベル高い。とはいっても麻雀漫画畑以外のところから実力派作家さん連れてきてるだけ、という気がしないでもないが。というわけでなんで四季賞→ヤンサンからここかな、の佐藤秀峰「示談公証人M」。なんだこの超ハードな展開は……。昼間から雀荘でブラブラしてるチンピラ、坂本は負け分をチャラにするかわりに、示談屋と称する男のパートナーとしてバイトするハメになった。軽い気持ちで引き受けた坂本ではあったが、待ちうけていたのは生死を賭した麻雀という名前の地獄であった……というもの。たぶん今回の話をきっかけにして、示談屋という稼業に足を踏み入れていく坂本の姿を描く作品だと思います。これ、単行本になるんだろうかなあ。いくら作品としてのクオリティが高くとも竹書房だから安心はできない。そして、原作:有元美保 作画:安達哲「ギャル雀」。最終回。収まるところに収まった、というラストではあったんですが、最後のページで笑い。なんじゃいな。これも単行本にまとまるんだろうか、竹には心配だらけだ。神田たけ志「Shoichi」。なんと次回で最終回とのことで、南編でまさか終わるとは思わなかったのでビックリでした。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第11話「包帯巻き銃弾散らし寿司」
なぜか西部編(藁
このええかげん展開、ホント、思いつきでやってるとしか考えられないんだけどな……。
ロストテクノロジー探索でフォルテ&ヴァニラ(+ノーマッド)が向かった先はなぜだか西部時代っぽい惑星。ウエスタン! ヴァニラとはぐれたフォルテが世話になった先はボンクラ院長有するインチキ医者で、クラッシック銃のコレクションにつられて商売敵の良心的な開業医、町から追い出す用心棒役をひきうけることになる……というお話。いらんことしとらんで、さっさと仕事せんか! といってしまえばそれで終いのストーリーであいかわらずぜんぜん意味がわかりまへん(;´Д`)
つまんなくはないんだけど強力に面白いこともない回で、個人的にムカツキ以外の何物も感じえないキャラではあるんだけど、凶悪天然ボケ・ミルフィーユ・桜葉の不在がこの回をきわめて普通な出来にしてしまってるのかも、とか思った。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第12話「ベースボールとネグリジェのグラッセ」
またなんだかトンデモにわけわからん話だな……。
宇宙海兵隊(?)との野球試合。野球未経験者4人と数合わせのロボットそしてぬいぐるみ(ノーマッド)含めたエンジェル隊チームはお話にならないどころじゃなくって、9回裏2アウトで100対0だったりする。なんだそりゃ? 男球でも出そうっての? とーぜんぜんぜんやる気なしのエンジェル隊なんだけど、海兵隊監督がネグリジェひらひらさせてるのがど―にも気になって、なに? とか思ったら案の定スケスケネグリジェでお酌するって罰ゲーム賭けられてたこと知らされてぎゃ―――!! というお話。
可愛い面して極悪ミントたんがケモノ耳ぴくぴくさせながら考えた逆転策っーのがズバリ水着悩殺作戦で(笑)、そんなんでなんとかなるんか……でもなんとかなった(藁 「すぺぇっしゃぁる・さーびす、していただきますわ」 交渉の際にフォルテと蘭花人身御供に差し出す約束勝手にしてるのもまた鬼っーか。ひとりだけスクール水着着てるのは自分の趣味だろなきっと。しかもラスト、ほとんど意味なくグランドから不発弾出現で強引な爆破オチになるあたりとか、すげ―――!!




【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第13話「大誘拐満漢全席」
うーん、アホすぎる……まとめて観るとくるものがあるネ!
軍の機密書類受け渡しに向かったミントたん蘭花たん(またパシりか……)。でも「誘拐されてしまいましたわ」とか通信入って基地の一同ガ―――ン!! しかも身代金が1億! ところがこの誘拐ってのはそもそも紋章機で事故った損害賠償を自分ら以外の誰かに肩代わりさせようっていう極悪ミントたんの発案でつまりは狂言。ところが身代金要求されたフォルテはじめとした基地のご一行もそんな身代金まともに払う気なんざさらさらなくって、今度はウォルコット中佐誘拐されたことにして軍本部に身代金要求しようとして、軍本部もそんな予算用意できなくて今度はべつの狂言誘拐を……って誘拐の輪がぐるぐる回ってくお話。それにしてもケモノ耳(飾りとしてつけてるだけ)ぴくぴくさせながら次から次へと極悪アイデア思いつくミントたんってキャラはなかなかすごいなあ、ちょっと調べたらCV担当してる沢城みゆきってまだ16歳になったばっかなのかい……とさらに驚く。すごいなあ。



01/09/26(WED)
全文検索エンジン
こないだ導入した全文検索エンジン msearch
なんですが、これはなかなか素晴らしいのではないかと思われます。
Perl版スクリプト、インデックス作成型全文検索エンジンといってスタンダードなものといえばもちろん
Namazu
なんですが、いかんせん設置が面倒っていうのがあって、初心者の方は二の足踏んでしまうかも。じつは僕もそんな感じでした。
ところが、msearch
のほうはほとんど何も考えなくても導入できちゃうんですよね。かなりのおすすめだと思っていて、ここでは短い期間ですが個人的に使ってみた雑感、良い点悪い点なんかを書いてみたいと思います。
良い点
・ 設置がとにかく楽。掲示板とかカウンタ設置する程度の労力でOK。
・ not検索、url検索などに対応。
・ 検索に引っかかって欲しくないもの、たとえば隠しページのhtmlファイルなんかを指定可能。これはファイル、フォルダ単位で指定可能。またファイルタイプも指定できる。
・ インデックス更新を専用のcgiスクリプトで行なうため、感覚的にわかりやすい。
・ キーワードがマッチした部分の強調表示が可能。(デフォルトは<b>。これはカスタマイズ可能)
悪い点
・ Namazuと比較すると検索速度は若干遅い。
・ 全角1文字をキーワードにして検索すると速度低下、適合率の低下が発生する。
くわしくは全文検索ソフト(Perl版)徹底比較読んでいただければいいかも。
とにかく気軽に導入可能なんで掲示板自分のところに置いてるような人は試してみても損はないような気がします。初心者〜中級者向けかな。ちなみにインデックスのサイズですが、うちのサイトで対象としてるファイル数が198、これで2.7Mバイト必要でした。Namazuでインデックス作る場合より若干コンパクトになるらしいです。
プロペラ
「プロペラ天国」の恋愛探偵組チラシ描いたの、OVAでゆりのCV担当してる井端珠里なんだ。どうりで本物っぽいと思った。(ちなみにまだ14歳) 単行本カバー取ってオマケ漫画、「プロペラじごく」を見てみよう。
あ――、レビュ書き直したいなあ。まるまる書き直すかも。「プロペラ天国」っていわば構造についてのお話で、合成人間の造形のみならず、物語自体の構造が「プロペラ」になってるところが重要なんですよ。ワンアイデアのSF短篇1冊に漫画化した感じで。「ミルククローゼット」の感想が出たときも同じ同じ言われたんですが、この人の作品ってそんなに似かよってます? そんな気はとくにしないんですけど、似てるのかなあ? ガジェットが特殊だからそう見えるのかなあ、不思議です。他の作家さんでもそうそう作品ごとに作風変えてないはずで、この人だけなんでそんな言われようされるのか、イマイチよくわからん。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第14話「Downtown
Soulfood ODEN」
うーん、作画最高だしシナリオの出来もいいしで、「これ、本当にガラクシー?」とビックリしたりしますが、残念ながら余分なエピソードだな、とも思ったりします。
物語の舞台は凶悪犯罪があとをたたないダウンタウン。馴染みのおでん屋に毎夜足を運ぶフォルテはふとしたきっかけからミリィという悪ガキと知り合う。父親は終身刑で刑務所暮らし、母親は男作ってどこかに逃げてったという悲惨な環境で荒んだ毎日を送るミリィの姿にかつての自分を重ね合わせたフォルテは彼女(女の子なのだ)へと手をさしのべてやる……というストーリーで、ズバリまっとう極まりないエピソード。しかしシリーズ構成の中じゃ浮いてるというか唐突にすぎるという印象です。今後ミリィが再登場してストーリーに絡むとかは考えられないし、そもそもほかのキャラの過去話描くつもりなのだろうか、とか考えると「べつにフォルテの過去だけ突然語られてもなあ……」と、ちと困るんですな。こういうのはビバップとかにまかせてガラクシーにはもっと脳が溶けそうなお話だけやっていただきたいものであります。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第15話「落しモノぽとふ」
ああ、あほじゃ、あほじゃ。よきかな
大事なものなくしちゃって戒律により断食中のヴァニラが死んじゃいそう。 「え―――!」 ズギューン! 驚きついでに眉間を撃ち抜かれるノーマッド。「なぜ撃つ……」 でも探し物がなんだかわからない〜(本人に聞けよ) 銀河の母の登場だ〜(中身は蘭花) ひどくテケトーなご神託受けてミルフィーユGO! 「おとしもの、さがしTai!」 ぱっぱっぱっぱっぱっぱやっぱやっぱぱやっぱぱ〜 「いじめっこ! やだやだぁ〜 こわかった〜」 異様なレベルの凶運で財宝ひろいまくるミルフィーユ。でも探し物じゃないからお払い箱―――。 フォルテ、ミント、蘭花らはヴァニラのあんまりなふるまいにキレて非難轟々。「ヴァニラさんは悪くない、ヴァニラさんを苛めちゃヤダ――」 泣き出すミルフィーユ。 そんでとんでもないとこからカンジンの探し物見つかって、チャンチャン。アレ? 街で落としたんじゃなかったの? ミルフィーユの精神年齢6歳くらいですな(;´Д`)




【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第16話「グリル・ド・箱入りムスメ」
ここんとこ作画安定してて安心して観られるな―――。
単独任務でエンジェル隊基地をながらく留守にしてたフォルテ。またフォルテエピソード(;´Д`)
珍しく蘭花がお迎えにきたかと思いきや「フォルテさん、死んでもらえます?」 相手が軍のお偉いさんだってことすっかり忘れてデートすっぽかした言い訳に同僚死んだことにしたらエンジェル隊にまで伝わってきていつのまにか子供かばって名誉の殉職したことになってる。この美談(?)がマスコミの波及効果で宇宙中に広まって、軍は軍でイメージアップ戦略の一環として国賓規模な葬儀主催することに決定して……といった塩梅にしだいににっちもさっちも行かない状況に追いこまれてくあたりのテンポよい展開が小気味良い。軍の英雄としてもてはやされてるの棺の中で聞いてるうちにだんだん洗脳されてきて、「葬式ってのも悪くないね……」とか言い出すフォルテが楽しい。しらないうちに無人惑星でひとり余生送るコース決定! されたりして、社会的には大・抹・殺!! さすがに責任感じた蘭花と棺桶でいっしょ! なるもそれでどうなるものでもない(;´Д`)
オチは比較的オーソドックスでしたな。叫びオチ。



01/09/27(THU)
でんわ
ど忘れしてたせいか、なんか昨日電話止まってて(藁 あわててNTTに払いに行った。
なんで気がつかなかったかっていうとズバリ、ネットには普段通り接続できていたせいで、つまり電話止まっててもADSL接続にはぜんぜん影響なしということなのですな。電話が止まるということが具体的になんなのかがよくわからないのですが、アナログ回線は使用不可になってもADSLで使ってる周波数帯域でのデータやりとりはぜんぜん問題なく使える、ということなんでしょうか。電話が止まるってスイッチでバチッと完全に回路切断してしまうような印象持ってたんですが、じつはそうではないのかな?
ふと考えてみるに、携帯やメールでのやりとり中心で長電話しないような人、家の回線はもっぱらネット接続用みたいな人なら電話止まってもぜんぜん問題なしじゃん、という事実が浮上してきました。これ合ってるのかな? 昨日いろいろ実験しとけばよかったんですが、そこまで気が回りませんでした。あれ? ということは、インターネット電話だったらアナログ回線使用不可の状態でも問題なく使えるってこと? じゃ電話止まっててもぜんぜん問題ないじゃん!
もしこれ正解だったら僕にノーベル電話賞をください。グラハム・ベルが草葉の陰から怒ってる。
ぴんぽん
TV.Bros 今週号で松本大洋がとりあげられてました。
全単行本完全ガイド(本人一言解説付き)、インタビュー、そして映画「ピンポン」キャストインタビューと、6ページと小ぶりな特集のわりにはなかなかの内容でした。それにしても、映画「ピンポン」のメインキャスト、みんなえらい年いってるな―(藁
ペコ役、窪塚洋介の22歳ってのはまあいいとして、アクマ役の大倉孝二が27、ドラゴン役の中村獅童なんかもうすぐ30。スマイル役のARATAについては写真がなかったんでよくわからないんですが、前述の3人はそれぞれ演ずる役のイメージにぴったりで驚きました。ドラゴンなんかホントにドラゴンなんですよ。スキンヘッドで眉まで剃ってる。ちなみに大倉孝二はケラリーノ・サンドロビッチ率いる劇団ナイロン100℃の役者さんで、中村獅童は歌舞伎の人です。そういえば、松尾スズキと竹中直人ってこういう映画にはなんか絶対いるよな、とちょっと思いました。
みらくる
ふだん野球にぜんぜん興味ない人間がこんなときだけ言うのもなんだと思いますが、いやあ、さすがにスゴいと思った。
【単行本・漫画】 三家本礼「ゾンビ屋れい子」6巻 ぶんか社ホラーM
コミックス
まさかこんな展開になるとは……。
スター・コレクターにゾンビ召還者の証たる星を奪われ一般人化したれい子とリルカ。世界を我が物にせんという野望半ばにしてその力を失ったリルカは部下、零元志呂子の裏切りに遭い、撃たれたものを怪物に変貌させ忠実な僕(しもべ)と化す「運命の弾丸」を撃ちこまれてしまう……という5巻の続き。
上に書いたのもネタバレなんで心苦しいんですが、とにかくこれだけテンポ早く誰も予想できないような方向にドライブしてく物語だと、正直なんにも書けないよ! 「これはしばらくもつだろ……」って感じで重要そうなキャラでも1巻ぶんもたないで死ぬんですよね(;´Д`)
たとえるならば時速300kmくらいで疾走するジェットコースター・スプラッタ・ホラーといったところで、正直、「ジョジョの10倍速」とはよくいったものであります。ホント、これくらい展開早く登場人物ガンガン死にまくる漫画、ほかにはないよ―――!!
物語の中のホラー属性だけに注目して、たとえばジョジョ第3部をデヴィッド・クローネンバーグに例えたとしたら(スタンド「女帝」の幼体って「シーバーズ」が元ネタなんではないかと思う。「チュミ――ン」っての)、この「ゾンビ屋れい子」はサム・ライミ以降の感覚。つまりスプラッタ描写が限界までいきついて笑いに転じてしまう感覚だと思います。だからとんでもなく凄惨な状況の連発で、さっきまでピンピンしてた友人とかもあっさり死んでたりするんだけど、なんかほのぼの笑える作品になっている。これはいいのだろうか。
快楽原則全般にかなり忠実なつくりになってきていて、登場する女性キャラ例外なく巨乳になってて乳首浮いてて、気がつくとなんか脱いでる(;´Д`) とんでもない状況になってる作品なんですが、楽しいのでよいよい。
そういえば、ゾンビ屋れい子単行本もう一つの見物として巻末お便りコーナー「ギャラリーゾンビ屋」があると思っていて、この巻でも11歳とかの女の子が、「百合川さん大好き」とか似顔絵ハガキ送ってきてます。「おいおい、そいつゾンビやで」(;´Д`)
とか思ったりします。この子らの将来がたいへん心配であります(藁
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第17話「エンジェル缶詰ほうとう付き」
「洗車場に戦車やて、それじゃ洒落にもなりまへんがな―――」というサブ〜いギャグからスタート。
「でじこのニュースだにょ! 戦車が盗まれたにょ!」 ミルフィーユ&ミントのうそ臭い天然ボケ&小憎らしい子供コンビが戦車いきなり発見! もぐりこんだら中に誰もいな―――い! 適当にいじったら止まらなくなるわ落下するわ怪獣出るわワープするわ、いつのまにか戦車盗難の犯人にされてるわさあたいへん。「お前らは包囲されていーる! すみやかに抵抗をやめてでてきなさ――い!」 「フォルテさん、いくら武器好きだからって戦車盗んじゃダメですよ〜」 首謀者として連行されるフォルテ。けっきょく自立型行動兵器が逃亡しただけの話で、盗難うんぬんはぜんぜんウソっぱち。「戦車さん、いやがってます……せっかく、自由になれたんですよ。美味しいものもいっぱい食べたいだろうし」 目に涙を浮かべてわけわからんことを訴えるミルフィーユ。さすがうさんくさい天然ボケだ……。うそ耳回転させて飛んだり、ワープ中にふにゃふにゃしたり、めずらしく鬼畜子供でないミントたんがやったら可愛く描けてたのが印象的な回でした。「もう、メチャクチャだにょ!」




01/09/28(FRI)
トップページの
上のほうがデザイン的にどうもうるさかったので一時的にフレーム使って
表示/非表示
が選択できるようにしてみました。アイコン使ったり、もうちょっと凝ってみてもよかったんですが、めんどうくさいんでシンプルかつ無難にまとめてお茶にごしました。そのうちニュース系サイトとかがよくやってる、巡回用リンクなんかも追加してみたいと思います。
俺って小説読むの、ホントに遅いな――。ぜんぜん読めてないので感想が追加できません。
【単行本・漫画】 安永航一郎「火星人刑事」 5巻 集英社
えーと、この作品のことを知らない人に説明するのはとてもむつかしいのですが、どうすればいいんでしょうかね。
最初のころは「三十路女のうれしくないコスプレパンティーラ漫画」だったんですが、最近そうでもない。
この巻のメインは織田川あかねがわざわざスペインまでいってスカウトしてきた(ただし旅費も自腹でムリヤリ連れてきた)イザベルvs.火星人刑事軍団、なわけですが、主人公であるはずの栗瀬はじめとして、歳いった(;´Д`)
ヒトたちはあんまし活躍しとらんのう……。いちばん力入ったバトルはたまたま出会った(藁 雪風vs.イザベルのデジタルビデオ争奪町内野球拳大会だったりします。北原さんがずいぶんマトモなキャラになってきてて驚いた。なんだろう、相対的なものなんだろうか?
【単行本・漫画】 ハルマチコ「LOVEパワー2000」 集英社
ハルマチコってすごいよね〜。
数あまた出てる少女漫画の新刊のなかから、よりによってこれを紹介するのか……という疑問は尽きねども、なんとなく書いてみよう。このヒトはやはりある意味極まってる作風だと思うので。
「ツッコミどころに枚挙の暇なし!」とか「なんでこんなポーズで描くんだ!」、「なんともいえないマターリとしたヘタレ感覚、これはまた、結構なお手前で……」といったフレーズがこのヒトの作風を的確にあらわしていると思うんだけど、けなしてるつもりでは毛頭ないのです。思春期の少女たちのあふれる思いの暴走がとんでもなところに着地するさまを、現代的とは口が裂けても言えない鼻が伸びます舌を抜かれます独特な感覚で描ききったのがハルマチコワールドだと思うし、洗練されて普通の漫画になったらそんなの何の価値もないよ!! このヒト、胸ときめいてる思いの表現として「 ドキン ドキン 」って書くんだよ、すご――い。 驚きだね! いまどきそんな作家さんなかなかいません!
とにかくLOVE至上主義! それ以外のものは描きません! なのかしらないけど、「フレフレ 春町 ガンバレガンバレ 春町!!」で甲子園出場が決定してしまう(応援席ないんだけど、これで地区大会決勝なのか……)応援部ラブコメである表題作「LOVEパワー2000」のすさまじストーリーもさることながら、留年した彼氏の逆アッシー(うわ、書きたくない単語だ)になってる女の子の物語「逆アシ走る!」の驚愕の幕切れ、脱力のラストページ、そしてハルマチコ作品の重要な部分を担っていると思われるヘッポコポージングが存分に楽しめる「チョコっとKISS」の怒涛のラストシーン、家庭教師と教え子のまともなラブストーリーのように一見思えるものの、この家庭教師じつはなんにも教えてないじゃないの? と疑問渦巻く「恋愛方程式」と、とにかくすごい。こんなに「 ドキン ドキン 」書いてある漫画本もはじめて見た。やはり稀有な作家であることよ。
【単行本・漫画】
原作:香川まさひと 作画:松村陽子「臨床心理士聖徳太一」 2巻 集英社
背中に彫り物しょった異色の臨床心理士(カウンセラー)聖徳太一が、さまざまな手段をもって依頼人の病んだ心を癒すシリーズ。
何を考えているのかわからないセンセイと助手の女の子という組み合わせはわりにオーソドックスで、たとえば「サイコドクター」なんかとも共通しています。母親に虐待を受け、あげく狭い檻の中に1年間閉じ込められていたせいで感情を失った、という主人公の設定も魅力的ですし、ストーリーテリングも巧み。なかなか読ませる作品だと思います。
するすると読まされてしまうのですが、ふと思うのは、「そんな人間がカウンセラーとして仕事していいの?」という疑問であります。もちろんこれは母親の虐待から開放された後、暴力にあけくれる毎日を送っていたという過去だとか、背中に彫り物がある、とかそういう問題ではなく、まだ主人公自身過去のトラウマから抜けきれていない、むしろ患者に限りなく近いのは流石にマズいんでない? ということであります。
この巻のエピソードの中でも、自分と同じ種類の虐待を母親から受けて育った少年に自己を重ね合わせてみたりとか、素人目に見ても危うげな行動いっぱいしてるので、気になってしかたありません。力のある原作なんでついうっかり納得してしまいそうになってしまうのが怖いなあ。患者とカウンセラーの距離関係については前述の「サイコドクター」のほうがうまくやっていたような気がします。
あ、そういえば、この巻から登場する飄々としたヤクザの若親分のキャラは素晴らしいですね。セリフがとてもカッコいいです……なんとなく原作者である香川まさひと氏の仕事について検索してみたらこんな感じでした。Vシネマの脚本が多いのか、ヤクザ描写が上手いのはうなづけました。「あさってDANCE」とか「健康師ダン」の脚本も担当してるんですね。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第18話「サルのサルベージコンボ」
またフォルテ? つーか、結局、蘭花たんって常識人なんで狂ったエピソードではメインはれないのだな(;´Д`)
紋章機トラブらせたフォルテ一行が修理のためにたちよった宇宙ステーション、そこにいたのは猿、猿、猿、猿ばかり。いったい何故? というお話で、つまりはガサツ女フォルテが猿以下であることを証明するためのエピソードであるのですよ、わかりましたか、モナミ? 「いや―――!!」 頭ぶんぶんふりまわし耳ぴくぴくさせながら、パニック状態でそこらじゅうぱたぱた走り回るミントたんますますガサツになってくフォルテ姉御、そしていつもと変わらぬ平常心ヴァニラの対比で見せるあたりとかじつはオーソドックスな脚本といえそうなんだけど、イマイチひねりが足らんのと、最後尺30秒近く余らせたあげく落書きアニメで誤魔化したりするのが減点ですな。つまんなくはないし作画もよいんだけどお話としての完成度が低い回でありました。ひどく普通な感想だな(;´Д`)


01/09/29(SAT)
きのう
カツアゲされそうになりました。あぶないあぶない。
【単行本・小説】
北野勇作「クラゲの海に浮かぶ舟」 徳間書店デュアル文庫
やっと読み終わりました。時間かかった。
ごろごろしていたぼくの元に彼女がやってきた。彼女のことは思い出せなかった。
彼女がぼくに語るのは<これまでのあらすじ>。
―――ぼくと彼女は科学者だった。勤務先はネクストライフ・コーポレーション技術開発部。蛋白質工学を専門とする研究員だったぼくは人工生物を作るための研究に従事していた。ぼくは苦労の果てにその開発に成功した。ところが会社の方針によりその開発はぼくの意に反する方向で進められることになった。続行を拒否したぼくは結局会社を去ることになり、研究に関するぼくの記憶はすべて破壊される。彼女の記憶もその時いっしょに消えてしまったらしい。いろんなことを忘れたぼくは、その引き替えにもらった退職金を手に今日もごろごろしていたのであった。
そして、失われた記憶を巡るぼくの物語がはじまった。
筒井康隆は「現代のドグラ・マグラ」って評したらしいけど、読んでる最中に思ったのは、これって主観的な「ブラッド・ミュージック」かなあ、ということでした。意思とは関係なしに変化、揺らいでいく記憶、意識、そのほかいろいろ。時系列に沿って神の視点から鳥瞰的に描かれる種の変容を描いた「ブラッド・ミュージック」のパーツをばらばらにしてパズルとして組み立てなおした感じ。しかも現実と幻想がときどき混じりあってたりして油断がなりません。ぼくがいったい誰なのか、君はいったい誰なのか、はっきりしないままに進行するストーリーはどこか現実感が希薄でとりとめがなく、物語の舞台となるステージが空中に浮かんでいて、そこで演じられている「クラゲの海に浮かぶ舟」なる劇を少し離れた場所から眺めているような、しかも演ずる役者たちは全員ゼラチン質でほんの少し目を離すとその姿を変えてしまう、そんな感覚だなあ、と思っていたんですが……
違うわ、これ。
もっともっと残酷で悲しいお話ですね。
個人的であるがゆえにもっと孤独。世界とは関係ないところでひとり、望まないラストシーンが決まってる夢をくり返し再生するってのはいったいどんな気分なんでしょう。
ミステリ的な解答は用意されてる、ような気もするけどそれが正解なのかはわからない。
ラストで語られたことが本当なのかにも確信などなくって、曖昧なままにとどめておく北野勇作の作風は読者をひどく不安な気分(もしくはクエスチョンマークの嵐)に置きっぱなしにするようで、「ここらへんもっと親切になれんかなあ」と思ったりしますが、それはこの人だからしかたないのかな。
この作品、じつは1種のショック小説だと思うんだけど、気がつかないと単なる「とりとめないお話」で終わってしまいそう。ひどくもったいない気がします。それはたぶん、すべての文章表現が簡潔で淡々としすぎているからで、表現に緩急つけたり、もうちょっと心にひっかかってくるような言葉繰ってあざとく盛り上げるような作品のほうが個人的に好みではあります。せっかくだから衝撃受けてもらいましょう! 心臓止めてもらいましょう! って思っちゃうんだよね。これは貧乏性?
SFと幻想のあいだを揺蕩うような物語、のように見えてじつはそうでない、奇妙な作品です。
・ eNOVELS 北野勇作特集 異形コレクション以外に掲載された短篇、SFマガジンや少年王などに発表されたものも1冊にまとまってくれないかなあ。「ヒトデナシの海」とか、タイトルだけで魅力的であります。
・ 幻想部分だけの感触でいうと津原泰水「ペニス」と似てる気がしました。意外です。
・ プロペラの橋本晋がイラスト担当してるんですが、この画、そんなに悪い気はしないけどなあ……俺がイラストレーターだったらこんな小説のイラスト仕事は受けたくないな、むつかしすぎるよ!と思いまいた。
【雑誌】 ヤングキングOURS 11月号 少年画報社
あ、ぼくアワーズ好きだわ、と思ってしまいました。ほとんどの作家が自分の描きたいことだけ描いてるからかなあ。平野耕太「ヘルシング」。カコイ――ネ―――この邪悪な眼鏡っ娘(藁 このセリフ繰り、素晴らしいですなあ。 原作:冲方丁 作画:伊藤真美「ピルグリム・イエーガー」。連載第2回だけど、もう単行本期待できるな、というかアクションシーン+αで終わっちゃったからなあ。基本的に単行本読み前提漫画ばかりの雑誌なんですよね。宇河弘樹「朝霧の巫女」はデジカメ撮影がポイントだな(藁 なんだかんだいってみんなじっくり眺めてますな。ナニされたんでしょうか(;´Д`) 伊藤明弘「ジオブリーダーズ」。なんだこの3人は? そしてなぜ下着? というナイス展開(藁 小泉真理「ジンクホワイト」。開眼の瞬間。いいですな。六道神士「こちら四天王寺研究所前公園」(;´Д`) 短い。新しい娘っ子出てきた。なんかこの娘、でかくない? 竿尾悟の漫画ほど頭悪い漫画なかなかないな……なんだあの服……。佐野タカシが読み切り「IDOL」描いてます。
【雑誌】 ヤングアニマル
No.19 白泉社
しっかし、林崎文博「VF」の見開きの使いかた、どうよ? 取り締まれ! まさに若・獣! セックス&バイオレンスだね! しかもムリヤリつけたした感じの(;´Д`) 俺的最低漫画ランキング上位の実力はさすがダテじゃないなあと再確認(するな)。 文月晃「藍より青し」の花火大会お約束ネタぶりにも驚かされましたが、また増殖? 二宮ひかる「ハネムーンサラダ」はやっとタイトルの意味が出てきた、ってことで事実もうクライマックス直前なんじゃないかな。最終回、たくまる圭「吉浦大漁節」。この漫画ののびやかさにはホント癒されます。いいなあ。単行本になってほしいよなあ。なごむね! いくら女子プロものとはいえ、川本貴裕に格闘漫画描かすのはどうかという気がするが……。技来静也「拳闘暗黒伝セスタス」はまた悲惨な展開になりそうだなあ。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第19話「エンジェルキッス・ガトー・デ・ミルフィーユ」
うーむ、まともなエピソードだ……。
なんだけど、前にも書いた通りふつーなええお話はガラクシー的にいらん、と思ってる俺なんで残念ながら(不当に)評価低目かも〜。え――、OFF日に珍しくめかしこんでお出かけ、「ひょっとしてデート!?」と訝るエンジェル隊の面々。とはいってもデートのお相手はノーマッド、福引で当たったディナーチケット片手にレストランでテーブルマナーのお勉強に向かうミルフィーユなんでした。ケーキオタクの超嗅覚がはたらいたのか、通りすがりのケーキ屋台で幻のレシピを発見! パティシエ担当の調理ロボットを「師匠!」と呼んで1日弟子入りを決意するも、当の調理ロボットJ2は何者かに追われる逃亡中の身の上で……というお話。作画普通、シナリオまともでオチもまあ予想通り、なかなかええ話ではあるんだけど、やっぱりふつーな回でありました。


【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第20話「特盛りサバイバル定食」
これもまあ。ホントに蘭花たんの出番少なくなってるなあとほほ、のフォルテ&ミントエピソード。
軍用機墜落で無人島サバイバル生活を余儀なくされるフォルテとミント。食料も尽きてさてどうする、その時怪しい人影が! というお話。フォルテの女王様属性がクローズアップされた回でありました。作画普通、内容も普通かな〜。ただラストの強引なオチだけはガラクシーらしいと思いました。あんなものが落ちてくるかよ! コロニー落しか! しかし、ミントたんはなんで毎回毎回スクール水着なんだろうか……ほんとコスプレ好きやのう。




01/09/30(SUN)
【単行本・漫画】
原作:大槻ケンヂ 漫画:長田ノオト「ステーシー」 角川ホラー文庫
大きい版でぶんか社から出てたものの文庫版。
映画化されたということで、小説版と同じ角川ホラー文庫にまとまりました。
大槻の小説って、そもそも散文詩に限りなく近くて、たとえば原作小説においても「ステーシー」でも「ロメロ再殺部隊」だの「パズル屋」だの「再生屍体蝶羽状輝微粉」だの、そんな独特のキーワードが散りばめられていて、「なんぼなんでもイメージ先行がすぎるよなあ……」という印象なんですが、そのあまりに奇怪なイメージ群が長田ノオトの手によって、そのまま漫画化されているので驚きます。
15歳から17歳の少女が突然原因不明の死を遂げ、数時間後人間を襲うゾンビとして再び蘇るステーシー化現象が全世界に蔓延した近未来を舞台に、増えつづける彼女らを解体、調査する「パズル屋」と呼ばれる男、ステーシーたちを再び殺す「ロメロ再殺部隊」の男たち、そしてステーシーたちの戦いの顛末を描く……と書いてみたけれど、先述したとおりストーリーと呼べるものがある感じでもなく、あくまで大槻イメージの長田ノオト再編集バージョンともいえるものとなっています。原作を100ページの漫画に強引にしているんでそのぶんイメージは濃厚で、読んでいると眩暈のようなものを感じます。しかし、長田ノオトの画はエロくていいですね。
併録作品として大槻の短編を原作とした「電波虫」、「モンブラン」、「なつみさん」を収録。
「なつみさん」ってこんなストーリーだったっけか。目玉ぐるぐる回す話じゃなかったかなあ。
【単行本・漫画】 ゆうきまさみ「パンゲアの娘 KUNIE」1巻 小学館
ひさしぶりにこの人の単行本買ったかも。
主人公日向陽(あきら)は、無遅刻無欠席だけがとりえな、いたって普通の小学校5年生。物語の発端は、探検家で博物学者、南洋の島に研究調査に向かったきり30年前に消息を絶ったあきらの祖父さんが発見されたことに始まる。とある小島の長として暮らしていた祖父さんはしっかりその島で家族こしらえていて、そんな祖父さんの代わりに(?)、祖父さんの現地孫であるところのクニエ(あきらとは従兄弟同士の関係となる)が、「アキラの嫁さんになりに」来日した。しかも彼女が持参した奇妙な卵からはとんでもないものが孵って……というお話。押しかけ女房+南洋海洋ロマンなのかな、けっこう奇妙なストーリーです。ところで入国審査はどうしたのだろうか?
南太平洋を舞台に謎に満ちた展開が進行する一方で女子の身体検査描いてみたり泥団子バトルやってみたり、なかなか不思議な展開でとても面白い。「中学にいったらこんなことも、やってられないから今やるんだよ!」 しみじみと、いいセリフです。
【雑誌】 快楽天 11月号 ワニマガジン社
そんな特筆すべき点はないかな。陽気婢「内向エロス」の第2部がはじまったのは個人的に驚き(もうないものだと思ってた)だったんですが「いちおう」、「と、言っておきましょうか……」ってコメントついてるから実質気が向いたら読みきり載せるくらいなんだと思った。連載じゃないジャン! そもそも次号予告にものってない。えー、「Tongue」ってサブタイトル通り、舌にまつわるお話。体育会系の男の舌で嬲りまわされたいと日々夢想する地味目の女子と、ひそかな女装癖をもつ中性っぽいクラスメイト男子がたまたま街で出会って……ひそやかも何も、思いっきり自分からバラしてんじゃん! というストーリーですね(;´Д`) あんまし性を感じさせないひょろっとした男女が絡むといった陽気婢お得意パターンでやっぱイイんですけど、これで作家としてもうちょっと安定してくれれば……。道満晴明「魔術師と呼ばれた男」。「はじめてのサスペンス」かと一瞬勘違いした(ウソ) 「父さんが考えた全く新しいブタの鳴きまね……」、「しようジャン! 命懸けの情事って奴をサァ!!」、「万死に値する ノワール」(藁 おっと、時事ネタだね! テケトーだなあ、素晴らしい。三浦鯖冬「ヨトギノクニ」。オリーブの肌のマッチ売り少女の話。この人の作品は痛々しすぎるということで心情的にはとても苦手なんだけど、それでもやはり上手いと思う。
【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第22話「看板娘特製 秘密の包み焼き」
素晴らしい! これこそ俺がガラクシーに望んでいたものだ!
ロストテクノロジー探索のためにたちよった島、なんとなく展望台の顔出し看板に頭つっこんだら抜けなくなったミントたん。なぜかその時、すさまじい満ち潮で島が沈みはじめ(;´Д`)、フォルテと蘭花の肉体派コンビはミルフィーユ、ヴァニラを小脇に抱えて展望台へと大疾走!! こんなみっともない姿、見られるわけにはいきませんわ! 自分の名誉とエンジェル隊の仲間たちの命を天秤にかけ、あっさり前者を選んだミントたん、鬼畜チビッコここにあり〜! あれやこれやの手段用いて仲間たちの展望台到着を阻止。つまりは、わたくしの名誉のためにみなさま、溺死していただきますわ〜。「ニンジンを目の前にぶらさげれば、ロバはどこまでも前に進みますわ〜」、「さようなら……エンジェル隊のな・か・ま・た・ち ほ〜ほっほっほ」
「こいつの精神こそ暗黒空間だッ! こいつの心の中がバリバリ裂けるドス黒いクレバスだッ!」と思わず呟いてしまう最凶最悪の極悪非道っぷり。うわあああ、すげえキャラだ! ミントたん産みだしただけでもガラクシーの存在意義はあったね、と思ってしまいまする。ラスト、案外ふつーにオチたのと、ミントたん以外の作画にもうちょっと力入ってたら……ともったいなく思う傑作デタラメエピソードでありました。そういえば、無敵の天然ボケ、ミルフィーユも地味ながら自分の存在きっちりアピールするセリフ入れてたりするな……その一方でフォルテ、蘭花たんのコンビは中途半端キャラに終わりそうなんだけど。何があかんかったのだろうか。




【ANIME】ギャラクシーエンジェル
第23話「闇鍋お笑いペッパー」
「無理に笑う口には悪魔が宿る……そう言われています」
戒律上の理由から笑わないヴァニラの前に、お笑い界からの刺客が次々送りこまれてくる……といったトンデモストーリー。
そもそも事件の発端は、ヴァニラが笑いの神様といわれたミスターゴッドを引退へと追い込んでしまったことであり、かくして隠居の身の上となったミスターゴッドが全宇宙に広めた跡目相続の条件こそが「ヴァニラ・アッシュを笑わせること」ができた者、であった。知らない間にお笑い界の賞金首状態となったヴァニラの前に、宇宙きっての芸人たちが次々あらわれ持ちネタを披露することとなる……書いててなんだが、なんだこのアホなストーリーは……ドッカンドッカン笑いが弾ける描写をそのまんま画にしてみたり、ハジけまくった爆笑カットとあくまで無表情なヴァニラ表情アップの対比が楽しい。ラスト、演芸ホールに舞台を移さないほうがはじけたまま終われていたかもしれなくってソレがちと惜しいかも。終盤ちと息切れっぽいです。しかし、こんななんの意味もないストーリーやって次回最終回とは。ま、この作品に物語なんざはなからないんだけどね。ところで、「コメットさん☆」の後番組がこれなの?




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