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  comic novel magazine etc.

comic

土塚理弘「清村くんと杉小路くんと」 1巻/2巻
もりしげ「花右京メイド隊」 4巻
平野耕太「ヘルシング」 4巻
紺野キタ「田園少年」
黒田硫黄「黒船」
伊藤明弘「ワイルダネス」 1巻
伊藤明弘「ジオブリーダーズ」 7巻
吉崎観音「ケロロ軍曹」 4巻
六道神士「エクセル・サーガ」 8巻
comic さくいん

magazine

IKKI vol.06
近代麻雀 11/1
ヤングアニマル増刊 嵐 vol.04
ビッグコミックスペリオール 10/19
YOUNGYOU 11月号
近代麻雀オリジナル 11月号
magazine さくいん(更新停止中)

novel

巖谷國士「ヨーロッパの不思議な町」
巖谷國士「アジアの不思議な町」
石崎幸二「日曜日の沈黙」
novel さくいん

etc.

コメットさん☆ 第27話「ケースケの夢の実」
ギャラクシーエンジェル 第24話「激盛ミサイル丼もっこり涙味」
ギャラクシーエンジェル 第25話「堕天使の暗黒宇宙茶漬け」(CS最終話)
ちっちゃな雪使いシュガー 第1話「サガ、シュガーと出会う」
まほろまてぃっく 第1話「紫陽花の咲く庭で」
ナジカ電撃作戦 MISSION#001「華麗なるエージェントは一輪の薔薇とともに」
コメットさん☆ 第28話「お手伝いできること」
VANDREAD the second stage #01「Red Angel」
VANDREAD(無印)

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01/10/01(MON)

おおぐい

 早めの夕食として寿司食べに行って(若干、遠心力がかかったものであったが)、ビール飲んでごろごろしてたら寝てしまった。中途半端な時間に目が覚めてもう眠れない。さっさと今日の日記書いてしまおう。どうせたいしたことなんておきないんだから、これから1週間くらい先のぶん書いてしまっても何の問題も生じない。

 その凄まじい内容についていろいろな場所で見かけるのだが、ドラマ「フードファイト 深夜特急死闘編」を見忘れたのは一生の不覚であったかもしれない、と思った。そもそも挑戦者たちの大ボスになんで萩本欽一をキャスティングしたんだろう。その他の面々は、泉ピン子、桂歌丸、いっこく堂。欽ちゃんふくめ、いろんな意味で味が濃すぎて使いどころにこまるキャラばかりである。再放送はないのだろうか。(参考:冠軍大胃王

【単行本・漫画】 土塚理弘「清村くんと杉小路くんと」 1巻/2巻 ENIX GANGANCOMICS

土塚理弘「清村くんと杉小路くんと」 1巻 自分好みの作家については把握しきれてる、少なくとも漫画ジャンルだったら……という自負があったんですが、ぜんぜんそんなことありませんでしたね。つーか、1回のチェックもしてない雑誌がある段階でそんなことできてるわけがないんだけど……。
 あ―――、ガンガン買ってなかった俺が悪かった。これ、すごく面白いです。

 高校3年生、清村緒乃(おの)は、ある日、杉小路高千穂(たかちほ)と出会う。中学のころは全国大会をめざせるほどの選手だった清村も、監督とのいざこざが原因でサッカーをやめてからはグレる一方、ヤンキーまっしぐらであった。
 とりごえ高校サッカー部部長である杉小路はそんな清村を部員としてスカウト、3年にもなって清村はサッカー部新入部員となる。中学時代の挫折を乗り越えて、清村は再びサッカーへの情熱を取り戻すことができるのか……!? 清村のチャレンジが今、始まる。
………ただ、清村の唯一にして最大の誤算は、とりごえ高校サッカー部は清村含め部員が5人しかいないことであった。ダメジャン。

土塚理弘「清村くんと杉小路くんと」 2巻 うーん、ギャグ作品の魅力を文章で表現するってのはやはり無謀ですね。
 基本的にはボケツッコミ漫画で、銀河系レベル(適当な形容だなあ)の凶悪ボケ、杉小路に、こんななりしてるけど常識人、清村がツッコむというパターンなんですが、なぜかツッコミ役の清村が毎回毎回シドイ目にあって死にそうになる、というのがこの作品の不思議なところでしょうか。1ページ使った叫びオチか流血して倒れてるかの2択ですね(;´Д`)
 ところで、清村と杉小路の2人だけでほとんど単行本2巻もたせてるのはじつはスゴいことかも。女の子のレギュラー1人もいないんだよね。1巻ラストに登場した川芝さんも1話で消えました。

 ガラクシーのミントたんもそうなんですが、これからは凶悪チビッコの時代がくるのかも! とテケトーなことを考えてみる。いや、杉小路のキャラはすごいです。清村のあんななりして、じつは甘党という設定も冴えてると思うけど。

 この作品のもうひとつの読みどころとして作者による各話解説というのがあると思うのですが、そのあまりのアバウトな創作姿勢に「野中英次の跡目を継ぐのはこいつしかないかも!」と思いました。死んだわけじゃないけど。ところで、友人にまかせてないで自分で描け! しかも友人の描いたカットのほうが上手いぞ!!
 「魁!クロマティ高校」お好きな方ならこちらもどうぞ、ですね。

【単行本・紀行文学】 巖谷國士「ヨーロッパの不思議な町」 ちくま文庫

巖谷國士「ヨーロッパの不思議な町」 いわゆるトラベル・エッセイみたいなものにはそんなに興味なくってそれはなぜかというと「君が行ったその場所はたしかにすごかったかもしれないけど、君が書いてるその文章はつまらない」ということに尽きます。
 知識や情報による「案内」が中心になってしまうことでコード化された世界からは手触り、感触みたいなものが消失してしまい、そんな世界に行こうという気はおきないのです。

 いわゆる街を描いた文章で印象に残ってるものとして頭に浮かぶのは堀江敏幸「郊外へ」や、トルーマン・カポーティの小品旅行記、「ヨーロッパへ」、「イスキア」、「スペイン縦断の旅」、「フォンターナ・ヴェッキア」だったりするのですが、これは何よりその土地自体が内包する皮膚感覚のようなものをそこに描こうという意思をその中に感じるからではないかと思います。
 でも、この作品はそれともまた違う。
 仏文学者であり、シュルリアリズムの研究者として知られている巖谷國士の描くヨーロッパは、どこか幽玄の世界と地続きであるような世界で、現実のそれとも微妙に異なってしまっているようで、散文詩のように美しい形容によって綴られ、編まれたその世界はタイトル通り、不思議と神秘に満ちた魅力的な世界であります。

 怒られるかもしれないけど、じつは幻想文学として読みました。なんでこんなに官能的なんだろう。もう、たまらないです。

【単行本・紀行文学】 巖谷國士「アジアの不思議な町」 ちくま文庫

巖谷國士「アジアの不思議な町」 「ヨーロッパの不思議な町」の続編。

 中国→バンコク→香港→シンガポール→インド→そして日本(!)。

 前作より幻想テイストが薄く感じられるのはやはり書いた巖谷國士含め、我々がアジアの住人であり、行ったことがない土地でもやはりどこか地続きになっているという事実を示しているのか、単純に巖谷國士の専門分野がヨーロッパ研究であり、西欧文化についての知識、語彙の引出しの数が多かったからか、そのどちらかでしょうか? しかしそれでも幻想テイストにフィルタ変換された世界は不思議で、美しく、魅力的であります。

 比較的短い文章ながら、東京は築地市場について書かれた巻末の文章にそれはあらわれていて、「セリ人」なる奇妙な種族が魚をやりとりしている光景を思い浮かべてしまいました。前作「ヨーロッパの……」のほうが幻想密度が濃くて好みではあるんですが、こちらも素晴らしい出来であることにはかわりないです。いいですね。

【雑誌】 IKKI vol.06 小学館

 おお、表紙が松本大洋に変わった。連載中の作家濃度考えるともうじゅうぶんクドいんで、雑誌デザイン的には洗練させていく方向のほうが自分的な好みというか。それで売れるようになるのかはわからないんだけど、少なくとも現在の漫画以外の部分、アートディレクションや企画記事のセンスなんか見る限り中途半端なサブカル臭がして、どうにもいただけない印象です。あ、漫画的にもどんな読者に読ませたいのか、その対象が明確ではない雑誌ではあるかな。少なくともその点においてはエース桃組とかのがわかりやすくて、ずっと筋が通ってる気がします。そもそも隔月刊ペースであんな毒にも薬にもならないクソSF載せてる渡辺浩弐はいったい何を考えているのだろうか。常盤響、竹谷隆之はそれぞれ嫌いじゃないけど、ここでやらなくていいよという感想に尽きます。いろいろ詰めこんであるんだけど余裕が感じられないんだよなあ。
 ま、いいや。漫画。新連載組、松本次郎「フリージア」。内向的で社会不適応っぽい青年と彼にしか見えない女。彼と同居する母親はオツムの調子がかんばしくなく時折発作を起こして……そんな青年の病みきった生活は新たなる転機を迎える。彼が見つけた新しい仕事とは……という内容。前々から感じていたことであるが、なんでこの人の作品って戦地帰りの兵士たちのフラッシュバックっぽい印象を受けるのだろうか。ベトナム帰りって感じだよ、よくしらんけど。まだ若いのに。しかしロゴが読めんぞ、ヒロモト森一「命+紅」。またヒロモト節全開つーか、どこまで本気かわからないひょっとしてハッタリなのかもわからないけれんみたっぷりの展開にお腹いっぱい。天正元年生まれ、428歳と名乗る謎の男、不知火死郎が主人公の極悪アクションもの(だと思う)。これどう考えても2001年の渋谷じゃないよ、とかなんでいきなりヤってるの? とか相変わらずのヒロモト宇宙なんだけど、死なない男が主人公ならばなんで死なないのか、たとえば「無限の住人」でいうところの血仙蟲再生シーンみたいなのは必要なんじゃないかなあ、とちょっと思いました。さそうあきら「富士山」。あいかわらずよい。年老いた母親をひきつれ無理矢理に富士山登頂をはじめた娘。彼女はなぜそこまでして富士山に登ろうとするのか、っていうお話なんだけど、ひょっとしてシュールに終わるかと思われた物語が美しい終焉を迎えるあたり、とてもよい。高いところで安定している作品。そのほか連載陣はわりと普通かな。原作:岩見吉朗 作画:利志達「お疲れさまでした」ってのは日本の原作者と香港アンダーグラウンドコミックの鬼才との合作作品、とのことなんだけど、羽生生純が描いてるのかと一瞬思った(藁 内容は巨大自動車企業を舞台にした会社社会への風刺漫画? 最初のシーンはインパクトあったけど、それ以降べつに普通だし(たかだか日本刀斬首で大喜びはできない。僕はすれてしまった)、何よりこういった形での風刺漫画が現在有効な気がしません。漫画表現の最先端とは遠く離れている気がしますしさほど独自性も感じないので、結論としてあまり感心はできませんでした。ところで、この岩見吉朗ってロッキンオンとかでライターしてる岩見吉朗なんでしょうか? 最終回組、わりと落ちつくべきところに落ちついてる作品が多い中で、稲光伸二「フランケンシュタイナー」のラスト3ページはギャフンって感じでした。親子の戦いのあたりはわりによかったんですが。なんでこういう終わり方にするかな。そのほかの作品はきわめて普通です。

【ANIME】コメットさん☆ 第27話「ケースケの夢の実」 東宝・日本アニメーション

 なんだろう、今回のエピソードは……収穫祭という名前の合コン開いたんだけど、本命のカリカリ坊やには別の用があって幹事であるコメットさん☆がすっぽかしちゃった、って感じかな〜。

 収穫の秋、ってことで裏山へと向かう藤吉家ご一行。それにしても代々引き継いだ山な気はしないんだけど、なんでこんなにいろんなものがなってるんだろう? 藤吉家パパが植えたわけでもあるまいに。星国の収穫祭はだれが来賓でだれが家畜なのかわからんな――王様の乗った牛車のウシも服着てるし。星の子を慈しんだり食ったりするんだろうか。これがカルマというものか。招待ボールのメッセージによって半信半疑で藤吉家に集まってくるセミレギュラーたち。星国関係はともかくそれ以外の人には正式に招待状郵送しろよ! パニっくんとか保母のひととか半信半疑だろうが(というかそれが普通だ)。芸能人のヒトには送られていなかった。ケースケとバッティングするとめんどうくさくなる、というコメットさん☆の計算なんだろうか。カロンの目はあいかわらず死んでいる。木の上には秋服メテオたん★。高いところ好きな娘だ。ところでケースケのスケジュールしってるならコメットさん☆に教えてあげればいいと思うケータローパパなのであるが、どうか。ターザンライクに収穫祭にむかうメテオたん★。カコイー。そしてさまざまな男女の出会いが。ファッションデザイナーの娘さんとアーティストのひととがいい感じ。メテオさん★、忍びみたいだね(;´Д`)  あっさりムークに裏切られ、「ひどすぎるったら ひどすぎるじゃないの――」 心にもないセリフ連発して収穫祭に乱入! 星力で強引に動物たち踊らせてるけど、ひどくないか……怖いよ。なんの疑問も抱かない素直なみんなに乾杯! やっぱり気になるから幽体離脱してケースケの応援にむかうコメットさん☆。 ところでケースケっていくつなんだ? コメットさん☆とそんなに歳はなれてる気がしないんだけど、義務教育終わってるの? ひょっとして彼も不登校児なのか。「コメットさん☆は急にいなくなったけど……」 誰も探さないのかい! 芝居してたはずが本当にみんなにむかえられて照れ顔のメテオたん★マンセー! ちゃんとストーカーも出してるし、いままでの登場人物同士をリンクさせる今後の展開に向けてのターニングポイント的なエピソードなんでしょうか。恋力マンセー時代の到来か?

01/10/02(TUE)

つきはじめは

 ビケワンの売上報告書いておけばここが埋まるのでとてもありがたいがそんなんでお茶にごしていいのかなあとも思う。なんだかしらないが34冊も売れて驚いたんだけどその中で僕が買ってる本5冊しかなかったのにも驚いた。みんないろんな本を買ってるんだなあ。こっちが買ってないだけか(藁 しかし毎日更新してるところならば最低でも1冊/日くらいは売れる状況にならないといかんよなあとも感じる。どうすればいいのだろうか。わざわざリンク張ったりして作業量的には増大しているにもかかわらず月1で売上0とだけ書かれたメールが届いてそれでおしまいじゃサイト続けるモチベーションも確実に低下するだろうし参加する意義もなにもないよなあ……。
 応急処置でカウンタを4桁対応にしてみた。適当にGIF画像の切り貼りして1桁分のサイズ空けただけなんでバランス的に変だなあと思ってるけど直すの面倒だからきっとずっとこのまま。

【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第24話「激盛ミサイル丼もっこり涙味」

 いきなり激昂のフォルテ、もちろん相手はノーマッド。「私だって昔から人気最下位だったわけじゃないんだ!」 ミルフィーユが提案したエンジェル隊レクリエーションのサイコロトーク(もはやツッコむ気にもなれない)にて「恋の話、略してこいばな〜」が「フォルテさんには、ありえません」と断言されたことにご立腹のご様子なのだ。仲裁に入る蘭花はなんとなく得意げ、「私にはあるもん〜」 しかし、今回のフォルテさんは胸デカい、揺れる揺れる。あまつさえ胸からフェードアウトしたりする(藁 そんな中(どんな中?)、エンジェル隊に出動要請がかかる。「仕事じゃしょうがないな〜。で、敵はどんなの?」 「サイコロです」 軍艦クラスの戦闘能力有する紋章機駆っても、てんで相手にならず、コテンパにのされるエンジェル隊。わ、ラス1でやっと宇宙戦か。誘導レーザーとかも描いてあるぞ、なんか新鮮だ(藁 謎の物体倒す術がまるで見つからず司令室の中うちひしがれるエンジェル隊の面々の前、突如ノーマッドの演説が始める。「あなたがた人類は宇宙にその誕生を歓迎されていない。あの物体、Qタローは宇宙の人類に対する意思表示で、それを破壊するために誕生したのがミサイルとしてのこの私だ。さあ、私をミサイルに戻してください。ほかに方法はありません」 ノーマッドを見殺しにして自分たちが助かるということ、自分たちにはその選択肢しか残されていないことに、悩み、苦しむエンジェル隊の面々。「まったく頭の悪い人たちだなあ、こんな簡単な方法で自分たちの命が助かるのに。どうして止めようなんて思うんですかねえ。まったく理解しがたい愚かしさだ」 ノーマッドの憎まれ口、ミルフィーユの涙、予定通り準備されるミサイル射出、喋ることのないノーマッドのぬいぐるみ、そして……。

 解決編

 感 動 を あ り が と う

【単行本・漫画】 もりしげ「花右京メイド隊」 4巻 秋田書店

もりしげ「花右京メイド隊」 べつに書かなくてもいいような気もするんですが……なんとなく。いちおうネタバレっぽいところは消しておきます。

 わざわざクーデター起こしてまで慈悲王家当主の座についたリュウカがなぜか再び花右京家に舞い戻って押しかけメイド(?)になったり、結局、お側御用大隊の一員としてパンツ見せながら居座ってみたり、マリエルと10番勝負して水中騎馬戦オッパイポロリだったりとか、マターリとソフトボール大会やってみたり、コノエと八島が渋谷で1日デートだったり、あまつさえメイド天使(エンジェル)コノエリーナ(;´Д`) に変身してみたりと、心底どーでもええ展開が連発される。

 そもそも、やすらぎ系美少女コミック(笑)だし、表4イラストで若き日のコノエがパンツ見せてたりと、そういった作品のようにやはり思えてしまうんですが、ペド鬼畜漫画時代の闇の部分みたいなものは抜けきれておらずく(どう考えてもわざと描いてるのである)、それが作品の感触を独特かつ異様なものにしているのではと感じます。
 たとえばこの巻の中でも花右京家人材育成施設時代のコノエのエピソードなどがそれで、彼女もまたマリエルとは違った形で過去を持たない人間であることが判明します。親の顔も知らず、名前も持つことを許されず、386号とか呼ばれてたりして、ここらへんアウシュビッツそのまんまな描写で、やっぱ人間あつかいしてないんだなあ、作家としての本質などさして変わるものではないのだ……と思ったりします。主要な登場人物ほとんど歪んだ形で育てられたり過去に虐待受けてたりするんだよね。ぜんぜんやすらぎじゃないよ―――。

 やっぱ、異様ですさまじい作品だと思われます。 

【単行本・小説】 石崎幸二「日曜日の沈黙」 講談社ノベルス

石崎幸二「日曜日の沈黙」 第18回メフィスト賞受賞作でとうぜん第1作なんですが、見つからなかったからいちばん最後になりました。

 「お金では買えない究極のトリックを見つけた」との言葉を残し、ミステリ作家である来木来人が密室状態の自室で死体になって発見されてから2年の月日が経った。その家屋が美和第一高原ホテルの敷地内に移設され、「ミステリの館」という名前のアミューズメント施設として公開されることになり、10数人の男女がモニターとして招待された。招待客たちはホテル側が用意した殺人劇の謎を解くことで、来木来人が生前書き残した未発表資料を手に入れることができる。そして、その資料の中に「究極のトリック」があるらしいのだ。
 窓際サラリーマンの石崎幸二も招待客の中のひとり。彼自身ミステリマニアであり、究極のトリックにも多少の興味はあるものの、行きのバスで謎の女子高生2人組、ミリアとユリに出会ってしまったのが運の尽き、なぜかこの2人のお守り役兼、玩具(;´Д`) になってしまった。そもそも合宿費を学校からせしめるためにこのイベントに参加したミリアとユリにやる気なんざさらさらなく、「あほらし」の一言で温泉旅館モードに突入、風呂上がりの卓球、フルーツ牛乳、ゼビウス、UFOキャッチャー、その間ちゃくちゃくと進行する殺人劇。……こんなんで本当になんとかなるんだろうか?

 まあ、漫才なんで。
 なんというのか、「お前本気で言ってるのか!」というレベルの連続殺人の見立て、「そんなんわかるか!」という感じの真相、ぜんぜん盛りあがらない推理合戦、どれをとってもたいそうくだらないし、ミステリ的なサプライズは皆無なんですけど、読んでて楽しいは楽しいです。やっぱりこの迷トリオが向かう先はお気楽な事件のほうが向いてますね。ずーんとくるような事件担当させるべきではないなあ、と思います。殺人だのなんだの起きないほうがだらーとした雰囲気損なわないんでそのぶん漫才ずっと続けられるし。死体がごろごろしてたらチョコパフェの要求もできない(藁

 ミステリ的な何かを求める人は読まないほうがいいと思うんですが、軽くてアホな話読みたい方には自信持ってお勧めできます。この作品いちばんのサプライズは開かない館の扉めがけて丸太抱えた女子高生2人が特攻していくシーンでした。

 どこのホテルに丸太が落ちてるんだ!

01/10/03(WED)

【ANIME】ギャラクシーエンジェル 第25話「堕天使の暗黒宇宙茶漬け」(最終話)

 「も――こんな生活イヤ―――!!」 また大荒れのフォルテはん。やはりとことん事務処理関係に向いてない人柄だと思われる。轟く銃声2発。 「あ――空気が美味い」 弾痕によって顔面に鼻の穴追加されるノーマッド。今日のミルフィーユはなんだかちがう。自分のノルマはとっくに終わらせてるし、なんだかテキパキ爽やか。信じられないものを見る目でミルフィーユ見つめるエンジェル隊一行。 「熱でもあるんじゃないの?」 「なんか拾って食べたでしょ」 「そーだそーだそうにちがいない」 凛々しく軍人らしいウォルコット中佐登場(珍しい)、「というか、あなたニセ者ですね」 謎の覆面部隊によって拘束、拉致されるミルフィーユ。 あまりのことに事態が把握できない一同に中佐はミルフィーユ・桜葉(本物)のビジュアルデータを見せる。凍りつくエンジェル隊の面々。激顔痩せ? しかしDNAも適合しない。今まで一緒に仕事してきたミルフィーユが偽者だったことにいたくショックを受けた様子の蘭花。さすがは人情部門担当である。 「悪ければ銃殺」 やり場のない怒りの矛先はやはりノーマッド。ぐるぐるぐるぐる。「だぼ」 サボテン磔の刑なり。そして独房の中、ひとり涙する偽ミルフィーユ、突然開いたドアの向こうには……

 感 動 を あ り が と う


【単行本・漫画】 平野耕太「ヘルシング」 4巻 少年画報社

平野耕太「ヘルシング」 4巻 正直、何を書けばいいのかサパーリわからんのですが、才能の絶対的ポテンシャルの高い人間はいるものだなあ……ということくらいかなあ。光と影のコンストラスト対比で見せる画にしても、微妙に歪んだパースにしても、心に楔を打ったように刻まれるそのフレーズにしても、爆ぜる脳漿飛び散る内臓滴る血液つまりは圧倒的な暴力表現にしてもやはり無敵と言わざるを得ません。読んでて言葉を無くすんだよ。

 アーカードと伊達男(トバルカイン)との闘いの決着(まだやってたのね)、そして狂気の戦争の幕開け、メインを張る役者たちの顔見世興行的なニュアンスの強いこの巻の内容ですが、それでも震えがくるほど刺激的です。キャラ立ち過ぎだよ、君たち!!

 そういえば別の場所から進化してきて、たまたま(だと思うけど)平野耕太と同ベクトルの作品を描いてる作家さんとして、「悪魔のオロロン」描いてる水月博士というひとがいるのですが、この作家さんにもぜひ注目していただきたい。レビュはこちら→3巻/4巻 圧倒的で理不尽な暴力と痛々しいラヴ描くひとです。こっちは黄色と黒だな(藁

【単行本・漫画】 紺野キタ「田園少年」 大洋図書 CRAFT COMICS

紺野キタ「田園少年」 CRAFT COMICSから出てて、タイトルが「田園少年」。
 と、書けばピンとくる人は多いかもしれないんですが紺野キタ初めてのボーイズラブ単行本であります。でも、「ひみつの階段」、「ひみつのドミトリー」シリーズと読後感はほとんど変わりません。性別変換されただけ、といった印象。
 隔絶された空間の中、純粋培養された少年少女たちの物語描かせたらこの人の右に出る人はほんといないのではないかなあと思うのですが、どうでしょうか? その世界の中ではたえず花びらが舞い散っていて、光がキラキラ輝いてます。すごいです。なんだこの世界は。
 ボーイズラブジャンルの作品の中、魅力的な女の子キャラをあえて傍観者役として用意してるところも非常に上手いです。彼女たちがいることで読者である我々はきわめて自然にストーリーの中へと没入していくことができる、物語は、ちょっとだけボタン掛け違えただけの、きわめてまっとうな青春ものへと変わるのです。

 表題作「田園少年」は田舎を舞台に、同じ野球部員で幼馴染の2人、シゲとテツを主人公にしたお話。でも触媒役(?)となる野球部のマネージャー、美佳子のほうが印象的なセリフ多いし、物語の中で動いているのが面白いですね。美佳子がガクラン着て、シゲがチアガール役として参加する体育祭を描いてるのもわかってる感じ。しかしこの2人はけっきょくなし崩しなんだよなあ。チビのシゲに密かな思いを抱く野球部の後輩、宮本を中心に据えた番外編「初恋少年」も載ってます。「Top Of The World」は両親どうしの再婚によって兄弟になったふたり、浩也と幹久の物語。この話でも、全てを知ってる存在として妹のりなちゃん用意してます。「俺たちは今 世界のてっぺんに いるんだからさ」 うお―――! 兄にカンチョーされて顔真っ赤にして怒るりなちゃん萌え(藁 そんなこと、ふつーしません。 「カエルの王子様」はファンタジーテイスト。呪いを解くのは王子様のキス。スゴイ話です。そしてラスト、ホラーテイストの作品、「夜を訪なうもの」は外套に半ズボンの少年たちがポイントかな。なんとなく長野まゆみテイストな気がします。

cut.gif (219 バイト)【雑誌】 近代麻雀 11/1 竹書房

 最強戦の記事とかまだ読んでません。巻頭カラー、神原則夫「西校ジャンバカ列伝 かほりさん」が大増20ページというか普段より200%以上ページ数多いような……増やしすぎであります。今回はケイ子vs.かほり、最終章とのことでマンション麻雀で決着(藁 勝てるわけないだろ……。片山まさゆき「牌賊!オカルティ」。スワローテイルカップ決勝、27万点ある刈人との差を夏月がどう埋める? という展開ですね。ふつうは無理です(;´Д`) コラム記事がのきなみ減ページなのはなにかあったんでしょうか? さいきん面白くない雑誌になってるな―――10年くらいずっと購読してるけど、もう買うのやめちゃおうかな。

01/10/04(THU)

さいきん

 時間が取れない、しかも文章書くのやたらに遅くて、ゆえに活字メディアはぜんぜん手がつかない、時間かかってしゃーないんで、な状況であります。だいたい1日に短篇2本くらい読むのが関の山かな。情けない。今日読んだ短篇ふたつ。

・ グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(「20世紀SF vol.6 1990年代 遺伝子戦争」
 これはよかった。脳腫瘍治療の画期的新技術の弊害によって脳内で幸福を感じる部位をまるまる欠損してしまった少年→青年が主人公の物語で、つまり、「人間の感情がすべて何か化学物質の反応によるものだとしたら、今自分が抱いてるこの思いはいったいなんなんだ?」という命題についての解答なのかなあ。化学反応による感情制御を単純に悪であると決めつけるのではなく、それとともにどう生きていくかを描いた、ひどく内省的でせつない話です。つぎはイアン・マクドナルド「キリマンジャロへ」を読もう。
・ 金井美恵子「ピクニック」(「ピクニック、その他の短篇」
 ぜんぜんわからないんですが(;´Д`)読んでて気持ちいいです。どこまでが現実なのか幻想なのか、今は亡き父親の撮影した家族映画「ピクニック」の中の光景なのか、それとも現実なのか、これは映画の中の字幕なのか、そうでないのか、ぜんぜんさっぱり、でも心地よい文章空間。ぐるぐるするよ。

 そういえば昨日の夜、志村のバカ殿様 秋の大豪華スペシャルに田代まさしが出演しててなかなかよかった。ゴーヤとキムチペーストとペニス酒ミキサーにかけたのつけ麺として食わされたあと、「謹慎してよかな……」ってつぶやいたのは「やっぱ、わかってる!」って思ったよ。そして、さまぁーず見てるとなんか癒される俺(藁 さあて、今夜はTVKで「ナジカ電撃作戦」見るのです。マラカス両手に持って、「ラ・パンティーラ! パンチラ DE アミーゴ!」とか大騒ぎするのDeath(死)。

【ANIME】ちっちゃな雪使いシュガー 第1話「サガ、シュガーと出会う」

 なんでこんな作品(→公式サイト)が深夜枠で放送なのか、ぜんぜんわからないです。いや、本当はわかるんだけど、わからないふりをしてみました(藁

 主人公のサガは元気印の女の子。母親と死に別れてお祖母さんとふたり暮しだけど、働き者で街のみんなからも信頼されてるしっかり者の11歳です。今日もきちんとスケジュール通りにアルバイトこなして家へと帰り道、雨に降られて仕方なく店の軒先で雨宿りしているサガの横に、なんだかわからないちっちゃな女の子がいました。どうやらおなかが空いてるみたいなのでベルギーワッフルで餌付けしてみると(;´Д`) なつかれて家までついてきてしまいました。どうやらその女の子が見えるのは自分だけみたい。きわめて現実主義者のサガはその女の子を夢まぼろしと決めつけてさっさと寝てしまったのですが……つぎの朝もやっぱりその子はいたのでした。 「ふあああ、おなか空いちゃった。なんか食べるものない?」 

 小林七郎担当の背景美術、そして光宗信吉担当のアコースティック音楽で演出される世界は、とても深夜枠とは思えない雰囲気で、日曜の朝8:30からやれよ、と思ったりします。そんな世界の中、コゲどんぼキャラが違和感なく溶けこんでるのが意外でした。いい出来だと思います。
 ただ放送する時間が時間で、そんな作品を真夜中2時過ぎに流す段階で「大きなおともだち」専用番組、微妙に邪悪な何かがついてまわる、つーか。ウルトラジャンプに「魔法少女猫たると」が連載中、アニメ化しても深夜枠、みたいなものでしょうか。作品としてみるとものすごくていねいな作り、ストーリーとしてもきっとマターリとした味わいの素晴らしいものになることが予想されるんですが、それにしてもシュガーの可愛さが無闇に過剰すぎっつーか、「チュッ!」しすぎっつーか。サガの風呂シーンもあったしなあ……。君たちはピンポイントで狙われてる! 誰にだ!? そんな感じがいたします。

 あ、そういえばシュガー役のCV、川上とも子含めてここらへん「少女革命ウテナ」つながりですね。今、気がついた。

 なんで舞台がドイツ(ミューレンブルグつーぐらいだし)なのかは理由は不明なんですが、天候操る妖精たちの伝説でもあるんでしょうかね?

ちっちゃいものをごくごくふつーに認識するサガさん(藁はむはむなんかキスしたがるな、このちっちゃいのは……グレタ@西村ちなみ 言うなればメテオさん★

【単行本・漫画】 黒田硫黄「黒船」 イースト・プレス

黒田硫黄「黒船」  黒田硫黄について書くのはめんどくさいとしか言いようがなくって、「いまごろ黒田硫黄って誰?」とか寝呆けたことおっしゃってる輩にむけてなんで俺が文章書かなきゃいけないんだ? と思ってしまう。早く売れろ。

 この第2短篇集、「黒船」に収録された作品が描かれた時期は現在みたく月2本の漫画連載抱えていたわけでもなく、「寡作の天才」のころだったんだけど、それにしてもここに描かれた作品の中に見える才能のきらめきには感動感嘆そして嫉妬の感情がわいてきてしまうんだよなあ。こんなん描けて、しかも料理も上手いんでしょ(そこではりあうのか)?

 この本が、いわゆる「サブカル系キッズガールズ御用達漫画」みたいなカテゴライズをされてしまうことに対する苛立ちというのはやはりあって、それは「あまり売れない」と同義であるからだ。勿論、出してくれたイースト・プレスさんに文句があるわけではなくって、感謝の言葉しかないんだけど、それでもやっぱり講談社とかから出て、欲しいんだけどなかなか見つからないという状況はなくなってほしいなあと考える。それにこの人の作品の基本はスペクタクルだ、冒険活劇なのだ、万人に読まれるべきものだ、などとも考える。

 田舎の女子高生と教師の密かなロマンスとゴミ処理場誘致の利権をかけた町長選挙とそしてSFとが強引に結びつく「わたしのせんせい」、18世紀英国海軍話と巨大ロボ(変形のプロセスを1回くらい見せたほうがわかりやすいと思うが)が合体した「鋼鉄クラーケン」、ベトナムから日本へと旅をした象と象使いの少女の物語「象の股旅」、この3本の中篇に、死んでしまった女子高生と彼女の姿が唯一見える女教師の交流を描く、「菫画報」の小原愼司が原作担当した叙情マンガ、「課外授業」そしてどこかで見たっぽい女の子が普通に青春をおくる、もうひとつの「大日本天狗党絵詞」ともいえる掌編連作「二人」、革命と料理! 王子を主人公に描く大河料理漫画、「肉じゃがやめろ!」など、ここまで書いたのを読んでてもわかるだろうけど、まさに変幻自在としか形容のできないその筆の冴えはとにかくすごい………と、自分の語彙の貧弱さにうんざりしてしまう。
 だって、そうとしか言いようがないんだもの。

 もちろん、才気ばしり過ぎってのが黒田作品の弱点でもあって、作品ときちんと対峙しないと「なんか黒い漫画」で終わっちゃいそうな気もするんだけど、それでもねえ。

 やっぱめんどくさいんで、さっさと宮崎アニメ原作とかになってこんな説明しないでいいくらいメジャーになればいい、そう、思いました。

【単行本・漫画】 伊藤明弘「ワイルダネス」 1巻 小学館

伊藤明弘「ワイルダネス」 1巻  期待されてもそんなたいしたこと書けないんだけど……。

 ハッキングの腕見込まれてLA犯罪組織の銀行襲撃作戦に荷担するも、仲間の裏切りによって逃亡者となった大学生、事件に巻き込まれた家出少女、その家出娘捜索の依頼受けた私立探偵、彼を雇った雇ったDEA女捜査官、組織の殺し屋など、登場人物たちを巡る伏線の糸はもつれ、絡み合う複雑で骨太なストーリーが展開されます。

 伊藤明弘の作品はたいてい読んでる気がするんですが、いまだわからないのは、このひとはこういう硬派なガンアクションがやりたいのか、「ジオブリーダーズ」みたいなのがやりたいのか、どっちなんだろう? ということであります。まあ、薬莢飛び散る量でいえばどちらも同じであります(藁
 ガンアクションにギャルゲー理論導入させた「ジオブリーダーズ」について、少なくとも現在の日本でなければ生まれ得ない作品だろうと、非常に高い評価つけてる俺なんですが、この作品については作者コメントにあるような、ジョン・ウー、ウォルター・ヒル、サム・ペキンパーへのオマージュ的部分が強いのかなあ……と思いました。

 しかし、なんで家出娘の恵那ちゃんが二丁拳銃で殺し屋(+警官)相手に渡り合ってるんでしょうか? 強すぎです。

01/10/05(FRI)

ぱんてーら

 「ナジカ電撃作戦」のビデオ録画いきなり失敗したから書くことない。そもそも、そんなんしか書くことないのか(;´Д`) なんとかしたい。
 でも第1話だけ見たらもうお腹いっぱいアニメっー感じもするんだけどな。

 今日の短篇。昨日からひきつづき、「20世紀SF vol.6 1990年代 遺伝子戦争」収録作品より。

・ イアン・マクドナルド「キリマンジャロへ」
 うーん、邦訳リスト見たけど当然のようにぜんぜん読んでない。「黎明の王 白昼の女王」なんか見たこともないぞ……。ということで「火星夜想曲」読んだだけの前知識で書いてみる。

 キリマ・ンジャロ―――<白き山>。その霊峰に隕石が落下した後、それを覆う自然系に異変が生じた。隕石に付着していた重合体生物、地球上の生物とはまったく異なったメカニズムを有する宇宙ナノマシンによって、落下点付近の生態系は動植物を問わず、構造をまったく新しいものへと作りかえられていったのだ。それら生物群はこの落下により土地を追い出された先住民族の名前をとって<欄相林>、チャガと名づけられた。チャガはプラスチック工業製品を食らい、しだいに影響範囲を広げつつ、生物相、動物相関係なしにとりこみながら、森の大海原に巨大な神経系を形成していった。物語の主人公はそんな奇現象を本にするためにダブリンからやってきた女性作家。キリマンジャロへと向かった彼女がそこで見た真実とは……というお話。

 そもそも過去の名作からの引用、本歌取りが得意な人のようで、才能があるのはわかるんだけどそこがいささか鼻につく、という印象でした。あまりにスタイル優先な作風というか。でも、この作品は読みやすいし、面白かったです。ナノマシンによって作りかえられ、悪夢的な奇観をさらすキリマンジャロの森やそこに棲む動物たちの姿は禍禍しくも美しく、読んでいるうちに幻惑されてしまいました。映像で見てみたい。
 この作品につめこまれている凄まじい量のプロット、アイデアの数々―――たとえば変容していく世界、神とはいったい何であるのか、生の新たなる形、そんなSF的テーマを主人公と生物学者とのラブロマンス絡めつつ描いてみたりして、60ページくらいの短篇なのになんとも贅沢な作品であります。こんなんで割りがあうのかなあ……と思ってたら同設定で長編も書いてるんだ、なるほど。

 豪快にチャガをねじ伏せて共生してるチャガ族の生活風景など(チャガ植物にコンセント挿して文明生活おくってる)、どこまで本気で書いてるのかわからない部分もあるのですが、なかなか魅力的な世界で長編でも読んでみたくなりましたが、残念ながら邦訳はされてないようです。ただちょっと不思議に思ったのは、チャガってほんとにただのナノマシンなんだ……ということで、じゃあ、なんで地球に落ちてきたんだろう? ということでした。たまたま? 意思を持ってるという設定にはしないのですね。
 J・G・バラード「結晶世界」の本歌取りらしいのですが、未読。たまたま最近買ったところなんで次はこれを読もうかな、と思います。250ページくらいの薄い本ですし、なんとか読めそう。

【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 vol.04 白泉社

 そういえばこれの感想あんまし書いてないな。創刊号以来か。岩明均「ヘウレーカ」。投石機によるシラクサ防衛戦。こんなふうになるものなのか……。「七夕の国」とかジョジョのヴァニラ・アイス思い出しました。遠藤淑子「犬ぐらし」。こんな画で不意にほろっとさせるあたりの呼吸はあいかわらず上手いなあ。西川魯介「野蛮の園」。花見。季節を先取りしすぎ(藁 高専はこれだから……(偏見)。西川秀明「職業・殺し屋」。まみやこまし。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 10/19 小学館

 星里もちる「本気のしるし」。はやくも仄見える暗雲のきざし。2回ぐらいしか持たなかったな……。原作:花村萬月 作画:さそうあきら「犬・犬・犬」。ついにヒットマンとしてマヒケンの前に姿をあらわした鳥井、一方、道男の手による、マヒケンの絵を世に出すための計画も着々と進行していく。鳥井が3頭身、身長1mくらいになってるのには流石に驚きました(;´Д`)

01/10/06(SAT)

秋山瑞人の

 新刊が出てうれしいです。買っただけでまだ読んでないけど。
 しかし、秋山瑞人の本、bk1に1冊も入ってないのか……ガッカリする。ダメだここは。←すみません。
 が―――ん!秋山瑞人の名前ずっとまちがえていたことに気づいた。単語登録の段階でまちがえて、それ以来全部。そりゃ検索で出ないのも当然(というか1冊もないわけがない)。ちなみに秋山瑞人既刊情報はこちら
 全ファイルで単語置換し直してアップしたんで、これでたぶん大丈夫。しかし単純な誤字は恥ずかしいですね。前にも陽気婢で同じようなことした(訂正済み)。進歩なし。
 青木みやさん、どうもありがとうございました。

【ANIME】まほろまてぃっく 第1話「紫陽花の咲く庭で」

 「まほろまてぃっく」観ました。

 多くの人の知らないところ、外宇宙からの侵略兵器相手に戦い続けてきた戦闘用アンドロイドがいた。そのアンドロイドの中でも最強の戦士であったまほろ。歴戦のつわものだった彼女に残された寿命も今や尽きんとし、稼動していられる時間はあとほんのわずかとなった。今まで尽力してくれた彼女に組織ヴェスパーは提案する。「もし叶えたい願いがあるのなら、残された時間を思うがままに生きてみるがいい」 まほろの最後の願いとは……。

 はやくに両親を失ってひとり暮らしの中学生、優(すぐる)の家に戦闘用アンドロイドであったまほろがメイドとしてやってくる、という設定で、他人とのコミュニケーションをどうしていいのかわからないふたりが互いに支えあい、心の交流を深めていく……という物語。各話ラストに、「まほろさんが その機能を停止するまで 残り XXX 日」ってテロップが出るところが切なさをかきたてます。きわめて原作に忠実な作りで、ぢたま某の漫画を作中にとりこんでみたりと、ほんの少しの遊びはあったものの、きわめてオーソドックスな作りで、これからもずっとこうなんじゃないかなあ、と予想。だいたい原作2話ぶんがアニメの1話になるのかなあ。
 切なさと妄想、そして裸体(藁 うずまく原作の雰囲気を完全にアニメ化するのは無理かなあと思ったんですが、きっちりお風呂でご奉仕シーンあったんで驚きました。これからもなんらかの形でお風呂が出てきそうですね。メイド&入浴アニメ。ただそれ以外の部分、たとえば今回の話でもバスジャック犯が人質の女の子をあまり意味なく全裸にするとことかカットされてました。さすがにこれは無理もないか。妄想シーンとかも無難なものになりそうですね。

 庵野秀明が切ったOPコンテは後半とーとつにミサイル飛びかい爆煙ふくらむ感じで、まあ予想通りの出来、バニーのかわりにメイドなDAICONフィルム、そんな感じですね。
 次回は妄想イケナイ女教師話

妄想少年ぱんつ雪崩湯上りメイドいってらっしゃい

【単行本・漫画】 伊藤明弘「ジオブリーダーズ」 7巻 少年画報社

伊藤明弘「ジオブリーダーズ」 7巻 う――ん、楽しい。
 雑誌読みオンリーではぜんぜん話がわからない、物語追えなくなりそうな作品なんですが、単行本としてまとまるとこんなに楽しい。10分単位でアクション映画ブツ切りにして観てもさっぱりなのと同じでしょうか。

 550キロトン級の核弾頭をめぐるハウンド、アメリカ海兵隊、化け猫、そして神楽、最後のはオマケっぽいけど(藁 の四つ巴の市街戦が描かれるこの7巻ですが、それ以上でもそれ以下でもありません。でもすごい。すさまじい。こういうアクション描かせたら国内、いや世界でもトップクラスでしょうね。
 僕がなぜこの「ジオブリーダーズ」を高評価するかといえば、今現在こういうアクションものを描くにあたって、どのように見せれば有効なのかという点についてきわめて自覚的に設定練りこんでるところでしょうか。たとえば(田波除く)神楽のメンバー5人をみればそれは明らかで、外見、性格、得意とする武器から胸の形まで(笑)すべてタイプ別にきっちり取り揃えてあり、アクションものとしても萌え漫画としてもきちんと機能できるように設定されてます。どんなシチュエーションでも組めるようなつくりなのです。これはものすごく上手くて、まったく舌を巻きます。

 ところで、生きるの死ぬのの状況なのに新刊本の行方気にしたり巳晴ちゃんとのヤキモチ合戦する高見ちゃんと、きちんと己の我を通す入江、このふたりがこの巻の影の主役であり、、謎の女、巳晴ちゃんの正体が影の見所ですかね。

 そういえば、戦闘→銭湯シーンもひさかたぶりであります。

【単行本・漫画】 吉崎観音「ケロロ軍曹」 4巻 角川書店

吉崎観音「ケロロ軍曹」 4巻 これもただ楽しいだけの漫画だなあ。ウマい。

 「泣いた赤鬼」と節分とラムちゃんでなんだか異様なお話になる「赤鬼号泣一斉掃射!!」の回が素晴らしい。あと虫歯の回。
 アンゴル=モアちゃんは可愛いからともかく、623はさすがに旬すぎてるだろう、出番少なくなりそうだ……などと考えました。
 楽しいです。

【雑誌】 YOUNGYOU 11月号 集英社

 祝、羽海野チカ「ハチミツとクローバー」が新スタート、ということでひさしぶりに感想書いてみる。もともと CUTiE comic 連載作品だったこの「ハチミツとクローバー」、雑誌の休刊とともにいったんの最終回をむかえ、今度はYOUNGYOUに土俵を移してリスタートということになったのです。単行本1巻まで発売されていて、未収録の連載後半部分についてはすこし前に発売されたYOUNGYOU DXに一挙掲載されました。そんな第15話。ホームパーティー、そしてはぐちゃんの手料理(;´Д`)  ツッコみどころ満載の可愛さから異様にくだらない展開(ツイスターゲーム!)でつかみはオッケー。そして「鉄人」山田そして真山、竹本のせつないパートになだれこむ後半部分までまさに完璧。やっぱ素晴らしく心地いい世界だなあ、また会えてよかった、そう思いました。あとは谷地恵美子かなあ。個人的に現在この人ほど上位安定な作家さんもなかなかないと思う。誰にでも楽しめる作品描くひとでしょう。もちろん連載2回目の「君住む夢都(みやこ)」もたのしい。あとは勝田文の15ページ掌編「ペイ・デイ」という作品が印象に残りました。しかし、かれん「君からのレジュメ」にはどうもなじめない。

01/10/07(SUN)

なにやってんだ……

 ときどき自分が何してるのか、わからなくなるときがあります。

【ANIME】ナジカ電撃作戦 MISSION#001「華麗なるエージェントは一輪の薔薇とともに」

――― 非情の香りとさだめの匂い。秘密組織のエージェント、柊七虹香に、一輪の薔薇とともに訪れる花よりも美しく愛よりも危険な華麗なミッション。それがナジカ電撃作戦!!

(注意!これはレビュではありません。というか、なんですかこれ? )

 つんざくようなスリップ音を響かせながら、2台の車が路地裏へと滑り込んでくる。異臭を放ちながら自らの存在をアピールするゴミ袋の山がはねとばされ、路上に中身がばら撒かれる。狩る者と狩られる者、追走と逃走、叫び声、響く銃声。混じりものたっぷりのドラッグそして安酒のスピードボールで頭を弾けさせてるろくでなしも、そんな男たちを養うために街角に立つ娼婦たちも、我先にと安フラットの中へ逃げこんだ。女は狩りのプロフェッショナルだった。しかしこの街にやってきたばかりの彼女にとって、網の目のように複雑に入りくんだスラムの地理を把握するには時間が足りなかった。地の利を生かして狭い路地を逃げ回る強盗団グループの車を捉えるのは圧倒的な性能を誇る彼女のマシンをもってしても難しい。小刻みにカーブを曲がるたびに差はじりじりと開いていく。女の心に焦りが生じた。限界ぎりぎりまでアクセルを踏み込む。23回目の右折。不意に飛びこんでくる人影。ブレーキペダルに全体重を乗せる。現実離れしてゆっくりと回転する視界。人は死を迎える寸前にゆるやかに流れゆく時間を見るというが、これがそうなのだろうか。必死で車の挙動を制御する自分自身をその背後から眺めながら、女はそんなことを考える。すでに私は死んでいて、どこにもいけないその意識がこの束の間の幻を見せているのかもしれない。そして衝突音。薄れていく意識。

「あら、可愛い天使ちゃんだこと」
 目を開けたときに女が最初に見たものは、まだあどけない少年の顔だった。
「お姉ちゃん、ごめんね。僕、救急車呼んだから。お願いだから死なないで」
 少年の目は涙に濡れていた。
「いいのよ。でも、ひとつだけ教えてくれるかな、責めてるんじゃないのよ。なんであんなところでぼおっと立っていたの?」
「ごめんね。考え事してたんだ。『ナジカ電撃作戦』っていうアニメの感想文書こうと思ったんだけど、ぴったりの形容が思い出せないんだ。ずっとずっと考えてて、ここらへんまできてるんだけど……。”ら”で終わる4文字の言葉だってのは憶えてる。でも、どうしても思い出せないんだ」
「そうなの。でもお姉さんそのアニメ見たことない。だから教えてあげられそうもないわ。ごめんね」
「それなら問題ないよ」
 そういうと少年は背中にせおっていた32インチフラットTVとビデオデッキを降ろし、女がその画面を見えるようセットし始めた。
「あ、もうちょっと右。それで画面をこっちむけて。こんなの背負ってたんじゃ、急に飛びこんできた車、よけられなくてもしかたないわね」
「しっ、はじまるよ。だまって」

――― 「ナジカ電撃作戦」鑑賞中 ―――

「この七虹香ってのが秘密組織のエージェントで、今回彼女が潜入した館にはミニスカートのメイドがいっぱいいるんだ。薔薇のベッドに横たわってるのが新入りの女の子みたい。可愛がってあげるって言ってたけど、何するのかな?僕、子供だからわからないや」

 折れた肋骨が肺にささっているのだろうか、咳き込んだ女の唇の端を血の筋が伝う。
「わかったわ」 弱々しく、女は口を開いた。

「南アメリカ原産のげっ歯目の動物です。生息地はアンデス山脈の標高5,000m の山岳地帯(主に岩場)。青灰色をした体毛は絹のようにとても柔らかです。ずんぐりした体型の甘えん坊で、人にもよく馴れ、抱っこもされます。めったに鳴くことはありません(鳴くときはグーグーと小さく鳴きます)。とてもきれい好きな性格で、体臭や糞尿のにおいもほとんどない動物です。人にもよく馴れるのでペットとしての人気も高いです。現在ワシントン条約で野生個体の輸出入が禁止されています。そのため、ペット用の個体は野生ではなくブリーダー(繁殖会社)によって繁殖されたものです。ペット飼育は禁止されていませんので安心して飼うことができます」

「それはチンチラだよう」

「……違うの。残念だわ」 女の顔からどんどん血の気が引いていく。
「あ、銃撃戦がはじまった。スカートの下にサブマシンガンなんか忍ばせておけるのかな?」
「わかったわ、今度こそ正解」 震える唇を開いて、もう一度女は答える。

「1987年にKONAMIが発表したアーケードゲームです。タイトルの由来は、熱き斗魂(とうこん)を生まれながらに持ったゲリラ戦術の達人に与えられる称号からきていて、地球侵略をたくらむ異星侵略者(エイリアン)の要塞島に進入し、これを破壊することが任務の横スクロールアクションです。その後ファミリーコンピュータに移植され、その翌年には難易度を上げたSUPERが発売されました。その後、スピリッツ、ザ・ハードコアと続く人気シリーズとなりましたが、1996年に発表された『CONTRA LEGACY OF WAR』は国内発売中止、海外でのみリリースの幻の作品となりました」

「それは魂斗羅だよう」

「ご、ごめんね。今度こそ当ててみせるわ」 焦点の定まらない目で女は言った。
「うわ、メイドさんいっぱいでてきた。僕、制服ものって大好きなんだよね。萌え〜」

「……アメリカはペンシルバニアダッチスタイルの素朴な家庭料理と30種以上のデザートパイを提供するレストランです。日本には1973年に進出してきました。店名は創始者のスタンレー・ミラー氏の祖母の名前から命名。現在ではウエイトレス制服の中でも定番中の定番としての地位を確立するに至りました。この制服デザインは25年以上も前から(多少のマイナーチェンジはありましたが)現在と同じものです。チアガールの制服をモチーフにしたと言われているその制服の基本は、2タイプのブラウスと2色のエプロン、スカートです。スタンドカラータイプのブラウスは、リーダー以外のアルバイトが着用するものだそうで、カラーとボタンの合わせ目の縁にはレース飾りが施されています。このレース飾りは何度かのマイナーチェンジで形が変化しています。袖はパフスリーブ、一方のシャーリングタイプのブラウスはフロアリーダーが着用するものだそうで、文字通りネックラインがシャーリング状になっています。エプロンは肩から掛けるサロンエプロンタイプで、チロリアンテープが施されています。肩ひもは背中でクロスにして着用しています。スカートはセミタイトのミニで、色はオレンジとピンクの2色があります(片方の色を洗濯中にもう片方の色を着用するという話があります)。片側だけにポケットが付いているのが珍しいですね」

「それはアンミラだよう」

「……インドのガンジス川にいるワニを神格化したもので、水にすむということから、やがて海上安全の神さまとして、漁民など海にたずさわる民衆の間でひろく信仰されるようになりました。その像は恐ろしい忿怒の顔で武装し、厄災に備えています」

「それは金毘羅だよう」

「東府屋ファミ坊が……」

「それはアクセラだよう」

「あ〜終わっちゃった。救急車まだこないね。僕飽きちゃった」
「けっきょく正解できなくて、ごめんね」 
「そんなの、どうでもいいよ。ところでこの車、赤と黒のカラーリングがカッコいいね! 壊れちゃってるけど。なんて車?」 
「………351CIDフォードV8OHVエンジンをミッドシップに搭載した怪物マシン、デトマソ・パンテーラよ」
「え、なに?」
「だから、デトマソ・パンテーラ」
「なんだって?」
「デトマソ・パンテーラ、でとまそ・ぱんてーら、でとます・ぱんてーら、でてます・ぱんてーら、出てます、パンチラ!
「あ、それ!!」
 薄れゆく意識の中、頬を伝う涙を拭うこともなく、女と少年は互いに抱きあった。そこにはたしかに、年齢を越えた純粋な愛があった。

―――息子よ、これが妻と私の馴れ初めなのだよ。

01/10/08(MON)

TVでは

 空爆のはじまりが告げられている。でもふつーに更新する。というか、「割れ目でポン」中止なのか、ガッカリである。生で見るために目覚ましかけといたのであるが。

そういえば

 出海まこと「シャドウ・プリム」。
 簡単に言うと、「超ミニメイドさんルックの女子高生がじつは『風魔のメイド忍』と呼ばれる闇の一族で、かいがいしくメイドの仕事しながら忍術・呪術駆使して依頼人の身辺警護する」という作品で、つまりメイドナジカ(藁 当然のようにしっかり乳描写あるものの、ニプル小説というよりはむしろパンチラ小説の趣が深く、これはイラストに乳首描けない、という理由が大きいのかもしれません。メイド忍である主人公の風間萌美ちゃん(;´Д`)がラスト、「だっちゅうのポーズ」をして去っていくのには衝撃を受けます(藁 パイレーツも解散したというのに!

【ANIME】VANDREAD the second stage #01「Red Angel」

 いきなり1話だけあってもサッパリだったので、少しずつ前作を補完しながら観ていくことにしたい。
 公式ページぽちぽち見てるけど、流石にストーリーは把握できてない。とはいうものの、男星、女星つー設定の段階でそうとうに阿呆な話なんでは……と不安になる。「女の部屋行って何をしろってんだよ!」 ……なんか中1レベルな展開ですな。海賊船の中のはずなのにいったいなんでこんなに服装文化が栄えてるんだという当然の疑問。カエルで話してる子とか着ぐるみな乗組員のヒトとかいるしなあ。船お抱えのトータル・コーディネーター軍団でもどこかにいるんでしょうか。眼鏡っ娘メカニック部隊とか、たしかにたいへんわかりやすくて、キャラ立てるに有効な方法ではあるんですが、ラスト直前のモブとか面倒そうで、いやスタッフ頑張ってるな〜と思いました。そういえばスタッフリスト見てたら、「リアルバウト・ハイスクール」のいのうえ空がキャラ原案として参加してたりしてちょっと納得。全員新キャラ状態で見てたんですが、タカビーぽいヒトとNo.2っぽいヒトと医者のヒトと妊婦のヒトが気になりました。いちばんどうでもいいキャラはたぶんヒビキとディータ(藁

こっちのヒトのが気になる新キャラらしいひと:ミスティ・コーンウェル@有島モユ赤丸チェ〜ック!

【ANIME】コメットさん☆ 第28話「お手伝いできること」 東宝・日本アニメーション

 今日から新OPとEDか――。ということではじまってみたら新OP曲、「ミラクルパワー」でした。でも歌ってるのが千葉紗子から中山静香に変わってる。「笑顔の日曜日」収録の千葉バージョンのほうが歌声のびやかで個人的に好きなんだけどな。アレンジもおちついててスターダストバージョン@中山静香よりオープニングに向いてるような気がする。なんでバージョン変えたんだろ? 前のOPのが良かった、って意見は当然出そう。「コメットさ〜ん☆!」のかけ声ムリヤリ入れてる感が強い曲なんだよね。たんなる意地悪ライバルから急成長、作品影の主役として地位を確立したメテオさん★比率上げるにしても恋力モードにするにしても、OP曲そのままでオッケーだったかも。
 ま、そのうちなれる。本編。ケースケ行ってらっしゃい寿司パーティー。ところで作戦会議、まさか旅費レベルの問題とは……。現地着いてからどうする気なんだろう? 現実主義タイプなのかと思ってたらそうでもないのか。師匠呼ばわりさせてるんなら藤吉パパ金貸してやれよ! コネとかないのか! と思ったりする。そしてお手伝い。先週できたアーティストカップルがあっさり進展。コメットさん☆にファッションショーのモデル参加依頼くるもケースケ旅立ちの日と予定がバッティング。でも言い出せないコメットさん☆ そしてとーとつにスタートするメテオさん★パート。ラバボームークの空中レース。いきなりキレてるな吼えまくってるなこの娘さんは……。幼児の玩具なのはあいかわらず。「……助けて」 よほど頑健なつくりなのか普通なひとなら2回死んでるはずのイベントにもぜんぜんちゃらへっちゃら〜。しかし最近ストーリーがわけわからん、というかパートごとの振幅激しいというか。コメットメテオの気質の違いがあまりに極端なせいであろう。「みんなでモデルになっちゃうったらなっちゃうわ〜」 わるだくみ会議@竹林。ついに幼児取りこみ作戦を決行するメテオさん★。マトモな顔カットほとんどない。そして、ケースケと藤吉家パパ、衝撃の旅立ち(藁 このひとは本当に仕事してるんだろうか? 道楽レベルのあまりの高さにくらくらくる。「反対するなよ、相手の力になってやりたいんだ」 するだろう普通。だから、金貸してやればいいだけだろ、ついてかなきゃ気がすまないのか。どこか心にひっかかってるものを感じてるコメットさん☆とケースケ。しかし早めに言っとけ、ショー関係者に迷惑だ>コメットさん☆ そしてまたもや尻拭いしてるメテオたん★ 本人喜んでるならまあええか。もはや魔法隠さないでもぜんぜんオッケー世界、またも幼児化。こっちはデカくなりすぎです>双子 アンニュイケースケ。叫んだけど過去形だ(;´Д`)  新ED。みんな踊ってるな……見るたび見るたび死んでるカロンの目。メテオさん★チュチュモードはドリフコントのよう。次回予告。なんか緑で黒い凶悪そうな方がおられるのですが。なるほど、来週死ぬから過去形だったのですな(藁

この数秒後、激突死。「……助けて」 幼児に助け求めるメテオさん★ ふつー死にます。来週、溺死。すごい違和感>双子

【単行本・漫画】 六道神士「エクセル・サーガ」 8巻 少年画報社

六道神士「エクセル・サーガ」 8巻 単行本でまとめて読めばまだいける。
 増えたり死んだり燃えたり。
 六本松一式と二式のバトル。わりにぞんざいな扱いする(二式、ロリキャラなのに……意外)、冷酷マスター四王子の無茶な指令に「ボク がんばるよ!? がんばる!」とけなげな二式萌え〜。
 あとは(一応)主役、エクセルの単行本表紙でのテケトーな扱い。あいかわらずキャラへの愛情がみじんも感じられないブラック・ギャグ作品であります。主要キャラの誰にも人権はない。

01/10/09(TUE)

make tea muddy(適当)

 今日は書くことないから久々にお茶濁し。
 ところでどうにもわからないのがなんで「お茶を濁す」ことが「表面だけ取り繕ってその場を切りぬける」(大辞林第二版より)という意味につかわれるかということなんですが、これはたとえば、会社で上司の人に呼び出されて「キミキミ、昨日頼んでおいた件についての報告がきていないが、いったいどうなっておるのかね」と言われた時には「あ、部長、少々お待ちを。その間これでも飲んでお待ちください」と睡眠薬砕いて溶かした白く濁ったお茶でも勧めてなんとか急場をしのごう、というのが語源なんでしょうか。あ、あ、あ、あ、つまらない。この殺鼠剤を入れた濁り茶でも飲んで、いっそ……。

ヴァンドレッド

 見たり読んだりしてからここに書くまでいつも若干のタイムラグがあるんですが、けっきょく、ヴァンドレッド(無印)のほうも半分以上観ちゃってます。
 設定的にはメタメタな話だと思うんですが、これってけっきょく硬派気取ったチビッコ、お調子者の御曹司、無口な秀才、の3人がミッション系のお嬢様学園になぜか転校してきた(ありえない)という設定をSFでムリヤリやってるだけなのかな? 阿呆だなあと思いながらずいぶん楽しんで観てます。しかし、これ全13話って、ぜんぜん話進まないままラスト迎えたんじゃないかと思うんですが、リアルタイムで追ってた人はどんな印象だったんだろうか。
 ところで、この3Dモデルのデザインセンスどこかで見たことが……と思いながらOPクレジット見てたら何のことはない、あにてんぷのわたなべさんがモデリング担当してるんですね。言ってはなんだけど、微妙な旧世代感覚だと思った。たぶんモーション担当な河野達也さんとかいわゆるDoGA関係の人脈なのだろうか。

01/10/10(WED)

ずっと、雨

 さむい。

【ANIME】 VANDREAD(無印)

 とても面白いが、やはり素晴らしく阿呆なアニメだと思う。狂ってるつーかな。

 そもそも設定からしておかしくて、ひとつの星系の中に完全階級社会、軍国主義をつらぬく男性国家であるタラーク星というのがあって、この星では「女は男をつかまえて肝を食らう」とかいうプロパガンダによって国民の意思が統一されている。鬼畜女人つーか。片や完全女性国家であるメジェール星というのも同じ星系に存在して、この星では父親的存在であるオムと母親的存在であるファムの2つの役割によって家族を形成するというシステムが確立されていて、男についての知識が国民にほとんど浸透してない、という設定。
 極端な男性主義者、女性主義者集団がそれぞれ異なった惑星に入植したとしても、ここまで極端な文化が形成されるまでどれくらいの月日が必要なのか、もっと早い時期にタラークはメジェールに全面戦争しかけてるんじゃないの? となると、上層部にそんな意思なんかなくてけっきょく単なるプロバガンダにすぎないのだろうか、タラーク、メジェールともに雌雄の区別のある他生物は住んでないのかな、肝を食らうと言われてる女と言語(すくなくとも喋り言葉は)が同じであるという現実に衝撃は受けないのか、タラークでもそれなりに医学発達してるはずなのに生殖器の存在について医師は誰も疑問に思ってこなかったのだろうか、などなど、これほど設定に疑問が尽きない作品も珍しい。

 でも、その無茶苦茶さが面白いつーかな。

 下層階級として虐げられてきた熱血からまわり若造と、たんなるお調子者と、クールで冷静なインテリ医師がメジェールの女海賊に捕虜となるも、謎の敵の母星侵攻という驚愕の情報の前にいやいや共同戦線を張ることになる……というストーリーで、女の子クルーいっぱいの海賊船の中に男3人ほうりこんでドタバタする、といった展開が続く。
 しかしタラーク、メジェール、ふたつの惑星における人類存亡の危機、のはずが、やってることは結局、「おしべとめしべがどうのこうの……」みたいな話なところが恐ろしくクレイジーで、蛮型(バンガード)と呼ばれるタラークのパワードスーツとメジェールの戦闘機(ドレッド)が合体して新たなる巨大人型兵器(ヴァンドレッド)になるってのも、まあそういうののメタファー。「こんどは私と合体して!」とかそんな台詞がいっぱい。まったく、何を考えているのだろうか。

 こんなキテレツなお話も作画レベルが非常に高いゆえ、とても安心して見られる。技術的なトータルレベルはとても高いと思う。ま、メカデザインは前時代的でとてもダサいし、3Dで描かれるバトルシーンはモーションの練りが足りないのかほとんど印象に残らなかったりするし、「そして僕は途方に暮れる」、「これが私の生きる道」など各話タイトルのセンスが驚愕的にダサかったりするし、タイトルと同名曲のルイ・アームストロング「What a Wonderful World」を挿入曲としてそのまま入れる第6話ラストの演出は正直腰砕けとしか表現できない野暮ったさだったりいろいろあるけど、自分の中での評点はかなり高い。これは馬鹿設定、ツッコミどころ満載作品がたんに好きなのだけなのかもしれないが。

 各話感想は気が向いたらここにまとめて書いておくことにする。トップにべたべた画像貼っても重くなるだけだし。今日はとりあえずキャプだけした。なんか最近アニメページみたいである(藁
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男を捕えて肝を食らう女(藁たぶんムー読者綾波、そしてなんかすごいコスのひと

【雑誌】 近代麻雀オリジナル 11月号 竹書房

 今更誰が最強位になろうがさして何か変わるような気もしないが、それにしても決勝卓が一般参加者×3、プロ×1になっちゃうのは流石にいただけない気がする。華がないっつーか。しかし、南3局、竹内プロの牌譜は見れば見るほどツカンコとしか言いようがないな……何も考えずに追っかければ最強位確定だったというわけか。実質残り2枚しかない待ちから7枚待ちに受け替えた直後その2枚をつかんであげく先行リーチに放銃だもんなあ。
 ま。いいや。漫画。正直自分以外のどんな人が近代麻雀誌買ってるのかそんなに想像できないんですが、近代麻雀本誌と同じくこっちも男臭いっすね。そもそも巻頭カラーが、いつきたかし(原案:馬場裕一)「蒼天のギャンブラー」という「はっぽうやぶれ」時代から何の変化もしてないような作品だってのが問題なのかなあ。黒咲一人「代打ちサラリーマン 龍太郎」。工期の遅れを取り戻すため、小笠原諸島の現場に出張して飯場を〆てるイカサマ集団を懲らしめる龍太郎。いつの時代の漫画だ×2。片山まさゆき「スーパーヅガン!アダルト」。いよいよ明智登場で、理論派ひとり入るだけで場が締まる……うーん、医者やめてヒモ状態なのか。けっきょく成功してるのヤスだけとは。しかし豊臣は本格的に悲惨だな―――。雑誌全体にもっともっと軽いノリのほうがええと思われます。女の子をだそう! ところで、先月の「何を切る!2001」。みんな八萬切るのには驚いた。次回の何切るはここから四暗刻目指す人いるのかなあ。正直「パス」して判断保留したい手牌ではあるけどうまくいってメンタンピン、下手して食いタン、平和狙いの打:六萬ってダメ? さらっと場を流すための手牌のような気がします。八索切ってもいいけど、四萬引いたらどうするか迷う。五筒一枚外してもいいですね。五筒か六萬、状況に応じて対応する感じかな。567、678の三色は実現まで2ステップ必要だしそんなに考えません。

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