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comic

加藤元浩 「Q.E.D. ………証明完了」 11巻
桜玉吉 「幽玄漫玉日記」 5巻
衛藤ヒロユキ 「魔法陣グルグル」 14巻
望月花梨 「緑の黒髪」
北道正幸 「ぽちょむきん」 3巻
comic さくいん

magazine

アフタヌーン 1月号
ヤングキングOURS1月号
magazine さくいん(更新停止中)

novel

ジョナサン・キャロル 「空に浮かぶ子供」
田中啓文 「ベルゼブブ」
ジョナサン・キャロル 「我らが影の声」
ジョナサン・キャロル「月の骨」
泡坂妻夫 「煙の殺意」
novel さくいん

etc.

ココロ図書館 第7話「こころのいない日」
ナジカ電撃作戦 MISSION:007「殺意の弾丸は乾いた微笑みと共に」
まほろまてぃっく 第8話「完璧な心の持ち主」
炎のらびりんす 上・下巻
ナジカ電撃作戦 MISSION:008「欲望の空は戦い渦巻く炎と共に」

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01/11/21(WED)

悪夢礼賛 「ごはん」

 気がつくと近所の保育園、お遊戯室の中にいた。
 日が陰っていて室内は暗い。ここは園児たちの遊び場だというのに、昼間から分厚い遮光カーテンも引かれたままにある。切れかかっているのがそのまま放置されているのだろうか、天井の蛍光灯の不規則な点滅を眺めているうちに、なんだか不安な気持ちになってきた。サッシの隙間から初冬の冷たい風が吹きこんできて、剥げかかった板張りの床の上を埃のかたまりが転がっていく。
 単なるお食事会なのだろうか、それとも何かを祝う会なのだろうか、子供サイズの低いテーブルが四角形を描くように置かれ、同じく子供サイズの椅子に園児たちがちょこんと腰掛けている。その同じ椅子に僕も腰掛けている。さすがに窮屈きわまりないし、下手に体重をかけると壊れてしまいそうで気が気ではない。
 園児たちは男の子も女の子もみんな、何ものかへの期待に目をらんらんと輝かせ、やたらに手を振り上げてみたり、奇声を上げながら椅子の上に急に立ちあがってみたりと、極度の興奮状態にあった。しかし席から離れようとするものは誰もいない。きっとお気に入りのものなのだろう、キャラクターもののお弁当用フォークを(よく見たらおジャ魔女ももこちゃんのであった)小さな手ににぎりしめていた女の子の姿が見えた。ということは、やはりお食事会なのだろうか。
 どの園児もひどく薄汚れてみえる。着ているスモックのあちこちには大きなシミがあるし、顔や手足のそこかしこにもシミと同じく赤黒い色をした何かをなすったように汚れている。
 お遊戯室の壁にあるコルクのクリップボードにはここの園児たちが描いたのであろうクレヨン画が貼られ、そのまわりを色紙で作られた飾りがとりまいている。ちょっと見、華やかで心なごむ光景であるが、よく見ると、その絵に描かれている仔犬の口には人の手が咥えられている。空を飛んでいる雀やツバメたちの首は2つある。木には奇妙な果実―――人だ―――がなって、収獲の時を今や遅しと待っている。
 汚れた園児たちの顔の中、ギラギラと目だけが輝いて、半ば乾いた泡が唇の端にこびりついている。よだれをだらだらと垂れ流しているものもいる。
 心底恐ろしい心持ちになったが、その場から逃げようとはなぜか思わなかった。
 保母さんたちの手によって皿に乗った料理が運ばれてくる。
 園児たちの興奮は最高潮に達し、いただきますの言葉どころか、まだ机に置かれる前の皿を保母さんの手から奪い取って食べ始める者までいた。フォークやスプーンを持っていない者は手づかみでそのままがつがつ食べはじめている。まるで猿かなにか獣のようだ。
 僕の前にも運ばれてきた。
 一枚の皿に四種類の料理が盛りつけられている。赤、白、黄色、緑となかなか見た目は美しい。
 白く見えるものは―――これはわかりやすい。麺だ。むかし学校給食にソフト麺というものがあったが、たぶんその類であろう。子供用の小さなフォークしかなかったのでテーブルの上に置かれていた割り箸を使うことにした。
 固まっている麺をていねいにほぐし、二、三本箸でつまんで持ち上げたところ、その端がゆるりと頭をもたげ、ぱくり開いた大きな口から空気の漏れるような音を発して、目の無い顔でこちらをにらんだ。
 緑色をしたものは―――殻に入ったままの巨大な空豆のように思える。じっと眺めていると、もごもごと動き始めた。尻尾(?)のようにみえる尖った端から黄色い管を伸ばしたかと思うと、次々と卵を産みはじめた。これは産卵菅なのか。黄色い泡にまみれた、タピオカにも似た卵を何百と産んだ巨大空豆は黄色の産卵管を再び体内にしまうと、全身を痙攣させ、やがて動かなくなった。
 うずたかく積まれたタピオカの中を見ると、それぞれ一粒一粒の中に眼球のようなものが見える。ゆっくりと回転しながら、周囲を視ている。
 その目がいっせいにこちらを向いた。
 黄色は―――よくわからない。これは生で無く、きちんと調理されたもののようだ。しいていえばイカの胴体にもち米など詰め物をして蒸したものににているだろうか。それが全部で三つ、皿に盛りつけてある。どうやらメインディッシュ的な料理のようだ。注意深く箸でつつくと、端っこに入り口のようなものが見えて、どうやら、ここから詰め物をしたようだ。箸二本を使ってこじ開けるようにして中を見る。入り口内部周囲にはまるで小さな巻貝のような、尖った涙型のものが何層にもわたり列を成してびっしり並んでいる。これと似たようなものをどこかで目にしたことがある…………人食いサメの口の中。
 中に詰められているものを少しづつ箸で探ってみる。細かくちぎられた黒いものがぎっしりと詰まっていて、これは昆布やワカメのような海草だろうか。イカ(?)の海草詰め、海鮮蒸し、ということでじつはマトモな料理なのかもしれない。しかし箸でほじくりだしたものの中に、妙なものが混じりだした。薄茶色した羽根――キチン質――トゲのついた足―――三体のうちの一体が、突然苦しげに身をよじり始め、その恐ろしい口を大きく歪めると、僕の顔めがけてペッと何かを吐き出した。
 それは二本の触角のついたゴキブリの頭だった。
 もうこれしか食べるものがないではないか。
 赤色をした料理をそっと箸でつまむ。生きているのだろうか? 断末魔の悲鳴が聞こえないか、箸の先でなじるように潰してみる―――反応は無い。どうやらユッケみたいなもののようだ。丁寧にミンチにしてからひとつまみだけ口に運ぶ。舌に乗せて味わってみる―――ううむ、なかなか美味い。これは大丈夫だ、と飲みこもうとした矢先、口の中に異変を感じた。
 ミンチと化した肉片の一粒一粒が舌に食らいついて取ることができない。舌を必死に伸ばし、慌てて指でこそぎ落とそうとする。今度は指の先に食らいつかれた。少しづつ増殖を繰り返しながら肉片は指の中に侵攻していく。肉片の食い散らかした跡がまるでみみずばれの様に見える。指の先端から根本へと、根本から手の甲へと、手の甲から手首へと。神経系ものっとられてしまったようで、指がそして手のひらが腕が痙攣をはじめた。
 舌の先に根を生やし、しっかりと根を張った肉色の菌糸はまるで舌の先に生えたブラシの様に見える。菌糸の先が声帯にまで達したようで、僕は全身を震わせながら意味の無い言葉をつぶやき続ける。
「アリエパ・シラガントカア・キヤミツツケャシ・トルグーヨ・カッロブズ・クニンニナミタス・ヨスデンハゴ・ムガ」


 昨日見た悪夢を(あるていど)忠実に再現(するな)。本当は知りあいとかいっぱい出ててもっともっとへヴィーな話でした。俺にとってはネ! 「けっきょく園児の意味はなんだったんだ……」とかそういうのは聞かないで。夢だから自分にもわかんないんですよ。食事前には読まないこと。

01/11/22(THU)

【単行本・小説】 ジョナサン・キャロル 「空に浮かぶ子供」 創元推理文庫

ジョナサン・キャロル 「空に浮かぶ子供」 ジョナサン・キャロル、本当に面白いなあ。なんで今まで読んでなかったんだろう……。

 親指の話するために、ホラー映画監督で親友のフィル・ストレイホーンが電話かけてきた。
「手を洗う時、親指がおろそかになってるのに気がついたことがあるかい?」
 一時間後、フィルはライフル自殺した。死ぬほど可愛がってたチャイニーズ・シャーペイ犬の<蚤っ子>を道連れにして。
 元映画監督で、今は癌患者劇団を主宰してるウェーバー・グレグストン―――俺に、奴が生前用意しておいたらしいビデオテープが三本残された。そのうちの一本には、俺が九つのころ飛行機事故で亡くなった母親の最期の数分間が映ってて、それは本物で―――ビデオに出てきたフィルがいうことには肝心なことはこれから映る、のだそうだ。これからいったい何が……!?

 何が起こってるのかぜんぜんわからないし、先の展開も全く読めないし、でも途方もなく面白いという、あいかわらずのジョナサン・キャロル物語世界で、突拍子もないエピソードが次から次へと語られていって、あれやこれやと読み進めていくうちに気がつくととんでもないラストを迎えてしまうのもいつも通り。まったく、素晴らしいです。

 物語の中の現実世界に幾層もの虚構を積み重ねて立体的に見せる、という手法はあいかわらずなんですが、元オスカー賞映画監督であるグレグストンが主役をつとめる今回のお話では、彼が監督した映画のシーン、自殺したフィルが手がけていた人気ホラーシリーズ「深夜」の中のシーン、フィルが映画化をもくろんでいた短編小説「フィドルヘッド氏」、そしてビデオの中にいるフィルなど、映像的なものが多く、「死者の書」と比較しても手法的により先鋭化されていると感じました。

 また登場人物も魅力的な人間ばかり。とくに元TVの大人気者にして、現在は癌患者劇団員のフィンキー・リンキーがすごくいいですね。カッコいい。彼の行く末に幸せあらんことを。

【単行本・小説】 田中啓文 「ベルゼブブ」 徳間書店

田中啓文「ベルゼブブ」 やたらにテンション高いなあ。書けば書くほど長くなるはずなのに、なぜか「水霊 ミズチ」以来の長編作品であるというこの世の不思議。手当たり次第に短編仕事受けるからだ、という気もします。

 <虫の間>と呼ばれる遺跡の中の一室。巨大なイナゴが赤ん坊を食らい、人間サイズのゴキブリが女を犯し、シデムシ、スカラベら甲虫類が人間の体内を食い荒らす、まさに狂気の壁画に囲まれた部屋の中から、無数の赤子の骨、そして壷が一つ発掘された。封印が解かれ、そこから解き放たれたものは底知れぬ悪意と黒き笑い声。時を同じくして東京で頻発しだした理由無き児童殺人、憑き物、悪魔教団、預言の書、そして虫虫虫。

 いわゆる、なし崩し的展開スプラッタホラーで(適当なジャンル分けだな)、似た作風の作品を挙げると、牧野修「リアルヘヴンへようこそ」倉阪鬼一郎「死の影」「ブラッド」とかかなあ。出てきたかと思ったら即死にで物語から退場、というのがこれら作品のポイントなんですが、それでも三者三様の作風があらわれていてたいへん興味深いです。そうさなあ、「ベルゼブブ」は「リアルヘヴンへようこそ」よりも伏線についてアバウトで、「ブラッド」とくらべると展開の構成についてアバウトに書いてる感じかな。じゃ、ダメじゃん!(藁

 なんというのか、2段組改行無しで500ページもあるボリュームながら、不思議にリーダビリティ高くてするすると読めるし(多少読み飛ばしても問題にならないというのもあるけど)、テンションはきわめて馬鹿高いしで、こういうのお好きな方ならきっと夢中になって読んでしまうと思われます。
 とりあえずプロローグだけざっと読んでみて、「あ、大丈夫。 ここから先も読んでみたい!」と思った人だけ買ってみましょう。厚さのわりには驚くほどに何も残らない、でもとても楽しい、ハイパーテンション・昆虫・グロホラーであります。

 しかし、この人の作品で感情移入が可能なのは怪人タイプのキャラだけだ、というのはいったいどういうことなんだろうか。「ベルゼブブ」では云わずと知れたメンチョロー太子。
 「水霊 ミズチ」のラストも本当はこれぐらいハチャメチャにやりたかったのではないか? と思わせる大破壊ラストと、嘘のようなハッピーエンドがしらじらしいすんばらしい作品でありました。

 この人らしいところは全部入ってると思われるんで、はじめての方にもオススメできます(?)。

レス

 米田さんへのレス。簡潔に箇条書きにて。

・ 米田さんにとっては必然性のある展開でも、書いてなければこちらは読むことできないので、そこらへんのところ了解ヨロシク。
・ 脳磁計についての設定を書いておけ、というのではなくて、p.56においてシファが王女に脳磁計の体験を強引に勧めなければいけない理由がわからないので読者として不思議に感じる、ということであります。ニホンオオカミについても同じで、シファについての設定は書かなくてもいいから、こちらがシファの能力について疑問に感じない程度の展開を用意しておいていただきたいなあ、と。だいたい両用脳磁計を王女が体験しなければいけない理由も、ニホンオオカミの話題を唐突に振られる理由もこちらにはよくわからない。たんなる観光だとか、世間話と片付けてしまってもいいんだけど……そもそもなんでこんなところに津島次官はいきなり登場したのだろうか?
・ やはり設定部分と物語部分のバランスがきわめて悪いと思う。世の中の多くの読者は物語が読みたいから小説本を買うのであって、設定だけに金を払おうという人間はかなり奇特な人間なのではないかと推測される。
・ たとえば、親子の関係などにおいては代替不可能なケースが多いだろうと思うが、こと職業に関しては自分のポジションが他者に容易に取って代わられるものだなんてことはほとんどの人間がすでに了解済みの事項なのではなかろうか。達観とかそういう問題ではなく。ただ、わかってても口にしないだけ。
 「生きる意味ないじゃん」なんて言われると困るんだけど、では米田さんにだけこっそり教えましょう。
 じつは生きる意味なんか、ないのです。ないけど、みんな生きてんだよ!
・ 米田さん、今はべつに落ちこまなくていいから、ほかの小説家が跳んでるハードルをまずクリアしてから落ちこもう。鬱になるのはもっともっと基礎力の鍛錬をしてからにしよう。米田さんがダークな気分になったところでこちらとしてはどうしようもないんで、とりあえず次の作品を面白いものにすることだけを考えていただければ幸い。それだけだ。

 さほど簡潔でもないか……。小説家、本業にしてるかたにこんなレス書くなんてものすごく身の程知らずでカッコ悪いことだというのは重々承知の上であえてレスしてみました。ついでに「エスコート・エンジェル」の感想自体についても若干誤字、表現の訂正を行ないました。内容については変えてません。

01/11/23(FRI)

健忘症の優しい私は

 「CDはいよいよインストールディスクっぽくなってきたなあ」という記述を見てドキッとした。
 この言葉を見つけたのは、おとつい発売されたTV.Brosに川崎和哉が書いている iPodについてのコラムの中で、たしかにHDD内蔵型ってのは今までの携帯型MP3プレイヤーとくらべて意味がぜんぜん異なっているモノのような気がして、将来的にはCDなど音楽メディアにしてもDVDなど映像メディアにしても、メディアに直接アクセスする、という再生方式はすべてなくなるんじゃないかと個人的に考えています。一般的な使用に十分耐えうるだけの内蔵大容量メディア用意してそこにインストール→再生という形になるんじゃないかなあ。
 テープの出し入れが面倒だし、サイズ的にもかさばるし、ということでビデオについても早くそうなって欲しい。
 DVDレコーダーはあるけど、まだ値段的に高いし、思想的に求めてるものがちょっと違う。CDラックなりビデオラックなりをそのまま携帯できるかたちに進化して欲しいんだよね。
 たとえば、デフォルトで100時間くらい記録できるだけの容量があって(普通の人だったらだいたいそれくらいで事足りるのでは)、メディア記録部分とテープ書き出し部分とはパーツで分離できて、持ち運ぶときにはHDD部分だけiPodみたくなる。そんな感じが理想です。
 ここらへんのことについて適当にリンク。
・ 安倍吉俊氏の iPod体験レポート
・ iPod 以外のHDD内蔵型MP3プレイヤー NOMAD jukebox (→40GHDD増設) / PERSONAL jukebox / Jukebox 6000 / CHD1000 / jukebox MULTIMEDIA (これは気になる……)
 ところで、iPod LC
 Appleらしからぬ無骨なデザインがちょっと気になるところではあるけれど、このスペックでこのプライスだったら買っても損はないんじゃないかなあ。

 ネタにしようと思ったこともすぐ忘れちゃって時期逃してお蔵入りってパターンが最近多くて、これもほんのちょっと遅れた。「健忘症の優しい私は……」ってハルメンズの歌詞だっけ? 「趣味の時代」?

レビュ書いてる時間ない

 から、最近読んでる/読もうという意思はある/ひょっとしたら積読になるかも……という本をメモしておく。

 マイケル・マーシャル・スミス(訳:嶋田洋一)「スペアーズ」 / エリック・ガルシア(訳:酒井昭伸)「さらば、愛しき鉤爪」 ヴィレッジブックス11月の新刊の中ではこれかな。装丁もすごくいい。 / ジョナサン・キャロル(訳:浅羽莢子)「月の骨」「炎の眠り」 シリーズ続き。 / フィツジェラルド(訳:野崎孝)「フィツジェラルド短編集」 読んでない名作文学を少しづつ読んでいこう作戦。「グレート・ギャツビー」の前にこっちを。薄いし。半分くらい読んだけど、面白い。 / 野中英次「魁!!クロマティ高校」3巻 さて、レビュどうしよう…… / 衛藤ヒロユキ「魔法陣グルグル」14巻 爺ファンタジー(藁

 ………列挙するのもめんどうくさくなったので唐突にオハリ。

【ANIME】 ココロ図書館 第7話「こころのいない日」

 うーん、心の底からクレイジーアニメだね! というか、これをマターリアニメと普通に認識してる人もいるんだろうなあ。すごいなあ。
 風呂。しかし、浴槽、広いな! こころんと入浴するある姉ちゃん。ひさびさの姉妹スキンシップ〜しかし、その光景をドアの隙間から恨みがましく覗き見るいいなお姉ちゃんの姿が! こ、怖〜、と、図書館の怪談……。
 今週は先週の裏中継、司書研修でこころんが留守にしてるせいで錯乱しまくりないいなお姉ちゃんの姿をメインにお送りします……という回。
 一言でいってしまうと、クラッシックなマターリBGM乗っければいかに狂ったシナリオでもそれっぽく見えるという方法論を体現してる作品といえるんでしょうか? なんというのか精神的にアブないんで人里離れた図書館に隔離されてるみたいだ……「にこにこりん!」ってした人間が目の前にいても気づきゃしないからネ! 落胆から生ける屍に→錯乱から電波を受信、「プレアデス星雲が!」→朱葉たんをこころんの代わりに、代償行為で心の補完を! →「世界はこころんであふれてるのよ!」→なんとか安定。 精神的に危うすぎる人とそのつきそい、を描いたドラマ、という感じだ。
 そういえば朱葉たん、ノドアメかなんかいる? しかしこころんのキテレツ髪型はなんなのだろうか? 一泊二日の研修から帰ってきただけでどうして奇跡とかそんな話になるかな……。

お風呂場でドッキリ!ウ・ラ・ミ・マス……まさに生ける屍、リビングデッド。朱葉たんを強引にこころんチェンジ!

【ANIME】ナジカ電撃作戦 MISSION:007「殺意の弾丸は乾いた微笑みと共に」

 リラたんは絶対安静中なのでピンク色の培養槽かなんかに浸かっている。この科学者の人(名前知らない)の顔は毎回違う。キメ部分以外の作画は本当にテケトーだなあ。リラたんのことが気がかりで勤務中もココロここにあらずなナジカさん。助手きららたんの不自然なパンチラ(藁
 亡命した天才少女数学者スワンニーを保護することが今回のミッション。リラがいないため、単身で彼女の逃亡先であるゼウファ公国に乗りこむことになった七虹香であるが、ファンク(ゴリラ)&レディのイカれエージェントコンビがすでに行動を開始していた……。
 ゴリラおおあばれ、という回であった。ジャイアントスイングとか(藁
 パンテーラはこれこれこれ
 スワンニー嬢のボディガード、ダニエラ@井上喜久子は逆さに吊られてみたりブン投げられたりすごいことである。ここらへんのカット担当してるのって、ソニアのVIPER-CTRで原画やってる桂枝毛さんらしい。なるほど。

ダニエラ@井上喜久子スワンニー@ゆかなリラたん@おねむ状態

01/11/25(SUN)

バックアップとかめんどくせ―――

 消えたら消えたまでだ! とわかったようなわからないような言い回し使ってみた。
 とはいうものの、20G超えたデータ全部消えたらさすがに喪失感あんだろうな、と思って、バックアップとることにした。でも、結局みんなどうしてるの?
 40GくらいのHDD、\10Kくらいのをバックアップ用だけのために購入してきて丸ごとコピー→HDDごと取り外して保管しておく、という刹那的な方法でも問題ないというかそのほうが楽な気がしたんだけど、まあ無難にCD-R焼くことにした。
 30枚くらい焼いて、焼いてるあいだに酒飲んで本読んで、ヘロヘロになった頭でOSの入れ直し(正確にはWin98/2KのデュアルブートだったのをWin2Kだけにした)したら、細かいドライバみつからないわ、じゃ、どこぞからダウンロードすっかと思ったらそもそもネットにつながらないわで部屋でひとり途方に暮れたり大暴れしたりした。本やCDの山が崩れて、たいそうやるせない気分になった。
  しかたないから泣き寝入りして(誰に対してだ)朝起きてフレッツ接続ツールのFAQ読んだらすぐ解決して拍子抜けた。
 結論。酒飲んじゃだめだな……。

【雑誌】 アフタヌーン 1月号 講談社

 どうせあれなんだろ! ラストシーンにはでっかい鷹が出てくるんだろ! な、黒田硫黄「茄子」。SF巨編とか書いてあるけど、みんなダマされるな! 間違いなく「一富士、二鷹、三茄子」って言いたいだけなんだから。というわけで来月は鷹っぽい巨大怪獣が出現するものだと思われます。正月ネタなんだよ、これ! 北道正幸「ぽちょむきん」。こんな子の存在、そういえばぜんぜん忘れてた……。な五十嵐くん放浪記(藁 沙村広明「無限の住人」。一歩間違えたらクビチョンパというか瞬殺されてもぜんぜんおかしくない、そんなシチュエーションだったのに「最初からそのつもり」って、いくらなんでもそりゃねえよ、な万次の強がりがなんともはや(;´Д`)  四季賞2001年秋、池上遼一特別賞受賞、浅山善匡「腰抜け十六挺拳銃」。臆病すぎる性格が功を奏して(?)凄腕早撃ちガンマンになった保安官助手ハンクと彼を手玉にとっていいように使う女保安官ジェーンの活躍を描くウエスタン活劇。四季賞にしてはめずらしく、ぜんぜん痛くない痛快アクションで(変な表現だな)単純に楽しい。ただ大ゴマの使い方とかハンクの武器である十六挺拳銃などギミックの見せ方についてはぜんぜん上手くないんで、そこらへんまだ向上の余地があるかも。考えてみるに沙村広明のデビュー作ってすごかったんだなあ、と突然思った。ひぐちアサ「ヤサシイワタシ」は来月で終わっちゃう。

【単行本・漫画】 加藤元浩 「Q.E.D. ………証明完了」 11巻 講談社

加藤元浩 「Q.E.D. ………証明完了」 11巻 あいかわらず面白い。まあ、ミステリ漫画部門でひとり次元の違うことやってる人なんで……。

  「寄る辺の海」、「冬の動物園」の2本を収録。

・ 「寄る辺の海」
 海辺の小さな村、その沖合いに馬岩と呼ばれる奇妙な形をした岩があった。4人の少年がその岩を目指して真夜中の海を泳ぎ、そのうち3人が辿り着いて、残りのひとりは海の藻屑と消えた。
 その痛ましい事件から40年の月日が経ったある日のこと、「40年前の事故の真相を話したい」という差出人不明の奇妙な手紙によって少年の父親の下に呼び出された3人のうちひとりが溺れて死んだ。40年前のように馬岩の近くで……。事件の犯人は、そして犯人がひた隠しにしようとする40年前の事故の真相とは……!?
 ほんの遊び、ただのおふざけだったはずの行動が招いた恐ろしい事態が、40年の時を経て再び悲しい事件を引き起こすお話。事件関係者ひとりひとりの心理がきちんと描かれてるし、さりげなく隠された伏線の配置も美しい。久しぶりにパズラーらしいミステリを読んだ気がします。それが漫画だというのが、ちょっと気になるけど。
・ 「冬の動物園」
 冬の動物園、ライオンの檻の中で発見された奇妙な死体。幽霊となったミステリ作家志望の青年が、その死の真相を明らかにしてほしいと、燈馬そして水原さんにいろいろちょっかいかける……という奇妙な物語。
 たとえばこういう展開だと、非業の死を遂げた自分に成り代わり自分を殺した犯人を暴いてほしいとか、そういうケースがほとんどだと思うんですが、じつはこの話、ぜんぜんそうじゃないところがポイント。いろんなところで頭悪いつーか。燈馬くん親切すぎ〜しょぼいまんまでこいつにゃ充分だよ、そんな話でありました。
 しかし、こんないかにも幽霊な、三角形のアレを頭につけた幽霊ひさしぶりに見ました(わらぃ
 ギャフン感覚が楽しいお話であります。

 ところでこの人の作る話ってなんだか東京創元社、という感じがします。
 そういえば昨日、泡坂妻夫の短編集「煙の殺意」買ったんですが、ここらへんの雰囲気と共通なのかなあ。あと天堂真の諸作品とかにも似てる。

【単行本・漫画】 桜玉吉 「幽玄漫玉日記」 5巻 エンターブレイン

桜玉吉 「幽玄漫玉日記」 5巻 一時期どうなることかとおもったんだけど、なんとか安定、な日常つれづれ漫画。
 
 コミティアで売った玉屋「ゲイツちゃん本」、「麺類でないウドンって?」、ブツブツツルツル顔でサイン会、知恵の輪、敦夫さん、女医とふぐり、20代30代40代揃いぶみでのシーカヤック体験など、よく考えてみると普通の漫画家がやってそうなことしかネタにしてないんだけど、それでもこれだけ面白いってのは何故なんだろうなあ?

 中年、桜玉吉のぱそみちゃんへの欲情がスパイシーな隠し味になってるのかなあ。しかし、別れた妻そして娘と街角でバッタリってのはへヴィーですな。
 やはり、こういうの描きつつも心はぜんぜんはしゃいでなくて、むしろ目は死んでそうなあたりがええのかな、とも思います。

 ゲイツちゃん本売ってたコミティアには僕も行ったんですけど、「あ、ぱそみちゃんって実在するんだ……」と驚いたのを憶えてます。ヒロポンがホントに皮ジャン着てたのにも驚いた。 「見たまんまの人だ!」 編集長O村トークショーの写真にその日司会役をつとめたOHPの人がちょろっと写っているのも見える。でも、きっと本人にとっては思い出したくない記憶なんだろう。担当の大場さんはいかにも仕事のできる好青年、という感じで今ひとつキャラが立ってないので今後の奮起に期待したい。スニーカーを頭に乗せるくらいじゃ、たぶんダメだ。

【単行本・漫画】 衛藤ヒロユキ 「魔法陣グルグル」 14巻 エニックス

 そういえば何やってんだっけ? 忘れた……という感じで、大魔王ギリが復活したにもかかわらず、ぜんぜん盛り上がらないという稀有なファンタジーアドベンチャー(藁 はじめてのお使い風味だ!

 どう考えてももうベテランの域にいる作家だし、この連載自体もいつ終わるのか先が見えない息の長いものながら、いまだにエニックス系のギャグ作家の中で第一線級張ってるというのはじつは相当にスゴイ。

 最近のゲームってネタとしてはたいへん使いにくいし、そもそもゲーマー漫画って今なにかあったっけ? コロコロコミックに載ってるんだろうか? とか考えてしまう昨今。あれ、ひょっとして、「アーケードゲーマーふぶき」とか「ゲーマー女の子ちゃん」(藁 とかしかない? という非常におさびしい現状なんですが、そこらへんのところはすっぱりあきらめ(藁 爺ファンタジーとかいう4人組のビジュアル系じじいパーティー使ってガンガン笑いとるあたり、したたかで生命力ある、って感じかな。あ、元ネタは当然「Gファンタジー」連載中の「最遊記」っすね。

 ところで、この人がテクノ好きだってのは誰でもわかると思うんだけど、最近は具体的に何を聴いてるんだろな―――ビョークとか聴いてるのか、ひょっとして。なんかこう微妙に最先端からズレたものを聴いてそうな気がする。もちろん僕の勝手な思い込みなんだけど……。

【ANIME】まほろまてぃっく 第8話「完璧な心の持ち主」 (→公式ページ

 面白いけど、今回作画甘いような気がするぜ――!
 リュウガの出現が周囲にまきおこす波紋、の話かな。まほろさん的には優を危険にまきこみたくはない、リュウガ的にはただヴェスパー最強のアンドロイド戦士まほろときちんと決着つけたい、事情を知らされてないなりに、優はリュウガから危険な香りを感じとって……てな感じ? そんな緊迫したムードの中、ひとり調子っぱずれな妄想にその身をまかす式条センセが笑えます。
 リュウガ先生、宇宙から通勤してるんだ!(驚愕) とか、どう見ても黒豹、やはりスラッシュを猫と言い張るのはいささか無理がありすぎる……などなど、クライマックス、たぶんリュウガとの死闘を目前にしたシリアスムードな展開ながら笑いどころキチンと用意してあってなかなかええですな。
 オパーイ的には見るところなくて、むしろ野郎の裸ばかりな回なんですが、まさか、それが理由で画がヘタれてるわけではなるまいな……などと考えてみた(藁

優、リョウガ、ホモ疑惑1ホモ疑惑2、いきなしウテナ化(藁ホモ疑惑3。薔薇の向こうに……猫です、猫! だんじて猫!!

01/11/26(MON)

【単行本・漫画】 ジョナサン・キャロル(訳:浅羽莢子) 「我らが影の声」 創元推理文庫

ジョナサン・キャロル 「我らが影の声」 たしかにネタばれ禁止。

 ぼくの兄、ロスはほんとうにどうしようもないワルだった。チンピラ友達とつるんでは、ぼくをからかい、いたぶって心底楽しそうにしていた。それでも、そんな扱いを受けても、ぼくは兄貴に愛してほしかった。
 そんな兄貴が死んだのはぼくが13歳のとき。線路を渡ってる途中、第三軌条に触れて感電死した。兄が事故死したせいで精神を患った母親は病院の中。事故死? いや、それは嘘だ。本当はぼくが……。
 兄とその友人をモデルに書いた小説が戯曲化されてそこそこ売れたせいでぼくは物書きになれた。25歳の今はウィーンで作家生活を送っている。この地で映画好きな素敵な夫婦とも知り合うことができて、今では親友同士のおつきあいをしてる。
 兄のことも遠い昔話となった。―――なったはずだったのに!

 いつのまにか自分の周囲が異質なものへと変貌している―――日常に狂気が忍び込んでくる―――そんな描写こそがキャロル作品の真骨頂だと思うのですが、長編第2作であるこの「我らが影の声」は周囲からじわじわと悪夢が浸食してくるかたちの他作品と比べると、きわめてストレートなつくりの作品であると感じます。すべてがラストに表出する悪夢にも似た真実にむかって収斂していき、だから、こんなに恐ろしいのではないでしょうか。
 悪い夢にも似た少年時代の出来事、それをのりこえてやっと手にした人並みの幸せ。主人公と、魅力的で素敵な夫婦との交流を描いたパートなどは上質の人間ドラマにも似た味わいなのですが、それもやがて……。

 「メビウスの輪」。長谷川晋一による巻末解説にあるこの言葉こそがこの作品の本質をずばり言い当てたものなのかもしれません。ちょっとずつねじれていって……そして。

【ANIME】 炎のらびりんす 上・下巻

 そんなに西島克彦好きなのか!
 いや、西島作品ってやっぱ心底ダサいなあと思うんだけど、AIKaに引き続いてこれまで観てしまった。こんなのが観たい気分の真っ最中。

 物語としてはあるような、ないような(;´Д`)
 サムライかぶれのロシア人を主人公に、彼に思いを寄せる武家の跡取り娘さん、彼女のお守り役な病弱くのいち(常に点滴ぶらさげてる)、謎の巨乳アメリカ娘に美人剣士に謎の刺客たちと、娘さん各種とりそろえて万全の体制でのぞむ(いつものごとく)ローアングル・ハイパー・チャンバラ・ギャグアニメ、という感じ。
 「あれ? ひょっとして真っ当なアニメ?」とか勘違いしてしまいそうになった上巻は、OP直後から頭がイっちゃってるくのいちかすみ@田村ゆかりだけ、いきなし血まみれになってケツくいくいしてたりフンドシ丸見え姿で気絶してたりとやったらテンション高いけど、それ以外の登場人物の演出はそれなりに普通でまあ普通のギャグ作品レベルだし、アングル的にも存外まともなカットが多かったような。って、キテレツアングル求めるほうがどうかしてんのだろうか(;´Д`)
 それとくらべて、むりやりというかなんというか、強引に話を急展開させまくる下巻ではほとんどの登場人物が頭おかしいわ、ほとんどのカットでとにかくパンツ見えてるわで、とても面白い。
 なんせ、フリーのルポライターのはずだったキャリーがいきなし流暢な日本語でストーリーの説明はじめるわ、その場に居合わせなかった主人公ガランは、何が何やらわからず事態をまったく呑み込めないまま、とりあえず戦ってるし、お守り役のはずのかすみは肝心な時にいやしないで自分の欲望にむかって猪突猛進、裸エプロンだわで、いったいなんだろな、このシナリオは……。
 まあ主人公サイドがそんな感じなら、敵役も敵役で、傀儡使いのエローラたんはとにかくクネクネ踊ってるだけだし(喋らないから声優いない)、もうひとりのナスターシャは「忍法カラダ手裏剣!」な感じで足おっぴろげて飛んでくるしで(;´Д`) とても素晴らしい。
 個人的な評価では上巻は普通、下巻はかなりよい、そんな感じです。
 動き回ってるカットばっかりで観ててひたすら楽しい作品ではあるんだけど、この上下巻いちばんの衝撃はオペラをバックに娘さんたちが大開脚見せるEDカットでした。これってぜんぜん動いてないんですけど(藁
 ちなみに夏(いちおうヒロイン)心花かすみキャリーエローラナスターシャ
 す、すげー!(藁

病弱くのいち、かすみ@田村ゆかり乳揺れ担当キャリー・ホワイト@金月真美ほとんど唯一マトモキャラ、女剣士心花さん@佐々木遥子そんで一応ヒロイン(藁 夏@増田ゆき

01/11/27(TUE)

どまんなか

 読冊日記からSFサイトチャート見てみたら、ど真ん中に名前があった。どう判断してよいものか……。

 横軸の 硬←→軟 ってのはなんとなくわかるんだけど、縦軸の 40←→20 ってなんだろうとちょっと考えて、しばらくして「あ、年齢か」とすぐ気づいてみた。すると平均値が30設定ってこと? やっぱ年齢層上なのかなあ。
 新しい軸については 濃←→淡 のほかに、S←→F ってのもあるかも。科学的考証に趣をおくかフィクション部分におもむきおくかどうか。あ、それならば ハード←→馬鹿 でもええか。

 SF系日記更新時刻一覧の中でのうちのサイトの存在理由って、もっぱらSF以外のものを紹介するところにあるような気がしてなりません。毛色の変わったブツのレビュ、つーかな。隙間産業的サイト。でも、それはそれで必要なんでしょう、と思ってみる。

 アクセス殺到のせいか、itsukiたんのMP3落とせない状態 (;´Д`)

【単行本・漫画】 望月花梨 「緑の黒髪」 白泉社

望月花梨 「緑の黒髪」 やっぱこのひと、短い作品のほうがええわ。1話完結もしくは3話くらいの連作。
 
「緑の黒髪」
 このひとお得意、思春期少年少女衝動もの。

 再婚の連れ子同士であるいづみと悟郎は血の繋がらない姉弟ながら家族としていい関係を保っている。
 しかし、ふたりの間には秘密があった。昔、悟郎がしたあることをきっかけにいづみは髪の毛を伸ばさなくなったのである。ふたりだけしか知らない出来事、その中で密やかに萌芽した思いは互いの心の中で膨らんでいく。どうすればいいのかわからないままに。

 「コナコナチョウチョウ」の黒板消しとか「チョコレートダイアリイ」のアリンコ大行進とか、自分自身にもよくわからない感情の噴出を印象的に描かせたらやっぱりこのひとは上手いですね。
 印象的なシーンをストップモーションで見せる作風の持ち主でもある望月花梨ですが、この話では「飛びまぁす」のカットの髪の毛の描く流線、そして靴脱いで裸足のところなんかなかなかエロくてよいし、「しゃきんっ」っていう音から雪の舞い散る無音世界に駆け出してくあたりの見せ方もよいですね。そのあとのマウントポジションなんか素晴らしい。
 ええですな。
 高校生とかだと育ちすぎだから、中学生か小学生くらいの女の子描くのが向いてると思います。

「シャボン」
 お姉ちゃん子の小学生女子マンモス(あだ名)が東京の大学にいってるはずの姉の所在をたしかめるために1人上京する話。 「ワァ―― 私 超ダイタ――ン」 つーかこんなバイク男についてくな、あぶねえよ、という感じで、プラスなんぼなんでも世間が狭すぎるだろう、というお話でもある。マンモスというネーミングセンス、最高(藁

【単行本・漫画】 北道正幸 「ぽちょむきん」 3巻 講談社

北道正幸 「ぽちょむきん」 3巻 「ネタに困るとすぐ新喜劇。」(アフタヌーン1月号作者近況より) って、どこのサイトのコメントなんでしょ?

 よく考えてみると設定ほとんどコンパチだし、さすれば「エクセル・サーガ」くらいの人気は出てもいいものと思われるが、どうにも控えめ人気なのはやはり新喜劇だったりドリフだったりシュールすぎたりするからだろうか。話がぜんぜん進まねえ。
 この巻では東スポの回と老人介護の回がよかったです。こう書くとやはり、秘密組織ゲルニッカーの世界征服マンガとは思えまい。

 ……そこがダメなのだろうか。

 初版特別限定トレンジャーカードは、トレンジャーピンクの登場だ! しかし…… ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン! 

01/11/28(WED)

【単行本・漫画】 ジョナサン・キャロル(訳:浅羽莢子) 「月の骨」 創元推理文庫

ジョナサン・キャロル(訳:浅羽莢子) 「月の骨」 これはなかなか。

 あたし、カレン・ジェイムズはとてもしあわせ。
 そりゃ、何もなかったとはいえない。愛してもない男の子供身ごもって中絶してみたり、悲しいこともあった。
 でも今はちがう。この世でいちばんすてきな旦那さまであるダニーとも結婚できた。お腹にはふたりの赤ちゃんもいる。
 その夢はいきなりはじまった。わたしはプロペラ機に乗っていて、となりには男の子がすわってる。彼が何者なのかはすぐわかった。ペプシ、わたしの息子。
 ここはロンデュアという名前の夢の世界。
 帽子をかぶった犬のミスター・トレーシー、狼のフェリーナ、駱駝のマーシオがわたしたちを出迎えてくれた。
 5つの<月の骨>を探すため、この世界にわたしはふたたび帰ってきたのだ!

 新婚ホヤホヤの人妻が奇妙な夢を見はじめる。夢の世界での自分は、息子ペプシとともに5つの<月の骨>を求めてロンデュアという奇妙な土地を旅しているのだ。いったいこの夢はなんなのだろうか……!? というストーリーで、ジョナサン・キャロル作品にしては物語展開が格段にわかりやすい。
 夢の世界ロンデュアでの冒険の目的は早々と語られてしまうし、夢世界での息子ペプシはとても可愛い。一方現実世界での生活も愛する旦那さまといっしょでしあわせいっぱい。読者がすっかり油断していると……狂気のまさかりがその首元に叩きつけられたりする。うっかり書くとネタバレになってしまうのはいつものことながら、物語終盤での爆発はすさまじい。本を閉じてしばし呆然としてしまうけど、読後感はけして悪くないので、この作品からジョナサン・キャロル入門してみるのも悪くないと思う。

 ひょっとして、梨木香歩「裏庭」って、この作品にものすごく影響受けてないか?

01/11/29(THU)

冬はダメ

 寒いし、おっくうだし、人間様にも冬眠制度を導入してほしい今日この頃。暖かくなるまでごろごろしてたいよ――。しかし冬本番はこれからなのであった。がっくし。

 眠っている間の栄養補給用として蜂蜜を塗りこんでから冬眠に入るので、熊の掌は甘くて美味しいという話を耳にしたことがある。
 しかし、食材として調理する前にきちんと洗えば、蜂蜜の味なんかするはずもないし、まさか皮膚組織の中に味が染み込んでるわけでもあるまい。それならばきっと、インド人の右手はカレーの味がするはずだ。

 どうでもいいことを書いてしまった。

 熊の手についてgoogleで調べてるうちに、職業:マタギの小松茂さんインタビューが検索に引っかかった。
「奴のみぞおちに20発ぐらい拳骨をかまして、持っていた鉈を口ん中にぶち込んだら、奴がひっくり返ってしまったよ。」
 鷹村守もビックリですね! ハードなご職業です。

 話は変わるけど、このあいだ渋谷駅でときメモ3バスを見た。間の悪いことにデジカメ持ってなかったんだけど(最近ほとんど持ち歩いてる)、検索してみたら画像アップされてるサイト見つかった。そうそう、こんな感じで見た目はかなり衝撃的(藁 ところでこの河合理佳とかいう眼鏡っ娘、ムービーみる限りではかなりムカツキ度数高そうなのだが……。気のせいだろうか。

01/11/30(FRI)

冬に役立ちません。

 寒い--それが実行するし、また面倒である――人--私があなたにさらに私が回転したいように、冬眠システムを導入してほしいこの日--は、それまで暖かくなります。しかしながら、聴衆の前で作用する冬は、改良の余地を持っていました。がっ櫛。

 それが眠り混雑した間に栄養のためのオブジェクトとして蜂蜜を適用した後に冬眠に入るので、熊の手のひらは耳としてそれがそうである話を使用しました、甘い、またおいしい。しかしながら、それが食糧として料理の前に正確に洗う場合、蜂蜜などの味はありえません。味は皮膚構成に中へ決してしみ込みません。また、さらに、それはるわけになりません。それがそれである場合、インドの人々の右手のカレーの趣味が確実にあるに違いありません。

 とにかくよいものが書かれました。

 調査間にそばに、熊の手に関してグーグリになる、Shigeru小松、氏、占有のインタビュー:MATAGIは参照でつかまれました。
「仲間の胃の穴へ、場合、鉈、どれ、20から、拳骨の窯を実行する、また、それは持っていました、口んに向けられる、仲間は逆にしているでしょう。」
 さらに鷹村守は驚きですか。それは熱心な占有です。

 話は変わりましたが、それは先日渋谷ステーションで払拭され、メモを3台のバスを見ました。悪いものにディジタル・カメラ持ってがありませんでしたが、それが探索する場合、絵上昇が行なわれるサイト見つかった、1つの、の間で(彼は、ほとんど最近持っており歩いています)。それは正しく見えます――そのようなものであること――それは感じます、また、それは現われます、また、外観は全く衝撃を与えています(ストローおよび時間、言うべき眼鏡っ娘および映画みる、この河合理佳、の間――――(やや)MUKATSUKI周波数--高く見えるもの--しかし....)、それらが想像するということである?

 エキサイト翻訳の和→英→和を使って今日の日記は書かれました。楽で面白いです。ある程度普通な文章を通すのがコツ。

【単行本・漫画】 泡坂妻夫 「煙の殺意」 創元推理文庫

泡坂妻夫 「煙の殺意」 やっぱ泡坂妻夫好きだな。軽妙洒脱ってのはこういう作品のことをいうんですかね。

 1980年に出た同名単行本の復刊本。なので時代背景的に多少の違和感を感じたりするけれど、ミステリ作品としてはまったく古びてなく、設定の妙、意表を衝く展開、精緻なるロジックから導き出される驚愕の真相と、名作たる条件のすべてを揃えている短編集です。
 この人の亜愛一郎シリーズは、国内ミステリ短編集として俺の中でオールタイムベストだったりするくらいなのです。でもそういう人って多いんじゃないかなあ。洒落た短編、っていったらこの人のでしょう。

「赤の追想」、「椛山訪雪図(かざんほうせつず)」、「紳士の園」、「閏の花嫁」、「煙の殺意」、「狐の面」、「歯と胴」、「開橋式次第」の8篇を収録。

 この中では「紳士の園」がベストかな。
 「困ったときにこそ紳士たれ」 出所したばかりの男、島津は刑務所で知り合った近衛の教えを守り、花見客でごったがえす公園へと服装を整えて出かけた。折りよく近衛と出くわした島津は、スワン鍋なるものを一緒につつくことになったが……というお話で、公園のちょっとした違和感から恐るべき結論に至るまでの論理の妙といったらない。
 しかし、公園の白鳥勝手に捌いて鍋の具にして舌鼓打つ、みたいな乱暴なことしてるにもかかわらず、優雅で美味しそうなんだよな、ぜひ食べたい(藁 近衛の人柄のせいだろうか。
 「椛山訪雪図(かざんほうせつず)」なる奇妙な淡彩の画題をめぐる謎が図らずも殺人事件の犯人を指し示す鍵となる「椛山訪雪図(かざんほうせつず)」も味わい深い珠玉の短編。このまま「ギャラリーフェイク」で使ってくれ!
 その他の短編では、大火災の中継に気もそぞろ、別件の殺人事件現場でも実況中のTVにかじりついてる警部と死体大好き! な鑑識官コンビが事件の意表をついた真相に至る表題作「煙の殺意」、大家族描写がやたらに楽しい「開橋式次第」がよかったです。

 加藤元浩「Q.E.D」お好きなひととか読んでみるといいですよ。ブラウン神父シリーズより亜愛一郎シリーズ好きな俺でありました。

 ところで、変わったことしようとして大失敗してるこの解説はなんなのだろうか? ぜんぜん粋じゃないよ!

【雑誌】 ヤングキングOURS 1月号 少年画報社

  とにかく平野耕太「HELLSING」が素晴らしい。読んでて全身粟立つ作品に久しぶりに出会ったよ――。魔弾繰るリップバーン中尉 vs. 魔翼駆るアーカードっていう図式なんだけど、いやあ、カッコええですなあ。平野耕太、ホントに天才だよ! リップバーン渾身の魔弾軌跡描写もさることながら拘束制御術(クロムウェル)式開放シーン以降の描写なんか、嗚呼……。胸がいっぱいになったから、最後のページまで読んでため息とともにアワーズ閉じちゃったよ。ところでアニメ版記事。「そろそろ脚本の小中千昭さんの暴走が始まる頃」って書かれてた。ラスボスは邪神になる模様。アーカードが「ふんぐるい・むぐるうなふ――」とか唱えだしたらどうしよう。
 ところで、どういう方針だか知らねども、ウルトラジャンプっぽくあらすじや登場人物紹介がやたら載りはじめた。
  宇河弘樹「朝霧の巫女」。巫女エプロン! どこで噂なのか。蕎麦を食う。オハリ。という感じ。六道神士「エクセル・サーガ」。なんで岩田が合体すんだよ(藁 皆さんけっきょくどーでもええとみた。俺予想だと(下手に予想すると怒られるのだが)ふだんは見た目そのまま、有事には「ダイテンジン」ラストに出てきた巨大メカ(大天腐だっけ?)のコアになる。そんな感じ。テケトーだけど。四王子助手の連歌家さん@ナースコス、なんだかでっかくなくなったヨ! 幸田朋弘「ドキドキ・ロコモーション」。ナジカの続き(藁 コミックマスターJ。1週打ち切り、実際にやったらスゴイな(わらぃ

【ANIME】ナジカ電撃作戦 MISSION:008「欲望の空は戦い渦巻く炎と共に」

 素晴らしいね!
 なんでか身体測定からスタート。ナジカはんのバストは92cm。計られる側も計る側もとにかくみんなパンツ見えまくりだから、とくに貼らなくてもいいかな、と逆に思えてしまうこの不思議(藁 でも、やっぱり貼る。
 国際兵器見本市の警備が今回のミッション。ヒューマリット持ってる闇兵器ブローカーがいて、その命令でヒューマリットが何やら悪さを働くやもしれぬ、そんな感じである。ナジカさんは回収係にいたくご不満な様子。憂い顔のナジカはんカットってなんとなく違和感ある。身体測定のときもそうであった。
 そして兵器ショー。イベントコンパニオンもパンチラ、ウエイトレスもパンチラ。カメラ視点はパンツの高さにセット。白のリムジンであずさお嬢様のご登場。側近の黒眼鏡ズは福本伸行の女バージョンであろうか。ざわざわ言うかもしれぬ。OBOROとかいうステルス機が紙飛行機のように飛んできた。着陸にともなう強風にもまるで動じぬお嬢様のパンチラパンチラパンチラ。 「プ、プレスがいないよ〜」  ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン! なぜだか報道陣はナジカたんリラたんコンビに集中。葛城重工業どっちらけ。リラたん棒読み台詞。あずさお嬢様がわざわざ喧嘩売りにきた。ピンクのアンブレ〜ラ。お嬢様の足くみ替え、エロ〜い!
 作戦開始! ウエイトレスたん、超低空アングル。と思ったら、ヒューマリット変身! あっさりと黒眼鏡は倒され、ボディに一発、お嬢様は人質に。桃の収穫ふたたび、という感じだ。桃を眼前に眺めながらステルス機を強奪して逃げるヒューマリット(藁 ぞんざいに投げ捨てられた挙句に即行サメの餌とはあずさたん悲惨なり(;´Д`)
 ドックファイト突入〜。 「軽くして!リラ」 「わかった」 しばし考えたのち、とんでもないものを捨てるリラ。今回の話、爆笑ポイントが多数設置されている。なんというのか、アングルといい展開といい、はちゃめちゃ姫でとても面白い。素手でミサイルつかんでるよ、このヒト。わざわざケツ調べんでも、そんな人間いるわけないだろ! とツッコんでみたりする。キラっとナジカさん目にして感極まったあげくにパンツ丸見え体勢のまま、また気を失うお嬢様。ポッと頬赤らめなさっておった。 「お姉さま……」
 パンチラスパイアクションの名前に恥じないいい出来の回でありました。てんこ盛り感覚?

にこにこりん!(番組ちがう) 悲惨キャラ、梓お嬢様@榎本温子すべてを捨てる、じぶんを捨てるリラたん(藁

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