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comic

二宮ひかる「ハネムーンサラダ」 5巻(完結)
コゲどんぼ「ぴたテン」
陽気婢「ロケハン」
和六里ハル「魔法のエンジェルグリグリビューティー」
秋里和国「プチエゴイスト」 1巻
comic さくいん

magazine

ヤングキングOURS 5月号
近代麻雀 5/1
IKKI vol.09
magazine さくいん(更新停止中)

novel

津原泰水「蘆屋家の崩壊」
novel さくいん

etc.

アベノ橋魔法☆商店街 第1話「不思議!アベノ橋☆商店街」
ぴたテン 第1話「天使とのつきあい方」
りぜるまいん 第1話「突然! 幼な妻!?」
鋼鉄天使くるみpure 第1話「看護ロイドのくるみです」
HAPPY★LESSON 第1話「どきどき★ママティーチャー」
HAPPY★LESSON 第2話「わくわく★ヴァケーション」(OVA)
あずまんが大王 第1回


 2002/4
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02/04/02(TUE)

bk1【単行本・小説】津原泰水「蘆屋家の崩壊」 集英社文庫

津原泰水「蘆屋家の崩壊」  文庫になった。
 そもそもハードカバーで持ってるし、文庫版で追加されてる短編「超鼠記」が収録されてるアンソロジー「おぞけ」も持ってたりするのけど、やっぱり買った。
 こと、怪奇短編集としての出来映えでいえば、これだけのものはそうそうないわけで、ただでさえ素晴らしいのに解説が皆川博子、そして新しくなったカバー装丁もシックでよくて著者近影の写真写りまでがたぶんいい(なんて失礼な)、いやあ、これは凄まじいです、まず買おう。

 30過ぎても定職を持たずにぶらぶらしている猿渡という男と、伯爵と渾名される怪奇小説家のコンビが遭遇する怪異譚を描いた連作短編集。「反曲隧道(かえりみすいどう)」、「蘆屋家の崩壊」、「猫背の女」、「カルキノス」、「超鼠記」、「ケルベロス」、「埋葬虫」、「水牛群」の8編を収録。

・ 「反曲隧道(かえりみすいどう)」
 短いなあ、6ページ。猿渡と伯爵がつるむきっかけとなった事件が描かれてる。ひょっとするとご存知ない方もおられるかもしれないので書いておくと、猿渡のモデルは津原泰水本人で伯爵のモデルは異形コレクション編者の井上雅彦。
・ 「蘆屋家の崩壊」
 「アッシャー家の崩壊」と「蘆屋道満大内鑑」を強引に結びつけて書いた駄洒落話、のはずなのだがこの人の手にかかるとなんでこんなに内省的で切ない物語に仕上がるのだろうか? 「狐」にまつわるお話であります。「赤いね」のリフレインがひどく印象的。しっかし、この話のラストシーンは最高だ。
・ 「猫背の女」
 望月峯太郎「座敷女」っぽいテイストの恐怖譚。
・ 「カルキノス」
 蟹・蟹・蟹の物語。とにかく蟹尽くしな冒頭記述は素晴らしい出来であるし、この回に登場する蟹飯の美味しそうなことといったらない。たまらない。
 人の苦悶の表情をその甲に写す紅蟹なる異形の蟹を一手に取り仕切る地方成金とその奥方にまつわるお話で、ひょっとしたらミステリーとして落とすのか? と思わせておいて……という捻りの効いたストーリーが堪能できる……と書いてはみたけど、これは捻ってあるのかなあ? なんとも不思議な味わい。
・ 「超鼠記」
 タイトル通り「鼠」にまつわる物語。とはいっても、「超」がついてるぶん大きくて、ヌートリア話。
 「おぞけ」収録時よりだいぶ加筆されていて異様な味わいがさらに増している。しかし、こんな落ちがつくとは……奥さんはいったいどう思ってるのだろうか?
・ 「ケルベロス」
 これも切ないな――。「犬」にまつわる悲恋譚。これもかなり強引な展開の話であるのだが、なんでまたこんな怪奇譚が切ないテイストに至るのか。ラストなんかものすごすぎなのである……不思議。
・ 「埋葬虫」
 「虫」話。多分に気色悪い話で、珍しくグロなテイストと言えるお話かもしれない。しかし、それでも淡々とした筆致で描かれてるところがまた奇妙なのであるが……。ラスト4ページの展開が静かに怖い。
・ 「水牛群」
 ラストを飾るのにふさわしいお話。
「牛」についての話ではなく、神経症を患った猿渡の脳内にある恐怖物質が詰まったインクビンにまつわる話。この時期の津原は主人公猿渡同様に神経症に罹ってたらしく、(ハードカバー版自作解説参照)自らの苦しみを猿渡に肩代わりしてもらえれば、という煩悶が伺える作品だが、それにしてもラスト近く、舞台をホテルに移してからの幻想に満ちた筆致は素晴らしい。怪奇でかつ、いいお話だ。

 考えてみると不思議な連作短編で、豆腐、蟹、蒟蒻などなど、グルメ小説と読んでもおかしくないくらいに美味しそうなものが沢山出てくる作品なのである。しかしふと気づくと日常だったはずの世界はいつしか変容を重ね、読者は奇妙な幻想空間へと足を踏み入れてしまっているのである。
 軽やかな語り口の魔術、醒めたユーモア感覚、そしてここぞというポイントで外さない確かな言語感覚。やっぱ、この人の作品好きだわ、と思います。

 初めての方にはこの本か「妖都」(講談社文庫)あたりがいいんじゃないでしょうか。

○【雑誌】ヤングキングOURS 5月号 少年画報社

 楠桂「もののけ☆ちんかも」。なんだこのタイトルは! 九尾の狐とダメ高校生安倍晴明カップルが主役のエロコメ。なめてんのか!! この人の最近作ってなにげにダメレベルが異様に高すぎだと思う。すごいなあ。六道神士「エクセル・サーガ」。やっぱダイテンジンじゃないかよう。途中まではいいお話だったのにね(w 「Holy Brownie」1巻発売記念サイン会が天神コアB1F・福家書店にて4/28に行われるそうです。本望だろう(w 平野耕太「ヘルシング」。リップバーン中尉、なんか乙女っぽいね……というか、無敵の強姦魔相手に必死の抵抗試みてるみたいだYO! 多分にエロいです。

○【雑誌】近代麻雀 5/1 竹書房

 これぐらいの出来でやっと許容範囲(えらそう)。新連載の 画:旭凜太郎+作:花村奇跡「騙し屋」はマジシャン主役の漫画なんだけど、これずばり麻雀ぜんぜん関係ない話だな……面白いんだけど、やはり「バード」載ってたころの黄金期と比較するとやはりちょい弱めかな〜と思えてしまうのです。贅沢か? 天獅子悦也「むこうぶち」。安永さんが「御無礼!」とか言ってる(w 言わなきゃダメなのか。仕掛けについては予想通りのものだったんだけど、これでそんなに有利になるような気もしないんだよね。対子手作られたら無意味だしな……とか思ってみました。しかし、安永さんはいぶし銀の渋さであります。さかもと未明の漫画(どこでも描くな、節操ないな〜)に竹編集のいい加減さが出てるな――とか思ったり。誰でもいいから連れてくればいいというものでもないぞ!!

02/04/04(THU)

bk1【単行本】二宮ひかる「ハネムーンサラダ」 5巻(完結) 白泉社

二宮ひかる「ハネムーンサラダ」 5巻(完結)  これにて完結。

 男1人に女2人に見えるこの奇妙な関係も、ひとりの女性が内包できるアンビバレンツな側面を極端に拡大して一花と遙子にふたりに振り分けてみた、という気がします。
 つまり、男にとって異星人(エイリアン)的な部分を持つ一花と、さばけていて自らの足で勝手にどんどん歩いてしまう(ように見える)遙子。だから物語がこんな結末を迎えるのもわかるし、そしてそれは実際にはむつかしいんだろうな、とも思います。

 これはたぶんどこにも存在しない理想の関係で、だから読んでいてこんなにも心地いい。
 のびやかで、でもちょっとだけ不自由な空気感がとても気持ちいいです。

bk1【単行本】コゲどんぼ「ぴたテン」 メディアワークス

コゲどんぼ「ぴたテン」  コメットさん☆ → ガラクシ → ぴたテンなので、予習ついでに2巻まで読んでみました。

 お、面白い! 「ぴたテン」ってのは「ストーカー・エンジェル」ということなんでしょうか。
 いわゆるSF押しかけ女房のカテゴリーに含まれてもいい作品で、クールで醒めててショタ好きに受けがよさそうな小学生、湖太郎のもとに、頭の横に兎のぬいぐるみを2羽くっつけてブリブリの衣装着て「てひひひひ〜お帰りっス!!」とかいう、どう考えてもヤバい感じのする女、美紗が押しかけてくるというハートウォーミングストーリー(電波風味)。
 今期からのアニメ新番組でいえば「ちょびッツ」なんかと設定的には共通してるところあるような気がするけど、センス的にはこちらのほうが遥かに現代的だと思います。登場人物間の距離の置き方とか、美紗の奇妙な行動を淡々と描くあたりの感覚とか。やってることはぜんぜんちがいますが、ブギーポップシリーズのそれにかなり近しい気がしました。これ、まともにアニメ化したらものすごく電波チックなものになりそうで(俺的に)とても期待が持てそうです。「ココロ図書館」を超えてクールな電波系癒しアニメになるんじゃないかなあ。

 もし実写化するなら、美紗役はCV担当する田村ゆかりがそのままいけそうだな……と思いました。「てひひひひ……」とか言っても違和感ないし、服装だって私服でいけそう(w

bk1【単行本】陽気婢「ロケハン」 小学館

陽気婢「ロケハン」  さえない感じの女の子描かせたら陽気婢は無敵だなあ。

 新作のロケハンのため、廃校のある田舎町を訪ねた映画研究会のふたりがたまたまAVの撮影に遭遇、撮影隊スタッフのお姉さんや女優のひとと知り合ってみたり、地元の郵便局に勤める女の子にいきなり自作出演依頼してみたりしながら、いろいろ親睦を深めてみる青春ドラマなお話。
 物語の作りだけみるとやはり未整理な印象がするのだけれど、この人の作品はそこを含めて評価しないとあかんのではないかな、と思います。作風の変化がいまさら訪れるような気もしないし。陽気婢作品特有のなしくずし感がとても心地よいです。

 郵便局勤めの女の子、香南ちゃんが冴えな可愛いくて素晴らしい。(ヘンな言葉だ)

bk1【単行本】和六里ハル「魔法のエンジェルグリグリビューティー」 メディアワークス

和六里ハル「魔法のエンジェルグリグリビューティー」  ショタるるる。(いいのか、この表現)

 なんじゃこりゃ、すごい話だ。
 女子にも男子にも(……)モテモテな魔性の小学生男子・紅扇ビューティー。彼が歩いてたら巨乳のお姉さんが空から落っこちてきて、なんか知らないけど天使で、キスされたら魔法の天使グリグリビューティーに変身しちゃったYO! まいったね、こりゃあ……というお話。なんでこんななのかぜんぜんわからん展開ばかりだけど、とにかく楽しいことは楽しい。

 ほかにも巨乳眼鏡な天使っ娘やら、フリフリで華美な衣装な魔法の貴公子イビイビアイリスなる輩までが天国から押しかけてきて、挙句の果てには地獄に乗り込んで一大バトル繰り広げてみたりするんだけど、一言でいえば煩悩全開なドタバタ漫画であります。眼鏡天使さんマウスが羞恥プレイ強いられて頬赤らめてるあたりがいいですね。なんだ、あのコスは……。
 なんかドタバタやってるな〜と思ってたら終わってました。やたらガチャガチャしてますが、楽しいです。

bk1【単行本】秋里和国「プチエゴイスト」 1巻 小学館

秋里和国「プチエゴイスト」 1巻  少年/青年誌編集者に対するゴキゲンな偏見が楽しめる1冊(w

 笑学出版ファッション誌編集者である広田玉手は多忙なる日々の生活から部屋は荒廃の一途をたどるわ、男日照りのあまり局所の砂漠化が進行するわの荒みきった毎日を送っている。そんな彼女の前に現れた美形の男、良人。売れっ子漫画家のメシスタントをしてる彼の料理の腕に惚れ込んだ彼女は「ヨメが欲しいっ!」と、彼に猛烈なアタックをかけるのだったが……
 部屋が汚いとかもう長いことシテないとか、最近こういう漫画増えてきたような気が。最初はメシ目当てだった不純極まりない玉手の恋がいつしか純愛へと変貌するあたりの見せ方が面白いです。良人のバンドがライブするシーンのダサさといったらないよなあ、と激しく思いますが……。

 しかし、「いったん足を踏み入れたらムカれてヤラれてマワされる」って、少年/青年誌編集者ってそんな鬼畜なんですか? 白夜書房とか、コアマガジンとかと間違えてやしませんか? 

○力尽きました……

・ 岡崎二郎「時の添乗員」 1巻
 うーん、渋い。
・ 文月晃「藍より青し」 8巻
 妙子はん@巨乳メイド眼鏡の妹さんであるところのちかちゃんまでもが(当然のように)やってきて同居始めた。しかしやってきた早々にメイド服に着替えるつーのはいかがなものか。まだ高校入ったばっかりだよね……そんな娘さんが夜中にこっそり忍んで添い寝しにやってきたりびしょびしょになったり剥けたり(w そんな感じ。
 現実にあったらこんな状況居心地悪くてしゃーないと思うけどそれがなんとなく成立してしまってるマターリ感覚こそがこの作品の売りのような気がします。どう収拾つけるつもりなのだろうか?
・ ストーリー:近藤雅之 作画:有賀照人 「警視総監アサミ」6巻
 キャットファイト編(w が中心ではあるんだけど、海水浴編の唖然とするラスト、そしてチェスロボット編のあまりにもめちゃめちゃかつご都合主義極まる展開にしびれました。なんかもう、しょうがないですね……。
・ 森下裕美「ここだけのふたり!!」 9巻
 いつも楽しい。とてもなごむ。
 新キャラとして汗かきデブでロリコンの子供会役員(心底最低だ……)高橋さんが活躍した。
 そしてタキエLOVE!! 柿尾院が登場しなかったのは残念。(扉絵だけ →追記:タイムカプセルの回に出てた。気がつかなかった)たまに出してくれると嬉しい。
・ 紺条夏生「欲シガリーノ★ネダリーナ」 3巻(完結)
 うーん、いちお上手くまとまって完結なんだけど、最後のほう泥沼ラヴ(サイコ風味)話になってしまって、しかもちっとも「欲シガリーノ★ネダリーナ」じゃなかったのにはガッカリした。看板に偽りあり、だYO!
 ひらたくいうと、エロくないよ!! しょぼーん。
・ 丸川トモヒロ「成恵の世界」 4巻
 パンチラとかコスプレとか、そんな話ばっかりになってるな……。

02/04/06(SAT)

○【ANIME】 アベノ橋魔法☆商店街 第1話「不思議!アベノ橋☆商店街」 (→公式

 いやあ、面白いじゃないですか。
 この先漫画版では異世界ファンタジーな展開に突入しちゃうわけなんですが、風景カット多用して商店街の変容をきっちり描いて、ハイテンションギャグパートはガンガン動かしてメリハリつけて見せれば、傑作に仕上がるんじゃないかな――と予想してみました。ガイナ演出がうまいこときまりそうな作品設定。
 誰もがあいこっちそのまんまと思いそうなヒロイン、あるみちゃんですが、やっぱり可愛いよね〜。萌える〜。ナイスバディ見て大はしゃぎのサッシに見せる苛立ちの表情なんか素晴らしいです。あるみちゃんに限らず、印象的な表情カット多いのがいいな。
 鶴田謙二版コミックのテイストだった第1話ですが(キノコネタは田中哲弥? →追記:次回予告だけらしいです。情報元:田中哲弥なんでも掲示板におけるご本人発言) しかし第2話からのあかほり脚本はやはり気になる。出口竜正のほうに急激スライドしないか心配です。(この画にあのバカすぎ展開は……) できれば田中哲弥に脚本書いていただきたいのですが、速度的な問題からそれは不可能計画なのでありましょうか。
 雰囲気がとても気に入りました。センスいい。次回予告、ムネムネがはっちゃけてたな……。

キタキツネのポーズ。萌える〜傍から見てるカットでもあるみたん表情は素晴らしい唖然、あっさりとファンタジー時空に……

○【雑誌】IKKI vol.09 小学館

 読むのずいぶん遅れてしまった。
 日本橋ヨヲコ「G戦場ヘヴンズドア」。病室で奏でられてる曲が「G戦場のアリア」だったり、町田都=どう考えても日本橋ヨヲコ本人だったり、良くも悪くも、本当にそのまんま描く人だなあ……と感嘆しました。もうちょっと捻ったほうが現代の感覚では逆に有効なんでは、といつも思うのですが、こういうタイプの直球投げる人も貴重なんだろうなとも思います。 小野塚カホリ「愛い奴」。やったら豊満な肉体だなあ。描き方になんとなくエゴン・シーレとか、そんな印象を受けました。 林田球「ドロヘドロ」。踊る! 感じはしないな……自分の生首をホルマリン漬けにしてベッドサイドに飾るカイマン(w 異様なギミックの使い方とかにマイケル・マーシャル・スミス作品と同様のセンスを感じます。「オンリー・フォワード」とかに近しいような。 黒田硫黄「セクシーボイスアンドロボ」。またロボか、すごい確率だ(w 前回の三日坊主話の続き。ターニングポイント的なストーリーなような。この連載についてはそんなにハードな展開にならなくてもいいと思うけど(ロボがひどいことになりそうだし)でも、そうなったらそうなったでもいいものが出てきそうな。うーん。 多田由美「Last Night」。プロムのの夜に少年が誘った相手は……というお話で、流れの中の一瞬を切り取ったストーリーなんだけど、ものすごく余韻を引いて残るのはこの人の作品ならではだなあ、と思います。 山本直樹「安住の地」。時折挿入されるコンビニ店長店員パートがやけにエロいな(w スコット・森って誰なんだろ? 土田世紀「ノーサンキューノーサンキュー」。土田世紀がデータ入稿してる。精神状態が2極化してるふたりの男たちの対比が読ませる物語かな。ダメ男の娘さんであるところの織江ちゃんの顔が素晴らしいです。また、無自覚に無神経な人間たちのキッツいシチュエーション描くんだこの人は。 菊地直恵(旅のお供:横見浩彦)「鉄子の旅」。横見氏の体の動きは真実なのか。鈍行で九州まで。時刻表が愛読書なのは理解しがたい。 比古地朔弥「まひるの海」。最終回。見開きの使い方が上手いな。のびやかなところと厭〜なところがないまぜになった独特な感触の作品でした。「花園メリーゴーランド」となんとなく共通するものを感じる。 見ル野栄司「東京ソレノイド」。(不覚にも)ラストページで笑ってしまった。そらねえだろ……。 新連載、松永豊和「竜宮殿」。まだ様子見。

02/04/07(SUN)

○【ANIME】 ぴたテン 第1話「天使とのつきあい方」 (→公式

 わりと普通に無難な仕上がりでした。色彩設定ももっとモノトーンっぽく抑えて、電波っぽく荒涼した雰囲気描いてくれればいいなあと思ってたんですが、日曜朝という放映時間帯考えればそれは無理だな……しかたないかも。

 ストーリーは原作コミックのそれともちろん同じで、交通事故で母親を失ったことが原因で他者に心開けなくなってる醒めた小学生の隣の部屋に電波っぽい女が越してきて、彼女はじつは天使だった……というお話。
 奇矯な行動をする天然女+猫耳装備な幼馴染+ミステリアスな寡黙少女(まだ出てません)というキャラ配置はいかにも現代っぽいんだけど、お話の見せ方、演出についてはひどく普通にまとまってしまってるという印象です。もっとこう、不安感煽るような構図で各カット構成したほうが原作の味わいは再現できると思うのですが、それはあえて選択しなかったのか、力量的にムリだったか? どっちだ? 個人的には原作コミックのほうが毒の原液10倍濃縮という味わいなので読んでてぞくぞくします。
 肝心要の美紗台詞「てひひひひ〜」は自然に異常に演れててなかなかよかった。吃驚しました。ゆかりんボイスは適役だった!!

 どんどん鬱な展開になってくことを希望〜

電波女美紗@田村ゆかりん猫耳+幼馴染+ロリ少女@釘宮理恵。りぜるに続いてこっちもか!!こんな電波天使いらない(w

 しっかし、昨日の夜から押しかけ女房もの3連発かYO!

○【ANIME】 りぜるまいん 第1話「突然! 幼な妻!?」 (→公式

「自分でも気づかないうちに僕たちは凄まじい地平まで辿り着いてしまった……此処は萌え魂の彼岸なりき……」 そんなことを思いました。

 予告ムービー見て前に書いた感想とほとんど変わらじ。
 年上趣味な中学生男子のもとにスゴい衣装を着た(推定)12歳の娘さんが訪ねてきて「今日からお世話になります旦那様〜」とか言う、とお話。15歳と(推定)12歳とじゃ結婚無理だろと思ったりしますが、押しかけ幼な妻であるところのりぜるさん@釘宮理恵は人にあらぬ存在で、この婚姻については国家権力総動員でバックアップされてる、という内容であります。  ぶっちゃけた話、「うる☆」@幼な妻モードだったりするんですが、りぜるさんの涙はニトログリセリンで(うわあ)☆里もちる「危険がウォーキング」も入ってたりする。☆だらけ。「わくわくするなあ、新婚初夜! やだぁ、初夜だって!!」とかいいつつ風呂場で身体洗うりぜるさんやら、いろんな展開すっとばされて萌え用に特化されてる印象で、この加速っぷりは流石21世紀! と思ったことでした。
 「しましょ♪ しましょ♪ しましょ♪(うっふん)」なリフレインフレーズが頭の天辺に突き刺さってくるような強烈ロリロリ釘宮ボイスのOP主題歌「はじめてしましょ」(→しまったこっちだ、まちがえた)の脳溶けっぷりは凄まじいネ!!
 しかし、客観的に考えてみると極まってる分だけ評価に値する内容とも言えて、されど連続試聴するかは微妙なレベルで、まあ、なかなか、うーん、いろいろ複雑な心持ちで、手放しで喜べるかというとそうでもないんだけど、えーと、な、気分でした。15分枠ということを考えるとわかりやすくインパクト炸裂な原液でよろしいんじゃないでしょうか。ひどく読点が多い。

○【実写・特撮】 鋼鉄天使くるみpure 第1話「看護ロイドのくるみです」 (→公式

 この世は、地獄だッ!!

 こんなにも長く感じられた15分は久しぶりで(モニタの電源切ればいいんだけど)、流石にキッツいものがありました。
 心に傷を負ってひきこもってる少年の元に家庭用看護ロイドであるくるみ他2体が一方的に送りつけられてきて共同生活をはじめる……ってこれもSF押しかけ女房ものですな。そんなのばっかしか!
 とにかく、実写の暴力ということについて深く深く思いを馳せてしまって、なんで彼女たちの仕事がヨゴれっぽく感じてしまうんだろうか……なんだろうな、この企画ものコスプレAV冒頭部分みたいな映像は……とたいへんボルテージ下がりました。「りぜるまいん」でテンション上昇↑ こっちでマイナスまでダウ〜ン↓ という印象でしょうか。ある意味、上手いこと出来てる!!

 来週も、俺は見るのか!?

02/04/08(MON)

○【ANIME】 HAPPY★LESSON 第1話「どきどき★ママティーチャー」 (→公式

 うーん……

 OVA版第1話については前にもレビュしてて、地上波版第1話はその編集版。
 しかし、ただでさえ異次元なストーリーをこんなふうに尺縮めたら何がなんだかぜんぜんわからんYO!
 おおまかな設定としては、両親の事故で天涯孤独の身の上となった高校生の家に学園のアイドル教師たちが強引に押しかけ女房して、しかもそのひとりひとりがメイドだったり巫女だったりロリロリコスプレ娘(ママなのだが……)だったりマッドな科学者だったり筋肉女だったりするというもの。書いてて脳汁出そうになってくるな(;´Д`)
  ここ最近のアニメ傾向として顕著なおおまちがいハーレム選り取りみどりパターンで、この第1話はちょうど各キャラ紹介イベント連発シナリオだったりするんですが、OVA → 地上波の尺の問題の関係上からか、かろうじてストーリーを繋ぎとめてるカットも半分くらいに削ってるし、なぜか物語展開自体も奇妙に前後させてたりするので、これだけ見ても何がなんだかぜんぜんわかんないんじゃないかなあ。
 萌え専用機能性食品としての役割担ってる現代ダメアニメ究極パターンとしてもいささか断片チックに過ぎると思われます。

 よくわかんなかったかもしれないんで一応書いておくと、三者懇談母親役として誰が出席するかの争奪戦でドタバタしてたというだけのお話で(この展開からして異次元なんだけど)それ以上でもそれ以下でもないです。ママティーチャーの事実は重要機密にあるとか、物語的なそういったお約束事項すらすでに存在してません(藁
 来週からは作画クオリティも厳しくなりそうだし、まあ、そんなには期待できないような気がします。

 OVA版における超ハイテンション高速カット割りOPが地上波版になって普通なものになってたのはとても残念。あれはたいへん素晴らしかった。

追記:意味不明にすぎるシナリオは実はOVA版でもぜんぜんかわってません。たとえば主人公の両親がなんで亡くなったのかとか、アイドル教師連中がママティーチャーになるに至った事の経緯なども一切説明されてません。普通の感覚ではちょっとは触れてみると思うのですが……。つまり超ハイテンションで突っ走ってただけのお話が、さらにわかりにくくなって、ひどいことになってるというか……かなり困ったものだと思います。あ、今気づいた。第1話ラストに収録されてる次回予告カット、実際に発売された第2話ではまったく使われてない……そんな展開ぜんぜんなかったぞ!! まさにいきあたりばったりの産物という感じですね。とほほほ。>黒書刊行会さん

○【OVA】 HAPPY★LESSON 第2話「わくわく★ヴァケーション」 (→公式

 ついでに。いくらなんでも、何もなさすぎです!!

 夏だ! 海だ! 温泉宿だ! 混浴だ! と、第2話にして設定破綻してる気がするんですが。これ単なるハーレムバカンスで、ママでもティーチャーでもぜんぜんないよ……。まちがった設定のアニメがまちがったストーリー展開をして、マイナス×マイナスで結果極めて普通に空虚なギャルアニメになってるというか。オイオイ(;´Д`)
 簡単に説明すると、海でドタバタして温泉宿でもドタバタして、トップアイドルな幼馴染までまた増えた(泣  そんな感じ。いちお、新キャラ出現イベントへの予兆だけはあるのですが、肝心のストーリー自体まったく存在しないという潔い作品であります。なんじゃあ、こりゃあああ……。眼鏡っ娘担任と眼鏡っ子委員長のカブり具合がたいへん気になっていて、たぶん、作り手サイドが考えてるほどにはキャラクタひとりひとりが立ってないと思われます。
 ささきむつみの手によるキャラデザインと、彩度抑えた感じの色設定は好きなのですが、(個人的には「ぴたテン」こんな感じの色使いでやればいいと思った)ヘボいとかそういう次元にない空っぽシナリオがなんとも問題でしょう。

八桜はづき@そのざきみえ温泉=混浴の法則(w しかもほかに誰もいやしねえ。一文字むつき(眼鏡ママ)と七転ふみつき(眼鏡委員長)の区別はひどくむつかしい……

 ママ声優陣+αのコスプレ大会&歌謡ステージ&コント(寒そ〜)な特別版DVD「MUSIC COLLECTION」→amazon)はちょっとすごいかも〜
(参照:→再掲「HAPPY☆LESSON コスプレ写真館♪」

02/04/09(TUE)

○【ANIME】 あずまんが大王 第1回 (→公式

 30分5話の学園ショートコメディ。
 第1話「こども高校生」/第2話「天才です」/第3話「こわいかな?」/第4話「爆走ともちゃん!」/第5話「大阪人や」の5本。

 こ、このちよちゃんの声には既視感を覚えるッ!! だ、誰だ……とちょっとだけ考えるふりをした。こんな声、朱葉たん@ココロ図書館しかいないよ……。 「つっくりましょ〜♪ つっくりましょ〜♪ はてはて何が出来るかな〜♪」  魅惑のかすれボイス〜! じつは、けっこう衝撃なのでありました。
 春日歩(大阪)CVが松岡由貴というそのまんまっぷりにも驚く。あいこ〜あるみ〜おおさか〜。大阪人キャラの場合はすべからくこの人にお鉢回るという法則でも出来たのだろうか? 正直、悪くないです。しかし、あんなキラキラしながら登場するとは思わなかったよ……。
 肝心の中身については、あくまで原作に忠実、という仕上がりで、いいんじゃないでしょうか。見逃してもめちゃめちゃ後悔する感じじゃないけど、ぼーっと眺めるにはむいてそう。べつに不満はないな〜。4コマ作品のそれと同じく感想書くのはひどくむつかしい気がするけど。

 「これぞあずまんが!」という感じのOP、そして、お花畑→全員で飛行→お父さん登場というシュールテイストなED。ともにいい出来だと思いました。素晴らしいですね。EDはちょっとココロっぽい(曲とか色のセンスとか)と思いました。OPED含めて音楽センスは総じていいと思われます。
 あ、音楽担当、栗コーダーカルテットのひとでED作曲は元ZABADAKの上野洋子なのか、今気づいた。

ちよちゃん@朱葉たん(ちがう)@金田朋子榊さん@浅川悠おおさか@松岡由貴

 榊さんって下の名前なかったっけ?

bk1【単行本・小説】山岸真・編「90年代SF傑作選(下)」 ハヤカワ文庫SF

山岸真・編「90年代SF傑作選(下)」  まだ途中だけどとりあえず読んだところまで書いてしまう。

・ テリー・ビッスン「マックたち」
 「世界の果てまで何マイル」すら、読んでないんだよなあ。
 とある

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