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02/04/21(SUN)
本当に読みたい作品は単行本としてまとまるの待つから、じつはほとんど買わない本。今回買ったのはなんとなく。だから途中から読む連載ものについては言及できません。
・ 森博嗣「いつ入れ替わった?」
犀川・萌絵シリーズ短編。警察の目をかいくぐってすり返られた誘拐身代金の行方を巡る物語。黒後家蜘蛛の会っぽい趣向は流石に1回しかできなかったみたいです。(当たり前か) 肝心の出来については、うーむ……。
森博嗣作品についてわりと厳しく評することが多いのは、作品としてきちんと仕上げてる気がいまいちしないからかなあ、ざっと流して書いてる気がします。たとえば、「しんと静まり返った清楚な空間に、結晶のように停滞した大気。その神経質にひび割れた僅かな隙間を、無機と有機が擦れ合うタイヤの高い摩擦音が縫う」(p42より) この形容はいったい何だろう? そりゃ高級マンションなんだから地下駐車場だって清楚な空間なのかもしれないけど……しかし、結晶のように停滞ってどういうこと? 風が吹いてないってだけの事でしょうか? しかもそれが神経質にひび割れている。どんな空間なんだろう、意味がわからん。頭に浮かんだそれっぽい表現をただ並べてみるのではなく、もうちょっと的確な語句を選ぶようにしたほうがいいのでは……。想像できないのって僕だけですか? できないひとに関して言葉尻捉えたような指摘するつもりはないのですが(つまらないし)、森博嗣の場合はやればできるのに、読者が期待してるだろうレベル以上には頑張らない人のような気がしてならないのであえて言ってみました。肝心の内容についても、ファンサービス以外の何物でもないレベルのもので、もちろんそれを望んでる人も多いだろうから、サービスのためだけの小説が悪いわけでもないんですが、そんなに感心はできません。ささきすばるの挿画はちょっと怖すぎ。
・ 高橋源一郎「『名探偵』小林秀雄」
タイトル通り、小林秀雄が名探偵だったという設定の歴史ミステリ。ワトソン役はこの人(w キャッチコピーにプロローグと書かれてるくらいなので続きはあるのでしょう。いつになるのかはわかりませんが……。 「どうせ書くんだったらこれくらい書きやがれ!」という鯨統一郎「タイムスリップ森鴎外」へのあてつけでしょうか? (もちろんこれは勝手な想像) たしかにわずか13Pのこの短編だけで「タイムスリップ森鴎外」に匹敵するくらいの濃さがあるので驚愕です。
・ 高田崇史「亜麻色の鍵の乙女」
千波くんシリーズ最新短編。「頭の体操」というか論理パズル問題が出題されて、なぜかそのついでに事件が解決されるというパズル主導型ミステリ。文化祭の女装少年イベント「七人の乙女」を巡る今回のエピソードも、将棋配置パズル+共通キーワード探しとパズルパズルしていてあいかわらず事件そのものへの関連付けはかなり強引極まりなしです。たしかに面白いとは思うのですが、しかしこのシリーズ、ちょっと文章が苦手なのです……。 「スラリ・サラリ・パサリ青年なんだよ」とか「千波くんは、春風のように微笑む」って言われましても……。
・ 西澤保彦「人形幻戯」。
神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ。とはいっても今回登場するのは神余響子ちゃんだけっすが。ものすごい偶然だな……自分が超能力者だと自覚さえしていなかったステータス:PD(発現不能)な能力者が引き起こしてしまった惨事。それは何故? というお話で、可愛らしい皮を被せ、ぞっとするような人間心理を描くその作風はあいかわらず人をダウナーな気分にさせる。怖いよ! 卑近であるが故に恐ろしい犯人心理描かせたらこの人はすごいな、と思う。
・ 田中啓文「蓬莱洞の研究 私立伝奇学園高等学校民俗学研究会1」
面白いからサブタイトルまでいれてみた。長いYO! 80〜100枚の原稿依頼になぜか180枚書いたという作品。なぜ足すのだ。
このひとのいいところが全部出てる気がする、とにかくめちゃめちゃでとても楽しい作品で、奇怪で謎に満ちた立地にある、自由というか治外法権というか……な校風のマンモス高校を舞台に、ボーイッシュで華奢な少女、諸星比夏留と、彼女の所属する民俗学研究会の面々の活躍を描く学園伝奇駄洒落(またか)コメディ新シリーズであります。主人公の比夏留ちゃんがデブ拳法の跡取りで体重を増やすために毎度毎度異常な量をたいらげる大食い少女であるという設定にこの人のオリジナリティが光る(w 「UMAハンター馬子」シリーズと同じく、トンデモだけどそれなり筋が通っている伝奇の奇天烈解釈そしていつもの駄洒落攻撃、すさまじいまでのキャラ立ちと、サーヴィス満点でいいなと思います。リーダビリティもきわめて高く、好感が持てる作品であります。
・ 牧野修「プッシー・トーク」
「もっと素早く子猫ちゃん」とつながってるイメージなのかなあ。「インキュバス言語」みたいな感じでタイトルそのままの光景が展開されるお話だったらどうしようと思ったんですが、ちがった。メフィスト作家勢の中では、この人のドラッギー文体際立つな――あいかわらずカッコいいです。ミステリじゃ、ぜんぜんないけどね……。
少女の立ちションからいきなりはじまるこのお話は、そのゴスロリアニメ声少女ウランと、エド・ゲインを崇拝する長身、モデル体系女アトムのふたりが殺戮を繰り返しながら街を彷徨うという、ただそれだけの話。しかし悪夢のような麻薬的魅力に溢れている。ちなみに挿画担当は古屋兎丸なのだが、すさまじいまでに作品世界にマッチした素晴らしい出来である。怖いよ!
ところで途中出てくるストーカーやセクハラ上司の描写は本当に厭ったらしくて、牧野修って本当に女性視点で小説書く人だよなあと思う。なんというのか、鉈を振るって首を刈るような戦士タイプの女性キャラ絶対出すしな……アマゾネス or ロリだよね。偏ってるぅぅ。
・ 倉知淳「カラスの動物園」
世の中に駄洒落ウィルスが蔓延してるのかな……。
スランプ気味のキャラグッズデザイナーがアイデア拾いに出かけた動物園で遭遇した引ったくり事件。怪しい男は捕まったものの、盗まれた金はどこかに消失して……怪しげな小男、猫丸(先輩)の推理が光る! みたいなお話。あれ? 猫丸先輩ってここまで変人だっけか。「日曜の夜は出たくない」しか読んでないから若干ギャップを感じるなあ。なんだか唐沢なをきの挿画がぴったりの奇矯ぶりを発揮してて、ラストの展開なんか、マジですか? と聞き返したくなります。だらだら、ほのぼのといい味。
・ 貫井徳郎「目撃者は誰?」
やりたいことはなんとなくわかる気が。究極の安楽椅子探偵、吉祥院先輩を推理役に、すべてが微妙にズレた連作短編みたいな感じなのかなあ。けっこう面白かったです。
・ 法月綸太郎「縊心伝心」
わ、この雑誌では、珍しくミステリっぽい(w
法月親子の会話のみで進行する純粋推理もので、正直、なかなかよくできてると思いました。わりに地味なお話なんですけど、伏線として用意された情報がきっちりと組み合わさって真実があらわれてくるあたり、とても緻密でロジカルでよい感じでした。
・ 白倉由美「やっぱりおおきくなりません」
うわ、キツー!! とにかくすごい話だ……。元漫画家で今は小説家の麻巳美が、実は35歳であることを言い出せないまま18歳として大学に通ってみるというお話で、これどう考えても麻巳美=白倉由美で、彼女の同居人である月哉=大塚英志なんだよなあ。きっつい話だ……。ロリコン漫画ブームとともになんとなく漫画家デビューしていろいろあって引退して小説家になってみたいな10何年があって、でも学校では18歳と名乗ってる自分がいて、クラスメイトともいまいち考え方が合わなかったりして、ひょっとして自分は「中年」なの? とか急に思ったりして……みたいなことがえんえんと綴られていて、ものすごく面白いんですが、なんだろう、読んでて頭がくらくらしてきます。何これ? 私小説ファンタジー? ストーリー自体の展開はわりに予想できる人多いと思うのですが、ラストシーンにはかなりやられました。鶴田謙二のイラストのせいでかなり誤魔化されてる気がします。実際に想像すると背筋に戦慄が走るYO!
前作「おおきくなりません」も読んでみたくなりました。
・ 喜国雅彦「ミステリに至る病」
田舎のヤンキーふたりの密室談義(w
「やっぱ、スゲェな―― 龍ちゃんは――」
【ANIME】 ぴたテン 第3話「きもだめしの楽しみ方」 (→公式)
めんどいのでキャプは→公式ページストーリー紹介で。
なんかもう、完全に原作と別ものになってしまったな……個人的にはかなり興味が薄れてきました。
紫亜@ゆかなと、ニャー@冬馬由美(!)登場エピソードなんすが、のっけから紫亜たんの作画よくない気が……声もあんな感じなのか、感情がぜんぜんないイメージだったので驚き。しかも第一声から正体バラしちゃって、ええの? なんだか理由はよくわからないけど微妙に厭な何かを感じさせるミステリアスな存在という設定を一切合財カットしちゃってます。まあ、いいか、日曜朝だし……。しかし、ここまで単純化させなければいけない必然性をまったく感じないけどね……これならば「ぴたテン」でなくても全然かまわないわけだからなあ。
視聴継続が危うくなってまいりました。
【ANIME】 りぜるまいん 第3話「めざせ! 2人でおふとんイン!?」 (→公式)
ずいぶんと先週はすごかったらしいけど(見忘れた)、今週はわりに普通かも。
友紀に「女くさい!」と嫌われたりぜるがなんとか男くさく(?)なろうと奮闘する、というストーリーで、確実にまちがってはいるんだけど、先週のブルマ緊縛とか裸エプロンとくらべたら、まだ……。
りぜるたん大着替え大会だった今週のお話なんですが、出てきたコスが柔道着とかサッカーウェアとかでコスプレ臭もほぼなし。ラグビーウェアがはだけようが、べつにどうでもええしね(;´Д`)
爆発オチもお約束で、テンポよろしくってなかなか楽しいのではないでしょうか。でも、そんなに強力に惹かれるところもないんだよな……。

02/04/22(MON)
【ANIME】 HAPPY★LESSON 第3話「バイバイ☆さらば不幸神」 (→公式)
→第3話ストーリー紹介
やはり意味不明だ……わからないことを確認するためだけの理由で見てるのだろうか? それはそれで面白いんだけど。
人斬り包丁振り回しながら勤務にはげむ保健医であり家庭においては巫女でありそしてママである(……)ところの三世院やよいたん@井上喜久子メインエピソード。 「チトセくんにとり憑いた不幸神を祓うためにママになったのよ!」とか理解不能の台詞を吐きながら、チトセを氷責め筆責め吊るした上で蝋燭責め塩漬けにしたりする。チャイルドアブユーズ!!(違うか――)そんなやよいママから逃れるためにいろいろ頑張ったけど、ムダだった……というお話で、カットカットの意味がこれほどわかんない作品も珍しいなあ、不思議だ。今回の話はいったいなんだったのだろうか? 作画はへにゃへにゃしてるけど、まあべつに問題なし。そういう作品じゃないような。真っ当なキャラがもう委員長以外いないので迷う必要がないある意味親切設計。
でも、来週には妹さんがいきなりやって来たりするんだよね……。
02/04/23(TUE)
「イオカードでどーか?」 「おい!」
身内にとてもめでたいことがあった。めでたいことがあったので、とてもめでたいのだが、めでたいと思う俺自身は明日深夜の「藍より青し」とても楽しみにしてたりしてとても頭がおめでたい。なんだかずっとかわんないなあ……とほほ、と独り嘆いてみたりする。
「いつまで経ってもこの調子 ずっと死ぬまでこの調子 産まれたときからこの調子 悪循環……」
なんだかんだいってものすごく楽しみになってる。
「にゃも」、「派閥抗争」、「ゆかりがきた」、「悪くないもん」、「どこまでも」の5話。
ゆかり先生にゃもホーダイな今週。にゃもは本当に世話女房のようだね……。机上液状化現象により雪崩発生! 見事に埋まるちよちゃんの「ギニャー!!」ボイスに激ワラた、と思えば、無駄無駄な人気とり作戦に励んでみたりするゆかりティーチャーにやられてみたりした。激しく大人げなかったり、なまはげ化したり、野猿化したりした。ウキウッキー!! 「私の国でも、体育教師は馬鹿なのだ――」 そのうち回収されるのだ―― そして居酒屋ではっちゃけてゲロ吐いてみたりした。これが腐れ縁ってヤツですか。



来週は、夏真っ盛り!!(はえ〜) 水着大会&木村登場(w
02/04/25(THU)
【ANIME】 藍より青し 第3話「別離 〜わかれ〜」 (→公式)
「三国一の電波恋愛アニメ」という称号をそちに授けよう。
3話目にして、もうはや別離。早!! 「葵ちゃん、本気だァァ!」 こ、こんなくだらない展開をよくもまあ正気で……。「お背中流すのなら当然全裸だろが、ゴラァァ!!」とばかりに押し倒して胸揉んでみた薫君でありましたが、いきなり登場した長身のお姉さんに「この野獣め!」とブン投げられて死亡。雅さんというこのおっかないお姉さんは薫嬢の教育係兼お目付け役で、幼い頃から葵たんの身の回りの世話してた人。それにしては若い気がするけど、まあ、婆さん出てこられても設定的に……というお話なんざんしょ。なんでいきなり一人でやってきたのかはよーわからん。葵たん、発信機でも埋め込まれてるのだろうか? 「花菱とはもはや何の関係もない、このような凡庸で下賎な輩に種付けをさせるわけには参りませぬ」 とにかく葵たん連れ帰る気マンマンの雅さんでありましたが、やはり昨日の今日の再会でここまで思い詰めてる葵たんのテンパリ具合も大概ではない……と思ってしまう。おそろしや。そして薫様の回想モード。財閥に黒眼鏡は標準装備。要は妾の子だった薫様は跡取問題窮まった花菱本家に引き取られてはみたものの実情は地獄の毎日、牢獄の中のような日々を過ごしていた……という驚愕の事実が判明。
翌朝(けっきょく泊まったらしい)、そして別離……そこまで思い詰めてるなら、いったい何故今になっていきなりやって来たのか? 葵タン……いきなりのテレフォンコール! また逃げられたのか、雅たん……傘ぐらいさしていけ、薫様……川澄モノローグ! 電波の自覚はあるのかこの娘さんには……いったい何がしたいんだ……契りとかなんとか。いきなり何言い出すんだ( ゚д゚)ポカーン
まったく、困ったものですね。
しばらくは電波→人数が増えるにしたがってお馬鹿に移行していくと予想されます。

【単行本・小説】 牧野修「傀儡后」 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション [bk1][amazon]
ハヤカワSFシリーズJコレクションの第1回配本作品。SFマガジン2000年10月〜2001年4月に掲載された牧野修初の連載作品に加筆訂正を加えたもの。
巨大隕石落下により異形化した大阪の街を描いたドラッグ・パンクSFであり、バリントン・J・ベイリー「カエアンの聖衣」にインスパイヤされて書かれた、みたいなコメントが連載時のSFマガジンに掲載されていた気がするんですけど(ハヤカワ30周年記念重版のタイミングというものもあったような気が)、それよりはむしろ「MOUSE2001」ではないかという印象を受けました。
頭骨を伝播させて声を発することなく音声信号をやり取りやネット接続が可能な、若者の間で流行中の双方向通信アイテム<コミュ>や、五感を極限まで拡大して世界と直接つながることのできる貼るドラッグ<ネイキッド・スキン>、そして隕石落下から蔓延がはじまった、少しづつ全身がゼリー化していく奇病<麗腐病>など、奇怪かつ魅力的なガジェットを用い、感覚を究極的に増幅/拡大/融合させることで得られる誰も見たことのないような退廃的ヴィジョンを描く筆致の冴えは、やはりこの人の作品じゃなければ味わえません。これほどまでにわかりやすく麻薬的テイストな小説はなかなか書けない。<歪んだ真珠>という意味におけるバロックSFという形容がぴったりの作品であります。
ただ初の連載作品ということもあったのか、ストーリーのとりとめのなさもいつも以上に加速されている気がして、「彼/彼女は、いったいなんだったんだ?」と頭にクエスチョンマークが浮かぶ登場人物も少なくありません。
痺れるようなイメージの本流に身を任せてページ繰るのは、溜息でるほど本当に刺激的な体験で、あっという間に読み終えてしまったのですが、ページを閉じてから「どんな話だった」と聞かれても物語の説明がぜんぜんできません。ここらへんの感覚もいつもどおりで、まさしく、よくもわるくも「牧野体験」、未経験の方は1度くらい試してみても悪くないかもしれません。気持ちいいよ。やはり麻薬的な言葉の列なりを組むことに関してはずっと最先端を走ってる人だと思います。なかなか、ここまで快楽優先では書けません。
元売れない小説家、現ダメ探偵な菜蛹(なさな)栄太郎のキャラがなかなか素晴らしいですね。人形のシーンを最初に読んだときには吃驚しました。そして戦士タイプの女性キャラがやっぱり出るのもこの人らしい。なにかあるのだろうか? しかし、あの女将軍はいったい……
【単行本・漫画】 加藤元浩「Q.E.D. ……証明終了」 12巻 講談社 [bk1][amazon]
「ロケットマン」[bk1][amazon]も読みましたが、そっちの感想はあとで。最近本が多くて……まあテイストもほぼコンパチだし。
・ 「銀河の片隅にて」
UFO研究家の元からある宇宙人の絵が盗み出された。現場である倉庫に居合わせたのは、助手、彼と対立する大学教授、サイエンスライター、そして、なぜだか水原さん。不可能状況にも思える事件であったが、いったいどこに死角が……!?
まあ、水原さんを番組スタッフと間違えるというのは流石に無理があるけどね……。フーダニットにはなってないというか、あからさまに怪しい人間がひとり……手順的なパズルそしてホワイダニットという感じでしょうか。
・ 「虹の鏡」
10巻収録の長編エピソード「魔女の手の中に」続編。「えっ!」と驚くようなビターな味わいのラストだった「魔女の……」ですが、これはその後日談で、あの事件にかかわった人間が何者かの手によって次々と狙われていく、という展開のお話です。
差出人不明の一通の絵葉書に導かれた想は単独アメリカへ向かい、犯人の罠にかかり毒殺事件の重要参考人として身柄を拘束されてしまいます。それを海外ニュースで確認した(未成年者のそんな映像流していいのだろうか?)水原さんもアメリカへと向かうのでしたが……というストーリーで、なるほど、こういう結末になるのか。
燈馬くんも水原さんその他周囲の人間にもうちょっと心許してみてもいいのでは、と思われました。そりゃ心配するわな。ところで今気づいたけど、燈馬想って名前、ひょっとして走馬燈ってことだろうか?
02/04/26(FRI)
【単行本・漫画】 TONO「チキタ★GUGU」 3巻 朝日ソノラマ [bk1][amazon]
ニッケル中心のエピソードが続く。
ネタバレしないで感想書くのは非常に困難なこの巻なんですが、あいかわらず可愛らしい絵柄でインモラルな内容描く人やな――と思います。人間の業みたいなものをさらっと描いてしまうので読んでてものすごくドキドキする。
この巻で登場するシャンシャン一族のキサスの「俺の子だ……それ……なのに」って台詞も考えてみると相当に怖くて、「母親ちがっても一応は遠慮しとくもんだろ……」と思ったりします。
なんだろうなこの世界は……まったくもってすさまじい才能であります。
なんか久しぶりに感想書くなあ。
アニメ化ということで鶴田謙二「アベノ橋魔法☆商店街」表紙だったりするんですが、本編のショートストーリーっぷりには衝撃を受けました。いちおう特集ページ組まれてるんだからもうちょっと描こうよ……。 新連載、木尾士目「げんしけん」。「現代視覚文化研究会」の略らしい、ということで、サークル部室の扉にナコルルイラスト貼ってあったり、同人本棚あったりごくごく普通に美少女フィギュア置いてある魔窟に足を踏み入れんとする大学新入生のお話。まだ一般社会にあともどりできそうな人間を主人公に据えてこういうお話を描くのは個人的にちょっと疑問を感じてみたりするのであるが……でもこの人の作風ならそうせざるを得ないか。むつかしい。特にイベントなんかも描かないでただただだらだら続けたらいいと思うんだけど(咲の存在はある意味不安材料)そんな漫画ウケるのか? という疑問は残る。まだ様子見かも。 園田健一「砲神エクザクソン」。「ソイレント・グリーン」やるんですか。なぜそれがインモラルなのかといえば自分の中ではうまく説明できなくて、いろいろ考えてみたりするんですが、殺人の是非とはまたちがう問題だし。いや、食べろといわれたらやっぱりお断りなんだけど自分の中にあるこの絶対的な拒絶感というのはどこから来てるんだろう? とよ田みのる「ラブロマ」。なかなかいいな。教室で弁当食ってる女子にいきなり告白する男(w クラス全員拍手喝采の嵐がたいへんほのぼのと素晴らしい。30歳にしてこういう話を描くというのもすごい、初々しくて好感持てます。 植芝理一「夢使い」。なんなんだこの新章予告は……。 読みきり、五十嵐大介「Le Pain et le Chat 《パンと猫》」。どこか惰性に流されて日々を過ごしていたパン屋の男がつかまえた万引き少女。彼女との出会いが男の内面をすこしづつ変えていく……みたいなお話。ラスト近くにある描写、瞳に吸い込まれていくというのをこんなふうに描写してしまうというのはなかなかすごい。
【単行本・漫画】 雷句誠「金色のガッシュ!!」 5巻 小学館 [bk1][amazon]
面白いけど、このけったいなストーリーテリングはいったい何? ひとたび戦闘に入れば、きちんときちんと少年アクション漫画するこの作品なんですが、夏休みの予定マルチブッキングで1話描いてみたり(素直に旅立たせてもぜんぜん問題なし)、どこの馬の骨かもわからないキャラたちを極限までキャラ立てしてみたりと、ぜんぜん意味がわかんない……この脱力感溢れる笑いのとりかたはひょっとしたらすごい発明なのかもしれません。あの存在感ありすぎるコックは誰だ!? そしてプロフェッサー・ダルタニアンって何者だ!? けっこう得体が知れない作品です。
バルカン300に興味津々のティオに萌え萌え(w
【単行本・漫画】 西条真二(技術協力:田中寅彦)「365歩のユウキ!!!」 1巻 小学館 [bk1][amazon]
どんなイジメだ! どんな将棋部だ!
臆病者の少年がひょんなことから将棋部に入部、型破りの人物ばかりが集う異色の部の中で自らの才能を開花させていく青春将棋ストーリーみたいな感じ。将棋部部長である触覚標準装備ギャル森田みもりさんがこの人の作品には珍しくつるぺたボディというところにまず注目したい。サンデーで巨乳はいまいちウケ悪いという結論に至ったのだろうか? しかし主人公の少年、勇気の姉さん全員巨乳だったりして、やはり描かずにはいられないんだろうか? そもそもこの人は本当に巨乳マニアなのだろうか? 疑問はつのるばかりだ(w
ところで西条真二のキャラ立ては、奇声をあげる(「カカカカカーッ!!」)、異常な行動(階段落ちで詰め将棋解く)、異様な設定(興奮すると隈が浮き出る)くらいしかないのだろうか? すごいことだ。
みもりちゃんのスパッツはすごいことです。田中寅彦は盤面作成くらいしかかかわってないのかなあ。
【単行本・漫画】 松江名俊「戦え!梁山泊 史上最強の弟子」 5巻(完結) 小学館 [bk1][amazon]
アパチャイ、マンセー!!
これにて完結。「史上最強の弟子ケンイチ」とタイトルを変えて、サンデー本誌での連載がはじまったのでそんなに問題ない。でも、もう1回最初からの展開にすることもなかったような気がするけど……5巻使って鍛えに鍛えられても結局ヒロインである美羽さんの足元にも及んでなかったからね……史上最強だったのはシゴキに対する耐久力の問題だったのでしょうか? 妹キャラやら眼鏡っ娘やらツッパリギャル(死語)やらオマケのように登場した新体操部のライバルっぽい娘さんまで、やけになったような娘キャラ連続投入はいったいなんだったんだ……!? と疑問に思うことしきりの作品でありました。
正直、漫画技術に関してはまだまだ発展途上だと思うし、センス的にも垢抜けない気はするんですが、それでもなぜか不思議と好感もって読めてしまうお得な作風なんではと思われます。
02/04/27(SAT)
ハヤカワSFシリーズJコレクション第1回配本作家のお三方(牧野修/野尻抱介/北野勇作)の特集組まれるとのことなので買ってみました。
・ 牧野修「電獄仏法本線毒特急じぐり326号の殺人」
なんつータイトルじゃ。「電波大戦」などに通じる、いわゆる牧野毒電波テイストな短編で、密室状況の車両を舞台にした時刻表トリックミステリであり、しかもスペースオペラであるという作品なんですが、うーむ……。生理的嫌悪感をも催すような妄想毒々世界の描写の冴えはあいかわらずで、容疑者の名前からして、タワチ浩一だの、ジョコノメ大尉だの、ガカンガガガガ斎藤(!)だの、当然真っ当なお話じゃないのはモロわかりなのですが、それにしてもオチがなあ……。
たぶん牧野修、ミステリにはさほど造詣深くない人なんだと思うのですが、こういうのやるなら「え! これで理に落ちるの?」と1回思わせてからひっくり返したほうが効果的なのでは、と思うのです。麻耶雄嵩「木製の王子」に登場する屋敷内時刻表トリックみたいなものがあればもっと馬鹿馬鹿しくてよかった。これだけの題材を幻想方面からのアプローチだけで書いてしまうのは勿体無い気がします。
・ 作家論「牧野修の断面から滲みでるもの」
ダントツに菅浩江のが良かった。たぶん作家的な資質が近しいから内面で通じるところがあるのだと思います。ミステリ畑の人間で、作家的には相容れる部分が少ないだろう我孫子武丸が書いた牧野論と比べてみるとその違いが際立ちます。牧野修のギャグ感覚について書いた田中啓文の文章は飛び道具作家としての共感でしょうか。
「マキノさんってほんとは(タマシイが)少女なんじゃないの?」と久美沙織が書いてますが、魂が少女だなんて非現実的な発想以外の部分ではきわめて同感。本当のところあれは着ぐるみで、背中のチャックを開けると、その中からゴスロリの衣装に身を包んだ電波少女が出てくるとか、そんな現実的でひどくつまらないオチなんだと思われます。
・ 牧野修エッセイ「そうそう、私はねこでしたよ」
片目の視力だけが悪いというのは幻視家としての牧野修のスキルと何か関係あるのだろうか? 初期の金井美恵子が好きというのはなんとなくわかります。
とりあえずここまで、あとで足す。
【CD】 ロマンポルシェ。「孫」 ミュージック・マイン [amazon] (→公式)
とほほほ。
なんとなく買ってみた。これ、人生(JIN-SAY!)ですな。21世紀だというのに……いい歳して、よくもまあこんなことを……でもよく考えてみれば、ニューウェーブってこんなもんだな(多分に偏見)と思いました。奇行パフォーマンス系ニューウェーブミュージシャンたち(デア・プランとか? しかし例えが古いな、オイ)の衣鉢を継ぐ貴重な存在でしょう。
作曲:サワサキヨシヒロのたぶんこのアルバム代表曲「全裸で書いたラブレター」からして、チープ&超アバウトな笑ってしまうような出来でまったく困ったものなのですが、常々俺が提唱してる「ダメという概念」を体現してる存在として「こういう人たちっていたほうがいいよね……」とも思うのです。チープにすぎるテクノ・ニューウェーブサウンドに煩悩汁ほとばしる歌詞の妙。
しかし、いったいいくらの機材で作ってるのですか? カシオトーンとかですか?
【ANIME】 アベノ橋魔法☆商店街 第4話「燃えよ!アベノ橋☆香港格闘商店街」 (→公式)
当たり外れの振幅デカすぎですな……今回は大はずれ。
パロディやるうえでの教養レベル低すぎ〜香港映画も舐めすぎ〜。前回のお話でも同じこと思ったのですが、ネタの組み合わせセンスがいまいちのように感じます。なんでもかんでも詰め込めばいいってものでもないでしょ。なんで香港なのに「ロッキー」? 「北斗の拳」? 「今日のところは、これぐらいで勘弁したろ」? 池野めだかギャグかYO! 今回印象に残ったのは胸揺れしながら走ってくるムネムネ&フェラカットだけだよね……とほほほ。まだ第3話今石演出みたいなキレた部分の片鱗でも残ってればまだ見られたんだろうけどね……。



来週は原始時代。予告からしてまったく期待がもてない……。
とにかくうんざりするぐらいにつまらないので買ったつもりでコンビニ横の募金箱に350円放り込んだほうが何かと世のためになるような気がしてならないが……つーか、極道シリーズ?
その極道シリーズ、戸田尚伸(原作:芹沢耕二)「煩悩」。「惑星をつぐ者」の人、ちょっと驚愕。煩悩(ボンノ)といえば、三代目若頭補佐であるところの菅谷政雄なわけですが、武闘派ヤクザとしてしられた彼の生き様を描く作品。出来はなかなかだと思いますが、これなら麻雀シーンいらないよ……とも思います。前々から思ってることですが近代麻雀だからといって無理に麻雀絡ませたお話にする必要性はありません。それよりは面白い作品を載せてください。次回は中山昌亮が作画担当した「九州のライオン」が登場らしいです。 日高トモキチ「そらんの記憶」。久々の登場のわりには16ページ。この人は最近何してるのだろう? と思ったらカット仕事とかまんがタイムオリジナルとかなのか。もうちょっと漫画描いてもいいな、とは思う。 金井たつお(原作:南条一寛)「THAT'SまくりDEロン」。ムネオネタ。本当に終わっている……。
02/04/28(SUN)
「捩れたの、暗く、野垂れ死ね」
おお、500,000ヒット。

自分では踏めなかった……。
そもそもいい加減なカウンタだし累積数に過ぎないヒット数自体にはさほど関心はないのだけれど(Hit/dayについてはけっこう気にしてます)それでもやっぱり嬉しい。まるで何かの節目を迎えたかのような錯覚があります。
ひょっとするとこのまま問題なく1,000,000ヒットまでいってしまうのだろうか、すごいことだ。
【単行本・漫画】 TAGRO「マフィアとルアー」 スタジオDNA [bk1][amazon]
アワーズライトなどに発表された商業作品とサークル放送塔などで発表された同人作品をまとめた短編集。
「トリコの娘」、「6年1組」、「イキガミ様」、「R.P.E」、「トラベリングムード。」、「Another Time Life Time」、「DRUG SCORE」、「LIVEWELL」、「マフィアとルアー」の9作品を収録。
ものすごくいいなあ。僕がTAGROに求めてるものの半分くらいがここにある。
「ここまで描くか?」という痛々しい情念描写がその半分で、もう半分はポップなデザインセンス。後者については、同じく最近発売になった「宇宙賃貸サルガッ荘」[bk1] のほう買って補完してみれば、バランスよくTAGRO作品の魅力が味わえるのではと思います。
電気炊飯器を抱えてあらわれた謎の女と彼女の訪ねる部屋の住人の物語「トリコの娘」、たしかかなりのパーセンテージ実体験に基づいた話だとどこかで読んだ記憶がある(ティアズマガジンだっけか?)痛々しすぎるモラトリアム話「R.P.E」、わずか4ページの小品ながら強烈なインパクトを残すタイトルそのまんま薬話「DRUG SCORE」、単行本「MAXI」の中で異彩を放っていた、自殺願望を抱えた女と彼女の故郷までくっついてきたヒモ男の物語「LIVEWELL」、どの作品も胸に突き刺さってくるようで、正直、読んでいて心に堪えます。
そんな剃刀の刃のような作品たちの隙間を「6年1組」、「イキガミ様」、「トラベリングムード。」らのナゴミ系作品たちが衝撃緩衝材として埋め、それらを総括したような印象的な味わいの作品「マフィアとルアー」がラストを〆て終わり。
まったく、なんといえばいいのだろうか、こんないい加減な文章で片付けちゃいたくないんだけど、このレベルのレビュしか書けないのでしかたない。自分の言葉をもっと研がなければ太刀打ちできないような気がして、自分自身の力の足りなさに苛立ってしかたないけれど、でも早めにレビュ書いたほうが効果的だろうしなあ……と、アンビバレンツな思いにまで駆られてしまう作品集です。読後、どこか見知らぬ場所にまで運び去られたような不安な気分は残って、しかしそれでもどうしようもなく惹かれてしまう。
「R.P.E」は本当にすさまじい。痛い。同人誌「B.O.D vol.04」で読んだときにもひどく衝撃を受けた作品なんだけど、ひさしぶりに読んでもやっぱりすごい。素晴らしいです。
【単行本・漫画】 コゲどんぼ「ぴたテン」 5巻 メディアワークス [bk1][amazon]
コゲどんぼがこれほどまでの作家性を有した人だとは最近まで気づいてませんでした。情けなし。
どこまでも続くかのようなこの空回り感、登場人物の全員が全員必死で頑張ってるのに自分が望んでる地平にはきっと辿り着けないだろうと予感させる、作品全体を覆うどうしようもない鬱な雰囲気、もう素晴らしいの一言です。
前巻で登場した謎のてるてるぼうず天使の素性やらが知れて(まあ予想通りでしょう)物語が一気に動きはじめたこの5巻ですが、なにやらスゴいことになっていて、これ綺麗にまとまったら相当な傑作になるのではないでしょうか。幼児メイドのしのちゃんだの(「おにいちゃんぅーおにいちゃんぅー」ってすごいセンスの台詞だよな)前述の早紗だのあからさまな萌えキャラ投入しながらもそれだけに終わらなく、きちんとまるで楔を打つように衝撃的なコマ入れてくるあたりはとても上手いです。美紗としのちゃんふたりして「うわ〜〜〜ん」泣くコマなんか地味だけど結構ショック受けた。
非常に現代的なセンスの作家だなあと思います。
【単行本・漫画】 もりしげ「花右京メイド隊」 5巻 秋田書店 [bk1][amazon]
なんだかスゴい表紙だな……もうメイドなんだか何なのか……。
ん〜、レギュラー陣総出演する「不思議の国のアリス」的悪夢世界をシンシアとグレースが彷徨するお話やら、毒眼鏡メイド(w イクヨが男性向けメイド本(「おけべなメイドさん」)でコミケ参加するお話やら、リュウカの妹、シズカがおぱんつ丸見えで初登場したり、その名も「お風呂談義」なるタイトルそのまんまの話があったりと、まあこんな感じ。
たしかにストーリー的にはマターリしてるといえなくもないのですが、作品全体をみれば、未来が破滅へと向かってる予兆やら、世界全体への悪意やらを孕んでいるものであるというのもわかるような気がします。「不思議の国のシンシア」のオチやら封印されていたコノヱの過去の記憶を巡る特別編「邂逅」やら。萌え漫画描いてるくせにここまで体温が低く醒めた印象を受ける作家はやはりもりしげだけでしょう。
しかし、眼鏡取ったら美人なんてベタネタ臆面もなくやるなんて……!
【ANIME】 ぴたテン 第4話「楽しい温泉の入り方」 (→公式)
キャプは→公式ページストーリー紹介にて。
しかしこのデカ汗連発の手抜き演出はどうにかならんかな。美紗さん自体もなんだか異様にデカく見える。
ニャー指令! 「紫亜、奴らを不幸のドン底に落としてやるのだ―――!!」 御勘弁下さいましな……なまじ原作最新刊読んだばかりだから、世界の違いがひときわ目に厳しいYO! 脚本担当が小林靖子だったんでちょっとは期待したんだけどこんなヌルヌル設定与えられてもな〜、つー感じでしょうか。俺はいったい何時までつきあえばいいのだろう。猫耳温泉話だからといって、そんなんだけでは素直に喜べはしないダス〜。
仲良くお手々つないで温泉行きの湖太郎&天カットだの呪いの人形にやられて(w 尻出したままQ〜とかそんなお話。湯当たりしても猫耳はそのまま。作画的にはそこそこだろうか?
次回エピソード、紫亜の文盲ネタ「ごはんとか、できます」(→これ)も当然削られるんでしょうね。
02/04/30(TUE)
すごいことだ。原作のマターリとした雰囲気が完全にスポイルされて凄まじくエキセントリックな仕上がりになってる。まさに、萌えろちっくアニメ!! 恐ろしいことであります。
「楽しい職業」、「プールプールプール」、「りぼん」、「ふたりっきり」、「いいひと?」の5本、つーことで、スクール水着+木村祭りだったこの第4回なわけですが、ゆかりティーチャーといい、木村といい完全に狂人だよね…… 「女子高生とか、好きだからっ!!」 つ、通報しちまえ!! →間髪入れずにスク水着替え&榊赤面カットに突入する呼吸なんざ、もう無敵つー感じっすね。強力に攻めこまれてるYO!! 何気によみがいいな、と思う。しかしよく考えてみると、こんなにスク水ホーダイのアニメ観たの初めてなんじゃ? と思ってとにかく驚いた。狂人木村に見学許可かよ! そして柔軟体操やら何やら。なんだろうなあ、このアニメは……。マジ号泣する木村は罪人のようだ。とりあえず溺死してみる大阪とゆかりティーチャー乱入により死にかけるちよたん。正直アニメのゆかりティーチャーは社会不適合者でかなり酷い人間だと思われる。あ、一瞬だけ神楽出た。(無駄だけどは思うがいちお)木村の後フォローがあって終了。
今日はとにかくスゴかった……と思ったら、絵コンテ:枡成孝二だった。なるほど。



来週も水着ホーダイなのかよ! なりふりかまってないなあ。
【単行本・小説】 北野勇作「どーなつ」 早川書房 [bk1][amazon]
うーむ。いちお読了してみたもののぜんぜんわからんので解析しながら感想書いてみることにする。
「百貨店の屋上で待っていた子供の話」、「熊のぬいぐるみを着た作業員の話」、「火星に雨を降らせようとした女の話」、「逃げた脳ミソを追いかけようとした飼育係の話」、「ズルイやりかたで手に入れた息子の話」、「本当は落語家になりたかった研究員の話」、「異星人に会社を乗っ取られた社長の話」、「大きなつづらを持って帰った同僚の話」、「あたま山にたどりつけなかった熊の話」、「溝の中に落ちていたヒトの話」からなるこの物語はものすごく曖昧だ。物語背景自体はすべて共通してるのだから連作短編と呼べるのかと思いきや、全部で10あるお話のそれぞれにきちんとしたオチがついてるわけでもないし、さりとて、全10章の長編作品としてみるには時系列もばらばらだしストーリーの大きな流れが目に見えるわけでもないし、そもそも、すべて一人称で綴られた物語でありながらその語り手である「おれ」が誰なのかも判然としない。
あまりにもわからないので、各話ごとの内容を表にまとめてみた。
→北野勇作「どーなつ」ネタバレ解析のための(個人的)ページ
……作ってはみたもののやっぱりよくはわからなかった(;´Д`)
ネタバレとして正直どこまで書いていいのか判断にむつかしいのだが、最終話「溝の中に落ちていたヒトの話」で世界全体の秘密はあきらかになった、ようにみせかけて実はそうではなく、登場人物それぞれの記憶が本当にその人物のものなのか、それとも流入してきた/埋め込まれた他者のそれなのかも曖昧なままだし、そもそも各話の舞台がどこか、それが現実なのか否かもきちんとした解答が出せない。困ったものだ。「どーなつ」というタイトルからして気にはなってるのだが……円環構造? 意図的に内容がループするように物語が組まれている気がしないでもない。
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