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02/05/21(TUE)
「ギンダラ食いつつ、イクラ談議」
魚介類好き。
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おかざき真里「12カ月」 前編 [bk1][amazon]
ううむ、素晴らしい。個人的には作品ごとに好き嫌いがわかれてしまう作家さんなのですが、この「12カ月」はよかった。とてもよい。「めりの県」と呼ばれる山間の土地を舞台に、そこにある「めりのだい学校」に通う仲間たちが過ごす1年間を描く作品で、一見、元気少女である「とさち」を中心にした学園物のように見えるのですが、じつはちがう。なんせ、クラスメイトである「めりの」の背中にはトンボの羽が生えてたりするし、「先生」の背中にはチャックがついてて、ぬいぐるみのサイズだったりする。そのほか、籠に吊るされて400年くらい生き続けてる「おじい」や、各地を転々としてその土地に夏をもたらす「夏引きの一族」がいたりする。「じゃあこれはファンタジーなの?」というと、じつはそうではなくって、アドレッセンスで制御不能な気持ちの暴走を描いた立派な青春ものだったりする。複雑。自分の中の恋心に気づかぬまま、転校生シュウのうっすらと汗かいた身体見て「さわりたい……」と呟いき、そしてハッとする「とさち」の描写、学級委員で眼鏡っ娘な「どりみ」が、しゃがんでれば誰にも見えない草原の中での鬼ごっこするシーンなんかスゴい。ものすごくやらしい、官能的。また見開きカットの使い方がとにかく素晴らしくて衝撃を受ける。後編にも期待したい。短編「ハルヨル - 春夜 -」も収録。
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吉田基已「恋風」 1巻 [bk1][amazon]
バロン・ゴング・バトル!(衝撃の意) 発売直後買いそびれて「イブニングで読んでるからいいっか〜」と忘れてたけど、重版されたということで購入してみた。まとめて読むと凄まじく強力だな――まさに終わっている。すさまじく萌えるけど、そんな自分が終わってる……。吉田基己という人は読者に衝撃与えるような痛いシーン描くのは上手くても、そこに至るまでの過程を描くのはむしろ苦手な人だと感じていて、前作「水と銀」があたかも叙情派作品の名作みたいに言われてるの聞くと、ものすごく抵抗があった。けして嫌いな作品じゃないんだけど(主人公の森は嫌い)繊細そうな作風なのに心理描写が大雑把にすぎるこの心理描写はなんなんだ? と疑問に思ってました。なんか、ちぐはぐ。その点においては見た目センシティブ作品、されど誰が読んでも妹萌えダメ人間漫画の決定版な、この「恋風」のほうが自身の作風に自覚的になった気がしていいかな、と思います。一貫性が出てきた。でもやっぱりキャラクターが人間にはなってなくて、七海=ファンタジー世界における理想の妹という架空の概念で、耕四郎は最低のダメ人間であることだけはわかるキャラ。でも単機能食品漫画だからそれでいい。なんだか文句ばっかりいってるみたいだけど衝撃レベルはやはりすさまじくて、超絶的なダメ萌え作品だと思われます。
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シナリオ:黒田洋介 作画:戸田泰成「スクライド」 4巻 [bk1][amazon]
安い! 安すぎる! 物語というものはここまで安く描けるものなのか! 消費税込みで50円! という感じの素晴らしい漫画であります。ジョジョに三村ツッコミ導入しただけでここまで身も蓋もないものに仕上がるとは思わなかったよ! 表2にある作者コメントからして大間違いで、いざというときに書いてどうする、黒田洋介! それじゃ間に合わないだろ! いざという時のために書いておくものだ! と思ったりします。意味がわからんよ……正直インパクト命! ただそれだけ! なお話で「おいおい、1ページ前までその伏線考えてなかっただろ!」とか思ったりしますが、きっとそのとおりなんでしょう。いろんな意味で黒田洋介は常人レベルにあらず、と思いました。アニメ版の設定まったく無視してるシェリスのスタンド(ちがう)、エターナル・デボーテにしてもそうですが、戸田泰成の画はやったらエロくて素晴らしいです。人生のために欠片も役立ちそうにないですが、これはそういうものなので、それでいい、と思いました。
「おとぎの組」、「人格者」、「のりのりゴー!」、「マスコット」、「敵?」の5話。
文化祭だったからか、さすがにハジけてはなかった。教卓の上で生首状態なちよたん@クラス委員。 とも「……キッ、キッ、キッ、キッッッ……」 なんでまたこんなのに書記やらしてんだよ! ゆかりティーチャーはもはやどうにもならない。このクラスはボケだらけでいいなあ。匿名希望さんという名前の榊提案によって、メルヘンぬいぐるみ地獄が可決された。なにゆえ木村は自分クラスにて提案せんのだろうか? なんと、忠吉さん登場の回であった。しかし今回の話、ちよたんばっかり喋ってるね……か、噛まれなかった! 忠吉氏とのファースト・コンタクトを堪能しまくる榊嬢でありました。さりげなく頬赤らめよってからに! ちよ on the 忠吉のビジュアルショックに眩暈すら憶えた榊嬢であった。夕日に向かって去っていかなくてもいいよなあ。
文化祭当日。にゃも&ゆかりティーチャーの見下ろしカットのパース、完全に破綻しているような……(特ににゃものとこ) 標準装備としての猫耳。どちらかといえば、コアラ耳。猫着ぐるみ@中身はとも、学園内を大爆走! あ、あれは宣伝行為のつもりだったのか…… 木村の変態度はいささか全開すぎ、というか連行して強制労働させとけば! と思う。かおりんは何故にここまで可愛く描かれるのだろうか? 本日もキラキラ輝いてたYO! これは、スタッフの偏愛? 踊る猫着ぐるみ……それは開けてはならぬパンドラの箱……中には木村という名前の災厄が…… 売れ残り。結論:子供は無慈悲。そして閉会。とんでもないことを言い出すゆかりティーチャー。誰もいない校内を凱旋パレード。ここの雰囲気はいいな。根拠のないともの元気さ加減が珍しくいい味を出している。夜。名伏しがたい何物かを忠吉さんは目撃する。吼える。
作画レベルは並マイナスくらい? いつもいいから辛目の評価になるなあ。パース狂いを巨大化演出で誤魔化してるカット多かったような気がします。
来週は正月かよ、はえ――。

02/05/22(WED)
【単行本・小説】ロバート・R・マキャモン(訳:二宮磬)「遥か南へ」 文春文庫 [bk1][amazon]
ダン・ランバートという男がいる。もとより生真面目な性格、置かれた状況の中で何ができるのか、自分に与えられた職務をきちんとこなすことを信条にしてきた男で、海兵隊の一員として、熱気にうだるようなヴェトナムのジャングルの中、銀色の雨に打たれながら必死で行軍していた時にもけして弱音を漏らすことはなかった。あたりの草木をあっという間に萎びさせたその雨の正体は枯葉剤だった。やっとの思いで祖国へ帰還した彼が手にしたものは、枯葉剤の影響による白血病に蝕まれ、余命幾ばくもなくなった身体、長年勤め上げてきた建設会社の倒産、戦争の悪夢がきっかけとなった妻子との別居生活であった。
終わりの見えない失業生活からピックアップのローンも滞りがちになっていたダンであったが、無慈悲な銀行の手によって唯一の財産ともいえるそのトラックが取り上げられんとしたその時、戦争が彼に残した脳腫瘍という名前の痛み、ヴェトナム以来彼の心に潜んで消えない狂気、行き場のない怒り、すべての偶然が悪い方向に重なって、ダンは銀行のローン担当部長を撃ち殺してしまう。そしてこの時が彼の旅のはじまりであった。「遥か南へ――Gone south」とはヴェトナムでの隠語で、神経をやられてしまうこと、つまり狂人になっていまったことを意味しているのだ。もう、取り返しはつかない。
このままおとなしく逮捕されて監獄の中でじっと死を待つ前に、せめて別居中の妻そして息子に別れを告げたい、そう願って必死の逃避行を続けるダンであったが、彼の姿を追っているのは警察だけではなかった。銀行が彼の首にかけた$15,000を目当てにしたプロの賞金稼ぎフリントとペルヴィスの2人組にもダンは付け回される。
そして、ヴェトナムによって人生をめちゃめちゃにされたダンと同じく、この賞金稼ぎたちもそれぞれの先天的、後天的な理由で嘲笑にまみれた屈辱に満ちた人生を歩んできた者たちである。フリントは見世物小屋出身で三本の腕を持つ純粋なフリークだし、ペルヴィスは自分の才能に絶望して敬愛するプレスリーの生まれ変わりになろうと欲する元物真似芸人だ。互いにぼろぼろになりながら消耗戦にも似た彼らの南への旅は続き、ひょんなことから知り合った娘アーデンもダンの道行に加わることになる。アーデンの左半分は美しく、右半分は赤黒い痣に覆われていた。そう、彼女も彼らと同じく虐げられてきた人間だったのだ。それぞれの救いを求め、南へと向かう彼らの奇妙な旅路は続いていく……。
こういう作品だからこそ、あるていど冷静になってから書いたほうがいいように感じるのですが、もうすでにいっぱい書いてしまった。「ロード・ノヴェルが読みたいなあ」とふと思い、なんとなく買ってきた本で、じつはマキャモンの作品を読むこと自体はじめてでした。「少年時代」(上・下)は持ってるんだけど、積読のまま。しかし、マキャモン作品がすべてこのレベルだとしたら、なんとしてでもこの乱雑な部屋の中から探し出して読まなければなりません。
まず驚いたのは登場人物たちの人物造形の巧みさで、これ以上ないくらいの奇抜な設定ながら、それぞれの抱える心の痛みは胸を打ち、感情移入せずにはいられません。ストーリー自体にしてみても、運命の悪戯から犯罪者となった男と彼を追う者たちの攻防戦といったオーソドックスでありがちなものなのですが、意表をつく展開を随所に忍ばせ、最後まで退屈させません。また、ストーリーが終盤に向かうにつれ、物語の中心に据わっている人物が、ダンから残り3人へとスライドしていくあたりも非常に興味深く感じました。そしてその3人の物語が及ぼす影響によってまたダンもまた……これ以上は読んだときのお楽しみとしておくべきでしょう。
欠けたパーツたちが組み合わさって見事なモザイク模様を作り上げていくのを目にするようなラスト2章、「エイヴィリエッタの島」、「ブライト・ガール」の展開はとても美しく―――たぶんこれから僕はマキャモン作品を探してかたっぱしから読むことになるのではないかと思いますが―――この本と出会えたことを心の底から嬉しく思います。
02/05/23(THU)
「悪さをここで、紫亜のそれぞれ。その足でここを去るわ」
口うるさいニャーを……
ディルレヴァンガー(26歳、無職)が書類送検されたついでに、なんとなく動物愛護法関係の資料をWebで探して読んでみているのだけれど、つまりひっかかかったのは、第二十三条 動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によってしなければならない。 という部分なのかな、と思った。ただ食用動物と愛護動物の境界線がどこにあるのかはよくわからなかった。(ちなみに画像見てないからこんなこと書けるのだと思ってください)その子猫とやらを苦しませずに殺した上で捌いて、鍋か何かに調理する様子をネットにアップするなら問題はなかったのだろうか。ちゃんと肉をこそいだ全身骨格画像も用意して。やはりダメかな。
第二十七条 4を見る限り、愛護動物とは、牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる / 前号に揚げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの だそうなので、やはり魚類は入らないのだなと感じた。もし魚類にこの法律が適用されれば、生け造りなんかのきなみアウトだし、白魚の踊り食いなんかもきっとダメだろう……魚に悲痛な叫び声をあげることができれば、そこらへんもちょっとちがったかも、などと考えた。人に直接向かうことのない種類の悪意を裁くのはむつかしい。そういえば「ペット大嫌い板」も「ペット苦手板」に変わったみたいだ。ちょっと前まで「ペット虐待板」だとばかり思っていて、悪魔教団のサバトみたいなことや、そのほか犬を攫ってきて料理して飼い主の金持ちババアに食わせてみたりとかいった(「鉄鍋のジャン」かYO! カカカカカー!!)悪夢の饗宴が毎晩繰り広げられてるものだと勝手に想像していたのだけれど、この世はそれほど闇ではないのね。
ちなみに僕は犬も猫も好きですが(とくに猫)、その命に責任が持てる環境にいないので飼っていません。

ジョージ朝倉「水蜜桃の夜」 [bk1][amazon]
まさかジョージ朝倉がこんなに単行本連発するようになるとは思わなかったな……。「水蜜桃の夜」、「失踪日和」、「紅いソーダ水」、「カラフル・フレーバー」、「愛の暴走」の5短編を収録した作品集。
1年に1回だけ実家に帰ってくる義兄への思いが抑えられない少女の気持ちの暴走を描く表題作「水蜜桃の夜」から、KOついでに捨て台詞吐いて失踪した恥ずかしい恋人アツローへの複雑な思いがハジける「失踪日和」まで、叙情性あふれる作風からはっちゃけた作風まで、お世辞にも丁寧とはいえない荒削りな絵柄ながら、変幻自在な才能の持ち主だと思います。田舎を舞台にした作品に味があるというのはきっと、かなりの強み。しかし「失踪日和」と「愛の暴走」におけるブッとびまくりなストーリー展開はいったいなんなのだろうか? スゴイ!

桑田乃梨子「蛇神さまといっしょ」 2巻 [bk1][amazon]
マターリなごむー。すべての出来事が仲良しクラスでワイワイレベルに終始してしまうというのがビックリです。篭戸ドラ子(こもどどらこ、スゴイ名前)の策略にひっかかってまんまと暗黒大蛇神化してみる蛇神さまだったりするけど、しでかすことといったらどしゃ降り程度とか(w 一応神様なのに負け犬台詞とか(w いろいろ楽しい。へこ〜。わりかしサクっと終了。毎回の事ながら、巻末おまけ漫画「12years ago」はしみじみとさせます。べらんめえファンタジーADV「そういうことだから」を3話も収録。ほんとうに不思議なほのぼの感だよね〜。

樋口橘「MとNの肖像」 5巻 [bk1][amazon]
もう5巻か! 簡単に言うと、お見合い → 逃亡 → 駆け落ち → 同棲 → 夏彦ママ大暴走という展開で、うやむやのうちに夏彦家にて押しかけ同棲はじめてしまうみつるさんの苦悩の日々を描いた5巻であります。しっかし、この御曹司は影はひどく薄いが、いい人じゃないか! 可愛がられてるんだから一方的に甘えればいいものを、そうはできない難儀な性格のみつさんでありました。プライド高き犬ノーマンとみつるの交流を描いたそのまんま番外編「ノーマン」と、恋焦がれる従兄弟の気持ちを引き止めるため蛇神様に願いをかけるいささか精神的に不安定な少女と、実の姉である彼女に惹かれる弟、さりげなくアブノーマル極まってる短編「せつない恋の物語」を併録。

金田一蓮十郎「ジャングルはいつもハレのちグゥ」 9巻 [bk1][amazon]
ネタが切れてるのかどうなのか判断がつかない気まぐれ展開だ……ハレに弟が来る! でも父親は保険医だ! グウやら村の人間の設定がいよいよめちゃめちゃになってきて、タイムスリップして若き日のウエダに会いに行ったり長老の胸毛夢空間に潜入してみたり誰も覚えてない銀行強盗がリベンジに来たりゴキブリを少女化したらひどく淡白な性格だったりマリイがでじこになったりした。たいそうワケがわからないミステリ漫画がオマケとして巻末付録についてた。好き放題とはこのことですね!
【ANIME】 藍より青し 第6話「家道 〜かどう〜」 (→公式)
ご奉仕、ご奉仕〜♪ じゃなくて、巨乳メイド娘が押しかけてきたぞよもん、の巻。
レポートに勤しむ薫様。しかしながら博多ヤンキーの風呂上り乳押し付け攻撃がクリティカルヒット! 局部的な血圧上昇が観測されたと予想される。眼鏡っ娘、不意の来訪。あれ? 原作における、「メイド服で乳揺らしながら駆けて来てドテって転んでおぱんつ丸見え」という、まさに「終わってる、この漫画……」というハイパーコンボはいったい何処? そこらへんひょっとしたら監督の良心で、「もしかして、この回マトモに仕上げた?」と不安な気持ちが膨れ上がる。 しかし、それは杞憂に終わった!! メイド服が直接モーニングコールに来たYO! 寝ぼけて乳を揉んだYO! すんごい不自然な体位を取ったYO! と、くらくら眩暈を感じさせる完璧なお馬鹿仕上がり。ドジっ娘表現のすべてに於いてとにかくおぱんつ見せるといった究極の演出が視聴者の脳髄を直撃する! 馘首されるにはやはりそれなりの理由あるのね……と誰もが大・納・得する七色のドジっ娘ぶりを妙子たんは大発揮。桜庭館はもう、しっちゃかめっちゃかさ! という有様であります。薫様下男化計画に引き続き、小姑ぶりを遺憾なく発揮する雅たん。壷レシーブシーンは彼女にしては珍しいおぱんつカットなので、皆の衆、刮目して見よ!! って、そんなたいしたもんでもないけど……頑張り屋さんでもダメなもんはダメだぞ、と。母子家庭のわりには家事ぜんぜんダメ子さんだったり、ハウスキーパー夢見つつ大学通って(騙されて)コスプレしてたりと、よくよく考えると妙子たんはたいへん痛い娘さんであり、この作品ではそこが重要!! なんとなく励ましてみる葵たんも同じ穴の狢で、やっぱり(あれでも)ティナがいちばんのマトモな娘なんだよね……変調二人羽織@薫様ルーム(w もう、いいから犯っちゃえYO! 計り知れないレベルのドジっ娘ぶりを発揮しておぱんつ丸見えになる妙子たん。もう、どうしようもないよ……葵たんの計画がうまくいって、なんだかいつくことになった。いくら先輩とはいえ、知り合いの家にメイドとして勤めるというのはどうよ? とか大学通えるの? など疑問はつのりまくるが、それはいたしかたない。


来週は温泉旅行。
02/05/24(FRI)
「むかつく……しかし、靴噛む」

三家本礼
「ゾンビ屋れい子」 7巻 [bk1][amazon]
最高のB級アクションとはこういうものだな!! とにかく楽しい。ここまで快楽原則に忠実に描けるのはスゴいことだ。この作品を評して「ジョジョの10倍速」というのは僕しか言ってないことですが、展開も10倍速なら死ぬのも10倍速、いかにも活躍しそうなキャラがあっという間にお亡くなりになって敵味方関係なく1巻ごとに半分くらいのキャラ、ハイ、サヨナラ〜だったりして、ここまで来るといっそ清々しいです。あれ? でもジャスミンに引き続いて、当分は死ななそう確定したのがもうひとり。
6巻からの続きで、生物兵器研究所の無敵女兵士、雪女(ゆきな)との死闘続行中。追い詰められた雪女は「運命の銃弾」を自分に撃ち込むことで自らを怪物化してしまう。リルカは一般人化しちゃってるし、このモンスターにどうたちむかう? という話。展開としてはものすごくストレートなんだけど、その直球さ加減がいい味を出していると思う。しんみりさせるはずのシーンにギャグ大胆にまじえて描くあたりの呼吸も好き。ぜんぜんエピソードと関係ないのに最後だけなぜか登場したジャスミン@ビキニ姿(なぜだ?)のマッシヴ・エロコメぶりにショック!! マッチョすぎるYO!
ゾンビ召還能力の証となる「星」を他人に授ける能力を持った新たな敵、キム・イーヒンにれい子が立ち向かって(嫌々)ジャスミンが巻き込まれる! みたいな新展開で、なんとなくゾンビ召還能力を手にしてみた(このゾンビが!)竹露がえらく活躍しそうな雰囲気である(するんだろう)。名前だけでなくツラも面白すぎる新キャラ「チーホイ」はしばらく死なないでほしい……。
02/05/25(SAT)
「よくわからないなら、渇くよ」
昨日の夜は不意の用事で更新できなかったなあ。ま、いっか。渋谷駅前山下書店が知らないうちに24時間営業になってて嬉しい。これで品揃えが今の5倍くらいあれば……というか、Book1stが24時間やってればそれでいいのだが。夜の12時とか朝の7〜8時に開いてる店が欲しいんだよ! 小林泰三「海を見る人」[bk1][amazon] 買ってきてぽちぽちと読んでいる。この人の持つ奇想センスは本当に大好きで、自分の中にある理想形にかなり近い小説を書く人なのだ。牧野修と合体してくれればもっといいと思っている。無理かなあ。 いきなり関係ない! 「藍より青し」のスゴさというのはその超絶停滞感にあると思っていて、だいたいハーレム漫画なのに娘さんキャラ増殖する前に本命決定されてるんだもんな、なんだそりゃ? これだけハジけない作品は歴史上類を見ない、と思った。アメリカに帰るだのなんだので(しかも期限あと1年もありやがる)前回号泣してたティナが今回は何事もなかったかのようにみんなでテニスしてる(だけ)。もちろんアンダースコートは丸見せ全開(w 終わってる――終わってる――終わってる―― しかし、こちらのほうが業は深い気がしてならない。そういえば竹下賢次朗の新連載もスゴい。ヤングアニマル(若獣)ほんまに素晴らしい。ここは最果ての地だ。 田村ゆかりのはぁとのためいき。 終わってる終わってる終わってる〜。組み立てて壊して捨てて。時田光はふだんトランクス穿いてるらしいです。あ、いま気づいたけど昨日の「ゾンビ屋れい子」レビュ、キャサリンって誰だ? 直しとこう。

黒田硫黄
「茄子」 2巻 [bk1][amazon]
タカハシさんは素晴らしい! しかしラストエピソード、最後のコマに怒り心頭だ! 借金抱えた両親がどこぞにトンズラ、高橋綾さん女子高生ひとり、弟妹抱えて行き場もなくて、さてどうする? みたいな、普通に描けば悲惨になりそうなお話がここまで軽やかなストーリーになるというのは驚きです。日常風景の切り取り方が抜群に冴えていて、キャラクタのひとりひとりに血が通ってる感じがするんですよね。したたかに生きるタカハシさんがええです。そのタカハシさんミーツ茄子オヤジなエピソード「39人」なんか単なる炊き出し話にすぎないんだけど、それがこんなに面白い。不思議不思議。国重&有野の若年寄りカップルも再登場で、これもいい。この話に限らずだけど、なんだろうなこの見開きの使い方は……「若いうちなら馬鹿の勝ち」みたいな「電光石火」の展開にはちょっぴり衝撃。でも、ホントにその通りだね!

野中英次
「魁!! クロマティ高校」 4巻 [bk1][amazon]
棚から落ちてきたボタモチなんてふつう食わないよね……しかしボタモチどころではなく次から次へと満漢全席雪崩落ちてくる感じで、驚愕の講談社漫画賞受賞。しかし、逆にネタ的には美味しくないのかも!? などと考える今日この頃。そういえば第1回講談社漫画賞受賞作って手塚治虫「ブラック・ジャック」、「三つ目がとおる」なんだよね。去年は赤松健「ラブひな」、今年は「魁!! クロマティ高校」って、近頃の漫画文化はいったいどうなっておるのかねえ……などとちょっと前なら思ったところだろうけど、倉田真由美がブレイクしてしまったから、何が起ころうとももう驚かないよ……。忘れてた、4巻の内容。フレディが死んだ! 嘘です!

堂高しげる
「全日本妹選手権」 2巻 [bk1][amazon]
わかったよ! 俺が死ねばいいんだろ!!
ぜんぜん関係ないのだけれど、マキャモン「少年時代」[bk1][amazon] 探すの面倒で新しく買っちゃったんだけど、他の本探してたら上巻だけは2分で見つかった。下巻は見つからないのだけれど、探してるうちに新しく買った下巻がなくなった。どうなってるのだ、この部屋は。
02/05/26(SUN)
「軽口たまに言う行為に、またチクるか」
今日はそんなに面白いこと書けない予感がある。
なんで自分がこんなところにいるのかわからなくなることはよくあって、お誘いうけて出席させていただいた某祝賀会に萩尾望都先生がおられたので吃驚した。……って、出席者については事前に聞いてたからそれは嘘。まあ、でも「こんな空間に俺はいていいのだろうか?」 という思いにはかられる。もともとファン行動はすごく苦手で自分から行ったサイン会ってひょっとすると神田森莉だけか? と書いてみて今、自分でも驚いたよ。よりによってなんでこの人なんだ…… すこし話がそれたけど、そんなわけでずっと萩尾望都先生を遠巻きに眺めていた。なんとなく、それだけで霊験あらたかであるような気がした。 知ってる顔が誰もいない(誘ってくれたひとひとりだけ)、出席していいのかもわかんない(正直、紛れ込んだ)、そもそもどんなパーティなのかよくしらない(とほほ……)という三重苦で望んでみたドキドキバクバク体験だったのだけれど、忙しい中連れ回していただいていろんな方々にご挨拶させていただいた。自分のことをなんと説明していいのかわからない……というのはいつもものすごく疑問に感じてることであって「……だいたい、Webでこんなページやっててなんでいえないよなあ」と思ったりするのだけれど、「たまに見てます」とか言われてもまた困惑だ……とりあえず会話のきっかけにはなるし、ありがたいことこの上ないのだけれど、また違った意味でハートビートが高鳴るぜ……ちょろっと出た漫画の話題で羽生生純「恋の門」の話題が出て吃驚した。ひょっとして間違えてるのかなあと思ったけど、やっぱり「はにゅにゅうじゅん」でよかった。しかし、いきなりふられても作品の魅力きっちり伝えるようなトークできないとダメだなあ……と思ったのと、「いま、オススメの漫画はなんですか?」と言われて「うーん……」と考えちゃうのはどーかと思った。でもやっぱりむつかしいんだよなあ。これって「どんな食べ物が美味しいですか?」という質問と同じで、和食が好きなのか、中華が好きなのか、フレンチが好きなのか、それともイタリアンなのか、お腹がすいてすいてしかたないのか、小腹がちょっと空いただけなのか、上品なものを好むのか、悪食なのかによってぜんぜん変わってくるから、迂闊にタイトル挙げられないんだよ! かといって無難なチョイスにとどめるのも(くだらない)プライドが許さないこのていたらく。「チェックシートの提出を事前にお願い申し上げます!」って、「それはたんなる世間話やろが!」 無駄に頭ぐるぐる回してみる輩。自意識過剰にもほどがあります! そういえば浅暮三文氏もいて(注:もちろんそのことは事前に知ってて、行きの日比谷線の中で異形コレクション「恐怖症」、買っては見たものの時間なくて積んであったのを引っぱりだして短編「遠い」あらかじめ読んでおいたのだ。しらじらしい)、記号と内容をシンクロさせてみたり、レイアウトに工夫を凝らした最近の実験的な作品についてお話を伺ってみたりした。「イタロ・カルヴィーノみたいなのを日本でできんかな、と思ってる」みたいなことを聞いてなるほどな、と思った。カルヴィーノは「われらの祖先」三部作しか読んでなくて、今手元に積読状態の「くもの巣の小道」、短編集「魔法の庭」があるので、読んでみたい。ともに薄いから頑張ればすぐ読めそうなんだけどな…… アルコールが入ってやっと普通に喋れるようになるわけで間髪いれずにワイン流し込んでみたりしてたんだけど、司会担当されてたソムリエ(は勤務経験が五年以上いるからワインアドバイザーだそうだ。「Heaven?」に書いてあったな……人生において重要なことはすべて漫画から学んだ)の方はどうも三谷幸喜の印象があるな……と思ったら「王様のレストラン」の印象があったのだなあ、とふと思った。萩尾望都ケーキや雪の結晶折り紙の出来に驚く。
河岸かえて二次会。緊張してるからだろうかほとんどアルコールだけ流しこんでるわりにはふだんより酔わない。ただひたすらに眠くなってきた。隣をみるとこっちも眠そう。よっぽど疲れているんだね。
【ANIME】 アベノ橋魔法☆商店街 第8話「ときめけ! アベノ橋☆学園商店街」 (→公式)
→第8話ストーリー詳細
なんかりゅんりゅん言ってる。
元の世界に帰ればアルミたんが引越ししてしまうから、つーことで今まで全てのパラレルワールド展開全てがサッシのモラトリアム思考に起因していた……とのことが判明。素直に帰るかと思いきや開き直ってギャルゲ時空への転移してみた、というお話。
えみりゅんだったり、うぐうだったり、マルチだったりするあみりゅん@堀江由衣に「全国を転校して回ったあげく、結局最後に死んじゃうような主人公にだけはならないでりゅん」(チングラ2)とか言われつつ、とうとつにあらわれた触角眼鏡なしおたん@金月真美(なる@ラブひな)にも花咲き乱れる川原で萌え萌えして、煩悩街道一直線なサッシと、子鬼化して外部からツッコミ入れることしかできなくなったアルミたん。鼻の下伸ばしつつギャルゲ世界を堪能しまくるサッシとは裏腹に凶悪ニワトリはじめとして世界から拒絶されまくりなアルミたんの苛立ちは爆発、世界破壊してどこぞへ走り去ってしまう……という展開で、ガイナの底意地の悪さが発揮されたストーリーであります。だいたいこういう回で作画を良くしないというのはすごいかも〜まるで突き刺さってくるような目に優しくない作画。これ、絶対に狙ってやってるよなあと思う。
異分子として世界全体から迫害されまくるちびあるみに萌えさすのがこの回のポイントなのかなあ。目に涙浮かべて「どこもかしこも大っ嫌いや。嫌い嫌い、大嫌い……こんな世界もう厭なんや」呟くあるみたん@丑の刻参り装束がなかなかによい。笑いどころはけっこうあったような気がしました。しかし、タイムボカンパロがこんなにでてきた理由についてはわからなくて、そこらへん一貫性がないような気はします。


消息不明なあるみをほっといて、来週はサッシ、ロータスメインエピソード。辛気臭そうな話だ……
キャラリンクURLについて、逸般人.comさんを参考にさせていただきました。感謝。
【ANIME】 ぴたテン 第8話「ライバルとの戦い方」 (→公式)
→公式ページストーリー紹介
最近ビデオも回さずにざっと見ていて、そのせいだろうか、とくに不満もなく心平穏に鑑賞できている。ドタバタしてて楽しかったんじゃないすか? ウンコ(御手洗大)へのツッコミ担当という非常に不遇な地位にまで堕ちた小星たんが意外に可愛くみえたのは気のせいだろうか? 美紗&紫亜の着ぐるみパジャマ姿はもっといっぱい出したほうがいい、萌えるから(w 原作のギスギスした雰囲気を払拭した上でドタバタ劇に仕上げることについてはけっこう慣れてきたのかなあと思う。
02/05/27(MON)
【単行本・小説】小林泰三「海を見る人」 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション [bk1][amazon]
「時計の中のレンズ」、「独裁者の掟」、「天獄と地国」、「キャッシュ」、「母と子の渦を旋る冒険」、「海を見る人」、「門」の7作品を収録した小林泰三、初のSF短編集。
SFマガジンはぜんぜん買ってなかったから徳間デュアル文庫「少女の時間」に収録された「独裁者の掟」以外は未読だった。クレバーに自作の出力調整可能なのかなあ、という印象が強い人で、角川ホラー文庫から発売されている鬼畜すぎる味わいがなんとも心に厭なものを残すホラー短編群とはちがい、比較的後味が爽やかであるものが多い。しかし、完全なハッピーエンドを迎える作品はひとつとしてなく、何かとても大事なものたちを失ったあとのもの悲しいラストばかりなのであるが……その喪失は、たとえば個人的なすれ違いなどに起因するものではなく、世界そのものの成り立ちなどの要因によって逃れることができない絶対的なもので、だから、とても悲しい。正直、文章表現としては淡白で素朴な描きかたする人だと思うのだが、読者の感情を誘導する術については長けていると感じる。プラス、ラスト数行のサプライズといったミステリ的な仕掛けも好む人なので、読んでる人間をなんとか驚かせたいというサービス精神旺盛なのかなとも思う。だいたい「ΑΩ」ラスト近くのサプライズだって必要かといわれると必然性はぜんぜんない、小林泰三作品愛読者に対するプレゼントみたいなものだと思うしなあ。
基本的にどの作品もなかなかいいと思うが、<歪んだ円筒世界>から<楕円体世界>を目指して旅する一族を束ねる少年の成長譚である「時計の中のレンズ」(このタイトルセンスは秀逸)、イーガン「順列都市」みたいな仮想世界の探偵話である書下ろし短編「キャッシュ」、なんといって説明すればいいのか、ブラックホールだのパルサーだの単語が頻出する、マザコン少年木下純一郎君の「はじめてのおつかい」みたいなヘンテコ話、「母と子の渦を旋る冒険」、二十倍村、五倍村など場所によって時間の進み方が異なる世界を舞台に、だんじり祭りと少年の淡い恋心が交錯する奇妙でおセンチな恋愛譚「海を見る人」が特に印象に残った。
ふと思ったのだけれど、こういうハードSF作品を電子書籍として売るのならば、文書データといっしょに、簡単なものでかまわないから本文内容とリンクするシミュレータをつけてみても面白いような気がする。たとえば「時計の中のレンズ」の世界をウォークスルーできるようなものとか、「母と子の渦を旋る冒険」の脱出シミュレーションとか。「海を見る人」のだんじり待ち合わせゲームみたいなのも面白いかもしれない。クリア可能なのかはわからないが……自分サイトにJava使ったさまざまなシミュレータ載せてるグレッグ・イーガンみたいな人もいることだし、せっかく普及したPCを有効利用してその魅力をアピールする機会を逃すことはないと思うのだけれど。
ところで鶴田謙二の手による表紙。出来はいいと思うのだけれどやはり法被は着せられなかったのね……と思った。ところで、これはこの本に限ったことではないが、表2折り返し部分開いてやっと絵としてのバランスが取れるという本の作りはどうなのかなあと思う。この本の場合それがとくに気になる。開くととてもいいのだけれど、表1だけでは落ち着かない。
【単行本・小説】津原泰水監修「十二宮12幻想」 講談社文庫 [bk1][amazon]
12人の作家たちに、自分と同じ星座に生まれた女性を主人公にした一人称形式の物語を書かせるといった、非常に設定のしばりが厳しい競作集。そのせいもあってか、統一感がとれていて作品の粒が揃っているように感じる。
小中千昭「共有される女王」白羊宮(牡羊座)を皮切りに、図子慧「アリアドネ」、飯野文彦「さみだれ」、早見裕司「月の娘」、高瀬美恵「メネアの猫」、津原泰水「玄い森の底から」、我孫子武丸「ビデオレター」、島村洋子「スコーピオン」、森奈津子「美しい獲物」、加門七海「二十九日のアパート」、飯田雪子「あたしのお部屋にいらっしゃい」、太田忠司「万華」双魚宮(魚座)まで12作品が並ぶ。各作品冒頭に寄せられた鏡リュウジによる十二宮それぞれに関する説明文も作品の内容を暗に示しているようでそのシンクロぶりが楽しい。
上にも書いたとおり、その厳しい条件設定から統制がとれた端正な作品集として仕上がっているのであるが、文庫にして350ページ弱の単行本に12作品、枚数制限がそこに加わることで予測範囲内のラストに落ち着いてしまっている作品もいくつかあるように感じられた。この枚数で意外性のあるラスト、しかも十二宮の暗示を作品の中に取り入れて、というのはたいへんむつかしいのだろうが……。
その中で頭一つ抜けてるなと感じたのは、監修者ということで頑張ったのだろうか、津原泰水「玄い森の底から」。森の中の木造公衆便所で犯されながら殺されんとしている書家の女性のいまわの際の意識を回想を交えながら描いた物語で、端正な文章をベースに独特の読点と改行位置で奇妙なリズムを刻むようなその特異な文体は鮮烈きわまる印象を残す。これでたったの16ページなのか……僕がこの人の作品のファンであるということを差し引いてもこの12幻想シリーズ収録作品の中でベストなんじゃないかなあと感じた。
そのほか印象に残ったのは、完全幻想直球勝負、早見裕司「月の娘」、身も蓋もない話だなあと思いつつ読んだらラストで足を掬われて驚いた、島村なる作家のゴーストライター体験記、島村洋子「スコーピオン」かな。ほかも悪くはないです。
【ANIME】 HAPPY★LESSON 第8話「フワフワ☆うづきは天使?」 (→公式)
これもビデオ撮らずに直接鑑賞。「その天使の羽はいくらなんでもデカいだろ!」と、取ってくれという気はないが(あきらめた)サイズにだけは文句いいたいうづきママ中心エピソード。めずらしくドタバタしてなかった。ベタベタだった。
休日、チトセをモデルに公園で絵を描いていた時に偶然知り合って彼女を天使と思い込んだ(休日だから羽がデカいんだよ……)健太という少年と、うづきママの交流を描いたハートウォーミングストーリー! なんだけど、いかにもベタな展開だったな……それが悪いわけではないが……しかし、うづきママが印象に残ったというよりは起・承・転・結、物語の展開全てにかかわってる委員長のほうに気持ちがいってしまった。撲殺されかけた挙句道端にほっておかれたり(酷いよ……)、意味なく野良犬と対峙したり、体を張った演技が炸裂していた。しかし、むくわれない娘さんだ。その甲斐もあってか、来週は主役! やった――!! ところで今気づいたが、ひょっとして3人目の眼鏡は1回限りキャラだったの? OPもEDにも出てるのに……登場回見逃したよ(;´Д`)
02/05/28(TUE)
原作未読の人間がいきなりこれ見てどう反応するのかがさっぱりわからないよ……なシュールテイスト大炸裂、それにしても早いな、もう初夢だよスペシャル。
「大阪の初夢」、「ともちゃんの場合」、「榊の場合」、「ようこそ」、「かおりんの場合」の初夢話×5。
目をつぶった大阪は落書きみたい。無軌道に大空をぱたぱたしてみるちよたん。やたら撃ち落したい……。ときおりボーナスキャラっぽくあらわれるちよ父。大阪の夢の中では等身がちがう。ちよたん、みょうに育ってるよ! きっとあのツインテールに操られてるにちがいない疑惑 → はずしかたまちがえた → 自己嫌悪から飛んでった → あとに残るは死体。どう説明せいつーんじゃ。回転したりキラキラしながら登場の(忙しい)スーパー女子高生とも、銀行強盗もノックアウト! 「いやいやたいしたことじゃありませんよ」 乳揺れさせながら学校廊下を闊歩してみたり、わおわおいわれながら大活躍してみた。字幕が出た。よくわからない心の広さを見せてみるとも、最近そんなにわるくないと思ってきた。それにつけても暦のあつかいはぞんざいにすぎないだろうか。永久つっこまれコンボ。 「なんでやねん!」 お前、関東人だろ…… 榊さんは夢の中でも頬上気させてる……エロ要員だから。シュールなことを言いたくるちびちよ。ひらべったくて浮いてるちよ父。無闇矢鱈と春の息吹。ここでも頬を上気させてる……動物ならなんでもいいのか……しかし、若本規夫ボイスはすごいことだ……サンプリングしようかな。榊嬢の初夢続行、今度の舞台はちよちゃん家。ここらへんシュールの極み。 「いらっしゃい ちよの父です」 すげえなあ、悪夢の晩餐だな……また発光するちよ父。榊嬢の思考がいちばんマトモでないということなのだろうか? また単純にヒロイン願望そのまま投影してみせてるね、かおりんは……白馬に乗った榊嬢あらわれてラヴラヴ〜。オリジナルネタとしては練りが足りん。しかし、暦の脇役っぷりは……初夢ばっかり30分並べて動かしたら予想以上に電波アニメで、けっこう驚きでありました。どうすんだ、これ?




来週は榊嬢特集。なんとなく期待できないような……
【単行本・小説】西澤保彦「彼女が死んだ夜」 角川文庫 [bk1][amazon]
よく考えてみると西澤保彦の<匠千暁シリーズ>きちんと読んでなかったのでたまたま部屋に転がってたのを手にとってみた。ちなみに今まで読んだのは「解体諸因」と「麦酒の家の冒険」で、「解体諸因」については匠千暁ものだと忘れてたくらいだし、「麦酒の家の冒険」だって、レギュラーメンバー使って、ハリイ・ケメルメン「九マイルは遠すぎる」やってみたかっただけな気がするからシリーズ的には番外編的扱いであろう。と、いうことでこのシリーズを読みはじめることにした。
………
………
人間反対! 大人は穢いYO! もう誰も信じられない! 明日から僕は教会の聖歌隊に入ります。
匠千暁(タック)、辺見祐輔(ボアン先輩)、高瀬千帆(タカチ)、羽迫由起子(ウサコ)の4人の学生探偵たちをメインにした<匠千暁>シリーズの第1作であり(前述した「解体諸因」にもタック、ボアン先輩、タカチの3人は登場するがこのシリーズものとして考えられてはいなかった)、「七回死んだ男」、「人格転移の殺人」、「死者は黄泉が得る」などのSFパズラー路線とは趣を異にした、これを何といえばいいのだ、ドロドロ青春推理物語? そもそも西澤保彦作品に登場する犯人たちの動機の卑近さ、その悪意の描きかたには凄みを感じていて、「やらしい作品書くなあ、このひとは」と思っていた。しかし、それにしてもこの話は……
安槻大学の2回生、浜口美緒は門限6時厳守といういまどき天然記念物ものともいえる厳格な家庭に育った娘さん。おかげで箱入り娘のハコという面白くないニックネームに甘んじている。そんな彼女が両親を説得してやっとのことでアメリカでの1夏のホームステイの許可を得る。しかしその出発前夜のこと、仲間内で開かれた壮行会から帰宅してみるとリビングルームに見知らぬ女の死体が! このトラブルがもとでせっかくのアメリカ旅行が中止になったらたまらない! 飲み会でぐでぐでになった男性陣を無理矢理呼びつけた彼女は興奮の余り自分の喉元にナイフ突きつけてこう言った。 「警察に電話するくらいならこの場で喉欠き切って死んじゃうもん、だから、死体なんとかして!」
すげえ話だなあ、おい……そんな理由で探偵役たる人々がいきなり死体遺棄という名前の犯罪者になってしまうこのお話、ふってわいた死体をきっかけに、平穏極まるキャンパスライフという薄皮にぴちっと裂けたかと思えば、中からどろどろと生々しいものが噴出する……みたいな展開の物語であります。与えられた手がかりからこの結末が想像できるかというとそうでもないからさすがにパズラーと呼べないと思うのだけれど、一見無関係と思える事柄が次々とリンクされていき、心をブルーにさせるような真実が浮かび上がってくるあたりの見せ方、伏線の回収の手腕は非常に上手いと思われました。しかし事件の真相から伺える西澤保彦の人生観は真っ暗、人間存在に絶望しきってるんだろうなあと推察されます。タック、そしてタカチの妄想仮説の切なさといったらない。なんでこういうの書けるかな、と真剣に思います。
それにしてもこの人は男性原理っぽい文章を書く人で、初対面の他人の奥さんを自分の恋人と比較する形容に、ミディアムレアだのウエルダンだの血もしたたるレアだの用いる男性キャラが出てきたのには、うひ〜と思ったよ。ステーキには例えないな――
もう、誰も愛せない、といった感じのラストシーンがとてもよかったです。
【単行本・小説】西澤保彦「スコッチ・ゲーム」 角川文庫 [bk1][amazon]
あまりに面白かったので間髪いれずにもう1冊読んだ。「仔羊たちの聖夜(イヴ)」が売ってなかったから文庫化されたばかりのこっちを。
今回の主役はタカチこと高瀬千帆。事件が起こったのは2年前、モデル体型の美人ながらどこか他人をよせつけない雰囲気を持つ彼女が安槻大学に入学する前のお話。高校卒業目前にした彼女が高校の女子寮へと帰ると、ルームメイトであり彼女と恋人関係にもあった下級生が何者かに惨殺されていた。その後も寮生たちは彼女の周辺で次々と殺されていく。そして、捜査線上に浮かび上がった容疑者は奇妙なアリバイを主張したのだった……
ここまでが第1部。舞台を現代へと移し、容疑者が目撃したという不審な人物の奇妙な行動―――アルコールの強烈な匂いを漂わせながら川原へと向かい、持っていたスコッチ・ウイスキーの中身を川に捨てるとその水で瓶をすすぐと空き瓶をそこに捨てて立ち去ったというもの―――この行動にタックたちが合理的な解決をつけられるのか。そして2年前の事件の謎を解き、犯人を指名するため、タカチの郷里に向かうという解決編が第2部という構成の作品であります。
今回のお話の焦点は、凛々しく孤高の存在―――といえば聞こえはいいけれど、他者と深い関係になることをよしとしないタカチの内面変化を描くところにあったのだと思います。ボアン先輩こと辺見祐輔を介して得た友人たちとの交流によって、郷里から逃げ出してきたころとは比べ物にならないくらい彼女は変わっているのですが、それでも2年前の事件は彼女の心の片隅にトゲのように刺さって彼女を呪縛しつづけて―――今回のお話は彼女の心を過去から解放するためのリハビリみたいなものだったのでしょう。そのためのホームズ役として狩りだされたのがタカチを反転させた存在であるタックなわけで、これから読もうと思いますが、それが「依存」に続くんでしょうね。とても楽しみです。
エゴに満ちた人間心理をこのような形で料理してみせる手腕は見事の一言だと思います。
02/05/30(THU)
「カッコつけ婦警サイケ不潔国家」
本当に明日開幕なのか。

五百香ノエル
「りぼん記念日」 [bk1][amazon]
かなりバビッときた。俺が今頃この本を読まなきゃいけない理由は一片たりともないのだけれど……
13歳まで(生物学的に)男の子として育ち、実のところは男にも女にも変化する「エニグマ」なる曖昧な性を持つ、聖ミカエル学園新入生窪田りぼんが送る、まさにヤリまくりな学園生活を描いた小説です。いいとこのお嬢さん(?)であるはずのりぼんが女性修行という名のもとにフランスの社交サロンにて(そういうものなのか?)1年間調教されまくってきたという設定も凄まじいですが、フィアンセと過ごしてるときは男の子に戻ってしまうからアナルセックスしなければならないという展開には脱力しました。困ったものであります。

五百香ノエル
「りぼん絵日記」 [bk1][amazon]
間髪いれずにこのシリーズ完結巻を(2冊だが)。あとがきにて自ら書かれてるように五百香ノエルの中からエロエロの波が去ってしまったらしく(淡白ですね)前作「りぼん記念日」と比較するとけっこう普通な仕上がりになっています。それでも200ページ弱で(男女問わず)7回くらいはヤッてますが……
ラストは勿論フィアンセである春明とのゴールイン! なのですが、その内容は上に書いた感じなので………あ、そうか! ここだけボーイズラブにもどってるんだ! と今ハッときづいた。くりかえすけど俺がこの本読まなきゃいけない理由はぜんぜんないんだよね……
しかし、異様な世界だな―――といたく感心しました。

中原みぎわ
「恋なんてできっこない」 [bk1][amazon]
少女コミックCheese! 掲載の中ではわりに少女漫画っぽい展開の話。地味、眼鏡(それはマイナス要因なのか)、貧相の三重苦背負って当然のように性格が屈折しまくった少女つぼみが、モテ系男子晴山から一方的な愛を捧げられ、困惑したりさらに屈折したりねたんだ女子からいじめをうけたり(;´Д`) しながら不器用に恋愛するお話。 「あたし、あんたから見たら、珍獣みたいに見えると思うんだけどいーかなぁ?」という台詞がよかった。最近こういうタイプの作品が増えた気がしないでもない。
奥浩哉「GANTZ」 6巻 [bk1][amazon]
やっぱり面白い。仏像たちとの戦闘スタートで、阿吽金剛力士像におこりんぼ星人とあばれんぼう星人と名づけるネーミングセンスはとても素晴らしいと思う。よく理由はわからないが、織田無道やリーマンは除外して全員が全員強すぎだと思われる。とくにスナイパーとか。今までどこで生活してたのだこいつは? アンニュイな雰囲気の巨乳姉さんはなかなかよい。
北道正幸「ぽちょむきん」 4巻 [bk1][amazon]
こういう作りこんだネタをやるには1話あたりのページ数がありすぎる、というのがまずネックなのだと思う。
松山せいじ「エイケン」 5巻 [bk1][amazon]
材料だの器だのはたいそうな珍妙なんだけど出来上がってくるものについては予想のレベルを外さないという不思議な作りの作品で、たとえるならばメニューに載ってるのはカレーとかハンバーグとかそんなのばかりなキワモノ料理店という感じ。関西娘を投入した意味はあったのだろうか? よくわからない……
【ANIME】 藍より青し 第7話「幻妖 〜げんよう〜」 (→公式)
うーむ、マターリくだらない。妙に作画がいいのが不思議なほどのくだらなストーリー。
夕食の買い物に行く若奥様、和服まほろこと葵たん。あれ? あの使えないメイドは? 「……でも、いつかは……薫様といっしょに……」 べつに行けばいいと思うのだが……妄想突入直前に現実世界に戻ってきた葵たんでありましたが、ひょんなことから写真部新歓温泉合宿に同行することになって、妄想が現実に〜という感じ。ところでこの写真部男部員ふたりはまったくギラギラせずに脇役っぷりを発揮してるね! と思った。驚くほどに人畜無害だ。
常人レベルを遥かに凌駕したドジっ娘ぶりを巨乳眼鏡はいきなし発揮、駅弁忘れるは道には迷いまくるは予約は来年だわで困ったものにもほどがある〜というか、駅弁は車内で食え! 温泉宿探してるのになぜ山に登る! そんな予約受けるフロントもフロントだ! そもそも妙子たんの歓迎会なのになんで幹事やってるんだYO! などとテケトーにもテケトー極まるストーリー展開。スゲー! 殺伐とした世の中だったらこの巨乳眼鏡は頃されて輪姦されて埋められますよ? などと感じた。ところで仕事の都合で来られない雅たんは鬼女と化しておった。野宿かよ――うへえと思ってたら、桜庭VIPカードの御威光によりあっというまにオッケーになった。陰で幾人もの庶民が泣いた。安心したところで温泉。湯煙温泉だったゆえ祭りのレベルは下がった。乳、乳、乳の饗宴であったが、カット的には思い切りがイマイチ。葵たんは無責任に「頑張れ」とか言う。頑張ってもダメなのに。しかしこの眼鏡は温泉の中でも眼鏡だな……金髪に浴衣、はじける乳からフレームイン、すげ――!! と思ってたら三つ指ついてご登場の人がいましたよ!
心の底からどーでもええ展開なのでこの先書くのは忍びないが、新歓伝統行事の肝試し撮影に喜び勇んで向かった妙子たんを救出すべく薫様葵たんが夜の闇の中、お堂へと向かった! 結論:すべてにおいてこの巨乳眼鏡はズレている。葵たんの気丈な振る舞いは見せ掛けで、じつはかなり無理をしていた。3人で朝まで。巨乳に対するぞんざいな扱いとか。ふたりで来たいとか言い出す葵たん。おいおい、こんなオチかよ、ギャフン! って、原作読んでるから知っている。実にしらじらしい。考えてみるといいかげんなタイトルだよな……漢字だったらなんでもいいのかよと思った。

02/05/31(FRI)
「Yeah! と遺影」
今日はそんなに書くことありません。
そういえば昨晩の山手・埼京線ストップにちょうど出くわしてしまった俺ですが、すごい疲れた。車内にすし詰めの状態のまま「原宿駅におきまして線路内に人が……」みたいなアナウンスずっと聞いてたんですが「ひょっとしてフーリガンが暴れてる?」とか思ったのは秘密だ。もちろんW杯はまだ開催されてないわけで、「せっかく楽しみにしてたのに、ノリピーハウスが、くわまん本舗が潰れてる!!」とかそういう理由で暴れてたのだ、きっと。
(参考:1989原宿タレントショップ一覧)
自分としては予想以上に便利でけっこう驚愕なMHK antennaですが、もちろん勝手に取得してるわけなので御迷惑な場合はその旨メールとかちびぼーどとかでお知らせください。あと、はてなアンテナがどんなシステムで更新時刻取得してるのか、僕はぜんぜんしりません。詳細設定ももちろん可能なんですが、何も考えずにURLほうりこむ×100だけして完成〜という手抜きっぷりであります。
しかし、↑何書いてるんだ、俺は……
【単行本・小説】東野圭吾「探偵ガリレオ」 文春文庫 [bk1][amazon]
「白夜行」のあまりの分厚さにショックを受けて、同じ作者の本でたまたま部屋に転がってたの手にとってみた。すぐ読めた。
友人たちの目の前で突然燃え上がった少年の頭、池に浮かんだ行方不明者の金属製デスマスク、瞬間的に心臓だけ腐った男の死体、家族連れでごった返す海水浴場の中、突然立ち昇った黄色い火柱、幽体離脱したとしか考えられない少年の不思議な証言……説明ができない不思議な事件の数々に帝都大学理工学部物理学科助教授・湯浅学の頭脳が挑む! みたいな連作短編集。「燃える」、「転写る」、「壊死る」、「爆ぜる」、「離脱る」の5編を収録。
なんともそつがない、でも強力に惹かれることもない、という東野圭吾っぽい匙加減の作品で、科学的トピックや人物造形、台詞の強度など、すべてのパーツが水準をこえて高レベル安定、しかし、ずっと心に残る類の読み物でもない、そんな印象です。
科学技術を応用したトリックの扱いなんかについては「殺意は砂糖の右側に」、「幽霊船が消えるまで」の、柄刀一「天才・竜之介がゆく!」シリーズ(なんて恥ずかしいタイトル……)のアプローチと近しいものを感じますが、竜之介シリーズにおける「こんなことわざわざするなよ! 普通に殺せ!」的な無理矢理っぷりはありません。しかし、スマートであるがゆえに、これといって印象に残らない事件ばかりになってるのもまた事実なわけで……非常にむつかしいですね。探偵役がとくに天才であるという気もしない、いたって中庸な人物造形も共通している感覚で、森博嗣作品における天才表現とは似て非なるものなんじゃないかと思います。百科事典の知識頭にいっぱいつめこんでる人、という感じですね。
べつに悪くはないのですが、あらゆる点において普通な作品で、解説担当している佐野史郎も書いてますが「特命リサーチ200X」をそのまま文字に直した印象です。 (ちなみに、初出1996年〜なのでこちらのほうが先行)
六道神士「エクセル♥サーガ」。住吉妹のかなるちゃん登場。似てませんでした。そうか、岩田(三越)は二式の弟になるのか……って、ひょっとしてヤツが死んだ意味は、殺してオッケーなツッコミ役1人くらい欲しかっただけ? ちょっとは話を進めてくれ〜。 宇河広樹「朝霧の巫女」。アニメ化。あれ? 「フィギュア17」の後番、ってことはひょっとして「藍より蒼し」と時間かぶるのか――うえーん。ヨーグルトブレッドにはげしく心惹かれるこまさんがえかったです。 長谷川哲也「1812 - 崩壊 -」(前編)。ナポレオン時代のロシア行軍を描いた歴史ロマン。誰もが感じたと思ったが、OURSに原哲夫テイストは浮いてしまう。それがパロディでなく直球勝負の場合はとくに……。 脚本:田畑由秋+画:余湖裕輝「コミックマスターJ」。青少年有害情報対策法可決後の世界を描く。いつものことながら安直きわまるアプローチ。正直、この作品におけるただ表面的な熱さ、情熱を僕はまったく信用してません。ここには心はないよ!
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