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magazine さくいん(更新停止中)

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有栖川有栖/太田忠司/麻耶雄嵩/若竹七海「血文字パズル」
田中啓文「異形家の食卓」
小林恭二「父」
ロバート・J・ソウヤー(訳:内田昌之)「ゴールデン・フリース」
novel さくいん

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魔法遣いに大切なこと 第7話「魔法遣いになれなかった魔法遣い」
魔法遣いに大切なこと 第8話「恋のバカヂカラ」
オーバーマン キングゲイナー 第23話「復活のオーバーデビル」
映画「呪怨」
オーバーマン キングゲイナー 第24話「オーバーマックス」
魔法遣いに大切なこと 第9話「ユメと少女と夏の種」


 2003/3
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03/03/01(SAT)

■book【単行本・小説】 有栖川有栖/太田忠司/麻耶雄嵩/若竹七海「血文字パズル」 角川スニーカー文庫 [bk1][amazon]

有栖川有栖/太田忠司/麻耶雄嵩/若竹七海「血文字パズル」  タイトルどおり、ダイイング・メッセージを扱った短編を4作収録したミステリ・アンソロジー。

「だがね。それは無数にある解釈のうちの一つにすぎないんだよ。いかに尤もらしくみえても、何ら絶対的なものではない」

 麻耶雄嵩「氷山の一角」の中で、件の銘探偵メルカトル鮎が指摘しているとおり、ダイイング・メッセージというものは物的、論理的、心的証拠のいずれにも用いることはできない。今際のきわに被害者が暗号を残してから逝くという展開に必然性がないし、だいたいそれが犯人の名前を書き記したものなのか、痙攣した指の動きによる偶然の産物なのか、そもそも犯人の偽装なのかもしれないし…… 考えなければいけない点は多く、そこを作品内でどのように料理するのかがポイントとなるのでしょう。

・ 有栖川有栖「砕けた叫び」 火村&有栖もの。殺害現場に残された、破壊された「ムンクの叫び」人形の謎を巡る物語で、ダイイング・メッセージの問題点については自覚的に処理されている。このシリーズとして安定した出来。

・ 太田忠司「八神翁の遺産」 安楽椅子探偵デュパン鮎子とその孫娘奈緒が八神翁の作り上げた”風の町”で起こった殺人に挑む物語で、ダイイング・メッセージそのものに焦点を当てると思わせて……という処理の仕方がポイント。

・ 麻耶雄嵩「氷山の一角」 スニーカー文庫にメルカトル鮎か…… 最近の麻耶雄嵩は体言止め炸裂ですね。前述のように、問題点についてはいちばん自覚的な作品だと思います。美袋がメルカトル、メルカトルが美袋と、ふたりが互いの身分をチェンジさせて事件に挑むという趣向もたいへんこの人らしい。鬼畜な解決法もこの人らしく、ただ、ちょっと似たような展開の作品を先に見てしまっているため、若干インパクトは弱まってしまった気がします。なぜ美袋はメルカトルを殺さないのでしょう……

・ 若竹七海「みたびのサマータイム」 「クール・キャンディー」の女子高生渚がふたたび登場するお話で、ダイイング・メッセージを解明する話ではなく、成立させたことによって真相が明らかになってしまうお話で、収録作品の中で物語としていちばん気に入った作品です。これはまあ、探偵が外部から謎を解明するのと、当事者が内部から謎を解明するという切実さのちがいかもしれなくて、青春ミステリと呼べる唯一の作品なのだから当然なのかもしれません。これは上手いですね。

■book【単行本・小説】 田中啓文「異形家の食卓」 集英社文庫 [bk1][amazon]

田中啓文「異形家の食卓」  異形コレクション収録作品を中心に集めた短編集で、タイトルどおり「食」がテーマ。文庫化されたので買いました。
 収録作品は「にこやかな男」、「新鮮なニグ・ジュギペ・グアのソテーキウイソース掛け」、「オヤジノウミ」、「邦夫のことを」、「三人」、「怪獣ジウス」、「俊一と俊二」、「塵泉の王」の8編+書きおろし家族コント「異形家の食卓」3編。

 やはり改行が少なければ少ないほどいいような気がします。国際援助を得るため、他国からの陰湿ないじめに耐えなければならないという使命を課せられた独裁国外務大臣ジュサツのにこやかな笑みの裏側にあるとんでもない秘密を描いた「にこやかな男」、こんなグロテスクな調理描写は読んだことがない、フレンチ・レストラン総料理長の出会った怪異を描く「新鮮なニグ・ジュギペ・グアのソテーキウイソース掛け」、どんな生物も住めないはずの<毒島>で奇跡的に生きながらえていた少年を巡る、なんともはや……な物語「オヤジノウミ」、ディックやろうとしたのかな? 全編妄想グネグネ外宇宙ホラー「三人」、<ガガ竜>に脳を移植されたハリウッド大部屋俳優ジウスの悲劇を描く、えーと、ゴジラ+ジャミラな「怪獣ジウス」あたりがいいですね。

 あっというまに書き上げたっぽい「異形家の食卓」の投げやりな出来もふくめ、たいへんこの人らしい素晴らしい作品集だと思います。田中啓文初心者の方は、「銀河帝国の弘法も筆の誤り」(→感想)か、これを読めばいいのではないかな。

 巻末解説は山田正紀が担当。えーと、あの〆の駄洒落はちょっと……

○【ANIME】 魔法遣いに大切なこと 第7話「魔法遣いになれなかった魔法遣い」 (→公式

 第8話のものすごい展開を見て、「しまった! これは書かねば」、と思い直しました。
 後天性魔法士であるヘタレ研修生、井上さんの生き様を目の当たりにしたユメたんアンジェラたんが自分の将来にそこはかない不安を覚える………みたいなお話、なのかな? と思いこんでいたのですが、ひょっとして真のポイントはそこにはなかったのかも?
 あいかわらず展開的には腑に落ちないところが多くて、商店街のショーウィンドーにキズつけて回る愉快犯については放置されたままだし、研修中の井上さんがそれを無断で直して、しかも失敗するというくだりについてもまったく触れられない。ガラス1枚も満足に修復できないレベルの魔法力で、「法には縛られない町の魔法遣いとして生きたい」みたいなことほざきつつ、「魔法ときちんと向き合え」との指摘受ければ凹んで逃げ出す井上さんのダメ思考はリアルに描けてるんですが、それが結局なんだったのかはまったくピンときません。ユメたんもアンジェラたんも魔法から逃げてはいない、むしろ好き勝手してる人たちだから、できなかった人間の挫折だけをぽーんと見せられても、え? というか。そういえば、遠藤さんの意外な過去も明らかになったんですが、だから、どうした? という気もします。ケラはなんであんなになれなれしいのかな? 「魔法で俺の煙草出して」 とか。図々しい、自分で買ってこい! 以前から面識あったんですかね?

○【ANIME】 魔法遣いに大切なこと 第8話「恋のバカヂカラ」 (→公式

 冒頭において井上さんが再登場したことにすら驚いた。ふたたび挫折して去ったものだとばっかり…… 苛立ちを露にするアンジェラさんといきなし倒れるユメたん。いったいなにがおこってるんだ! と思ったら、ヘタレ井上さんにお姫様だっこで運ばれるユメたん、という構図がほしいがための苦肉の策だったんですね。なにかほかにやりかたはなかったのかな? 井上さんに対する研修生の陰口にアンジェラさんは大激怒して、「東京タワー行こう」とかユメたんはいきなし言い出す。なんだろう? この展開は? 電話口の向こうでアンジェラさんは倒れてみたりして、なんかもうばたばたたいへんですよ。こういう緊急時こそ魔法でなんとかしないのかな? 「ハツとカシラ買ってきたよ」 そして、決戦の地、東京タワーへと……
 「井上さんは私に魔法を使った」 なんだか、すごいことが起こりはじめた。 「魔法が上手でしっかりしてる、私についてこい、と言えるッ」  えー! 「井上さんが好きなの」 えー!! 「向き合ってもくれないの」 えー!!! 「私を見て」 そして、なぜかはじまる大破壊。恋心を魔法力に変えて東京タワーを捻じ曲げるアンジェラさん、キミは怪獣ですか!!  「あなたのために、わたしにしかできない」 もうちょっと効率のよい告白方法をオススメしたい。自由の女神まっぷたつにした「バキ」の死刑囚みたいでした。

紋章からして犬、ヘタレ井上さん。いきなり怪獣化したアンジェラたん。大参事。 

03/03/04(TUE)

■book【単行本・小説】 小林恭二「父」 新潮文庫 [bk1][amazon]

小林恭二「父」  小林恭二の「父」である小林俊夫の一生を追いかけたルポタージュものというべき作品で、対象が自分の父親や家族のことでありながら血縁的感情を排して対象と絶対的な距離を保ちつつ綴る淡々とした筆致が魅力となっています。小林恭二の作品を読むのは本当にひさしぶりなのですが、面白くてあっというまに読み終えてしまいました。

 最終的には神戸製鋼の専務取締役にまで登りつめた、エキセントリックな才能の塊ともいえる小林恭二の「父」小林俊夫がどのように生きてどのように死んだかを自分の記憶や関係者の証言、当時のノートや詠んだ句などから探っていくという内容は、この人物のものならば小林恭二以外の赤の他人が書いたとてじゅうぶん面白いものに仕上がることはまちがいはなく、そして、赤の他人ならば私的感情の入る余地もないでしょう。
 では、息子である小林恭二が血縁的感情を極力排しつつこのような作品を書く必要性はどこにあったのか、といえば、淡々とした文章の中から不意に浮上する、ひんやりと冷たい表現にあるのでは、と感じます。

 わたしは自分がいなくなれば父は知的アウトプットのはけ口を失って崩壊するのではないかと案じていた。
 かと言って父の話相手をつとめるためにずっと側に侍るというのも心底まっぴらで、父が崩壊するならそれそれで仕方ないと割り切っていた。(p.206)

 目の前のこの男は何者だと思った。
 そう思った途端、心の中でシャッターがおりた。
 父が何を言っても感じなくなった。
 それから父が死ぬまでそのシャッターがあがることはなかった。瀕死の父を前にしてもシャッターはぴくりともしなかった。(p.255)

 逆説的ではあるのですが、このような心の動きの中にこそ人間性があらわれているような気がしてなりません。

 そういえば、この文庫はカバーかけたまま解説にも目を通さないで読んでしまうのがおすすめです。表4あらすじも池内紀氏による解説も、どちらもラストのサプライズをそのまま書いてしまっていてひどく興ざめなのです。

○【ANIME】 オーバーマン キングゲイナー 第23話「復活のオーバーデビル」 (→公式

 なんだか毎話毎話演出レベルがてんでばらばらのような気が…… シリアスなラストになるのか、それともめでたしめでたしっぽく終わってしまうのか、まったく予断を許しません。混沌としていて面白いのですが、前回あんなに強力だったキッズ・ムント総裁がただのオヤジになってたりして、ショック! こういうひと、雀荘のソファで寝てるのをよく見かけそうであります。
 シンシア嬢を取り込んだブタ面千手羅漢ことオーバーデビルが大暴れ、オーバーデビルを停めるべくヤーパンの天井とシベリア鉄道が協力体制を組んで、という内容で、前回ラストの絶叫で満足したのか、アスハム兄さんもたんなる軽薄なバカに成り下がってますね。このひとはいったい何をしたいのだ!
 もちろん水準以上の内容ではあるのですが、前話「アガトの結晶」(→感想)におけるどうしようもなく緊迫したムードからこれかよ! と思うとギャップがはげしくて困ります。なんかね、ツッコミどころだらけで…… 「となれば、ピープルの意思をまとめるのが、俺の仕事だろ?」 といって、何するのかと思えば、次のカットで踊ってるゲインとか。まあ、ミイヤさまの踊りではじまったエクソダスではあるのですが。シリーズ最初から最後まで行動が一貫してるのはじつはシベ鉄三下トリオだけだったりして。ラスト2話で強力なエピソード見せてラスト、という感じなのでしょうかね? 次週はバンクフル活用っぽいです。

ブタ面千手観音アメブラ頼んでアチチチ、という感じのキッズ・ムント親父

03/03/05(WED)

○「回路の観念、怨念か、呪いか」

 なんだか黒沢清みたくなっちゃったな。えーと、これは日曜のことですが、映画「呪怨」みてきました。

 驚くほどに理が描かれない作品で、怪異の説明がまったくなされないところが清々しい。普通ならば、何らかの悪行が祟ってとか、触れてはいけないものに触れた、足を踏み入れてはいけないところに足を、と酷い目に会う人間には何らかの法則性を用意しそうなものなのだけれど、この作品においてはほとんど考慮されず、ただ呪いが伝播し広がっていく様子が描かれるのもよい。法則性を持たせること=安全圏の確保にもつながるわけで、登場人物そして観客の誰にも高みの見物はさせないという姿勢はホラー映画として正しいような気がします。

 そういえば、自分が何を怖いか、自らのホラー観について再確認できたのも収穫の1つで、たとえば、俊雄関係や伽椰子がただそこに「在る」カットはすべて恐ろしく(エレベーター内部から俊雄が見えるカットなど、感心しつつもたいへん怖かった)、這いずってくるカットや女子高生3人のカットなどはぜんぜん平気でした。後者なんか、ほとんど気分が萎えてしまったくらいで、ひょっとすると、「バイオハザード」っぽく見えるものは脳内で勝手に「モニタごしのもの」として認識されてしまうからなのかもしれません。

 それはともかくとして、隣に座っていた女子中学生トリオ! 豚のようにポテチ貪り食う音の3重奏お聞かせくださるかと思いきや、たいらげた瞬間からキャーキャー叫びまくり(ホラー映画だからこれはべつにいいけど)、とにかくブルーな心持ちになった。動物が隣に座ってる感じで、「思う存分満喫しまくりやがって、呪われろ!」と、ずっと思いながら観ていた。集中できず。もっと遅い回に観ればよかったかもとちょっと後悔しました。風邪で頭がくらくらしていて、若干心が荒んでいたというのもあったけれど、それにしても……

03/03/06(THU)

■book【単行本・小説】 ロバート・J・ソウヤー(訳:内田昌之)「ゴールデン・フリース」 ハヤカワ文庫 [bk1][amazon]

ロバート・J・ソウヤー(訳:内田昌之)「ゴールデン・フリース」  47光年かなたの惑星コルキスを目指すラムジェット宇宙船<アルゴ>を舞台に展開する倒叙ミステリ。<アルゴ>の全機能を管理する第10世代コンピュータ、イアソンを犯人役にするという設定がまず素晴らしいですね。船内すべてのセンサーをフル動員させることができるイアソンはどこにでも存在でき、すべてを聞くことができます。遠隔検診機から送られてくるデータによって、その人物の精神状態までも推測でき、しかも船内データ全ての改変、捏造も思いのままのイアソンは、<アルゴ>という閉鎖空間の中では事実神に等しい存在として君臨可能な存在となります。

 そんなイアソンがなぜ、ひとりの女性科学者を殺害したのか? 人工知能の殺人理由というホワイダニットを軸に、探偵役である乗組員アーロンの追求をなんとかかわそうとするイアソンの奮闘(?)が描かれるお話なんですが、ほぼ全知全能の存在であるイアソンが犯人役であるがゆえのじたばたぶりが思わぬ雰囲気を呼んで、作品全体に奇妙なユーモア感覚が漂っているところがポイントかもしれません。これが普通の犯人役ならば、どこまで嗅ぎ付けているのかわからないという不安からアーロンなんかすぐ殺されてしまいそうなものですが、ほとんど全てを知りうるがゆえに徹底した先回りが可能で、惨劇が続かないかわりに作品がドタバタする、という感じでしょうか。くわしくは書きませんが、中盤シミュレートをはじめるところなんか吃驚しました。馬鹿馬鹿しくてたいへん素晴らしいです。
 また、何の意味があるのか読んでる途中ではわからなかったアーロンの過去について、あんなふうに使うとは…… とこれも驚愕。性格の悪さがとてもいい感じです。1粒で2度美味しいトラウマの使い方というか、たいへん勉強になりました。

 人工知能を語り手に据えることによって醸しだされるシニカルなユーモア感覚、壮大な犯行動機、センス・オブ・ワンダーを感じるSFならではの味わい、そして心に突き刺さってくるようないやらしい展開、好きな要素がいっぱい入った作品でした。オススメです。おかしいな、なんで、なかなか読めなかったんだろう……

03/03/09(SUN)

○【ANIME】 オーバーマン キングゲイナー 第24話「オーバーマックス」 (→公式

 作画は微妙で誰が誰やらわかんなかったりするんで、正直ほとんど期待しないままみたのですが、予想以上に面白かったですね。たしかに止め絵だったり動画枚数少なめなカットばかりではありますが、物語そのものは動いていて、けして退屈な出来にはなっていません。
 ただ、ここまで広げた風呂敷をきちんと畳めることができるのかはちょっと疑問。ラスボスであるオーバーデビルにキングゲイナーが勝利して、(合流したミイヤの歌声に乗せて)そのままなんとなくエンディングへと雪崩れ込み、というな印象は受けます。えーと、どうなんでしょうね? エクソダスの成功うんぬんがテーマなんだと思っていたのですが、それはほとんど忘れ去られてしまっているような気はして、そもそも解かれないままに放置されてる謎が多すぎなのでしょうか。ブリュンヒルデとか、あれはいったいなんだったの? とは思います。
 ドミネーターによって遠距離から氷の槍として打ち込まれるブラックドミにより大混乱に陥るヤーパンの天井、こんな混乱した状況の中でもヴァーチャ戦闘しながらリアルでも戦うゲイナー君、キングゲイナーのキン肉ドライバー、あいかわらずまったく役立たずなリュボフ嬢(こいつの存在は……)、なんと46階級特進の下っ端ぷり(w、アスハム駆るドミネーターとゲイン駆るエンペランザの一騎打ち、唐突に出てくるアスハム&ゲインのリアル止め絵(w など、見どころはあいかわらず多いです。ミイヤもサービスしてたし。しかし、リアル対戦してるの承知で入ってくるゲーセンの挑戦者たちは心底ヒドいと思いました。ゲームと現実の区別がついてないね! いきなり出てきてツラ化したかと思えば、ボコボコにされまくる総裁のドミネーターカプセル、またもいきなりな復活の偽オーバーマン軍団なんかも楽しいけれど、やはり何が何やらだと思われます。いきなりだらけですね。
 たしかにはげしく面白いのですが、ラストの〆を考えるとこれでいいのかなあ…… とちょっと不安にもなる回でありました。いったいどうする気なんだ!

誰だ、これ? な、リアルアスハム。妙に荘厳な〆。

○【ANIME】 魔法遣いに大切なこと 第9話「ユメと少女と夏の種」 (→公式

 なんか、BGMで誤魔化されてるな―――という気はあいかわらず(w 美しいギターの調べにのせて裏取引を持ちかける古崎参事官。オイオイ、という感じであります。 「き、緊張してきました」 依頼者の相談をひとりで受けることになったユメたんは緊張気味、というか、研修中なんじゃないの? いいの? 守秘義務というものがある、とか今さらのように言い出すのにも超吃驚! 前回(→感想)東京タワーがひん曲げられるのもぜんぜん平気で通報せぬまま見守ってたのにね…… ますます目障りなアホ毛をケラに弄ばれたりして、あ、やっぱり、この世界でもあれは特異な髪型なんだ、と理解しました。 「それがユメのいいところでしょ〜」 なんか、テキトーなことほざいてるな、この男は。書置き一つ残さないまま消息を絶った父親を探してほしい、というのが依頼なんですが、依頼者の叔父にあたる参事官からの特別依頼受けた小山田さんとそこで鉢合わせして、という展開になりました。座敷童子っぽいロリ少女によるアホ毛強奪事件(w やら、土地の権利書持って逃げたとか、なんか唐突だったり生臭かったり、山田典枝節は健在だな! と思いましたよ。逆にいえば、先週のは見せたいものがハッキリしすぎていて、たぶんこの人の本領とはちょっとちがうな、と思われました。もっと混沌として意味不明なところがこの人の持ち味なのでしょう。わかったようなわからないような微妙な味わいの脚本がポイント。
 酔って迷い込んだだけ、それが答えか! 奥多摩の家とはぜんぜん関係のないところがたいへん素晴らしい。けっきょく、あの少女が誰かなのかはわかんないままなんですね。向日葵の精霊? 「まったく、いい恥さらしだ。他言は無用ですよ」 いい感じのBGMに乗せてこんなヤな台詞を…… え! これで終いですか? ラスト、飛び交ってる光球はなんですか? こやまゆかりの漫画を思い出しました。

アホ毛が取られた! 何の意味が!座敷童子っぽい少女@かないみか

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