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04/07/02(FRI)
【ANIME】 鉄人28号 第13話「光る物体」 (→公式)
す、すっばらすぃー!! 動物園の飼育係八木@矢島正明の訥々としたモノローグがとにかく最高。渋い、渋すぎる、このまま30分呟いててええですよ、ああ、大歓迎さ! と思ってたら本当に呟いてくれて感激いたしました。宇宙から来た不定形生物と、戦時中、大勢の動物たちを処分した自責の念に囚われ続けている中年男を強引に結びつけるアクロバティックなプロットもよかった。「へんなもんがくっついてんどー」「なんだべありゃ」 とかいって棒でつついてみる粗忽な村人に萌え(w 警官連中で開ければいいのに、わざわざ鉄人のパンチで破壊する強引さも素敵。それにしても、博士だの教授だのはキャラ立てが必要だという法律でもあるんでしょうかね。だって、あの髪型。しかしまあ、鉄人の業を引き合いに出すことだなあ……
【ANIME】 サムライチャンプルー 第6話「赤毛異人」 (→公式)
「ひまわりの匂いがするお侍」なんて漠然とした情報でえんえん人捜しの旅させられた日にゃあ、俺ならブチ切れますが、あんたら本当に暇なんですなあ。文無しだから武士の魂抵当に入れて参加した(安っ!)大食いコンテストであっさり負けた馬鹿連中が優勝した毛唐とともに江戸見物する話。どうみても外人なのに、「ワターシノナマエ、ジョージ。ニッポンジンデスヨー」 とか誤魔化すあたりと瞬間デブってるフゥがよかった。一応立ち回りもあるし。これぐらい気楽に楽しめる内容のほうがいいと思いますな。「ニッポン、スバラシーイ! 男色、スバラシーイブンカ!」 それなりに伏線(木靴トホホ)もあった。やたらに惨殺しなくなったのもいいと思うなり。
04/07/03(SAT)
【単行本・小説】 大倉崇裕「三人目の幽霊」 創元クライム・クラブ [bk1][amazon]
「季刊落語」なるマイナー誌に配属されて、えー、落語ってなに? な女子新入社員・緑とさりげなく只者ではない編集長・牧のふたりをワトソン+探偵役にして送る連作集。「三人目の幽霊」、「不機嫌なソムリエ」、「三鶯荘奇談」、「崩壊する喫茶店」、「患う時計」の5篇を収録。
国語教師とその教え子っぽい、北村薫の《円紫さんと私》シリーズよりはきちんと落語ミステリ。「三人目の幽霊」、「三鶯荘奇談」では実際の演目をなぞらえたかのような展開が待ち受けます。日常の謎なのにやたらどろどろする北村薫と比べていろいろさっぱり系なので安心して読めます。しかし、考えてみると縛りがきついシリーズで、登場人物を噺家ばかりにして、基本的に善人ばかりにして、芸人としての業など彼ららしい動機にして、落語の演目も盛り込んで、としてバラエティを出すのは相当に至難の技なのではないでしょうか。それもあって、「不機嫌なソムリエ」「崩壊する喫茶店」の落語関係なし回2篇があるのだと思います。一門の人間一堂に会すると似たような名前ばかりになるのだった。
展開が偶然に頼りすぎてたり、よく考えると無理矢理な部分も少なくはないのですが、非常に楽しくてすぐ読み終えました。「三鶯荘奇談」に登場する正人君の動じなさはスゲー。大きくなったら悪魔教とかに入りそう。これまではアンソロジー収録の作品ぐらいしか読んでこなかった作者さんなので、これからマメにチェックしてみたいですね。
【ANIME】 光と水のダフネ 第20話「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・シベリア」 (→公式)
お兄ちゃん病に冒されつつあるマイアたんはどんどんダメになっていく。夢の中に現れたお兄ちゃんの記憶を追い求めてシベリア・シティに向かうマイアたんでしたが…… ほらほら、さっそく不幸のスパイラルに陥りはじめましたよ! ものすごい説明口調で登場するネレイスシベリア支店長の森克也がいい味。マイアたんは夜空に吼える。 「お兄ちゃ――ん!!!」
【ANIME】 光と水のダフネ 第21話「何がマイアに起ったか?」 (→公式)
ワンクリックで全消去できてしまう試験システムには問題ありな気がするけれど。いよいよ腑抜けレベルが増して、勤務中にベンチでお昼寝したりする始末。仕事してるふりくらいはしろ! ひさびさの前貼り出動も、上の空のマイアたん見張りにしたんでえらいことに。お兄ちゃん萌え萌えなボンクラ娘かばって静香たんは凶弾に倒れる。すわ、ここで退場か!? と思ったけど、そうではないみたい。それにしても、集中治療室入りするくらいの重症なんだから、ひとりくらい病院に付き添ってあげてもよさそうなもんだが。逆切れしてネレイスをクビになったマイアたんは再びホームレス化してさらなる不幸スパイラルに落ち込む。どこまでも、堕ちていく。
【ANIME】 光と水のダフネ 第22話「アイと追憶の日々」 (→公式)
ミリィさんとの再会(あれ、誰だっけ?)、そして銀髪お兄ちゃんの正体判明。失われていたマイアの記憶が戻りはじめて、なんか、いろいろわかってきた! 強引にも程がある手段で身柄拘束してるけれど、さっさと暗殺したほうが手っ取り早いんでは!?
【ANIME】 光と水のダフネ 第23話「エスケープ・フロム・カムチャッカ」 (→公式)
こんなに手間暇かけるんだったら、小娘ひとり事故装って始末するほうが面倒いらずなりよ! 海洋庁に監禁した上で銃突きつけて御挨拶ってなあ…… いったい、マイアたんをどうしたいんじゃろうか。入院明けのくせに静香たんは元気いっぱい。オールスターが勢ぞろいしてマイアたんの救出劇。マイアがエルピダの生き残りという情報を耳にした馬鹿三兄弟+妹さんも乗り出して、一大チョイスの始まりですよ!! 味方のいる所にロケット弾打ち込んでくるグロリアたんもすごいけれど、気づいたら前貼りだったのも驚いた。律儀に着替えてんのか。ここにきて今まで地味だった静香たんがいきなり活躍しはじめたのはビックリ。それなりの見せ場が各々に用意されてて、これぞエンタテインメントという脚本でたいへん感心しました。馬鹿三兄弟+妹さん、八木警部はもとより、なんと、花岡支店長までもが彼なりの活躍をしていた!!
【ANIME】 光と水のダフネ 第24話(最終話)「光と水のダフネ」 (→公式)
いよいよ、だーいだーんえーん! マイアたんの記憶が戻るとともに、歴史から抹消されてきた忌まわしき過去が浮上して…… わー、きれいに終わった。各人の活躍はほぼ前回で終了で、最終話はマイア自身の物語となりました。なかなかよかったですよ。よく考えてみると、マイアたん(+お兄ちゃん)の口をふさいどけ、とか、エルピダ沈めて証拠隠滅しとけ、とかいろいろ思ったりしますが、総じて悪くなかった。期待以上の楽しさでした。前貼りバトル中心のキワモノアニメかと思ってたらしごく真っ当に面白かったんでびっくり、でしょうか。しかし、いくら擬似お兄ちゃんだからといって、あの銀髪にあんないい役どころを与えなくてもいいような気がするけど…… エンドロール、鬼神のような顔して追っかけてた静香たんに爆笑。最後の最後で彼女に持っていかれまいた。
04/07/05(MON)
【ANIME】 アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル 第1話「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」 (→公式)
ポワロ声が里見浩太朗、オリジナル・キャラの娘さん投入、ポワロシリーズとマープルシリーズ足すのかよ! などなど、事前情報で驚かされることの多かった作品ですが、実際に目にしてみたら、ああ正しくNHKアレンジなんですね、という印象。なるほど。
デビッド・スーシェ+熊倉一雄のドラマシリーズ[amazon]ポワロが完璧だというのはわりかし衆目の一致するところだと思うのですが、子供向けということ考えればこちらのアレンジも悪くないです。変人っぷりを抑え、クイズの解答役に最適化された名探偵像ですね。ポワロ、マープルが添え物化してるOP、EDをみても明白なように、感情移入の対象がメイベル嬢なのでしょう。ところで、OP冒頭でくるくる回るメイベルたんはとても可愛らしく可憐ですが、山下達郎の曲起用もあってか、現代のアニメとはとても思えません。とくに、ポワロが乗った車が飛び出してくるカットと、アヒルのオリバー関係カット。なんだこの、懐かしセンスは! と度肝を抜かれたことでした。それもまあ、NHKらしいか。来週次回ミス・マープルは登場するんでしょうかね? (来週は参院選だとポワロが言っていた)
04/07/06(TUE)
【単行本・小説】 笙野頼子「片付けない作家と西の天狗」 河出書房新社 [bk1][amazon]
雑司が谷猫計画に失敗して千葉県S倉の一軒家を買うことになり、O塚某との論争もなかったことにされた挙句、デビューした文芸誌を追い出されて……という笙野頼子がさまざまな心境を綴ってみる短編集。「胸の上の前世」、「S倉極楽図書館」、「素数長歌と空」に書き下ろし「片付けない作家と西の天狗」をくわえた9篇を収録。
この人が描くとどこでも異界になってしまうな。猫四匹と移り住んだS倉(佐倉)の自然に面食らうさまといつのまにか中年も後半に差し掛かった女の行き場ない愛情が幻想に昇華するのをさらっと描いてみせる「胸の上の前世」、泉鏡花文学賞をもらいに初めて飛行機で出かけるだけの話をなぜかこんな風に描いてしまう「素数長歌と空」、どれもすごい。しかし、長編「金毘羅」ラストを書き上げるために「鼻血を出さねば」と焦り、そしてやっぱり猫猫生活で四匹の不良社員にふりまわされ、とかなり得体の知れない「猫々妄者と怪」が断然白眉でしょう。いやあ、猫飼うってたいへんだなあ。こんなの、普通の猫エッセイにしてしまえばいいのに、才能が炸裂してえらいことになって、女装の神チンポキリノミコトとかが出てきてしまうのだ。
収録作品全体を俯瞰しての解題ともいうべき書下ろし「片付けない作家と西の天狗」も、家の片付け+「2チャンネル」(S倉みたいなものでしょうか)閲覧とか、そんななのにやっぱりタイトルどおりの異界の住人が登場する。そして、猫たちとのふれあいで精神に平穏を取り戻し、健康も回復し、最近やっと撮らせてもらえるようになった愛猫モイラの美人写真を表紙にした「猫猫可愛い短編集」の体裁を取るはずだった本書は「後書き モイラの事」で締めくくられてしまう。天はこの人に魂の安住を与えないつもりでしょうか。なんとも言いがたい余韻を心に残します。
やっぱりなんかすごいですよね…… 「水晶内制度」「金毘羅」は読もう。
・ 笙野頼子講演録「女、SF、神話、純文学――新しい女性文学を戦い取るために」
【ANIME】 蒼穹のファフナー 第1話「楽園 〜はじまり〜」 (→公式)
蒼穹のファフナーとは、日本を崩壊させたドーレ……いや使……でもなく"謎の生物"に対抗する為、ニライカナ……じゃなくて人工島に、NER……でもなく、TERR……じゃなくて謎の民間?組織が作り上げられた。その組織のメンバーの兄弟や子供達を1st〜5thチルドレ……じゃなくてパイロット候補生として育て上げる。ソウシが扱うゼロシステ……でも次元連結……じゃなくって、ジークフリードシステムはパイロットとシンクロする事により、パイロットの状態や戦局の変化を見極める事が可能となる。野生……ではなく、ニーベルングシステムによって、アスラ……ではなくカズキの闘争本能をアップさせ、エステバ……じゃなく、ファイティングスー……ではなくパイロットスーツに着替えファフナーに乗り込んで戦う物語である。
まさに「蒼穹の新世紀機動戦艦無限のスクラゼゲリオンSEEPONの国」である!
某所よりコピペ――。妙に既視感ありましたが、キャラデザ変わったってこと? とか言ったりして。なんで真実を教えてやんないのか、よくわかんないですが、あの島での平和な暮らしを1話くらい使って描いてみてもよかったのに、とは思います。ただのおばさんが実は……とかそういうのがないじゃん、ぜんぜん。
【ANIME】 蒼穹のファフナー 第2話「告知 〜いのち〜」 (→公式)
いきなりいろんなこと言われて素直に従うものだ。驚きもしないし。島民ごっこしてる必然性がまったく感じられない演出でありました。なんであんな事あった後にろくろ回してるんだろう…… 世界がすでに滅びてるとしたら、一刻の猶予もないはずで、たとえば、戦闘の合間に子作りしてみせるとか、さすれば、この作品は神になる! でも、たぶん、なりません。
04/07/08(THU)
【ANIME】 ギャラクシーエンジェル第4期 第1話「非凡平凡チョコボンボン」第2話「貴女をおもゆ……」 (→公式)
→第1話あらすじ
新メンバー烏丸ちとせが加入しての第4期。フォルテの姐御もリストラされずにすんだみたいで何より。その記念すべき1回は、エンジェル隊の面々にちんちんが生える話だったわけだけど(嘘)、なんか説明するの面倒くさいな。一応ネタバレになりそうだし。ちとせのポジションは、大昔花火で大川興業が一世を風靡したころ、ひとり正座してる役の子にちょっと似てると思いました。双子のあつかいはやっぱりぞんざいになっている。ノーマッドがあっちサイドにいるというのはツッコミ要員なんだろな、と。
→第2話あらすじ
今度こそ本当に本当のちとせお披露目。こんな性格になったのか…… 微妙にミントさんとかぶるような。第1期〜3期で各人のポジショニングが確立してしまってるだけあって、なかなかむつかしいことだ。ミルフィーユの股間に本当にちんちんが生えていた。エルボー双子のチヨコとレイコが本当にあらわれるあたりも不気味でよろしい。荒木哲郎のEDイラストはなかなかよい感じ。
04/07/09(FRI)
【単行本・小説】 若竹七海「悪いうさぎ」 文春文庫 [bk1][amazon]
居場所もすでに判明ずみな家出女子高校生を説得して連れもどすという楽勝仕事が最悪に終わって、わき腹を果物ナイフで刺された葉村晶は入院した。不運はそれだけにとどまらない。それは女探偵・葉村晶が体験する最悪の九日間のほんの前哨戦にすぎなかった。
「プレゼント」(→感想)、「依頼人は死んだ」(→感想)の葉村晶シリーズ唯一の長編。文庫化されたので買ってみました。このシリーズは文庫が似合う気がします。お、面白い! このところ読書体力めっきり落ちてる自分にしては珍しく正真正銘の一気読みでした。
家出女子高生・ミチルをなんとか連れ戻すも、ミチルの友人・美和もまた消息を絶っている。依頼を受けて調査を進める葉村の前にしだいに浮かび上がってくる醜悪な現実、というお話。海外ハードボイルド、本当に好きなんですねえ。家族の悲劇が絡んでくるあたりはロス・マクドナルドみたい。本気で胸糞悪い人間が多数登場するのはいつもの若竹作品で、そんな奴らの矢面に立って葉村晶がボコボコにされまくるのがこのシリーズの醍醐味、なんですが、それにしても酷いよ。危険にさらされまくっても調査は止めようとしないあたりの徹底ぶり、「中途半端はしない」あたりがカッコよろしいです。惚れた! 醜悪な真相がだんだんと像を結んでくる、その操り方もたいへん巧みで、いやはや堪能いたしました。
04/07/10(SAT)
【ANIME】 鉄人28号 第14話「怪盗ブラックマスク」 (→公式)
神出鬼没の怪盗ブラックマスクを追う署長。年齢に似合わない正太郎の如才なさが光りました。まあ、基本的に鉄人不要回なんですが、無理矢理介入させたがために物語がひどい結末をむかえてしまうというエピソードでありました。しかし、帝銀事件って残虐だよなあ。睡眠薬くらいでいいんじゃないの。
【ANIME】 サムライチャンプルー 第7話「四面楚歌」 (→公式)
ヤバすぎるブツ掏ったせいで逃亡の身の上となったスリの若者とフウの物語。篭城してるあいだに犯人と人質の心が通い合って……という展開はよく見かけるものではありますが、きちんきちんとツボは押さえてあった気がします。そのほか、とくにございません。
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