◆ 1997年11月前半 ◆

11/1〜15
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11/15(土)……さらばエグザクタ

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
 「日直番長」(タイム涼介)は忍田の恋編。アオキはお休みだ。さわやかにちんちん出しっぱなしなのが素敵。「超・学校法人スタア学園」(すぎむらしんいち)は、コキジと父の再会。何やってんだかって感じ。ムチャクチャで面白い。

【雑誌】モーニング 講談社
 「NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)、今回は大人しめの展開。でも、きっとまたドロドロに濃くなるんだろうな。新たな女性の登場で嵐の予感。さて、どんなことをするのか。読者コーナーにさりげなく友沢ミミヨが。

【雑誌】ヤングマガジンEXACTA 講談社
 今回で最終号。というわけで連載もバシバシ最終回。EXACTAは最近、猥雑な面白さがあって好きだったんだけど、来年4月1日から「ヤングマガジン・アッパーズ」として隔週発行になるとのこと。というわけで今までの連載陣がどれくらい受け継がれるんだか知らないが楽しみ。
 さて、まずは「幸せのひこうき雲」(安達 哲)。慌てて最終回にしたのか、ちょっともの足りないラスト。途中まではすごくドロドロでよかったんだけど、急いで結着を付けた感あり。そして、過剰さと馬鹿馬鹿しさではこの雑誌でもナンバーワンの「闘技創世奇伝DEI48」。今回はあまりの馬鹿馬鹿しさに何度も爆笑した。筋骨隆々とした男同士の性交、いっちゃった顔したチョイ役たち、そしてラストは屍姦とくるからもう言葉もない。屍姦といっても、女がきれいなままじゃなくって顔が背中のほうに向いているというグチャグチャぶりなのだ。スゲエ。
 サガノヘルマー「わんぱくトリッパー」も最終回。この人の漫画もものすごく過剰で好きだ。最後は意外と爽やかに終わったけど。それから最後ということで陽気婢も登場。この人って女の子以上に男の子が可愛かったりする。いつもどおりうまい。

【雑誌】コミックビンゴ 文藝春秋
 「塩味チーズ味」(鴨川つばめ)は連載第2回。痛々しさは相変わらず。昔は面白かった人なので、リハビリはしてほしいと思うが、それを誌面でやられるとどうも。読む気が全然起こらない。ビンゴでは一番注目している「神様ゆるして」(比古地朔弥)。近親相姦に突入。いずれやるだろうとは思っていたが。相変わらずねっとりといやらしいなあ。
 「Home Sweet Home」(江口孝之)。新人らしいが、わりとうまい。個性的な線だしうまく行くと伸びるかも。今はまだまだなところはけっこうあるが。

11/14(金)……捨てる漫画あれば拾う俺あり

 今日はタダで漫画雑誌を3冊手に入れた。駅で拾ったのが2冊。人からもらったのが1冊。こういうふうにイレギュラーな感じで手に入れられるっていうのはうれしい。あと単行本2冊を購入。

【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
 拾ったもの第1弾。相変わらず強烈な雑誌。この雑誌はちょっと見ないでいると、とんでもないことになっていることがあるので好きだ。
 それにしても「ドカベン」(水島新司)。いまだに日本シリーズやっているが、まさか西武を勝たせたりはすまいな。「悟空道」(山口貴由)。面白い〜。この漢字の乱舞&それにふられたルビ。「欣喜雀躍」に「こおどり」とルビを振った夏目漱石(だったっけか)みたい。「バロン・ゴング・バトル」(田口雅之)は新連載第2回らしいけど、なんだか濃そうな展開。ホラーアクションらしいがかなりパワフル。うまく行くと面白いかも。
 「ジャージマン」(大熊良)。絵もヘンだし、話もヘン。けっこういけるかも。「ジャンジャンバリバリ」(石山東吉)はいつもながらわけの分からない展開。何をかいわんや。好きなようにやってくれーい。

【雑誌】ヤングアニマル 白泉社
 なかなか拾えないこの雑誌を拾えたというのはポイント高い。いいぞ、捨てた奴。俺なら絶対に捨てないけど。
 「エアマスター」(柴田ヨクサル)。かなり絵は歪んでいるような感じだが、面白い。「谷仮面」の最初のころのほうが胸がすく展開だったけど。「ベルセルク」(三浦健太郎)はいろんなところで褒められているので、今さら俺が褒める必要もなかろう。アニメは一回も見たことないけど面白いのかな。
 「ふたりエッチ」(克・亜樹)は相も変わらず泡沫感があっていい感じだ。最近、開き直ってエロ漫画化しているので頼もしい。俺はこの人の、どうしようもない駄作がけっこう好きだ。死ぬほど駄作であるがゆえに愛してしまう。「ザウロスナイト」とか「符法師マンダラ伝カラス」のすさまじい駄作っぷりといったら。そういえば「まぼろし佑幻」って最近、装丁を変えて上下巻で再版されている。最初のころは面白かったんだけど、中盤はだれた。でもラストは好きだ。

【雑誌】近代麻雀オリジナル 竹書房
 これはもらいもの。とくに印象に残る作品はないけど、片山まさゆきは相変わらずいい。あと、コミックビームで「ガンハザード」を描いていた松田大秀が登場している。なんとなくこういう作品のほうが合っているような気もする。

【単行本】「おまかせ!ピース電器店」4巻 能田達規 秋田書店
 こういうほのぼのとしたお話は力抜いて読めていい。安定してよくできた絵柄で、微笑ましい話。心が洗われる思い。カバーの折り返しの言葉、「モノづくりは3K以上に楽しいことなのである」。いいなあ、そういうの。

【単行本】「D-ASH」3巻 作:北沢未也+画:秋重学 小学館
 今月の購入リストに入れ忘れていたが、当然買う。やっぱり面白い。今回の巻は司と沙英が結ばれる前まで。ヤるとこまでは行ったけど。次の巻以降の三木がらみの怒濤の展開も楽しみ。それにしても、そろそろ「ニナライカ」(作:川崎ぶら+画:秋重学)は単行本にならんもんかなあ。

11/13(木)……暴力よんせん芸者

 4000アクセスを超えた。3000アクセスから2週間くらいだから、いい感じで進んでいると思う。でも、きっと更新をサボるようになるとアクセスも滞るんだろう。まあ、こつこつとやっていくとしよう。

【雑誌】ヤングジャンプ 集英社
 みやすのんき「ゴルフ19」。エヴァンゲじゃのう。まあ、それはそれとして、この雑誌は俺にとってあんまり読むところがない。買って読んでるわけじゃないのでどうでもいいけど。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
 「今日のだいちゃん」が連載1周年。しかも扉がカラーで11ページ。毎度毎度うまいな。早く単行本にすれー。ショートカッツ」(古屋兎丸)も連載1周年で4色カラー含む。こっちもうまい。絵もいいし。「PalePoli」ほどの迫力はないが、より一般向けになっているということだろう。
 このところ毎度褒めているが「よいこの星!」はやっぱりいい。肉太な独特の線で、話もハード。今後の展開がどうなるのか。恐ろしくもあり楽しみでもある。できれば、上向きになる前に、さらなるどん詰まり状況のダメを押すといいんでないかと思う。「そしてまたしても毎度おなじみではあるが「the山田家」(阿部潤)。田中の表情の変わりっぷりがものすごい。こんな表情はどうやって思いつくんだろう。漫画家って、キャラクターの表情を描くとき自分もその表情になるっていうけど、それからすると阿部潤の執筆風景というのは、端から見るとさぞすさまじいのだろう。

11/12(水)……ぼ宇宙閑有り

 新しく創刊された漫画情報誌、Comnaviを立ち読みしてきたが、俺にはいまいちヒットしなかった。紹介されている漫画家の人選があんまり俺好みでなかったのだ。どちらかといえば、日経エンタテインメントのほうがはるかにヒットした。ただ、漫画レビューのチャンネルが増えることに関しては大歓迎。多少、俺と好みが違ってもいいからガンガンやってもらいたいもの。できればほかのところからも出てくると望ましい。
 でも漫画専門の情報誌って、買う人がやっぱり漫画好きで、わりとコアな人だったりする。俺ならオススメ漫画の情報提供って、コアな人たち向けよりも、むしろ「漫画は好きなんだけど、それほどたくさん雑誌を読みあさってるわけではない」という人向けにやりたい。そうやってコアな漫画読者と漫画をまったく読まない人の中間くらいにいる人たちを、コアな側に引き込みたいというのはある。そっちのほうが漫画産業の拡大には役に立ちそうな気がするのだ。
 そう考えるともっと一般誌的なところで批評のチャンネルが増えてくれるといいのになーとか思う。それと力あるレビュワーの増加も必須。

 それにしても話は変わるが、サッカーW杯アジア地区最終予選、日本の相手はイランに。恐れていたことが起こってしまったが、向こうもMFのバゲリが出れないのでけっこう攻撃力は落ちている、はず。とにかく頑張れ!

【雑誌】少年マガジン 講談社
 「勝負師伝説 哲也」(原案:さいふうめい+画:星野泰視)はけっこう面白い。なかなか見せてくれる。「スーパードクターK」(真船一雄」は相変わらず過剰だ。血液のパックがなんだかヴィダーインとかあそこらへんの、こんにゃくゼリー系の飲料みたいで最初はそれを飲んでいるのかと思った。ちょっと気持ち悪い。同じ血を飲むのでも、「羊のうた」(冬目景)とは大違い。
 いもとさちこ「突撃まんがルポこんなもん見てきたよ!」。「Cawaiii」という雑誌については俺も少しだけ聞いたことがあったが、そこで繰り広げられているのは、たぶん俺のあまりにも与かり知らぬ世界なのだ。そうか。こんな男がモテるらしいのか。勉強になるなあ、といいつつそんなヤツの真似をする気はさらさらなかったりもする。モテるために自分を曲げることなどできぬ俺だ。とりあえず今は漫画のほうが大事だし。

【雑誌】少年サンデー 小学館
 「犬夜叉」(高橋留美子)がなんだか面白そうな展開、なんだけど今まで連載をきちんと読んでなかったので話がいまいち見えない。残念。「遙かなる宇宙へ」(取材構成:根岸康雄+画:斉藤むねお)は国産ロケットH-IIの開発物語。やっぱり宇宙の話ってゾクゾクする。「オネアミスの翼」を思い出す。そういえば最近、宇宙が舞台となっている漫画がめっきり減った。昔はサンデーでも「ラグナロック・ガイ」「ジャスティ」(岡崎つぐお)とかいろいろあったのになあ。あと、サンデーじゃないけど「飛べ!人類」(尾瀬あきら)なんてのも俺としては印象深い。ここ数年ずっと、宇宙が舞台になるようなSF漫画って低迷期だけど、復活することはあるのかどうか。関係ないけど、この斉藤むねおって人はたしか「ヒューマン・リーグ」っていう野球漫画を描いてた人だ。
 「ARMS」(皆川亮二)は第二部突入。なんだか面白そうなので、単行本1巻を買ってみようかと思う。「ゲイン」(なかいま強)は面白くなってきた。この人はやっぱり力ある人だと思う。「わたるがぴゅん!」「うっちゃれ五所瓦」「こんこんちきち」など、どれもみんな面白かったし。「わたるがぴゅん!」に関してはそろそろ終わらせたほうが吉だとは思うが。

11/11(火)……呑み歩いてポン

 ここのところ、酒を飲みに行くことが多い。先週、仕事に一区切りついたと思ったら、日曜が友達の結婚式で月、火と会社の人と呑みにいく。呑むこと自体はきらいじゃないが、帰りが遅くなるので、ホームページの気合い入った更新ができない。オススメ漫画レビューも1週間くらいやってないし。これじゃいかん。そろそろ気合いを入れねば。SABEのコミックスリストも手持ちデータがあるので、そのうちやる。これは宣言しておくなりー。
 で、今日も帰りが遅かったのだが、とりあえず最低限漫画は読んでおく。といっても「呑んで帰ってから単行本3冊も読んでどこが最低限じゃ」って感じはしなくもない。それとトオジョオミホの作品リストをお気に入りの漫画家たちのところからオススメ漫画レビューのほうに移動する。お気に入りでなくなったわけでは全然なくて、2冊しか著作がないのでトップページに置いておく必要もないかと思ったのだ。ちょっとトップページのレイアウトの、左右のバランスが悪くなってきていたというのも要因ではある。

【単行本】「JESUS」後編 安彦良和 NHK出版
 この人って絵はすごくうまいんだけど、漫画家としてはイマイチかなとも思っている。けっこうつまらない作品は多い。でも単行本は全部持っていたりする。で、この作品はけっこう楽しんで読めた。俺は昔、キリスト教系の学校に通っていたこともあって新約聖書はけっこう読んでいた。ここらへんの話はなんとなく懐かしい。こういう絵でやられるとドラマチックだなあ。ラストも俺好み。

【単行本】「the山田家」3巻 阿部潤 小学館
 まだ1巻だけ持っていない。全部は読んでないが、すごく面白い。この唐突で脈絡のない展開。ヘンなキャラクター。ぐるぐると変わる絵。ついていくのに苦労するほど、ブン回してくれる。ノンストップで脱線しまくる。というか最初から線路の上を走ろうという気がないかのよう。しばた、強く推す。

【単行本】「小さな玩具(いきもの)」 鎌やん オークラ出版
 真性ロリの人が描く、やけに理屈っぽいロリ漫画。よく勉強してるし、ホンモノの人だけが持つ過剰さが伝わってくる。俺は子供は好きじゃないけど、こういうロリ系の人の持つ過剰さを見るのは好きだ(ただしホンモノでない人が描くと、表面だけなぞった感じのものになってしまうので、そういうのは好きじゃない)。
 内容に関してはおそらく賛否両論あると思う。解釈の仕方も。でも、ロリ者でなく、また幼児虐待についてもあんまり興味のない俺が、正否を語るべきでないような気がする。俺は読者としてその描かれているモノ、そこから発せられるオーラを味わうのみだ。
 この単行本収録作品においては、作者が勉強していることが裏目に出ているところがなくもない、っていうかある。全体的に作者が自分でセーブしている感じ。抑えがききすぎているのだ。もう少し勢いでぐおーって感じも欲しい。漫画よりも文章のほうが面白いと思えるところも少々ある。

【雑誌】日経エンタティンメント! 日経BP
 今さらながらではあるが、漫画特集があるので買った。ページ数はそれほど多くないものの、けっこううなずけるところも多い。なんといっても注目は漫画家が自分が注目している漫画を挙げる、「漫画家特撰!このマンガを読め」だろう。答えている漫画家の人選がすごく俺好みで。一條裕子、上野顕太郎、唐沢なをき、コージィ城倉、さそうあきら、しりあがり寿、土田世紀、中崎タツヤ、永野のりこ、能田達規、古屋兎丸、村上もとか、山田芳裕、吉田戦車、よしもとよしとも、六田登などなど。しかも、さすが漫画家だけあって納得の行く漫画を勧めている。俺も負けちゃいられねえ。早速なんか漫画をオススメせねば。というわけでオススメ漫画レビューを追加することに決定。

11/10(月)……ビーム出さんかいわれ

 会社に行く途中で久しぶりに神保町に立ち寄る。で、漫画を買い出したらどうにも止まらなくなり、またしてもかばんが漫画でぱんぱんになった。家に帰ってきたのが午前2時近くだったので、さすがに今日は読みきれなかった。明日には読もう。買ったのは、鎌やん「小さな玩具」、安彦良和「JESUS」下巻、阿部潤「the山田家」3巻、田中ユタカ「初夜 ヴァージン・ナイト」。田中ユタカに関しては、ジャンキーズでのレビュー用に永山薫さんからお預かりして読んだのだが、よかったので買っておいた。

【雑誌】少年ジャンプ 集英社
 「ONE PIECE」(尾田栄一郎)が表紙&巻頭カラー。やはり面白いので受けているということなのだろう。ノビノビとした画風と見せ方のうまいアクションが目を引く。「世紀末リーダー伝たけし!」(島袋光年)は絵はヘンだけど、なかなか見せる話を描く。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
 「東京大学物語」(江川達也)はなんか唐突な感じで、遙が村上の元へ戻って行ってしまう。そろそろ終わりの時が近づいているのかもしれない。「ラブレター」(作:じんのひろあき+画:若狭たけし)は最近、俵 豊が非常にいい味を出している。パワフルで元気がよくて面白い。「月下の棋士」(能條純一)の首藤は村森+武者小路という感じ。なんか強そうだ。「センチメントの季節」(榎本ナリコ)も好調。この人って野火ノビタだということをこの前、人から聞いた。野火ノビタの作品はあんまり読んだことないけど、これは面白い。
 村上かつら「天使の噛み傷」は、予想通りの展開。さて、これからどう転がしていってくれるのか。期待。「D-ASH」(画:秋重学+作:北沢未也)は、やはり三木は去って行ってしまうのだろうか。一番大事な人だった司を残して。切なくて哀しくてかっこいいぞ、三木。

【雑誌】コミックビーム アスキー
 コミックビームのページ参照

11/09(日)……兄貴襲来

 友人の結婚式に出席する。友達の結婚式に出席するのは、実は初めて。というか、結婚式に出席すること自体初めてだったりする。俺は3人目の子供でしかも次男なものだから、そういうことからは極力逃げていたのだ。

 OHPに新コンテンツ追加。このコンテンツはすごく楽。なんといっても俺が作っているのではないから。作成者は俺の実兄である。こやつもかなりの漫画好きで、俺と同じだけの漫画は読んでいる。趣味は基本的には似ているのだが、若干の違いはある。俺はごはん系 も得意とするのだが、兄はガロ系のほうを得意とする。アフタヌーン系のあたりが二人の趣味が完全に重なるあたり。といっても、俺が面白いと思う漫画はたいてい兄も面白いというし、逆もまたしかり。二人で漫画を買いまくっているうえ若干守備範囲に違いがあるので、わりと効率的な漫画ライフが送れているというわけだ。
 兄貴はインターネットのアカウントを持っていないので、ホームページのディスクスペースを少し貸すことにした。ただアップロードするだけで、俺のホームページのコンテンツが増えるのだ。ああ楽ちん。そんなわけで俺の兄の植民地のほうも参照のこと。

【単行本】「初夜 ヴァージン・ナイト」 田中ユタカ 竹書房
【単行本】「痛快すずらん通り」 花見沢Q太郎 少年画報社
【単行本】「そして目覚めのはじまり」 あきふじさとし フランス書院
【単行本】「江戸大学お医者さんごっこ研究会」 渡辺ヒデユキ 久保書店
【単行本】「バナナ・キス」 山吹珠美 オークラ出版

 すべてジャンキーズ用。この中で、とくにオススメは田中ユタカと花見沢Q太郎。どちらも実用性には欠けるが、絵がうまくキャラクターも可愛い。話もちゃんと作られていて安心して読める。渡辺ヒデユキもよかった。とにかくC級で完全に時代遅れな絵柄、ベタベタなギャグ。非常に心が和む。どうしようもないんだけど、味があって妙に笑えてしまう。食べ物でいうと駄菓子のような、安っぽさの中の妙なおいしさが光る作品。
 そのほかの2冊はまあ可もなく不可もなく。とくにオススメもしないし、けなす気もしない。

11/08(土)……にっぽんちゃちゃちゃ

 サッカーW杯アジア地区2次予選。日本がカザフスタンに5-1で勝利。いやー、今日の試合は美しかった! あれが日本のサッカーだっって感じ。3位決定戦の相手はサウジかイランだけど、イランの可能性が高い。イランが一番イヤだと思っていたが、来てしまうか。サウジが次の試合引き分けならサウジなんだけど。カタール、頑張って引き分けてくれい。
 先日購入した安彦良和の「JESUS」だが、後編でなく間違えて前編を買ってしまっていたことが判明。俺が悪いんだけど、帯に「描き下ろし第2弾!」とか書いてあるんで、てっきり2冊目だと思ってしまったのが運のツキ。今日は休みだったので、漫画をいろいろと読んだ。ジャンキーズ用も含めると単行本10冊近く。ジャンキーズ用の分に関しては明日レポートする予定。

【雑誌】モーニング 講談社
 「ヨリが跳ぶ」(ヒラマツ・ミノル)はヨリがぶったたき出すとやはり面白い。明和戦は今週で終了。さて、次の相手は。「クッキングパパ」(うえやまとち)。そういえばコロネなんてパンもあったなーとか思う。でもやっぱりコロネに生魚っていうのは少々抵抗あり。本当にうまいんかのう。とりあえず、もっ最高らしいが。

【単行本】「よいこの星!」(2) 柏木ハルコ 小学館
 うおー、来る来る。この居心地の悪さ。読むのがかなり辛い。子供同士の間の確執、派閥争い、嫉妬、虚栄心を見事に描いている。これは前作「いぬ」よりも面白いと思う。心理描写とか抜群だ。

【単行本】「超・学校法人スタア學園」(10) すぎむらしんいち 講談社
 今回は純愛編。怒濤のコキジ・ちひろの恋の顛末から、さらに怒濤の仲本・よし子編へ。すぎむらしんいちは絵も個性的だし、細かい部分でのギャグなど非常にうまくて好きだ。

【単行本】「ABILITY」(1) MARO ワニマガジン
 かなり楽しみにしていた単行本。強烈に大馬鹿野郎で、豪快・痛快。そんでもってナチュラルに激しくズレている感じが素晴らしい。自分で自分のことを「実の親にも見捨てられるほどの悪党」と語る、パワフルでヘンな奴、巳月竜司が女を次々と借金でがんじがらめにして堕としていくというのがストーリー。毎回一人ずつ女を堕としていくわけだが、それぞれのターゲットがスチュワーデスであったり、看護婦であったりとまるでイメクラか何かのようにコロコロと変わる。どうしようもなく頭の腐ったようなセリフがポンポンでてきてすごく笑える。
「どうだうまいか?俺の生ソーセージの味は?」(vs.女性シェフ)
「赤ワインと一緒に俺のホワイトソースも味わいな!」(vs.女性シェフ)
「薗田祐子28才……なかなか俺好みの人妻だな」(vs.人妻)
とこのような感じで、ほかにもヘンなセリフが目白押し。主人公・巳月竜司の行動もセリフに負けず劣らず突拍子がなくて素敵なのだ。そしてエロシーンも不必要なまでに工夫を凝らして濃厚。vs温泉宿のおかみ編では肛門に温泉卵を詰めながらしたりと、もうやりたい放題。
 とにかく変で、かつ圧倒的なパワーにあふれている。俺としてはかなりオススメ。

11/07(金)……午前3時の編集部、日記を書いている俺

 夜中に自宅のマシンにPCIのサウンドカードを導入しようとしたら、ネットワークカードが動かなくなる。しょうがないので外したら、今度はSCSIカードが動かない。で、今度はサウンドカードを外したが復旧せず。うーん、PCIのサウンドカード、まだまだだな。サウンドカードを差した影響で、カードを外しても変な場所のI/Oアドレスをフックしたままみたいで、SCSIカードと競合してしまうのだ。このままじゃMOもスキャナも使えねえ。しょうがないので、この週末にまたOSをインストールし直すつもり。最近、こんなことばかりやっている。この前も会社で仕事の追い込み中に余計なことしたらマザーボード吹っとばしちゃったし。不毛だ。
 今日は会社の行きがけに単行本を3冊購入。「JESUS」下巻(安彦良和)、「ABILITY」(MARO)、「墜落日誌ペンティアム編」(寺島令子)。でも、まだ読んでないので感想は明日。この中でとくに楽しみなのは「ABILITY」。痛快に大馬鹿なので、すごく楽しいはず。

 会社に行く前に永山薫さんの事務所へ。コミックジャンキーズのレビューのため、本を受け取りに行く。今日は1時間半くらいお邪魔していろいろとお話をしてきた。批評が書きにくい本の話とか、最近のH漫画界についての話など。やっぱりヘタでありながら話がステロタイプな奴とか、うまくても安定しすぎている人は書きにくいというのでは意見が一致。この前読んだ田中ユタカも、よくできているんだけど突出した部分はないから書きにくかった。でも今回も一冊引き受けてしまう。たぶん前回読んだのとテイスト的にはそんなに変わらないはずだから、どう書き分けるかがポイントになるだろう。ここらへんがごはん系批評の難しさでもある。
 仕事は今日で一段落。明日からはバリバリ読まねば……ってほかにやることはないんかって感じ。

11/06(木)……それならぼくの頭をたべなよ

【雑誌】ヤングジャンプ 集英社
 久しぶりに拾えたが、あんまり読むとこねえなーって感じ。漫画よりも「アンパンマン」のやなせたかしのインタビューが面白かった。アンパンマンのマーチの歌詞ってよく見るとかっこいい。こういう人の話を聞くと、なんか「まだまだ明日から強く生きていける」という気になる。25歳の若造がいうようなセリフじゃないような気もするけど。
 みやすのんきの「ゴルフ19」はけっこうヘンで、面白くなりそう。いきなり犬か。やるなあ。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
 「マザールーシー」(沖さやか)に熱い展開の予感。さて、ルーシーがどのように暴れるのか。楽しみ。それ以上に熱くなりそうなのが「花マル伝」(岩重孝)。来週はバリバリ来そうだ。太陽星太郎「今日のだいちゃん」は相変わらずうまい。わずか5ページなのにきっちりドラマを作って、ヒネリを入れてきれいに落とす。今回のもなんかジンとくる話だった。早く単行本出てほしい。
 「よいこの星!」(柏木ハルコ)はもうどんづまり状態。切なくて苦しくて、ちりちりくる感じが実にいい。そういえば「the山田家」(阿部 潤)の第3巻が出ていたようだ。チェックし忘れ。明日あたり買いに行くとしよう。ついでにまだ買ってなかった1巻もあれば買う。

11/05(水)……さ・べーしっく、SABE sick

【雑誌】少年マガジン 講談社
 「人間凶器カツオ!」(刃森尊)が新連載。どうやらケンカもののようだ。最近、マガジンは暴力度を強めつつあるが、今一番ノっている雑誌であることを考えると、時代は暴力って感じ? 「金田一少年の事件簿」(原案:天樹征丸+画:さとうふみや)は予想どおりの結末。今回はちょっと簡単すぎのような。

【雑誌】少年サンデー 小学館
 「ARMS」(皆川亮二+原案協力:七月鏡一)は第一部完。あんまり読んでなかったけど、なんだか面白そうな漫画だ。機会があったらまとめ読みしてみよう。山田貴敏はやっぱりうまいが、サンデーの中にあるといかにも地味。もうちょっと対象年齢層の高い雑誌で勝負するべき人なのかもしれない。といってもほかのところでもすでに連載しているけど。

【雑誌】快楽天 ワニマガジン社
 レベルは高い。たしかにその通りなのだが、読んでいる間、一度もちんちんがピクリともしなかった。この雑誌はH漫画雑誌というよりも、本当に美少女漫画誌なのだろう。これはこれで一つの道。面白いから全然OK。
 巻頭カラーは玉置勉強。泣かせに入った話。絵はうまいし、話もよくできていると思う。でも、なんかいまいちこない。玉置勉強の漫画って俺にとってはいつもそうだ。なんとなく、この人の漫画って勢いよりも冷静な計算で描かれている感じがする。「こういう読者はこういう作品に弱いだろう」みたいな。もっと、計算抜きで情念がバリバリとほとばしる妄想ドバドバな漫画も読んでみたいような気がする。
 陽気婢はいつもながらきれいにまとめてくる。さすがだ。ただ、いつも思うのだが、奇をてらう系のキャラクターがイマイチ。なんかコミカルにしすぎな感じを受ける。SABEも好きな漫画家の一人。そして新連載。タイトルは「阿佐ヶ谷腐れ酢学園」。いい加減この人の漫画も単行本になってほしいもの。そのうち、単行本リストは作ってアップするかもしれない。
 かるま龍狼はコミカルなことをやりつつも、十分いやらしく見せられる実力があるので好き。ただ、今回の話はそんなに来なかった。でも、身体の線の描き方とかうまいよな。最近、とみに注目の高いOKAMAだが、やっぱり独特の味があってうまい。うらまっくはキャラクターもよし、オチもよし。面白かった。なかなかに成長株。

【単行本】「ボクの好きな女の子」 田中ユタカ 東京三世社
【単行本】「SLAVE NIGHT」 永瀬るりを 富士美出版
【単行本】「ATOMIC CAFE」 U-MI 桜桃書房
【単行本】「馬酔木」 奏 亜希子 東京三世社
 ジャンキーズ用。うーん、やっぱり面白くない単行本のレビューをするのって難しい。面白い単行本の魅力を余さず伝えようとするのも難しいけど、それとは比較にならない。ちなみに上記の中で田中ユタカは絵もうまいし、話もソフトタッチでよくできているのでオススメ。あとは「SLAVE NIGHT」はそこそこだけどほかは……。

11/04(火)……颯爽アキラ

 今日は日記が寂しい感じなので、オススメ漫画レビューを追加。

【雑誌】漫画アクション 双葉社
 例によって拾得物。この前、アクション2を褒めたばかりだが、アクションはやっぱりいまいち読むところないかなーという気がする。そんな中、さそうあきら「神童」が非常に面白かった。この人ってそんなに派手じゃないんだけど、コンスタントに仕事をしている。オススメ。新人の道端秀典は、こりゃどうみても大友克洋だなあ。あんまり比べるのって好きじゃないけど、影響がありあり。作風的には嫌いじゃないけど。いましろたかしの「ぼくドンちゃん」は前はたしか巻末2色だったような気がするのだが、1色になっている。やっぱり人気ないんだろうか。そりゃないわな。でも、俺は好きだ。

11/03(月)……漫画文化の日

 さんさんと太陽が照りつける中、会社から帰る電車で眠りこけた俺は、駅でオヤジ系漫画雑誌を2冊拾う。めったに読まない雑誌なので、うれしい。

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
 2週ぶんまとめ読み。「超学校法人スタア学園」(すぎむらしんいち)。S.Mレボリューションとか猿隕石とか細かいところにギャグが利いてて面白い。タイム涼介「日直番長」も好調。「かいでごらん」「腐った牛乳だ」。テンポが実にいい。永野のりこ「GOD SAVE THE すげこまくん!」はそろそろ最終回なのだろうか。盛り上がってきたぜーって感じ。「チューリップティーズ」(地下沢中也)。止まらぬ暴走ぶり。最近のヤンマガではイチ押し。今回も面白い。福本伸行「カイジ」。小沢がすごい顔。死ぬのって、やっぱ怖いよな。

【雑誌】ヤングサンデー大漫王 小学館
 巻頭カラー、山口かつみ「モザイク」は山口かつみの中では非常に面白い。近日中にオススメ漫画レビューに登場予定。山田たけひこ「柔らかい肌」もなんか好きだ。絵は非常にぎこちないのだが、なんだかすごくいやらしいのだ。乳もデカいし。こんな絵で興奮してしまう自分がなんか悔しくなる、不思議な漫画だ。ねこぢるはなんかねこぢるらしくない、ほのぼのとした話を描いている。巻末カラーの阿部潤のマッドサイエンティストものも面白かった。
 そして、この雑誌で一番のオススメは、カイトモアキ「裸のふたり」。絵は別にうまくないのだが、異常なまでの情念にあふれててすごく迫力がある。そして話がまたすごい。中学教師・遠山を慕う生徒・倉井は感情が激しくなると抑えられない怪力に支配される。前回では、遠山に対する気持ちを抑えられなくなり、一晩で校庭中を「景子▽」(▽はハートマークの代用)という形に掘り返す。しかも手で。全部ズルむけになって、神経が露出した手のひら、異常な迫力がある。出てくるキャラクター出てくるキャラクター、みんな不吉な顔つきをしていてものすごく異様。前回ではラストシーンで倉井が、遠山の頭にゲロをぶちまけて終わるという切れっぷり。とにかくキャラクターの血走った目、血管浮きまくりの表情、常軌を逸しまくっている。スゲエ。今年の新人では一番強烈。キョーレテスト(強烈の最上級)といってもいい。
 この雑誌は巻末の漫画レビューコーナーがなかなかいい。三代目魚武濱田成夫は露骨に本宮ひろしシンパで偏ってはいるのだが、けっこういい。そして俺が実はかなり評価している漫画レビュワーであるスチャダラパー。なかなかええところに目を付けてるんだよね。さすがに三人いるだけあって、そのうちの誰かがいいところをピックアップしてくる。今回はそれほどナイスと思ったのはなかったけど。

【雑誌】漫画ゴラクネクスター 日本文芸社
 拾ったオヤジ漫画雑誌第一弾。大半はゴラク的オヤジ漫画だけど、「ああ、この人がこんなとこに!」って人も少なくない。例えば三浦みつる。この人の漫画って、そんなに大したことやってるわけじゃないけど、妙に色気があってけっこう好き。それから雨宮淳「極楽シスター」。それほど好きな人じゃないんだけど、この漫画はやけに開き直ってて面白かった。なかなかすごいノリだ。谷村ひとしがすっかりパチンコ漫画家になっている。昔、少年キングであんまり面白くない探偵漫画とか描いていたのを考えると、感慨深いものがある。

【雑誌】リイドコミック リイド社
 オヤジ系漫画雑誌第二弾。なんか新人の天稀孔一が異彩を放っている、というかこの雑誌では浮いているような気もする。ストリート系のうるさい絵柄。そんなに面白くはないけど、ちょっと変わった感じで印象に残った。若林健次の「必殺仕事人」みたいな漫画はけっこう面白そう。

11/02(日)……寝ても覚めてもまんが道

 この日記を書いているのは、11/3日の正午くらい。会社に2泊して今帰ってきたばかり。死ぬほど眠い。これをアップロードしたらしばらく眠るつもり。これで忙しさも一段落。そんなわけで、たまった漫画でも読もう。といっても今週いっぱいはけっこう忙しくはあるが。会社の同僚から「ジャンル別オススメ漫画レビューを作ってみてはどうか」というススメがあり。ちょっと心を動かされる。そのうち作るかも。

【雑誌】漫画ホットミルク コアマガジン
 田沼雄一郎「SEASON」が掲載されている。若干作画が荒れ気味な気もするが、やっぱり面白い。今回はちょっとショタ系入った、エロエロなお話。少年が一心に自分のちんちんをこすりあげる姿はいいねえ。山文京伝「Sein」は今回で最終回。なかなか濃くて良かったのだが、最終回はちょっと拍子抜けな感はある。たかしたたかしは初登場。描きなれた感じの絵で、おっぱいでかいしちんこも何本も出てくるのでわりといい。
 りえちゃん14歳は最後まで裸にならないけど十分いやらしい。この人もちょっと作画が荒れてる感じもするのだが、鉛筆描きっぽくてもこの人の場合、味になるから得だ。
 コラム陣はいつもどおり充実。ヘタをすると漫画よりもコラムのほうが面白いのもこの雑誌の特徴。

11/01(土)……ピン!ピン!ピン!

 今日から11月。1が三つ並びなので、こんなタイトルにしてみた。そういえばこんなタイトルの漫画もあったなあ。休日出勤だったが、出勤前に見たW杯2次予選、日本×韓国で日本代表がいい感じで勝ったのでわりと気分よく出社できた。しかも途中で漫画を拾えたし。
 11/3(月)が休日なので、月曜発売の雑誌は今日発売。今日は土曜日なので、いつもの少年ジャンプ安定供給源様が出社していない。そんなわけで今週はゲットできるかどうかはちょっと不透明。ヤンマガはまだ先週分も読んでないので、明日あたり2週分いっぺんにレポートしたいと思う。漫画ホットミルクも買ったけど、さすがに会社で読むわけにもいかないので、こちらも後日。

【雑誌】近代麻雀 竹書房
 というわけで拾ったのがこれ。若林健次とか、けっこう面白そうな人が描いてるなーというのが第一印象。福本伸行はまだ「アカギ」をやっている。前にも書いたけど、やっぱりこの人って連載を終わらせられない(もしくは人気があるうちは終わらせない)タイプの人なのかもしれない。「黒の男」(渋沢さつき)はなんだか強烈そうな感じなんだけど、次号で最終回らしい。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
 新連載「センチメントの季節」(榎本ナリコ)は面白くなりそう。女子校教師が少女たちの奔放な性に翻弄される、というストーリーなんだと思うが、少女たちが主人公になるのか先生が主人公になるのかはまだ1回目なのでよく分からない。絵はなかなかきれいでうまい。
 「月下の棋士」(能條純一)は次なる対戦相手登場。今度は首藤崇。地味だが強そう。ガンガン盛り上げてほしいもの。「ラブレター」(作:じんのひろあき+画:若狭たけし)は、「愛と誠」岩清水系新キャラが登場。「岩清水君って、今だったらストーカーだよな」と俺も思ったことはあるが、この俵 豊という新キャラもそんな感じ。なかなかいい味だ。連載第2回「天使の噛み傷」(村上かつら)は、痛そうな展開が待っていそうな予感。これって集中連載らしいけど、何回くらい続くのだろう。かなり面白くなりそうでさらに期待。
 新人発掘企画「大新人」がスタート。俺は新人発掘って大好きなので、こういう企画は大歓迎。でも1回めは大武ユキ。アフタヌーンで「我らの流儀」を描いてた人じゃんか。ここに出てくるってことは、たぶんもうアフタヌーンでは描かないんだろうなとか思う。作品はミッドウェー海戦を部隊にした「判断」。なかなか面白い。

【雑誌】アクション2 双葉社
 「ルパン三世」ばかりが目立つ表紙だが、けっこう面白い顔ぶれ揃えてるじゃんって感じ。五十嵐浩一とか山本夜羽、町野変丸、深谷陽などなど。さらにアフタヌーンで「たぬきマン」を描いていた山上正月、ビーム で描いている金平守人(たけくらヤマト)など多士済々。これはけっこうオススメ。
 町野変丸は本当にいつもの味だが、これをアクション2でやってしまうというのはスゴイと思った。編集部、よく許したな。金平守人(たけくらヤマト)はたぶん、今回のために新作を描いたのだろう。この前のアクション2掲載作品よりは絵が、今の感じに近づいている。山上正月は久しぶりに見た。「たぬきマン」ってけっこう面白いので、単行本見かけたらぜひゲットするべし。

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