◆ 1997年12月後半 ◆

12/16〜31
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12/31(水)……97年最後の日記、98年最初の更新

 年末ジャンボ宝くじが当たった! しかも3枚も!……300円のヤツだけどね。おかしい。今回は1億5000万円が最低でも一組は当たるはずだったのに。これで、会社を辞める計画が先送りになった。
 97年も今日でおしまい。今年はホームページも作ったし、サッカー日本代表もW杯に出場を決めたし、まあ楽しいことも楽しくないこともいろいろあった。97年の俺的漫画総括は近日中に「俺の呟き・拡張版」のほうにアップする予定。お楽しみに。

 97年の8月18日に公開して以来、97年中に7856のアクセスをいただいた。たぶん、けっこうメンツは固定だと思うけど、当初は97年中に5000を目標としていたので、だいぶ超過したということになる。というわけで皆様、98年もしばたをよろしくお願いします。98年は97年よりもさらに読みを強めていけたらなーと考えています。更新も毎日できれば、と思ってますが、さてどうなるでしょうかか。
 で、12/31の日記なのに98年のことを書いてしまうが、98年最初のオススメ漫画レビューは六田登「ICHIGO」にした。新年早々陰気な漫画で申しわけないが。久しぶりに読み返してみたが、やっぱり面白くてグイグイ引き込まれてしまった。というわけで、機会があったらぜひ。
 以下ジャンキーズ用。

【単行本】「酒池肉林の旅」 西瓜波山 松文館 判型:A5
【単行本】「人妻凌辱」 伊駒一平 二見書房 判型:A5
【単行本】「愛撫」 浦乃まみ 富士美出版 判型:A5
【アンソロジー】「COMICジャニー」VOL.12 光彩書房 判型:A5
 「人妻凌辱」がすんごく面白かった。人妻をさんざんに犯しまくる作品集なのだが、なかなかナイスな切れっぷり。でもただイカれてるわけじゃなくて、ベテランらしくきっちり抑えをきかせて飄々した味付けで料理しているところが素晴らしい。各所に散りばめられたツッコミ、突然はさみこまれるサービスカットや4コマ漫画、投げ遣りで豪快な背景などサービス精神旺盛。しかも実用性まであってしまうから恐ろしい。
 あとのはそんなに面白くなかった。

12/30(火)……年末エロ漫画まつり

 コミックジャンキーズ用。まず18冊中の5冊に手をつけた。現在18冊届いているが、1日4〜5冊のペースで手をつけていくつもり。

【単行本】「今だけはオトナ」 前田健二郎 富士美出版 判型:A5
【単行本】「TABBΨ」 蟹森ぐり K.K.コスミック 判型:A5
【単行本】「秘蜜ッ娘学園」 シャーク闇鍋 平和出版 判型:A5
【単行本】「超ハンターラブラス 出発編」 西安 青磁ビブロス 判型:A5
【単行本】「稚鶴」 光善寺恵 富士美出版 判型:A5
 この中でオススメできるのはシャーク闇鍋くらいだろうか。骨太で非常に個性的な絵柄で、勢いもあり芸も細かい。今のままでも十分面白いが、もう一皮むけてくれるとすごくなりそう。あと西安は絵がかなりうまい。ちょっとアニメっぽいところはあるけど。表題作もアニメっぽい話で俺はあんまり好みじゃないのだが、同時収録されていた近親相姦もの3作はなかなか面白かった。作画もこの3作のほうが好み。
 あとの3冊はまあそこそこ。それほど面白くはない。

【単行本】「黒寿司」 根本敬 BI BRESS 判型:A5
 これはもちろんジャンキーズ用じゃない。いつもの根本敬だが、ちょっと大人しめな感じもする。根本敬入門者にはいいんでないかと。

12/29(月)……熱い乳の新生

 今日で会社でのお仕事はおしまい。で、それに代わって原稿書きのお仕事が。コミックジャンキーズの書評用にエロ漫画が20冊くらい会社に届いていた。それをかばんに詰めて家に持って帰ったのだが、さすがに重たい。というわけで年末年始はエロ漫画尽くしだ。

【雑誌】漫画ホットミルク98年2月号 コアマガジン
 今まではA5中とじだったのだが、次号からB5中とじになるとのこと。判型が小さくて迫力がなくなるというのを、クオリティの高さでカバーしていた雑誌だったが、さすがに限界が来たのかもしれない。判型うんぬん以前に、最近はイキのいい作品が少なくなっていたのでちょっと不満ではあったのだが。全体的にはレベルが高いとは思うんだけど、突出した人がいないという印象は受けていた。
 とりあえず、中山明弘の雑誌時評と、永山薫の単行本書評についてはリニューアルしても残してほしい。口はばったいことをいうようだが、評論家の人たちでも俺よりたくさん漫画を読んでいる人たちってのはなかなかいないが、この二人の雑誌とエロ漫画については確実に俺より上を行っている。たくさん読めばいいってもんじゃないが、量を読まないと見えてこないものもある。
 それにしても表紙が、人気作家のイラスト揃い踏みというのはなんとなくジャンプ的。これで一区切りって感じを盛り上げてくれた。この雑誌っていろいろいい漫画家を世に送り出しているんだけど、みんなほかのところに流出していっちゃうんだよな。
 で、内容だが、田沼雄一郎「SEASON」はいつもどおり面白いが、今回はヘビーな展開。そりゃあ、ゴムつけないであれだけズルズルとやっていればできるわな。くっきりはっきりとした線でわりと好きな絵柄のTAGROが初登場。俺はコミティア系の作家にはわりと弱いが、今回の作品はイマイチ。話の全貌が、どうも見えてこなかった。

12/28(日)……もう、いくつでも寝たいですよ

 ここんとこ徹夜が多かったので、眠くてしかたがない。これ書いてても眠くて眠くて。
 今年もいよいよ大詰め。会社でのお仕事もほぼ終了。明日会社いったらしばらく休みだ。そんなわけで97年も押し迫ってきたが、それでも漫画は読んでる俺だ。新年はしばらく雑誌が出ないので、あんまり年内に消化しちゃうともったいないかなーという気はしないでもない。

【雑誌】快楽天2月号 ワニマガジン
 SABEが「さべちん」というペンネームで新連載。子育て漫画「ゆらさん日記」。なんか、この人にはもうちょっとイカれた漫画を描いてほしくはある。OKAMAの短期連載「カナリア」は好調。今回は歌うたいの少年、ネルに帝国歌劇から声がかかり、少女クッキとの間に一抹の不安な空気が漂い始める。次号も楽しみ。
 かるま龍狼「忍者!慎之介くん」は相変わらず女の人の身体の線の描き方と見せ方がうまい。話的にはどってことないんだけど、楽しめる。道満晴明「海と毒薬」は、若者と口のきけない人魚の哀しいお話。つつましく暮らす二人のもとに、「人魚の肉」の評判を聞きつけた若者の兄たちが来て、ささやかな幸せを奪っていく。そしてすべてを失った二人は……という感じの物語。もの悲しくて面白かった。あと、さつきのそのいちも雰囲気のある絵でうまい。
 久我山リカコはいつもながらうまくまとめて読ませる話を描いてくる。うらまっくはあのヤンキー顔の男が描いているとは思えない優しいお話。巻頭の陽気婢は、いつもながら面白いけど、陽気婢としてはわりと普通の出来だと思う。
 快楽天全体で見るといつもながらにエロ度が低いが、面白い漫画が多い。美少女漫画雑誌としては本来の目的から外れているのかもしれないが、これも一つのアプローチだ。

【雑誌】ヤングマガジン03・04合併号 講談社
 江川達也が登場。「LOVE&PEACE」という前後編の読切で、今回はその前編。世界制服を企む愛の秘密結社LOVE&PEACEのお話。前編は、誰からも相手にされない不細工で女装趣味の男が、LOVE&PEACEの愛の力により、すごい美人の顔と身体を手に入れ男をいろいろと漁るが、結局心のすきまを埋められず最後にLOVE&PEACEの愛にすがるようになる、といった感じ。今のところまだLOVE&PEACEの全貌は見えないが、なんかうさんくさそう。とりあえずは年明けの号を見ないとなんともいえないだろう。
「カイジ」(福本伸行)は、石田が落ち彼に希望をたくされて、カイジが完全に吹っ切れた形。この漫画はギャンブル漫画というよりも、人生哲学というヤツに重きを置いた作品なのかも。面白ければ、どっちでもいいけど。

【雑誌】モーニング1/9・15合併号 講談社
「クッキングパパ」(うえやまとち)が555回記念。そして、「そのクッキングパパ原稿が間に合わなかったら使われる代原」という設定で、上野顕太郎が漫画を描いている。今回のうえけんはちょっと切れ味と破壊力が足りないかな、という感じ。「NAKED」は主人公、深見真一がかなりふっきれてしまった感じ。これからもさらにジゴロ道を邁進していくのだろうか。

【雑誌】ヤングサンデー1/26増刊号「猿」 小学館
 グラビアが中心。巻頭カラーは山田たけひこ。「柔らかい肌」もそうなんだけど、この人ってそれほどうまくないんだけど、妙にいやらしい絵を描く人でわりと好き。あとはロドリゲス井之介も描いている。この人の漫画はわりと味があって、けっこうイケルと思う。このほかでちょっと目に付いたのが山本夜羽くらい。

12/27(土)……俺とて一人のレッツラー

 会社に泊まる日々が続いてストレスがたまっていたせいか、不意に物欲を爆発させてみた。ノートPCを買ってしまったのだ。買ったのは松下電器産業のLet's note。今、このページもLet's noteで書いている。なかなか使いやすい。俺はノートPCは松下びいきで前にも486DX/75MHzのPRONOTE miniを買ったことがある。この白いキーボードがなんか好きなのだ。

【雑誌】ビッグコミックスぺリオール 小学館
 六田登の新連載「シネマ」が始まった。六田登もそれほど目立つ人じゃないんだけど、いつも面白い作品を描いている。とくにダークな感じの話になってくるとさらにすごさが際だつ。この話もダークな路線に進んでくれるとうれしい。また、細野不二彦「愛しのバットマン」が復活。タイトルは「愛しのバットマンReturns」。今度はメジャーリーグ編になるようだ。

【雑誌】コミックバーズ スコラ
 どうも日記のほうが見てる人が多そうなので、これからはコミックバーズのページとこっちの両方に書くことにする。同じ文章を両方に載っけることになるけど、後から見る場合はバーズのページにも書いてあったほうがいいだろう。
 山口譲司はうまいんだけど、パッとしない。で、パッとしないけどなんか面白そうなのだ。俺はわりと好き。「羊のうた」(冬目景)は面白かった。「黒鉄」とかよりも、こういう暗めの路線のほうが、彼女の持ち味は出ると思う。「きりきり亭のぶら雲先生」(きくち正太)もいい。ただ、月号はもう2月号なんだけど……とか思ってしまった。別にいいんだけど。久しぶりの秋月めぐるはいまいち。やっぱりサッカー漫画描いてほしいなあ。
 なお、次号からは作:加倉井ミサイル+画:菊地秀行「しびとの剣」新名あき「いのち短し恋せよおとめ」が新連載。またプレ連載読み切りということで、奥瀬サキも登場。それにしても、この雑誌は菊地秀行と夢枕獏がからんでいる作品が多いな。

12/26(金)……吸血鬼モリヤマトゥ

 コミックバーズを買おうと思ったのだが、会社の近くの本屋2店では見当たらなかった。会社に泊まっているので、ほかのところに探しに行けなかったのだ。前は会社の近くの本屋にもあったのだが。そういえばコミックバーガーも末期は、だんだん取り扱い書店が減っていってそのまま休刊になったんだっけなあ、などと縁起の悪いことを思い出したりもする。

【雑誌】美写美写(ビシャビシャ) 双葉社
 アクション増刊だが、「セクシーグラビア」が中心。グラビアが80ページもある。俺の購入目的はグラビアではなく、もちろん漫画。25歳の青年としては不健全かもしれない。山本直樹、やまだないと、町野変丸、山本夜羽……ときたらもう買わざるを得ないだろう。
 山本直樹「ファンシー」は、売れっ子詩人であるペンギンが主人公。文通を重ねた女性ファンが突然「結婚してくれ」といって転がりこんでくるという話。淡々として、山本直樹としては大人しめの作品。この山本直樹らしい、静かでなおかつ不条理な感じのする雰囲気は好きだけど。まあ、そこそこってところ。
「コーヒーアンドシガレッチョ」(やまだないと)は女の人がごく自然にちんちんを咥えて、セックスしてーって話。いつものやまだないとだ。町野変丸「エロサンタ」はクリスマスイブにオナニーにふけっている女の子の部屋に突然サンタクロースが乱入してきて、手下のトナカイを使って女の子とすっちょねっちょという話。これはいつもより若干テンション低めって感じ。筋骨隆々としてちんちんのデカい、無表情なトナカイたちはいいけど。
 そのほか猫島礼、そよかぜしんご、末松正博、伊藤理佐といったあたりが執筆。

12/25(木)……バンバンジャリジャリ

 今年も今日と明日あたりでそろそろ新刊漫画も打ち止めって感じだろう。うーん、寂しくなるな。でも、俺は来週頭までは仕事になりそう。今年最後ってことでやたら雑誌が出るのに会社に泊まっているもんだから、かばんの中に雑誌がたまるたまる。すでに5冊入っているが、明日はさらにバーズとかも加わるし。早く家に帰ってかばんから出さねば。

【雑誌】アフタヌーン 講談社
 面白い漫画はいっぱいあったが、その中から印象に残ったものを。ちなみに次号では、オススメ漫画レビューで紹介した博内和代の最新作が掲載されるらしい。すごく楽しみ。
◆「ヨコハマ買い出し紀行」 葦奈野ひとし
 相変わらず気持ちのいい漫画。絵もいいんだけど、1ページのコマ数が最大で5コマ程度というゆったりとした画面の使い方が気持ちよさを高めている。
◆「地雷震」 高橋ツトム
 今回はなかなか大掛かりな話になりそう。シャープな線がかっこいい。
◆「明日になぁれ……」 能條純一(協力:林原めぐみ)
 能條純一の登場にもびっくりしたが、声優との組み合わせという意表のつきっぷり。声優って全然知らないけど、とにかく漫画の内容がどうでもよくなってしまうくらいヘンな組み合わせ。やられた。
◆「菫画報」 小原愼司
 のんびりと変で、しかもファンタジい。肩の力が抜けたノリが絶妙。
◆「名前もない」 古野明
 四季賞準入選作品。受賞作品発表のときから気になっていた作品だったが読めてうれしかった。涼しげな絵ともの哀しげな雰囲気がいい。オチは予想がついたし、背景の書き込みなんかは全然ないけど、この雰囲気を持っているだけでいいんじゃないかと思う。これで17歳ってんだから大したもんだ。
◆「拡散」完結編・前編 小田ひで次
 今月はこれが一番面白かった。執拗なまでの描き込みと不思議なストーリー。なぜか空気中に「拡散」してしまい、ひとところにいることのできない主人公・東部克彦。今回は身体はこの世界に定着しているものの、精神は拡散してしまっている感じ。全体に漂う哀しい雰囲気、圧倒的な画面構成。身体中にトリハダが立つ。すごい漫画だ。
◆「ハヤ子サケ道をいく」最終回 玉川敏秀
 リニューアルで連載も打ちきりかと思ったが、きちんと最終回を迎えられてめでたい。ちょっとアンバランスな感じのする絵柄だが、丁寧に描き込まれていて非常に個性的。読むと気持ちよくなるサケ漫画。2巻が3/23に発売されるとのこと。購入決定。

【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
 なんといっても「ジャンジャンバリバリ」(石山東吉)。パチンコの球と釘で音楽を奏でるという、あまりの馬鹿馬鹿しい展開にしばし感動する。しかも夜想曲。このナチュラルなはずれっぷりは貴重だ。「悟空道」(山口貴由)は相変わらずかっこいい。「刺」が「ビシ」で、「貫」が「ドス」だ。漢字が表意文字であることをうまく利用したルビの振り方。ただ、「覚悟のススメ」より技巧に走っている感じがしないでもない。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
「愛米」(コージィ城倉)。なぜかモテモテのジゴロ系高校生の落としのテクニックがコレか。すんごい力業。こういうベタベタなことをやってくるところが、コージィ城倉のナイスなところだと思う。「the山田家」(阿部潤)は150回記念。でも今回はちょっとテンション低めか。花子の出番が少なめだからだろう。「コンデ・コマ」(作:鍋田吉郎+画:藤原芳秀)も良かった。藤原芳秀の武道漫画は地味だけど、骨太で面白い。手から光線を出さないのもいい。そういえば最近格闘漫画でも、手から光線系って減ったような気はするのだけど、気のせいか。

【雑誌】ビッグコミック 小学館
 谷口ジロー「松花樓」が読みたくて買った。期待に違わず面白かった。昭和45年、ビッグコミック賞応募のため、松花樓という元・女郎屋のアパートに部屋を借りた僕(おそらく谷口ジロー)の話。生活の何気ないシーンを描いているのだが、実に不思議なふわふわとした雰囲気の作品に仕上げている。この淡々としていながら、非常にしっかり描き込まれた丁寧な画面が素晴らしい。この読み切りは創刊30周年記念ということで、シリーズでやるのだが、次は山本おさむが登場。
 あと勝川克志が読み切りを描いているのが目に付いた。勝川克志といわれてポッと頭に絵が思い浮かぶ人はあまりいないかもしれないが、非常に丸まっちい個性的な絵柄の人だ。絵を見れば「ああ、この人ね」と思うひとも多いのでは。作風はなんとなくあざといところもあるのだが、そういうのも嫌いじゃない。

12/24(水)……キリスト御免

 クリスマスイブにずっと会社で仕事していて、明け方近くに家に帰ったと思ったら漫画読んでこんなものを書いている。俺ってしょうがねえなとか思うが、それはそれでいいかとも同時に思う。

【雑誌】ミスターマガジン 講談社
 安彦良和が新連載ということで買ってみた。タイトルは「王道の狗」。明治中期、北海道に軍事目的に利用する道路を建設するため、囚人が強制労働に狩り出されていた。過酷な労働により、死者が出ることもあった。その現場から、迫り来る追手をかわしながら逃走を図る2人の囚人を描いた物語、といった感じ。「近代史の暗部を抉る」というあおり文句がついているが、なかなか面白くなりそうな気配。
 また犬木加奈子も新連載。こちらもよく分からない展開ながらも、わりといけそう。「G-taste」(八神ひろき)は「二人におまかせ」の復刊記念ということで、「二人におまかせ」のおなじみのコンビ(っつっても連載はもう10年くらい前だけど)、さゆり&センパイの水着姿。次号もこの二人が出てくるとのこと。

【雑誌】少年サンデー 小学館
「DANDOH!!」(作:坂田信弘+画:万乗大智)は相変わらず子どもにムチャをさせてんなーって感じ。でも面白い。あと、「からくりサーカス」(藤田和日郎)もよかった。迫力のある絵で盛り上げてくれる。盛り上がっているといえば「なぎさMe公認」(北崎拓)も面白かった。最近はまーくんがガシガシと走っている。
 そして再び面白くなってきた「神聖モテモテ王国」(ながいけん)。キャプテン・トーマスのキャラクターが非常にいい。この一人のキャプテンのセリフが私のハートのセンターをひどく奇妙にヒットするところです。
 サンデーは最近、売れてないかもしれないが、連載ものでなかなかよくできている作品が多い。そのためか、コミックスはわりとランキング上位に入ってきているような気がする。あとは魅力的な読切がもっとたくさんあればいいのになー、と思わないでもない。今、試みに数えてみたところ、読切作品は1本だけ。で、連載作品は100回以上続いているものが12本、50回以上が6本、それ以下がたったの5本。雑誌の75%が1年以上続いている作品だってことだ。いかに連載陣の入れ換えがないかということが分かる。面白い連載が多いからある程度仕方ないとは思うのだが、これじゃ新しい読者は入っていけないだろうな。

12/23(火)……自粛の日

 天皇誕生日ということでお休み。朝まで仕事をやってて家に着いたのが5時くらい。その後ホームページの更新をしてから寝たのがだいたい朝の7時くらい。それから午後の3時までずっと寝る。これから年末に向けて仕事がどんどんつまってきそうな気配なので、今のうちに休んでおかんとつらいことになりそうだと思って、バリバリと眠った。
 そんなわけで、今日は珍しく漫画を読んでいない。本屋で立ち読みはいくつかしたが、買うほどの漫画はなかった。この日記に本の感想を書かないのは11月後半以来。こういうときにこそオススメ漫画レビューを書くべきなのだが、年末年始は漫画が発売されないので、それに向けてネタを温存することに決定。といっても、すでに手持ちのネタはけっこう使ってしまっているので、ストックは少なくなってはいるのだけど。

12/22(月)…… ’ 

【雑誌】少年ジャンプ 小学館
 今週はなんといっても「世紀末リーダー伝たけし!」(島袋光年)だ。たけしの町に住む、何やら汚いかっこうをした寂しがりやのサンタの話。思わず涙が出そうになるくらいいい話だった。この漫画は絵もヘンだし、やることもすっとんきょうだが、笑わせるときは笑わせるし、泣かせるときは泣かせる。非常に面白い。
 「ONE PIECE」(尾田栄一郎)もなかなか。とくに海賊一味と市長の別れのシーン。かっこよかった。あとは新人、岸本斉史の読切「カラクリ」はわりといい。悪役のツラに沙村広明の影響が見えないでもないけど、わりと好みな感じの絵柄だ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
「D-ASH」(作:北沢未也+画:秋重学)が最終回。非常にさわやかに、感動的に終わった。きれいなエンディングで良かった。ちょっと最後は急ぎすぎかなーという気もするが、気持ちよく読ませてくれた。最後まで面白かった。
 また、それと入れ替わるようにして原秀則の新連載「青空」がスタート。
 主人公は中学校の地区大会で優勝したチームのエース、天野光一。高校からのセレクションが確実だった彼が選んだ進路は、野球部のない霞高校だった。それは、彼が子どものころ憧れていた氷介と雪という二人の男女が通っていた高校だった。氷介がいたころはこの高校も野球部があり、そこそこ強かったのだが、雪が強姦されたことで凶暴化した氷介の起こした暴力事件により野球部は廃部になっていたのだった。目の前で雪が襲われているのに力がなく、何もできなかった少年時代の光一。そのつぐないのため霞高校に入学し野球部を復活させることを誓う。
 ……といった出だし。原秀則はどんな物語もきっちりとまとめて盛り上げてくる職人的漫画家なだけに、今回のもたぶんけっこう楽しませてくれるだろう。今後に期待。
 あとは「月下の棋士」(能條純一)。また盛り上がってきた。俺は将棋は全然分からないけど、こうやって見せられると燃える。このハッタリの効いた描写が相変わらず素晴らしい。

12/21(日)……俺の知らない間に

 なんか伊丹十三が飛び降り自殺したらしい。俺はとくにすごいファンだったとかいうわけでもないので、安易なお悔やみの言葉をいうつもりはないが、俺がのんきに漫画を読んでいる間に世の中は動いているのだなあ。山一はつぶれるし、金大中は大統領になるし、新進党は分裂しそうだし。最近、そういった情勢にうとい俺は新聞を見ると浦島太郎的気分になることがある。世情にうといのが悪いことだとは実のところちっとも思ってないけど。
 それはさておき、今日から単行本の感想には判型のデータも付け加えることにした。価格とISBNコードまでは面倒なのでつけない。あしからず。

【単行本】「ヴァンデミエールの翼」2巻 鬼頭莫宏 講談社 判型:B6
 描き下ろし30ページの最終話「ヴァンデミエールの滑走」も収録されているので、ファンなら買わねばならないだろう。ちょっとアンバランスながら、丁寧に描かれた絵柄で、話も面白い。一話完結ながら、連続しているようでもある。もの哀しく、しかもどこか優しげな、不思議な世界観が読んでいて気持ちいい。

【単行本】「健康屋台」 泉昌之 双葉社 判型:A5
 健康のためなら死んでもいいって感じの大金持ちが、自ら「健康屋台」と名付けた屋台を引いて全国を行脚するという漫画。泉昌之らしい、ウンチクとかくだらない知恵とかが盛り込まれているが、面白さはまあそこそこ。ファンなら買っておいていいだろう。

【単行本】「カケル」1〜2巻 竹下堅次朗 小学館 判型:B6
 竹下堅次朗の前作、「Purple」は自分の母親と性交渉を重ねる少年と、両性具有の少女(少年?)の話で、あやしげでエロチックな作品だったが、この「カケル」は打って変わって明るめな作品。走ると五感が鋭敏になる能力を持つ主人公、カケルがその能力を駆使して数々の事件を解決していくという推理モノ。「Purple」ほどのインパクトはないので、買わないでいたのだが、最近面白くなってきたので買っておくことにした。話はそれほどすごくはないんだけどこれはこれで面白いし、女の子も可愛いのでいいんじゃないだろうか。

【単行本】「編集王」16巻 土田世紀 小学館 判型:B6
 いろいろと物議をかもした作品だったが、これにて最終巻。最後のほうの再販制度うんぬんの問題は、取り上げること自体はいいんだけどあのストーリーの文脈の中ではちょっと浮いてるかな、と思った。そのほか突っ込みたくなる点はなくもないが、すでに終わった作品だし、あんまりぐちゃぐちゃいうまい。連載中はきっちり楽しませてもらったし。とくにマンボ好塚編や明治一郎編は非常に良かった。

【雑誌】COMICドルフィン大将歓喜号 司書房
 俺がエロ漫画雑誌で定期的に買っているのは、ホットミルク、激漫、快楽天と実はけっこう少ない。そんなわけで、ときどき雑誌を買ってみてサンプリングするようにしている。コンビニに行ったときなんかもマメに立ち読みはしているし、気に入った漫画があったら買うようにはしているのだが。
 そんなわけで本屋でパラパラとめくってみたところ、わりと良さそうだったので、買ってみた。最近ハヤリのB5、平とじの形式。この雑誌の本誌である、COMICドルフィンは比較的正統派なエロ漫画雑誌で、実用的な漫画が中心という印象がある。それは増刊であるドルフィン大将でも同様。とくに「この人が」って人はいないんだけど、どの作品もそれなりにエロ度が高く(ちなみに全般的におっぱいも大きめな作品が多い)お買い得感は高い。
 そんな中、印象に残ったのはまず高円寺まりも。話はわりと男に都合がいい、女の子が勝手に自分を好きになってくれるという話なんだけど、絵がなかなか好感度高し。SEXシーンの描写も丁寧。高崎明もけっこうよかった。絵のタッチは安彦良和というか、電光石火轟をちょっと思い出すところがある。とくに最初のほう。掛け合い漫才みたいな感じで「嬲」(画数が多いので読みにくいかもしれないが、「男女男」という字だ)状態にするあたりが、軽妙でなかなかいい。SEXシーンもけっこういやらしい。「もう終わったかな」というところで、さらにダメ押しするあたりがナイスだった。
 全体のトーンはエロ度高めながら、最後に花見沢Q太郎が後味さわやかにシメている。ストーリーの面白さを要求するのではなく、実用品としてエロ漫画雑誌をお求めの人にはオススメできる。

12/20(土)……チカチュウは元気でチュウ

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
「チューリップティーズ」(地下沢中也)が素晴らしい。第12話にして、この煮詰まりっぷりは半端じゃない。「秘密のマン」略して「HNM」というのは、略すのが好きな俺でも負けたと思えるセンスだ。そして、すさまじい暴走ぶり。クラスの中の目立たない陰気な女の子につけるコードネームが「死体」。すごすぎる。単行本出たら絶対買うぞ。
「ストッパー毒島」(ハロルド作石)。トンネルの場面で、明訓高校の山岡君を出してくるとは。やりおるわい。「日直番長」(タイム涼介)も面白かった。さりげなくちりばめられたヘンなセリフ。きちんと読むべし。面白いぞ。

【雑誌】モーニング新マグナム増刊 講談社
「ネオ・デビルマン」(江川達也)は、原作を読んでいる人にとっては燃えるものがある。ただし、読んでない人にとっては何がなんだかって作品。せっかく江川達也ほどの人が60ページも使って描くんだから、もうちょっと原作と違ってもいいと思う。
「MY MHz」(加藤伸吉)は非常に素晴らしかった。ミニ放送局から流れてくる、妙に心に残るDJの声。それに支えられて町の片隅で生きるサックス奏者の話。すごくファンタジくて、ステキなお話だ。やっぱり加藤伸吉は並じゃねえ。冬目景「田中02」はまあまあの出来。絵はいつもながらうまいし。楽しめる掌編。

【雑誌】ヤングサンデー大漫王 小学館
 オススメ漫画レビューでも紹介した「モザイク」(山口かつみ)がものすごく煮詰まっていて面白かった。と思ったら、次の大漫王で完結らしい。さて、どういうふうに着地するんだろうか。楽しみでもあり、不安でもある。
 そして大漫王でいちばんの注目はカイトモアキ「裸のふたり」だろう。絵といい、話といい、尋常じゃない。異常なキャラクター、異常な行動、異常な展開。うーん、素晴らしい。
 巻末の4色カラー、阿部潤の「プチ」も面白かった。突飛な展開と異常なキャラクター。そして、それを御し切る阿部潤の見事な腕。いい。大漫王の次号は2/23発売。ヤンサンで「カケル」を描いている、竹下堅次朗も登場する。楽しみ。

【雑誌】ヤングマガジン赤BUTA 講談社
 これだけ絵のヘタクソな奴らを載っける雑誌って滅多にない。このチャレンジ精神には感服する。絵はヘタなんだけど、とりあえずパワーはすごい。こういう作品が読めるとなんか得した気分になる。
 まず面白かったのはなんといっても永野数馬「ロンドンへ行け!!」。テンポ良く繰り出される、センスのあるヘンなセリフ。絶妙な間を持った作品だ。絵はちょっと松本大洋系で、それをアブなくした感じ。「チキン」(村上真裕)も楽しんで読めた。とにかくアウトボクシングに徹して、相手にほとんど打たれず、絶対KOしないで判定で試合に勝つチャンピオンの話。絵はまだまだなところはあるが、迫力のある画面使いで読ませる。
 タイム涼介「新人日記」も面白かった。こういうふうな、新人作家を意欲的に載っける場所ってのは貴重なので、売れないだろうけどぜひ続けてほしいもの。

【雑誌】ビジネスジャンプ 集英社
 冬目景「イエスタデイをうたって」は今週もまあ好調。これからにも期待が持てそう。「Women」(村生ミオ)は今回も濃い。これだけベタベタに来られるとつい読んでしまう。豪速球女子高生投手が主役の野球漫画、「Karen」(塩崎雄二)は今回で最終回。なんかムチャクチャな感じの終わり方ではあるが、絵はわりと好きなほうだった。ちょっと気になっていた漫画ではある。

12/19(金)……俺と漫画と年末と

 今週は漫画雑誌があんまり出ない。というわけで更新は小幅だ。こういうときにこそオススメ漫画レビューとかを書くべきだと思うのだが、今会社に泊まっているので手許に資料がない。今週末で、ザクッとなんかコンテンツでも作りたいところ。でも、とりあえず今は朝の5時。さすがに眠いぞ。

【雑誌】ヤングジャンプ 集英社
 そんなわけで、いつもは買わないヤンジャンなんかを買ってみた。でもヤンジャンはけっこう駅や電車で拾えたりもするので、金を払って買うのはなんとなく損をしたような気がしなくもない。
 石川サブロウがなんか「たまごっち物語」なんぞを描いている。この人はわりと実力はある人だと思うので、オリジナルの作品を描いてほしくはある。「マイホームみらの」(桜木雪弥)は絵はよくできているし、わりといい感じで。だが、いまいち印象に残らない漫画でもある。どうもインパクトには欠けるのだ。もう少し、ベタベタに甘くするなりしてもいいのかもしれない。

12/18(木)……Oh! ル・マン

 今日も合併号の影響で、いつも読んでいる漫画雑誌は出ていなかったが、その分帰りに3冊ほど拾えた。しかもいつもは読んでいないような奴。ラッキーなり。

【雑誌】漫画アクション 双葉社
「クラッシュ正宗」(作:小林信也+画:たなか亜希夫)がかっこよかった。たなか亜希夫の精密で迫力のある描画が非常にいい。 諸星大二郎「諸怪志異」が復活。ファンにはうれしいところ。あと、「神童」(さそうあきら)。さそうあきらは、そんなに目立つわけではないが、いつも安定して面白い漫画を描いている。一話完結もよし、続き物もよし。

【雑誌】オールマン 集英社
 原哲夫が「九頭龍」(作:生田正)という連載えをやっているが、なんかいつの間にか読み飛ばしていた。今となってはどうもパッとしないな。その点は末松正博も同様。集英社系の雑誌って、俺にとっては読むところがいつも少ないのだが、オールマンもまたしかり。そんな中、岡田ユキオ「WE ARE THE KINX」がけっこう面白そう。ここまでのストーリーは知らないが、惹かれるものあり。あと、巻末でジョージ秋山がなんかやっているようだ。

【雑誌】オースーパージャンプ(Oh SUPER JUMP)  集英社
 何が「Oh」なんだかよく分からないが、やはり集英社系はヒット率が低い。巻頭4色カラーの「H.I.P」(内藤智昭)は一幕のセクシーシーンをわりときれいな絵柄で描くといった感じの作品だが、こういうタイプの「ただ見せる」っていうタイプの作品だともう少しだけ絵がうまくあってほしい。嫌いな絵柄じゃないんだけど。
 大工漫画「親方」(作:荒仁+画:山下京子)はわりと面白い。理系で、プログラムの開発をバリバリやっていた主人公が、生きている木の温かみに惹かれて脱サラして大工道を進むという話のようだ。連載第2回目で、初回を読んでないので細かいことまでは分からないけど。高橋よしひろは、またしても「白い犬」系のお話を描いている。今回は狼だけど。変わらないなあ。「だいじなもの」(新 真一)は絵は正直いって未熟な感じがするのだが、話はけっこういける。もっと画力のある人が同じ話を描いたら、見せる漫画になっただろうな、という気はした。

12/17(水)……ダッシュ合併

 この前のサンデーとマガジンが合併号だったので、今週はなし。なんとなく寂しいので、オススメ漫画レビューを書くことにする。

【単行本】「Jドリーム飛翔編」10巻 塀内夏子 講談社
 9巻で終わりだと思っていたら、番外編やら名波、岡野へのインタビューなどで1冊にまとまってしまった。そして、前から「なかなか収録されないな〜」と思っていた「松永成立物語」も収録された。この「松永成立物語」を読むとよく分かるが、「Jドリーム」のほうに出ていたGKの富永と上條って、両方とも松永をモデルにしている部分がけっこうあるみたいだ。

12/16(火)……変丸合衆国

 12月後半に突入。ということで、日記ファイルも新しいものに。今年はこれが最後の日記ファイルになるのだな。最近忙しいので、あんまり年末だという事実を振り返る余裕がなく、年末感もそれほどない。でもとりあえず時間がないこともたしかだ。森博嗣の小説で「『時は金なり』というのは時間を過小評価した言葉だ」みたいなセリフがあったが、たしかにそのとおり。最近それを痛感することが多い。最近、漫画を読む時間を削ってまで仕事しなくちゃいけないことが増えてきてるからなあ。

【雑誌】ヤングジャンプ 集英社
 駅で拾った。いつも通り読むところは少ないが、「ゴルフ19」(みやすのんき)は開き直っていていい感じ。連載8回めにしてようやくゴルフのゴの字くらいが見えてきた。

【雑誌】comic零式 リイド社
 わりとクオリティが高いとの噂だったので、試しに購入してみる。たしかに評判通りなかなかレベルの高い人が揃っている。そして噂では「きれいにまとまり過ぎていて過剰なところがない」みたいなことも言われていたが、これまた評判通り。みんなこういう雑誌に載る漫画家してはけっこう高いレベルにあるのだが、強烈にインパクトに残る作品はなかった。
 そんな中、すえひろがりの新連載「CIRCLE」は絵も話もきれいで面白かった。これからどういう展開になるのか楽しみ。みほとこうじ「Girls Next Door」は絵はうまいんだけど、ネームが多くて画面がゴチャゴチャしていて読みにくい。もう少し画面が整理されるといいんだが。久我山リカコは相変わらずうまい。目黒三吉「巨乳の国」はテンポのいい展開で馬鹿な話。この雑誌の中では勢いはいちばんあるかも。けっこういい。
 あと、H漫画書評のクロスレビューがあるのだが、単行本の表紙の写真くらいは欲しい。文字だけじゃちと分からないぜよ。また、せっかくのクロスレビューなんだから点数付けくらいはやってもいいだろう。雑誌作る側にとって、クロスレビューのいいところの一つに、一人が酷評してもほかの人で救ってあげることができることがある。下世話ないいかたになるが、他出版社との関係において問題が起きにくい。一人だけでレビューするときは、低い点数つけちゃうと問題になるケースもありうるが、その点クロスレビューではごまかしようがあるんだけど。

【雑誌】COMICアリスくらぶVol.4 コアマガジン
 このシリーズはどうも回を重ねるごとに内容が薄くなっているような気がしなくもない。ホンモノのロリって感じの人が減ってきて、ただ可愛い少女を描いているだけって感じの人が増えてきた感じがする。真性な人々の過剰な情念が見たくて、この本買ってるんだけど、それじゃあ一般受けしないか。
 とくに面白いっていうのはあんまりなかったが、町田ひらくは彼(彼女?)の作品としてはまあまあ。

【画集】「町野変丸」 町野変丸 三和出版
 町野変丸の画集。町野変丸のページを参照のこと。

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