◆ 2000年6月下旬 ◆

6/21〜30
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6/30(金)……鶴のまんがえふ

 月末は書くことがいっぱいですよ。そして僕らの世界は夢いっぱいだー。よくしらんけど。

 オツアン6月「萌え萌え漫画アイドル」はおかげさまで盛況のうちに終了。相当票数は469票、キャラ数は262。で、ベスト10はこんな感じ。

1位 / 11票 / 2% :キャスカ(三浦建太郎「ベルセルク」)
1位 / 11票 / 2% :榊さん(あずまきよひこ「あずまんが大王」)
1位 / 11票 / 2% :ぺそみちゃん(桜玉吉「なあゲームをやろうじゃないか」)
4位 / 9票 / 1% :麻理果(しろみかずひさ漫画のヒロイン)
5位 / 8票 / 1% :葛原さん(榎本俊二「えの素」)
6位 / 7票 / 1% :垣原雅雄(山本英夫「殺し屋イチ」)
6位 / 7票 / 1% :八重樫 葉(冬目景「羊のうた」)
8位 / 6票 / 1% :星之スミレ(小原愼司「菫画報」)
8位 / 6票 / 1% :堀口ユウキ(はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」)
10位 / 5票 / 1% :暮里阿梨(わかつきめぐみ「So What?」)
10位 / 5票 / 1% :雛形あかり(石田敦子「からくり変化あかりミックス!」)
10位 / 5票 / 1% :氷山一角(星里もちる「りびんぐゲーム」)

 一時期、麻理果がすごい勢いで票を伸ばしてあるいはとか思ったけど、結局9票から伸びず。最終的に3人が11票で1位に並ぶという結果に。1位は榊さんか冬目景キャラだろうという俺予想は半分アタリで半分ハズレ。冬目景キャラは複数人に分散しちゃったことを考えると仕方ないところか。ぺそみちゃんは意外でした。あと、ベスト10のなかに男キャラである垣原組長が入ったのがうれしいところ。いいよね、あの笑顔。ニヤアァ〜。

 さて、7月は「2000年上半期 面白かった漫画」で行きます。2000年上半期に作品が発表、もしくは単行本が発売された作品に投票してくださいませ。まあすごくスタンダードなネタなんだけど、今回あえてこのテーマにしたのは少々理由がある。
 まずは、各所で2001年の年初に2000年ベストみたいなのが行われると思うのでその下準備的なことをしてもらいたいというのが一つ。上半期分をここらへんで整理しとくと年末楽でありましょう。本気で整理しようとするとまあけっこう時間がかかると思うので、1ヶ月間を利用して、急がずごゆっくりどうぞ。
 それから、そういうベスト的な投票において「票数制限なし複数投票あり」にしたらどうなるかの実験をしたかったのだ。こういうアンケートの場合、年間10作品しか読まなかった人と年間10000000作品(0の数はかなりテキトー)読んだ人の選ぶベストでは、たぶんそこに込められた意味は違ってくると思う。でも、だからといって多く読んだ人が偉いってわけでもないし、そういう人の投票に重みをつけるのも違うような気がする。投票者を厳選するというのは良さそうだけれども、やはり選ぶときに個人の趣味は出てしまうだろう。それなら「多く読んだ人は多くの作品数を挙げれるようにすればよかんべえ」とか思って今回みたいな形式のをやってみたわけだが、これも最良の方法かどうかはよく分からない。だから前もって実験してみようってわけだ。
 ちっとばかし間口が広すぎるし何やら混沌とした状況になりそうでもあるし、どんなふうになるかはよくわからんけど、何はともあれやってみるのだ。

 で、話変わって7月購入予定はこんな感じ。雑誌も含めてのスケジュールは購入予定CGIのほうでどうぞ。7月1日の角川書店モノはすでに6月末に書店に出ちゃってますな。

タイトル作者名出版社
「貧乳通信」あまとりあ社
「露出教室」鋭利菊心交社
1「からくり変化あかりミックス!(2)」石田敦子角川書店
1「NieA_7(1)」安倍吉俊角川書店
1「ケロロ軍曹(2)」吉崎観音角川書店
5「殺し屋1(7)」山本英夫小学館
5「ザ・ワールド・イズ・マイン(11)」新井英樹小学館
5「目隠しの国(2)」筑波さくら白泉社
6「エリートヤンキー三郎(1)」阿部秀司講談社
6「フローズン(5)」山崎さやか講談社
7「春よ、来い(3)」咲香里講談社
7「コリドラー(1)」サガノヘルマー講談社
7「平次(弍)(2)」加藤礼次朗ワニマガジン社
12「ぴっぴらノート(1)」こうの史代双葉社
13「アクアリウム」須藤真澄秋田書店
14「天(仮)」福本伸行竹書房
15「ジュブナイル」馬場民雄小学館
15「TOKYO TRIBE2(4)」井上三太祥伝社
17「BECK(4)」ハロルド作石講談社
17「無頼伝 涯(1)」福本伸行講談社
18「かってに改蔵(8)」久米田康治小学館
18「ARMS(13)」皆川亮二小学館
19「がんばれ酢めし疑獄!!(1)」施川ユウキ秋田書店
19「最終シスター四方木田(1)」イラ姫集英社
19「バラ餓鬼(1)」壬生ロビン集英社
19「ガールフレンズ(2)」山下和美集英社
21「バガボンド(7)」井上雄彦/吉川英治講談社
21「鉄腕ガール(2)」高橋ツトム講談社
21「水と銀(1)」吉田基已講談社
21「神戸在住(2)」木村紺講談社
21「EDEN(5)」遠藤浩輝講談社
21「三丁目の回覧板」ひな。蒼竜社
21「First Kiss」田中ユタカ蒼竜社
21オースーパージャンプ集英社
25「おさんぽ大王(4)」須藤真澄エンターブレイン
25「橋無醫院(1)」林光黙エンターブレイン
25「バージンオイル」やまのべきった富士美出版
27「魅惑のビーム」こがわみさきエニックス
27「アカギ悪魔の戦術(2)(仮)」福本伸行/福地誠竹書房
27「奴隷っ娘」北原武志東京三世社
29「青空(6)」原秀則小学館
29「最終兵器彼女(2)」高橋しん小学館
29「聖(2)」山本おさむ小学館
29「戦え軍人くん」吉田戦車ソニー・マガジンズ
「地獄組の女(3)」SABE久保書店
「アカシアの道」近藤ようこ青林工藝舎
「カストラチュラ」鳩山郁子青林工藝舎
「天国や地獄改訂版」泉昌之青林堂
「つまさきだちおんなのこ(仮)」わんぱく二見書房
「乱交絵日記」春篭漸ヒット出版社


 本日の出来事。出社前に「CATVインターネットの工事が来週木曜日に来るよ〜ん」との連絡がありいい気になる。朝はまだ熱の余波があったものの、出社してちょこまか仕事をしているうちにだんだん調子がよくなる。会社をさっさとフケたのち、とある編集部にて企画について打ち合わせ。以下、今日増加した未読分は以下の単行本6冊。

【単行本】「幽玄漫玉日記」3巻 桜玉吉 エンターブレイン A5
【単行本】「プロファイリング師 朕集院犬清」2巻 石井達哉 小学館 B6
【単行本】「龍−RON−(25)」 村上もとか 小学館 B6
【単行本】「昴」1巻 曽田正人 小学館 B6
【単行本】「黄金のラフ」1巻 なかいま強 小学館 B6
【単行本】「バスルーム寓話」 おかざき真里 飛鳥新社 A5

【雑誌】ヤングアニマル8/5増刊 嵐 No.2 白泉社 B5中
 馬場民雄、「麻雀青春綺談トバクチ外伝 仲谷内を探して!?」。「トバクチ」と「ご馳走さま!!」の両方をミックスした外伝仕立てのお話。馬場民雄はけっこう女性を魅力的に描くなあと改めて思った一編。みんなかわいいじゃん。笠原倫「モンブラン」は、妹をイカれた男に殺された兄が、素手により一撃で相手を殺せる拳を身につけようとする。裁判中に犯人を殺害しようという狙いである。今回は、とにかく拳を練り上げんとする意志の強い男が描きたかったんだろうなあという感じで、それは成功しているように思うが、このページ数だとちと辛いネタのような気がする。もっと長いページ数で、敵のキャラ立てもしっかりした上で読みたいお話だった。西川魯介「SF/フェチ・スナッチャー 俺と兄貴のメロディ」。今回もちょっとHにヌルみのあるコメディ。奇怪な美少女頻発現象がなかなかシュールで笑える。7回めということだが単行本にはまだページ数が足りないかな。

【雑誌】ヤングキングアワーズ 8月号 少年画報社 B5中
 最近ますますアワーズは俺には合わんなあとか思っちゃうんだけど、来月21日創刊のOURs LITEはどんなもんだろう。OURs 2000/2001系の流れを組んでいるわけだが。ただ、2000/2001も俺ジャストフィットではなかったのでうーむ。でも面白い作品が載るならなんでもいいや。
 今回の注目株は、篠房六郎「男一発六尺魂」。気合いの入ったガチンコ系の絵柄によるヤクザ者どもの物語を、ギャルゲー仕立てで語るといった作品。萬福星でやっているノリに近めのお話。いろいろ凝っているし、作画技術は申し分なし。ミスマッチによるマヌケなノリもまあまあイケルのだが、笑わせよう笑わせようという空気が見えすぎる感じがする。もう一つヒネるか、力づくで押し切るか、それともも少しさりげなくしてみるか、どれかあるともっとツボにハマりそう。平野耕太「ヘルシング」。今日も今日とてアーカードはバッサバッサ人殺し。邪悪であるがゆえにゾクゾクかっこいい。ハッタリの利かせ方がうまいなあ。

【雑誌】GOTTA 8月号 小学館 B5平
 作:高橋克彦+画:原哲夫「阿弖流為II世」が巻頭カラーで新連載。「阿弖流為」はありていにいえば「あてるい」と読む。その昔、坂上田村麻呂率いる大和朝廷の軍勢によって追い詰められて死した蝦夷の頭領、阿弖流為が現代の考古学者の体を借りて甦る……といった感じの第一話。まだお話はほとんど見えていないが、とりあえずハッタリが利いているのはたしか。松本零士「新宇宙戦艦ヤマト」。古代進32世に対応するヒロイン。つまりあの女が出てきやがりましたよ。

【雑誌】MANGA F 8月号 太田出版 B5平
 新創刊。MANGA EROTICSの流れを汲む雑誌。創刊号のメンツは、松本次郎、小野塚カホリ、山本直樹、安彦麻理絵、福山庸治、安田弘之、田村マリオ、山口綾子、町野変丸、橋本マモル、マサキノリゴ、駕籠真太郎、安田哲人、小泉智浩、畑中純。かなり気合いの入った顔ぶれで、作品もクオリティの高いものが多くなかなかエキサイティングな雑誌である。
 一つひとつの作品に触れていくのが厳しいほど、誌面は充実している。松本次郎のドラッギーな「熱帯のシトロン」から始まり、小野塚カホリ「安達ヶ原」はいつも通り華麗にエロティックくに妖しくまとめる。山本直樹「きさくなあのこ」は気怠いエロスが無性にエロい。そうきたかと思えば、安彦麻理絵「BODY&SOUL」はデブ女&デブ男のSEXを身もふたもなく描写していてユーモラス。福山庸治「17」はサイコ・サスペンスもので1回目から煮詰まり気味。安田弘之「紺野さんと遊ぼう」は視点の動かし方、というより動かさないぶりが巧みで作品全般に気が利いている。田村マリオ「生存者は今日も嗤う」は、人体改造職人モノというなかなかナイスな題材で刺激的。山口綾子「みずたま」は、異様な目線の寄り具合とかでくらくらさせる。町野変丸「探偵くん」。町野変丸のなかでも好き勝手ぶりが痛快でかなりオキニなキャラ。駕籠真太郎「六識転想アタラクシア」。今回はSF。これで太田出版がSFづいて「超伝脳パラタクシス」を単行本化してくれるといいなあとかいうことも考えた。そして最後、小泉智弘「ラヴァーズセックス」と畑中純「熱風」の荒っぽさとか瑞々しさが、スカシた感じのままでは終わらさないように読後感を整えてくれた。
 といったわけでイッパツめとしてはかなりいい出来なのではないだろうか。もちろん、これからは雑誌全体を引っ張るような看板連載も必要となってくるとは思うが、まあそれは読者が心配せにゃならんことじゃないし。毎月30日発売ってことで、来月も楽しみに待つことにしよう。ところでマンガエフとかいうとロシア人って感じですか。マンガエフスキーさんが網走マンガエフでマングリガエフ。

【単行本】「からくり変化あかりミックス!」2巻 石田敦子 角川書店 B6
 魔法によって変身する力を得た女の子、あかりちゃんが、魔法だけでは解決できない、小さいんだけれども個人個人にとってはとても大きな問題に、幼いながらも向かい合っていく物語。あかりちゃんは、たしかに一般サイドにいる人間をロリサイドに転ばしてしまうくらい危険なかわいさを持ってはいるが、でもなんでもできるわけじゃない。いやむしろ、けっこうおっちょこちょいでおせっかいで調子に乗りやすくて、弱い面もいっぱいある。そういったわけだから、いろいろな局面で引っかかったりもするんだけど、健全な心をもって真剣に物事に取り組んで、自分なりの答えを出していく。絵がかわいいってだけでなく、しっかりとした成長物語になっているからこそ、この作品は感動的なものに仕上がっているのだ。そして単行本になって追加された「おまけのページ」がこれまたいいのだ。あかりが二十歳になってからの一風景を描いた5ページなのだが、ここまでのお話の中であかりが過ごした日々が、美しく実ったとても良い締めくくり。思わずほろりと来てしまった。

【単行本】「ケロロ軍曹」2巻 吉崎観音 角川書店
 カエル型宇宙人たちが地球にやってきて、日向一家はドタバタ大忙し。というわけで第2巻。この巻もなかなかイケている。一見カワイイけれどもギャグキャラなケロロ軍曹たち、華やかで萌え萌えな女学生年代の少女、ナヨッとした美少年、そして巨乳の母。キュートでコジャレた絵柄で、適度にサービスシーンもあって甘さも十分。ギャグのセンス、ノリも良い。なんつってもキャラがみんななんらかの可愛さがあって、目に楽しいじゃありやせんか。そこかしこで楽しませようとしているのがとても良いと思うのであります!

【単行本】「NieA_7」1巻 安倍吉俊+gk 角川書店 A5
 これまた面白い。クレーター周辺区にある銭湯の二階の一室で、宇宙人のニアと一緒に貧乏暮らしをしている予備校生のまゆ子が主人公。その日の食にも事欠くありさまな中で、ぼんくらでユーモラスな日常が過ぎていく。線はへろへろと力が抜けていながら、とても雰囲気があってセンスのいい絵柄。そして何よりギャグが面白い。回を重ねるに従って、線がさらにほどけていって、お話もそれに比例するようにゆるくなりまたノリが良くなっていく。コソビニカレーオヤジの回なんてたまりませんな。虚を衝くギャグが、ときどきツボにスコーンと入る。よくこんなどこ行くかわからんようなお話をアニメ化したもんだとか思ったりもする(WOWOWで毎週水曜18:30、らしい。俺は観たことなし)。あと、巻末のトークもナイス。


6/29(木)……欠勤コンクリート

 一本原稿を上げて昨日のWeb更新をした後、床に就いたが、熱がいっこうに下がらずなかなか寝つけない。水分をガブガブ摂取し、薬も飲みまくったが、結局38度5分くらいあったので本日は会社をお休み。療養に専念。それが効を奏して、夜にはフラフラしつつも本屋に行ける程度には回復。現在は37度ちょうどくらいまで熱は下がったので、明日は普通に活動できるでありましょう。健康って大切ですな。「本当に健康な人間は、健康ということについて考えたりしないものだ」とかなんとか誰かいってたような気がするけど誰だったっけかなあ。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館 B5中
 ヤングサンデー5号連続新連載構成第5弾は、堀口純男「未来の絶対0度」。バスケ漫画の模様。この新連載ラッシュだけど、なんとなくどれも少しずつハズしているような感じが否めない。北崎拓「なんてっ探偵アイドル」は、それなりにキワモノっぽくて面白い存在だけど。山本英夫「殺し屋イチ」。面白いなあ。垣原とイチの距離がだいぶ縮まってきた。どのような対決になるのかものすごく楽しみ。作:鍋田吉郎+画:藤原芳秀「コンデ・コマ」は最終回。
 今号は「海猿」「ザ・ワールド・イズ・マイン」「ブラブラバンバン」が休載だったわりに読切が穴埋めで入っているわけでもなし、少々もの足りない印象だった。

【雑誌】モーニング 講談社 B5中
「バガボンド」「えの素」「クッキングパパ」が面白い。というのは嘘で、今号この3作品は休載。
 小田扉「話田家」が掲載。今回は話田家よりも、むしろアニキの大学での話がメイン。シレッとした感じのギャグっぽい話のほうが好きだが、キャラクター作りとかはやはりセンスを感じる。押川雲太朗「BET」が最終回。北島は一勝負を終え、それぞれのキャラクターもちょうど良いポジションに収まる。もう少し読みたかった気もするが、きれいなラストではある。青柳裕介「紅の海域」(脚本:浅利龍平)。北方領土を目の前にした海を生活の場として生きる漁師たちの物語。「俺達の海」を守るために、死力を尽くす男たちの姿が、重みのある熟練の筆でガシッと描き込まれている。読みごたえのある作品だった。続きにも期待したい。福島聡「DAY DREAM BELIEVER」。お話の進め方とかがうまいのももちろんだけど、ヒロインのカスミが色っぽいのもまた魅力。ゾクゾクするような目つきをしてますなあ。

【雑誌】ヤングジャンプ 集英社 B5中
 奥浩哉「GANTS」が新連載スタート。扉をめくるとドドーンと美少女が1ページぶち抜き。それは主人公の読んでいた雑誌のグラビアでしたーってことで、本編とはまったく関係ないツカミでありました。本編だが、主人公とかつての友達が電車にひかれて死んだかと思ったら、なんだかよく分からない空間に飛ばされていて、そこには同じように死にかけた体験をした人間が集まっていた……というところから始まり。まだどんな話になるかはよく分からない。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 秋田書店 B5中
 板垣恵介「バキ」。逆転につぐ逆転の連続だった花山薫×スペック戦もこれでようやく終結か。どんな常識外れなことでも「それが花山薫なんですねェ……」で押し切ってしまうだけのふでぢから。まさに剛腕。おおひなたごう「おやつ」はまたまた登場のシュールな競技パワー・ホライズンのGAME2。相変わらず人の虚を衝くネタの連続が素晴らしい。

【雑誌】快楽天 8月号 ワニマガジン B5中
 巻頭カラー「はりつぼラヴァーズ」が巻頭カラー。ギャグから入って途中エロに行って、最後はまたまたベタなギャグで落とす。クッキリしたキャッチーな絵柄とテンポのいい分かりやすいお話で読みやすい。朔ユキ蔵「絶望ウォッチング」。不幸な境遇にある女の子・塚田さんに声をかけてしまったがために彼女のまとわりつかれることになってしまった桜井さん。自分の意志を持たず、指令をじっと待ちながらまとわりついてくる塚田に、桜井はイライラを募らせていく。塚田さんの痛々しさやら、桜井さんの感じている強迫感などが、朔ユキ蔵の鮮烈な線でビシビシと迫ってきて印象的。朔ユキ蔵は、画面の雰囲気だけでも相当なインパクトが与えられる上に、お話もけっこうピシッとハマることが多いのでやっぱ強い。
 次号から米倉けんごが連載開始。またちょっと絵柄が変わったかな?

【雑誌】コミックラッツ 8月号 司書房 B5中
 熱で男性機能が失われていないかどうか確認のため購入。というのは若干ウソだが、とりあえず桂よしひろ「奥さん、もう一杯おかわり!」あたりで無事を確認。人妻エロエロものということで好みのジャンル。そして、けっこうノリ良くギャグも。この人は絵もうまいし、芸風もなかなか広くていいですな。祭丘ヒデユキ「レ研」。今回も馬鹿馬鹿しい。1コマめからして、公園で白昼堂々レイプ中のカリスマレイパーが、子供たちに囲まれてサインをねだられたりしているというシュールな構図だ。


6/28(水)……ニコニコ定理

 今、俺がアツイ!
 朝からぼーっとしていたら、立ってとくに何もしてなかったにも関わらず電車乗越。どうも睡眠が足りてないらしいとか思いつつ、会社でうだうだしていたら、どんどん身体が火照ってきた。さてはさっきのコーヒーに媚薬が入っていたな、とか思っていたが実際はどうも風邪をひいてしまっていたらしい。仕事していても、実感としてどんどん体温が上がっていくのが分かる。こりゃちょっと楽しいわいとか思って、自宅で熱を計ってみたら38.8度。もう身体全体が萌え萌え〜って感じですか。普段の体温はそんなに高いほうじゃなくて37度でもけっこう苦しい俺としては、このエリアはかなりトリッピングゾーン。ただ今くらくらしてます。よってホームページの更新などとてもとてもももももてもて〜。

【雑誌】コーラス 8月号 集英社 B5平
 5月号に第一話(感想は3/28日記でどうぞ)が掲載された小沢真理「ニコニコ日記」の第2話が掲載。第一話と同様、大人の女性と小さな女の子の慈しみ合う友情にも似たものに心暖まる。柔らかくてスッキリした絵もいい感じ。よしまさこ「うてなの結婚」。今回も幸せ感があって、どたばたほのぼのしていて良い。余談だが、台湾でもよしまさこはわりと人気があるようで、本屋さんでもよく見かけた。名前の表記は「吉匡子」。

【雑誌】週刊少年サンデー 7/12 No.31 小学館 B5平
 石渡治「パスポート・ブルー」。ようやく宇宙かなと思ったら、なんとなくベタベタげな気配もする謀略によってたいへんなことに。まっすぐたちは実際に宇宙には出てないけど、そうなるのも近いかなという雰囲気。石渡治はときどきダイナミックに話をすっ飛ばすこともあるし。田中モトユキ「リベロ革命!!」。主人公がママさんバレーの監督をつとめることに。これも主人公強化の一環なのだが、どのように経験を役立てるのか予想がつきにくくて興味深く読める。

【雑誌】週刊少年マガジン 7/12 No.31 講談社 B5平
 森川ジョージ「はじめの一歩」。正統派ボクシング漫画として、十二分な迫力がありどっしり腰が据わっていて面白い。ビリビリくる緊迫感はさすが。ただ、もうそろそろ世界戦にいっちゃってもいいような気もするんだけど。


6/27(火)……マッサージじーさま

 とあるメーカーさんの発表会に行った後、その後懇親会とやらに参加。立食ってあんまり食えないもんですな。食べるときの姿勢と食欲って関係あるもんなんだろうか。まあどうでもいいか。

【雑誌】Cookie 8月号 集英社 B5平
 創刊第2号。なんだけど、そうとは思えないくらい落ち着いた感じ。ぶ〜けの流れを引き継いでるんで、それも当然かなあとは思うんだけど、なんとなく誌面的にワクワク感が少ないような気はする。あと表紙が垢抜けない雰囲気なのも、新規読者獲得って面ではつらいかなあ。漫画では、谷川史子「魔法を信じるかい?」がやはり清潔感のある絵で目を惹く。どの作品もわりと手堅く読めるのだが、いかんせん地味な感は否めない。次の号を買うかは微妙なところ。

【雑誌】ヤングチャンピオン 7/11 No.14 秋田書店 B5中
 田口雅之「バトル・ロワイアル」。不良の親玉・桐山和雄のカリスマぶり、エリートヤンキーぶりが語られまくる。とにかくキャラクターが濃厚で、立ちまくっている。原作とはまた違った面白さになってきているのは田口雅之のアクの強さのたまもの。葉月京「恋愛ジャンキー」。エイタローに彼女! っていうかこの主人公はどうでも良いのだが、女の子が申し分なくかわいくてHでトキめく。主人公の印象が驚くほどに薄くなってしまうほど、女の子&エロの描写のほうに目がいってしまう作品である。

【雑誌】漫画アクション 7/11 No.26 双葉社 B5中
 高見まこ「Tokyoシンデレラ」。東京に出てきたはいいんだけど、どうもツイてない感じの女性が主人公。勤務先の会社がつぶれ、彼氏ともうまくいかなくて落ち込んでいるときに、気まぐれで読んでみた性感マッサージの快感&癒し効果に感動。そのマッサージをやっているサロンのスタッフをやってみることを決意。ってところから物語はスタート。何度も書いてるけど、高見まこ描くところの女性は妙にHで好きだ。今回のは、第1話を見た限りではお話的に安い感じもする。まあ今後の展開しだい。国友やすゆき「幸せの時間」。またしても、胸焼けがするほどにベタベタでたいへんにうっとうしい。最近どうにも手がつけられないほどに脂っこい。村生ミオとかと同じような種類の強烈さがある。どうでもいいことだが、国友やすゆきの単行本全部持っている人って、それはそれでなんだかすごいよな。さそうあきら「トトの世界」は今回で最終回。雑誌で読んだ限りではちょっともの足りない感じがするんだけど、これは単行本でまとめ読みしてみるほうが良さそう。

【単行本】「いまどきの片想い」 りえちゃん14歳 松文館 A5
 白夜書房/コアマガジン以外からは初の単行本だったような。
 ずうっと変わっていないようでいて、実はけっこう変わっていて、でも根っこの部分ではやっぱり変わっていないりえちゃん14歳ギャル。まるいおめめと長い手足、小さなおしり。胸が大きくなったり、手足が肉感的になったりしているけど、やっぱり可憐でとてもかわいい。少女少女した服を着せて、ずっと眺めていたくなる。お話は他愛なかったりするんだけど、かわいい女の子は見ているだけで幸せになれるからいいのだ。この女の子たちに惚れてから、もうけっこう長い年月が過ぎた。

【単行本】「蒼天航路」20巻 王欣太 講談社 B6
 今回は張飛の独壇場。後に長坂橋のなんたらかんたらという奴だったっけか。ここまであまり見せ場は多くなかった張飛だが、今回のエピソードでは問答無用の武が炸裂していて、邪悪なほどのかっこよさ。漫画だからこそできたって感じの、血みどろ姿の凄惨でパワフルなさまは理屈抜きに強烈。サンゴクシャーならずとも一見の価値はある。


6/26(月)……メルヘンメイド

 今日の日記は、とあるパソコン雑誌のレビュー用としてお借りしているノートPCで書いている。いつもは800×600ドットのB5サイズノートPCを使っている身にとって、14.1インチの1024×768ドットのA5サイズはやたらとデッカく感じる。それにしてもやはり画面がデカいのはいいなあ。台湾取材のときに、800×600ドットの画面で山ほど画像を扱っているときにそれは痛感済みだ。物欲を刺激されちまった! ヤバい!!

【雑誌】別冊ヤングサンデー 7/26 No.4 小学館 B5中
 遊人「I.L.S.II」が最初っからカマしてくれる。「I.L.S.」とはズバリ「イケメンラブストリート」の略。スゲエぜ。そしてまた「マンガだらけの森」で、「わたしコスプレ大好きィ〜」「ルルル〜」「これもみんなラブリィダーリンのためなのォ〜」とか歌うコスプレ巨乳娘とくる。さらには「私はメイド〜」「あなたのマーメイド〜」とくる。内容なんかもうどうだっていいのだ。この頭の軽さ、内容のカラッポさだけで圧倒されるじゃありませんか。脱力感抜群。プルンプルン!ですよ! 阿部潤「プチ」。マッドサイエンティストであるプチ博士の助手、西山さんがかわいいなあ。

【雑誌】ヤングキング 7/17 No.14 少年画報社 B5中
 花見沢Q太郎「ももいろさんご」が良い。ウルトラジャンプの「BWH」同様、トロトロにぬるくて読む者の魂を腐れさせてくれる。かわいい女の子だらけのアパート。パンツ。トキめかせてくれるじゃねえか。沖田龍児「間男」。脂っこさ、B級っぷりが気持ち良い相撲漫画。最近シリアスな展開だが、ところどころのおふざけもなんだか濃厚。なんだかつい読んでしまう作品。

【雑誌】少年エース 8月号 角川書店 B5平
 今号のエースで一番うれしかったのは! それはズバリ、シール! ケロロ軍曹シールが付いておるのですわい。シールっていいよね。はがせるし、そのうえ貼れるし。
 というのはさておき、作品的に一番の注目は作:奥瀬サキ+画:目黒三吉という実力派同士の組み合わせによる「低俗霊 DAYDREAM」の連載が始まったこと。目黒三吉は、絵はすごくうまいけどお話的には弱いなと思うときも多かったので、原作付きで作品を描くというのは良かったかもしれない。第一回目はなかなかキャッチーに始まっている。まずツカミは良好。今後にも期待。平野耕太「進め!!聖学以下略。」は、例の連載の後日談みたなお話で、突然フラリと現れた読み切り。やたらとノリの良い、あのメタクタなヤケクソぶりが健在で、ギャハハハと楽しく読める。それにしても女の子が出てこねえ漫画だなあ。男率ほぼ100%。
 吉崎観音「ケロロ軍曹」。日向家のおかあさんのデカい乳を堪能。人妻。ステキだ。木村ひかげ「インベンションブルー」。集中連載の第一回目。失踪中の発明夫婦の血を受け継いで、立派なマッドサイエンティストとして成長中の男の子レンチと、その幼なじみのハルル。清涼感と暖かみのある描線で、爽やかな読み心地。ファンタジー心も十分でなかなかいい感じのスタート。これを何回か続けて、これまでの短編と一緒に単行本してほしいもの。ハルルとくればカララだが。ひな。「1ねん3くみ桃ちゃん先生。」。今回は水着。桃ちゃん先生かわいすぎ。いくたの若者をそっち方面にひきずり込んでしまうイケナイ魅力。有害コミック?

【雑誌】週刊少年ジャンプ 7/10 No.30 集英社 B5平
 作:ほったゆみ+画:小畑健「ヒカルの碁」。新キャラは韓国の囲碁少年。なるほど。そういうグローバルな方向にお話を持ってきますか。なかなかここらへんはうまい展開だと思う。小栗かずまた「花さか天使テンテンくん」は今回で最終回。地味ながら、ドラえもん的パターンで、少年漫画らしい楽しいお話を描いていてわりと好きだった。最終回もちょっと泣かせを入れつつ、さわやかにしめくくっていて良い読後感でありました。

【雑誌】ヤングマガジン 7/10 No.30 講談社 B5中
 あ、暗黒!ペリカ王国!! というわけで今回も福本伸行「カイジ」が俺を喜ばせてくれた。カイジのみみっちい、我慢→誘惑→豪遊→猛省の無限ループ。馬鹿丸出しだ。馬鹿だから。畳にうつぶせになってジタ…ジタ…ジタ…。何をやっているのだこやつは。それにしても、今までさんざん厳しい勝負をくぐり抜けさせてきたカイジを、ここまで情けない奴として描いてしまう福本伸行のやり手っぷりに感激。柿ピー1日半かけらとかいうことを真剣に考えていたりするあたりが、カイジのショボショボぶりを雄弁に語っている。柿ピーという安っぽい響きがまた絶妙なんだよね。阿部秀司「エリートヤンキー三郎」。今号も、河井君がきっちりイカれててくれていてうれしい。鼻血ブーである。
 押切蓮介「コタツオバケ」は、冬山で遭難中の姉弟が出会った山小屋の中の恐るべきコタツ。そして闘争。お姉さんの邪悪な目つきとか、そこかしこに用意されたイカレテイストが魅力な作品。わりと愉快。あと今回は、柴門ふみ「晴れ、時々工事中。」が何気にヘンな味わいで印象に残る。元新体操のオリンピック最有力候補で現在は道路工事のアルバイトをしている女の子ナツキ、彼女の以前のライバル・まゆみ、その娘と恋人関係にあるらしいラルク・アン・シエルのhydeに似ている通称「ハイドさん」な美人。クライマックスは外国人労働者にそそのかされたナツキが、工事の誘導ライト棒を使って体操するシーン。道具立てはけっこう珍妙なのだが、そういうのをさりげなく読ませてしまうところがベテランの技ってところか。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 7/10 No.30 小学館 B5中
 巻頭カラーで作:今井亮一+画:ウヒョ助「交通被告人 前へ!!」がスタート。サブタイトルが「スピード違反裁判闘争記」。あんまり興味のないネタだけに、面白くなってくれれば儲け物って感じか。柳沢きみお「SHOP自分」。チョクの何気ないセリフが、どうにも味があってしかたがない。とくに物語に関係なさそうな「はーっ、冷やし中華って、うまいよなァ。」とか。そして今回は、ついにこの物語の中で一番アヤシイ男、大家さんにスポットライトが。赤ワインのウンチクに走る人は、本当の酒好きではないのじゃないかなどと、大胆かつうさんくさい自説を展開するあたり、このオヤジなかなかクセモノである。

【雑誌】COLORFUL萬福星 Vol.12 ビブロス B5中
 いきなりB5中とじに変わっていてびっくりした。今号からリニューアルしたが、このところの好調さは維持している。作画面のレベルが揃いも揃って高く、それが底支えになっている。とりあえず絵のうまさである程度は満足できるので、プラス話が面白ければいうことなしって感じになるわけだ。まあ実際、話についてはそんなに面白くいのもけっこう多かったりするのだが、あんまりそれを指摘するのも野暮ってもんで。
 で、今回の執筆人は田中浩人、玉置勉強、おかのはじめ、藤岡タマヱ、あんみつ草、雀二、粟岳高弘、ほんだくりお、しけたみがの、篠房六郎、春沢一、呼我たかひろ、ひよひよ、あっちー。
 この中で、絵的にすごいなあと思うのは春沢一「華人」。未来っぽくもファンタジっぽくもあるちとメルヘン気味な世界にて、おねえさんとヘンな生き物がのんびりおしゃべり。ストーリーは断片的なんだけど、描き込みはしっかりと、でもタッチはふんわりと軽いセンスあふれる画風はとても印象的。田中浩人「このこどこのこ」は、テレパシー体質の女の子が、美少年の宇宙人をおうちにお預かりすることに。そして二人の思考はエッチな方向、エッチな方向へと流れていく。上品な絵柄だけど、わりとエロい。美少年のモジモジぶりとか、二人の熱に浮かされたような表情とか。
玉置勉強「伯爵とメイド」。バイクに乗って登場するメイド服のお嬢さんがなかなかかっこいい。おかのはじめ「Tears Rain−6月の花嫁−」は、鉛筆絵が美しくていい雰囲気。絵柄的にはけっこう大暮維人っぽい。粟岳高弘「懴悔の魔女」。この人の場合、技術的にむちゃくちゃうまいってタイプじゃないんだけど、線になんともいえない暖かみがあって惹かれる。ハダカ絵もあか抜けない感じの体型が魅力になっている。篠房六郎「愛の萌えッ娘改造計画」。篠房六郎の萬福星掲載作は、やたら緻密でかっちょいい絵柄とベタなギャグのミスマッチが魅力。今回はマズいラーメン屋さんのご主人をキャラ萌え的人物に仕立て上げるという趣旨のTV番組仕立てなのだが、若干スベり気味に感じた。TV番組的ノリがあんまり好きでないというのもあるかもしらんけど。


6/25(日)……見る括ろうZ

 ちょっと国政に影響でも及ぼしてみようかと思って選挙に行く。すると投票所は選挙民により占拠されていた。

 ちょっと応援でも使用かと思って三ツ沢グランドに。すると横浜FCが本田技研に3-0で勝利して、JFL前期優勝を決めていた。

 ちょっと勝利でも祝おうかと、横浜の町へ。すると小田中さん、スズキトモユさん、志賀さんと俺達兄弟が集合して酒を呑みに行っていた。このメンバーでカラオケに行くというのは珍しい事態だ。

【単行本】「ミルククローゼット」1巻 富沢ひとし 講談社 B6
「エイリアン9」に負けず劣らず、不可思議な雰囲気を漂わせ読む者をクラクラさせる。奇妙な異世界とこちら側の世界を行き来する子供たち。異世界には巨大な虫ともなんともつかないグロテスクな生き物がうようよ。そこかしこで変なものがフツフツ湧いている。かわいい子供たちとグロテスクな異物。違和感のあるものをつねに隣り合わせにし、ときには融合させたりもする。奇想の数々にゾクゾクせずにはおれない。また、画面の使い方の驚くべき大胆さなどで、常にビックリさせてくれる。甘くて奇妙でグロくて刺激的だ。

【単行本】「G組のG」1巻 真右衛門 講談社 A5
 アフタヌーンの目立たないところでこっそり連載されていた漫画がついに単行本に。学園内で繰り広げられるすっとぼけたギャグの連発。虚を衝くようなおかしさがあって、クスリとさせられる。毒にもクスリにもなりそうだ。シンプルでいい具合に力の抜けた絵柄もいい味わい。


6/24(土)……火山に登るけえのう

 ちいとばかし部屋の模様替え。ついでにけっこういろいろ捨てたはずなのに、残ったものの体積はかえって膨らんだような気がするのはなぜだろう。同人誌がまったく整理できてないのが響いているのだがさてどうしたものか。そろそろ新しい本棚を買いたいところだが、その前にたまりまくった雑誌のキリヌキ作業をしないとどもこもならん。めんどくさいなあ。

【雑誌】LaLa 8月号 白泉社 B5平
 LaLa DXのほうでやっていた筑波さくら「目隠しの国」が本誌連載に。華やかかつスッキリした気持ちの良い絵柄で、暖かみのあるお話を描いていて、なかなか読める作家さんである。単行本は既刊1巻で、7月5日に2巻発売。津田雅美「彼氏彼女の事情」は修学旅行編おしまい。楽しそうに旅行が進展する中で、スルリと有馬の暗黒面を垣間見させるあたりはうまい。で、次号はお休みで8/24発売号に読切が載った後、9/22発売号から連載再開。今度はつばさ&一馬編になるそうだ。有馬の暗黒方向に本編を持っていくかと思いきや、なかなかそういう展開にはなりませんな。なかじ有紀「ビーナスは片想い」。ほんわかほんわかラブコメしておりますのう。

【雑誌】CUTiE comic 8月号 宝島社 B5平
 KOMSOmida「至高!」。目次には載ってないが、この雑誌には珍しいヘタウマな不条理ギャグ系の作品。1ページ1話で7話分。けっこうワイルドかつヘナチョコな味を醸し出してて面白い。羽海野チカ「ハチミツとクローバー」。自分勝手で周りのことなんかまったくおかまいなしなんだけど、妙に女子に人気な乱暴者な先輩・森田。基本的にはキャラ萌え的作品ではあるんだけど、とっちらばっていたりときどきちまちましていたりで見てて飽きない楽しさ。かわかみじゅんこ「キキララ火山」。双子の妹のララが恋してしまい、見捨てられたような思いのキキ。表面は静かなんだけど、気持ちはままならぬ。向かうにしろ止まるにしろ、気持ちの方向はまっすぐで見つめているのは一点のみ。虫眼鏡で一点に集められた光のように、ヒリヒリと熱い。
 突然始まった黒田硫黄「肉じゃがやめろ!」は、見開き2ページで黒田硫黄がおいしい料理について語るといった趣の作品になる模様。見ていたら餃子作りたくなっちまったよう、という感じの漫画であります。リレーエッセイまんが「最近どうよ?」は今回上野顕太郎で次回は榎本俊二。取材のため休載したりしないことを祈る。

【雑誌】アフタヌーン 8月号 講談社 B5平
 2000年春のコンテストで四季大賞受賞の元町夏央「橙」。受賞時のカットを見たときからビビッと来ていたが、やっぱりイケる。描線は黒田硫黄と五十嵐大介を混ぜたような雰囲気。母親と離婚した父と動物園に行くことになって、ウキウキする女の子の千花が主人公。父と会うまでは飛んだり跳ねたりジタバタしている状態だったが、父親が連れてきた再婚相手の連れ子の姿を見て、うれしさがだいぶ冷めてしまう。自然描写の美しさ、それから女の子の気持ちの移り変わりなどを、いろいろなエピソードを巧みに挿入しながら細やかに描き出す。女の子の目から低い視点から見上げる風景など、構図の取り方もうまい。人間が本当にそこにいそうな感じで描けているし、そういった表現を可能にする技術も見事。こりゃ大したものだ。この作品についてはノー文句。あとはもうどんどん作品を描いていただければそれで幸せ。
 五十嵐大介「すなかけ」もとてもいい作品。家庭不和に嫌気が差し、学校をサボって遠出した女の子が、なぜか身体から砂がこぼれでる不思議な女性と出会う。そのまま女の子は砂女のもとに居ついてしまい、砂女の相方である似顔絵描きの男と3人でこじんまりと生活するようになる。それぞれに意味を持った線を細かく積み重ねたペンタッチで描かれる画面は、1コマ1コマが鮮烈な印象を残す。カケアミ系が好きな人はシビれること必至なハイクオリティ。うっすらと切なく、そして暖かい物語も読む者の心に染み入る。とんでもなく寡作な人だけど、一作一作がみんなスゴイ。こういう作品を見せてくれるんだったら寡作も全然オッケー。ときどきでいいんで姿を見せてくださいませ。
 富沢ひとし「ミルククローゼット」。1巻買ったけどまだ読んでないや。まあそれはともかく、今回もまた例の調子で先がまったく予想できない不可思議な物語を、かわいい絵と虚を衝かれずにはいられぬダイナミックな画面構成で興味深く読ませる。同じく単行本1巻発売の真右衛門「G組のG」。こちらは2色カラーで登場。瀟洒なギャグが好調。膝カックン的なノリがナイスな味わい。鬼頭莫宏「なるたる」。エ、エロい。ひどいイジメを受ける少女。エロい。真鍋昌平「スマグラー」は最終回。ゴツゴツした骨太な絵柄で、ハードなお話を堂々描写。なかなか腹の据わった土性骨のある作品だった。単行本は8/24発売予定。

【雑誌】MEN'Sドルフィン VOL,12 司書房 B5中
 今号は際立った作品はなし。でもわりと手堅く実用路線を狙った漫画が多いのは司書房系らしいところ(あと司書房系らしいところといえば、裏表紙の下品な広告あたり)。わりとフレッシュな感じでちょっとソソる森高たかし「DOUBLE SUMMER」と、男キャラがヤンマガ的煮詰まりフェイスをしている松林剣風「よこしまたろう」が目立つかなーといったところ。


6/23(金)……君主は名もなく

 なんか最近、日記書きながら寝ちゃうことが多いぞ。ねむねむ〜。
 俺が家にいるときに限って、メーカーさんがデカい添付ファイル付のメールをバシバシ送ってくる。しかも同じメールを何通も。嫌がらせか。

【雑誌】フラミンゴ 8月号 三和出版 A5平
 10月号での休刊が決まったようだが、後継誌はフラミンゴの路線を受け継いだものになるとのこと。次号以降でまたアナウンスがあるそうだ。それにしても今回もまた充実した面白い誌面で、改めて惜しいなあと思う。次の雑誌でもこのクオリティが保たれんことを。
 海明寺裕「奴隷立國」。戦後の国家の始まりを、実に丹念に描いている。描きたいことがしっかり決まっていながら、けして性急にならず一歩一歩語り進めていく周到さに毎度のことながらうならされる。ところで今回からアシスタントに小杉あや以外の人が入ったようですな。天竺浪人「便器」。いよいよ少年が、排泄物に対して食欲を感じる自分を意識していく。そしてまた再び彼に近づいていく下田さん。それぞれの想いを乗せて、物語はどのように着地するのか。掘骨砕三「あたしは犬に吠えられている」。フラミンゴ系では漫画大賞作品集4に続いての登場。一見ライトでまとまった絵柄ながら、エロシーンの畸形さ、キレっぷりはなかなか素晴らしい。今回も無数の犬に囲まれ欲情していく少女の姿から、迫ってくるようなオーラが発せられている。セリフの執拗な反復とかも良い効果を生んでいる。
 駕籠真太郎「名もなく貧しく美しく」。う〜ん、素晴らしい。駕籠真太郎のフラミンゴ作品は、自分の描きたいことをのびのびとやっている感じで良い。悪趣味ではあるんだけど、たまったものをドバッと出すような爽快感がある。今回は、日出づる度100%で実った食用愛子の栽培秘話。ディティールの細かさ、その一つ一つの異常さが積み重なって、恐るべき異世界を生み出している。もうかっこいいほどだ。るもいじゅん「おとなちゃれんじ じゃんぷん」。今回もなんだか好き放題でとても楽しそう。そのほか、白井薫範、蜈蚣Melibe、町野変丸、竜門冬児、海野やよい、しのざき嶺、霜方降造といったところも執筆でそれぞれの持ち味を発揮している。

【雑誌】ヤングアニマル 7/14 No.13 白泉社 B5中
 三浦建太郎「ベルセルク」。禍々しき者がさらに災厄を呼び寄せ、事態はかなり恐るべきものへとなりつつある。今回の場合、巨大な敵はまだ腰を上げておらず、民間レベルから狂気が高まってきている。それだけに大物が出てきたらどうなってしまうんだろうという、大きな期待感を持たせる。宇仁田ゆみ登場。「たりないひと」前編。結婚式に出席するも心楽しまない男。他人からは「欠陥品」とまでいわれる彼の目は、何やら自分と似たような雰囲気を持った一人の女に吸い寄せられていく。彼女は、新郎の元恋人で新婦の友人でありなんだかいわくありげ。面倒くさそうな女だけど、男は彼女に惹かれていってしまうのだった……といった感じで前編終了。気持ちの良いお話を描くことのできる人だけに、後編に期待が高まる。二宮ひかる「ハネムーンサラダ」。男と女の微妙な駆け引き、さりげないやり取りの描写がやはり抜群。二人の女の間で男は翻弄される。どっちを選ぶか、それともどっちも選べないのか。さてさていろいろ難しい。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 7/7 No.14 小学館 B5中
 もりやまつる「親父」。家族が揃って銭湯へ。湯船に浸かった親父が歌を歌うシーンが染みる。歌詞が、ちょうど親父のキャラクターにあっててジンとくるのだ。作:花村萬月+画:さそうあきら「犬・犬・犬」。マヒケンがさらに危険なところを見せつける。自宅にやってきたチンピラの高沢を縛り上げ、おろしがねで強烈な痛みを与える。うう、これは本当に痛そうだよう。痛みを知らぬものならではの容赦のなさが、読む者の神経を強烈に逆撫でする。とても刺激的だ。

【単行本】「地獄組の女」2巻 SABE 久保書店 A5
 バニー女=星野まよみは、天国組のニューでストロングな天使であるミカちゃんの前に一敗地にまみれ、今度は総理大臣のもとさらなる改造を受け、宇野もえみとして生まれ変わる。まよみ=もえみの強烈な性格の悪さ、周辺キャラクターの頭悪さ、作者の底意地悪さ。悪さが何重にも重なって、行き着く先が見えずゴロゴロと投げ遣り気味にお話が転がりまくっていく。その語り口は、キレ味鋭くズバッと割り切っていて、たいへんに愉快痛快な仕上がり。SABEは短編も抜群にうまいけれど、長編は長編でまた素晴らしい。キャラクターがそれぞれに立ちまくっているのがなんといってもデカいし、アクのやたらと強いお話をスラスラと読ますノリの軽さも良い。
 実のところ、この作品が連載されていたころのヤングヒップは飛ばし飛ばしでしか読んでいない。そのため、お話も途中までしか知らないのだ。というわけで続巻もとても楽しめそう。ワクワクするぜや!


6/22(木)……穴があいてると教える

 本日購入未読分は以下の単行本4冊。「地獄組の女」はそういえば、SABEコミックスリストに追加してなかったのだが、どうせなら全4巻出揃ってからにするかも。まあ都合のいいときにでも。

【単行本】「蒼天航路」20巻 王欣太 講談社 B6
【単行本】「ミルククローゼット」1巻 富沢ひとし 講談社 B6
【単行本】「G組のG」1巻 真右衛門 講談社 A5
【単行本】「地獄組の女」2巻 SABE 久保書店 A5

【雑誌】ヤングサンデー 7/6 No.30 小学館 B5中
 作:阿部譲二+画:深山雪男「Dice of India アプサラス」がスタート。伝説のサイコロを持つ強運の少年が主人公のギャンブルものになる模様。岩田やすてる「球魂」。ついに明彦の驚異的な運動能力が、卓球の実力として開花。きちんと熱血卓球漫画していて頼もしい。

【雑誌】モーニング 7/6 No.30 講談社 B5中
 弘兼憲史「部長島耕作」。Nyaccoのシングルの名前が「ソフスティケイティッド・ガール」に。いかにもおっさんが考えたくさい瑞々しい感性の光るイケてる歌詞とか、美味しさたっぷり。すごいぞNyacco。永井豪「デビルマンレディー」が最終回。かなりしょうもない終わり方で永井豪らしい。永井豪の作品といえばほとんどが駄作である。そして駄作にも味があるのが永井豪の特色。駄作を愛してこそ永井豪ファンだと思うのだがいかに。押川雲太朗「BET」。面白く推移しているなと思ったら次号で最終回。ちと惜しい。

【雑誌】ヤングジャンプ 7/6 No.30 集英社 B5中
 きたがわ翔「ホットマン」が最終回。正直なところ、きちんと読んでいなかった時期もあるのだが、それなりに読める作品ではあった。絵はやはりうまいし。とくにこの連載の絵は、イヤミなところがなくなってきていて良かったと思う。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 7/6 No.31 秋田書店 B5中
 能田達規「おまかせ!ピース電器店」。今回は水着の子が最初のページからばしばし出てくるのが良い。なんといってもかわいい。おおひなたごう「おやつ」。あのスポーツの試合の中で行われる奇妙な必殺技の応酬、「パワーホライズン」が帰ってきた。前のパワーホライズンのときも、その人を食った展開にはあぜんとした。こりゃしばらく目が離せなさそう。

【雑誌】コミックめんま No.02 実業之日本社 B5中
 週刊漫画サンデーの増刊ということもあって、もっと脂っこいコンビニ売りB級エロ雑誌ノリかと思っていたのだが、意外に美少女漫画ノリだった。執筆陣は、みずきひとし、井荻寿一、吉本どんと、結城稜、まるごと林檎、水田恐竜、うらまっく、琴の若子、みやたえつこ、刹奈。
 みずきひとしは「巨乳家族」の復活で「新巨乳家族」。なんだか3本立てで、あっちでもこっちでも巨乳家族といった風情。井荻寿一も復活モノ。「メイドロイド雪之丞 セカンドエディション」である。井荻寿一キャラは何度も買いているけど上品でHですごく好きなのだが、さらにメイドときて猫耳とくる雪之丞はかなり萌え度の高いキャラだ。うう、かわいいぜ。それからZERRY藤尾「10A」。お姉様的女性につかまった、ひきこもり系の少年に、おねーさまのほうの持ち物である車の精と地縛霊のおっさんがからんで賑やかにお話が展開。エロシーンの良いとこ良いとこでギャグ的シーンが挿入され「そう簡単には使わせないぞ」という意気込みが感じられる。こういうヒネリがあるのがZERRY藤尾漫画のうれしさ。そういえば、昔よりもずいぶん巨乳方面実用方面にもアピールするタイプの絵柄になりましたな。うらまっく「穴があいてる」。ひどい男にいいように利用されつつ、でも依存する弱い女を描く作品。暗めなお話でもきっちりまとめあげてくる腕前はさすが。それにしてもうらまっくはいろんなところで仕事してるなあ。そしてどれも一定以上のクオリティをクリアしてるんだから大したものだ。

【雑誌】ドルフィン 8月号 司書房 B5中
 表紙をパッと開けた瞬間、人妻が四つん這いになって大股開きなところを後ろから見上げる構図が目に飛び込んでくるところがなんとも肉弾系エロ漫画雑誌ドルフィンらしい。というわけで稲葉晃次「INJECTION」はそういう漫画。人妻がすぱんすぱんとヤラれていてストレートにエロ。天崎かんな「熱パ! 8月反攻繁昌記!!」は、海の家の繁盛を狙う女の子が、いつのまにやらお客さんにズブズブに犯されて……というお話。絵はちょっともったりしててクセがあるのだが、この人の描く漫画のノリの良さはわりと好き。エロもガッチリやっているし。LAZY CLUB「愛ですウェイトレスさんでス!」。いつもながら、巨乳な女の子がばんばんやりまくり。LAZY CLUBのエロは、フェラチオ&ぶっかけが多いのが好み。けっこうto俺ヒット率が高い。じゃみんぐ「じゃぱにーず」は、かなりベタなオタク少女が頻出。絵がものすごく野暮ったい人で、オタク少女の描写もとてもステロタイプなので、一歩間違うとかなりイタイ。ただ、汗臭さ漂うエロパワーは立派なもので、オタク描写のベタさと合わせて発酵した得も言われぬフレーバーを醸し出している。少々ズレてるところがじゃみんぐの味の一つだと思う。

【アンソロジー】「ぷちみるく」 Vol.5 コアマガジン A5平
 粒が揃っていてレベルの高いロリ系アンソロジー。今回は、わんぱく、宇内鉄朗、町田ひらく、チャーリーにしなか、さがのあおい、ほしのふうた、トウタ、黒崎まいり、夕凪薫、馴染しん、鎌やんが漫画を執筆。
 絵の技量としては、まずわんぱくと馴染しんが目を惹く。わんぱく「どろんこ茶碗」は、おままごとをするうちに一線を踏み越えてしまった妹と年の離れた兄の生活を描く。スミベタの黒さがつややかで、ハッと目を射るクオリティの高さ。それから馴染しん「まっしろなふく」。シンプルながらロリ心を刺激する柔らかいタッチの描線で、今回はハーフトーンな感じの画面の質感も美しい。淡く始まり終わっていく物語も良い。町田ひらく「Love and Peace」もさすがのうまさ。町田ひらくはヨーロッパ系外人さんを描くのが抜群にうまい。チャーリーにしなか「ラウンドアバウト」。狭いところに閉じ込められた男の子と女の子が、だんだんHな気持ちになっちゃって……といった感じ。トキメキ&Hという感じで、なかなかソソる。H度は今回のぷちみるくの中では高いほう。ほしのふうた「オルスバン」。この人のロリものは毎度いいなあ。小学生的な微笑ましさが存分に出ていて。無邪気で楽しそうでなんとも。だいぶ作品数もたまってきているので、単行本出てくれないかなあ。トウタ「犬子のスクールライフ」。まとまりのいい絵でかわいい。犬子ちゃんが健気でちとおばかでナイス。


6/21(水)……天然おねいちゃん

 ザ・掲示板でもおなじみな沼田さんのお誘いを受け、赤坂近くのてんぷら屋さんにゴウ。揚げたてのてんぷらを食いつつ、いつものごとき漫画関連のお話。しいたけの裏に海老のすり身を盛った奴と、天茶(てんぷら茶漬け)がたいへんおいしうございました。

 地元の本屋にぷちみるくが入っていない。明日どっか行って買おう。

【雑誌】ヤングマガジンUppers 7/5 No.13 講談社 B5中
 最近けっこう充実していていい誌面になってきた感じ。B級というのはもうあんまりうたってないけど、コンセプトにとらわれすぎずいろいろやっているのがプラスに出ているような気がする。
 作:夢枕獏+画:板垣恵介「餓狼伝」。一つの戦いが終わった直後で、今回は格闘はないんだけど、それでも十分に過剰。泣き虫サクラは相当にいいキャラだったので、このくらいの花道が似つかわしい。はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」。今回はユウキとオズタカヒロがデート。くー、ユウキがどうにも可愛すぎる。元気が良くて奔放でピチピチして。全体にくびれのない体型とかもほっとするなあ。タカヒロが羨ましい。そういえば俺もタカヒロだ。なんだこの差は。
 こばやしひよこ「HIYOKO VOICE」。2色カラー。まるで「G-taste」。ところで2色カラーって好きだなあ。1色にはない華やかさと4色にない暖かみがあって。たんたん王子「困ったお姉ちゃん▼」。池永なをみですな(参考リンク→ザ・掲示板#2276)。このお話は、何をやってもHな風情になってしまう、困っちゃうぷるんなおねーちゃんの日常を描いたモノ。久々だけど、厚ぼったい唇で妙に色っぽい絵柄はやっぱり好きだ。罪のないお話もいい感じ。地下沢中也「毛付き!!フラン健DX」。なるほど、これがフラン健。これが毛。最終回で分かったKFK-DXの謎。下らなくていいですな。

【雑誌】週刊少年サンデー 7/5 No.30 小学館 B5平
 作:坂田信弘+画:万乗大智「DAN DOH!!」が最終回。といっても32号から新展開になるそうだ。まあいったん仕切り直しってところか。石渡治「パスポート・ブルー」。最近どうにもラブコメ色が強いのは良い。でも宇宙は? まあいいか。

【雑誌】週刊少年マガジン 7/5 No.30 講談社 B5平
 赤松健「ラブひな」。今回は、姉がひなた荘にやってきて実家に連れ戻されそうになったモトコが、景太郎とつき合っていることにしてそれをのがれんとする。つまりはモトコ萌えはうながさんとする趣向であると見て間違いない。入浴シーンもバッチリだ。爽やかにあざとく、サービス満点で激ヌル甘。ターゲットをきっちり定め、コースを狙ってバシッと打ち取る。立派だと思います。


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