2010.02.28 Sunday

漫画サンデー 2010年No.9

 この号から開始された4号連続集中連載、作:青木健生+画:木村知夫の「肉男!!」がなかなか素晴らしい作品だった。

 主人公は「肉の全てを知る男」と呼ばれる凄腕の肉料理人。彼が運転するトラックのコンテナには、自ら選び運び込んだ肉を満載。肉と共に全国をさすらう。そんな彼がある日、強盗が人質を取ってビルに立てこもっている現場に遭遇。そこで「肉の全てを知る男」は、やおらコンテナから特上の黒毛和牛を取り出してその場でさばき、犯人が立てこもるビルの階下で肉を焼き始める。炭火でじゅうじゅう焼かれた肉から立ち上る、強烈にうまそうな匂いで、腹を空かせた立てこもり犯を引きずり出そうという作戦だ!

 ……というわけで内容は実に馬鹿馬鹿しいので、この作品を描いているのは「Let's ダチ公」の木村知夫。力感のあふれる絵柄で、肉男が怪気炎と肉が焼ける煙を上げる物語は実に豪快。最終ページも「肉のすべてを知る男」の決めゼリフがバッチリ決まってたいへん痛快だった。ちなみに「肉男」は「ニクダン」と読む。素晴らしい。次号以降も期待大。

 作:宮本英治+画:渡辺保裕「プレイキャッチ」は最終回。大人が童心に帰り、草野球に熱中していく姿を描いた野球漫画。野球に対する愛情は伝わってきたし、技術面の描写もしっかりしてたと思う。ただ「大人であっても野球小僧になってキラキラした目をして白球を追いかける」みたいな部分をあまりにも強調しすぎてた感があって、個人的にはちと白々しさみたいなのが鼻につく作品でした。別に大人が野球小僧になるのが悪いってんではなく、渡辺保裕ならば本人がすごく野球愛にあふれた人なんで、ここまで強調しなくてもいいかなあって気がするんですよね。

【雑誌】漫画サンデー 3/9 No.9 【発売日】2010/02/23
【出版社】実業之日本社 【版型】B5中

2010.02.28 Sunday

漫画サンデー 2010年No.6〜8

 作:倉科遼+画:みね武「艶恋師 立志編」。No.6〜8では、この作品で何度となく繰り返された、対外人戦が行なわれた。黒人の巨根をぶち込むだけの粗雑なファックが女を痛がらせるだけなのに対し、菊之介の細やかなファックは女を桃源郷に導く。まあ本当に何度もやったネタなんだけど、今回出てきた黒人さんたちはなかなかのクオリティだった。

 基地で最大のペニスの持ち主「米軍のリーサル・ウェポン」が登場し、勃起力でジーンズをメリメリビチビチドオ〜ンと突き破る。しかしその乱暴なファックで女は苦しむだけ。そこで交替した菊之介のファックを目撃。「なんて絶叫……オレとの時はツナ……マグロだってのに……」「「ホワット!?アメイジングラーゲ!!」「か、敵わねえっ!こんなイリュージョンセックスには!」などとナイスなセリフを連発。とくに「ツナ……マグロ」のあたりは素晴らしい。やはり「艶恋師」に外人サンは欠かせないな、と思った。

 No.6では千葉きよかず「蒼穹三國志」が第一部完結。義勇軍として黄巾党と戦った劉備たちだが恩賞には恵まれず、田舎の小役人を誅殺したあたりでおしまい。いちおう単行本は出るみたいだけど続きはあるのかなあ……。「三國志」モノとしては、オーソドックスで普通の出来だけど、特徴はなくフックに欠ける。いまいち燃えなかったですね。

【雑誌】漫画サンデー 2/16 No.6 【発売日】2010/02/02
【雑誌】漫画サンデー 2/23 No.7 【発売日】2010/02/09
【雑誌】漫画サンデー 3/2 No.8 【発売日】2010/02/16
【出版社】実業之日本社 【版型】B5中

2010.02.18 Thursday

週刊漫画TIMES 2010年No.7

 たぶん自分が唯一定期購読していない週刊漫画誌がこの週刊漫画TIMES。この号はながしま超助の新連載が始まっていたので買ってみました。もう最新号(No.8)が出てるのですでに1号前ですが……。

 ながしま超助の新連載のタイトルは「ラブホなお仕事」。超お金持ちのお嬢様に拾われて、セックス奴隷としてご奉仕してきた男・あきおが、何かお嬢様に恩返しをしたいということで仕事を始めることに。そこでお嬢様はあきおに、父親の経営するラブホテルの仕事を紹介するのだが……といった出だし。

 まあ要するにラブホの部屋の掃除などの下働きなのだが、そこで美人店長に出会ったり、女性店員とエッチするなどのエロ話が展開される。ながしま超助については、最近出た単行本「ぷるるんワンダーランド」[Amazon]で改めてその天才ぶりに感服したが、本作第1話はぷるるんシリーズと比べると大人しめ。しかし美人店長の「精液をキレイにふきとってくれる人に悪い人はいない」というセリフなど、ながしま超助らしいあっけらかんとした馬鹿馬鹿しさの片鱗は見せており、今後の展開に期待を持たせるものはある。

 そのほかの連載については、これまでの経過を知らないのでなんともいえないけど、みやたけし、小本田絵舞、沖田龍児、笠原倫、立原あゆみ……と個人的にはけっこうなじみのある名前が並んでいて、一見でもまあ気楽に読めるなーといった感じ。継続して読んでいきたいというほどではないですが。

【雑誌】週刊漫画TIMES 2/19 No.7
【発売日】2010/02/05 【出版社】芳文社 【判型】B5中

2010.02.15 Monday

【イベント】「新田五郎のぶっとびマンガ大作戦・出張版第4回〜『オヤジマンガ百花繚乱!!』」

4月24日(土)に「ふぬけ共和国」の新田五郎さん主催のイベントに出演することが決まりました。
日が近くなったらまたなんか書くと思いますが、興味のある方はぜひいらしてください。


【イベント】
「新田五郎のぶっとびマンガ大作戦・出張版第4回〜『オヤジマンガ百花繚乱!!』」

 不況でだれもが元気がない今日この頃。今回は、不倫、大言壮語、ご都合主義、オッパイ、拳銃、料理、愛人契約、ネオン街、偶然大金を拾う、偶然社長になるなど、オヤジたちの欲望を満たしてきたジャンルを「オヤジマンガ」と総称して見ていきます。ゲストに漫画感想サイト管理人であり「ダ・ヴィンチ」などにマンガレビューを執筆している芝田隆広氏をお迎えし、おっさん世代の脂ぎったエネルギーについて考察してみたいと思います!

出演:新田五郎
ゲスト:芝田隆広氏(ライター、漫画感想サイト「OHP」管理人)
ブログ「OHP+」

日時:平成22年4月24日(土)
Open13:50/Start14:10
#昼イベントです
場所:ムーブ町屋 ハイビジョンルーム

荒川区荒川7−50−9 センターまちや
地下鉄千代田線・町屋駅0番出口より徒歩1分
京成線・町屋駅より 徒歩1分
都電町屋駅より 徒歩1分
料金:¥2,000(当日券のみ)

2010.02.10 Wednesday

週刊少年サンデー 2010年No.7〜10

 No.7で新連載、ひらかわあや「國崎出雲の事情」が開始。2009年No.12にも読切掲載された作品(当時の日記)。美少女と見間違うカワイイ少年・國崎出雲。歌舞伎座の座頭の息子で少年時代は女形として舞台にも出ていたが、女の子扱いされるのがイヤで、高校生になるまで歌舞伎はやめていたのだがとある事件をきっかけに復活することに。女装美少年ドタバタコメディといった感じの作品。

 まずまずかわいい絵柄で楽しくやってますが、女形というのが前提だってこともあってか、女装美少年モノらしいドキドキ感は今のところ薄いかなあ。絵的にもわりと健全ですしね。

 若木民喜「神のみぞ知るセカイ」では、男女激突、肉体(精神)入れ替わりイベントが発生。女の子の魂入りの桂馬が、入れ替わってることを知らないバンド女子連中にさらにフラグを立てまくっている様子が見てて楽しい。

 藤木俊「はじめてのあく」は最近サービス度が高いですな。No.7では温泉入浴、No.9では下着姿、No.10でも入浴シーンあり。かなり高い確率で裸やらパンツやらがあるので胸がトキめいたりします。ラブコメ的にも甘酸っぱくて、キャラもかわいいし、安定してイイですな。

【雑誌】週刊少年サンデー 1/29 No.7 【発売日】2010/01/13
【雑誌】週刊少年サンデー 2/3 No.8 【発売日】2010/01/20
【雑誌】週刊少年サンデー 2/10 No.9 【発売日】2010/01/27
【雑誌】週刊少年サンデー 2/17 No.10 【発売日】2010/02/03
【出版社】小学館 【判型】B5平

2010.02.10 Wednesday

週刊少年マガジン 2010年No.7〜10

 この4号だと、吉河美希「ヤンキー君とメガネちゃん」がNo.10で連載150回記念ということで、わりと目立ったかな。品川はやればけっこうできる頭の良さはあるのに、なぜ進学しないのか……って話から意外な中学生時代についてが語られていく内容。進学校のものすごい勉強できるおなごも、品川のことを意識しているようでさらにモテモテ度が高まっている。まあラブコメあり、ケンカあり、学園モノらしいまったり感もあるし、安定して面白い作品だと思います。

 山田恵庸「エデンの檻」は、真理谷君がこの世界の秘密に勘づき始めていると共に、ちょい死亡フラグ気味な雰囲気も漂わせているのが気になるところ。とはいえ貴重な解説役だしなあ。退場もさせにくいとは思うけど果たして。

 あとNo.10では、月刊少年マガジン掲載の諌山創「進撃の巨人」が出張掲載されている。オヤジ顔+体型をさらに異形にしたような巨人たちがキモ怖い作品。確かにインパクトは強いです。

【雑誌】週刊少年マガジン 1/29 No.7 【発売日】2010/01/13
【雑誌】週刊少年マガジン 2/3 No.8 【発売日】2010/01/20
【雑誌】週刊少年マガジン 2/10 No.9 【発売日】2010/01/27
【雑誌】週刊少年マガジン 2/17 No.10 【発売日】2010/02/03
【出版社】講談社 【判型】B5平

2010.01.30 Saturday

漫画サンデー 2010年No.3〜5

 No.4で作:よろず万策+画:あきやまひできの新連載「しんどい系」がスタート。所属していたインディーズプロレス団体がつぶれて路頭に迷っていた主人公が、「何でもします」と書いたボードを掲げて町に立つ。そこから女に拾われ思わぬ体験をすることに。扉ページには「敗け組&非モテ男子のザ・サバイバル!!」とあるけど、あんまりくさくさした展開にならないといいけど、タイトルからしてやっぱしんどくなるんですかね。あきやまひできも、ちょっと暗めなタッチで描いてきてるし、派手な漫画にはならないかなーっといった感じ。

 あとNo.3で森川ひさし「チョコレートファイター」、No.5で策:朱川湊人+画:やまさき拓味「八十八姫」が最終回を迎えている。

【雑誌】漫画サンデー 1/26 No.3 【発売日】2010/01/12
【雑誌】漫画サンデー 2/2 No.4 【発売日】2010/01/19
【雑誌】漫画サンデー 2/9 No.5 【発売日】2010/01/26
【出版社】実業之日本社 【判型】B5中

2010.01.30 Saturday

週刊漫画ゴラク 2010No.4〜6

 No.4。巻頭カラーの由起二賢「野獣の王国」が相変わらず強烈。野生動物たちの最強を決めるべき、漫画で戦わせるという内容の4ページ漫画だが、今回はマッコウクジラと恐竜が対決。と思ったら、なぜか1ページめでオキアミがアップで描かれたりする。勝負を仕切ってるのが、黒ずくめでシルクハット+アイマスク着用の「怪人ゴラク仮面」なるおっさんだったり、得も言われぬ奇妙なノリがたまらんです。

 No.6では野村宗弘「そう言やのカナ」の6話めが掲載。別に好きだ惚れたのいわせずとも、夫婦を仲睦まじく描けてるのがいいですな。単行本出るまで続くとええんですがの。

【雑誌】週刊漫画ゴラク 1/29 No.4 【発売日】2010/01/15
【雑誌】週刊漫画ゴラク 2/5 No.5 【発売日】2010/01/22
【雑誌】週刊漫画ゴラク 2/12 No.6 【発売日】2010/01/29
【出版社】日本文芸社 【判型】B5中

2010.01.08 Friday

週刊少年チャンピオン 2010年No.6

 新連載、フクイタクミ「ケルベロス」がスタート。てんで弱っちいけど正義感が強く、誰かを守るためなら勝てそうもない相手に対しても立ち向かってしまう少年・十三塚景。そんな彼が学校の旧校舎で怪異に遭遇し、同行していた幼なじみ少女を助けるために、その身に「墓守」を名乗る怪物を宿すことになる。

 絵的にはまだたいへん荒削りで、描線もかなり荒々しい。ただその分勢いがあり、けっこう迫力のある画面を作れていると思う。絵はうまくないけど、読みやすいし見せ方にはセンスを感じさせる。主人公も気性は粗く喧嘩っぱやいが、心根がまっすぐで好感は持てる。個人的にはけっこう好みのタイプ。自分はこういう馬鹿で裏表のないキャラって好きなんですよ。あと絵が粗いながら女の子もわりとかわいいと思う。おっぱいも大きいし。ちょっと期待したい。

 栗元健太郎「出陣!!武将頭高校排球軍」は第一部完。バレーボール部の一番偉い人が、鎧兜を身につけた変人、そして入部してきた新入生に常軌を逸した特訓を施す……というわりとイカれたバレーボール漫画となっており、そこはかとなく気になる存在だった。第二部があるかは不明。大向こう受けするような作品ではないが、ここで終わってしまうのはちょっと惜しい気もする。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 1/21 No.6 【発売日】2010/01/07
【出版社】秋田書店 【判型】B5平

2010.01.08 Friday

ヤングジャンプ 2010年No.6

 NON「デリバリーシンデレラ」が連載に昇格。これまで何度か読切で掲載されていたが、ちょいエッチでなおかつお話がまとまっており、この手のヤング誌では重宝されそうな作風だなと思っていた。ストーリーのほうは、普段は地味で目立たない田舎出の女子大生が、夜になるとデリヘル嬢に変身。天然なようで男心をくすぐる彼女の行動が、男たちの心を癒していく。

 安心して読めるまとまった作風の持ち主で、作画的にもきっちり。何よりいいのはヒロインである雅美(源氏名ミヤビ)が魅力的に描けているところ。何気ない行動が天真爛漫でかわいいし、エロっちいシーンで見せる表情も男心をくすぐる。「ヌケる」ってほどエロくはないものの、華やかではあるし、お話のほうも悪くないので手堅く続いていきそう。

 作:鳥山明+画:桂正和のコラボ作品「「JIYA−ジヤ−」は今号が3号連続掲載の最終回。安定感のある作品でした。あとこの号では、岡本倫「ノノノノ」のファンだという女の子に対する尻屋先輩の言動に思わず笑ってしまった。いい感じの淫獣ぶりだ。

【雑誌】ヤングジャンプ 1/22 No.6 【発売日】2010/01/07
【出版社】集英社 【判型】B5中

2010.01.08 Friday

週刊漫画ゴラク 2010年No.3

 ながしま超助のぷるるんシリーズ最新作「ぷるるん教習所」が素晴らしくて感動した。今回はタイトルどおり、主人公が自動車教習所に通うのだが、そこで出てきた教官が巨乳。そして制服がヒモ水着。いわく「車はちょっとしたミスが大事故につながる」「突然道路にエロ水着の女性が飛び出しても動じないようにこれで慣れていただきます!!」。出てこないよ、そんなエロ水着女! その後の展開も馬鹿馬鹿しいの一語。オチも素晴らしい。いや〜、ホントこんな下らない漫画を描けるってすごいことです。天才の業ですよ。

 ラズウェル細木「酒のほそ道」。おもちがドロドロに溶けてしまった雑煮を再利用して、そこにゆでた野菜などをからめて食べる「餅フォンデュ」を考案した岩間さん。たしかにこれはけっこううまそうだなあ。少なくとも普通に餅で食べるよりも酒のつまみとしては良さそう。

【雑誌】週刊漫画ゴラク 1/22 No.3 【発売日】2010/01/08
【出版社】日本文芸社 【版型】B5中

2010.01.07 Thursday

漫画アクション 2010年No.2

 福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」。このところ「僕」の顔つきが、以前と微妙に変わってきてる感じが。以前はちょっとかわいい系だったけど、ちょっとつぶし気味に描いているというか。本人の写真がネットに出てて、「似てない」といわれることを気にしてるみたいなことを以前描いてたんで、微調整してきてるんですかね。あと最近忙しそうなので、本当に顔が険しくなってたりするとかいうのもあるかもしらんですが。まあ個人的には、多少美化してあっても気にはならんです。

【雑誌】漫画アクション 1/19 No.2 【発売日】2010/01/04
【出版社】双葉社 【判型】B5中

2010.01.07 Thursday

漫画サンデー 2010年No.2

 作:朱川湊人+画:やまさき拓味『八十八姫 「山」になった少女』が今号から4号連続で掲載。山間の小さな村に伝わる「八十八姫」の伝説。その村で「八十八姫」に選ばれた娘は、「山の嫁」として深い山の中で、誰とも会わずに暮らさねばならない。その風習が現代になっても生きている村で、ハスミという11歳の少女が新たな八十八姫に選ばれる。ノスタルジックな雰囲気を感じさせる村を舞台に、切ない物語を展開していくという感じかな。ベテランらしく地に足の着いた作風で、きっちり読ませて来る作品。

【雑誌】漫画サンデー 1/19 No.2 【発売日】2010/01/04
【出版社】実業之日本社 【判型】B5中

2010.01.07 Thursday

ヤングマガジン No.5+6

 松本光司「彼岸島」。映画が1月9日公開とのことで巻頭で特集。あと漫画のほうは番外編。主人公・明が彼岸島に来る前、明の兄・篤が抵抗組織の一員として戦っていたころの物語を50ページで展開している。今回の主人公は篤だけど、まあ今日も今日とて人間と吸血鬼が戦っている、いつもの「彼岸島」の風景という感じですね。

【雑誌】ヤングマガジン 1/17+22 No.5+6 【発売日】2010/01/04
【出版社】講談社 【判型】B5中

2010.01.07 Thursday

週刊少年ジャンプ 2010年No.5+6

 矢吹健太朗の読切「フタガミ☆ダブル」が掲載。主人公少年・双神が、自分と寸分違わぬ存在の目撃情報を、周辺の人たちから聞かされる。「ドッペルゲンガーか?」ということで薄気味悪く思っていた双神だが、クラスメートの不思議少女・雨音結花からそれは自分の残留思念の集合体である「幻人(イド)」だと言われ、イドを捕まえるために奔走させられることに。そんな感じでお話は進み、途中から残留思念を武器としたバトルアクション系の話になる。

 矢吹健太朗らしく女の子はキャッチーで、絵の魅力という面では申し分ない。ただ読切としてはちょっと設定が分かりにくいかな。そこそこ面白くは読めるけど、やっぱ読切っていうよりは、連載の第1話って感じ。まあ連載化もにらんでいるんだろうけど。それにしても残留思念ってなんだかなつかしい言葉ですな。あと矢吹健太朗は、大石浩二「いぬまるだしっ」のコラボ企画にも登場している。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 1/21+22 No.5+6 【発売日】2009/01/04
【出版社】集英社 【判型】B5平

2010.01.07 Thursday

週刊少年マガジン 2010年No.6

 西本英雄「もうしませんから。」のゲストはベッキー・クルーエル。マン島の狂えるイギリス人。というか動画サイトで話題になった14歳のコスプレ外人少女さんでしたっけか。動画は何度か目にしたことあるけど、あんまり覚えてないや。まあかわいい娘さんだったという印象はあります。

 巻頭カラーは山田恵庸「エデンの檻」。寅年ということでラムちゃん風トラ皮ビキニコスプレを描いてきた。この欲望に忠実な姿勢がこの作品の大きな魅力。本編のほうでは、空手だっけか、格闘少女の宮内さんが例によってアキラによってフラグを立てられつつある様子が気になります。国はまだ作れないけどハーレムなら今すぐにでも、という感じでしょうか。

 あと作:横山雅彦+画:大柴健「ティジクン」は最終回。やっぱ短命で終わっちゃいましたなあ。「DEI48」みたいにしていれば……少年誌には載せられなくなるでしょうな。

【雑誌】週刊少年マガジン 1/22 No.6 【発売日】2010/01/06
【出版社】講談社

2010.01.07 Thursday

週刊少年サンデー 2010年No.6

 椎名高志「絶対可憐チルドレン」が連載200回記念で巻頭カラー。併せて「中学生編」のOVA製作決定の報が掲載。まだ200回だったんですね。もうちょっと長くやってるような印象があるんですけど。

【雑誌】週刊少年サンデー 1/22 No.6 【発売日】2010/01/06
【出版社】小学館 【判型】B5平

2010.01.03 Sunday

ヤングマガジン 2010年No.1〜No.3+4

 小田原ドラゴン「チェリーナイツ」。顔に餅を貼り付けてイケメンになる「餅美容法」の効果で、コンビニ店員の女性と親しくなった江藤。ついに江藤にも彼女ができてしまうのか……という展開を見せていたが、No.3+4で江藤が男らしい決断を見せる。江藤がいつになくカッコ良く見えるエピソードだった。

 西川宇宙「暴想処女」はNo.2で連載1周年。本誌に越してきてからそんなに経ちましたか。しかも巻頭カラー。出世したものです。またNo.2では衣谷遊による「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」が始まっている。自分は攻殻シリーズにはあんまり詳しくないので評価保留。

 No.2掲載、荒木光「公衆トイレの中」。とある公園の公衆トイレの中で繰り広げられる、赤裸々な人間模様を描き出した物語。トイレ内でセックスしようとするカップル、気の弱そうなサラリーマン風の男、ホームレス、暴虐な若者たち。普段は接点のない人々が、公衆トイレというポイントで接触して、それぞれの醜さをさらけ出していく。プロットがなかなか凝っててけっこう読ませる。ただ作画面での魅力はもうちょっと欲しい。

【雑誌】ヤングマガジン 1/1 No.1 【発売日】2009/12/07
【雑誌】ヤングマガジン 1/8 No.2 【発売日】2009/12/14
【雑誌】ヤングマガジン 1/10+15 No.3+4 【発売日】2009/12/21
【出版社】講談社 【判型】B5中

2010.01.03 Sunday

ヤングマガジン 2009年No.48〜53

 No.49から克・亜樹が連載開始。タイトルは「熱いぞ!猫ヶ谷!!」。これはなんというかすごくしょうもなくて感動した。地球温暖化対策として、画期的なエコ対策を導入した町、埼玉県猫ヶ谷市。ここでは「熱ければ脱げばいい」という思想の元、市民が一年中水着で暮らしているのだった!! そんな町で、東京から転校してきた主人公少年と、水着姿のかわいい女の子たちが他愛もない日常を繰り広げる。

 まあそんなわけで設定からしてもう清々しいほどに馬鹿馬鹿しい。内容のほうも設定に負けず劣らず頭が軽い。主人公が暑さのあまり倒れた拍子に偶然キスしてしまったのがきっかけで、勝手に主人公に惚れてくる隣家のツンデレ娘・押切さん。彼女が主催する「猫ヶ谷を永遠にこよなく愛し応援する委員会」、通称NEKO委員会の面々。出てくるキャラが揃いも揃っておばかさんばかりで、何も考えずに読める。とにかく水着のねーちゃんをたくさん描きたいという作者の意気込みをひしひしと感じさせる。よくぞここまで開き直りけり。素晴らしい。

 No.49〜51。作:寺門ジモン+画:刃森尊「ネイチャージモン」が3号連続で掲載。現役のマタギであるおやじさんがやってる店で、本当のマタギ料理を食べるという内容。やはりこの作品は肉ですねえ。この作品は数ある食漫画の中でも、「肉をうまそうに見せる」ということにおいてトップクラスだと思う。刃森尊は以前はワンパターンな喧嘩モノの人になっていたけど、意外なジャンルで新たな鉱脈を見出しましたな。考えてみればどっちも肉食系って奴ですかね。

 No.52。ぢたま(某)「kiss×sis」。ノーブラで圭太におんぶされ、乳首がこすれて感じちゃってる三国さんがエロっちくて良かったです。やはり自分は巨乳が好きだなあ。

 No.53。読切で巴亮介「GIRL AND KILLER」が掲載。殺し屋の男と、非道な金持ちによって飼われ感情を失った女が出会い、ほんの一時、気持ちを通い合わせる。絵はまだそんなにうまくはないけど、お話としてはまずまず。女の子をもっとキレイに描けるとより印象に残っただろうなと思う。

【雑誌】ヤングマガジン 11/9 No.48 【発売日】2009/10/26
【雑誌】ヤングマガジン 11/16 No.49 【発売日】2009/11/02
【雑誌】ヤングマガジン 11/23 No.50 【発売日】2009/11/09
【雑誌】ヤングマガジン 11/30 No.51 【発売日】2009/11/16
【雑誌】ヤングマガジン 12/7 No.52 【発売日】2009/11/21
【雑誌】ヤングマガジン 12/14 No.53 【発売日】2009/11/30
【出版社】講談社 【判型】B5中

2010.01.03 Sunday

ヤングマガジン 2009年No.42〜47

 No.44からの新連載、木崎拓史「カイタン」。キャリア2年を過ぎたが月に10万も売り上げられない落ちこぼれホストの仁が、その根性を買われて「回収担当」に回される。その業務とは、ホストクラブの客が未払いのままにしている売掛金の回収だった……というお話。ホストモノの場合、主人公がド根性でホストとして成り上がっていく話が主流だけど、本作はホスト業界を別の視点から描こうとしている点がユニーク。絵がまだあんまりうまくないのが惜しいところだが、そこも含めてヤンマガらしくはあるかな。

 安達哲「バカ姉弟」。アニメ化に合わせ、No.45〜47で久々の掲載。アニメのほうはいちおう1話だけ見たけど、毒のないほのぼのお子様アニメになってて、いまいち「バカ姉弟」らしくないなーとか思って視聴中断しちゃいました。漫画のほうはとくに変わりなくマイペース。

【雑誌】ヤングマガジン 9/28 No.42 【発売日】2009/09/13
【雑誌】ヤングマガジン 10/5 No.43 【発売日】2009/09/19
【雑誌】ヤングマガジン 10/12 No.44 【発売日】2009/09/28
【雑誌】ヤングマガジン 10/19 No.45 【発売日】2009/10/05
【雑誌】ヤングマガジン 10/26 No.46 【発売日】2009/10/10
【雑誌】ヤングマガジン 11/2 No.47 【発売日】2009/10/19
【出版社】講談社 【判型】B5中
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