「今日のだいちゃん」 太陽星太郎
Hoshitaro Taiyo

今日のだいちゃん

全5巻 小学館・ヤングサンデーコミックス 判型:A5

巻数ISBNコード初版発行価格
1ISBN4-09-151881-8 C99791998/10/05750円(本体714円)
2ISBN4-09-151882-6 C99791999/04/05780円(本体743円)
3ISBN4-09-151883-4 C99791999/11/05762円+税
4ISBN4-09-151884-2 C99792000/01/05781円+税
5ISBN4-09-151885-0 C99792000/04/05781円+税

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 ヤングサンデー誌で連載された作品。
 朝の6時25分からの5分間番組「今日のだいちゃん」。この番組は、オバケのQ太郎を不気味にしたみたいな、謎の生物「だいちゃん」が毎日、TVの前で突っ立ていたり、寝ていたりするだけというものなのだが、このわけのわからない生物が日本全国のお茶の間のアイドルとして、老若男女に親しまれている。

 で、このだいちゃんが何かするかというと、別に何もしない。ストーリーは、「今日のだいちゃん」を観る側の視点で展開する。いつも「今日のだいちゃん」という番組をうまくからめながら、ストーリーは展開していく。物語の内容はバラエティに富んでいて、泣かせるようなのもあれば笑わせるようなものもある。そして、その真ん中にはいつもだいちゃんが突っ立っているのだ。

 骨太で非常にカッチリと描かれた絵は、実に独特。ほかにあんまり見ない珍しいタイプの絵柄だ。だいちゃんも実に味のある、いいキャラクターである。毎度安定して高い水準を保っているので、ぜひ一度読んでみてほしい。