ペンネームは無い

少女調教録

東京三世社　DO COMICS

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　強烈に濃いエロ漫画。というわけで濃くて下品でデロデロな作品が好きな人だけ読むべし。

　ペンネームは無い（というペンネーム。自分が自信を持って送り出せる作品を描けるようになるまではペンネームは付けないんだそうだ）の特徴はなんといっても体液。1回のセックスだけで、それこそ体液風呂に入れそうなくらいの大量の体液を、身体中のあらゆる穴から景気良く噴出しまくる。第壱集の表紙からして、後ろ手に縛られた少女が搾乳機で乳を搾られているというとんでもない絵柄であることからも、作風が分かるだろう。

　また、特徴的な描写として「肉体改造」が挙げられる。最初はナイチチだった少女も、投薬などによりまるでスイカみたいな（ときにはスイカ以上の）化け物的乳に改造され、さんざんに嬲られまくる。セリフ回しをすばらしい。「あたし、もう駄目へェ」（ポイントは「ヘ」）などなど。表紙のカバー部分のセリフもなかなかいい味を出している。例えば第弐集など、
「例え、体は奪われても……自分の心までは決して…私…
　…でも…ダメェ…もう…トットロ……ケ…そうぅ…なっ…なのォ…
　あっイヤァ！そんなトコォ…にっ…握られたら私！私ィ………」
といった感じである。作中でのセリフもこんな感じのモノのオンパレード。

　どの作品も20〜30ページ程度あり、全編執拗な調教で貫かれている。ゲップが出るほどに濃いセックスが延々と続くさまは迫力抜群。ものすごくデロデロないやらしさがある。しかし、これをオカズに使うかどうかとなると話はまた別。とにかく圧倒的に過剰で圧倒されてしまうので、そういうことを考えるヒマがない。そして、あまりにも現実離れした強烈なシーンの連続なので、「スゴイ」とは思っても「使おう」って気にならないって人もけっこういるのでは、と思う。しかも全編体液ズルズルのドバドバなので、汚い描写がキライって人にも向かないかもしれない。
　でも実用に使うか使わないかはともかく、この圧倒的な濃さは買い。ちょっとほかには見られないような過剰で濃厚なワールドがここにはある。とりあえず単行本の表紙そのままな世界が中身でも展開されているので、表紙を見て「面白そう」と思った人は読んでみるといいだろう。
第壱集
ISBN：ISBN4-8126-0013-8 C9979
本体価格：777円
初版発行：96/12/31
判型：A5

収録初出
モエちゃんとマコちゃんピアスクラブ26
シスターupアップEカップ4
鈴木さんの奥様ピアスクラブ23
妹リトルピアス1
ガンバレトモミちゃんピアスクラブ28
わかばの初恋ピアスクラブ14
第弐集
ISBN：ISBN4-8126-0156-8 C9979
本体価格：777円
初版発行：98/05/31
判型：A5

収録
恋する、いずみ。
婦長のかおりさん（前編）
婦長のかおりさん（後編）
巫女の琴乃さん
ちいちゃなお客様
海野さんちっのヤヨイちゃん！？
ユミちゃんとナオちゃん
第三集
ISBN：ISBN4-8226-0498-2 C9979
価格：880円（本体838円）
初版発行：99/12/31
判型：A5

収録初出
少女の雫'98年「愛！姫」8号
思春期のむつきちゃん▽'99年「愛！姫」11号
なかよし町のモエちゃん'99年「愛！姫」3/5号
バージン・ロード'99年「愛！姫」1号
メ▽イ▽ド'99年「愛！姫」9号
最後の封印…'98年「愛！姫」11号
（▽はハートマークの代用）