オス単:2007年1月の日記より


 このページは、「OHPの日記から、その月に読んだ単行本の中でオススメのものをピックアップする」というコーナーです。文章の中身は、すべて日記からのコピー&ぺーストです。加筆・改稿等は原則として行っていません

 なお、ここで取り上げる単行本は「その月の日記で取り上げたもの」です。「その月に発売されたもの」ではありません。だから古い本でも入ってくることがあります。ピックアップした単行本は多少分類してますが、これはあくまでページを見やすくするための便宜上の分類です。かなり適当に割り振ってますのであんまり気にしないでください。あとシリーズものの途中の巻は、取り上げないことが多いです。


▼強くオススメ

【単行本】「光の海」 小玉ユキ 小学館 新書判 [bk1][Amzn]

 最近フラワーズで頭角を現して来ている新鋭で、けっこう注目している。この単行本では、人魚にまつわる物語をオムニバス形式で展開。同性の人魚に恋したオスの人魚と同じ悩みを抱えた女性の触れ合いの物語や、人魚と友達になった少女たちのお話、人魚と恋人になった父を持つ少女の話など、人魚をめぐる様々なドラマが描かれていく。

 小玉ユキの絵柄はスッキリとしていて上品だけど、ちょっぴり色気もある。切なかったり暖かかったりするお話作りも独自の味わいがあって、収録されているお話は、いずれも読ませる物語となっている。ちょっとしたことで重なったりすれ違ってしまったりする感情の描写もきめ細かい。すでに作風はある程度完成されているけど、絵的にもまだまだ伸びる余地はありそうだし、いろんなタイプのお話を描いていけば作風の幅も拡がっていくと思う。そんなわけで「少女漫画の新鋭で面白い人いない?」って思ってる人は、ぜひ読んでみてほしい。

【単行本】「神ぷろ。」1巻 國津武士 メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]

 にゅーあきば.comのレビューでも紹介済み。ロリ系エロ漫画で活躍していた國津武士の、非エロ初単行本。元々ぷにぷにしたロリ漫画では定評のある人だっただけに、この作品も実にかわいくて楽しい。お話のほうは、学生ながら貧乏神社の神主をやってる少年・伊庭景綱の元に、戦神の刀鳴神がやってくるところからスタート。しかし周囲が学校や幼稚園など、女の子ばっかりの環境であるその神社には、戦で勝とうなんて人はちーとも来やしない。そこで景綱は刀鳴に縁結びの神をやるように頼み、彼女もしぶしぶそれを引き受ける。

 といったわけで元戦神である刀鳴が、毎回苦戦しつつ、そして景綱にだまくらかされてコスプレやらされたりしながら縁結びなどをやっていくというのが大まかなストーリー。刀鳴はツンツンしてて偉そうだけどちんまりしたロリっ娘でしっかりかわいいし、ツンデレなところもある。そして景綱の幼なじみの聖、双子の幼女死神などもこれまたよろしい。とくに、無口ながら後ろのほうでスチャスチャ踊ってる幼女死神は、画面を賑やかにしてくれていて見てて楽しいものがある。

 お話のほうは他愛なくて下らないといえば下らないんだけど、ラブコメ的なエッセンスを織り込みつつ、毎回とても騒々しく展開してて面白い。何より國津武士の明るくかわいい絵柄がいい。デフォルメ絵とかも好き。まあ元々の絵柄が十分コミカルなんで、頭身縮めたりしてもあんまり変わらなくはあるけれども。それはともかく、サービス精神もしっかりしてるし、國津武士は非エロでも十分面白い作品を描いている。今後も楽しみにしております。

【単行本】「みつどもえ」1巻 桜井のりお 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 やっと出ました。週刊少年チャンピオンで、たびたび短期集中連載として登場してはお休みし……というパターンを繰り返した本作だが、本格連載に昇格し、ようやく単行本が出るに至った。桜井のりおの前作「子供学級」は、学校を舞台にしたドタバタギャグだった、それについては本作も同様。ただ「子供学級」のころは絵がかなりバサバサして、かわいさより元気さ、暴力ギャグが中心だったのに対し、「みつどもえ」では絵柄を思いっ切りかわいい方向に振って萌え度を高めたのが目立つポイント。そのおかげで、萌え系のオタクにとってのキャッチーさが一気に増した。

 この作品のメインとなるのが、小学6年生の丸井家・三つ子姉妹。長女のひとはは不思議ちゃん、次女のふたばはおっぱい大好きな体力娘、三女のみつばは気まぐれなサドっ娘と、それぞれに変わり者。で、その3人はみんなかわいかったりするのだが、変わり者揃いだけにその行動は予測不可能で、担任教師の矢部をはじめとした周囲の人間がぶんぶん振り回されていく。優等生男子に変態のレッテルが貼られたり、矢部先生は3姉妹にちんこを狙われたりともう散々。

 ひとはは無口だが教室でエロ本読んでたりするムッツリ娘、ふたばはおっぱい好き、みつばは下着好きってこともあり、全員エロ系の属性は標準装備。それだけにちょいとサービスっぽいネタはいっぱい。「子供学級」は暴力描写が行き過ぎな部分があったけど、この作品ではそれがスケベ心方向に向かっている感じ。でも基本的にサバサバしたノリの人なんで、それがいやらしくなりすぎることもなく、カラッと明るいドタバタしたギャグになっている。萌え要素で心を華やがせつつも、笑いながら楽しく読んでいくことができる。ちょっとゴチャゴチャ詰め込み過ぎな感じもあるけれど、読みにくいってほどでもないんで別にオッケー。これからもかわいさを生かしつつ、ぶっ飛んだギャグを期待。

【単行本】「やっぱり心の旅だよ」 福満しげゆき 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 福満しげゆきが売れていない時代、というか漫画家として今よりもさらにカツカツだった時代に描いたエロ漫画を中心とした短編集。「僕の小規模な失敗」とかでも触れられていたあたりのもので、コミックバズーカヴィーナスとかマガジンウォーとかに掲載された作品をまとめている。このあたりについては自分も完全には押さえきれていなかったので、まとめて読めたのはすごくうれしい。

 福満しげゆきといえば、鬱屈しているようでどこか明るいような、地味で味わい深い青春漫画の印象が強いけど、こちらはそれとは打って変わってエロス。だけれども、なんかちょっと変わったものを描こうというヤマっ気が随所で頭をもたげてくるせいで、わりとさりげなくヘンな味わいのあるエロ漫画が多い。ただ個人的には、福満しげゆきのエロ漫画は、案外使えると思う。女の子の、ゆで卵の白身みたいなつるんとした肌が案外色っぽいし、表情もわりとソソったりする。巨乳な人が多いのも自分好み。パンツのしわとかもちゃんと描いてる。

 エロ漫画としては、世間知らずのお嬢様が社会勉強のつもりで町に出て、その行為の意味を知らぬままエロいことをしまくってしまう「お嬢様麗華の社会科見学」が好き。お嬢様があまりにも天然すぎて、なんだかヘンな味になっちゃってる部分も多いけれども、エロ度は掲載作品の中では上位。あと毎回お題を出されてそれについてのエロ漫画を描く「お題」シリーズは、いちおうネタはこなそうとしてるんだけど、シュールな味わいの作品ばかりでちょっと楽しい。

 まあ現在のエロ漫画の主流とは大きくかけ離れてはいて、美少女エロ漫画誌に載せるというタイプじゃないけど、こういうちょっと変わったエロ作品が載る場はもっとあっても良いかと思う。


▼一般

【単行本】「バイオメガ」1〜2巻 弐瓶勉 集英社 B6 [bk1][Amzn]

 以前ヤングマガジンで連載され、ウルトラジャンプに掲載の場を移した「バイオメガ」が2巻まとめて刊行。人間をゾンビ的な生命体に変化させるウイルス「N5S」に冒された世界を、人造人間の男・庚造一がさまようというSFアクション。今回の作品は、弐瓶勉としてはかなり説明やセリフをいっぱい入れているほうということもあり、ストーリーがけっこう分かりやすく、楽しみやすい。造一の戦いぶりはカッコイイし、異形の敵たちや巨大建造物も相変わらずの凄い迫力。あとキャラでいいのがクマのコズロフ。カッコイイ人間や、半生命半機械みたいなモノが大半を占める世界の中で、クマのもこもこ感やちょっととぼけた味わいのある行動・言動が、なんだか癒し要素的に作用している。まあ「BLAME!」的な巨大建造物やシリコン生命体みたいなものにフェティシズムを感じてしまう向きには、多少物足りない感じられる部分はあるかもしれないけど、面白い作品になってると思うし続きも楽しみ。

【単行本】「突攻!メイドサンダー」1巻 やぎさわ景一 秋田書店 B6 [bk1][Amzn]

 親が海外旅行で一人暮らしになった主人公・山田雅人16歳の家に、特攻服姿のメイドさん・山田摩騎(サンダー・マキ)が現れて、住み込みメイドとして君臨しちゃうというドタバタギャグ漫画。ヤンキーな外見で、性格も乱暴なわりに、メイドとしては案外優秀な魔騎の縦横無尽、傍若無人な活躍を楽しむといった内容。作者のやぎさわ景一は、以前週刊少年チャンピオンで「ロボこみ」を連載していた作家さんだが、今回の作品も前作同様、ドタバタ感とほのぼの感が同居しつつ、勢いもあって面白い。メイドさんだが萌え〜って感じではないものの、これはこれでかわいかったりするのでいいんでないでしょうか。摩騎もいちおうツンデレ的なところを見せるし、雅人に片想いしている風紀委員長ねーちゃんも見てて楽しいし。けっこうコンスタントに楽しめる作品。

【単行本】「オーレ!」1巻 能田達規 新潮社 B6 [bk1][Amzn]

 「ORANGE」に続く、2部リーグのプロサッカーチームを描いていく物語。本作の主人公は、サッカー漫画としては珍しく選手でなく裏方。それまで千葉県上総市の市役所で住民の苦情を聞く課の仕事をしていた中島が、市が出資しているサッカークラブ「上総オーレ」のスタッフとして送り込まれることに。上総オーレは、アクアラインができたことで東京に人口が流出して活気を失った上総市の現状そのままに、戦力なし金なし人気なしという散々な状態。しかし数少ないサポーターの熱気を目の当たりにした中島は、これが上総市の活気の源になってくれればと、女性ボランティアスタッフの吉見さんに叱咤されつつ、上総オーレのために奮闘するようになるのだった。

 というのが大まかなストーリー。まあ要するにスタッフ視点で、プロサッカーチームを運営を描いていくというお話になっている。選手視点でないこともあり、運営やその他のゴチャゴチャした問題の話が多く「2部リーグって厳しいんだなあ……」ということを感じさせる。でもチームを良くしていこうという意気込みをアツく描いており、今後の展開しだいでどんどん面白くなっていきそう。

 折しもJリーグのほうも、アルビレックス新潟やヴァンフォーレ甲府の躍進、それから横浜FCの昇格など、作品のネタになりそうなモデルケースがいっぱい出て来ている。そこらへんを参考にしながら進めていけば、読みごたえのある内容になると思う。自分も横浜FCを応援してるんだけど、J2って実際行って見てみるとすごく面白いっすよ。普段はのんびり見られるし、昇格かかってくるとかなりアツくなるし。試合自体もそう馬鹿にしたもんじゃなくて、うまい選手はうまいし、代表で見知った選手なんかもけっこう出てくるし。地元にチームがある人は一度見に行ってみては。ハマる人はけっこうハマるはず。

【単行本】「ぴよぴよ 水上悟志短編集2」 水上悟志 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]

 水上悟志の短編はやっぱいいです。ちょっと変わった設定の物語を、明るく飄々とした調子で楽しく読ます。この単行本収録作品では、むやみに大きくなっちゃったひよこと、その飼い主である家族の生活を描いた表題作の「ぴよぴよ」シリーズが良かった。ほのぼのした味わいがあるし、ひよこの活躍、一家の娘さんの成長ぶりも微笑ましい。あとは「えらぶみち」もなかなか。ずっと同じ1日を繰り返すことになってしまった男の前に、死んでしまった彼の幼なじみが現れ……というふうにお話が始まり、ちょいといいお話にまとめあげている。ギャグあり人情系ありで、派手ではないながらもそれぞれ楽しめる。

【単行本】「榎本俊二のカリスマ育児」 榎本俊二 秋田書店 A5 [bk1][Amzn]

 もうタイトル通り、榎本俊二による子育て漫画。生んだのはもちろん榎本俊二じゃなくて奥さんのほうだし、二人で育てているわけだけど、お子さん持つのはいろいろ心配ごとも多そうでタイヘンですなーというのが伝わってくる内容。……というのはどんな育児漫画にもいえることなんだけど、そこはさすがに榎本俊二。育児漫画なのにいつものギャグ漫画テイストはちゃんと健在で、とにかくお話がやたらとリズミカル。テンポ良くサクサク展開するし、「えの素」とかほどではないけど下ネタなんぞも軽く混ぜ込んであって、お話が重くなったり、ウェットになりすぎない。タイヘンそうなんだけど躍動感もある。こういう育児漫画なら肩凝らずに読めていいです。まあ実際にお子さんをお持ちの方だと、また意見は変わってくると思うけど、楽しい漫画なんで不愉快になることはないんじゃないですかね。

【単行本】「はじめて赤ちゃん」 阿部潤 秋田書店 A5 [bk1][Amzn]

 こちらも育児漫画だ〜。ほのぼのポエミーだったりファンシーな作品も描いたりする阿部潤だけに、こちらは榎本俊二とは違って、子供かわいさをストレートに出しまくっている。子供ができて溺愛している様子、いらんことまで心配してハラハラする親バカっぷりなどが、作品にたっぷり出ている。奥さんと合わせてかわいらしい若夫婦ってな感じもあり。まあ榎本俊二はすでに二人めのお子さんで、上のほうが小学生になってたりするようなんで、その分落ち着いて描いてるってところもあるだろうけど、2冊読み比べてみるとその対比も面白い。

【単行本】「塾師べんちゃん」上下巻 ビッグ錠 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 1983〜1986年に別冊コロコロコミックに連載された作品。主人公である・べんちゃんと呼ばれるあんちゃん(少年みたいに見えるけど年齢不詳)が、「極学の書」と呼ばれる中国から伝わる勉学術の巻き物の極意を使って、勉強がうまくいかなくて悩む子供たちを好成績に導いていくという作品。

 勉強をテーマにした子供向け漫画といえば、のむらしんぼ「とどろけ!一番」が有名。あちらは第1巻が1980年発行。一番のほうが勉強漫画のハシリとはいえるけれども、「とどろけ!一番」が「答案2枚返し」といった破天荒なテクニックを用いる「ゲームセンターあらし」的なノリの作品であったのに対し、「塾師べんちゃん」は「実際に役立つかもしれない」という具体的なテクニックに突っ込んでいたのが特徴。そういう意味では「ドラゴン桜」のルーツ存在といえるかもしれない。三田紀房が意識してたかどうかは知らないけど。

 ビッグ錠は元々この手のウンチクもの、ノウハウものについては名手。この作品でも「これはちょっと……」ってな回はけっこうあるものの、読ませ方・見せ方はやっぱりうまい。例えば第1回。「勉強のできない子供に九九をあっという間に覚えさせる」というテーマ。まあ九九は、例えば2×8と8×2は同じだから、半分覚えればいい、っていうのはよくいわれているテクニック。んでもって1の段も覚える必要なし。あと7×5は、7×4を覚えればそこに7を足せば覚えればいい……ってな具合に、覚えるべきところをどんどん少なくしていく。ここでの見せ方として、九九の表の覚えなくていい部分をカッターでズバーッと切り落としちゃう。で、「間抜きの術」という術名を高らかにうたいあげる。まあやってること自体は大したことないんだけど、口八丁なセリフと、ダイナミックなアクションで見せてくるので、なんだか「へぇー」と思わされてしまう。大人が見てそうなんだから、そういうテクニックみたいなのがあまり浸透していなかった、当時の子供が見ればもっと強烈なインパクトを受けたと思う。あと「極学の書」というアイテム自体キャッチーだし。

 そんな感じで、算数・国語・理科・社会といった感じで、大胆な勉強テクニックを読者に伝授していく。後半になってくると、友達を作るための方法とか、お金を稼ぐ方法とか、好きな子に振り向いてもらう方法とか、なんかムチャな話も多くなってきはするんだけど、それはそれでまた味はある。役に立つかどうかはともかく、ビッグ錠のノウハウ伝授力、ウンチク開示力、ハッタリズムはさすがで、包丁とかの実演販売にも似たような職人芸的なうまさを感じさせる。今読んでみてもけっこう面白いと思いますよ。


▼エロ漫画

【単行本】「あらいめんとゆーゆー」 松本ドリル研究所 コアマガジン A5 [Amzn]

 なんかすごくハチャメチャなノリのエロ漫画で面白かった。お話は主人公女子の高橋さんがみんなが授業している最中の教室で、派手にオナニーぶちかましているところからスタート。後ろの席の男子に汁が飛ぶほどのノリノリぶりなんだけど、みんなはなぜか無関心。なぜなら彼女はすでに死んで幽霊になっているからなのでした……。で、高橋さんはその後、学校で「トイレの花子さん」をやってるユーレイの櫻子さんに遭遇。片想い男子に想いを伝えたいという高橋さんのために、櫻子さんは一肌脱ぐのだが、それはとんでもない手段だった……といった感じで始まっていく、学園ユーレイエロエロ物語。

 絵柄はピチピチしてて肉感的。萌え系としてはなかなか達者で、一つ一つのエロシーンも濃厚で、実用目的な描写はかなりボリューム感がある。だけどお話的にはやることがけっこうダイナミックで、へんちくりんな展開が多く、意表をつかれることが多い。そのときどきの勢いでかなりタイヘンなことになっちゃっているが、このノリの良さ、勢い、ギャグセンス、パワーは買える。まあ「くそみそテクニック」ネタをやたら多用してて、時間が経つと風化しちゃうかもなーという気はするけど、とりあえず今読む分には面白い。

 またラストの展開もなんだか意外だった。賑やか愉快。エロ度も高いエネルギッシュな一作といえる。それにしても最近のコアマガジン系はイキがいいねえ。

【単行本】「ワン ホット ミニット」 鬼束直 茜新社 A5 [Amzn]

 スッキリ甘やかな絵でロリ系のエロ漫画を描く鬼束直の2冊め。この人もやっぱり絵が魅力。描線自体はあっさり目ながら、薄すぎず濃すぎず。描かれる少女たちの姿がみんなかわいらしくてほんのり甘ったるい気持ちになれる。お話としては兄妹モノが多め。今回はショタなネタもあり。基本的に鬼畜な話はないし、ユーモアもけっこうあってサクッと楽しめるタイプ。わりとシャレた絵柄だし、局部の描き込みとかもそんなリアルなタイプではないので、ロリ漫画好きのみならず、「キッツいのは苦手」といったエロ漫画初心者層にもオススメできると思う。ロリつってもヒドいことはしないし、微笑ましい話がメインだし。オカズ目的ではちょいと食い足りないかと思うけど、楽しく読めて萌え度も上々。総じてオススメな1冊です。


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