「また出たか、アニメ関連のムックが」と半ばあきれながら手に取ってみると、なな何と表紙はまごうかたなき金田伊功の「ザンボット3」の原画ではないか。一目で分かってしまったことに己の業の深さをちびっと感じたものだ。内容は同時期に出た宝島社、アスキーのものと比べるとダントツでいい。アスキーの奴よりこっちの方が「愛」にあふれている。それにふざけまくったオタク的文章((笑)とか(^_^)とかを印刷メディアで使ったりする奴ね)もこれにはないし。何といっても素ン晴らしいのは、長浜忠夫の研究と、金田伊功のインタビューが載ってること!これが庵野秀明でも、板野一郎でもないところがマニア心をくすぐってたまらぬ。ロボットアニメ年表が載ってるのが私のようなアニメを利用しようとしている小狡い人間には便利で結構。