BIRZ 2000年6月号

レヴュ担当 吉本松明
久遠永遠
音羽平八

きりきり亭のぶら雲先生

きくち正太

吉本 「山の神さま」というと山野を思い出します。
久遠    
音羽 神様の話でしんみりといくかと思いきや、いつもの調子だったね〜。
退魔針

菊池/斎藤

吉本 やっぱりつなぎの回なので盛り上がりに欠けるのが残念なところか。
久遠    
音羽 そろそろ門土も復活かな?お約束な良いタイミングで復活するんだろうな〜。
コドク・エクスペリメント

星野之宣

吉本 魑魅魍魎が跋扈する艦内という表現はよろしい。次第次第に星野の作品になってきている様子が感じられて良い。
久遠    
音羽 デロンガがどうやって重力の壁を超えるのか楽しみだな。まさか、超えられずって事はないよね?
羊のうた

冬目景

吉本 千砂を「入院」させる水無瀬…そこにあるのは無論届かない思いなのであるが、それを読者は知っているために切なさを強く感じることになる。そして八重樫に対する一砂…。もだえ系の展開は相変わらず。
久遠    
音羽 よくよく考えると、主な登場人物って意外に少ないな。だから話に深みが増していくのかな?
スカートさん

吉田戦車

吉本 ダメ人間ではなくって、ヒドい人なのでは?
久遠    
音羽 相変わらずだねぇ。
ツンドラ・パンチ!

中川いさみ

吉本 基本的にツンドラで一貫しているのが好ましい。
久遠    
音羽 なんでワニがいたんだろ?
夜刀の神つかい

奥瀬/志水

吉本 圧倒的な力を誇る一磨。ピンチに陥るヒイラギ…これはこれで盛り上がっていていいのだが、このあたりのオハナシは軽く済ませてしまってもいいのでは、と思う。
久遠    
音羽 昼間起きていても、日光はやっぱりダメなんだろね?
SUZAKU

藤木/坂本

吉本 頭はいいのだが体は弱い子どもの表現が良い感じ。
久遠    
音羽 あっさり誘拐されてるな〜。で、あっさり脱走するのかな?
しびとの剣

菊池/加倉井

吉本 やはりやや物語は迷走気味。巨神兵の登場によって、しびとの影が薄くなるのでは?
久遠    
音羽 巨大ロボット同士の対戦は無いのかな?
Marieの奏でる音楽

古屋兎丸

吉本 クラフトマンシップが支配し、それ故うまく機能している世界。物々交換が完璧に機能している、ということは、世界には争いはないのであろう。それが美しく描かれれば描かれるほど、その先にあるであろう悲劇が強調される。兎丸先生、切ない展開をお考えですね??
久遠    
音羽 空白の時間に何があったのかな?改造人間にされたのかな?
BIRTH

山口譲司

吉本 もう何がなんだか分かりません。
久遠    
音羽 なんだ?いったい何が起こったのだ?めちゃくちゃになりすぎだよな。
タバしこ

どり☆あすか

吉本 以前のシリーズに比べるとかなり面白いのじゃあないか。自分独自の世界で攻めているのがいい感じ。
久遠    
音羽 次から次へと怪しげな生き物がでてきそうだな〜。
愛をあげよう

ともち

吉本 長かったこのシリーズも終わりですか。この作品がなくなったら、バーズも違った雑誌になっていくであろう。編集方針の違いが現れているように思う。
久遠    
音羽 次で最終回かぁ。どんなまとめ方をするのかなぁ。
ぐるぐるジャングる

東城和美

吉本 ここまで連続してこうだと…。
久遠    
音羽 ほとんど変わって無いじゃん・・・
空想科学大戦

柳田/筆吉

吉本 「フラッパー」から移籍しての1回目。単行本「科学大戦」の読まれ方が気にくわない、ということは以前書いたが、筆吉と組んでのこのシリーズはばかばかしさを前面に押し出しているので、かなりエンターテイメントとして出来上がっていると思う。筆吉の絵の達者さも相まって、かなり面白くなっていると思う。次も期待。
久遠    
音羽 いいね〜。ミョーなとこで理論的で面白いね〜。
いのち短し恋せよおとめ

新名あき

吉本 これも終わりですか…。別の雑誌になっていくのですね…。
久遠    
音羽 どんどんとまとめに入ってるね〜。みんなうまいことまとまるのかな?
南の島の冬

スズキユカ

吉本 南の島に突然現れる「文明人」たち。彼らは王子を連れてきており、島に宮殿を建てる。王子の仕事はそこで祈りを捧げること。島いちばんの怠け者とされていた男は、「文明人」たちの言葉が分かるので、通訳として王子の機嫌取りを命じられる。かれは非常に暑がりで、暑いために仕事ができなかったのだ。一方王子は心を閉ざしており、「寒い」と言い続ける。王子を暖めるために布を集める文明人たち。起こる島民との衝突…以前もセンシティブな短編で我々を唸らせた人であるが、今回もやってくれました。死を通じてはじめて通じ合う心、という描写が切なくわれわれを打つ。
久遠    
音羽 わけがわからないのだが・・・
日の丸あげて

新谷かおる

吉本 もっとドッグファイトをやってほしいような。あとウソンコでいいので、第二次大戦の名機をじゃんじゃん出してほしいのだが。だから烈風ですって。
久遠    
音羽 う〜む・・・やっぱり臨場感に欠けるよな〜。
はち

大雪師走

吉本 なーんにも言うことはありません。
久遠    
音羽 この家族、きちっと生計たてられてるのかね?
BEAST of EAST

山田章博

吉本 そりゃあ面白いのだが、きちんと載れば、の話。
久遠    
音羽 うむ。相変わらずいいね〜。ページがもっと増えればさらにいいのだが。
おさるのムード

玉木満

吉本 これまた何も言うことはありません。
久遠    
音羽 やれやれ・・・

<総評>

吉本 どんどん「別の雑誌」へと変わってきている。「愛をあげよう」「恋せよ乙女」の終了といい、次号での田嶋安恵の登場といい。まだ何も言うべき段階ではないが、「バーガー」の頃からの雰囲気がなくなってしまうのは、やや残念なように思う。
久遠  
音羽 ぼちぼちですな。

<ベスト>

吉本 当然「夏の島の冬」。こうした短編を今後も載せ続けて欲しいもの。
久遠  
音羽 「空想科学大戦」だね。

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Last-Update: Thursday, 13-Nov-2014 09:15:57 JST