BIRZ 99年12月号
退魔針
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吉本 | 6 | あんまりサブルーチンを長くしないほうが良いと思います。 |
久遠 | 6 | ライバルとして、額に傷のある金色の骸骨とかはでてこないんですか? | |
音羽 | 5 | 今度はムー大陸のお話が混じるわけだね。なんだか、局地的な争いをやってるのに話は大きいね〜。 | |
きりきり亭のぶら雲先生
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吉本 | 6 | 絵というのは便利なものですな。等身大フィギュアを破綻なく描けるのだから。ところで等身大フィギュアのよさってのはその場に異質な空間を演出するからだと思うのだが、どうか。 |
久遠 | 5 | わざわざ下品にする必要はあるのかなあ。 | |
音羽 | 6 | いくら綺麗でも像よりも生身の方が良いよな〜。 | |
コドク・エクスペリメント
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吉本 | 4 | ますます「エイリアン」。どう差異をつけるのか。 |
久遠 | 5 | 艦内に、何故かロボットがあったりするんですね? | |
音羽 | 2 | 続ければ続けるほどダメになっていくと思うのだが・・・早めに手を引きましょう。 | |
BIRTH
山口譲司 |
吉本 | 5 | 千獣観音の触手の描写はグロくて良いでしょう。それにしてもずいぶん長いサブルーチンだったことで。単行本で読むと大したことはないのだろうが、単行本を買おうとまでは思わないものなあ。 |
久遠 | 3 | ああ、このままお休みになってイイや。ってゆうか、なって。 | |
音羽 | 3 | 次回からさらに派手派手で滅茶苦茶な戦いがはじまるんだろうな〜。 | |
いのち短し恋せよおとめ
新名あき |
吉本 | 7 | すっかり籠絡され、骨抜きにされてしまった乱子さんの描写が良いではないですか。この「ふにゃふにゃ感覚」がどれだけ長続きするか楽しみ。 |
久遠 | 7 | プリズムレディ再販かぁ。うーん。ところで、2巻には、花ちゃんの話は入るのかなあ・・・ | |
音羽 | 6 | 扉絵が〜。ええの〜〜〜。 | |
テディ部屋
どり☆あすか |
吉本 | 4 | いや、悪くはないのだが、真面目過ぎるんだな。丁寧にやり過ぎて「人喰い」が発生しないのだ。律儀さは評価できるが、ギャグという観点からは滑りぎみであるといえよう。 |
久遠 | 2 | そうですか。 | |
音羽 | 2 | う〜む・・・なんと表現すればよいのやら・・・ | |
蘭々博士研究所
夢野龍之介 |
吉本 | 3 | やはり絵がまだぎこちないようで。おっと、絵に限らずオハナシもか。中華風フャンタジイだったらそれで通せば良かったんでないの?あと完全に名前負けしているところも切ないか。 |
久遠 | 4 | さんじやんうんから、である必要があるの?ってゆうか、名前を変えても無駄だって。 | |
音羽 | 5 | 内容としては面白いのだが、構成が上手く行ってないな〜。詰め込みすぎって事も無さそうだし、もう少し何とかならないものかな。 | |
夜刀の神つかい
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吉本 | 7 | 緊迫感のあるアクション。組織的なヴァンパイアたちの攻撃。強大な敵の登場。盛り上がっているではないか。「ヘルシング」でもそうだったが、襲撃側がパンクスだったりイマ風の不良だったりするのがまた興味深いところ。 |
久遠 | 6.5 | ファルシオンをもったイラン人とかはでてこないんですか? | |
音羽 | 7 | 迫力があって良いね〜〜。どうせなら、もっとせまり来る恐怖の様な物が欲しいかな〜。 | |
スカートさん
吉田戦車 |
吉本 | 7 | 先月の川上のようなインパクトがないのでいまひとつに感じるが、全体的に方法論が確立されてきたので面白く読める。「伝染るんです。」の高原状態を想起させ、好ましい。 |
久遠 | 7 | おべんとの中身、食べたことあるのは、米と、梅干しだけだ・・・ | |
音羽 | 3 | 素朴な疑問だが・・・片メガネってどうやって付けるんだろ? | |
羊のうた
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吉本 | 10 | うわ。やべえっす。水名瀬登場でクールダウンするかと思いきや、一砂の「病気」の症状をこういう形で生かすとは。「千砂を姉だとは思えない」というくだりの展開もヤバすぎ。冬目景の筆は呵責なく我々をダウンさせる。どうなっているんですか!? |
久遠 | 10 | 俺様ちゃん、死ぬかもしれん・・・ | |
音羽 | 8 | そのうち、千砂と一砂で互いに相手のクビに噛みついて血をすすりあうとかって展開になるのだろうか? | |
ぐるぐるジャングる
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吉本 | 3 | だから。早くこのオハナシを畳んで、地味で屈折した女の出てくるオハナシにしてくださいよ! |
久遠 | 5 | はあ、俺様ちゃん、死ぬのかな・・・ | |
音羽 | 4 | なんか変な宇宙人が増えたな〜。数増やせば良いってもんじゃないでしょ〜に。 | |
愛をあげよう
ともち |
吉本 | 7 | 互いに求めあうがかなわない恋人たちのオハナシに、象徴的にからむペットの死。これはどういう効果をもたらすのであろう?おそらくは意図した上での展開であろうので、次がどうなるか楽しみであるのだが。実感に基づいた重い言葉が好ましい。 |
久遠 | 8 | いや、完結するまでは、死ねん!ところで、愛犬が死んだときは泣いたけれども、爺さんが死んだときはちっとも哀しくありませんでした。 | |
音羽 | 4 | 受かったらどうするんでしょうね〜。もっとテンポよく話がすすまないものかね〜。 | |
しびとの剣
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吉本 | 5 | 久しぶりの「現世」編であるせいか、やや展開がぎこちないような。片桐さまはどうなってしまうのか? |
久遠 | 6 | また、無茶な展開を・・・ | |
音羽 | 6 | 本編がようやく再スタートしたね。からくり師蘭剣まで出てくるし、面白くなりそうだな。 | |
ツンドラ・パンチ!
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吉本 | 6 | これも「スカートさん」同様方法論が確立され、安心して読めるようになってきている。好き嫌いはあるのだろうが、私は結構好きだ。 |
久遠 | 5 | 風船おじさんって、調律師だったんだ・・・ | |
音羽 | 1 | なんでジェラルミンケースに入れて運んでるんだか・・・ | |
Lady Noel
雨宮智子 |
吉本 | 8 | たてつづけの雨宮ラッシュに私は参ってますよ?!ちと展開にご都合が見られなくもないが、アメリカ文学の良いところを集めたようなオハナシはタマラヌものがある。ミルハウザーとかヴォネガットとか好きな人、ちゅうか私のことであるが、にはヤバい作品となっている。もう単行本にするしか? |
久遠 | 7 | いい買い物をしましたねえ。うん。頑張って、読み切りを数多く書いて下さい。 | |
音羽 | 8 | 相変わらずいい味だしてるね〜。どうせなら、来月なら時期的にもピッタリでさらに良かったのだが。 | |
人魚の生贄
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吉本 | 7 | 結構ちゃんとしたミステリ展開なのが好ましいじゃないの。いかにも青年誌的な絵やオハナシが描けるのに加えて、文芸的要素を持った作品も描けるとは。編集の要請に負けることなく、この人自身が内に持っているものを強調していけば、化けるのではないだろうか。すでに片鱗は見えている。 |
久遠 | 5 | メトセラはどうなったんですか?っちゅうか、都合良すぎ。 | |
音羽 | 5 | ちょっと無理がある気もするが、悪くはない展開かな。ホラー物よりバカっぽい物の方が向いてる気もするが・・・ | |
Beast of East
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吉本 | 6 | 筆を使用した描線は違和感がややあるもののよい。「おさるの時間」とセットじゃないの? |
久遠 | 5 | そろそろ、来月辺りの表紙ですか? | |
音羽 | 5 | 短すぎるって・・・何とかしてくれないとねぇ〜。 | |
日の丸あげて
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吉本 | 5 | 主人公であるところの日の丸が成長していく姿を描くところは正統少年漫画なので良いのだが、フルコンの空戦のほうが何だか楽しみ。すでに長鼻も描かれてることだし。リアリティなしでも良いから第二次大戦中の名機をどんどん登場させて欲しいところ。 |
久遠 | 5 | まあ、そうだろ。終わりの方に来るのは、当然だね。 | |
音羽 | 4 | 内容は面白い。しかし、絵と構成が問題ありだな。空戦の臨場感が全く伝わって来ないんだよな。 | |
チャミーとコロクプル
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吉本 | 5 | 「うぁたし、チャアミイよ。マイプリリリリローボーイはどこかしら?」 |
久遠 | 4 | そういえば、宇宙キャットとかはどうなったの? | |
音羽 | 6 | ロシアンルーレットはカタギな遊びには思えぬが・・・ | |
東京猫物語
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吉本 | 5 | もうちょい猫っぽい馬鹿さがあっても良いのではないか。新人にしては手慣れた感じがするので良いが、伸びそうかというと…。 |
久遠 | 2 | えーっと、だから?雑誌間違えてない? | |
音羽 | 3 | 内容が詰まってるわけでもないし、強い印象を与えられるわけでもないし、中途半端すぎて面白味が無いね。 |
<総評>
吉本 | 阿部忍が伸びてきているのが面白い。連載陣のテンションの低さをカバーする存在になるのではなかろうか。上手く育ててくれることを望む。ところで次の兎丸は良いのだが、また小山田?もっと載せるべき人がいるだろう!! |
久遠 | いやあ、ソニーに移って正解だったねえ。お金、いっぱい使ってくれるし。ってゆうか、俺様ちゃんから、お金を吸い上げるのですね? |
音羽 | 雑誌としてバランスはとれてるとは思うが、SFと4コマがダメすぎる。手遅れになる前にきっちりと手をうっておいて欲しいものだな。 |
<ベスト>
吉本 | 互いに求めあいながらも達せられない恋人たちのもどかしさを存分に表現した「愛をあげよう」にしよう。「おあずけ」が長ければ長いほど爆発力は強くなる。 |
久遠 | ええ、どこまでもついていきますとも。たとえどんなことがあろうとも! |
音羽 | 時期が少し早かったが、それなりに季節も感じさせてくれた「Lady Noel」にしよう。 |