フラミンゴ 2000年1月号
ゆみことマメの木▽ 町野変丸 |
吉本 | 6 | 天に届くまでクリトリスが勃起してしまったゆみこちゃん。それを昇ってゆくとやっぱり巨人がいて…というオハナシ。もう完全にゴーイングマイウェイでエエ感じ。るもいじゅんの漫画も参照。 |
久遠 | |||
puppy Love 海明寺裕 |
吉本 | 10 | いよいよ本格的に「飼育者」となる翔。昨日まで叔母であり、従姉弟だった「ひと」が「イヌ」に急展開する。ここにあるのは単なるエロにあらず。世界の「標準」や「常識」を揺るがす強力なアンチテーゼだ。 |
久遠 | |||
囚われ人 海野やよい |
吉本 | 6 | 調教されるために買われてきた娘。その運命に逆らおうとするが…というやよい先生お得意のオハナシ。女性の描き方(ちょっとした視線などの男には描けないような部分)がやらしくてやっぱり良い。次はこの娘がどう調教されるのか?楽しみなところ。 |
久遠 | |||
好きな人 鰤てり |
吉本 | 4 | いじめっ子と先生のお話。いじめっ子をかばうのは先生だけだったが、先生もクラスじゅうにレイプされてしまう。そして実はいじめっ子は…と、意外な展開が面白い。ただやはり線のぎこちなさは相変わらず。固まっているので仕方ないのであろうが… |
久遠 | |||
おさるさんと私3 童門冬児 |
吉本 | 2 | エロを描いてください!! |
久遠 | |||
Bagles-D しのざき嶺 |
吉本 | 5 | すっかり男漁りと中出しが好きになってしまった件の奥さん。せっせとセックスに励みます…というオハナシ。しのざきにしては普通きわまりなし。エロさは相変わらずなのだが、いかんせん職人芸に堕してしまっている。やはりまだ本調子ではないのか。 |
久遠 | |||
玉下田商事検査済 第25歩兵師団 |
吉本 | 5 | ある商事会社では女性社員がプリントの子供っぽいパンツを履くことを禁止していて…というもの。でも私なんか逆にプリントパンツに萌えたりしちゃうんだけどなぁ。 |
久遠 | |||
メイドinJAPAN 鋭利菊 |
吉本 | 8 | え?先生!今までの少女たちはどこに?セックスしないんですか? …とはいえ。黒髪、ショートの日本人少女に発奮する白人エスタブリッシュメントという構図に「大和民族絶滅計画」が見え隠れして実にアタマを刺激する。より一層のご活躍を心より期待しております。 |
久遠 | |||
身体の記憶 心の傷 古賀燕 |
吉本 | 7 | 和風な風景を背景に繰り広げられる性的虐待。虐待される女の子はそれを胸に秘め…というオハナシ。全体的に和風にまとまっているのがまたよろしい。ぽっちゃりした女の子の体型や視線の使い方もよし。以前より格段に上手くなっているではないか。次回作も期待。 |
久遠 | |||
バージェスの乙女たち 蜈蚣Melibe |
吉本 | 6 | …やっぱりこういうボクシングだったのですね。予想通りとはいえ絵柄としてみるとかなり悪夢的。にしまきとおる先生を思いだしますなあ。ま、にしまき先生ほど無意識的ではないので「キチ的うまみ」は少ないのであるが。ところで最近本格的にストーリー構成をしているのではないか?カッチリとまとまったストーリーが見えてきているのだが? |
久遠 | |||
おとなちゃれんじ るもいじゅん |
吉本 | 6 | 走ってます、るもい先生。道で拾ってきた女の子を赤ちゃんにして…というオハナシをギャグ仕立てにし、それでいてちゃんとエロを挿入しているとは。変丸もどきはいただけないが、馬鹿を続けてくれるのは非常によろしい。 |
久遠 | |||
私の罪はアナタノツミ 白井薫範 |
吉本 | 7 | これにて一件落着。恵美は立派なPになりました。周りから真綿のようにじわじわとPにさせられてゆく恵美の描写もよろしければ、Pへと「堕として」ゆく側の描写もまたよし。「るおちゃんくもになる」を乗り越え、更なる深みへと向かわんとしている。特殊も極めると崇高になる好例。高く評価はしないが心打たれる。 |
久遠 |
<総評>
吉本 | 今回は全体的なテンションが高かったので読める内容。ただ「以前のフラミンゴ」の要素ばかりで勝負している所はやや気になるところ。全ての連載陣が調子よくやれるわけではないだろうから、このパターンはそうそう成功しないだろう。もっと外の「血」を導入する路線を続けてはいかがか。あと広告が異様に多いのは何故?やはりヤバいのか? |
久遠 |
<ベスト>
吉本 | 最終回ご祝儀の「私の罪はアナタノツミ」にしよう。勿論「パピーラブ」ももの凄いのであるが、多分次もこれは高いところに向かうであろうから。 |
久遠 |