フラミンゴ 2000年2月号
| とんにゃん 白井薫範 |
吉本 | ６ | …またかよ。 今回もPとその飼い主のお話。Pは飼い主のペニスにすっかり逝かされてしまい、自らの身を白紙委任する。そして「調教場」に送られる…。この辺のオハナシはまさに「O嬢の物語」と同じ。教養を刺激されますなあ。「O嬢」とどう差異をつけるのか。楽しみ。 |
| 久遠 | |||
| Bagles-D しのざき嶺 |
吉本 | ６ | 今回も例の奥さんが登場。妊娠した奥さんだが、やはり欲望は抑えられない。関西弁のおっさんと、巨根の青年との３Ｐにふける。奥さんの欲望の深さに感興をそそられるが、もう少しヒリヒリするような感覚が欲しいところ。完全復活までもう少しといった感じか。 |
| 久遠 | |||
| puppy Love 海明寺裕 |
吉本 | ８ | 一方こちらは快調この上なし。イヌをイヌとして扱う法律が公布され、学校では前倒しで実践することに。今までの先生は「チーズ号」に、クラスメイトも「いやらしいメス犬」になる。そして主人公はよりいっそう「飼い主」としての自覚をふかめてゆく。私もすっかり、この日本社会にわんこがいるような気分になってきましたよ！？感心することに、まだまだ先がありそうな予感。海明寺先生！期待しています！ |
| 久遠 | |||
| 催眠課長 上藤政樹 |
吉本 | ４ | 会社の温泉旅行で、課長はとろい女の子に催眠術をかけ、いやらしいことをしようとする…といったオハナシ。絵が荒れてますなあ。活躍していた人なのに。 |
| 久遠 | |||
| サンタvsゆみこちゃん▽ 町野変丸 |
吉本 | ５ | ゆみこちゃんの膣圧で、光速で世界中に届くプレゼント。愛のかけらもない終わり方がええ感じ。 |
| 久遠 | |||
| おとなちゃれんじぷっちん るもいじゅん |
吉本 | ７ | ギャグを交えることによって、るもいは一枚も二枚もグレードアップしている。今回は伝言でナンパした二人の女の子にトイレトレーニングを施します。いやあ実体験に基づいたプレイは説得力があって素晴らしいですな。この調子でどんどんギャグをやって欲しいモノです。破壊力高し！！ |
| 久遠 | |||
| LITTLE☆KINETIC 影夢優 |
吉本 | ４ | カラー4ページ。金髪の少女とセックスする日本人の青年。4ページではできることが限られるので、こんなものか。 |
| 久遠 | |||
| 便器 天竺浪人 |
吉本 | ９ | 「激漫」に全力投球かと思わせて、ちょっと残念に思っていたのだが、こちらもテンションが高く引きつけられる。彼女と一緒に犯された主人公は、男のよさも女のよさも知ってしまう。学校でそれを思い出し欲情する主人公…。サイレントでやるところがヨリエロいではないか。 |
| 久遠 | |||
| 我が青春に悔いなし 駕籠真太郎 |
吉本 | ７ | 今回は漫画家愛子のオハナシ。帝国の戦意を高揚させるために国策漫画を描く愛子。アシスタントの間では、誰がメインとなる大便を描くかで内紛が起こっていた…というオハナシなのだが、最後にはそんなのどうでも良くなってしまうのが実にかっこいい。確かに駅前シリーズより全体の完成度は低いのだが、それでもアタマをくすぐられる作品になっている。 |
| 久遠 | |||
| ファイナル検査？ 鋭利菊 |
吉本 | ８ | 性欲減退ウイルスを退治するために、例の小学生たちが「博士」になって実験を繰り広げる。電気を通したりするのはもちろんのこと。ウナギのヌルヌルがウイルスを殺すなんて真面目に仰有ってますよ？？鋭利先生、ノリノリでやってます。本っ当に楽しそう。 |
| 久遠 | |||
| おさるさんと私 童門冬児 |
吉本 | ４ | うーん、やっぱりエロをやって欲しいのですが。 |
| 久遠 | |||
| MidNight 変態 TV Shopping 第25歩兵師団 |
吉本 | ４ | 絵のいやらしさはかなりのものなのに（少なくとも私好み）、やっぱりオハナシのねちっこさがやや足りない感じ。もう少し頑張って欲しいところ。 |
| 久遠 | |||
| バージェスの乙女たち 蜈蚣Melibe |
吉本 | ７ | バージェス・ドールたちが連合を組み、バージェス博士の支援とアノマロカリス救出に取りかかる。プロパガンダを行うロックミュージシャンが登場するが、これが何とも暗黒系／グラン・ギニョル系でいいのですな。勉強なさっておられる。 |
| 久遠 | |||
| M女図鑑 海野やよい |
吉本 | ６ | いつものM女もの。ご主人さまに調教される女。ご主人様はいう。「見ただけでお前をＭと見抜く人についていきなさい」と。相変わらずの職人芸ですな。カテーテルを使った尿道プレイは面白い。 |
| 久遠 |
＜総評＞
| 吉本 | いつもの調子といえばいつもの調子なのだが、海明寺先生、天竺、るもいの調子が非常にいいため、面白く感じる。特にるもいのギャグ仕立ての作品は笑いながらも楽しめる。ええわ。 |
| 久遠 |
＜ベスト＞
| 吉本 | でもやっぱりベストといえば天竺「便器」でしょう。セリフをあえて使わないところに強烈なエロスを感じる。ホモとかレズといった枠組みと関係なしに、男が男に欲情するさまを描いているのが非常に興味深い。 |
| 久遠 |