ヤングキングアワーズ2000年2月号
カムナガラ やまむらはじめ |
吉本 | 7 | やまむらの意図が「普通の」少年漫画をやることにあるのは分かっている。「未来のゆくえ」で描かれているような短編の良さと、「エンブリヲンロード」に見られるような少年漫画的なオハナシの良さが、上手くクロスオーバーしてゆくと良いと思うのだが。すでに視線の表現などで片鱗が見え隠れしているので期待できる。 |
久遠 | 6 | やりました!王道です!って、寄生獣もこんな展開だったなあ。テンションの高さだけで持っていかないで欲しいのですが。 | |
音羽 | 6 | いきなり派手な事になってるな〜。暗い話しになるのかな〜? | |
エクセル・サーガ 六道神士 |
吉本 | 7 | これまたアニメ版に「引きずられたような」ハイテンポの展開。原作は原作で、着実にオハナシを進めているようだが。シナジー効果が現れているように思える。 |
久遠 | 7 | ナベシンなら分かってくれる、というやつですか。ところで、ナベシンかける六道という本があると思ったんだけど、見つけられませんでした。 | |
音羽 | 6 | えっと・・・初夢?・・・じゃないよねぇ。 | |
ドキドキ▽ロコモーション 幸田朋弘 |
吉本 | 6 | 絵も良く出来ているし、登場する要素も(大正浪漫&スチームパンク)魅力的。見るからにオタク受けのする内容。それはそれで評価できるのだが、このオルタナ臭ぷんぷんの「アワーズ」ではどうもパンチ力が弱いように思える。素直過ぎて毒がないのだ。もう一工夫欲しいかな、といったところ。 |
久遠 | 3 | まったく読む気が無いんだよな、これ。面白いの? | |
音羽 | 7 | 次のメカはどんなのが出てくるのか楽しみだな〜。 | |
迷彩君 竿尾悟 |
吉本 | 2 | この作品をよしとする読者のレベルが低いことに注意せねばなりませんよ。こっちに合わせると、雑誌自体のレベルが下がってしまいますよ。編集部の皆さん。 …とはいえ。うがった見方であればこの作品はかなり楽しめる。「アワーズ2000」に載っていたクリスマスネタもかなりナイスな無意識過剰作品であったが、日本兵の怨霊が現れるというこのオハナシもなーんの工夫もなくて猫的。愛国精神にしてもミリタリー愛好にしても、それを相対化したところにヒネたオタクの楽しみがうまれるのだが、この作者はそうした作業を行おうともしない。その天然さに、逆に面白みがあるではないか。 |
久遠 | 4 | なんか何時の間にやら当然な顔して居座っているのですが。いいの?居直り強盗? | |
音羽 | 4 | だからぁ〜・・・場所やテーマが非日常だと、迷彩君の異質さが目立たなくてつまらないんだってば・・・ | |
泥棒猫 大石まさる |
吉本 | 7 | 「でも、猫でやるんだよ」という覚悟が感じられて非常によろしい。「みずいろ」(胸)のリハビリを行おうというのか。どっちにしてもふぬけ感覚はよろしい。 |
久遠 | 6 | ほんとにこのシリーズが続くの?もしかして、「みずいろ」の息抜き?って、「みずいろ」の単行本は、何時? | |
音羽 | 4 | ブレーカー・・・無いのか? | |
KAZAN 宮尾岳 |
吉本 | 6 | 少年漫画的オハナシの盛りあがりにきわめて忠実な展開。嬉しくなってしまうではないか。 |
久遠 | 6 | 友情もあった。努力もあった。ちゅうことは、次は勝利だね。最後の敵は強くて、負けそうになるけど、愛パワーでパワ−アップして勝利するんだね。 | |
音羽 | 5 | 髪が延びただけ?もっと派手に変身とかしないのかな〜。 | |
ジンクホワイト 小泉真理 |
吉本 | 5 | いや、リリカル展開は良いのですよ。半ばギャグを交えながら美大を目指す若者の姿を描くってのは。しかしコマ割りが4コマずつってのは…。意図的なのですか?? |
久遠 | 4 | 美大ネタは、「浪」君で間に合ってるからいいや。 | |
音羽 | 2 | 普通に描けば面白くなるかもしれないのに・・・ | |
トライガン・マキシマム 内藤泰弘 |
吉本 | 7 | … |
久遠 | 8 | テレビ版では子供のフリして近づくというただのへっぽこ野郎だったビーストも立派になって・・・。ああ、そういえば、テレビの脚本は今をときめく黒田だったねえ。 | |
音羽 | 5 | どんな戦いが展開されるのか楽しみだな。 | |
ヘルシング 平野耕太 |
吉本 | 8 | 定期的な掲載はとてもよろしい。毎月載ってればどれだけアワーズの売り上げが伸びることか?それからハルコンネンといやあやっぱりスティング。パンツ一丁!! |
久遠 | 8 | はじめ、アーカードだとは思いませんでした。前回出ていた、密輸商かと思ってました。けどまあよっく見ると、サングラスがいつものじゃあないですか。気を付けなきゃいけませんね。 | |
音羽 | 7 | さて、どうなるのかな?やっぱり皆殺しなのかな〜?まさか、雲隠れはしないよな〜。 | |
LOAN WOLF 山田秋太郎 |
吉本 | 6 | ドメスティックなオハナシですな。死闘の結果仲良くなるという少年漫画的オハナシに目尻が下がる。 |
久遠 | 6 | あれー?山岡さんが住んでると思ったのに。ってゆうか、すごい仕事量ですね?大丈夫なんですか?ってゆうかその半分でも平野が仕事したら・・・ | |
音羽 | 7 | ドラドラのしっぽに付いてるわっかはピアスなのかな? | |
ブルヴァール 日生かおる |
吉本 | 0 | ほう!やはりそう来ましたか。ところで無機物とオハナシする女とは私絶対に友達になりたくありませんし、近寄りたくもありません。ていうか何なの?これ? |
久遠 | 1 | 馬鹿?自分が犯した行動からなにも学ばないの?サル以下? | |
音羽 | 0 | アホですな・・・さっさと終わってしまいなさい・・・ | |
コミックマスターJ 田畑/余湖 |
吉本 | 7 | 「限界」というモチーフは「J」においては良く使われるところ。だが今回はまんが専門学校をチクリと皮肉っていて実に毒にあふれている。「J」の面白さは、実はこのそこはかとない皮肉にあるのではなかろうか。 |
久遠 | 7 | 漫画の専門学校はまだ分かるのですが、シナリオとか、ファンタジー小説の専門学校って、何なんですか?そんなとこで、何が学べるんですか? | |
音羽 | 7 | 限界をこ〜えて〜〜♪ | |
ひねもすヨメ日記 ひぐちきみこ |
吉本 | 5 | そういや「ももいろぞうさん」に出てきたアコーディオンみたいな存在、なんて云う名前でしたっけかねえ。 |
久遠 | 5 | クラリスにもラナにも思い入れは無いからなあ。あ、あと、電脳学園、バグ多すぎ。 | |
音羽 | 2 | 部屋・・・整理しなきゃ・・・ | |
夜の燈火と日向のにおい 鬼魔あづさ |
吉本 | 5 | …アクション、とは、珍しい… |
久遠 | 5 | 新刊、出ましたねえ。これを機に読んだほうがいいのですかねえ。友達は別に読む必要はないといっているのですが。 | |
音羽 | 6 | う〜ん・・・あいかわらず良い感じだね〜。 | |
ジオブリーダーズ 伊藤明弘 |
吉本 | 6 | 流れるような展開とはまさにこの漫画のためにあるような言葉か。 |
久遠 | 7 | そういやあ、このシリーズは夏コミの頃から始まったんだよねえ。ヒゲの新刊はどうなったんですか? | |
音羽 | 7 | 民間人が出てこないけど、皆ひなんとかしてるのかな? |
<総評>
吉本 | 抜けたものこそないが着実。ただ「迷彩君」「ブルヴァール」のような志の低い作品が載りつづけているところは気になる。キャッチーであればいいの?(いいんだけど)売れればいいの?(いいんだけど)あと、「2000」に注力したせいか読み切りがないのが気になる。新しい才能を見いだす場としての機能が、これでは下がるのではないか。 |
久遠 | なんか、上下のすみわけがはっきりしてきたような?かんじ?これが編集方針?ティア系は増刊なの? |
音羽 | 4コマ、なんとかならないのかな〜・・・ |
<ベスト>
吉本 | レギュラー連載陣中心なので難しいところ。連続掲載の「ヘルシング」にしようか。 |
久遠 | 今月は難しい。飛びぬけたものが無い。むー、「三石、南対談」にしよう。」 |
音羽 | キャラの個性がよくでてて良い感じの「ドキドキロコモーション」にしとこうかな。 |