「文学的な」表現を行うことによって、自らをアピールせんとするもの。二つのサブカテゴリに分けられる。
a.小説型
オハナシを含んだ文章を書くということは、昔から行われている自己表現の姿であり、かなり「形の決まった」ものである。ゆえにその表現は慎ましさを持つことが多い。しかし、そうした昔からの決まりにとらわれずにすむようなジャンルにおいては、しばしば実に微笑ましいナルシスが現れる。ファンタジー小説などのオタッキーな文化に隣接したものには注意が必要である。
b.日記型
日記も文学表現としては歴史のあるものである。他者に読ませることを意識して書かれた日記は、実に優れた文学表現&自己表現になる。また、そうでないものも、他者のありさまを直接覗くことが出来るため、なかなか優れたエンターテイメントとなりうる。が、中には、「自分を知って欲しい」という意識ばかりが先走ってしまい、物凄い状態になったものもある。