トゥトゥ アンサンブル

月曜日 10:00〜10:15

金曜日 9:30〜9:45

対象 小学校中学年・音楽


 長寿「ふえはうたう」の後継。教育テレビの番組の外注化と、内容の現代化が進む中で、唯一残っていた「昔ながらのNHK教育味」はここになくなった(ずいぶん昔のリソースを使っている人形劇のたぐいは除く)。内容は、主人公の少年、ケン君が、ララお姉さんや妖精ピピ、音楽家のキーボーズからリコーダーを習い、音楽への感性を深めていく、というもの。

 リニューアルされた後の番組は、というと、少々のファンタジー味が加わり、ドキドキ感のあるものになった。まずは主人公のケン君はなかなかの美少年。そうした美少年が「息づかい」とか「タンギング(和訳すれば「舌づかい」か)」とか言ってるのだ。ドキドキしないか?しないか。お姉さんはよくファンタジー小説で出てくるようなひらひらした妖精みたいな格好をしており、一見幻想的な装いに見えるが、実は結構肉感的。体の線がかなりよく分かるのだ。それに美人。美人が美少年を丁寧に指導するなんて…ああ、ドキドキする。リコーダー以外の楽器についてはキーボーズが担当するのだが、この人、音楽的にはかなりの実力を持っているように見うけられるが、見てくれはむさいおっさん。このおっさんが、かなり凄いミュージシャンを従えて、ケン君に手取り足取り稽古をつけるのだ。おっさんの毒牙にかかる美少年…ってことは、番組中では決してないのだが、そんなことさえ想像させてしまう何かがここにある。