2001年10月後半

2001/10/18(木) 17:07:22 ヤマナ
タイトル BRUTUS/特集 なぜ、ナニ?タカラズヅカ! 今日の気分 雑誌バナシでスマン
「ウォーターボーイズ」感想、まだまとまらないので閑話休題な更新を。

●「BRUTUS/特集 なぜ、ナニ?タカラズヅカ!」(2001/11/1号・マガジンハウス)

本屋で高橋真琴さんの乙女チックイラストの表紙につられて衝動買いしてしまいました。「BRUTUS」も宝塚も興味なかったのに…。いやでも、箔押しで宝石キラキラですよ。お姫さまの瞳も王子様の瞳もキラキラですよ。いまどき少女漫画誌でもこんなきらびやかな表紙ありません。すごい破壊力です。負けるよコレには。店頭から消える前に、表紙だけでも本屋で見てくれ。

で、ほとんどポスターを買うような気持ちで買ってしまった雑誌なのですが、特集の方もなかなか楽しかったです。
宝塚そのものより、宝塚周辺の文化にスポットを当てている感もあって、おそらく宝塚ファンの方が読むには薄口すぎると思うんですが。私のような門外漢がちょこっと興味持つにはちょうどいい感じ。素人ならではの疑問にも、さらっとだけど結構応えてくれてるし。

本文ビジュアルもピンク色中心でかわいらしい。蜷川実花撮影の「男役」写真はモダンかつ少女漫画チックで、子供の頃タカラジェンヌの化粧が怖くて怖くてたまらなかった私でもかなりうっとりいたしました。(ちなみにジュリーの化粧も怖かったんだけどどうでもいいね。)

付録(?)に「タカラジェンヌ完全名鑑」が付いていて、これ案外おもしろかったです。激しくも乙女ちっくな芸名が延々と続いていて。ある種の不思議ポエジック世界が現前しました。「真白ふあり」「月舟さらら」あたりが好みの芸名です。自分で命名するんだって!すげえ!(でもちょっと少女漫画家っぽい!)

しかし「BRUTUS」の想定読者はえらく金持ちっぽい印象があるんだけど、どうなんでしょ。またとち狂った特集を組んでくれない限り、二度と買うことはないかもしれんのう…。


2001/10/24(水) 23:15:48 とりこ
タイトル なつくさ万歩計/マーズ・アタック! 今日の気分 『陰陽師』は明日アップします。スイマセン

「BRUTUS 宝塚特集号」、見ました。
想像をハルカに越えキラキラドぴんくで、驚愕(いや、度肝)…。

●山名沢湖「なつくさ万歩計」/少年画報社「OUR’S LITE」12月号掲載)

若い奥さんな主人公が、万歩計つけてスーパーへお買い物に。
そんなお話です。

毎度ながら「ごくフツウの日常」と「フシギ感覚」のマッチングが絶妙です。
衝撃的だった「ハミング」より、こっちの方が入りやすい人もいるんじゃ…とか思われました。
一見大人しめですが、ある意味一番山名の本質に近い気が(※極私的感想…スマン)。
涼やかで爽やかな読後感が、とても素敵です。

ところでアタシさあ、「力技なダジャレ好き・初段」(自認)ってのでどうかな(話それてますが)。

●『マーズ・アタック!』…ティム・バートン監督(1996年)

公開当時、イカちゃんから散々面白いって聞いてて。
観たい観たいと思いつつ、一人で観るには勿体無さそうだし…。

この度、ついに念願果たしました(ビデオですが)。
いやあ、面白かったですとも。
ニュースキャスターの恋模様、ファラオの格好した元ボクサーと火星人との対決(?)、火星人の目に宿る涙&大統領のムネに翻る旗、そして何といっても、あのガム噛みねーちゃん。
あの歩き方!
映画館で観てなくてクヤシいです。くそう。
観た後どうしても真似したくなって、あのねーちゃん流に部屋中練り歩いてみましたが、どうもありゃ難しい(※映画館で観てなくて正解だったかもしれん)。
一応筋を申し上げれば、「火星人が地球に来襲し、去るまでの顛末をちょっとブラックなドタバタで描いたコメディ」です。
(単純ですが、それ以外に書きようがない…)

デカ頭で緑色の「絵に描いたような」火星人造形からして奮ってます。
冒頭シーンで地球に飛来するUFOは、喫煙所にあるような安っちいアルミの灰皿を伏せた、あの形・あの色で、そしてめったやたらぎゅるぎゅると回転しているのでした(※ここでスデに大当たり度が露見したよ…)。
作り手自らがB級に自覚的で、そのB級さを楽しみ尽くしてる映画なので、あとはもうどこまでバカ見せて下さるかにかかってるトコロを、こちらの想像を突き抜けたアホさ加減といったら。
「なんで火星人、宇宙船の中でパンツいっちょなんだよ!
しかも赤パンだよ!」

ラストのIt's Not Unusual(テーマ曲)、スんばらしいですなあ…。


2001/10/26(金) 00:44:34 とりこ
タイトル 陰陽師 今日の気分 もう寝なくては

『陰陽師』…滝田洋二郎監督(公開中)

色々話題の映画ですが、いやあ、こんなに面白いとは。

大画面いっぱいに迫り来る野村萬斎さま(阿部晴明)のお姿に、観る側はもう度肝抜かれっぱなしで、声も出んぞ。
「ああっ、特撮って、おんもしれえんだなあ!」て思ったことでした。
劇場パンフによれば、滝田監督、特撮も時代劇も初めてとのことで、ナルホド、何やらとてもフレッシュな感じがしたのはそこら辺もあるのかしら、と思いました。
とにかく大スペクタクルで、強引な展開は先が読めません。「一体これどうなっちゃうの?」と思ううち、更にどんどんスゴイことに。目玉剥き出してただ見てるよりホカなかったわ。えらいこっちゃ。

源博雅=伊藤英明クンは当たりと思います。モロ貴族の若武者(背が高くてりりしくて綺麗)で、少女漫画をこうまで具現する?とか思ったよ。笛以外はいいとこなしのただ単に「愛される」役ドコロを、一身に体現してます。
てな訳で、この映画におけるラブエピソードは、単に博雅のキャラを立てる装置に過ぎません。
逆に原作の「晴明×博雅」萌え向けサービスはしっかりと盛り込まれておる。おいおい。
が、しかし、真のボーイズラブ愛好者はむしろ(てか、モロ)「晴明×道尊(真田広之)」に注目でしょうな。
だって、道尊の魅力ったらアナタ。

後半、頭ぼさぼさになってから特に、リア王かマクベスか?って印象で(流石ロイヤルシェークスピアカンパニー?)。悪役楽しそうだなあ、真田さん。
野村萬斎も真田さんもそれぞれ別種の華があって、片や時代劇経験も豊富な実力派、片や伝統芸能の申し子、壮観です。
お二人とも隙がなさスギ。
衣装も得物もピタリとキマり、殺陣も見事噛み合ってて、も、スクリーンに釘付け。最後まで目が離せません。

他にも、小泉今日子が食べる生肉美味そう、とか、萩原聖人美味しい役ドコロじゃん、とか今井絵理子可愛い(蝶々の「式神」、初め衣装配色にオドロキましたが、観てると可愛くって)とか、CGの説得力、面白〜!とか、見所は盛り沢山です。
相当楽しみました。

エンディングの野村さんの舞がまた、素晴らしくって…。

滝田監督の「僕らはみんな生きている」、面白かったですそう言えば(ちょっと古いけど)。
「ウィー・アー・ジャパニーズ・サラリーマーン!」は、キョーレツな印象でした。


2001/10/26(金) 14:22:44 ヤマナ
タイトル ウォーターボーイズ 今日の気分 明日は旅行
●矢口史靖監督「ウォーターボーイズ」

男子高校生シンクロナイズドスイミング青春映画。とてもとても楽しくて、とてもとても愛しい映画でした。あまりに朗らかで、それがとても美しく感じられて。クライマックスではなんだか涙ぐんでしまいました。さわやかで、かわいらしくて、おバカで。本当に素敵な映画です。

って、ほとんどとりこの感想と変わらないじゃーん。しまった…せっかく後出しさせてもらったのに。

ただちょっと補足したいことが。
確かにこれ、「悪意のない」「ユートピア」映画ではあるのだけれど、じゃあ単純に善意の世界なのかと言うとそうでもない、状況に流されがちの人ばかりの「日和見おひとよしワールド」だと思っていて。実はそういうのって結構リアルな気もするのです。

ただ、その流され方がウソみたいに美しい。メインの5人組なんか、受け身だったくせに気が付くとちゃんと姿勢よく前を向いてる。そっちが前とはとても思えなかった場所を「前なんだ」と思わせてくれる。ヘボなままで、バカなままで。しかも微妙に理屈を越えたところで。

なんだろうな。お風呂の桶を用意して、そこにぷかぷかたゆたわせるのではなく、ウォータースライダーのその先にお花畑を用意してくれている。ウォータースライダーは楽しいけれど、景色はどんどん変わるしやっぱりちょっぴりハラハラする。この映画の「ユートピア」はそんな感じの「ユートピア」だと思うのです。
で、そういうあり方ってなかなかユニークな感じがして。ユートピア映画ではあるけれど、一言「ユートピア」でくくるとこぼれ落ちてしまうものも多い、微妙かつ絶妙な映画なのだよね。

『矢口監督は「お涙装置」にとても敏感なのでは。』というとりこの意見には諸手をあげて賛成です。更に言うと「お涙装置」に限らなくてあらゆる装置に敏感な方なのではないかと思います。「ユートピア装置」にも敏感だったのではないかと思うし、お約束ギャグが続いてもベタに落ちない辺り「お笑い装置」にも敏感なのだと思うし。含羞の人であるよね、きっとね。でもはにかんだ様子をみせず、ちゃんとひとなつっこい作品に仕上げてる。そういう感じがまたよいなあ。

ちなみにこの映画のラストは望月峯太郎の青春水泳ラブコメ漫画「バタアシ金魚」(傑作!)へのオマージュだと思うのですが、はてさて。


2001/10/27(土) 00:28:07 ヤマナ
タイトル 「ウォーターボーイズ」オリジナル・サウンドトラック 今日の気分 矢口祭り
やっとこさ書きあげたイカ版「ウォーターボーイズ」感想ですが、読み返すとなんか妙なたとえが多くて謎の文章になってますね。ごめんなさい。恋した相手は冷静に分析できないものなのです。

●「ウォーターボーイズ」オリジナル・サウンドトラック(2001/ポリドール)
    音楽:松田岳二(CUBISMO GRAFICO)/冷水ひとみ/田尻光雄

というわけで「ウォーターボーイズ」熱は醒めず。サントラもしっかり買いましたとも。ブックレットが波形に切ってあったりして、みためもかわいいCDです。音楽ももちろんとてもかわいい。

登場人物達のさざめきがないと、意外と(失礼)オシャレな印象なんですね。この映画の音楽って。穏やかでキュートでちょっぴりストレンジで。お部屋のBGM にも快適で、何度も繰り返して聴いています。

で、これはこれで、とてもいい感じなのですが。
劇中で使用された歌が「オンリー・ユー」と「学園天国」の2曲しか収録されてないんですよーう!!

なのでもう一枚、「ウォーターボーイズ・ソングブック」を切に希望。歌にあふれた、ミュージカル的要素も魅力の映画だったので、やっぱ歌を!歌をもっと聴きたいよう!「伊勢崎町ブルース」を「あなたのとりこ」を竹中直人のハナウタをもっかい聴かせてくれよう!
劇中ではドメスティックな歌謡曲のキュートさとか、ハナウタのバカバカしい楽しさを存分に味合わせてくれていたので、なんだかもったいない気がしてしまうのです。やっぱこちらを見て自力で作るしかないのかなあ…。
まあ、「ソングブック」完成したとして、音楽だけ聴くとえらいベタなものになってしまう可能性もありますが。それでもやっぱり欲しいよね。ね?

ちなみに矢口監督の作中での歌の使い方はいつもとてもよい。です。ていうか単に自分と波長が合うのか。「ひみつの花園」(1997)なんてテーマソング「春咲小紅」だしな。
既存の歌謡曲だけでなくて、「裸足のピクニック」(1993)や「アドレナリン・ドライブ」(1999)では映画用に作られたオリジナルソングも使用してます。「アドレナリン・ドライブ」自体は矢口映画の中で唯一ピンと来ない作品でしたが、羅針盤による主題歌はあまりに素敵でいまでもよく聴き返しています。


2001/10/28(日) 02:14:48 とりこ
タイトル ウォーターボーイズ補足 今日の気分 今回は2本立て(1)

●ウォーターボーイズ(イカちゃんへのレス)

補足、有難う。
実はアタシも、主人公たちの「流され」具合、スキでスキで。
キミの仰るトオリ、矢口監督、ホント『あらゆる装置』に敏感でいらっしゃるよね。
この映画の展開って『計算どおりに進むというウソ』を実に小気味良くひっくり返してる感じがします。
主人公たち、多くの映画で何の問題もなくクリアされてるようなセコイ障害にいちいち引っかかって。
「セコイ障害なんかに引っかからない」って、コレ、多分主人公たる特権じゃないかと思うのね。ウソってわかってても、展開上目をつぶってもらわなきゃならないウソ。でも監督はそれに目をつぶんなくて、でもそのままじゃお話は動かないから、代わりに周囲を動かしてる。

上手く言えないのですが、周囲や境遇を自分の力で変えられると思ってる人のエネルギッシュな在りようを仮に「傲慢」と定義するならば、この映画における彼らの在りようは、とても「謙虚」だと思う。
(定義が乱暴だと言ってまた叱られるかもしれませんが…)
彼らの流され方って、アタシにも非常にリアルでした。
無力ったって、何もしてない訳じゃない。だってそもそもそのウォータースライダー(この比喩めっちゃハマリと思う)に乗るって決めたのは彼らなのだ。自分たちの境遇に攻撃的でない、受身な存在の彼らを、如何に素敵なウォータースライダーに乗せるか、ココが矢口監督のウデですなあ。

「どうしてそれが上手く行かないのに、なんでそれが出来ちゃうんだ?」この計算の通用しなさっぷり。この、痛快さ。

って、キミへのレスに便乗してまた言葉増やしてますが、下手に分析なんかすると、この映画の最大の魅力である「きらきら」が見えなくなっちゃいそうで難しいわ。未見の人には「偏見をできる限り捨てて、白紙の状態で観てね」って言いたいです。
とっても楽しい映画なのです。

うん、カンタンに「ユートピア」て言ってしまうのは危険だね。ユートピアと言う単語には色んなセットがついてきがちなんだった。

サントラ、良さそうだね。
無事お給料も出たし、買わなくては♪


2001/10/28(日) 02:22:02 とりこ
タイトル ザリガニマン 今日の気分 2本立て(2)

●ザリガニマン…北野勇作(徳間デュアル文庫/2001年)

出た・買った・読んだ。
早いな!(笑)
安いな!(※476円)(笑)
だって、短いのですよ。一応180頁位になってますが、字組みも目に優しいからなあ。(笑)

何処にピリオドマークを打つか、って、物語の在りように大層重要だと思うのですが、すわりの良いエンディングをつけてしまわない、放りっぱなしな終わらせ方とか、とにかく終わらせ方では天下一品な(って思うの…) 北野作品、今回もまたラストが。ああコレに持っていきたかったのか…と思いました。
SF大会にて、自分の場合は大抵一つのシーンから物語は出来上がるのだってお話をされてましたが、このお話も、きっとラストシーンから立ち上がったんだろうなあ。
って位、ラストが印象的でした。絵を思い浮かべるよ。そしてこのお話もやっぱり可哀想だ。

「火星」ほど哀切でなく、「クラゲ」ほど透明な不思議さもなく、「かめ」ほど淋しくもない。相変わらず韜晦してて、ほんのちょっぴりホラー。そこへ今回は何だかドライさとジュブナイルっぽさが加わり、とっつきやすさは更に増、ってな具合です。

筋か…まあ、無理やり言うならこれかな。
『いつでも後退、あとずさり。安全第一、ザリガニマン。』(※本文引用)

突き詰めてしまえば、本文中でも語られているように「子どもの頃好きだった変身ヒーローものの特撮番組」における、怪獣サイドの物語です。怪獣って、強そうでグロテスクで怖くて、どこか愛嬌があって、孤独で魅力的で可哀想でしょ。「クラゲ」以来の怪獣ラブ、相変わらずです。
「火星」や「クラゲ」はぐるぐるな面白さも魅力の一つだったんですが、今回はその辺「かめ」以上にフツウの小説っぽかったです。
ザリガニマン、怒ってるんだよなあ。
てか、ラストああなるためには、ザリガニマンは怒ってなきゃハナシにならんわけで(と私は思う)。でも、淡々としてます。よく考えると残酷で怖いお話なんだけど、どこかドライで、どこか突き放してて。

特撮系イラストで活躍されておられる菅原芳人さんを起用した、劇画っぽい表紙&口絵イラスト、かっちょ良くってナイスです(※実は激しく気に入ってます)。


2001/10/29(月) 00:52:13 ヤマナ
タイトル ひみつの花園 今日の気分 中原淳一美術館はステキでした
●「ウォーターボーイズ」

ホント、この映画については結局、「とても楽しいから是非観てね!!」の一言に尽きますね。
ついつい熱く(つーか、暑苦しく)語りまくっちゃったけど、余波で「なんだか理屈っぽい映画…なの?」と未見の方がひいてなければよいのじゃが。(理屈抜きで全然おもろいでーす!!いさぎよいぐらい、めっちゃエンターティメントでーす!!)

で「ウォーターボーイズ」バナシはそろそろ打ち止めにしようと思いますが、最後に矢口監督作品で私が一番思い入れのある映画を紹介させて下さい。

矢口史靖監督「ひみつの花園」(1997)

「ウォーターボーイズ」を観て、矢口監督作品、他にも観てみたいなあと思ったら、イカ的には劇場映画2作目の「ひみつの花園」を大プッシュします。私はこの映画で矢口作品に出会いました。とても幸福な出会いでした。
「ウォーターボーイズ」をきっかけに先日久々にビデオで観返しましたが(で、コレ観るの、映画館で観たのを含めれば多分5回目ぐらいなのですが)、今観てもやっぱりとても楽しくて、なおかつ、とても可愛らしい映画なのでした。

内容は、と言うと、お金が大好きな女の子が、銀行強盗の人質になって…というところから、どんどんおはなしが単純かつ突飛なところへ転がり続けるゆかいなコメディ映画です。
お金のためなら、金に糸目をつけない(!)ぼんやりパワフルな主人公がいろいろ間違っていて、いろいろステキ。強欲っていうより、多分、恋してるのね、お金にね。一途一途一途な世界で、きらめくロマンスはないけど、ある意味、少女漫画っぽい感じもしました。どの漫画に似てるってわけではないんだけど。絵に描いたような意地悪なライバル(??)も出てくるし!ヘボヘボメガネ君(年いってるけど)も出てくるし!

画面作りはあちこち「いかにも低予算映画だなあ」と思わせるところも多いけど、そこも含めて、個人的にはとても愛しい映画です。「ウォーターボーイズ」と比べると地味かもしれないけど、ぜひ観て欲しいな。

あ、西田尚美演じるヒロインのファッションも無造作なワンピースがなにげにカワイイよ。真似したくなります。西田尚美は「ウォーターボーイズ」ではニュースキャスター演じてたね。この映画観ておくとギャップがいい感じにオカシイです。


2001/10/29(月) 22:24:38 とりこ
タイトル 国民クイズ 今日の気分 ご紹介有難うございました

●『国民クイズ』…杉元伶一・加藤伸吉(太田出版/2001年 ※復刻版)

「全国一億五千万納税者の皆様方の提供により
日本政府が1年365日、
北は青森 千島列島 カラフトから 南は九州 沖縄 米軍基地まで
リアルタイムでお送りする
史上最大!
空前絶後!
前代未聞で痛快無比!!
その他 ありとあらゆる賞賛の四文字熟語の嵐を受けて 今ここに……

国民クイズ!!

この番組は
『民主主義はもういらない
あなたのための全体主義』
日本政府国民クイズ省がお送りいたします」
(※冒頭引用)

ご存知の通り、熱気溢れる怒涛系がアタクシは大好きですが、この漫画のパワーも相当なモノです。
けどね、パワー以外も見所満載だから。
アナーキーな社会批判モノとしての深読みも可能ですが、何も考えずただ単純に圧倒されながら、一大怪(快)作として楽しんでも超OKです。設定細部のシャレ気にまず直撃されましょう(予言)。
93年連載とのことですが、今新作のつもりで読んでも、全然違和感ナイです。
てか、やっと時代の理解が追いついたのでは。当時読んでそのヤバさアングラさを味わいたかった…残念。

絵柄もスッキリ線で非常に洗練されてます。てか、絵、激ウマ。美醜老若何描いても、みーんな歯グキむき出し。えげつなくって凶悪醜悪且つカッコイイ。
キャラも立ってます。主人公K井K一(国民の支持率98%のカリスマ司会者)を筆頭に、「泣く子もチビる」SS隊の村越隊長(好き!)、ナチスドイツの誰?みたいな「制作部長」、佐渡島共和国大統領(カッコイイ!)…。
そして美女。美少女。軍服美女。

紹介して下さった方曰く、「面白くなかったら代金払うから」(※復刻版は上下で2560円)。
惜しくないです全然。
むしろ適正価格ってカンジ?

時は近未来。引用部から窺えるトオリ、司法・立法・行政を超え、軍をも支配下に置くス−パー機関、国民クイズ省によって統治される全体主義国家・日本が舞台です。
クイズに勝ち残った者は、終身刑の恩赦・医師免許の取得・サラ金の踏み倒し・隣の奥さんに死んで欲しい、如何なる望みも思いのまま。無論クイズに生き残ったら、の話ですが…。

現在とりこ家では、「政府広報CM・オリジナルバージョン」を考えるのが流行りです。

イカちゃん、読んでプリーズ。
確かに一見体力要りそうだけど、
体力、きっと読むうちに勝手に沸いてくるから…。


2001/10/31(水) 21:47:10 とりこ
タイトル アイアン・ジャイアント 今日の気分 明日は朝当番

『アイアン・ジャイアント』・・・ブラッド・バード監督(1999年)

公開を見逃して、ずーっと気になってた映画です。
米国のSF長編アニメなんですが、予想以上に素晴らしく、大満足でした。

まず、1957年米国の片田舎って設定が嬉しいの。携帯なんてない時代。主人公ホガース少年(9歳)は、パルプ雑誌の愛読者。いいなあ…。その時代に生まれて、愛読したかったなあ…。

筋立ては単純です。出自不明のナゾの巨大ロボットが、SF好きの少年の元に現れるのです。少年は、なりはデカくても赤んぼ同然のこのロボットを匿うべく、色々と必死になるわけです。

話運びも筋立ても、ギャグにもキャラにもいやらしさがなくて、とても素直です。絵柄もシンプルで、昨今のハデハデアニメに疲れた目にはとても優しい。シンプルだからといって作画レベルが低いわけではありません。無駄にあおったり華美だったりしてないだけ。

50年代を題材にしてるだけあって(?)、ゼナ・ヘンダースンの小説のような暖かい世界観ですが、ノスタルジーの視点は特にないように思われました。もし郷愁風味を加えてたら、この物語で大事にしたい部分が霞んじゃってたと思うのです。
そういう意味でも欲張りスギず、やっぱ好感度めちゃめちゃ高いです。PTAも大安心なお話ですが、説教臭さは全然ないし…。
大好きな児童文学のような、毒も裏もない、すこやかな映画でした。
最早あるイミ、癒しかも・・・(←癒されたヤツがここに)。
ロボットの巨大さがとても新鮮で、少年の頃のわくわく感が素直に甦るのも、夢を思い出すカンジでとても嬉しかったです。

一つだけ欲を言えば、ワタシ的には窓辺のシーンで終わって欲しかった…北極かどこかが映るのですが、冗長なカンジが。
まあ、あそこまで描かなければ子供には判りにくいのかも、ですが、でも、
…うう、惜しい…。
(※好みの問題ですね、これは)

>ひみつの花園

ええっ。
いやあ、キミから散々タイトルは聞いてましたが、題が題だし、恋愛モノかと思ってました。
恋は恋でも、お金への恋とは…。いやはや。

アホな質問で悪いんですが、観てる時親に覗きに来られても、大丈夫な映画ですか?



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