こんにちは。とりこと申します。友人の山名沢湖さんと、読書交換日記サイト「とりイカ」を運営しております。
先日、読書系ネット者のイベント「DASACON6」(2002年10月19〜20日)に参加して参りました。
楽しかった当日の模様を、少々ご報告いたします。
◆オープニング&自己紹介
会場は、落ち着いた雰囲気の旅館「朝陽館」。渋い風情の入り口に、堂々と・そしてでかでかと「ダサコン様」。と大書きされている罠。
雨のため、30分遅れてのスタートでした。
DASACON総統U-ki氏の、乾杯の挨拶に続き、参加の皆様の自己紹介。
50音を逆から…てことで、SFセミナーに続き今回もご一緒させていただいたらら様がイキナリ一番手。突然の展開に、こちらがドッキリ…でもお姉サマは、たいへん落ち着いておいででした。
そして続く皆様も、何だかとても落ち着いてらっしゃるのでした。…驚きでした。ネット者=リアルでの自己PRは苦手、とかじゃないんですか??
…ひとり、ダメダメなワタクシでありました。ひえーい。
◆本企画(ゲスト:佐藤哲也・高野史緒)
佐藤哲也・高野史緒両氏の創作のヒミツに迫る!(?) 司会者がお二人に交互に質問する形式でした。印象的だった辺りを抜き書きしてみます。
※安田ママさま・姫川みかげさまのレポートがスバラシイです。詳細は、そちらをご参照なさるのが宜しいかと存じます。
◇佐藤哲也氏:
「僕の作品には、どうやら『妻モノ』と呼ばれるジャンルがあるようでして。」「モデルは本当に妻(作家の佐藤亜紀氏)なのか、とよく質問を受けるのですが…山之口洋さんが解説に書いてくださったとおり、妻=ブラックボックス、が一番正確です」「展開に詰まったら、妻!(※ここは多分非シャレ)。妻ほど便利なものはありません。何故、他の人はこれを使わないのか。」
「強いて言えば『ぬかるんでから』に、1本だけ妻をモデルとした作品が収録されています。他は、全部、違います」「『妻の帝国』に様々な個人的志向が反映されていることは否めませんが、政治的信条は、入っていません。」
◆マイ印象:なんちゅーか。「憎っくきアイツ」てなカンジでした(何をナマイキな)。だってさあ・落ち着いてらしてさあ、そつがなくてさあ、スマートで…。かっちょいいんですのよ。佐藤亜紀さまとたいへんお似合いなのでした。ムッキー!(なあんだ・ジェラシーかい)
◇高野史緒氏:
「バブル期に、今はなき青山円形劇場の脚本コンクールで、佳作を4度取りまして。後で劇場の偉い人に、こっそり『大賞あげたいんだけど、貴方のは、上演できないから…』と言われてしまって。」
「影響を受けた映画、というか…とにかく『スター・ウォーズ』が好きで。クラシック音楽も、まずSWのサントラを聴きはじめたのが最初でした」
「作品自体は、電波っぽい言い方なんですけど、どっかから来るんですよ。自分は作品の下僕かマネージャーのようなもので。」
◆マイ印象:「ムジカ・マキーナ」冒頭、池田理代子を髣髴させられてて「『オルフェウスの窓』?でもちょと違う…?」等と思ってたのですが、「イブの息子たち」(※1)を愛読されてたとか…。もう、なんかナルホド大納得!(??)でした。ピアニストも出てくるし(違)。
※1:青池保子/秋田書店。傑作マンガ。「衝撃的でした」(高野様・談)…まさに。相当激しく。「SFコメディ」と呼ばれたりもしてるようですが、…それは・どうかなあ…
◆先行販売&サイン会
両ゲストのサイン会と併せ、待望の新刊「アイオーン」(高野史緒)の、先行販売が行われました。もう、タイヘンな盛況でありました。
ちょっと愚図愚図してて、でも、…やっぱ買うか! …と思った時には、既に売り切れておりました。ガーン。早!
◆お喋り〜其の1(※1)
中央円陣の端っこで、観てきたばかりの「TAMALA2010」(※2)に文句つけたり、マイクッションが人気(※3)だったり…クラニーせんせいの秘書猫嬢が大活躍(※4)とか…(あまり覚えてない。ビール回ってました)
そうだ、一歩さまの属性調査に、「あれはねえ、回答すんのがめんどくさいから、データの集まりが悪いの!」とか、エっラソウに文句つけてた気が…(スミマセン…)。
そして気づけば、隣に(あの)愛・蔵太氏が座っておいでなのでありました。ひえー。しかし酔った脳では、話題がちっとも浮かばず…(だって「とりイカ」、リドミに参戦してないしなあ…)
蔵太氏は、マイクッションをぽかすか殴っておいででした。いやん。
※1:その頃「ファン交流を考える会」が行われてました。参加してない…スミマセン…
※2:朝イチで公開初日の初回を見てきたのでした。ただ今、感想書き中です。
※3:新素材・パウダービーズクッション。禁断の触感。メーカーは俺様に何かくれるべき…図らずも普及に努めてしまったような(気のせい)。
※4:ミーコちゃんもさることながら、新顔ミーニャちゃんのご活躍もなかなかでした。時折、腹から内臓(の電池)を露出したり怪音を発したり・怪奇作家の秘書猫ぶりを発揮。
◆熱戦オークション
売り手に挑戦(初参加の癖に)。でも、持ちこみ分はとりあえず全部はけました。めでたし。一番高く売れたのは、買ったばかりのセットものの漫画で、原価の丁度半額で売れてゆきました。重いの運んだ甲斐ありました(手伝って下さった方にラブ!)(※1)
ダブリで持ってた「イリヤ」3巻を出したところ、マイ予想に反しスタート値のまま(イマイチしょぼ値)で落札されてゆきました。ファンは(待ちきれないから)とっくに買ってて、要はインフレ…成程、ここはそういう界隈かあ。
皆様の競りも楽しく見物。お買い物もしました。レアものは狙わず(いや、狙ったけど全部競り負けた)でも、欲しかった本は、ちゃんと手に入れたし。やったあ。
そうそう、一歩さまの「偶然」はスゴかったです(※2)。あと、たなかさまが「赤々丸グラフィック」を超・破格値(110円は安かろう…)で落札なさったのが嬉しくて(酔っ払い同士、ヨロコビは伝染する・の法則。)一緒にきゃーきゃー騒いだり…。落札される本・どれもこれもが、もう「スゲエ得物」に見えるのでした(いや、実際ナイスな品々でしたが)。
レア本も出てました。給仕犬さま落札の「着飾った捕食者たち」(※3)とか…。
そして。本オークション最大のハイライト(?)、サンリオSF文庫をめぐる眞明氏×姫川みかげ氏の、熱戦対決…!
姫川氏「3500円は、まあ、初めから出すつもりだったけど。その先がね…」(勝利者のコメント)
スタートは400円。みるみる間に「3800!」「4000!」
長身でクールな眞明氏は、時折、手元の札入れにちらりと目を落としては
「4200!」
非情にも値を上げていくのでした。
対するは美麗なハンドルネームも一目で納得、の端整な顔立ちの姫川氏。汗の滲むその横顔は、氏の緊張をつぶさに物語るのでありました。
固唾を飲んで見守る参加者。眞明氏のシャープな「5000!」の声。
に、思わず「うぅぅ…」と床を転がり悶える姫川氏。
観衆・やんやの大喝采。
「はあ、はあ…ううう」横たわり喘ぎ、沈黙、ややあってむくり起き上がり
「5200!」
(観衆)「わあわあ!」「ぴゅーぴゅー!」
……そんな具合に、夜は更け行くのでありました。オークションのお開きは、もう、4時頃だったかな…お疲れ様でした。
※1:お礼言っとかなきゃ。
※2:DASA前に寄った神田の古本屋で2・3巻入手したから、今後探していこうかな…と目論んでらした、とのシリーズ本の1&4巻が出た。という、ピンポイント過ぎる偶然。
※3:サンリオ文庫。フランスもののホラー短編集。こりゃ珍しいなあ。
◆お喋り〜其の2
U-ki総統をつかまえ「イリヤ3巻が!」と口火を切るタカアキラ氏。熱いトークが繰り広げられたのでした(※1)。
T「総統! ボクは、あの裏山の合宿に加わりたいデス!」
U「オレは昔、水前寺だったのよ…(トオイ目)浅羽隊員てかわいいのよ。だって・ちゃんとついて来てくれんだろ? 水前寺の無茶に…(しみじみと)」
思わず「す、水前寺センパイに共感する側って、ワタシハジめて見ました!」とか突っ込み入れてしまったですが…失礼でした・スミマセン。総統、ステキです。どうか・そのままの輝きを…!
T「総統! 今、サンデーにラブコメが足りません!」
U「ラブコメ…コメとは何だ・ラブにコメは要らないぃ! ラブ、ラブだけで充分だアぁ!」
前後の文脈は忘れましたが、JOJO話が出て「シーザーやジョセフの、謎の扉絵ポーズ」(※2)を、お二人がとっさに身体真似なさるの、面白すぎでした。ナゼ覚えてるのあんなの。そして・何故似るの…顔は似てないのに…(コラ)
※1:寝てる人もいた。
※2:横顔見せつつ肘曲げたり、顔の横や頭のうしろに三角な手のひら・とかのあれら。
◆お喋り〜其の3
「戦闘妖精・雪風」に皆でツッコミを入れよう、と声がかかり、タカアキラ氏が去ってしまわれ、場は静まった…かに見えたところ、給仕犬さまが語りを入れて下さったのでした。
給仕犬嬢の主張:
「80年代以降のSFは読めない」「イーガンは、結局自分探しだし」
不完全であることを認める、ということのオトナらしさ、とか、自分探しは終わらないまま進んでいく、とか、それらもまた前向きである、とワタクシは思っているのですが、でも給仕犬さまの「私は、SFにはいつまでもオトナであって欲しい」とのご意見は、たいへん納得できるものなのでした。確かに、かつてSFは瑕のない大人だった(とワタクシも思います)。その面影を大切にする(したい)、というお気持ちは、とてもウツクシイ。と思ったことです。
※給仕犬さまが、bbsに当欄(「お喋り〜其の3」)への補足カキコを下さいました。とってもナルホドでしたので、追記として転載いたします。ご興味のある向きは→
こちらへ
◆夜明けのビデオ鑑賞
給仕犬さまご持参の「スパイダーマンと指輪物語のパロディフィルム」を観よう、とビデオ部屋に行ってみると、見事に死屍累々…。
タカアキラ氏の証言:
「雪風も死んだけど、観てた人も、みんな・死んだ…」
一旦諦めるも、どうにか鑑賞の運びに…良かった良かった。ビデオテープを探し、大広間に戻ると、SFM編集長・塩澤氏の爆睡するお姿を発見。つい、その無防備な足裏にくすぐりを入れてみましたが(コラ)(※1)…ぴくり・ともなさらず。…うむ・ばれていない(ココに書きゃばれるだろう)。
で・観ました。ウワサに違わず非常にくだらナイ…蜘蛛に噛まれたピーターくん、目覚めたらおデブに大変身! 驚きのピーターくん、鏡に写るオノレの腹にワーオ・ウットリ…オレってセクシー! いけてるじゃーん!…(※2) シモネタ9割、な具合でしたが、珍しいモノを観ました。面白かったです。
※1:靴下は黄色でした。
※2:やっぱ米国でもスパイダーマンはホモ(ゲイ)ネタになるんかい…
◆エンディング
どやどやと人々が起きてきて、ずざざーっとお片づけがなされました。
そう。つまり・ワタクシは完徹。疲れました…
手っ取り早く、来月の京都SFフェスティバル2002、2003年SF大会T-conの案内等があり、続いて塩澤SFM編集長から10月31日のJコレクション刊行記念フォーラムの予告が。
目玉企画として、某作家氏のサックス演奏にあわせ、某作家氏の寸劇が披露される予定とか…田中啓文×北野勇作って、ウワサは聞いてましたが、てっきり掛け合い漫才対談か何かかと…。そりゃ確かに目玉企画だ。
「そうそう、『アイオーン』買った人は、感想をWebにUPして下さいね!」
…ふう・買わえなくて助かっちゃったかも…(?)
◆昼までモーニング
近くのルノワールで朝食。ワタクシはちょっと気絶してました。別テーブルでは、語りきれなかったマジ話、等をなさってたとこもあったとか…でも、こっちテーブルでは、順繰りに気絶してたような気が…。隣テーブルからちよ父折り紙(メタリックVer)が回ってきたりしました。そのままだらだらして、ついに12時になったのでお店を出ました。もう・この標題にするしかないじゃん…。
◆おわりに
初対面の方も大勢おいでで、この方があのサイトを…と納得したり意外だったり。…てか、自分自身がそう言われてしまうのでありました。
「とりこさんて、意外と、やさしそう…」「へっ?」「もっと、怖い人かと思ってました」 ガぁーン! 何をぉぅ…(←大ショック。)(…泣)
当日は、色々有り難うございました。>スタッフの方々。とっても、楽しかったです。