「世界最大の恐竜博2002」見学レポート

◆オススメ展示

●アロサウルス(第2展示室)

展示番号1。第2展示室入り口にある、目に入る最初の化石です。ほぼ完全な標本(95%がホンモノ)。
個人的に、アロサウルスのファン(頭でっかちなティラノサウルスより、アロサウルスのほうが均整取れてるというか…)なので、大喜びで観ました。イチ押しのミモノだと思います。左側の肩甲骨と肋骨に怪我の痕跡があるので、注意してみると面白いと思います。

(date:獣脚類アロサウルス科/米・ワイオミング州/全長7.6m/ジュラ紀後期)

●セイスモサウルス(第4展示室)

広くスペースを取った展示室中央に、草食恐竜のでっかい骨格を7体、横向きに据えてあります。見学通路の頭上には、クビや尾が続いていて、その大きさが体感されます。

展示会マスコットキャラクター「セイモくん」ネーミングの由来で、目玉展示でもある「世界最大の恐竜の一種・セイスモサウルス」の、世界初の全身骨格標本(全長35m)があるのもここです。

って、実のとこ、セイスモサウルスは全身骨格が出た訳ではなくて、部分骨格から立ち上げた、部分的には想像復元なシロモノです。でも、ほぼ完全な骨格がいくつも発見されてる「ディプロドクス」と、サイズ以外は酷似していて、これをモデルに復元骨格を立ち上げたらしい。 この辺のいきさつは公式パンフレット(場内発売:1500円)に詳しいです。実物の化石の展示もあります。

それにしても、35メートルというのはでかい。

(date:竜脚類ディプロドクス科/米・ニューメキシコ州/全長35m/ジュラ紀後期 他)

●スーパーサウルス (座骨、尾骨、肩甲烏口骨 ホカ)(第4展示室)

ごく一部しか見つかっていない為、全身の復元に到らないのですが、例えば座骨が117センチ(前述のセイスモサウルスで81センチ)、肩甲烏口骨に到っては254センチもあるのでした。※ちなみに、ワタクシの身長は164センチ。
まさに、神様が出鱈目をやったとしか思えないような、キチガイ沙汰なサイズであります。

(date:竜脚類ディプロドクス科/米・コロラド州(ドライメサ)/ジュラ紀後期)

●日本出土の恐竜化石群(第4展示室)

日本で初めて発見(1978年)された恐竜として有名なモシリュウ(岩手)をはじめ、トバリュウ(三重)や、御所浦、御船(熊本)等の展示があります。クリーニング作業の公開(「化石クリーニングラボ」)もあり、御所浦で発見された鳥脚類の化石を作業しています。

外国産のホネに比べれば地味ですが、純国産と思うとヤハリ愛着が。 それに、タイヘン立派なホネ達です(地盤に圧力がかかると固くなる為、掘り出しは困難ですが、固さで守られるので保護状態は良いらしい)。

(date:竜脚類ティタノサウルス上科/三重県鳥羽市/白亜紀前期 等)

●アフリカの恐竜(第6展示室)

まあ、その昔、世界の大陸は大体一つに繋がってたわけです。
それが段々分裂して、ジュラ紀後期〜白亜紀にかけて、アフリカ大陸が南米と別れました。
ので、アフリカからは北半球で良く出る恐竜が出ず、逆に、他地域からは出ない恐竜が出ています。
アフリカの研究はあまり進んでいませんでしたが、近年ポール・セレノ氏がガンガン成果をあげておられます。今回来てるのは日本初上陸の珍しい種の展示が多いので、ファンは要チェックかも。(「ジョバリア」「スコミムス」なんてワタクシ初めて観ましたよ。)

(date:竜脚類エウサウロポーダ科/ニジェール/白亜紀前期 等)

●羽毛と尾羽を持つ恐竜(第7展示室)

恐竜というよりちょっと変なぬいぐるみ? みたいなの(シノサウロプテリクス・他)が展示されてますが、ちゃんとそのお人形の足元までご覧下さい。
人形(想像復元)のビジュアルを立ち上げる、元となった化石(始祖鳥でお馴染みの、薄黄色で平べったい岩)の中の、羽毛のようなもの・華奢なホネ。そのホンモノが来ております。日本初公開!
恐竜と鳥との関係は、今この分野では最もホットな話題ですし、発掘されてからも日が浅いし。サイズは小さいですが、目玉展示です。観に行かれる方はどうぞお見逃しなく。

(date:獣脚類コンプソグナトゥス科/中国・遼寧省/白亜紀前期 等)
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