とりイカ
http://picnic.to/~toriika/
とりイカ

感想文
「下妻物語」(04/06/15)
memo(05/02/01)
今週のフェイスガード虜(05/02/01)

*memo*
◆ヤマナ仕事情報(「山名沢湖」名義で漫画を描いてます。 →HP
「委員長お手をどうぞ」(連載再開) 「コミックハイ!」/双葉社:4月22日復刊 ←New!
「レモネードBOOKS」 「まんがライフMOMO」/竹書房:(発売中) ←New!
「裏庭スイーツ」 「なかよしラブリー 春の号」/講談社:(発売中)

◆ヤマナ・その他情報
「仕事場拝見」(インタビュー記事)「YOUNG YOU 6月号」(集英社)にて ←New!

◆とりこ仕事情報
エキサイトブックス「現代作家ガイド」に寄稿しました。 ←New!

2005/7/3・・とりこ

◆う〜わ〜。またまたご無沙汰いたしております。
じつは先月、相方・イカちゃんのサイト「ミズウミ電報」がお引越ししました。
それにともなう
・お絵かき掲示板廃止
・BBS引越し
など、ほんとに後手後手ですが、やっとこ時間が取れたので、左メニューに反映いたしました。

◆なお、とりイカの連絡先(anetのアドレス)も、今後 picnic のほうに変更予定です。移行完了しましたらあらためて告知いたします。とりあえずほんじつはようけんのみにて(ごめんなさい〜)。

2005/5/17・・とりこ

◆祝! 笙野頼子『金毘羅』、伊藤整文学賞受賞〜!(^o^)丿
読売朝日

◆さて、エキサイトブックス「現代作家ガイド」、にて、今回は新井素子で書かせていただきました〜。
新井素子はウン十年前、そりゃあ夢中で読み漁りましたとも……なので、ネタが多くてだいぶギッシリ書いてしまいました、ふう。

◆個人的には、徳間のデュアル文庫で再刊された「扉を開けて」「ラビリンス--迷宮--」「ディアナ・ディア・ディアス」のシリーズ3冊&「くますけと一緒に」、それから熱愛してた「星へ行く船」シリーズ(外伝は除く…)、それからいまはハヤカワJAになっておる「…絶句。」は、外せないなあ。
「…絶句。」って、楽屋オチ的というかどうじんしっぽいところ、若さ・青臭さというか、そういう魅力があって、やっぱしヤングアダルトコーナーに置きつづけておいて欲しいな、と思いました。
中学、高校、大学でもなんでもいいけど、文科系部活とか文化祭実行委員とか、で、出来れば会誌を発行したことがあって、ってそういうある種のユートピアを知っている人には、否定できない楽しさがとじ込めてあると思うの。(って、サークルを描いた小説では全然ないんだけどさ。)

◆あと、星新一が「あたしの中の…」をなんでそんなに絶賛したか、ひととおり再読してたいへんナットクできて、それがとても面白かったです。星氏が新井素子の応募原稿の中にみたもの、それはやっぱりご自分の似姿であったのだろうなあ。
ライトノベル(という呼称には賛否両論あるのか? あーもうややこしいったら)を語るとき、星新一は絶対外してはいけない先人だろうとと思いました。星新一のほうが新井素子より対象読者層は圧倒的に広いけど、でも、星新一がかつて自分たちにとってどんなふうであったかを思い出してみれば、ねえ。

◆そいでこう、「怖い」について、改めていろいろ考えたのよ(とりこ=ホラー好き)。子供の頃に読んだ児童SFって、怖いところがたまらないアレだったわけだし。あ、怖いといえば大海赫の児童文化功労賞、ヤッタネ! 
(※たぶん、ここらへんが、オレさまによるクラニーの「内宇宙への旅」プッシュとかにつながっておるのじゃよー。岡本賢一「放課後退魔録」もね!)

◆てわけで、今更ですが押切蓮介「でろでろ」はオススメなので、未読の人は読んでー、と申し上げておきましょう。諸星大二郎スキーで未読だったら勿体無いわよ! 押切は、春に出てたデビュー作を含む短編集「まさし!! うしろだ!!」もユカイでした。こういうバカっぽさ、たまんないネ!

2005/4/25・・とりこ

◆うわ、お久しぶりです。申し訳ありません。死にそうになったりしつつも、よれよれと生きております。もうGWなの?! きゃあー。。。

◆さてエキサイトブックス「現代作家ガイド」ですが、2月以降も週1のペースでじわじわ更新されてます。
で、わたしもあらたに絲山秋子さんを担当させていただき、博多弁バリバリの方言ヒロインが気弱な茶髪青年の「なごやん」と夏の九州をオンボロ車で縦断爆走する「逃走くそたわけ」の紹介など書かせていただきました。
「くそたわけ」は阿蘇がみずみずしく美しい地として描かれてて、すっごくうれしかったです。阿蘇はいいですよ〜!

◆さて、このあいだ「どなたさまも必読」と書いた、われらが笙野サマの爆裂新作「タコグルメ」後編ですが、ぼやぼやしてるうちに「文藝」夏号が出て、つまり、もう、読めます。
読もう。
でね、こんかい絶世の美少女ヒロインのなまえに「鳥」がついてたり、イカのつく単語が出てきたり、ひとりで大騒ぎしておりますが(ファン妄想)、それはともかく、こんかいは本編に加えて「近況」欄も要チェックでしてよ! 期待していいのカシラ! ドキドキ! >チェックすればわかります。さあ読もう。

◆あたくしが思うに、「タコグルメ」後編ったら、面白そうなあれこれをまだまだ背後に隠し持ってるってかんじなの。(※ただのカンです)なのできっと近々たくさん加筆されて単行本化するのにちがいありませんわ!(ファン妄想)。ワクワクがとまりません!(ファン妄想)

2005/2/15・・とりこ

◆またまたせんでん。
エキサイトブックス「現代作家ガイド」、本日ついに100名達成となりました!

◆わたしも、あれから岡本賢一、藤田雅矢、笙野頼子、多和田葉子を書かせていただいております。よろしければご覧ください☆

2005/2/3・・とりこ

◆せんでん。
このたび、エキサイトブックス「現代作家ガイド」に、ちょっこり寄稿いたしました。

「ある小説が気に入ったので、その作家をもっと知りたい」
「気に入った作家と雰囲気の似た作品を」「ある作家をすすめられたが、好みに合うのか知りたい」
「普段読まない作家を読んでみたい」「お金と時間を大切に使いたい」―――そんな、常に新しい作家を探している好奇心旺盛な読者のために、読んで面白く、基本データはきちんと押さえた作家ガイドを目指しました。
1980年以降に第一作目を発表(一部例外あり)。著作が3冊以上。存命であること。を縛りに、今、話題のライトノベル作家など新たな書き手も紹介。
という企画です。(※企画紹介ページから抜粋引用)

◆わたしは、赤坂真理、川上弘美、瀬名秀明、高村薫、野尻抱介、原りょう、町田康、松浦理英子を書かせていただきました(おそれおおくも)。
よろしければご覧くださいまし☆

2005/2/1・・とりこ

◆お…お…お久しぶりです。ご無沙汰いたしております。

◆更新の仕方をすでに忘れました。ひえー。タグも忘れた(全部手打ちしてたので)。ここ半年ほどは、某SNSに入り浸っておりました。mとかxとかつくやつ。

◆SNS使って思い知りましたが、じ、自動生成ツールって、ホントにラクなのね……! ここもそういうの使っちゃえば、更新頻度も多少はマシになるかしら? …ちょっと検討中です。

◆って、いまさら更新などして、読んでくださる方はあるのかしら。ドキドキ! (※いちおう言ってみた。。)

◆せめて、近況を。
この週末は、池袋ジュンク堂書店にて開催の「あなたの中のゴシックハート」に行ってきました! 10分前に会場に着いたら、すでにほぼ満席で、たいそうかぶりつきの席になってしまいました。うろたえるわたくし。ふう……
高原英理サマの素敵なゴス姿を拝見し、「少女領域」にガッツリとサインいただいてまいりました。イェイ。

◆しかしその一方で素敵なピアノ聞き逃した。人生ままならん…

◆あと、懸案のカレル=ゼマンも上映終わっちゃったなあ(痛恨)
でもって「カンフーハッスル」もまだ。チケットはとっくに買ってあるのだけど、結局まだ行けてない……なんとかしよう、なんとか。

◆『文藝 春号』掲載の笙野頼子最新作『絶叫師タコグルメ』はどなたさまも必見のこと。んもう、次号が待ち遠しいったら!

2004/7/21・・とりこ

◆ わあ! 
・・・びっくりしました、もう。。(どきどき) 
い、いつもお世話になっております(^o^)丿 >森下先生

◆そんなわけで、超キュート・超プリティーなうちの爺さまです☆(→画像) 
オカメインコの12歳って、どの位のご老体かなあ。いずれにしても、イキイキライフのご様子です(暑いのは大トクイだから)

◆ところで「プールのあとのカレーは美味い」(森下日記、7月2日参照)、これホントに至言と思います。美味しそう・・・・・・うっとり。&じゅる〜 ←ヨダレ

◆そんな次第で、パオロ=マッツアリーノ氏の『反社会学講座』(→Amazon /→bk1)たいへんオススメなのであります。吉田戦車の表紙もイカス! まっつぁん幕張にお住まいとは! 千葉県民の誇りがまた増えた! 
(※誇りそのいち=S倉の教祖・笙野サマ☆)

「ナニソレ?」ってアナタは、まあサイトの「講座」をご一読あれ。どの回もたいへんおもろいのですが、そうですね、「書籍版『反社会学講座』発売記念・ご愛顧感謝企画 パオロ・マッツァリーノ 自著を語る」または、最新の「第24回 こどもが嫌いなオトナのための鎮魂曲」でもいかがでしょう。
ひ〜え〜。とかいいつつ、ひとつ読んだら、どーせほっといたって、ありったけ読みたくなるんだから。

2004/7/8・・とりこ
◆本日更新のアニマソラリス50号著者インタビュー(藤田雅矢「星の綿毛」「捨てるな、うまいタネ」)に参加させていただきました。
50号、おめでとうございます!>アニマソラリスさま

◆50号記念に、なんと読者プレゼント企画も! フジタ先生のサイン本、北野勇作センセイの新刊など、7月20日まで受付OKとか。レッツ応募(^o^)丿 寄せられた50号記念メッセージ集も楽しいですよ! 

◆さて、著者インタビューですが、「星の綿毛」のあのイシコログサのモデル植物「イシコログサ」画像など、「ヘンな写真がいろいろ」のおもしろ構成になってます。とくに、インタビュー末のオマケ映像には吃驚! あの写真の正体があの花だなんて。知らなきゃ絶対わからないですよ… 
わたくしからも、植物ではないのですが、1枚提供させていただいてます☆ ←ウワサの京ぽんで撮ったモノで、画質粗くてボケボケですが(^_^;)

◆そういや、今号にもメッセージを寄せておいでのたなかなつみさま、先月掲載の小説も、シュールでカフカっぽくカッコよいのですが、昨日サイトにUPされたばかりの「超短編」新作、「トイレット」。これ、すっげーおかしかったデスよ! 会社のトイレのぐるぐる巻きみて、思い出し笑いとかしちゃいそうです。

◆さてさて、週末はスパイダーマン2観にいくぞう! と目論んでおるところなのですが、スパイダーマンといえば今、名古屋のななちゃんがおもろいことになってるらしい……てか、こりゃひどいよ!(※ななちゃん=名古屋駅前の巨大マネキン。参照:「きょうのななちゃん」

◆それから、笙野頼子ウワサの新刊「片付けない作家と西の天狗」。今回もスゴイですよ! 買った当日のうちにぜんぶ読んじゃいましたわたし。ああ、「金毘羅」とか「姫と戦争と『庭の雀』」とか、チェックしといてよかった〜(^o^)丿 

今回ほんと読みやすくて、いつもにもましてオススメ度大なのですが、中盤の奇奇怪怪な創作実況(?)中篇「猫々妄者と怪」は、もー、ねこ好きのアナタはマジ必見なんだから! 
およそ類を見ないねこラブモードが発動されとります。ねこ横暴! ねこ一直線! ねこねこパワー大バクハツ! わたしも正社員にして下さい、社長ー! 
なにしろ「毎日ウ○コするってのが可愛いわ!」 と仰るほどの重症っぷり…(それだけに、後書きは、…悲痛で……)

2004/6/16・・とりこ
◆ここ数日体調がいまいちで、お酒のんだら異様にベロベロになり人サマに迷惑をかけたりし(スミマセン)、しかし、早めに寝たりルル飲んだりして頑張ってみてたのですが、きのうの午前中(職場で)おもしろいほど体温が下がり、「いよいよきたか」と思ってたら、きたきた! ぐるぐる! どんどんハスキーボイスな人になるので周囲に面白がられました(のどが痛かったんだよー)

◆「明日は休む」と周囲に公言し、預かり書類とか残業して全部やっつけて、帰りは奮発してグリーン車に乗りました(わーいチキショー。)←藤田雅矢「捨てるな、うまいタネ」(※)読んでたので、つる植物がぐにぐにしている夢をみた。

(※)…この本、スっゴイおもろい! さっき食べた果物の種、キウイでもイチゴでもビワでもスイカでも、捨てないでまいてみるとマジで芽が出るよ。楽しいよ。という超お手軽ガーデニング入門。2003年発行で、もう3版目だとか(そうだろうなあ)。これ読むと、鉢植えやタネわざわざ買いに行くなんて勿体無い、って思っちゃう。自分でまいて芽が出る、のが楽しそう。わたしも何か蒔くぞう!

◆帰宅して寝て(さすがに昨夜は辛かった)、起きたら発熱少女に。(少女言うな。)バス乗ってビョーイン行って(これも辛かった)銀行とスーパー寄って、ジュースとウーロン買ってクスリ呑んで、ローションティッシュ買って、帰ってきたトコ。

◆一時的にたいそうハイになっておるのでイキオイだけで更新。これから寝ます……って、ああっ。なんで更新したかと言うと、日曜に観た「下妻物語」(→公式)がおもろかったから、ひっさしぶりに感想文書いたからなの!

◆というわけで、ご興味のある向きは→コチラ

◆近日中に、もういっこ長文の何かをアップする……予定です。すいません、ちと手間取ってます…(ガクリ)>某方面

2004/5/30・・とりこ
◆『ビッグ・フィッシュ』(ティム・バートン監督/→公式)観てきました。素晴らしい。目から水が止まりません。あたたかいほうの水が。

◆あらすじ。
お父さんはホラ話が大得意。息子はいつも煙に巻かれてて、コドモ時代はそれでよかったけれど、……大きくなるにつれ、次第にいらつき始める息子。
よりによって息子の結婚式の晩、父のホラ話のせいで二人は大喧嘩してしまう。以来、ずっと仲違いしたまま3年が過ぎ・・・
ある日、異国に住む息子夫婦の家へ、故郷のお母さんから「お父さんの容態が思わしくないから帰ってきて」とデンワがかかってくるのでした。

◆殆んど終日ベッドに寝たきりなのに、ちょっと調子が良いと相変わらずなお父さん。「お願い、今だからこそ一度くらい本当のことを話して」と息子は頼みこむけれど「わしはいつだって本当のことを話してきた!」 とはねつける父。

◆看病の合い間に父の書斎を片付けていると、荒唐無稽なホラと思っていたことを裏付ける手紙が出てくる。
「お父さんの話はね、全部が嘘というわけじゃないの」
事実とつき合わせて「本当」を知ろうとする息子だが、・・・
(※「父子」以外にも「夫婦」とか色々あるんだけど、とりあえず割愛してます)

◆この映画は、「物語(ファンタジー)」の素晴らしさを、やわらかな視線で、伸びやかに、自由に謳いあげています。いきいきと色鮮やかな画面、懐かしさ、あたたかさ。

◆どのエピソードもラブリーで、優しくて、希望とワンダーに満ちています。おフロの場面以降、目から水が止まらんでした。水仙の場面もよかった。洗濯物も。ダメだ。ネタバレだ。これ以上書いちゃいかん。しかし町とか、サーカスとか、魔女とか、・・・もがもがーっ(口を塞がれる)。・・・・・・思い出すとまた出てきてしまうですよ水が。しかも、これだけ泣けるのに観たあとは「静かで、広くて、明るい気持ち」。

◆奇抜(?)な展開も多々ありますが、たとえば児童文学の伸びやかな展開を「奇想」とは呼ばないように、「奇想」というコトバはちょっとピンとこないかんじもあります(「幻想的な映像」というのは、まあ、アリかと思うけど)。
てわけで、児童文学スキー(特に絵本スキーまたはFTスキー)で、高校くらいでブラッドベリ(&晶文社)に遭遇し、白水社に出会うような慢性の本読みに成長した、なんて向きは、観るといいことがいっぱいあります。 そうそう、マルティン・シュリーク「不思議の世界絵図」観た人は必見!! 一種、アレの明るいバージョンとも思いますヨ。
※タオル必携、マスカラ厳禁。←ハンカチじゃ足りませんヨ!

2004/5/29・・とりこ

◆お久しぶりです。
やっとこ気力(体力)回復してきましたが・・・・・・普段から朝ごはん食べない派なのですが、気づくと昼抜きだったり、帰宅して食べずに寝ちゃったり。3日で2食もザラって有様。これは本当にわたくしなの・・・? なんか、悪い宇宙人にでものっとられてるんじゃ・・・

まて。ダイエット的には「いい宇宙人」かもしらん・・・これから夏だし。ちょっと大事にしようかな、この宇宙人。←って。

◆ところで、久々にネット巡回してみたら、有里さま読書部サマに、それぞれケリー・リンクの感想リンクに入れていただいてるの発見し、たいへん感動いたしました。去るモノ日々にうとしな世界というのに・・・(T_T)
どこぞのえらいひとのサイトでは「SFM考課評面子はどいつもこいつもリンクを評価できてない」みたいな言われようで、わ、わ、わたしは〜? 孤立無援で+2とかつけまくりだったじゃん! な〜んて(いやまあ、いいんですけど)

◆で、わたくしの感想ですが、青月さま読了時の感想とだいたいかぶったかんじです。青月さまとは、感想(意見)割れるな〜と感じることもあるのですが、今回はスナオに「そうそう! やっぱし!」と思ったことでした。

◆2ヶ月ほど前(トオイ目)、今年の「SF花見」でSTRさまとおはなししたとき「なんだー、ちゃんとわかってる男子もいるじゃんか!」って思いました(あっ、そういや読書部の「スペシャリストの帽子」読書会って、今日でしたっけ?)

◆STRさまから「(そこにある感情を)ダイレクトに名指さない繊細さ」というご指摘があって、そうそう、それそれ! そこちょー大事なトコロ! って思いました。SFM2004年1月号掲載の「キャノン」なんてその典型じゃん、って思います。
名づけた瞬間に消えてしまう「含み」とでも言えばいいのかな。名づけないほうがそこに留まっていられるもの。あと、翻訳もすごくいいのだと思います。SFM掲載時では、卯月みゆきさんのイラストも、色っぽくってスキです。

◆ジェンダー方面で喜ばれそうな「雪の女王・・・」は、これだけ異質なかんじだなあ、と思いました。個人的にはフェミ小説と言うより、女子同士のラブものとして読むほうが好みかも。
「ルイーズのゴースト」はやっぱ完成度高いと思いました。他には、巻頭「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」、巻末「少女探偵」、それから「飛行訓練」が特にお気にです。

◆全体に亘る、霧やベールがかかったようなトーン、ふうっと漂う「怖い」。静けさ。
冒頭の「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」について、ある方が、センチメンタル怪奇少女マンガの雄(いや、雌だが)川口まどかの作品まんまじゃん、と仰ってて、これにはもう、全面賛成のワタクシです。(※リンクがお気にで川口まどか未読のアナタは、即刻「死と彼女と僕」をゲット! 必ずいいことがある! 文庫版が出てるし! わたしもうちの弟もイカちゃんもみな涙しました(マジで。特に3〜4巻のテンションなんてもう!) 山本英夫「ホムンクルス」三宅乱丈「ペット」がおもろいって方も迷わずGO! トリコウソツカナイ!!)

◆しかし、感傷と郷愁とシュールと恐怖、ってのはつながってるのだなあ、と思います。ホラーや奇想スキーに受けがよくって当ったり前サ、というかんじ。
そんなわけで、北野勇作スキー、明智抄スキー、初期の星野架名とか中山星香「花冠の竜の国」あたりを熱愛してて、その後川上弘美スキーに育った、なんて向きには迷わずオススメです >「スペシャリストの帽子」。

◆ただいまメンテ中です。またあとで更新します。

2003/03/15・・ヤマナ
みんなのうた12巻組ビデオ・DVD、ご多分に漏れずたいそう欲しい私です。「キャベツUFO」とか「ラジャ・マハラジャ」とか「オランガタン」とか「メトロポリタン美術館」とか「まっくら森の歌」とか!!

それにしても168曲が少なく感じられるのが「みんなのうた」のすごいところでしょうか。「みんなのうた」ファンは今「この曲が入ってる〜!」「この曲が入ってない〜!」と一喜一憂してる筈だ。
ちなみにわたしの個人的な「この曲が入ってないなんてー」は種ともこ「おそうじママの歌」、斉藤由貴「ポケットの中で」、C-C-B「ナヤミの種」、小島麻由美「ふうせん」あたりです。

◆おおひなたごう「フェイスガード虜(3)」(2004/少年チャンピオンコミックス・秋田書店)読みました。
ス…ストーリー漫画だ!部活が!ライバルが!後輩が!大会が!
ハラハラドキドキしながら読みました。すげえ…すげえよ!ゴミ問題にも詳しくなれたよ!

2003/03/12・・ヤマナ
◆個人HP「ミズウミ電報」、引っ越しました。新しいアドレスはこちらです。

◆長嶋有「ジャージの二人」(2003/集英社)を読みました。すこし遠い家族とジャージですごす軽井沢の夏。シビアな状況はあるのだけれど、だらだらと。そこそこまぬけに。それでもざわつくもの、おさえられないものがたまに顔を出してきて。

リアルさと浮遊感のバランスがたいそう気持ちよかったです。大島弓子の装画がぴったしだ。(作中にもちょっと大島弓子作品のことが出てきます。)すてきな謎の(?)おばさんも出てくるよ。伊賀出身だから健脚。

あと、この方の作品は固有名詞の使い方がいい感じだなあ。タンノイのエジンバラ。ジャイアントなんたらカプリコ。

◆お友達の三五千波さんが 西荻窪の古本屋、ハートランドの棚を借りて 古本屋内古本屋「シュトルム・ウント・ドランク書店」 を3月中開催されてます。

ヤマナの単行本「いちご実験室」と、創作同人誌「ミズタマ」も置いていただいてますので、お近くに寄られる方はどうぞよろしくです。
2冊ともオマケとしてポストカードをはさみこませていただきました。

「シュトルム・ウント・ドランク書店」出展目録等は以下のURLをご覧下さい。
おもしろそうな本がたくさん出展されてますよ。
http://www.din.or.jp/~pansy35/info/katalogtop.html

2003/03/02・・ヤマナ
◆お久しぶりです。「とりイカ」隠れキャラ、ヤマナです。
「とらのあな」の機関誌「とらだよ。」を読んだら、自分の担当さんが載っていてびっくりしました。本日創刊、「COMIC HIGH」どうぞよろしくお願いします。

ファンタジー職業適性診断、私もやってみました。

戦士レベル 0 努力すればなんとか
盗賊レベル -2 あきらめましょう
僧侶レベル -2 あきらめましょう
魔法使いレベル 2 努力すればなんとか

占い師「そなたに最も似合う職業は、常識を超えるほどマイペースな『ドラゴン』じゃ。  自分の中の素質に気づいていないタイプじゃな。  爆発的なパワーを秘めておるが、対人関係や仕事以外に情熱が傾いているところが特徴じゃ。  自分に自信を持つことや、人と接することそのものが苦手なようじゃの。  好きなことをとことんやって自信をつけて、話を聞いてくれそうな人に話しかけてみることをお勧めするぞ。」

しまった!職業ですらないものが出た! 仕事には情熱をかたむけておりまするー。(そして「とりイカ」の更新がおろそかに…)

◆トーベヤンソン回顧展行きたいー。5月9日から7月20日まで愛知県・おかざき世界子ども美術博物館で、 7月29日から8月10日まで東京都・大丸ミュージアムで(あと、3月はじめから夏にかけて京都とか大阪とか 福岡とかで)行われるそうです。

◆あ、小田扉「団地ともお(1)」(小学館・ビッグスピリッツコミックス)、ついに出ましたね。おもろー。 絵、上手いー。エロ本くん、いいやつだー。

*今週の『フェイスガード虜(とりこ)』*
2005/2/1・・とりこ
この欄、長らくサボりっぱなしです……スミマセン(^_^;
とか言ってるまに、連載終了しちゃったよ!
これからどう生きていけばいいのか
(ウソ)
GOセンセイの、次の連載が待ち遠しー!
(おおひなたごう/週刊少年チャンピオンにて大好評絶賛終了/秋田書店/
単行本第1巻→amazon/bk1


●感想文


2004/06/15(Tue) ・・・とりこ
「下妻物語」

●中嶋哲也監督「下妻物語」(上映中/→公式

「下妻物語」観てきました!
Yama-gatさま感想拝見して、「こりゃー行かなくては」とか思ったのでした。

嶽本野ばらによる原作小説は、数年来イカちゃんから「はやくヨメ読め!」指令受けてたんだけど、不精して読んでなくて(スミマセン)、エッセイ集「それいぬ」(※)のみ既読。
「乙女は友達なんて要らないのです!」
(※)…「それいぬ――正しい乙女になるために」(文春文庫+PLUS)

筋を知らずに、でも野ばらちゃんの主張だけ了解してる状態でエイガを楽しめちゃって、わたしはたいへんラッキーだったかもしれません。(ラッキー!)

原作を未読なので、既読の感想はまだわからないのですが、現在のわたしには、この映画は大・変! 面白かったです。
「アメリ」とかぶる、というご指摘(マイナスの文脈というかんじもありますが)を見かけましたが、まあ実際そのとおりだと思います。
「アメリ」は自己を閉ざした少女が恋愛を通じて外界に触れる物語だと思うのですが、これは、やはり外界から閉じていて自己完結している少女が、自己世界を保ちつつ、しかし殻をひとつ破る(友達を得る)というお話。
笑いを交えて描いてあるところも含め、明るくて元気で、たいへん感動的です。

主人公・竜ケ崎桃子ちゃんは、「コドモのままでいる」ことを選ぶけれど、これ以上の展開では「等身大のリアル」を超えてしまう。観客と同じ高さの目線でありつづけることが、この物語においては最も必要なのだと思います。(まあ、社会人としては、シゴトはシゴトだろ、って思うけど☆ この物語の場合、主体が選ばれた存在になってしまうと、排除されてしまうものが出てくるから。)

強くあるために、閉じて、凍っていた。どうして外に出なくてはいけないの。ここでわたしは居心地がいいのに。邪魔しないで、わたしもあなたたちを邪魔しない。何故「かわいそう」なんて言うの。わたしちっとも「かわいそう」じゃない。むしろ、かわいそうなのはあなたたちじゃないの。

そのような主人公が外界を知る。外の世界には自分以外の誰かがいる、ということに気づく。自己防御の殻をやぶる痛みが「出産」のメタファーを通じて表現されることについては、ビミョウに ……?? というのもあるのですが、しかし、一瞬のブラックアウトの後に再生(リセット、再スタート)という展開には説得力がありました。ガラスに激突し流血するロリータ。うおー、パンクだ! カッコイイ!!

画面とBGMのバランスに、ウォン=カーウァイ「恋する惑星」を彷彿しました。ああいうかんじでPOP&ラブリー。女子人気・サブカル受けは、すっごく高いと思います。
あと、監督がCM出身の方なのだなあと思いました。米国の教育番組「セサミ・ストリート」は、コドモを画面にくぎ付けにしておくため、(彼らの集中力は数十秒が限度だから)ひとつのインパクトはそれくらいしか持続しないことを前提に作られている、と聞いたことがあります。
CMも視聴者に短時間の間にインパクトを与えなくてはならなくて、そういうふうに、求心力が強い短いカットを積み重ねて作ってあるんだなあ、と言う感じでした。 めまぐるしくスピーディで、かわいいものがいっぱい!
結果的に、思春期の女の子が早口で語り合うかんじにもつながってるという気がしました(赤毛のアン冒頭のせわしさとか・・・)

また、独特の色彩感も、可愛らしくて良かったです。
ピエール&ジルのおバカラブリーの毒を3倍くらい希釈して、ちょっとレトロ感を附加したような配色。例えば空と室内の明度のコントラストとか、ポジ(リバーサル)のフィルムでしか出せないようなぱっきりしたかんじで入ってきて、たまにちょっとごちゃつくときもあるけど、そこもまたよし。特に、畑のど真ん中をスクーターでつっきってくロリータ、なんて絵は、すっごくキッチュ&キャッチーで激ラブリー。
(こんな言い方で伝わるのか?)

しかし、このエイガのセンスを「みたことない、新発見」と感じる人は、いくえみ綾、くらもちふさこあたりのマーガレット系の優れた少女漫画をぜんぜん読んだことがないひとなのだろうなあ、なんて思いました。
畑のど真中をフリフリロリータが爆走・・・なんてのは、少女漫画文脈におけるクーデター/パンク精神の表現としては、随分昔から何度も登場している手法だと思うのです。連載初回の巻頭カラーとかで、すっごくありそうな絵面だと思われる。
(更に遡れば、山村暮鳥が「卓上噴水」とか「殺人ちうりっぷ」とか言ってたとこまでいくだろう。なんつて☆)

イチゴちゃんが河原で泣くシーンに人物の音声が入らないところなど、吹き出しは使わずにモノローグ(心理ネーム)で処理していくような構成と、とてもかぶるかんじ。
この映画が国際化するということは、日本の少女漫画は、心理描写で世界に打って出られるってことじゃん? なんておもったことでした。ホクホク。

土屋アンナはナイス演技! ヤンキー少女大喝采。渋谷シネクイントは、「全身ロリータファッションでのご来場者は1000円」フェアをやるなら「特攻服でキメキメの人も1000円」もやるべきなんじゃ。。。(いや、それだと観客がおびえるからダメ?) 小池栄子は、し、喋らないでいて欲しかった…(見返り姿はタッパも凄みもあって、スゴイカッコよかったのに…)

深田恭子は、いい役もらってよかったねえ! と思いました。演技は悪くないし、つんとした感じの似合うまっとうな美少女だし、あと痩せすぎず太すぎず、の着こなしも、女子からみてもたいへんうれしかったです。
あと、某ショッピングセンターのフィーチャーっぷりは、「パルコフィクション」とか観てないひとにはさぞかし新鮮だろうと思ったことでした。(←自分は観たのでエラそうに言ってみる)

マリ見てがお好きな人は、スタッフロールで悶絶するからおカクゴ召され☆(あれ絶対サービスカットだよね。)

2003/10/27(Mon) ・・・とりこ
S-Fマガジン 2003年11月号

●「S‐Fマガジン 2003年11月号」/早川書房

今月もおもろかったです。SFMっぽい作品が多く、読んでてあっという間でした。いつもと違って扉の裏に作品解説が載ってないなあ、と思ったらまとめて掲載されてました。一見「字が詰まってる〜」とか思いましたが、お話が面白ければ気にならないなあ、と思いました。

◆「有機礁」ポール・J・マコーリイ…+1

解説にもありましたが、ナウシカの腐界っぽい異星描写が面白かったです。
こういう作品読むと「おお、SFMだあ」というカンジ。

◆「ドラド・ワームホールで」ジェフリー・A・ランディス…+1

これに+1つけると「オンナはラブストーリーが好きだよな〜」とか言われちゃいそう……でも楽しかったです。コレはマンガで読みたいなあ、と思いました。
ところでジェフリー・A・ランディス作品は女性一人称のものしか読んだことなくて、ぐぐってみたら、ヒゲ面のおじさまなのですね。おおう。

◆「火星の長城」アレステア・レナルズ…+1

この火星描写、ワタクシはどうもSWのタトゥイーンみたいなイメージ。続きが気になります。

◆「セキュリティ・プロフェッショナル」草上仁…+0

「Kill Bill」もこんな風だったら、かえって素直に楽しめたかも……なんつて。あまりにストレートなので却ってオチが読めず、面白かったです。コレは結構お気に入り。

◆「レン・ヤップ号の最後の夜明け」林巧…+1

ラストは少々盛り下がった印象もあるのですが、イメージ喚起力、柔らかな筆遣い、そしてポエジーは見逃せません。
前作を読んだときも思いましたが、どうも安房直子の諸作品を連想します。(安房直子の作品だと、青いききょうの汁で染めた指で窓を作り、そこから覗くと懐かしいものが見える……という「きつねの窓」が教科書に掲載されてたなあ)

ソフトフォーカスをかけたような、柔らかで幻想的な雰囲気にはファンタジー属性のツボを突かれまくり。シリーズ連作もそれ以外の作品も、是非また掲載して欲しいです。音を出す貝の名が「螺良(らら)貝」で、その断末魔の音が「ふえ」、そして「うた」。いいよう。

ところで、この作品がお好きな方には、安田晶「扉の書」は強くオススメ。こちらの雰囲気は硬質ですが、きっとお気に召すと思います。

◆「神指――ゴッズ・フィンガーズあるいは接続されたおやぢ」(ことのはの海、カタシロノ庭)桐生祐狩/藤原ヨウコウ…+0

タイトルまんまでした。なんともはや。


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