15 「だてめがねっ娘」ベスト3
「ぐだぐだコラム」もくじに戻る
「ぶっとびマンガ」電子版その2
「ぶっとびマンガ」電子版その1
・16 だれもいないトキワ荘へようこそ
・14 おかしいコトバ、もう負けでいいです
一気に下まで行きたい
・15 「だてめがねっ娘」ベスト3
「めがねっ娘」という言葉がある。世の、ややオタク寄りの男子諸君の中には、めがねをかけた子が好きな人が多いらしい。
しかし、ただめがねをかけているだけではダメで、奇妙な属性が付随していることが多い。
たとえば「ドジっ娘」であるとか、
「委員長」であるとか、
「知的でキツめのおねーさま」であるとか、
そういうことである。
ミもフタもないことを書いてしまうと、「おねーさま系」と「いもうと系」に分かれるようだ。
だが、さらに厳密に考えるとなかなかむずかしいものがあって、「めがねをかけたビッチな女が好き」という人もいれば、単にフェチ的に「めがねをかけさせたままエッチしたい」とか「顔射したい」という人もいて(シモネタですいません)、ここら辺になるとキャラクターというか性格属性とはまたちょっと違うことになる。
さて、そんな中、私のめがねっ娘に対する違和感の源泉がはっきりした。
それは「めがねっ娘」の中で、「だてめがね」が邪道と見られている点だ!!
めがねっ娘好きのするマンガでも、「だてめがねをかける」というシチュエーションはあまりないようだしな。
つまり「近眼、遠視その他の必然性」によって、初めてそこに「めがねっ娘」萌えのシチュエーションができるようなのだ。
まあ、それはそっち方面の専門家にお任せする。
というわけで、当「ふぬけ共和国・マンガ」では「だてめがね擁護キャンペーン」を無期限に繰り広げていくこととし、その手始めに「だてめがねっ娘ベスト3」を独断と偏見で決めることにする。
第3位 トミー・フェブラリー
「めがねをかけた、きれい系の女の人タレント」として、つじあやの同様、めがね趣味を日の当たるところへ出してきたトミー。
彼女の場合、「完全に、戦略的なだてめがね」という点が、つじあやの以上にラディカルであるといえる(つじあやのはたぶんだてめがねじゃないと思うが)。
注:本稿における「だてめがね」とは、たとえ本当に近眼でも、タレントとして「めがねをかけていないのが常態」である人がかけた場合もそのカテゴリーに入るものとする。
つまり、「だてめがね」かどうかは、本人が近眼や遠視などでめがねをかける必然性があるかどうかとは無関係。
めがねがキラリと光るPV(本当に、CGかなんかでキラリと光る)は、一部の人には必見。
第2位 畠田理恵
現在、将棋の名人の奥さんとして有名になった元アイドル。
もともと、菊池桃子のたたずまいを継承した正統派アイドルであったが、歌が地味すぎる、あまりにお人形さんっぽすぎるのが災いしてか、大ブレイクはしなかったと思う。
おむすび屋さんを開業してはとつぜん潰して平気な顔をしていたりする昨今の畠田理恵だが(などと、そんなことはずいぶん前の話だが)、個人的に彼女のベストワークは青春映画「この胸のときめきを」(1988、東映クラシックフィルム)の女子高生・矢嶋メロン役だろう(「メロン」なんて名前だっけか???)。
ここでのめがねをかけた畠田理恵のかわいさは、はっきり言ってアイドルとして歌を歌っていたときよりも上回っていた。
この映画自体たいして有名でもないのだが、私の主張がまんざら世迷い言でもないのは、その後、畠田理恵が「メガネスーパー」のCMに出たことでも理解してもらえると思う。
ただ、彼女がめがねをトレードマークにするにはまだ時代が追いついていなかったと言える。
第1位 矢口真里(8月28日「うたばん」)
セクシーユニット「ROMANS」の一員として歌番組「うたばん」に出演した際、「セクシーポーズをとってみて」と言われて、矢口が「白衣とめがねを貸してください」と言った。
そこにはお約束で、めがねをかけて白衣を着た「化学くん」という番組のプロデューサーだかディレクターだかの人がいた。彼が、矢口にめがねと白衣を貸しあたえた。
「保健室の先生が、転んだときのしぐさ」というシチュエーションをつくろうとして白衣をはおり、めがねをかけようとした矢口は、「化学くん」のめがねのあまりの度の強さに驚愕。
「あ、ああーっ、(めがねの度が)すっごい!」、「ええっ!? ええーっ!?」と、どのようなシチュエーションでもありえないような声を出し、驚いては目をパチクリさせて何度もめがねをかけようとする矢口。
とにかく、その当惑する姿があまりにかわいいので、実際の転ぶシーンの1億倍くらい「かわいいなーっ」と思ってしまった。
考えてみれば、TBSに入社するような秀才「化学くん」のめがねの度の強さが生半可なものではないことくらい、めがねをかけている人間が周囲に多い場合は容易に想像がつく。が、矢口はそんなことは考えも及ばなかったのであろう。
「めがねをかけた人間がたくさんいるコミュニティ」と「いないコミュニティ」は、通常シーズンスポーツ系サークルと「松本伊代の処女を守る会」くらい差があると言われている。
それを矢口があっさり越境しようとした瞬間、奇跡が起こったのだ。
あ、このときに続いてまた矢口のこと書いちゃった。
もしかして、私って矢口のファンなのかも(笑)。
(03.0911)
ここがいちばん下です
・16 だれもいないトキワ荘へようこそ
・14 おかしいコトバ、もう負けでいいです
「ぐだぐだコラム」もくじに戻る
「ぶっとびマンガ」電子版その2
「ぶっとびマンガ」電子版その1
トップに戻る
|