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一気に下まで行きたい
巻頭グラビア、内山理名。水着にならないのがオモシロクないが、こうした一見普通っぽい子、好み直球ど真ん中の青少年も多かろう。がんばってくれたまい。
巻中グラビアはセクシーアイドル佐藤江梨子。巻頭に水着なしだから巻中では水着を掲載したのか? は知らないが、行きとどいているヤンマガ。それにしても彼女の「サトエリ」という呼称は定着するのかが注目される(……というか、すでに撤回したとか?)
・「ジェンマ THE PASTAMAN」 笠原倫
たぶん短期集中連載だと思う。コレ読みたくて今週買ったと言っても過言ではないッ!!
相棒の少女モリナと今回訪れたのは、四国。うどんもパスタの一種……ということで讃岐うどん対決だ!!
(00.0229、滑川)
諸般の事情によりデータがはっきりしていないことをご了承ください。
「ぷもぱわ2」は、「かぐや姫として白羽の矢が立った女の子を、UFOに乗ってやってきたカーバンクル(ゲーム「ぷよぷよ」のキャラクター)みたいなオリジナルキャラ宇宙人が、最強のかぐや姫として鍛えようとする」という、あらすじを読んでも理解しにくい豪快な作品。
「SDレンジャー明岐」は、いつも電子レンジを持ち歩いていてそこに妖魔を閉じこめる能力を持った少女が、洗濯機の中に通じているファンタジー的異世界に行ってしまうという話。
西欧風ファンタジーモノは「ドラクエ」以降、プロアマ含め膨大な作品群を生み出したが、そのパロディは数のわりにはきわめて少ない(「パロディ」の定義にもよるが「魔法陣グルグル」くらいしかない)。また、もとめられてもいないようだ。だがパロディがあってこそジャンルの健全性も可能性も保証されるというもの。
・「バキ」 板垣恵介
ほぼ考えていた通りの対戦のメンツ・ルールとなった。しっかし恐いよなぁ。まったく勝敗の予想がつかないよ〜。
・「京四郎」 樋田和彦
今回で最終回。連載当初は、「ケンカでキレるヤツ」、「キレるから恐い」、「相手を後ろから殴っても勝ちは勝ち」という現代的ヤンキーだった京四郎も、最終回ではもっともマイルドなカタチで有終の美を飾った。作者の資質として、血なまぐさい話よりもこうしたテイストの方があっていたような気がするし、実際そっち方面で人気が出たんだろうと思う。絵柄とともに不思議にホンワカしたヤンキーマンガだった。
・「BM−ネクタール−」 藤澤勇希
「第1部完」っつって終わっちゃったんですけど……。ホントに第2部あるのか!?
・「週刊ヤングマガジン」13号(2000、講談社)
【同人誌】・「ぷもぱわ2」、「SDレンジャー明岐」、 作者失念(ごめん)(2000、「いろいろパピパピ」)
・「週刊少年チャンピオン」14号(2000、秋田書店)
・「週刊ヤングマガジン」13号(2000、講談社)
かつてマフィアに舌を撃ち抜かれ、味覚がときどき麻痺してしまうハンデを追ったさすらいのパスタマン・ジェンマ。しかし彼は超人的な「嗅覚」能力で料理を創り出す。
【同人誌】
コミティアでは数少ない? ギャグサークルの作品。
やりとりはオーソドックス……(比較して悪いんだけど、わかりやすいたとえとしては「赤ずきんチャチャ」とか「突撃! パッパラ隊」などの路線)なんだけど、作者が計算しているのかいないのか、なんともとぼけた感じがかわいい。
あとがきに「この作品の背景(「設定」ではなく「バック」という意味の背景)がよくわからなかったと思います。実はこんな感じです」と「状況の見取り図」が付いていたり、「券」が付いていて、それを持っていると続編をくれるらしいとかが何とも形容しがたい状態である。
おそらく通常のコミティア的評価(それが何だと問いつめられればちと困るんだけど)では確実に漏れてしまう作品だとは思うし、かといって「過剰に漏れてしまう」ような感じでもないが、私は支持する。というか、コレ支持せずに私の存在理由はない。
本作は、実はパロディとして徹底されていないのがイイ(たとえば、必ずしも「電化製品ネタ」で統一されていない。「SD」もどんな意味だか不明。「スーパーディフォルメ」ではないことは確か)。こうした作品は読者側からの要望がないと未完に終わってしまう危険性があるが、ぜひ続編を描いてほしいものだ。でなければファンタジー界に明日はない。いや、あるかもしれないけど「私にとっての」ファンタジー界に明日はない。
(00.0229、滑川)
・「週刊少年チャンピオン」14号(2000、秋田書店)
初のマンガではない書籍、「板垣恵介の格闘士列伝」で自分の格闘技観を吐露してしまった作者は、創作内では玉虫色だったモノを具体的にして敵をつくってしまったんではないかと心配するが、そういうこととは関係なく物語は進んでいく……。
まったくの一読者として、少年チャンピオンって肉弾ファンタジー系のマンガが「バキ」と「悟空道」と2つあるから、それにもうひとつ割り込むのはたいへんなんじゃないかと思う。いろいろな作品があったが、いずれも苦戦している。バロン・ゴング・バトルさえ打ち切りっぽい終わり方だったし……。だが、個人的にはやはりもう1本は肉弾ファンタジーが欲しい。
(00.0227、滑川)
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