◆ 1997年9月前半 ◆
9/1〜9/15
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9/15(月)……がぞーん
ホームページに画像を貼り込んでしまう。それにしても、画像ってファイルサイズがでかい。これまではアクセスカウンター以外の画像は1枚も貼っていなかったため、ホームページのファイル総容量は0.2MBをちょいと超えるくらいで収まっていたのだが、これで一気に2.5MBくらい使ってしまった。ホームページのスペースは今のところ4MBあるからまだ大丈夫だけど、これからコンテンツを増やしていくとなるとちょっと不安。
なるべく画像を貼らない軽いページにしようと思っていたので画像で重くなるのはちょっと不本意。でも、コミックスリスト以外のページには基本的に貼るつもりはないので、これ以上はそうそう画像も増えないだろう。単行本の表紙画像は、本屋などで本を探すときにも役に立つし、コミックスリストはそんなに頻繁に見るページでもないと思うのでご勘弁を。単行本の表紙画像は皆、横150ドット×210ドット程度。ちょっと大きめかとも思うのだが、これ以上小さくするとディテールがかなりつぶれてしまうので、しかたない。
で、ちょいと遅れて買ってきたスピリッツ。「編集王」(土田世紀)が最終回まであと4話だとのこと。それにしても、バイトのカンパチはともかく、大出版社の正社員たる本占地まで再販制度について知らないというのはちとうそくさい。いくらなんでもこんなデッカい出版社なら新入社員研修くらいあるだろうし、そういう場では真っ先に教えると思うけど。
今週は山本直樹の「フラグメンツ」が掲載されていたのがすごくうれしい。ということは「フラグメンツ」の3巻もそのうち出るということかな。「ラブレター」(作:じんのひろあき+画:若狭たけし)はやっぱりおもしれー。今回もパワフルで一直線でいいぞ。そして「D-ASH」(作:北沢未也+画:秋重学)。ドドドドドとドーピング。いいのー三木。最近主役を食ってる感がある。
9/14(日)……スキャナ、大地に立つ
スキャナが動かず、イライラしていた俺はついにSCSIカードを買い換えてしまった。アダプテックのAHA-2940にしようかなーと思ったのだが、町田にはAHA-2940AUしか売っていなかった。知り合いのライターさんに「AUだけはやめとけやわりゃ」と言われていた俺は素直にその言葉に従う。それで買ったのが、ASUSTeKのSC-200。マザーボードはASUSTeK製だし、スキャナとSCSIカードの相性を調べているホームページでも、たしかSC-200でCanoscan300の動作実績があると書いてあったので、これに決めた。何より9000円と安かったというのが一番の決め手だが。家に帰って導入してみると昨日動かなかったのがウソのようにするすると動く。そんなわけで、コミックスリスト用に激しく取り込みを開始。ホームページに貼り込みまくる。画像となると、いつもよりファイルサイズが大きくなるので、ダイヤルアップでのアップロードは面倒くさそうだから、16日に出社したときにアップロードする予定。
月曜日が休日なもんだから、月曜発売の雑誌も昨日のうちに発売していた。そんなわけで感想。なお、スピリッツは買い忘れていたので明日買う。
ヤンマガ。地下沢中也が新連載。前作の「パパと踊ろう」があまり目立たないながら面白かったので、今回も期待。「ストッパー毒島」(ハロルド作石)がさらに面白くなってきた。ナックルかー。野球漫画のまさに「奥の手」って感じの球だ。
続いてヤンマガEXACTA。グラビアがメインなのかもしらんけど、意外と読める漫画もある。まずは安達哲「しあわせのひこうき雲」。相変わらず、ネチネチとした救われない世界を描いている。一時期ヤバい時期もあったみたいだが、なんとか復帰できたようだ。嬉しい。それからサガノヘルマー「わんぱくTRIPPER」。この人の作品は死ぬほど濃い。汚い絵なんだけど、妙にいやらしくてそそる。なんか猛毒って感じ。あと「闘技創世奇伝DEI48」(島久+前川かずお)という漫画も異様なノリだ。要するに48手の体位により、人を殺す「裏手」とかいう格闘技をマスターするみたいなお話(あんまり要していないが)。意味なく過剰な感じでいい。岡村賢二の漫画に通じるところがあるかも。
さらにBiNGO。来月は巻頭カラーで鴨川つばめが登場するらしい。なんか終わってる感じだ。しかも、今月の巻頭カラーは郷力也。あの「ミナミの帝王」の人だ。うーむ。で、この雑誌の一番の注目は俺的には「神様ゆるして」(比古地朔弥)。この人はコミティアという即売会に、「ぐんたまカンパニー」というサークルで参加している。そこで、「けだもののように」という作品を出していたのだが、そのころから話作りも絵も非常にうまくて注目していた。なんか線が色っぽくていいのだ。この「神様ゆるして」は単行本にまとまってくれるといいなーと思うけど、難しいような気もする。売れなさそうだし。三浦みつるの絵は相変わらずHだ。
9/13(土)……動かないスキャナ
スキャナが届いた。なかなか小さくてデザインもよくて可愛い奴だわい……と思いつつ、接続。んでもってドライバをインストール。ここまではまあ問題なし。で、動かしてみようとしたのだが、うまくいかない。どうもスキャナが認識されていないような気配なのだ。うーん、困った。SCSIカードはqLogicのFastSCSI。今どきあんまりポピュラーでないカードだ。会社にTekramのDC-390が余っていたので、今度はそれで試してみる予定だが、それでも動かなかったらどうしよう。
ヤンマガとモーニングを読む。ヤンマガはいつもどおり。「理想雀士ドドッパー」(片山まさゆき)はけっこう面白い。「ドラゴンヘッド」(望月峯太郎)はいいんだけど、展開が遅くて。これは単行本でまとめ読みが向いているだろう。モーニングは「ブル田さん」(きくち正太)に急展開の予感。「メロドラマ」(村上もとか)は久々な感じがあるが、やはりいい。この時代の話は、雅でかっこよくて好きだ。
「日直番長」(タイム涼介。講談社)1巻。絵はなんか不安定感のある独特のものだが、ネームのセンスが優れている。詩的なセリフ回しと唐突な展開でなかなかいける。ヤンマガらしい、猥雑な感じでよろしい。「銃声の子守唄」(秋田書店)は、山口貴由としては初の読切作品集だそうだ。「覚悟のススメ」の番外編などが収録されている。それぞれにかっこいいのだが、やはり「覚悟」ほどの熱かっこよさはない。この人の場合はもうちょっとヴォリュームのある作品を読みたいなーと思っていたら、チャンピオンでは今週から新連載が始まった。楽しみ。
9/12(金)……のけものだもの
今日はスキャナが届く日……のはずだった。しかし、昨日遅くまで唐沢なをきのコミックスリストなどを作っていた俺は、宅急便が来たときにこんこんと眠っていたらしい。ポストに残っていた1枚の不在通知。到着は明日になる。イエー。
しかし、それにしても「お気に入りの作家」のコミックスリストは作るのが面倒くさい。昨日もけっこう時間がかかったし。コミックスリストなしでも、お気に入りの作家を紹介するってことはしたいんだけど、コミックスリストはあったほうがコケおどしにはなるし。うーむ。とりあえずは「オススメ漫画レビュー」をもそっと充実させていいきたいなと思う俺ではある。
超遅ればせながら「もののけ姫」を観に行く。場所は新百合ヶ丘のリブレ。ここは1か所にスクリーンが七つだか八つだかあって、いろんな映画を上映しているところだ。環境としてはけっこう快適。だが、客質はあんまりよくない。ガキ連れが多いのだ。途中で「この映画つまんなーい」などと叫ぶガキがいて、ついついくびり殺してしまいたくなったりもする。
映画の中身だが、映像的にも作品的にも非常によくできていたと思う。でもいまいち満足しきれなかった。なんというか「ドキドキ」「ワクワク」感があまりなく、すべてのシーンにおいて「安心して」観れてしまった。これは個々のシーンが皆「宮崎駿だったらここまでやるだろう」という想像の範疇を出ていなかったということにあるのだと思う。できればもう少し俺の度胆を抜いてほしかった。「美は過剰にあり」と誰だかがいっていたし、俺もそれに同意する部分は多い。「もののけ姫」は全体的に、いまいち過剰な部分がなかったような気がするのだ。もちろん一つの作品として見るといいことはたしかなのだが。
雑誌を2冊購入。コミックビームとビッグコミックオリジナルの新人コミック大賞増刊号(以下ビ新大賞号)。ビームに関してはビームのページを参照のこと。ビ新大賞号だが、前回の号は面白かったのだが、今回はいまいち。前回は武富健治など楽しみな人が多かったが。わりと皆小粒。かつての新人コミック大賞大賞受賞作家、いけだたかしはさすたにけっこう面白かったが、なんだか高橋しんみたいになってきた感がある。
9/5の日記で、アクション2に掲載されていたたけくらヤマトって金平守人なのかなー、と書いたがやっぱりそうだった。今月のビームの作者からのお言葉のところにその旨のことが書いてあった。
9/11(木)……休みだぜベイベ
遅ればせながら夏休みを取る。今日と明日+13、14、15日で5連休とする。とくに旅行とかの予定は入れてないので、ホームページに手を入れたりする予定。
ヤングサンデーは山田玲司が新連載。「AGAPES」というタイトル。なんかゲイがテーマらしい。さらになんだか野球が絡んでくるらしいのだが。面白くなってくれるとうれしいぞ。「よいこの星!」(柏木ハルコ)はますますいい展開。心を閉ざし始めたサトシ。ああネチネチしてる。
唐沢なをきのページを新設する。手持ちのデータはいくらかあったのだが、欠落部分も存在したので、それを埋めながらコツコツ作る。一応は完成したので、アップしておく。
9/10(水)……俺とトンカツ
昨日の日記で書いたとおり、案の定スキャナとメモリを買ってしまう。スキャナはCanoscan300。でも、届くのは金曜日なんで、まだホームページに絵は貼るとかそんなことはできない。届いたらサクサク単行本の表紙取り込んで、コミックスリストに貼るつもり。軽いページを作るという方針は変わらないので、多くても1ページ5枚程度にしとこうとは思っている。
今日はマガジンとサンデーを人からもらった。「Jドリーム飛翔編」(塀内夏子)は最終回。なんかトモダチ作りで終わってしまった感じがする。飛翔編の前のW杯編のほうが切羽詰まってたうえ、プロの技を感じさせてくれたんで、俺としては好きだった。ところで気になるのが、フランスW杯を目指すメンバー。GKは浜本で行くのか上條で行くのか。それとも富永? 現実の日本代表では川口より楢崎を使ってほしいもの。これは横浜Fファンだからでもあるのだが、川口の守備が危なっかしいというのもある。「将太の寿司」(寺沢大介)はよく寿司だけであんだけネタがもつよなー。寺沢大介はわりと好き。「将太」でも、「ブ・ブ・ブ・ブラボー」とかいってほしいもの。
サンデーでは「モテモテ王国」(ながいけん)が復活。やはり人生はトンカツの衣の中にある。トンカツといえば、俺はソースも嫌いではないが、味ぽんで食うのも好きだ。マヨネーズで食うことも時々ある。カレーに入れるのも好きだ。トンカツほど、メシを進ませるおかずというのもなかなかない。ああ、好きだ、トンカツ。
「MAJOR」(満田拓也)はもうすでに150回を突破しているのだが、ようやく高校デビューを果たそうとしている。タイトルからするとメジャーに行くんだろうが、ここまでの段階でこんなに話数使っちゃって大丈夫なんかいな、と思わぬでもない。話としてはけっこう好きだけど。でも、右利きの人が左で投げるのってやっぱり難しい。俺っちも挑戦してみてはいるのだが、手首の使い方が難しいんだよね。吾郎が棒球なのもそこらへんが原因なんだろう。しかし、回転がちょっとよくなったくらいじゃ、普通は打ち取れないと思うが。
9/9(火)……あんちゃんも好きやな
今日はとくに漫画は買わなかった。
お便りからのページあるように、このホームページに画像が欲しいというリクエストがあった。俺としても、単行本の表紙画像データくらいはあってもいいのでは、と思ってはいる。ただ、俺ってばスキャナっちを持っていない。そんなわけでいっちょ買ったろうか、と考えつつ仕事の都合もあり、アキバをうろうろした。金も銀行で卸しておいた。
しかし、歩いているうちに決心が揺らいできた。スキャナといえば、場所を食う割りに意外に使わない周辺機器の代名詞的存在(プリンタも意外と使わない)。しかもSCSIケーブルとか面倒な問題もあったりする。どうしようかと思っていたが、結局保留することにした。シートフィードタイプのスキャナのPageColor Office(UMAX)が9800円で出ていたのだが、こいつだと単行本の表紙は取り込みにくい。やっぱりフラットベッド、CanoScan300あたりを買いたいところではある。
とりあえず当面はデジカメでやろうかとも思うのだが、デジカメで本の表紙を撮影するのって意外と難しい。表紙って、ライトの具合によってけっこう光るし、デジカメだと本ってけっこう樽型にたわんで映ったりもするのだ。
今さっき、ちょっと試しにデジカメで撮影してみた。悪くはないのだが、いまいちうまく撮れていない。うーん、やっぱりスキャナ買うか。明日もアキバに行く用事があるしなあ。なんかムラムラと買ってしまいそうな気がしてきた。たぶん買ってしまうんだろう。となるとデカい画像を扱うことになるから、メモリもいっぱい欲しくなるなあというわけでメモリも買ってしまいたくなるに違いない。
9/8(月)……ロペスよりも服部でしょ
スピリッツを読む。W杯最終予選が始まったということで、ベルマーレのロペスが主役の連載が始まった。なんか高橋しんと塀内夏子を足して割ったみたいな感じの絵柄。でも、今の日本代表にはロペスよりも横浜Fの服部のほうがいいのではないか、と個人的には強く思っているのだ。俺ってば横浜Fのファンだし。ああいう、自分でゴールするわけではないけど、強引にゴールをこじ開けることのできるガッツンガッツン型FWが必要なんじゃないかと思うんだよね。服部がしつこくチェイシングもしくは強烈シュートを放ったこぼれ球をカズが決めるなんていうのが理想。あれだけ前でチェイスする選手がいると中盤も楽になるし。
「天使待ち」(稲光伸二)は今回が最終回。まあこんなもんだろうか。すごく面白いというほどではなかったが、悪くもない。とりあえず雑誌は切り抜いておこう。最近のスピリッツで俺的に一番面白いのは「ラブレター」((じんのひろあき+若狭たけし)。話運びも絵も好きだ。単行本購入決定。
少年ジャンプは人からもらう。今回から八神健の新連載。「密・リターンズ!」は後半の展開はからっきしだったが、この人の絵は好きだ。というわけで面白くなるといいなと思う。それから最近の注目は「世紀末リーダー伝たけし!」(島袋光年)。アクが強すぎる絵柄で、ついつい読んでしまう。桂正和の「I''s」は当然好きだ。この人は女の子描かせたら右に出る者なしなので、こういうベタベタな恋愛モノをやってくれるとすごく嬉しい。「ONE PIECE」(尾田栄一郎)もけっこう好き。正統派少年漫画って感じ。
9/7(日)……はまりまくりんこ
というわけでこの週末に読んだ単行本。
まずは「はまりんこ」(かわすみひろし・講談社)の2巻。涼しげな感じの絵でなんだか引かれてしまう。気持ちよく読める漫画だ。それから「おまかせ!ピース電器店」(能田達規・秋田書店)の3巻。ほのぼのしてて、楽しく読ませてくれる。いつも安定して面白い。
先月末に買っておいて、なかなか読めなかった単行本も読む。
「逃走鉄馬バイソン」(小学館・カサギヒロシ)3巻。これが最終巻。ヒロインのスーが妙に色っぽくて好きだった。読切で掲載された「寺島」も収録されていたのがうれしい。そして六田登「歓びの日々」1巻(小学館)。これはスゴイ。面白い面白い。六田登は「ICHIGO」(小学館・全10巻もそうだったが、ダークな路線を描かせるとすごい力を発揮する。実は「ダッシュ勝平」も最後のほうとか、スゴかったという記憶がある(残念ながら単行本は持ってない)。で、この作品だが、もうダークもダーク。見事なまでに閉塞しきっている。なんというか、このぬるぬるした感じがたまらない。やっぱり並の作家ではない。
「ピンポン」の5巻は、松本大洋ページの「最近の話題」のところに感想を書いておいたのでそっちのほうを参照のこと。この「最近の話題」のところだが、「お気に入りの漫画家」欄にリストアップした漫画家の情報は、今までの枠組みだと単行本になったとき以外はアップしにくかったので、もっと日ごろからちょこちょこと書ければいいかなーと思って作ってみた。ほかの漫画家についても、これから設置する予定。
お気に入りの漫画家のところにトオジョオミホを追加した。なんでこの人を追加したかというと、「単行本が少なくて楽だからだろう」といわれそうだが、たしかにそれもある。コミックスデータもすでに作ってあったし。もちろん、漫画が面白いからっていうのが一番の理由なんだけど。
9/6(土)……リンクリンク・ザ・バンジョー
H漫画系の評論家として有名な、永山薫さんのところのページ(リンクのページ参照)にリンクを張っていただく。もちろんこっちからも張らせてもらった。なかなか好意的に紹介してもらえているので、うれしかった。永山薫さんのH漫画批評はけっこう俺の好みに似ているので、いつもアテにさせてもらっている。
それからリンク関係では吉田戦車関連で斎藤公輔さんのところから、リンク希望メールをいただく。お願いされたのは初めてだったので、これもまたうれしい。
ようやく仕事が一段落したので、やっと漫画をまともに読める状況に。単行本も何冊か読んだけど、それは9/7分でまとめて書くとしよう。
電車の中で月刊少年ジャンプを拾う。すごく久しぶりに読んだが、「わたるがぴゅん!」(なかいま強)で、読むのをやめたときと同じ試合がまだ続いていたのでびっくり。月刊少年な世界は最近、あずかり知らぬところが多いのだが、原哲夫が描いてたりしてなんだか新鮮。あの「蹴速の闘魔神」などで有名(かどうかはしらんが)な岡村賢二や、雨宮淳も描いていたりするところに、得体のしれないものを感じる。
兄貴に読ませてもらっている、ヤンマガとモーニング。前も書いたけど、最近「天然少女萬」(こしばてつや)がやけに面白い。とくに今回の最終コマ。なんじゃこりゃ、って感じ。うん、いい。モーニングでは、やっぱり「天才柳沢教授の生活」(山下和美)が面白い。毎度毎度、コンスタントに読ませてくれる。しかもときにホロリとさせられ、ときにニヤリとさせられる。うまい。「内線893」(山本康人)の強烈さも見逃せない。
9/5(金)……アクショナイゼーション
「アクション2」を買ってみる。いつ発売になったんだかよく知らない雑誌だが、ルパンが巻頭にあるというのはなんか先の短さを感じさせるが、まあ増刊なんで別に気にするまい。
とくに面白い本ではないのだが、なんで買ったかというと「つっこめひよりちゃん−関西一直線−」(たけくらヤマト)が載っていたから。この人、絵から判断するに、どうもコミックビームに描いている金平守人くさい。「つっこめひよりちゃん」自体はそれほど面白くはないのだが、こういった作品は単行本には収録されないだろうから、とりあえず押さえのために雑誌を買っておくのも悪くない、というか買っておかないと後悔しそうな気がした。金平守人は今年の新人の中でも、かなりの期待株。要注目だ。
そのほかに漫画ホットミルク(コアマガジン)も買っておく。本当は3日発売なのだが、忙しかったので買いそびれていた。田沼雄一郎「SEASON」はグチョグチョでドロドロな路線にいくのかと思っていたら、意外とあっさり元の鞘(いや、本当は父親とやりまくるほうが元の鞘なのかもしらん)に収まった感じ。あと大暮維人がいつもと作風をガラリと変えてきた。南Q太とか内田春菊っぽい路線。これはこれでまたよし。それにしても大暮維人は器用というか、絵がうまい。
あと、単行本では「おまかせ!ピース電器店」(能田達規。秋田書店)の3巻を買っておいたが、まだ読んでない。そういえば、先月末に買っておいた「D-ASH」(北沢未也+秋重学)の2巻をやっと読んだ。やっぱりこの人の絵はかっこいい。先月末に買ったスピリッツ系の単行本は今日の夜にまとめて読む。読んだら感想を書くつもりなり。
9/4(木)……今日の大チャンス
木曜日はやっぱりヤンサンだ。ヤンジャンは立ち読みしているけど、買う気にはどうもなれない。モーニングは兄貴が買う。
で、いきなりおっぱいボヨヨンな話だが、青木裕子が歌手デビューしてしまうらしい。たぶんやめたほうがいいと思うぞ。さすがに歌を歌っている時は、斜め上の角度からばかり映すわけにもいかないだろうし。でもやるかな。まあどうでもいいが。
「The World Is Mine」(新井英樹)はますます濃い。このどうしようもない迫力は、まあ。スゴイ。暑苦しいけど、目を背けられない。それから「今日のだいちゃん」(太陽星太郎)は相変わらずうまい。いつもきっちり読ませてくれる。大したもんだ。というわけで「オススメ漫画レビュー」に加えちゃうぞ。「愛米(ラブコメ)」(コージィ城倉)も面白い。この人の漫画って、強引な展開も多いんだけど、なんだか読まされてしまう。ちなみにコージィ城倉作品の中で俺のモストお勧めは「U・G・メジャー」。「アストロ球団」を意識して描いたとのことだが、たしかに死ぬほど濃い。単行本1巻が講談社から出ているので、ぜひ読んでほしい。
小説を1冊読了。山田風太郎の「外道忍法帖」。いつもどおりの味でするすると読めてしまうんだけど、今回は登場人物がいかになんでも多すぎるだろう。3陣営で忍者45人とは……。ダイラガー。
9/3(水)……3.5泊め
まだおうちに帰れない。さすがに今日の夜中には帰れると思うのだけど、帰っても明け方近くになってしまいそうな感じ。でも漫画は読む。水曜日はサンデーとマガジン。例によって、人からもらう。
サンデーはわりとよくできた雑誌だと思うが、よくも悪くも上品。爆発的なところはないが、作品自体は安定してレベルは高い。今週は「神聖モテモテ王国」(ながいけん)がお休みなのでちとさみしい。
「め組の大吾」(曽田正人)はやっぱりうまい、のではあるが、気になることも一つ。火事ってあんなにしょっちゅう起こるもんなのか? 消防士ネタってどっちかっていうと、短気連載向けかなーという気もするんだけど、まあ面白いからいいか。山田貴敏は相変わらず、女の子の描き方がうまい。なんか好き。でも、話はあんまり読む気がしない。最近、ずっと巻末のあたりだし。たぶん、受けてないんだろうなと思う。絵とか話作りとかは恐らく青年誌に向いてるんじゃないだろうか。前にヤンサン(だと思う)でやっていた「だいきらい」が単行本になったら欲しい。「エール!」もけっこう好きだった。「風のマリオ」「マッシュ」も好きだったんだけど、あそこらへんは話がわりとマンネリなところがあったのが難。
マガジン相変わらずやみくもな元気さがある。いつも思うんだけど、「特攻の拓」とかでやたらめったらでっかい「!?」マークとかを、コマの中にちりばめるという手法をとっていたが、これは誰にでも分かる誌面作りという面ではきっと効果があるのだろうな。そんなのなくても分かる人にとっては、ちとうっとうしくもあるが。そういうマガジンらしさを今一番感じるのが、「真・中華一番」(小川悦司)。あの死ぬほど大げさなところは、なんか圧倒される。
「Jドリーム飛翔編」(塀内夏子)は今回激甘。そして次回は最終回。いよいよW杯編に入るのだろうか。そういえば、実際のサッカーでも、もうすぐW杯の2次予選が始まってしまう。頑張れ、ニッポン。
「真・中華一番」(小川悦司)はあの死ぬほど大げさなところがなんか圧倒される。
9/2(火)……アンケートといえば山崎先生
昨日の日記で書いたとおり、会社にまた泊まり。プロフィールを見てもらえば分かるとおり、俺の職業は編集者なのだが、原稿がこないと編集のしようがない。会社に泊まってはいるものの、原稿待ち状態だから、実はけっこう余分な時間がいっぱいあったりする。そんなわけでその時間を利用して、アンケートのページなんぞを作ってみた。こんなことやってないで、仮眠でもとればいいのに。馬鹿な奴だ。ちなみにタイトルの元ネタは「伝染るんです。」(吉田戦車)だ。
そんなこんなで今日は漫画を一冊も読めなかった。ちょっと悲しい。何よりも、せっかく「ピンポン」(松本大洋」の最終巻を買ったのにまとめ読みの至福を味わえていないのが悔しい。ベイスターズがヤクルトの石井にノーヒットノーランを食らったのも悔しい。
9/1(月)……眠くても 忙しくても 漫画読む(五七五)
仕事が忙しいので会社に泊まっている。たぶん今日もまた泊まりだ。でも仕事の合間を縫って漫画を読む。今日はスピリッツ。
「ぷりぷり県」(吉田戦車)で、ひさびさにつとむの弟、劣也が登場。ギャル、粘菌だけどギャル。いいのう。俺も夏の思い出のようなものとやらを作りたい気分だ。でも、季節のうえではもう夏ではないので、それは来年に持ち越し。
「お仕事です!」(柴門ふみ)はなんだか最終回。わりとどうでもいい終わり方だった。「ラブレター」(原作:じんのひろあき+画:若狭たけし)はけっこう面白い。これからの展開が楽しみだ。書道漫画ってのもなかなかいけるもんだ。「しっぷうどとう」(盛田賢司)は「ささくれ」のある竹刀を使うのはよくないな、と思う、元剣道部(中学生のころだけど)の俺だ。短期集中連載の「天使待ち」(稲光伸二)は今回2回めで次が最終回。今回の話は「なんかエヴァ」と思った人も多いかも。
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