唐沢なをき

唐沢なをきトップ / OHPトップ / 掲示板 / メール / リンク

■作家名でオンライン書店を検索:
 bk1:唐沢なをき / 唐沢商会
 Amazon.co.jp:唐沢なをき / 唐沢商会


▼カスミ伝シリーズ

 唐沢なをきの中でも、実験的な作品ばかりを集めた一連のシリーズ。最初は徳間書店から出ていたのだが、「カスミ伝S」がアスキーコミック(後にコミックビーム)で連載されるようになり、それに伴って「カスミ伝」も「カスミ伝(全)」としてアスキーから復刊された。なお「(全)」には、「八戒の大冒険」に入っていた分も収録されている。

 「カスミ伝S」のほうが新しいが、昔の作品が収められている「カスミ伝(全)」も、「よくこのころにこんな実験的なことやっていたもんだ」と感心させられる作品が多い。あんまり書くとネタがバレてしまうけど、上下2分割同時進行漫画とか、見開き連続パノラマ漫画とか、今でも目をみはるような作品が多い。「カスミ伝S」になるともう熟練の技。実験では終わらない面白さがある。とにかく凄いので読めって感じ。


「カスミ伝」 徳間書店 B6

「カスミ伝」表紙 シリーズ:少年キャプテンコミックススペシャルSCS-2
初版発行:1989/06/30
ISBN:4-19-839062-2
価格:460円

タイトル初出
オープニング描きおろし
カスミ伝月刊少年キャプテン1988年4月18日号〜1989年4月18日号
君と歌えばパラダイス月刊少年キャプテン1988年3月18日号


「カスミ伝(全)」 アスキー出版局 B6  [bk1][Amzn]

シリーズ:ASCII COMIX
初版発行:1997年02月22日
ISBN:ISBN4−7561−2710−X C9979
価格:¥640(1997年02月現在)
判型:B6・モノクロのみ

「カスミ伝(全)」表紙
タイトル初出
忍法十番勝負1987年5月18日号
カスミ伝・蟹風味1988年1月18日号
オープニング徳間書店「カスミ伝」単行本にて描き下ろし
青春編 母の願い真冬の桜吹雪・其之一1988年4月18日号
青春編 母の願い真冬の桜吹雪・其之二1988年5月18日号
青春編 母の願い真冬の桜吹雪・其之三1988年6月18日号
巻之一 闇に蠢く1988年7月18日号
巻之二 エースをねらえ1988年8月18日号
巻之三 EXITING NINJA SUMMER1988年9月18日号
巻之四 海底大作戦1988年10月18日号
巻之五 忍者ファイト1988年11月18日号
巻之六 カスミ忍者屋敷に潜入するのこと
高橋先輩忍者屋敷に潜入するのこと
1988年12月18日号
巻之七 ポセイドン・アドベンチャー1989年1月18日号
巻之八 日本一の影武者野郎1989年2月18日号
巻之九 うるさい忍法帳1989年3月18日号
巻之十 忍術大行進1989年4月18日号
初出号数はすべて月刊少年キャプテン(徳間書店)。


「カスミ伝S」 アスキー出版局 [bk1][Amzn]

シリーズ:ASCII COMIX
初版発行:1997年02月22日
ISBN:ISBN4−7561−2711−8 C9979
価格:¥780(1997年02月現在)
判型:B6・4色カラー・2色カラー含む。シールあり

「カスミ伝S」表紙
タイトル初出
巻之一 トーン百枚勝負アスコミ1995年6月号
巻之二 クレージークライマーアスコミ1995年7月号
巻之三 シネラママンガアスコミ1995年8月号
巻之四 モリサワ写植合戦アスコミ1995年9月号
巻之五 開運すごろく合戦ビーム1996年2月号
巻之六 シールを貼ってねビーム1996年5月号
巻之七 電送と平和ビーム1995年12月号
巻之八 インナースペースビーム1996年1月号
巻之九 くのいちカスミちゃんビーム1996年3月号
巻之十 上から見てみようビーム1996年4月号
巻之十一 活劇忍術児雷也ビーム1996年6月号
巻之十二 トリプルマンガビーム1996年7月号
巻之十三 なつやすみこどもたいかい!ビーム1996年8月号
巻之十四 マスゲーム勝負ビーム1996年9月号
巻之十五 DOLLSビーム1996年10月号
巻之十六 猫目教の逆襲ビーム1996年11月号
巻之十七 編集者百人勝負ビーム1996年12月号
※「アスコミ」は月刊アスキーコミック、「ビーム」は月刊コミックビームの略。


「カスミ伝△」 講談社

「カスミ伝△」 シリーズ:マガジンZKC
判型:B6

 くノ一カスミが帰ってきた!! というわけで今度の「カスミ伝」シリーズ最新作である「カスミ伝△」(かすみでんさんかく)は講談社のマガジンZが舞台。漫画のお約束を逆手にとった実験的なアレコレをギャグとして利用しまくるのが特徴のこのシリーズだが、やっぱりそれは△でも健在。具体的にそれがどういうものかというと……うー、ネタばらしになってしまうので書けねえ書けねえ。ただ個人的にちと思うのは、実験ギャグのキレは、とりあえず1巻を読んだ時点ではイマイチかな、ということ。安定感はあるのだけど、やはり唐沢なをきだけにもっともっとすごいのを期待してしまうのだった。

ISBN初版年月日価格オンライン書店
14-06-349038-6 C99792000/11/22533円+税[bk1][Amzn]
24-06-349088-2 C99792002/04/23533円+税[bk1][Amzn]