吉田戦車

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「火星田マチ子」

火星田マチ子
  • 出版社:スコラ
  • 巻数:全1巻
  • シリーズ:SC DELUXE バーガーSC298
  • 初版発行:93/10/16
  • ISBN:ISBN4-7962-4242-2 C0379
  • 価格:900円(1993年10月現在)
  • 判型:A5・4色カラー&2色カラー含む
  • 収録
    「火星田マチ子」(初出コミックバーガー1991年5/28号〜1993年4/13号)

「いじめてくん」にちょっとだけ出てきた火星人の少女、火星田マチ子(表紙画像のピンク色で頭にリボンをつけた生物)が主役となって活躍する物語。火星田マチ子が地球に来て、嫉妬や恋のやり方を覚えて成長していく。火星田マチ子やその父の、火星人ならではの軽妙な会話、奇矯で突飛な行動が見てて楽しい(といっても実際の火星人がこんな行動をするわけではないだろうが)。恋のやり方というのも、マチ子たちが勝手に見て解釈したものなので、地球人のソレとは大幅に違ったりするのだが、そこらへんが面白さの一つ。
「火星ルンバ」

「火星ルンバ」
  • 出版社:スコラ
  • 巻数:全1巻
  • シリーズ:SC DELUXE バーガーSC402
  • 初版発行:95/08/29
  • ISBN:ISBN4-7962-4346-1 C9979
  • 価格:950円(1995年8月現在)
  • 判型:A5・モノクロのみ
  • 収録
    「火星ルンバ」
「火星田マチコ」に次ぐ、火星モノ。特定の主人公的キャラクターは存在せず、吉田戦車的火星世界を描いていく作品。吉田戦車の作った火星世界はヘンテコで、なおかつのどかな雰囲気にあふれている。生物としての「妻」だとか、「コヨミ師」だとか、キラリと光る秀逸な発想が山盛り。吉田戦車は「たのもしき日本語」の著者紹介の欄で、趣味のところに「ない風習を考えること」と書いていたが、その趣味が結実した作品といえるかもしれない。