松本大洋
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■作家名:松本大洋(まつもと・たいよう)
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「ピンポン」 全5巻 小学館 [bk1]
ご存じ、「血沸き肉踊る卓球漫画」。スピリッツ誌上で連載された作品。
松本大洋の卓球漫画ということで、毎週期待して読んでいた、それを裏切らない見事な出来だった。とくに試合のシーンは圧巻。静から動、動から静。コマ割り、構図、描画技術、すべてにおいて卓越していた。言葉でそのすごさを説明するのは難しいので、とにかく読んでみてほしい。とくに最終巻に収録のペコ vs. ドラゴンの試合は鳥肌立ちまくり。
ラストに関しては賛否両論あるかもしれないが、アレはアレでいいラストだったと思う。個人的には「ZERO」のような感じで、ペコとスマイルの試合がどんどんどんどんヒートアップしていって、そのままラストへ……って感じのも読みたかったのだけれど、まあそれはしかたないだろう。
【あらすじ】
片瀬高校1年生の星野裕(愛称:ペコ)、月本誠(愛称:スマイル)の二人は幼なじみで、同じ卓球部に属する。明朗快活で常に周囲の「ヒーロー」であったペコに対して、スマイルは自分のカラに閉じこもる少年だった。片瀬高校はかつては卓球の名門だったが、現在では弱小高と化している。そんな中、二人は惰性で卓球をしていたが、ある日、顧問の小泉がスマイルの才能に目を付ける。スマイルは最初、その指導を拒絶するが、次・第に小泉の熱意に押されコーチを受けるようになる。その中で自分の卓球の才能に目覚めていくスマイル。
メキメキと頭角を現すスマイルに対して、ペコは低調な日々。もともとズバ抜けた才能はあるものの、それを磨くことを怠っていた。
そんな中、インターハイの予選が始まった……。
シリーズ:ビッグスピリッツコミックススペシャル BCS4736
初版発行:1996年09月01日
ISBN:ISBN4−09−184736−6 C9979
価格:¥900(1996年09月現在)
判型:A5版・4色カラー付き
●収録
・第1話 スマイル
・第2話 ペコ
・第3話 風の音がジャマをしている
・第4話 孔文革
・第5話 ヒーロー
・第6話 老人と少年
・第7話 ドラゴン
・第8話 若者たち
・第9話 バタフライジョー
・第10話 男はど根性だかんよ!!
・第11話 性能